JPH09278578A - 爆 薬 - Google Patents

爆 薬

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JPH09278578A
JPH09278578A JP11819296A JP11819296A JPH09278578A JP H09278578 A JPH09278578 A JP H09278578A JP 11819296 A JP11819296 A JP 11819296A JP 11819296 A JP11819296 A JP 11819296A JP H09278578 A JPH09278578 A JP H09278578A
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JP
Japan
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ammonium nitrate
explosive
granular
granular ammonium
oil absorption
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Application number
JP11819296A
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English (en)
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Yoshiyuki Ikeda
義之 池田
Hiroyuki Taniguchi
弘幸 谷口
Hideaki Sugihara
秀明 杉原
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
    • C06B31/00Compositions containing an inorganic nitrogen-oxygen salt
    • C06B31/28Compositions containing an inorganic nitrogen-oxygen salt the salt being ammonium nitrate
    • C06B31/285Compositions containing an inorganic nitrogen-oxygen salt the salt being ammonium nitrate with fuel oil, e.g. ANFO-compositions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硝安を酸化剤として使用した爆薬において、爆
薬の威力が強く、感度の高い爆薬を開発する。 【解決手段】吸油率が15〜24%、硬度が2〜25重
量%で、かつアルキルアミン及び/又はその塩を0.0
5〜1重量%含有する粒状硝酸アンモニウム又はその粉
砕品を使用して爆薬を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ずい道堀進、採
石、採鉱、採炭等の産業用爆破用途に汎く利用される硝
酸アンモニウムを含有する爆薬に関する。
【0002】
【従来の技術】爆破作業等に用いられる産業用爆薬とし
ては、ダイナマイト、含水爆薬、硝安爆薬、及びANF
O爆薬等が良く知られている。
【0003】これらの爆薬には、通常酸化剤として硝酸
アンモニウム(以下硝安と呼ぶ)が用いられている。ダ
イナマイトや硝安爆薬には吸油率が3%程度の粉状の硝
安が用いられている。又含水爆薬の場合には、ゲル状又
はエマルジョン状の基礎組成のみに硝安が用いられる場
合もあるが、これに追加する形で吸油率8〜12%程度
の硝安が用いられる事もある。更にANFO爆薬では、
吸油率8〜12%程度、粒径が1.1〜2mm程度、か
つ硬度が2〜10重量%程度の粒状硝安が一般的に用い
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】硝安は爆薬用の酸化剤
として価格が安く、しかも化学的に安定であり極めて有
