JPH09274648A - Icカード装置およびicカード装置を増設可能な携帯形機器 - Google Patents

Icカード装置およびicカード装置を増設可能な携帯形機器

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JPH09274648A
JPH09274648A JP8085138A JP8513896A JPH09274648A JP H09274648 A JPH09274648 A JP H09274648A JP 8085138 A JP8085138 A JP 8085138A JP 8513896 A JP8513896 A JP 8513896A JP H09274648 A JPH09274648 A JP H09274648A
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JP
Japan
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substrate
extension
memory card
card device
interface section
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JP8085138A
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English (en)
Inventor
Shinpei Kunii
晋平 國井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、グランドの接続を強化することがで
きるICカード装置およびICカード装置を増設可能な
携帯形機器を得ることにある。 【解決手段】メモリカード1 は、規格化された形状およ
び寸法を有する基板2 と、基板の奥行き方向の一端に予
め規定された配列に従って配置され、グランド用の端子
を含む多数の信号用の端子8 を有するインタフェース部
7 と、上記基板に実装され、インタフェース部の端子に
電気的に接続された複数の半導体チップ3とを備えてい
る。基板は、インタフェース部とは反対側に向けて一体
に延長された延長部11を有し、この延長部に少なくとも
一つのグランド用の導体パターン12a,12b を形成したこ
とを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカードのよ
うなICカード装置、およびこのICカード装置を増設
可能な携帯形機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ブック形あるいはノート形と称されるコ
ンパクトなポータブルコンピュータにおいて、記憶容量
を増大させるためにメモリカードを装着可能とした機種
が知られている。
【0003】このポータブルコンピュータに用いられる
メモリカードは、複数の半導体チップが実装された基板
を有している。この基板の一端には、数多くの信号用の
端子やグランド用の端子を有するインタフェース部が形
成されており、このインタフェース部がコンピュータの
カードコネクタに取り外し可能に接続されるようになっ
ている。
【0004】ところで、従来のメモリカードは、その基
板の形状およびインタフェース部の端子の配列が、接続
すべきコンピュータの機種に応じて異なっていることが
多い。そのため、ユーザは、コンピュータの機種を変え
る度に、この機種に対応したメモリカードを新たに購入
しなくてはならず、このメモリカードの規格の標準化が
強く望まれていた。
【0005】この要望を満足すべく、最近、SO−DI
MM(Small Outline Dual In-lineMemory Module )と
称される増設メモリカードが標準化されようとしてい
る。このSO−DIMMで規格化されたメモリカード
は、基板の寸法や形状ならびに端子の配列や形状等が予
め規定されているため、このSO−DIMMの規格に対
応したカードコネクタを有するポータブルコンピュータ
であれば、たとえコンピュータの機種を変更した場合で
も、ユーザはメモリカードを共通して使用できるといっ
た恩恵を受けることになる。
【0006】一方、近年、ポータブルコンピュータの性
能は飛躍的に進歩し、その処理速度が益々高くなりつつ
ある。そのため、メモリカードにあっても、半導体チッ
プへの信号のアクセスが高速化されたり、半導体チップ
の集積度の向上に伴って消費電力が増大する傾向にあ
り、このメモリカード単体での消費電力が増加しつつあ
る。
【0007】こうしたメモリカードの動作を安定させた
り、不要輻射ノイズの規格であるFCC、VDEあるい
はVCCIに定められた条件を満たすためには、メモリ
カードのグランドを強化することが必要となってくる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記SO−
DIMMの規格に対応したメモリカードでは、グランド
用の端子は18本と本数が規定されており、これらグラ
ンド用の端子を自由に増やすことができない。しかも、
グランド用の端子の形状は、その他の信号用の端子の形
