JPH092747A - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents
エレベータの群管理制御装置Info
- Publication number
- JPH092747A JPH092747A JP7152983A JP15298395A JPH092747A JP H092747 A JPH092747 A JP H092747A JP 7152983 A JP7152983 A JP 7152983A JP 15298395 A JP15298395 A JP 15298395A JP H092747 A JPH092747 A JP H092747A
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- JP
- Japan
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- control method
- control
- evaluation
- candidates
- control device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ビル内の特定階に対し特定の制御方法を設定可
能とするエレベータの群管理制御装置における制御方法
の自動調整で、特定階における設定目標の達成と全体性
能の向上を両立させる。 【構成】複数の制御方法の候補を作成(ステップ10−
1)し、その候補の制御結果を測定(ステップ10−
2)して、その結果をもとに新たな制御方法の候補を作
成(ステップ10−5)することを繰り返すことにより
制御方法の最適値を探索する方法において、新たな制御
方法の候補を作成するための最適探索用の評価(ステッ
プ10−4)と、実際のエレベータ群管理制御で用いる
制御方法を選択するための評価(ステップ10−6)を
別個に備える。
能とするエレベータの群管理制御装置における制御方法
の自動調整で、特定階における設定目標の達成と全体性
能の向上を両立させる。 【構成】複数の制御方法の候補を作成(ステップ10−
1)し、その候補の制御結果を測定(ステップ10−
2)して、その結果をもとに新たな制御方法の候補を作
成(ステップ10−5)することを繰り返すことにより
制御方法の最適値を探索する方法において、新たな制御
方法の候補を作成するための最適探索用の評価(ステッ
プ10−4)と、実際のエレベータ群管理制御で用いる
制御方法を選択するための評価(ステップ10−6)を
別個に備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの群管理制御
装置に係り、特に、ビル内の特定階に対し特定の制御項
目を設定可能とする群管理制御装置に関する。
装置に係り、特に、ビル内の特定階に対し特定の制御項
目を設定可能とする群管理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータを高効率に運行するため、ビ
ル毎の利用状況に合わせて群管理制御の制御方法を自動
調整する技術が、特開昭58−52162号,特開平3−297769
号公報などに開示されている。特開昭58−52162 号公報
では、制御方法の候補を複数作成し、ビル毎の利用状況
の学習結果を用いて制御方法候補のシミュレーションを
行い、その結果を比較して制御方法を決定する技術が述
べられている。自動調整の指針となるシミュレーション
結果の評価項目は、平均待ち時間または消費電力が用い
られている。また特開平3−297769 号公報では、制御方
法の候補が多数ある場合の最適値探索方法が記載されて
いる。結果の評価方法は、待ち時間,乗車時間,かご内
混雑度などの重み付け和を利用している。
ル毎の利用状況に合わせて群管理制御の制御方法を自動
調整する技術が、特開昭58−52162号,特開平3−297769
号公報などに開示されている。特開昭58−52162 号公報
では、制御方法の候補を複数作成し、ビル毎の利用状況
の学習結果を用いて制御方法候補のシミュレーションを
行い、その結果を比較して制御方法を決定する技術が述
べられている。自動調整の指針となるシミュレーション
結果の評価項目は、平均待ち時間または消費電力が用い
られている。また特開平3−297769 号公報では、制御方
法の候補が多数ある場合の最適値探索方法が記載されて
いる。結果の評価方法は、待ち時間,乗車時間,かご内
混雑度などの重み付け和を利用している。
【0003】一方で群管理制御方法は待ち時間の短縮か
ら、乗車時間,かご内混雑度などを含めた多目標化,特
