JPH09278190A - ローディグアーム - Google Patents

ローディグアーム

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JPH09278190A
JPH09278190A JP8670596A JP8670596A JPH09278190A JP H09278190 A JPH09278190 A JP H09278190A JP 8670596 A JP8670596 A JP 8670596A JP 8670596 A JP8670596 A JP 8670596A JP H09278190 A JPH09278190 A JP H09278190A
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JP
Japan
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arm
emergency
flange
esv
ers
Prior art date
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Pending
Application number
JP8670596A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Matsukawa
和義 松川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、漏油飛散による海上汚染を防止す
ることが出来るローディグアームを提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明のローディグアームは、海上のタ
ンカー等の船舶から陸上側タンクへの、または陸上側タ
ンクから海上の船舶への、液体または気体を輸送するた
めに用いられる荷役装置としてのローディグアーム10
0において、船舶とローディグアーム間の緊急切り離し
用としての緊急着脱装置20と、短時間に全開できる緊
急遮断弁10と、緊急遮断弁10の駆動用としのアクチ
ュエータ12と、検出装置13を具備し、緊急遮断弁1
0は、ローディグアームの緊急着脱装置20とローディ
グアームの先端フランジ15の間に設け、検出装置13
は、アクチュエータ12を作動させる条件を検出すこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体や気体の荷役
装置のローディグアームの漏油などの事故防止に利用さ
れる装備品に関する。本発明は、液体や気体の荷役装置
の着脱可能な箇所の漏油防止機能を必要とする装置全般
に利用することが出来る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4および図5に示す。図
4は、従来のERS(緊急着脱装置)だけを装備したロ
ーディグアームの全体図であり、図5は、従来のERS
(緊急着脱装置)だけを装備したローディグアームの先
端部の図である。
【0003】最近のローディグアームにおいては、海上
の船舶が船舶の係留装置等の何らかの不具合または係留
索の調整不備などにより、船舶がローディグアームの作
動許容範囲を越えて移動した場合に備え、船舶から引っ
張り倒されてから発生する重大な漏油事故を未然に防止
する目的で、ローディグアームと船舶を短時間に切り離
すことが出来るERS(緊急着脱装置)が装備されるよ
うになりつつあるが、万一このERS(緊急着脱装置)
が作動しなかった場合には、従来と同様にローディグア
ームは船舶から引っ張り倒される。
【0004】その結果、多量の漏油が発生し、海上汚染
と言う大変な事故となり、大きな社会問題や、莫大な損
失を招くことになる。従って、万一の事故に備え、二重
の安全性を確保することが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の問題点を解決す
る為には、ERS(緊急着脱装置)の各部品の信頼性を
向上させることは当然のことであるが、それでも、万一
の欠陥または予期せぬことが発生し、ERS(緊急着脱
装置)が作動しないことが絶対に起こらないとは言い切
れないのが現状である。
【0006】ローディグアーム100が船舶から引っ張
られた場合の漏油の形態は、過去の事故例によれば、ロ
ーディグアーム先端フランジ15と船舶側のマニホール
ドフランジ16が外れ、アウトボードアーム17および
インボードアーム18はパイプ内の液重によりアンバラ
ンスが発生する結果、アウトボードアーム17およびイ
ンボードアーム18が海面に突っ込み、漏油することに
なる。
【0007】そのために、もう一系統の別の漏油防止の
ための安全装置がローディグアーム内部に必要になって
くる。このときに、ローディグアーム側はそれで良い
が、船舶側がどうなるのかと言う疑問が出てくるが、過
去発生した幾つかの事故報告によれば、何らかの不具合
が発生し、船舶が流され始めたら、当然、当直担当乗組
員らは、真先に船舶が流されるのを防止する手段を講じ
ると共に、船舶の流体輸送用ポンプを速やかに停止して
いることから、ローディグアーム100が船舶側のマニ
ホールドフランジ16から外れた後の船舶側の漏油は配
管内部の残油のみで、これはマニホールドフランジ下部
のオイルパンや、船舶側のトッププレート等により、船
舶側から海上への流出を防止することが出来る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)本発明に係るローディグアームは、海上
のタンカー等の船舶から陸上側タンクへの、または陸上
側タンクから海上の船舶への、液体または気体を輸送す
るために用いられる荷役装置としてのローディグアーム
において、(A)船舶とローディグアーム間の緊急切り
離し用としてのERS(緊急着脱装置)と、(B)短時
間に全開できるESV(緊急遮断弁)と、(C)ESV
(緊急遮断弁)の駆動用としのアクチュエータと、
(D)検出装置を具備し、(E)前記ESV(緊急遮断
弁)は、ローディグアームのERS(緊急着脱装置)と
ローディグアームの先端フランジの間に設け,(F)前
記検出装置は、アクチュエータを作動させる条件を検出
すことを特徴とする。
【0009】従って、つぎのように作用する。 (1)ERS(緊急着脱装置)20が正常に作動した場
