JPH09280978A - 着用圧測定装置 - Google Patents

着用圧測定装置

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JPH09280978A
JPH09280978A JP8089658A JP8965896A JPH09280978A JP H09280978 A JPH09280978 A JP H09280978A JP 8089658 A JP8089658 A JP 8089658A JP 8965896 A JP8965896 A JP 8965896A JP H09280978 A JPH09280978 A JP H09280978A
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pressure
wearing
pressure contact
sensor
measuring device
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JP8089658A
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English (en)
Inventor
Akihiro Sato
彰洋 佐藤
Yoko Ikeda
洋子 池田
Teruo Okamoto
照男 岡本
Yoshiyuki Hamahashi
喜幸 浜橋
Kotaro Kawahara
宏太郎 河原
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INABA GOMME KK
Gunze Ltd
Original Assignee
INABA GOMME KK
Gunze Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガードルやブラジャー等の着用圧を精度よ
く、容易に測定できる着用圧測定装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 感圧センサ102の受圧部306に圧接
体が圧接すると、受圧部306が受ける着用圧をステン
レス球309を介して凸部307が感圧シート302の
一箇所に集中する。これによって、感圧シート302の
抵抗値が変化する。図外の電子制御部は、一対の電極3
04から電圧の変化を入力し、図外のコンピュータ部
は、抵抗値から着用圧に変換して、感圧センサ102の
取付けられた部位の着用圧を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌着、ファンデー
ション、パンティーストッキング等の圧接体を人体等の
被圧接体が着用した場合における着用圧を測定する着用
圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、肌着等衣料品においてその着用
圧は製品の設計や評価を行う上で重要なファクターであ
る。そこで、従来から様々な着用圧の測定方法が提案さ
れている。その代表的な一例は歪ゲージを圧力センサと
して採用したものであり、測定したい部位に合わせた形
状のヘッドを介して圧力を測定するようにしている。ま
た、着用圧による圧力変化を空気、水、シリコーンオイ
ルなどを媒体としてセンサに伝え、センサ内の静電容量
の変化を測定するようにしたものも知られている。
【0003】また、椅子や寝具にかかる圧力測定用とし
ては、測定面が平面でかつ読み取り精度が100g/cm2
以上という制約のもとで感圧導電性エラストマーを利用
したものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、歪ゲージを
センサとして採用した場合、ある一部分(ポイント)の
圧力を計測するため、一定領域の圧力分布を捉えるには
いくつものセンサをヘッドに埋め込まなくてはならな
い。しかし、それらを埋め込むためにはヘッドに加工を
要する上に高密度に埋め込むには限界がある。また、歪
ゲージは高感度のものほど壊れ易く、測定のために衣服
を着せるときにセンサが潰れてしまったり、過大な圧力
の作用により破損したりする恐れがあるために測定には
細心の注意が必要となり、作業性が著しく悪い。さら
に、経時的な圧力変化を捉えようとしても、応力による
ストレスがたまって感度にドリフトを生じ、測定値の補
正を要する上にそのドリフトが僅かな環境の変化や負荷
の具合によって変化するために、再現性を得ることが困
難であり、信頼性の高い測定ができず、実用的でなかっ
た。
【0005】また、空気などの媒体によって圧力変化を
捉えるものでは、均一に加圧されない部分では内部の媒
体が圧力の少ない方に移動することによって受圧部にか