定の階に対し制御方法を変更する方法など、複雑化,詳
細化が進んでいる。特定の階に対し制御方法を変更する
例としては、特開平6− 156890 号公報などがある。
ら、乗車時間,かご内混雑度などを含めた多目標化,特
定の階に対し制御方法を変更する方法など、複雑化,詳
細化が進んでいる。特定の階に対し制御方法を変更する
例としては、特開平6− 156890 号公報などがある。
【0004】また、最適探索の手法としては、山登り
法,シミュレーテッドアニーリング法,タブーサーチ,
遺伝的アルゴリズムなど多数あり、たとえば北野宏明編
「遺伝的アルゴリズム」(産業図書,1993−6)に
その技術が開示されている。
法,シミュレーテッドアニーリング法,タブーサーチ,
遺伝的アルゴリズムなど多数あり、たとえば北野宏明編
「遺伝的アルゴリズム」(産業図書,1993−6)に
その技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】制御方法が複雑化,詳
細化するとその自動調整も簡単にはできないため、複数
の制御方法の候補を設定しては評価し、その評価結果に
基づいてさらに次順の制御方法の候補を設定するという
繰り返し手法が必要となる。しかし、この評価の時に、
制御方法によっては実際の群管理制御に用いるのに適し
ているものと、実際に用いるには制約を満足しないが次
順の制御方法を決定するために重要なものとがある。特
に遺伝的アルゴリズムなどの多点同時探索では、次順以
降によい制御方法を作成するもととなる候補を有効に利
用することが最適化性能を改善する鍵となる。
細化するとその自動調整も簡単にはできないため、複数
の制御方法の候補を設定しては評価し、その評価結果に
基づいてさらに次順の制御方法の候補を設定するという
繰り返し手法が必要となる。しかし、この評価の時に、
制御方法によっては実際の群管理制御に用いるのに適し
ているものと、実際に用いるには制約を満足しないが次
順の制御方法を決定するために重要なものとがある。特
に遺伝的アルゴリズムなどの多点同時探索では、次順以
降によい制御方法を作成するもととなる候補を有効に利
用することが最適化性能を改善する鍵となる。
【0006】自動調整の従来技術ではこのような点が考
慮されておらず、制御方法の組み合わせが膨大になると
自動調整に多大な時間を必要としたり、局所解に陥って
よりよい解を求めることができなくなるという問題点が
あった。
慮されておらず、制御方法の組み合わせが膨大になると
自動調整に多大な時間を必要としたり、局所解に陥って
よりよい解を求めることができなくなるという問題点が
あった。
【0007】本発明の目的は、ビル内の特定階に対し特
定の制御方法を設定可能とするエレベータの群管理制御
装置における制御方法の自動調整で、特定階における設
定目標の達成と全体性能の向上を両立させる自動調整機
能を提供することにある。
定の制御方法を設定可能とするエレベータの群管理制御
装置における制御方法の自動調整で、特定階における設
定目標の達成と全体性能の向上を両立させる自動調整機
能を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、群管理制御装置内にエレベータの運行を制御す
る群管理制御手段と群管理制御手段で用いる可変パラメ
ータを持つ制御方法を決定する制御方法決定手段を備
え、制御方法決定手段には複数の制御方法の候補を作成
する制御方法候補作成手段と作成された候補を評価する
評価手段とを設けたものである。
ために、群管理制御装置内にエレベータの運行を制御す
る群管理制御手段と群管理制御手段で用いる可変パラメ
ータを持つ制御方法を決定する制御方法決定手段を備
え、制御方法決定手段には複数の制御方法の候補を作成
する制御方法候補作成手段と作成された候補を評価する
評価手段とを設けたものである。
【0009】さらに、評価手段に最適探索用評価手段と
制御方法選択用評価手段を設けた。
制御方法選択用評価手段を設けた。
【0010】
【作用】評価手段は、制御方法の候補ごとに制御結果を
予測し、制御方法候補の採点,評価を行う。採点の基本
的な方法は、予測結果の待ち時間やかご内混雑度などの
評価項目の値に対し、重み付け,最大値・最小値の選
択,合算などの演算を加えることで行う。
予測し、制御方法候補の採点,評価を行う。採点の基本
的な方法は、予測結果の待ち時間やかご内混雑度などの
評価項目の値に対し、重み付け,最大値・最小値の選
択,合算などの演算を加えることで行う。
【0011】最適探索用評価手段は、評価項目の中の評
価の高いものを重視する採点を行う。