状と同一であるため、グランドの接続状態がその他の信
号系の接続状態と同等なものとなっている。
【0009】そのため、特に大容量の半導体チップを実
装したメモリカードでは、グランドの接続が不充分なも
のとなる虞れがあり、このメモリカードを正常に動作さ
せたり、不要輻射ノイズの低減を図る上でいま一歩改善
の余地が残されている。
【0010】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、その目的は、グランドの接続を強化する
ことができ、安定した動作が得られるとともに、不要輻
射ノイズを低減できるICカード装置およびICカード
装置を増設可能な携帯形機器を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載されたICカード装置は、予め規定
された形状および寸法を有する基板と;この基板の奥行
き方向の一端に予め規定された配列に従って配置され、
グランド用の端子を含む多数の信号用の端子を有するイ
ンタフェース部と;上記基板に実装され、上記インタフ
ェース部の端子に電気的に接続された複数の半導体チッ
プとを備えている。そして、上記基板は、上記規定され
た形状からさらに上記インタフェース部とは反対側に向
けて一体に延長された延長部を有し、この延長部に少な
くとも一つのグランド用の導体パターンを形成したこと
を特徴としている。
【0012】この構成によれば、インタフェース部のグ
ランド用の端子ばかりでなく、基板の延長部の導体パタ
ーンからもグランドとの接続をとることができる。ま
た、この導体パターンは、何等規格化されるものではな
いため、その形状や面積を自由に設定することができ
る。このため、インタフェース部の端子の配列が規格化
されているにも拘らず、ICカード装置のグランド接続
を強化することができる。
【0013】上記目的を達成するため、請求項3に記載
された携帯形機器は、導電層によって覆われた内面を有
する合成樹脂製の筐体と;この筐体の内部に収容された
回路基板と;上記筐体の内部に取り出し可能に増設さ
れ、上記回路基板に電気的に接続されたICカード装置
とを備えている。そして、上記ICカード装置は、予め
規定された形状および寸法を有する基板と、この基板の
奥行き方向の一端に予め規定された配列に従って配置さ
れ、グランド用の端子を含む多数の信号用の端子を有す
るとともに、上記回路基板に接続されるインタフェース
部と、上記基板に実装され、上記インタフェース部の端
子に電気的に接続された複数の半導体チップとを有して
おり、上記基板に、上記規定された形状からさらに上記
インタフェース部とは反対側に向けて一体に延長された
延長部を形成し、この延長部に少なくとも一つのグラン
ド用の導体パターンを形成するとともに、この導体パタ
ーンを上記筐体の導電層に重ね合わせて固定したことを
特徴としている。
【0014】この構成によれば、延長部の導体パターン
が筐体の導電層に接触し、これら導体パターンと導電層
とが電気的に接続されるので、基板のインタフェース部
以外の箇所からもグランドとの接続をとることができ
る。しかも、導体パターンは、何等規格化されるもので
はないため、その形状や面積を自由に設定することがで
きる。したがって、インタフェース部の端子の配列が規
格化されているにも拘らず、ICカード装置のグランド
接続を強化することができる。
【0015】また、上記構成によると、ICカード装置
は、基板のインタフェース部と延長部との複数箇所で筐
体に支持されるので、このICカード装置をしっかりと
支えることができる。そのため、ICカード装置に振動
・衝撃といった機械的な外乱が作用したとしても、IC
カード装置の脱落等を防止することができ、回路基板に
対する接続の信頼性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、ポー
タブルコンピュータに用いられるメモリカードに適用し
た図面にもとづいて説明する。図1に示すように、IC
カード装置としてのメモリカード1は、合成樹脂製の基
板2と、この基板2に実装されたDRAMのような複数
の半導体チップ3とを備えている。基板2は、その幅寸
法Wと奥行き寸法Dとが上記従来の技術の項目のところ
で述べたSO−DIMMの規格に基づいて定められてお
り、全体として長方形板状をなしている。そして、上記
半導体チップ3は、基板2の表面と裏面の双方に夫々四
個づつ実装されている。
【0017】基板2は、幅方向に離間した一対の側縁部
4a,4bと、これら側縁部4a,4bの間に跨がる前
縁部4cとを有している。側縁部4a,4bには、夫々
係合凹部5a,5bが形成されている。係合凹部5a,
5bは、半円形状をなしており、これら係合凹部5a,
5bの中心からから前縁部4cまでの長さLは、上記S
O−DIMMの規格に基づいて定められている。
【0018】基板2の前縁部4cには、位置決め用の切
り欠き6とインタフェース部7とが形成されている。切
り欠き6は、基板2の幅方向の中心から偏位した位置に
形成されており、この切り欠き6の形状は、上記SO−
DIMMの規格に基づいて定められている。
【0019】インタフェース部7は、144本のピン端
子8を備えている。ピン端子8は、基板2の表面と裏面