かる圧力が平均化されてしまうため、例えばブラジャー
のワイヤー部や腰ゴムの端部、さらに製品の縫製部な
ど、着用者が一番意識すると思われる部位の着用圧の測
定においてまったく信頼性がないという問題があった。
【0006】感圧導電性エラストマーを用いたもので
は、感度が低く、数百g/cm2 以上の荷重の測定にし
か応用できないのが現状である。このように従来の何れ
の方法でも、ポイント測定、若しくは均一な受圧部の測
定、またはフラットな面の測定にしか適用できず、複雑
な三次元曲面によって構成された人体を対象とした着用
圧およびその圧力分布の測定には適用できないという問
題があった。本願出願人らは、かかる問題点を解決した
着用圧測定装置を既に特開平6−323929号におい
て開示している。この着用圧測定装置によって、着用圧
の測定が可能となったが、圧接体からの圧接力を感圧シ
ートに完全に伝達されているとはいえなかった。したが
って測定値のバラツキが大きかった。
【0007】本発明は、更に圧力センサの感度を向上
し、測定値のバラツキを減少させて複雑な三次元曲面で
あってもその着用圧を精度良く測定でき、測定面におけ
る圧力分布も精密に測定できる上に耐久性をも兼ね備え
た着用圧測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、圧接体と被圧接体との間に圧力センサを
介在させ、圧力センサの抵抗値変化から被圧接体表面の
圧力を測定する着用圧測定装置であって、前記圧力セン
サは、上面に検出電極が形成されたセンサ基体と、圧接
力の大きさに応じて抵抗値を変化する感圧導電性エラス
トマーからなる感圧シートと、前記センサ基体上に間隔
をあけて平行姿勢で張架され、圧接体からの圧接力を前
記感圧シートに伝達する伝達部材とからなり、前記伝達
部材は、センサ基体周部から延出された伸縮性のある薄
肉支持部材により支持されていると共に、該伝達部材
は、上面側全面が圧接体からの圧接力の受圧域に形成さ
れる一方、下部側に下方に行く程径小となる突部が形成
され、この突部を介して感圧シートに圧接体からの圧接
力を伝達する構成であることを特徴としている。
【0009】また、本発明は、前記伝達部材は中実の球
状体からなり、前記薄肉支持部材は感圧シートを外套す
るドーム状に形成され、その頂部において前記伝達部材
と連結されていることを特徴としている。また、本発明
は、前記伝達部材及び薄肉支持部材は、非導電性エラス
トマーを一体成型されてなると共に、薄肉支持部材の裾
部がセンサ基体周部上面と接着されていることを特徴と
している。
【0010】また、本発明は、前記伝達部材には剛体球
が内蔵されていることを特徴としている。また、本発明
は、前記薄肉支持部材のセンサ基体側の面には、薄肉支
持部材の外縁まで溝長手方向が径方向に沿った溝部が形
成され、前記感圧シートと検出電極との間隔は、前記薄
肉支持部材の厚みに略一致することを特徴としている。
【0011】また、本発明は、前記センサ基体の被圧接
体側の面には、剛性のある非導電性ベース板が固着され
ていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る着用圧測定装
置の実施の形態を図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る着用圧測定装置
の実施の形態1の構成図である。この着用圧測定装置
は、被圧接体である足型トルソー101の表面に取付け
た圧力センサ102と、圧力センサ102にリード線1
03、104を介して接続される電子制御部105と、
電子制御部105に接続されるパーソナルコンピュータ
部106とを備える。
【0013】電子制御部105は、X方向マルチプレク
サ107と、Y方向マルチプレクサ108と、A/D変
換回路109と、デジタル回路110とを備える。パー
ソナルコンピュータ部106は、I/Oポート111
と、CPU112と、カラーディスプレイ113と、カ
ラープリンタ114とを備える。図2は、圧力センサ1
02の斜視図である。圧力センサ102は、本体部20
1とリード部202とからなる。
【0014】図3は、図2の本体部201のA−A線に
おける矢視断面図である。圧力センサ102の本体部2
01は、カバー体301と、感圧シート302と、基板
303上に形成された一対の電極304とから成る。カ
バー体301は、液状シリコーンゴムと、シリコーンワ
ニスとシリコーン生ゴムとからなるシリコン接着剤と又
は、液状シリコーンゴムと、シリコーンワニスとシリコ
ーン生ゴムを主成分とするシリコーン粘着剤とから成る
非電導性エラストマーを成型加工して得られる。カバー
体301は、基部305と、半球状にふくらんだ受圧部
306と、凸部307と、感圧シート302を支持する
支持部308とから成る。凸部307の内部には、直径