価の高いものを重視する採点を行う。
【0012】制御方法選択用評価手段は、評価項目が所
定の制約条件を満たしているかを確認し、制約条件を満
たしていない候補を除外した残りの中から評価点の高い
制御方法を実際の群管理制御に利用する制御方法として
選択する。
定の制約条件を満たしているかを確認し、制約条件を満
たしていない候補を除外した残りの中から評価点の高い
制御方法を実際の群管理制御に利用する制御方法として
選択する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3を用
いて説明する。
いて説明する。
【0014】始めに本発明の基本的な考え方を数値例を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0015】図1は、可変パラメータあるいは採否を変
更可能な特殊運行方法A,B,…,Mにそれぞれある値
を設定した制御方法の候補No.1からNo.100につい
て、対象とする利用状況の学習データを用いて全体、特
定階の制御結果を予測した例である。ここで制御方法の
A,Bなどは、たとえば、特開平3−297769 号公報のエ
リア係数,乗車率のしきい値といった制御パラメータ、
あるいは特定階専用運転といった特殊な制御方法に相当
し、a1,a2,m1などはそのパラメータ値や制御方
法の採否に相当する。
更可能な特殊運行方法A,B,…,Mにそれぞれある値
を設定した制御方法の候補No.1からNo.100につい
て、対象とする利用状況の学習データを用いて全体、特
定階の制御結果を予測した例である。ここで制御方法の
A,Bなどは、たとえば、特開平3−297769 号公報のエ
リア係数,乗車率のしきい値といった制御パラメータ、
あるいは特定階専用運転といった特殊な制御方法に相当
し、a1,a2,m1などはそのパラメータ値や制御方
法の採否に相当する。
【0016】また全体の制御結果としては待ち時間
(秒)とかご内混雑度(%)およびその順位を示した。ま
た特定階の設定は「待ち時間を一般階より30%以上短
縮する」ことを目標と設定した。
(秒)とかご内混雑度(%)およびその順位を示した。ま
た特定階の設定は「待ち時間を一般階より30%以上短
縮する」ことを目標と設定した。
【0017】もし図1に例示した結果から実際に群管理
制御に用いる制御方法を選択する場合には、特定階の待
ち時間に関する制約条件を達成していないNo.1,No.
3,No.4の制御方法は選択から除外し、残りの候補の
中から選択することになる。ここでは、「特定階の待ち
時間が全体より30%以上短縮の制約条件を満たすなか
で、
制御に用いる制御方法を選択する場合には、特定階の待
ち時間に関する制約条件を達成していないNo.1,No.
3,No.4の制御方法は選択から除外し、残りの候補の
中から選択することになる。ここでは、「特定階の待ち
時間が全体より30%以上短縮の制約条件を満たすなか
で、
【0018】
【数1】 (1.0×全体待ち時間+0.5×全体かご内混雑度) …(数1) の値がもっとも小さい制御方法」と評価方法を設定する
ことにより、No.2の制御方法を実際の群管理制御で利
用するように出力する。
ことにより、No.2の制御方法を実際の群管理制御で利
用するように出力する。
【0019】しかし、最適探索の観点で見た場合、選択
の対象となる制御方法の候補No.2,No.100は特定
階の制約は満足しているものの全体の性能はそれほどよ
くない。これに対して除外されたNo.1,No.3の制御
方法は特定階は悪いが全体はよいというもので、特定階
だけ改善できればよりよい制御方法になる可能性を秘め
ている。そのため、最適探索に用いる評価では特定階の
性能による除外を行わず、部分的にでもよい性能を備え
ている制御方法候補は次順への影響を残せる評価が望ま
しい。その場合の評価方法としては、特定階の制約条件
による除外を適用しないで、
の対象となる制御方法の候補No.2,No.100は特定
階の制約は満足しているものの全体の性能はそれほどよ
くない。これに対して除外されたNo.1,No.3の制御
方法は特定階は悪いが全体はよいというもので、特定階
だけ改善できればよりよい制御方法になる可能性を秘め
ている。そのため、最適探索に用いる評価では特定階の
性能による除外を行わず、部分的にでもよい性能を備え
ている制御方法候補は次順への影響を残せる評価が望ま
しい。その場合の評価方法としては、特定階の制約条件
による除外を適用しないで、
【0020】
【数2】 1.0×(1.0×全体待ち時間+0.5×全体かご内混雑度)+2.0 ×(特定階待ち時間) …(数2) などで評価するように変更することで部分的に可能性の