合 図3に記載したローディグアーム100の先端のフラン
ジ15と船舶側マニホールドフランジ16の接続状態に
おいて、船舶が係留装置の何らかの不具合や、係留索の
調整不良により、流され始め、ローディグアーム100
の許容作動限界を越えた時点で、ERS(緊急着脱装
置)20が作動し、ローディグアーム100を船舶から
切り離すことにより、漏油事故を未然に防止することが
出来る。 (2)万一、ERS(緊急着脱装置)20が作動しなか
った場合 ローディグアーム100は船舶から引っ張られることに
なる結果、ローディグアームの先端のフランジ15が、
船舶側マニホールドフランジ16から外れるので、これ
を、ローディグアーム100の先端のフランジ15の側
に装備されているリミットスイッチ14等の検出装置1
3により検出し、その信号をローディグアーム側の制御
装置に伝える。
【0010】その結果、ESV(緊急遮断弁)10のア
クチュエータ12が作動し、直ちにESV(緊急遮断
弁)10の遮断弁11を全開にする。そのため、漏油事
故を未然に防止することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
〜図3に示す。図1は、本発明の第1の実施の形態に係
るESV(緊急遮断弁)およびERS(緊急着脱装置)
を装備したローディグアームの全体図、図2は、本発明
の第1の実施の形態に係るローディグアームの先端部の
ESVおよびERSの外観図、図3は、本発明の第1の
実施の形態に係るローディグアームの先端フランジと船
舶側マニホールドフランジとの接続状態を示す図であ
る。
【0012】本発明の第1の実施の形態においては、図
1〜図3に示すように、ERS(緊急着脱装置)20と
ローディグアームの先端フランジ15の間に、ESV
(緊急遮断弁)10を設ける。
【0013】そして、ESV(緊急遮断弁)10は短時
間に全開できる弁とする。ESV(緊急遮断弁)10の
一例としては、バタフライ弁またはボール弁等の遮断弁
11がある。
【0014】ESV(緊急遮断弁)10の駆動用とし
て、アクチュエータ12(油圧アクチュエータまたはエ
アーアクチュエータ)を装備する。ローディグアームの
先端フランジ15には、リミットスイッチ14等の検出
装置13を装備し、ローディグアームの先端フランジ1
5と船舶側マニホールドフランジ16の接続が外れた場
合に、信号をだすか、信号を切るか、によりESV(緊
急遮断弁)10を作動させる。
【0015】ERS(緊急着脱装置)20の駆動用油圧
ライン及び前記検出装置用電気ラインは、ローディグア
ーム側から供給される場合にあっては、ERS(緊急着
脱装置)20の作動時に、ERS(緊急着脱装置)20
の切り離しに伴って、切り離し出来る構造の油圧ライン
(またはエアーライン)、及び、検出装置用電気ライン
のクイックカプラー方式のものとする。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る装置は、前述のように構成
されているので、次に述べるような効果を奏する。 (1)ローディグアームに、ESV(緊急遮断弁)とE
RS(緊急着脱装置)を装備することにより、二重の安
全装置を確保することが出来る。 (2)そのため、流体荷役作業における漏油防止に対す
る信頼性の向上に貢献することが出来るとともに、 (3)地球環境の保護をすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るESVおよび
ERSを装備したローディグアームの全体図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るローディグア
ームの先端部のESVおよびERSの外観図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るローディグア
ームの先端フランジと船舶側マニホールドフランジとの
接続状態を示す図。
【図4】従来のERSだけを装備したローディグアーム
の全体図。
【図5】従来のERSだけを装備したローディグアーム
の先端部を示す図。
【符号の説明】
10…ESV(緊急遮断弁) 11…遮断弁 12…アクチュエータ 13…検出装置 14…リミットスイッチ 15…ローディグアームの先端フランジ 16…船舶側マニホールドフランジ 17…インボードアーム 18…アウトボードアーム 19…ライザー 20…ERS(緊急着脱装置) 27…インボードアーム屈伸用油圧シリンダ 28…アウトボードアーム駆動用油圧シリンダ 29…旋回用油圧シリンダ 33…カウンタウエイト 37…滑車 38…ワイヤライン 39…滑車 100…ローディグアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海上のタンカー等の船舶から陸上側タンク
    への、または陸上側タンクから海上の船舶への、液体ま
    たは気体を輸送するために用いられる荷役装置としての
    ローディグアーム(100)において、(A)船舶とロ
    ーディグアーム間の緊急切り離し用としてのERS(緊
    急着脱装置)(20)と、(B)短時間に全開できるE
    SV(緊急遮断弁)(10)と、(C)ESV(緊急遮
    断弁)(10)の駆動用としのアクチュエータ(12)
    と、(D)検出装置(13)を具備し、(E)前記ES
    V(緊急遮断弁)(10)は、ローディグアームのER
    S(緊急着脱装置)(20)とローディグアームの先端
    フランジ(15)の間に設け,(F)前記検出装置(1
    3)は、アクチュエータ(12)を作動させる条件を検
    出すことを特徴とするローディグアーム。
JP8670596A 1996-04-09 1996-04-09 ローディグアーム Pending JPH09278190A (ja)

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Effective date: 20040914

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A02 Decision of refusal

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