3mmのステンレス球309を内蔵している。
【0015】このカバー体301は、下金型のカバー体
301の凸部307に対応する凹部にステンレス球30
9を載置した後、上金型を覆せ、射出成形によって一体
的に形成される。なお、本実施の形態では、射出成形で
カバー体301を形成したけれども、他の非導電性のエ
ラストマーを用いて、バルクモールディングコンパウン
ド成形法(BMC)、シートモールディングコンパウン
ド成形法(SMC)等でも形成することもできる。
【0016】図4(a)はカバー体301の上面図であ
り、図4(b)はカバー体301の下面図である。カバ
ー体301の直径は10mm、高さは3.6mmに作成
されている。カバー体301の基部305と支持部30
8の被圧接体側の面には、空気穴として溝401が4方
向に形成されている。これによって、カバー体301が
圧接されたとき、カバー体301内の空間にある空気を
逃がすことができる。
【0017】図5は、圧力センサ102が圧接体から矢
印501、502、503、…のように圧力を受けたと
きの状態を示す模式図である。受圧部306が圧接体か
ら垂直方向の圧力を受けなくても、受けた圧力はステン
レス球309によって、凸部307の一箇所504で矢
印505に示すように、感圧シート302に加えること
ができる。この結果、圧接体からの圧力を感度よく計測
することができる。
【0018】感圧シート302は、液状シリコーンゴム
と、シリコーンワニスとシリコーン生ゴムと、又は液状
シリコーンゴムと、シリコーンワニスと、シリコーン生
ゴムを主成分とするシリコーン粘着材とから成る非導電
性エラストマー中に、粒子径が1〜20μmの微小球状
炭素粒子と、塩化ビニリデンとアクリロニトリルとのコ
ポリマーから成る粒子径が10〜150μmの中空弾性
微小球状粒子とを分散させて0.5mm厚さのシート状
に成形したものである。
【0019】図6は、この感圧シート302の圧力抵抗
値特性を示す。感圧シート302は、0.1〜200g
/cm2 の圧力範囲において有意差のある抵抗値変化を
示している。この感圧シート302については、特開平
4−71108号公報(感圧導電性エラストマー)に詳
細に記載されている。一対の電極304は、図7に示す
ように、ポリイミドフィルムから成る直径10mmの円
板状の基板701上に5mm×5mmの大きさで渦巻状
に金属メッキ702、703を施して形成される。金属
メッキ702、703の一端には、リード部202を構
成するリード線704、705がそれぞれ半田付けされ
ている。このような構成によって、圧力センサ102
は、直径10mm、高さ3.7mm略円板状に形成され
ている。
【0020】もう一度、図1を参照すると、足型トルソ
ー101の太股部115から足首部116にかけて前後
左右の4列に各40個ずつ圧力センサ102が取り付け
られている。各圧力センサ102のリード線704、7
05はそれぞれ束にされてリード線103、104とさ
れ、電子制御部105のX方向マルチプレクサ107と
Y方向マルチプレクサ108とに接続されている。この
足型トルソー101に圧接体であるサポートタイプのパ
ンティーストッキングを穿かせる。
【0021】足型トルソー101の各部位に取り付けら
れた各圧力センサ102では、図5に示したように、感
圧シート302に圧力が加えられ、これによって、感圧
シート302の電気抵抗が変化する。X方向マルチプレ
クサ107とY方向マルチプレクサ108とに順次一定
電圧が印加されると、各部位に取り付けられた圧力セン
サ102の一対の電極304(金属メッキ702、70
3)には、リード線103、104内の各リード線70
4、705を介して順次電圧が印加される。感圧シート
302の抵抗値に応じて電圧が変化し、各部位に取り付
けられた圧力センサ102から順次この変化した電圧が
X方向マルチプレクサ107とY方向マルチプレクサ1
08とを介してA/D変換回路109に入力される。A
/D変換回路109では、その入力された電圧値をデジ
タル化してデジタル回路110に出力する。デジタル回
路110では、入力されたその電圧値と、対応する圧力
センサ102の部位とを組にしてI/Oポート111に
出力する。
【0022】I/Oポート111は、入力された電圧値
と圧力センサ102の部位とをCPU112に通知す
る。CPU112は、通知された電圧値から、各圧力セ
ンサ102の感圧シート302の抵抗値を計算する。さ
らに、図6に示した圧力抵抗値特性から各圧力センサ1
02の圧力値に換算し、カラーディスプレイ113又は
カラープリンタ114に足型トルソー101の各部位の
圧力値を表示又は印画出力するよう制御する。
【0023】図8は、カラープリンタ114から出力さ
れた圧力値を示す図である。なお、図8は、図面作成の