高い制御方法の影響を次順以降に残すことができる。さ
らに各項目毎の評価順位を用いて、
高い制御方法の影響を次順以降に残すことができる。さ
らに各項目毎の評価順位を用いて、
【0021】
【数3】 1.0×min(全体待ち時間の順位,全体かご内混雑度の順位)+1.0 ×(特定階待ち時間の順位) …(数3) と評価を変更した場合には、部分的に可能性の高い制御
方法の評価を積極的によくすることができる。
方法の評価を積極的によくすることができる。
【0022】図2は本発明の一実施例のシステム構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【0023】群管理制御装置1は、号機制御装置2と通
信線で接続されており、号機制御装置2から位置やかご
内荷重等のデータが群管理制御装置1に、群管理制御装
置1からは停止階や運転方向等のデータが号機制御装置
2に送られる。号機制御装置2は、それらの指令に基づ
き号機3を制御する。また群管理制御装置1は、同様に
ホール呼び釦4とも接続されている。
信線で接続されており、号機制御装置2から位置やかご
内荷重等のデータが群管理制御装置1に、群管理制御装
置1からは停止階や運転方向等のデータが号機制御装置
2に送られる。号機制御装置2は、それらの指令に基づ
き号機3を制御する。また群管理制御装置1は、同様に
ホール呼び釦4とも接続されている。
【0024】群管理制御装置1内部には、学習部1−
1,制御方法決定部1−2,制御パラメータ1−3,群
管理制御部1−4がある。
1,制御方法決定部1−2,制御パラメータ1−3,群
管理制御部1−4がある。
【0025】学習部1−1は、号機制御装置2,ホール
呼び釦4等からの信号を統計処理し、各種の学習データ
を作成する。
呼び釦4等からの信号を統計処理し、各種の学習データ
を作成する。
【0026】制御方法決定部1−2は制御方法決定手段
に相当する。制御方法決定部1−2における処理は後述
する。
に相当する。制御方法決定部1−2における処理は後述
する。
【0027】制御パラメータ1−3は、制御方法決定部
1−2の処理により作成された実際の群管理制御に用い
る制御パラメータである。
1−2の処理により作成された実際の群管理制御に用い
る制御パラメータである。
【0028】群管理制御部1−4は群管理制御手段に相
当し、制御パラメータ1−3を用いて利用者からの利用
要求に対し号機3を運行する。
当し、制御パラメータ1−3を用いて利用者からの利用
要求に対し号機3を運行する。
【0029】なお説明で、たとえば特開平3−297769 号
公報他で公知公用の部分については詳細な説明を省略
し、本発明の要点である制御方法決定部1−2における
処理について重点的に記載する。また、以下説明する制
御方法決定における最適探索のアルゴリズムは、遺伝的
アルゴリズムを用いるものとする。遺伝的アルゴリズム
についてはたとえば北野宏明編「遺伝的アルゴリズム」
(産業図書,1993−6)にその方法が記述されている
ので詳細説明は省略する。
公報他で公知公用の部分については詳細な説明を省略
し、本発明の要点である制御方法決定部1−2における
処理について重点的に記載する。また、以下説明する制
御方法決定における最適探索のアルゴリズムは、遺伝的
アルゴリズムを用いるものとする。遺伝的アルゴリズム
についてはたとえば北野宏明編「遺伝的アルゴリズム」
(産業図書,1993−6)にその方法が記述されている
ので詳細説明は省略する。
【0030】図3は制御方法決定処理フローチャート1
0である。
0である。
【0031】制御方法決定処理フローチャート10は、
学習部1−1における学習データの蓄積・変更に応じて
起動される、あるいは、毎日の決まった時間に周期起動
される処理である。また、制御方法決定処理フローチャ
ート10は出勤,昼食前半といった交通流を特定して起
動される。
学習部1−1における学習データの蓄積・変更に応じて
起動される、あるいは、毎日の決まった時間に周期起動
される処理である。また、制御方法決定処理フローチャ
ート10は出勤,昼食前半といった交通流を特定して起
動される。
【0032】制御方法決定処理フローチャート10で
は、はじめにステップ10−1で制御方法の候補の初期
値をN組作成する。初期値の作成方法は、たとえば遺伝
的アルゴリズムでは制御方法を構成する可変パラメータ
を乱数により作成することができる。また制御方法の候
補数Nはたとえば100組などである。
は、はじめにステップ10−1で制御方法の候補の初期
値をN組作成する。初期値の作成方法は、たとえば遺伝