用であるが、その反応性について言えば、例えばニトロ
グリセリンやニトログリコールの様な爆発性化合物に較
べてかなり低い事は当業者の常識である。従って産業用
爆薬中に粉状又は粒状の硝安を用いた場合、例えばニト
ログリセリンやニトログリコールの様な爆発性化合物を
単独で用いた場合に較べて威力が低下するが、安価で安
定であるという点から、これらの威力低下を補って余り
あるという考えにより、汎く硝安が使用されている。当
然、この硝安の反応性を向上せしめれば、爆薬の威力、
更には感度のような性能を飛躍的に向上させ得る事が期
待される。
【0005】このような観点から、例えば特開平7−6
9772には吸油率が従来にない高い粒状硝安又はその
粉砕品を爆薬に含有せしめるという発明が提示されてい
る。しかし、硝安の反応性を向上せしめれば、一層の威
力の付与、更には感度の向上を与える事が可能である
が、その方法は現在、見い出されていない。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明者等は、硝安の各種
物理的性質及びその爆薬性能への影響度を鋭意研究した
結果、特定の性質を有する粒状硝安又はその粉砕品を、
ダイナマイト、あるいは硝安爆薬に添加するか、更には
含水爆薬にあっては基本組成に追加硝安として用いれ
ば、著しく威力が向上し、例えば特開平7−69772
に示された威力を上回る事を見い出し、本発明を完成さ
せたものである。
【0007】即ち、本発明は、 (1) 吸油率が15〜24%、硬度が2〜25重量%
で、かつアルキルアミン及び/又はその塩を0.05〜
1重量%含有する粒状硝酸アンモニウム又はその粉砕品
を含有する事を特徴とする爆薬。 (2) 粒状硝酸アンモニウムの平均粒径が0.5〜
2.0mm、又はその粉砕品の平均粒径が0.001〜
0.5mmである(1)記載の爆薬。 (3) (1)記載の粒状硝酸アンモニウム又はその粉
砕品以外の硝酸アンモニウムを含有する(1)記載の爆
薬。 (4) (1)記載の粒状硝酸アンモニウム又はその粉
砕品が、爆薬中の硝酸アンモニウム全体の20重量%以
上である(3)に記載の爆薬。 (5) (1)記載の粒状硝酸アンモニウム又はその粉
砕品と、該粒状硝酸アンモニウム又は粉砕品と混合時に
液体である燃料成分を含有する(1)、(2)、(3)
又は(4)に記載の爆薬。に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の爆薬に使用される硝安は、吸油率が15〜24
%、硬度が2〜25重量%で、かつアルキルアミン及び
/又はその塩を0.05〜1重量%含有する粒状硝安又
はその粉砕品であって、粒状、粉状のいずれを用いるか
は、その用途によって選択できる。
【0009】本発明が以下の記述によって限定されるも
のではないが、ダイナマイト用や硝安爆薬用には吸油率
が15〜24%、硬度が2〜25重量%で、かつアルキ
ルアミン及び/又はその塩を0.05〜1重量%含有す
る粒状硝安の粉砕品を使用するのが好ましい。又、含水
爆薬の追加硝安用には、粉砕品も使用できるが、粒状硝
安をそのまま使用する方が安定性等への悪影響が少な
い。又粒状を保たせた方が好ましい従来のANFO爆薬
の様な用途には、平均粒径が0.5〜2.0mm程度の
粒状硝安が使われる。本発明の好ましい態様におき、前
記以外の硝安と混合して調製される爆薬においては、爆
薬全体量のうち50重量%以上硝安を使用するが、使用
する硝安全体量の少なくとも20重量%以上が前記粒状
硝安又はその粉砕品であるのが好ましい。
【0010】硝安の吸油率は、一定量の試料硝安を軽油
に一定時間浸しておいた後、吸引濾過し、試験前後の重
量差より油吸着量を見ることによって測定される。詳し
くは、試料硝安50gを直径40mm、深さ50mmの
硝子フィルター{11G−1(JISR−3503)}
に入れ、上皿直示天秤で秤量し、これを真空装置にセッ
トする。ついで硝子フィルター中に軽油40mlを注入
し細い棒でよく撹拌し、硝安と軽油の混合接触を図る。
5分間放置後、硝子フィルターに付属した下部のコック
を開放し、2分間軽油を自然流下させる。引き続き真空
ポンプにて5分間吸引(約30l/minの流速)した