都合上、圧力値が白黒の明度差だけで表現されているけ
れども、本来、圧力値は、カラー表示されて、より適格
にパンティストッキングの着用圧力を表示するものであ
る。このように、上記実施の形態によれば、従来の歪み
ゲージタイプ等の着用圧測定に比べて、非常に安価で、
容易に多くの部位の着用圧を精度よく測定することがで
きる。
【0024】図8に示したようにビジュアルに表現する
ことによって、各衣料品の着用圧の比較や、評価、更に
は消費者等への訴求も感覚的にわかり易く行うことが可
能となる。なお、上記実施の形態では、圧力センサ10
2の直径を10mmとしたけれども、0.5mm〜15
mm程度のものとすることができる。0.5mmより小
さければ、電極304の作成が困難となる。また15m
mよりも大きくなると、複数の圧力センサを並べて、被
圧接体の表面の3次元的な圧力分布を測定するのが困難
となる。更に、受圧部306を半球状のふくらみとした
けれども、楕円状に湾曲したふくらみとしてもよい。こ
の場合にも、圧力センサの長径を0.5mmより大きく
しなければならないのは同様である。 (実施例)上記実施の形態の信頼性を確認するために、
従来の歪みゲージタイプの着用圧測定装置(比較例1)
とエアバック式静電容量タイプの着用圧測定装置(比較
例2)と本実施の形態の着用圧測定装置とで測定値の比
較実験をした。
【0025】足型トルソー101の太股部115と足首
部116との2点について、サポートタイプのパンティ
ストッキングを穿かせて、その着用圧力を10回測定し
た。その測定結果を(表1)に示す。
【0026】
【表1】 ここで、xは平均値であり、SDは標準偏差である。こ
の結果から、本実施の形態の着用圧測定装置が従来の着
用圧測定装置に比べて、測定圧力のバラツキが少なく、
再現性の優れていることがわかる。 (実施の形態2)図9は、本発明に係る着用圧測定装置
の実施の形態2の構成図である。上記実施の形態1と同
様の構成部分については、同一の番号を付してその説明
を省略する。この着用圧測定装置では、圧接体であるガ
ードルやショーツの着用圧を測定するため、被圧接体で
ある女性下半身型トルソー901の各部位に圧力センサ
ー902を取り付けている。
【0027】この圧力センサ902のカバー体は、上記
実施の形態1のカバー体301と異なり、ブタジエンと
アクリロニトルとの共重合体であるNBRゴムで成型加
工し、表面をハロゲン化処理して形成する。このとき、
カバー体の凸部に内蔵するステンレス球の直径は1mm
のものを用いる。この結果、圧力センサの大きさは、直
径10mm、高さ1.7mmの略円盤状の滑りのよいも
のが得られる。
【0028】図9に示した女性下半身型トルソー901
にガードル(図示せず)を着装する。実施の形態1と同
様に、電子制御部105は、圧力センサ902の感圧シ
ート302の抵抗値の変化に従い、各部位での電圧をデ
ジタル化した電圧値を求める。パーソナルコンピュータ
部106は、この求められた電圧値を圧力センサ902
の取り付けられた各部位の圧力値に換算し、図10に示
すように出力する。勿論、着用圧の測定結果について
は、(表2)に示すように数値で出力することも可能で
ある。
【0029】
【表2】 この圧力センサ902は、カバー体に滑りのよい素材を
用いたので、ガードルのようにスレッチパワーが強く着
脱が非常に困難なものでも、容易にその着脱をすること
ができる。また、圧力センサ902が可撓性を有するこ
とから、従来の歪みゲージタイプや静電容量タイプの着
用圧測定装置では、測定不能であった足の付け根におい
ても測定が可能となった。 (実施の形態3)図11は、本発明に係る着用圧測定装
置の実施の形態3の概略を示す構成図である。この着用
圧測定装置は、16個の圧力センサ1101と、16c
hの入力を備えたデータコレクタ1102と、パーソナ
ルコンピュータ部106とを備え、リード線1103と
RS−232Cケーブル1104とを介してぞれぞれ接
続されている。
【0030】図12は、圧力センサ1101の斜視図で
ある。圧力センサ1101は、実施の形態1の圧力セン
サ102の被圧接体に接する面にベース板1201を固
着してなる。このベース板1201は、表面硬度の大き
い例えば非電導性のアミノ樹脂円板が用いられる。これ
によって、圧力センサ1101を圧接体と被圧接体との
間に単独で挿入させることができる。即ち、圧力センサ
1101は、剛性のあるベース板があることによって、
変形することがない。
【0031】次に、この着用圧測定装置を用いてブラジ
ャーの着用圧を測定する。ブラジャーのような製品は、
デザイン等によって製品と肌とが接する場所によって着
用圧が微妙に異なる。被験者がブラジャーを着用した
後、測定したい部位、例えば、ワイヤー部、カップ部、
肩紐部等を選択的に16箇所選び、圧力センサ1101