的アルゴリズムでは制御方法を構成する可変パラメータ
を乱数により作成することができる。また制御方法の候
補数Nはたとえば100組などである。
【0033】ステップ10−2では、学習部1−1にお
ける該当ビルでの利用状況の学習データを用いて、用意
した制御方法の候補N組を設定した場合の群管理制御を
シミュレートする。
ける該当ビルでの利用状況の学習データを用いて、用意
した制御方法の候補N組を設定した場合の群管理制御を
シミュレートする。
【0034】ステップ10−3は制御方法探索の終了判
定であり、終了条件が成り立たない場合はステップ10
−4へ、終了条件成立の場合はステップ10−6へ分岐
する。探索の終了条件は、制御方法決定処理に要する時
間が所定時間に達した,シミュレーション回数が所定回
に達した,要求を満足する制御方法が探索できた,探索
を続けても結果が改善できない状態に到達したなどが使
用できる。
定であり、終了条件が成り立たない場合はステップ10
−4へ、終了条件成立の場合はステップ10−6へ分岐
する。探索の終了条件は、制御方法決定処理に要する時
間が所定時間に達した,シミュレーション回数が所定回
に達した,要求を満足する制御方法が探索できた,探索
を続けても結果が改善できない状態に到達したなどが使
用できる。
【0035】ステップ10−3で終了条件が成り立たな
い場合は、ステップ10−4でシミュレーション結果の
最適探索用の評価を行う。評価の方法はたとえば図1,
数1を用いて説明した方法によるものとする。
い場合は、ステップ10−4でシミュレーション結果の
最適探索用の評価を行う。評価の方法はたとえば図1,
数1を用いて説明した方法によるものとする。
【0036】続いてステップ10−5ではその最適探索
用評価の結果を用いて制御方法の候補を再作成する。再
作成の方法は、遺伝的アルゴリズムを用いる場合には選
択,交叉,突然変異という操作で行える。
用評価の結果を用いて制御方法の候補を再作成する。再
作成の方法は、遺伝的アルゴリズムを用いる場合には選
択,交叉,突然変異という操作で行える。
【0037】ステップ10−5で制御方法の候補を再作
成した後、ステップ10−2へ戻り前記の処理を探索終
了まで繰り返す。
成した後、ステップ10−2へ戻り前記の処理を探索終
了まで繰り返す。
【0038】ステップ10−3で終了条件が成立した場
合は、ステップ10−6でシミュレーション結果の制御
方法選択用の評価を行う。評価方法は例えば数3による
採点を用いる。
合は、ステップ10−6でシミュレーション結果の制御
方法選択用の評価を行う。評価方法は例えば数3による
採点を用いる。
【0039】ステップ10−7では、ステップ10−6
における制御方法選択用の評価結果に基づいて実際の群
管理制御で用いる制御方法1−3を決定し、群管理制御
部1−4で使用できるように出力する。
における制御方法選択用の評価結果に基づいて実際の群
管理制御で用いる制御方法1−3を決定し、群管理制御
部1−4で使用できるように出力する。
【0040】この説明のなかで、ステップ10−1とス
テップ10−5が制御方法候補作成手段に相当し、ステ
ップ10−4が最適探索用評価手段,ステップ10−6
が制御方法選択用評価手段に相当する。
テップ10−5が制御方法候補作成手段に相当し、ステ
ップ10−4が最適探索用評価手段,ステップ10−6
が制御方法選択用評価手段に相当する。
【0041】本実施例によれば、最適探索用評価手段に
おいて部分的に優れた制御方法の候補を次順以降に反映
しやすく評価することにより、最適化性能を改善できる
効果がある。
おいて部分的に優れた制御方法の候補を次順以降に反映
しやすく評価することにより、最適化性能を改善できる
効果がある。
【0042】また制御方法選択用評価手段において制約
条件を確認する評価・除外を行うことにより、実使用に
は問題がある制御方法の候補が実際の群管理制御に設定
されないことを保証できる効果がある。
条件を確認する評価・除外を行うことにより、実使用に
は問題がある制御方法の候補が実際の群管理制御に設定
されないことを保証できる効果がある。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、特定階における設定目
標の達成と全体性能の向上を両立させる制御方法の自動
調整を可能にする。
標の達成と全体性能の向上を両立させる制御方法の自動
調整を可能にする。
【図1】本発明の基本的な考え方を示す数値例による説
明図。
明図。
【図2】本発明の一実施例のシステムの説明図。
【図3】制御方法決定処理のフローチャート。
1…群管理制御装置、1−1…学習部、1−2…制御方
