JPH09277993A - パラシュート用開傘索 - Google Patents

パラシュート用開傘索

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Publication number
JPH09277993A
JPH09277993A JP11963296A JP11963296A JPH09277993A JP H09277993 A JPH09277993 A JP H09277993A JP 11963296 A JP11963296 A JP 11963296A JP 11963296 A JP11963296 A JP 11963296A JP H09277993 A JPH09277993 A JP H09277993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
parachute
separating
main rope
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11963296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Komiya
國男 小宮
Hifumi Mimura
一二三 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Kousou Kk
Fujikura Parachute Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Kousou Kk
Fujikura Parachute Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Kousou Kk, Fujikura Parachute Co Ltd filed Critical Fujikura Kousou Kk
Priority to JP11963296A priority Critical patent/JPH09277993A/ja
Publication of JPH09277993A publication Critical patent/JPH09277993A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛行機の底部収納部から物体を投下するとき
にも使用可能な開傘索を提供する。 【解決手段】 飛行機に接続するための分離索31と、
この分離索に切断可能な仮縛34によって接続された本
索32を有し、前記本索はパラシュートの傘体に切り離
しできないように接続されていることを特徴とする。 【効果】 分離索と本索が仮縛によって仮止めされてい
るため、物体を投下したときに、前記本索によって傘体
が引き出された後に、前記分離索と本索が切り離される
ことになる。このため、本索は物体とともにパラシュー
ト降下することになり、分離索のみが飛行機に残存す
る。この分離索は飛行機に接続するためのものであるか
ら、大寸法ではないため、前記底部収納部の扉を閉める
ことが可能になり、前記底部収納部より、物体を投下可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパラシュート用開傘索、
更に詳細には、飛行機から物体などをパラシュート降下
させる際に使用する開傘索が飛行機側に残存しないよう
にしたパラシュート用開傘索に関する。
【0002】
【従来技術及び問題点】図4に示すように、飛行機1よ
り物体、人間をパラシュート降下させる場合に、パラシ
ュート2の傘体21に接続した開傘索3の一方の端部を
飛行機1に接続し、パラシュート2に接続した前記物体
4を投下することによって、前記開傘索3はパラシュー
ト2の傘体21を収納袋(図示せず)から引っ張り出す
ようになっている。開傘索3と傘体21は仮縛によって
仮止めされており(図4左図矢印参照)、前記仮縛が物
体4の落下による力によって切断されて、開傘索3と切
り離されるようになっている(図4右図参照)。
【0003】このような開傘索3は、物体4をパラシュ
ート降下させた後に、前記飛行機1の中より引っ張って
飛行機1内に収納される。
【0004】図4に示すような飛行機1の側面から物体
4を投下するときには、上述のように開傘索3は飛行機
1内に収納可能であり、着陸に際して邪魔になることは
ないが、飛行機1の底部に設けられる収納部から前記底
部を観音開きにして投下する場合には、前記開傘索3を
収納することはできず、前記観音開きした扉を閉めるこ
とができないという欠点があった。
【0005】本発明は上述の欠点に鑑みなされたもので
あり、飛行機の底部収納部から物体を投下するときにも
使用可能な開傘索を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため、本発明によるパラシュート用開傘索は、飛行機に
接続するための分離索と、この分離索に切断可能な仮縛
によって接続された本索を有し、前記本索はパラシュー
トの傘体に切り離しできないように接続されていること
を特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、分離索と本索が仮縛によ
って仮止めされているため、物体を投下したときに、前
記本索によって傘体が引き出された後に、前記分離索と
本索が切り離されることになる。このため、本索は物体
とともにパラシュート降下することになり、分離索のみ
が飛行機に残存する。この分離索は飛行機に接続するた
めのものであるから、大寸法ではないため、前記底部収
納部の扉を閉めることが可能になり、前記底部収納部よ
り、物体を投下可能になる。
【0008】
【実施例】図1は本発明のパラシュート用開傘索の上端
部の斜視図である。この図より明らかなように分離索3
1は飛行機に接続するための接続ループ311と本索3
2を通過させるための二つの分離索ループ312、31
3を有している。
【0009】一方、本索32は、絡まることがないうよ