を挿入する。圧力センサ1101の受ける圧力をデータ
コレクタ1102とRS−232Cケーブル1104と
を介してパーソナルコンピュータ部106で、上記実施
の形態1、2と同様に図13に示すように出力する。
【0032】また、RS−232Cケーブルを利用して
パーソナルコンピュータ部106に圧力センサ1101
の受ける圧力変化を取り込む方法を採用することによ
り、リアルタイムで圧力の変化をモニタすることがで
き、一定時間間隔で着用圧の経時変化も出力することが
できる。これによって、ガードルやストッキングを着用
した場合の立位と座位との着用圧の変化についても任意
の部位について、連続的な測定が可能となる。
【0033】また、任意の部位での着用圧の測定が可能
となるので、従来は測定できなかった足の付け根や、ブ
ラジャーのワイヤー部、さらには、衣料品の縫製部等き
め細かく着用圧を測定することができる。なお、上記実
施の形態では、圧力センサ102、1101等には、ス
テンレス球を内蔵するようにしたけれども、ステンレス
球のような金属球に限ることなく剛性球であれば、例え
ば、フェノール樹脂製の球体を用いてもよい。更に球体
を内蔵しなくとも、その凸部307によって、感圧シー
ト302を圧接することができれば十分である。
【0034】また、電極304は、図7に示すものでな
くてもよく、その形状やサイズも感圧シート302の抵
抗値を測定できるものなら自由にデザインすることがで
きる。なお、上記実施の形態では、感圧シート302は
シリコーンゴムを主体とするエラストマーで構成したけ
れども、3次元フィッティング性を損なわない程度の伸
縮性を有するものであれば、他のエラストマーを主体と
するものとしてもよい。
【0035】更に、本発明に係る着用圧測定装置は、感
圧シート302の圧力抵抗値特性の異なるものを選択す
ることによって、衣料品の着用圧測定以外に他の圧接力
を測定する装置として応用することが可能であることは
勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明は、圧接体と被圧接体との間に圧
力センサを介在させ、圧力センサの抵抗値変化から被圧
接体表面の圧力を測定する着用圧測定装置であって、前
記圧力センサは、上面に検出電極が形成されたセンサ基
体と、圧接力の大きさに応じて抵抗値を変化する感圧導
電性エラストマーからなる感圧シートと、前記センサ基
体上に間隔をあけて平行姿勢で張架され、圧接体からの
圧接力を前記感圧シートに伝達する伝達部材とからな
り、前記伝達部材は、センサ基体周部から延出された伸
縮性のある薄肉支持部材により支持されていると共に、
該伝達部材は、上面側全面が圧接体からの圧接力の受圧
域に形成される一方、下部側に下方に行く程径小となる
突部が形成され、この突部を介して感圧シートに圧接体
からの圧接力を伝達するよう構成したので、伝達部材が
圧接体からの圧接力を突部によって感圧シートの一箇所
に集中して伝達することができ、精度がよく、かつバラ
ツキの少ない着用圧を測定することができる。
【0037】また、本発明は、前記伝達部材は中実の球
状体からなり、前記薄肉支持部材は感圧シートを外套す
るドーム状に形成され、その頂部において前記伝達部材
と連結されているよう構成したので、伝達部材は、薄肉
支持部材によりある程度の自由度をもって支持されるこ
ととなり、圧接体からの圧接力を効率よく受圧すること
ができ、測定精度が向上する。
【0038】また、本発明は、前記伝達部材及び薄肉支
持部材は、非導電性エラストマーを一体成型されてなる
と共に、薄肉支持部材の裾部がセンサ基体周部上面と接
着されているよう構成したので、圧力センサの取扱いが
容易で効率よく着用圧の測定が可能となる。また、本発
明は、前記伝達部材には剛体球が内蔵されているよう構
成したので、伝達部材が受圧した圧接力を、剛体球を介
して突部が効率よく感圧シートに伝達できるので、更に
測定値のバラツキの少ない着用圧を精度よく測定するこ
とができる。
【0039】また、本発明は、前記薄肉支持部材のセン
サ基体側の面には、薄肉支持部材の外縁まで溝長手方向
が径方向に沿った溝部が形成され、前記感圧シートと検
出電極との間隔は、前記薄肉支持部材の厚みに略一致す
るよう構成したので、圧力センサ内部の空間内にある空
気を溝部から逃がすことができるので、測定値の精度を
損なうことがない。
【0040】更に、本発明は、前記センサ基体の被圧接
体側の面には、剛性のある非導電性ベース板が固着され
ているよう構成したので、肌のような軟らかい面に圧力
センサを取り付けても、肌にめり込むことがなく、精度
よく圧接体の着用圧を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る着用圧測定装置の実施の形態1の
構成図である。