法決定部、1−3…制御パラメータ、1−4…群管理制
御部、2…号機制御装置、3…号機、4…ホール呼び
釦、10…制御方法決定処理フローチャート。
法決定部、1−3…制御パラメータ、1−4…群管理制
御部、2…号機制御装置、3…号機、4…ホール呼び
釦、10…制御方法決定処理フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 博 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内
Claims (2)
- 【請求項1】可変パラメータを持つ制御方法を用いて複
数台のエレベータの運行を制御する群管理制御手段と、
複数の制御方法の候補を作成する制御方法候補作成手段
と作成された候補を評価する評価手段とから構成される
制御方法決定手段とを備えたエレベータの群管理制御装
置において、前記制御方法決定手段における制御方法候
補の評価手段が、次順の制御方法の候補を作成するため
に用いる最適探索用評価手段と、群管理制御手段で用い
る制御方法を選択するための制御方法選択用評価手段と
の評価手段を備えたことを特徴とするエレベータの群管
理制御装置。 - 【請求項2】特定の階における特定の優先項目を改善す
る機能を備えた制御方法を用いて複数台のエレベータの
運行を制御する群管理制御手段と、複数の制御方法の候
補を作成する制御方法候補作成手段と作成された候補を
評価する評価手段とから構成される制御方法決定手段と
を備えたエレベータの群管理制御装置において、前記制
御方法決定手段における制御方法候補の評価手段が、次
順の制御方法の候補を作成するために用いる最適探索用
評価手段と、群管理制御手段で用いる制御方法を選択す
るための制御方法選択用評価手段とを備え、前記制御方
法選択用評価手段における選択が、前記特定の階におけ
る特定の優先項目の改善が所定の条件に達しない制御方
法の候補を除外し残りの候補の中から選択することを特
徴とするエレベータの群管理制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152983A JPH092747A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | エレベータの群管理制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152983A JPH092747A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | エレベータの群管理制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH092747A true JPH092747A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15552407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152983A Pending JPH092747A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | エレベータの群管理制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH092747A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001692A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Fujitec Co Ltd | 群管理制御装置及びこれを具えたエレベータシステム |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP7152983A patent/JPH092747A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001692A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Fujitec Co Ltd | 群管理制御装置及びこれを具えたエレベータシステム |
JP4653974B2 (ja) * | 2004-06-17 | 2011-03-16 | フジテック株式会社 | 群管理制御装置及びこれを具えたエレベータシステム |
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