後、軽油を吸着した試料硝安の入ったままの硝子フィル
ターを上皿直示天秤で秤量する。増量分が軽油吸着分で
ある。以上の測定を終えた後、元の試料硝安50gに対
する軽油吸着分(g)の比率(%)を吸油率(%)とし
て表示する。計算式は下記の通り。以上は、工業火薬協
会において定められた方法に準処したものである。
【0011】吸油率(%)=軽油吸着分(gr)/試料
50(gr)×100
【0012】硝安の吸油率は、主として粒の内部に分布
する細孔の容積や有効径によって左右されるものであ
り、例えば細孔容積が大きければ粒内部に軽油を保持し
得る面積が大となるので、吸油率が大となる。細孔容積
と吸油率が、ほぼ正比例の相関関係にある事は一般的に
知られている。本発明の爆薬に使用される粒状硝安は、
15〜24%の吸油率を有する。
【0013】粒子内部に多くの細孔を有する、いわゆる
ポーラス硝安は、もっぱら、調節された濃度の高温硝安
溶融液を噴射造粒装置(プリリング・グラニュレータ又
はプリリング・タワー)を通すことで造粒され、引き続
く乾燥工程、冷却工程などを経て工業規模で製造されて
いる。この製造過程に於いて、細孔容積、細孔有効径な
どは、造粒工程に於ける硝安濃度や溶融液温度などの原
料条件及び造粒装置、乾燥装置の操作条件が大きく支配
しており、これらを調節する事で所望の吸油率のものが
得られる。
【0014】粒状硝安の硬度は、一定量の試料硝安を硬
度測定装置により一定の条件で機械的に圧潰し、圧潰さ
れた量を測ることで測定される。測定に使用される装置
は、減速機を介して回転する垂直の回転軸上に水平に固
定された回転軸と共に回転する受け皿(直径200m
m)とこの受け皿に重ねて落とし込む回転させない挽き
皿(直径190mm、重量1715g)から構成されて
いる。試料硝安50gを硬度測定装置の受け皿に入れ、
皿上全面に平均に拡げ、この上に挽き皿を重ねて、装置
を起動する。一定時間経過後、装置を停止し、静止後、
受け皿を取りだし中の試料を所定の篩に入れ、振盪機を
使用して1分間振盪させる。ついで篩通過の圧潰品を採
取し、これを秤量し、元の試料硝安50gに対する圧潰
量(g)の比率(%)を硬度(重量%)として表示す
る。計算式は、下記する。以上は、工業火薬協会に定め
られた方法に準処したものである。
【0015】硬度(重量%)=圧潰量(gr)/試料5
0(gr)×100
【0016】本発明の爆薬に使用される粒状硝安は、2
〜25重量%の硬度を有している。
【0017】本発明の爆薬に用いられる硝安の粉砕品
は、吸油率15〜24%の粒状硝安をボールミル、エッ
ジランナー、雷潰機のような固体物質を粉末状に粉砕す
る一般的な粉砕機を用いて粉砕することによって得られ
る。粉砕品の平均粒径は0.001〜0.5mmが好ま
しいが、より好ましくは0.01〜0.3mmである。
【0018】硝安の平均粒径は、一定量の硝安を篩目の
異なる各種篩を通し、各篩目毎の重量分布から測定され
る。
【0019】勿論爆薬中で粉状と粒状の硝安を任意の比
率で用いる事も出来る。
【0020】本発明の爆薬に使用される粒状硝安に含浸
させるアルキルアミンとしては、第一級、第二級、第三
級アミンが使用できるが、第一級アミンがより好まし
く、又アルキル基としては特に限定されないが、通常は
炭素数6〜22のものが用いられ、カプリルアミン、ラ
ウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、
オクタデシルアミン、ベヘニルアミン、ステアリルアミ
ン等や、これらのアミンを主成分とした混合物等又はこ
れらの単独又は2種以上の混合物が使用される。又本発
明の爆薬に使用される粒状硝安に含浸させられるアルキ
ルアミンの塩としては、上述のアミン類の酢酸塩、蟻酸
塩、プロピオン酸塩等の有機酸塩、硫酸塩、塩酸塩、硝
酸塩等の無機酸塩を単独又は2種以上の混合物として使
用される。更には、上述のアルキルアミン類及びその塩
類を2種以上組み合わせて添加使用する事も可能であ
る。
【0021】本発明の爆薬で用いられる硝安に添加され
るアルキルアミン及び/又はその塩の量は、硝安に対し
て0.05〜1重量%、より好ましくは0.05〜0.