【図2】上記実施の形態の圧力センサの斜視図である。
【図3】図2のA−A線における矢視断面図である。
【図4】(a)は、カバー体の平面図である。(b)
は、カバー体の底面図である。
【図5】上記実施の形態における圧力センサに圧接力が
負荷した状態を模式的に示す図である。
【図6】上記実施の形態における感圧シートの圧力抵抗
値特性を示す図である。
【図7】上記実施の形態における電極を示す平面図であ
る。
【図8】上記実施の形態におけるパンティストッキング
を穿いた足型トルソーの着用圧を示す図である。
【図9】本発明に係る着用圧測定装置の実施の形態2の
構成図である。
【図10】上記実施の形態におけるガードルを着装した
下半身型トルソーの着用圧を示す図である。
【図11】本発明に係る着用圧測定装置の実施の形態3
の構成図である。
【図12】上記実施の形態における圧力センサの斜視図
である。
【図13】上記実施の形態におけるブラジャーを着用し
た時の人体表面の着用圧を示す図である。
【符号の説明】
101 足型トルソー 102 圧力センサ 103、104 リード線 105 電子制御部 106 パーソナルコンピュータ部 107 X方向マルチプレクサ 108 Y方向マルチプレクサ 109 A/D変換回路 110 デジタル回路 111 I/Oポート 112 CPU 113 カラーディスプレイ 114 カラープリンタ 301 カバー体 302 感圧シート 303 基板 304 電極 305 基部 306 受圧部 307 凸部 308 支持部 309 ステンレス球 401 溝 702、703 金属メッキ 704、705 リード線 901 下半身型トルソー 902 圧力センサ 1101 圧力センサ 1103 リード線 1102 データコレクタ 1104 ケーブル 1201 ベース板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 照男 大阪市西区江戸掘3丁目7番3号 イナバ ゴム株式会社内 (72)発明者 浜橋 喜幸 大阪市西区江戸掘3丁目7番3号 イナバ ゴム株式会社内 (72)発明者 河原 宏太郎 大阪市西区江戸掘3丁目7番3号 イナバ ゴム株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧接体と被圧接体との間に圧力センサを
    介在させ、圧力センサの抵抗値変化から被圧接体表面の
    圧力を測定する着用圧測定装置であって、 前記圧力センサは、 上面に検出電極が形成されたセンサ基体と、 圧接力の大きさに応じて抵抗値を変化する感圧導電性エ
    ラストマーからなる感圧シートと、 前記センサ基体上に間隔をあけて平行姿勢で張架され、
    圧接体からの圧接力を前記感圧シートに伝達する伝達部
    材とからなり、 前記伝達部材は、センサ基体周部から延出された伸縮性
    のある薄肉支持部材により支持されていると共に、該伝
    達部材は、上面側全面が圧接体からの圧接力の受圧域に
    形成される一方、下部側に下方に行く程径小となる突部
    が形成され、この突部を介して感圧シートに圧接体から
    の圧接力を伝達する構成であることを特徴とする着用圧
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達部材は中実の球状体からなり、
    前記薄肉支持部材は感圧シートを外套するドーム状に形
    成され、その頂部において前記伝達部材と連結されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の着用圧測定装置。
  3. 【請求項3】 前記伝達部材及び薄肉支持部材は、非導
    電性エラストマーを一体成型されてなると共に、薄肉支
    持部材の裾部がセンサ基体周部上面と接着されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の着用圧測定装置。
  4. 【請求項4】 前記伝達部材には剛体球が内蔵されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の着用圧測定装置。
  5. 【請求項5】 前記薄肉支持部材のセンサ基体側の面に
    は、薄肉支持部材の外縁まで溝長手方向が径方向に沿っ
    た溝部が形成され、前記感圧シートと検出電極との間隔
    は、前記薄肉支持部材の厚みに略一致することを特徴と
    する請求項3又は4記載の着用圧測定装置。
  6. 【請求項6】 前記センサ基体の被圧接体側の面には、
    剛性のある非導電性ベース板が固着されていることを特
    徴とする請求項5記載の着用圧測定装置。
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