うに長尺袋状の収納スリーブ33に収納されており、前
記本索32は、前記分離索31の相互に向かい合うよう
に配置された分離索ループ312、313のループ部を
貫通し、さらに前記分離索ループ312と313とに係
合され仮止めされた仮縛34にその上端が固定されてい
る。
【0010】前記収納スリーブ33の分離索側の一方の
上端から他方の上端にかけて連結ループ331、332
がアーチ状に設けられている。そして前記連結ループ3
31、332は相互に交差するようになっており、本索
32はこの交差された連結ループ331、332の間を
通過して、前述のように前記仮縛34に固定されてい
る。さらにこの連結ループ331、332は前記分離索
ループ312および313と係合するように接続されて
いる。すなわち、本索32が分離索ループ312、31
3のループおよび連結ループ331、332の交差する
部分を通過するために、フックした係合部分312a、
313aに引っ掛かるような状態で係止されている。
【0011】前記本索32は分岐を有しており、前記上
部分岐321は収納スリーブ33のたとえば連結ループ
331に連結しており、前記本索32が仮縛34より分
離したときに、この収納スリーブ33も本索32ととも
に、確実に落下するようになっている。
【0012】図2は本発明による開傘索の本索32の下
端を示す図であるが、この図より明らかなように、本索
32の下端には傘体に取り付けるための取り付けループ
322が設けられている。そして、前記収納スリーブ3
3の下端には仮縛取り付け用ループ333が形成されて
おり、前記本索32と前記仮縛取り付け用ループ333
は下部仮縛35によって仮止めされている。この下部仮
縛35は本索32の位置決めを行い、収納スリーブ33
に収納された本索32を良好に収納する作用とともに、
下記に記載の作用も営んでいる。
【0013】すなわち前述のように収納スリーブ33の
連結ループ331、332と前記分離索ループ312、
313を係止接続すること、前記本索32と収納スリー
ブ33の下端が下部仮縛35により接続されていること
により、運搬時などに前記収納スリーブ33に収納され
た本索32と仮縛34間に張力がかかりにくくなり(前
記収納スリーブ33と分離索31の係合部分312a、
313aに張力が負荷されやすくなり、本索32自体に
は張力がかかりにくい)、通常の収納運搬時に仮縛34
が切断される恐れがなくなる。
【0014】さらに収納スリーブ33の下端にはパラシ
ュートの収納を行う収納袋に仮縛によって仮止めされる
収納袋仮縛用ループ334が設けられている。
【0015】
【作用】飛行機1の底部の収納部から物体を投下する場
合に、前記分離索31の分離索31の接続ループ311
を飛行機1の収納部の所定部分に連結する。このような
状態で収納部の観音扉を開き、物体4の固定を解除する
と、物体4は落下することになる。このとき、開傘索3
の収納スリーブ33が伸長し、収納スリーブ33の加担
に設けられている収納袋仮縛用ループ334と収納袋の
仮縛が切断される。張力がさらに負荷されると、収納ス
リーブ33の下部と本索32を接続する下部仮縛35が
切断されることになり、収納スリーブ33内に折り畳ま
れて収納されている本索32も伸長する。前記本索32
の下端部はパラシュート2の傘体21の頂部に固定され
ているために、前記傘体21と分離索31間に張力が負
荷されることになって、パラシュート2の傘体21は収
納袋より引っ張りだされ、かつ順次傘体頂部より伸長す
ることになり、良好に開傘しやすい状態になる(図3左
図)。
【0016】上述のような状態になったときには、前記
物体4の重量が本索32自体に負荷されることになり、
このため、本索32と分離索31を仮止めしている仮縛
34が切断されることになる。このため、本索32は分
離索ループ312、313のループから引き抜かれ、か
つ連結ループ331、332の交差によって形成された
ループからも引き抜かれることになる。このため、前記
分離索ループ312、313と連結ループ331、33
2の係止も解除されることになり、収納スリーブ33も
分離索31より開放されることになる。さらに前記収納
スリーブ33は本索31の分岐321により本索32に
固定されているために、本索32とともに分離索31よ
り切断されて、パラシュート2とともに落下することに
なる(図3右図参照)。
【0017】上述のようになっているために、飛行機1
の収納部には分離索のみが残存することになり、物体4
を投下した後に前記収納部の扉を閉めて、飛行すること
が可能になる。このため、飛行機の底部の収納部より物
体を投下可能になるという利点がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるパラシ
ュート用開傘索によれば、分離索と本索が仮縛によって
仮止めされているため、物体を投下したときに、前記本
索によって傘体が引き出された後に、前記分離索と本索
が切り離されることになる。このため、本索は物体とと
もにパラシュート降下することになり、分離索のみが飛
行機に残存する。この分離索は飛行機に接続するための
ものであるから、大寸法ではないため、前記底部収納部
の扉を閉めることが可能になり、前記底部収納部より、
物体を投下可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパラシュート用開傘索の上部の斜
視図。
【図2】本発明によるパラシュート用開傘索の下部の斜
視図。
【図3】本発明によるパラシュート用開傘索の作用を説
明する図。
【図4】従来のパラシュート用開傘索の作用を説明する
図。
【符号の説明】
1 飛行機 2 パラシュート 21 傘体 3 開傘索 31 分離索 311 接続ループ 312 分離索ループ 313 分離索ループ 32 本索 322 傘体取り付けループ 321 分岐 33 収納スリーブ 331 連結ループ 332 連結ループ 333 仮縛取り付け用ループ 334 収納袋仮縛用ループ 34 仮縛 35 下部仮縛