とに夫々配置されており、上記切り欠き6を挾んだ両側
に振り分けられている。ピン端子8は、短冊状をなして
おり、その幅寸法と長さ寸法および配置間隔は、上記S
O−DIMMの規格に基づいて定められている。そし
て、144本のピン端子8のうち、18本のピン端子8
はグランド用であり、残りのピン端子8は信号アクセス
用となっている。
【0020】図1に示すように、基板2は、延長部11
を有している。延長部11は、上記インタフェース部7
とは反対側に向けて延びており、上記SO−DIMMの
規格よりも大きな奥行き寸法を備えている。そのため、
本実施形態の延長部11は、上記基板2の略2倍の面積
を有しており、これら基板2と延長部11との境界は、
破線Bで示されている。そして、この延長部11の表面
と裏面には、夫々半導体チップ3が八個づつ実装されて
いる。
【0021】延長部11は、一対のグランド用の導体パ
ターン12a,12bを有している。導体パターン12
a,12bは、略正方形状をなしており、上記SO−D
IMMの規格を外れた領域において、延長部11の表面
と裏面とに露出されている。導体パターン12a,12
bは、延長部11の幅方向に互いに離間した位置におい
て、この延長部11の奥行き方向に互いにずれている。
そして、導体パターン12a,12bの面積は、上記S
O−DIMMの規格に関係なく自由に定められており、
これら導体パターン12a,12bは、図示しない配線
パターンを介して上記半導体チップ3に電気的に接続さ
れている。
【0022】上記延長部11は、上記導体パターン12
a,12bに対応した位置に、夫々挿通孔13a,13
bを有している。挿通孔13a,13bは、延長部11
を厚み方向に貫通しており、これら挿通孔13a,13
bの内周面は、図3に示すように、上記導体パターン1
2a,12bにより連続して覆われている。
【0023】一方、図2は、メモリカード1をポータブ
ルコンピュータの筐体15に実装した状態を開示してい
る。筐体15は、合成樹脂材料にて構成されており、こ
の筐体15の内部には、回路基板16が収容されてい
る。回路基板16は、筐体15の底壁15aと平行に配
置されており、この回路基板16上には、図示しない数
多くのICチップが実装されている。
【0024】回路基板16の表面には、上記メモリカー
ド1とのインタフェースとなるカードコネクタ18が配
置されている。カードコネクタ18は、嵌合溝19と、
一対の係合片20a,20bとを有している。嵌合溝1
9は、上記メモリカード1のインタフェース部7が取り
外し可能に嵌合されるもので、この嵌合溝19の内部に
は、上記ピン端子8に接する図示しない接触片が配置さ
れている。
【0025】係合片20a,20bは、弾性変形が可能
であり、上記メモリカード1のインタフェース部7を上
記嵌合溝19に嵌合した時に、上記基板2の係合凹部5
a,5bに取り外し可能に係合されるようになってい
る。そのため、メモリカード1の基板2は、上記カード
コネクタ18の嵌合溝19と係合片20a,20bとに
よって支持されている。
【0026】なお、上記嵌合溝19の内部には、上記イ
ンタフェース部7の切り欠き6に入り込むガイドピン
(図示せず)が配置されている。このガイドピンは、メ
モリカード1をカードコネクタ18の嵌合溝19に差し
込む際に、メモリカード1の向きを規定するためのもの
であり、このメモリカード1を表裏逆向きの姿勢で嵌合
溝19に差し込んだ際には、上記切り欠き6の偏位に伴
って切り欠き6とガイドピンとが合致せず、このメモリ
カード1の誤った装着が防止されるようになっている。
【0027】図2や図3に示すように、筐体15の底壁
15aは、上向きに延びる一対のボス部22(一方のみ
を図示)を有している。ボス部22は、上記回路基板1
6を貫通してこの回路基板16の上方に導出されてい
る。これらボス部22は、延長部11の導体パターン1
2a,12bに対応した位置に配置されている。
【0028】ボス部22は、平坦な支持面23を有して
いる。支持面23は、延長部11の裏面の導体パターン
12bに接しており、これら支持面23と導体パターン
12bとの接触面積は充分に確保されている。ボス部2
2には、金属製の筒体24がインサートされている。筒
体24は、ねじ孔25を有しており、このねじ孔25が
開口された筒体24の上面は、上記ボス部22の支持面
23に連なっている。
【0029】図3に示すように、上記底壁15aを含む
筐体15の内面には、導電塗装又は導電メッキと称され
る導電性のコーティングが施されている。このコーティ
ングは、コンピュータからの不用輻射ノイズを抑えると
ともに、外部からの静電気ノイズに対する耐圧を高める
ためのもので、上記筐体2の内面を覆う導電層27を有
している。この導電層27は、上記ボス部22や上記筒
体24の上面を連続して覆っている。そのため、導電層
27は、上記筒体24に電気的に接続されている。
【0030】メモリカード1の延長部11は、金属製の
ねじ30を介して上記ボス部22に固定されている。ね
じ30は、延長部11の挿通孔13a,13bを貫通し
て筒体24のねじ孔25にねじ込まれている。このねじ
込みにより、メモリカード1の延長部11がボス部22
の支持面23に締め付け固定され、この延長部11の裏