3重量%の範囲である。
【0022】粒状を保たせた方が好ましい従来のANF
O爆薬や粒状硝安爆薬の様な用途に、本発明の爆薬に使
用される粒状硝安と混合して用いられる燃料成分として
は、混合時に液体である燃料成分を用いるのが好まし
い。用いうる燃料成分の具体例としては、2号軽油、灯
油等の鉱物油類、メチルアルコール、エチルアルコール
等のアルコール類、植物油、動物油、更にはパラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックスの様なワック
ス類、合成高分子類、更にはジニトロトルエンやジニト
ロキシレンの様なニトロ化合物類等が挙げられる。融点
の高い燃料成分はそれが液状になる温度以上で、硝安と
混合する事によって用いる事が出来る。本発明の爆薬で
は、燃料成分は、爆薬全体に対して1.5〜50重量%
の範囲で用いられるが、より好ましくは、3〜30重量
%の範囲で用いられる。また、本発明の爆薬は、一般に
はニーダー、回転ミキサーのような混合機に硝安を加
え、撹拌しながら燃料成分を添加混合して、均一とする
事によって得られる。撹拌、混合の機能を備えているな
らば、他の混合機も使用可能である。又、融点の高い燃
料成分を用いる場合には、加温及び保温装置の装備され
た混合機を用いて混合する方が好ましい。一般に5〜1
20rpm程度の回転数で2〜20分程度の混合を行え
ば所望の混合物が得られる。
【0023】本発明の爆薬には、一般に当業者が良く知
っている、澱粉、木粉、アルミ粉の様な金属粉等粉状の
燃料粉末も、追加で使用する事が可能である。又本発明
の爆薬には硝安以外の酸化剤例えば過塩素酸アンモニウ
ム等の過塩素酸塩、硝酸ソーダ等の硝安以外の硝酸塩
類、塩素酸カリの様な塩素酸塩類等を、吸油率15〜2
4%の粒状硝安又はその粉砕品と組み合わせて用いる事
もできる。
【0024】本発明の爆薬を使用すると、感度や爆速が
向上することにより伝爆性や完爆性が良くなり、効率的
に岩盤の破砕等が出来る。
【0025】
【実施例】本発明を実施例を挙げて、更に詳しく説明す
るが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。実施例において、部は重量部を、%は重量%を
意味する。但し、吸油率の%は先の定義通りである。
【0026】実施例1 粒状硝安(吸油率16.9%、ステアリルアミン硝酸塩
0.05%及びラウリルアミン蟻酸塩0.10%含有、
平均粒径1.7mm)65.8部を粉砕し、粒径0.1
mmとし、これにニトログリセリン14.9部、ニトロ
グリコール9.1部、ニトロセルロース1.5部、ジニ
トロトルエン4.1部、澱粉4.1部、脂肪族トリグリ
セリド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを
主とした混合界面活性剤0.5部を加えて良く混合し、
本発明の爆薬を得た。これを30mm径の紙筒中に10
0g宛充填した。
【0027】比較例1 硝安として、粒状硝安(吸油率16.9%、平均粒径
1.7mm)65.8部を粉砕し、粒径0.1mmとし
たものを使用する以外は実施例1と同じ成分、量を配合
し良く混合し、比較の爆薬を得た。これを30mm径の
紙筒中に100g宛充填した。
【0028】実施例2 実施例1で用いた粉砕硝安94部と2号軽油6部を良く
混合し、本発明の爆薬を得た。これをJIS鉄管中に約
150g宛充填した。又、この爆薬をJISK−482
6に規定された塩ビ雨どいに約250g宛充填した。
【0029】比較例2 比較例1で用いた粉砕硝安94部と2号軽油6部を良く
混合し、比較用の爆薬を得た。これをJIS鉄管中に約
150g宛充填した。又、この爆薬をJISK−482
6に規定された塩ビ雨どいに約250g宛充填した。
【0030】実施例3 実施例1で用いた粉砕硝安26.2部と粉状硝安(吸油
率3.3%、平均粒径0.1mm)61.6部とジニト
ロトルエン(凝固点69℃)12部を75℃で良く混合
し、本発明の爆薬を得た。この爆薬をJISK−482
6に規定された塩ビ雨どいに約250g宛充填した。
又、この爆薬をJIS鉄管中に約150g宛充填した。
【0031】比較例3 粉状硝安(吸油率3.3%、平均粒径0.1mm)88
部とジニトロトルエン(凝固点69℃)12部を良く混
合し比較用の爆薬を得た。この爆薬をJISK−482
6に規定された塩ビ雨どいに約250g宛充填した。
又、この爆薬をJIS鉄管中に約150g宛充填した。
【0032】実施例4 粒状硝安(吸油率20.1%、ステアリルアミン硝酸塩
0.04%、C8 〜C18のアルキルアミン混合物の蟻酸
塩0.1%含有、平均粒径1.3mm、硬度17%)9
4部と2号軽油6部を良く混合し本発明の爆薬を得た。
この爆薬をJISK−4826に規定された塩ビ雨どい
に約250g宛充填した。又、この爆薬をJIS鉄管中