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛行機に接続するための分離索と、この
    分離索に切断可能な仮縛によって接続された本索を有
    し、前記本索はパラシュートの傘体に切り離しできない
    ように接続されていることを特徴とするパラシュート用
    開傘索。
  2. 【請求項2】 前記本索は収納スリーブに収納されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のパラシュート用開傘
    索。
  3. 【請求項3】 前記分離索は相互に向かい合うように形
    成された二つの分離索ループを有し、前記収納スリーブ
    の分離索側には、二つの交差する連結ループが形成され
    ているとともに、前記本索は前記連結ループの交差部分
    を通過し、かつ二つの分離索ループのループを通過して
    仮縛に仮止めされており、さらに前記連結ループは分離
    索ループに係止するようになっていることを特徴とする
    請求項2記載のパラシュート用開傘索。
  4. 【請求項4】 前記本索は分岐を有し、前記分岐は収納
    スリーブに連結していることを特徴とする請求項2又は
    3記載のパラシュート用開傘索。
  5. 【請求項5】 前記本索は収納スリーブのパラシュート
    側の端部で、仮縛によって仮止めされていることを特徴
    とする請求項2から4記載のいずれかのパラシュート用
    開傘索。
JP11963296A 1996-04-17 1996-04-17 パラシュート用開傘索 Pending JPH09277993A (ja)

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JP11963296A JPH09277993A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 パラシュート用開傘索

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JP11963296A JPH09277993A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 パラシュート用開傘索

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JPH09277993A true JPH09277993A (ja) 1997-10-28

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ID=14766259

Family Applications (1)

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JP11963296A Pending JPH09277993A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 パラシュート用開傘索

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JP (1) JPH09277993A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2777537A1 (fr) 1998-04-20 1999-10-22 Fujikura Parachute Company Ltd Structure de raccordement a cable separable d'un parachute
TWI610852B (zh) * 2016-12-20 2018-01-11 飛機降落傘裝置
CN109466776A (zh) * 2018-10-31 2019-03-15 航宇救生装备有限公司 一种控制大面积群伞开伞结构
CN109466781A (zh) * 2018-10-31 2019-03-15 航宇救生装备有限公司 加油软管接头稳定伞柔性限位结构

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