面の導体パターン12a,12bが筐体15の導電層2
7に接している。また、ねじ30を締め付けた状態で
は、このねじ30の頭部30aが延長部11の表面の導
体パターン12a,12bに接している。そのため、延
長部11の表面の導体パターン12a,12bは、ねじ
30および筒体24を介して導電層27に接している。
【0031】このような構成において、メモリカード1
をコンピュータに増設するには、メモリカード1のイン
タフェース部7を斜め上方からカードコネクタ18の嵌
合溝19に差し込む。次に、メモリカード1が回路基板
16と平行となるように、このメモリカード1をインタ
フェース部7と嵌合溝19との嵌合部を支点に下向きに
回動させる。この回動により、基板2の係合凹部5a,
5bにカードコネクタ18の係合片20a,20bが嵌
まり合い、メモリカード1の基板2がカーードコネクタ
18に抜け止め保持される。
【0032】また、基板2がカードコネクタ18に保持
された状態では、この基板2の延長部11がボス部22
の支持面23に重なり合い、その挿通孔13a,13b
が筒体24のねじ孔25と向かい合う。そのため、延長
部11の挿通孔13a,13bに上方からねじ30を挿
通し、これらねじ30を筒体24のねじ孔25にねじ込
むことで、メモリカード1の延長部11をボス部22に
締め付け固定する。
【0033】この固定により、上記延長部11の裏面に
露出された導体パターン12a,12bがボス部22を
覆う導電層27に接触するとともに、延長部11の表面
に露出された導体パターン12a,12bがねじ30お
よび筒体24を介して導電層27に接触する。この結
果、メモリカード1が筐体15に接地される。
【0034】このような構成によれば、基板2の延長部
11にグランド用の導体パターン12a,12bを形成
したので、インタフェース部7のグランド用のピン端子
8ばかりでなく、基板2の延長部11からもグランドと
の接続をとることができる。しかも、この場合、導体パ
ターン12a,12bは、上記SO−DIMMで定めら
れた領域から外れているので、この規格に従う必要はな
く、これら導体パターン12a,12bの形状や面積を
半導体チップ3の容量等に応じて自由に設定することが
できる。
【0035】したがって、インタフェース部7のピン端
子8の配列が規格化されているにも拘らず、メモリカー
ド1のグランド接続を強化することができ、このメモリ
カード1を正常動作させる安定した基準電圧を確保でき
るとともに、不要輻射ノイズを確実に低減することがで
きる。
【0036】また、上記構成によると、メモリカード1
は、その基板2がカードコネクタ18に保持されている
とともに、延長部11が筐体15のボス部22にねじ3
0を介して固定されているので、このメモリカード1を
しっかりと支えることができる。そのため、メモリカー
ド1に振動・衝撃といった機械的な外乱が作用したとし
ても、メモリカード1の脱落等を防止することができ、
回路基板16に対する接続の信頼性が向上する。
【0037】その上、延長部11には基板2よりも数多
くの半導体チップ3が実装されているので、メモリカー
ド1に実装される半導体チップ3の数を無理なく増やす
ことができる。このため、大容量の高価な半導体チップ
を用いることなく、メモリカード1の記憶容量を大きく
することができ、メモリカード1のコストの低減が可能
となる。
【0038】さらに、延長部11の挿通孔13a,13
bは、この延長部11の幅方向に離間した位置におい
て、延長部11の奥行き方向にずれているので、誤って
メモリカード1を表裏逆の向きで回路基板16上に装着
しようとした場合には、挿通孔13a,13bとボス部
22とが一致しなくなる。そのため、ユーザは、メモリ
カード1の向きが表裏逆であることを認識することがで
き、メモリカード1の誤った装着を未然に防止すること
ができる。
【0039】なお、上記実施の形態においては、延長部
に一対の導体パターンを形成したが、この導体パターン
の数は上記実施の形態に制約されず、一つあるいは三つ
以上としても良い。
【0040】また、本発明に係るICカード装置は、メ
モリカードに特定されるものではなく、その他の機能拡
張用カードやI/Oカードでも同様に実施可能である。
さらに、ICカード装置を増設して使用する携帯形機器
もポータブルコンピュータに制約されるものではなく、
ワードプロセッサのようなその他の機器にも同様に実施
できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1および3に記載した構成によれ
ば、基板の延長部からもグランドとの接続をとることが
できるとともに、導体パターンの形状や面積を基板の規
格に囚われることなく半導体チップの容量等に応じて自
由に設定することができる。したがって、インタフェー
ス部の端子の配列が規格化されているにも拘らず、IC
カード装置のグランド接続を強化することができ、IC
カード装置を正常動作させる安定した基準電圧を確保で
きるとともに、不要輻射ノイズを確実に低減することが
できる。
【0042】しかも、延長部に半導体チップを実装すれ
ば、ICカード装置に実装される半導体チップの数を無
理なく増やすことができる。このため、大容量の高価な