に約150g宛充填した。
【0033】比較例4 粒状硝安(吸油率11.5%、平均粒径1.8mm、硬
度4.8%)94部と2号軽油6部を良く混合し比較用
の爆薬を得た。この爆薬をJISK−4826に規定さ
れた塩ビ雨どいに約250g宛充填した。又、この爆薬
をJIS鉄管中に約150g宛充填した。
【0034】実施例1及び比較例1の薬包を使用して弾
道振子試験を行い弾道振子値を求めた。この値が大きい
方が威力が強いと言える。
【0035】実施例2〜4、比較例2〜4の塩ビ雨どい
に充填した薬包を、6号雷管及び工業火薬協会規格ES
−32(5)に規定されたこれよりも起爆力の弱い雷管
で起爆させる試験を実施した。完爆した雷管の号数が小
さい程爆薬の感度は高感度である。
【0036】実施例2〜4、比較例2〜4のJIS鉄管
に充填した爆薬をペントライトブースター30gを取り
つけた6号雷管により起爆し、爆速値を測定した。爆速
値の大きい方が威力が強いと言える。これらの試験結果
を表1に示す。
【0037】
【表1】 実 施 例 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── 弾道振子値(mm) 86.5 − − − ──────────────────────────────────── 起爆試験 6号完爆 6号完爆 6号完爆 − 3号完爆 3号完爆 3号完爆 2号完爆 2号完爆 ──────────────────────────────────── 爆速(m/sec) − 4410 4720 3810 比 較 例 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── 弾道振子値(mm) 85.7 − − − ──────────────────────────────────── 起爆試験 6号完爆 6号完爆 6号不爆 − 3号完爆 3号完爆 2号不爆 2号不爆 ──────────────────────────────────── 爆速(m/sec) − 4370 4550 3050
【0038】表1より明白な様に、本発明で特定する硝
安以外の成分は同一にした比較例と実施例を比較すると
次のような結論が得られる。実施例1は、比較例1に較
べ弾道振子値が大きく、威力が強い。又実施例2と比較
例2、実施例3と比較例3のそれぞれを較べると、何れ
の対応する例も、実施例の方がより号数の少ない雷管で
完爆しており、感度が高い事が判る。又何れの対応する
実施例も比較例より爆速値が大きいため、威力の向上を
もたらす事が判る。又、吸油率が異なる本発明の硝安と
従来の硝安の比較を実施例4と比較例4で行った結果で
は、感度及び爆速の何れも実施例が優れている。
【0039】
【発明の効果】特定の粒状硝安又はその粉砕品を使用す
る本発明の爆薬は、その威力が強く、感度が高いので、
トータルコストをほとんど増大することなく発破効率を
向上せしめる事が可能である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸油率が15〜24%、硬度が2〜25
    重量%で、かつアルキルアミン及び/又はその塩を0.
    05〜1重量%含有する粒状硝酸アンモニウム又はその
    粉砕品を含有する事を特徴とする爆薬。
  2. 【請求項2】 粒状硝酸アンモニウムの平均粒径が0.
    5〜2.0mm、又はその粉砕品の平均粒径が0.00
    1〜0.5mmである請求項1記載の爆薬。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の粒状硝酸アンモニウム又
    はその粉砕品以外の硝酸アンモニウムを含有する請求項
    1記載の爆薬。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の粒状硝酸アンモニウム又
    はその粉砕品が、爆薬中の硝酸アンモニウム全体の20
    重量%以上である請求項3に記載の爆薬。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の粒状硝酸アンモニウム又
    はその粉砕品と、該粒状硝酸アンモニウム又は粉砕品と
    混合時に液体である燃料成分を含有する請求項1、2、
    3又は4に記載の爆薬。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103204754A (zh) * 2013-04-15 2013-07-17 新疆天河化工有限公司 生活废烟油多孔粒状铵油炸药及其制备方法
CN109279997A (zh) * 2018-12-10 2019-01-29 广东宏大罗化民爆有限公司 一种无硝酸钠乳化炸药

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