半導体チップを用いることなくICカード装置の容量を
大きくすることができ、このICカード装置を安価に提
供することができる。
【0043】さらに、請求項3の構成によれば、ICカ
ード装置は、その基板がカードコネクタによって保持さ
れるとともに、延長部が筐体にねじ止めされるので、こ
のICカード装置をしっかりと支えることができる。し
たがって、ICカード装置に振動・衝撃といった機械的
な外乱が作用したとしても、ICカード装置の脱落等を
防止することができ、回路基板に対する接続の信頼性が
確実に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、メモリカードの平面図。(B)は、
メモリカードの側面図。
【図2】メモリカードをポータブルコンピュータの筐体
に増設した状態を示す断面図。
【図3】図2のX部を拡大して示す断面図。
【符合の説明】 1…ICカード装置(メモリカード) 2…基板 3…半導体チップ 7…インタフェース部 8…端子(ピン端子) 11…延長部 12a,12b…導体パターン 15…筐体 16…回路基板 27…導電層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め規定された形状および寸法を有する
    基板と;この基板の奥行き方向の一端に予め規定された
    配列に従って配置され、グランド用の端子を含む多数の
    信号用の端子を有するインタフェース部と;上記基板に
    実装され、上記インタフェース部の端子に電気的に接続
    された複数の半導体チップと;を備えており、 上記基板は、上記規定された形状からさらに上記インタ
    フェース部とは反対側に向けて一体に延長された延長部
    を有し、この延長部に少なくとも一つのグランド用の導
    体パターンを形成したことを特徴とするICカード装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記基板の延
    長部に複数の半導体チップを実装したことを特徴とする
    ICカード装置。
  3. 【請求項3】 導電層によって覆われた内面を有する合
    成樹脂製の筐体と;この筐体の内部に収容された回路基
    板と;上記筐体の内部に取り出し可能に増設され、上記
    回路基板に電気的に接続されたICカード装置と;を備
    えている携帯形機器において、 上記ICカード装置は、予め規定された形状および寸法
    を有する基板と、この基板の奥行き方向の一端に予め規
    定された配列に従って配置され、グランド用の端子を含
    む多数の信号用の端子を有するインタフェース部と、上
    記基板に実装され、上記インタフェース部の端子に電気
    的に接続された複数の半導体チップとを有しており、 上記基板に、上記規定された形状からさらに上記インタ
    フェース部とは反対側に向けて一体に延長された延長部
    を形成し、この延長部に少なくとも一つのグランド用の
    導体パターンを形成するとともに、この導体パターンを
    上記筐体の導電層に重ね合わせて固定したことを特徴と
    する携帯形機器。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記回路基板
    は、上記ICカード装置のインタフェース部が取り外し
    可能に嵌合されるインタフェースコネクタを有し、この
    インタフェースコネクタは、上記基板に取り外し可能に
    引っ掛かる係合片を有していることを特徴とする携帯形
    機器。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、上記基板の延
    長部に複数の半導体チップを実装したことを特徴とする
    携帯形機器。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記導体パタ
    ーンは、上記延長部の幅方向に離間した二箇所に形成さ
    れ、これら導体パターンは、延長部の奥行き方向に沿っ
    て互いにずれた位置に配置されているとともに、 上記筐体は、上記導体パターンに対応した位置に、上記
    導電層によって覆われた一対のボス部を有し、これらボ
    ス部にねじを介して上記延長部が締め付け固定されてい
    ることを特徴とする携帯形機器。
JP8085138A 1996-04-08 1996-04-08 Icカード装置およびicカード装置を増設可能な携帯形機器 Pending JPH09274648A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058582A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fujitsu Ltd 電子機器および基板アセンブリ
JP2010073157A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Fujitsu Ltd 電子機器

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