JPH09271588A - 壁紙専用カッターナイフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】壁面に張りつけた壁紙の隅の部分や柱との突き
合わせ部分を、従来の技術の竹ベラで形をつけ、地ベラ
とカッターナイフを併用して両手の作業で切断していた
ものを一度の片手の作業で行うこと。 【解決手段】従来のカッターナイフの本体を、前部と後
部の二つの部分に分け、その間に押しバネを備え、カバ
ーで一体化して前部が可動するようにした。さらに、カ
ッターナイフの前部に、竹ベラと地ベラの効果をもつ形
状を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、壁面にはった壁紙
の隅の部分や柱との突き合わせを切断する時に使用する
壁紙専用カッターナイフである。

【０００２】

【従来の技術】従来、壁面にはった壁紙の隅の部分や柱
との突き合わせを切断する時は、竹ベラで、壁紙の隅の
部分や柱との突き合わせに形を入れ、次に地ベラとカッ
ターナイフを併用する両手の作業であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の法方では次のよ
うな欠点があった （イ）竹ベラ、地ベラ、カッターナイフを用いるため作
業工程が多く、時間がかかり、両手作業のため困難であ
った。 （ロ）地ベラは、作業袋の中で場所を取るため邪魔にな
っていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、請求項２にある壁紙専用カッターナイフの場合図
１にある本体前部（１）を可動するものとし、さらにそ
の先端を竹ベラと地ベラの効果をもつ形状にした。請求
項３にある壁紙専用カッターナイフの場合図４にある本
体前部（１１）を可動するものとし、さらにその先端を
地ベラの効果をもつ形状にし、カバー（１３）に竹ベラ
の効果をもつ形状を設けた。

【０００５】

【発明の実施の形態】請求項２の壁紙専用カッターナイ
フの場合従来のカッターナイフの本体を図１にある本体
前部（１）と本体後部（２）に分けその間に押しバネ
（４）を備え、カバー（３）で一体化した。可動部分で
ある本体前部（１）の先端に図２で示すような凹部
（５）と凸部（６）を設け、壁紙専用カッターナイフを
壁紙面に押し当てる時カッターナイフの刃が常に壁紙面
に当たるようにした。この状態で、竹ベラと、地ベラの
効果をもつ本体前部（１）の先端を移動させ壁紙を切断
する。請求項３の壁紙専用カッターナイフの場合従来の
カッターナイフの本体を図４にある本体前部（１１）と
本体後部（２）に分けその間に押しバネ（４）を備えカ
バー（１３）で一体化した。可動部分である本体前部
（１１）の先端に、図５に示すような凹部（１５）と、
カバー（１３）の先端に、図６に示すような凸部（１
６）を設け、壁紙専用カッターナイフを壁紙面に押し当
てる時カッターナイフの刃が常に壁紙面に当たるように
した。この状態で竹ベラの効果をもつカバー（１３）の
先端に設けた凸部（１６）と、地ベラの効果をもつ本体
前部（１１）の先端を移動させ壁紙を切断する。

【０００６】請求項３の壁紙専用カッターナイフの場
合、壁紙切断時に壁紙面と壁紙専用カッターナイフとの
角度の変化に、可動する本体前部（１１）の先端と、可
動しないカバー（１３）の先端の凸部（１６）との位置
関係が変化し対応できるため請求項２の壁紙専用カッタ
ーナイフより好ましい結果を見ることができる。

【０００７】請求項１の押しバネは、ステンレスで、外
径×太さ×長さが ４×０．３５×１５±５mmのものが
適当。カバーは、ステンレスもしくはスチール製で０．
４±０．１mm厚の板を加工したものが好ましい。

【０００８】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
請求項２の壁紙専用カッターナイフの場合図３の組み立
て部品図で、本体前部（１）と本体後部（２）のそれぞ
れ左右にある突起部（７）に押しバネ（４）を装着し、
次にカバー（３）を取り付け一体化する。この時カバー
（３）の下方左右に設けた打ち込み突出部分（８）を、
本体後部（２）の左右にある凹み（９）に嵌め込むよう
にする。請求項３の壁紙専用カッターナイフの場合も実
施例の要領は、請求項２の壁紙専用カッターナイフと同
じである。

【０００９】

【発明の効果】竹ベラ、地ベラの効果をもたせた壁紙専
用カッターナイフのため、壁紙の切断作業が短時間で容
易に行える。また、道具がコンパクトになったので作業
袋の中が整理でき作業能率を増すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の請求項２の壁紙専用カッターナイフ斜
視実施図である

【図２】請求項２の本体前部（１）の先端形状図である

【図３】請求項２の組み立て部品図である

【図４】本発明の請求項３の壁紙専用カッターナイフ斜
視実施図である

【図５】請求項３の本体前部（１１）の先端形状図であ
る

【図６】請求項３のカバー（１３）の先端形状図である

【符号の説明】

１、１１ 本体前部 ２ 本体後部 ３、１３ カバー ４ 押しバネ ５、１５ 凹部 ６、１６ 凸部 ７ 突起部 ８ 打ち込み突出部分 ９ 凹み

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 従来のカッターナイフの本体を、前部と
   後部の二つの部分に分け、どちらかのサイズをほんの少
   し変更して、スライドできるようにし、その間に押しバ
   ネを備えカバーで一体化した、壁紙専用カッターナイ
   フ。
2. 【請求項２】 図２にあるように、本体前部（１）の先
   端の形状が、凹部（５）と凸部（６）を有した請求項１
   の壁紙専用カッターナイフ。
3. 【請求項３】 図５にあるように、本体前部（１１）の
   先端に凹部（１５）を、図６にあるように、カバー（１
   ３）の先端に凸部（１６）を設けた請求項１の壁紙専用
   カッターナイフ。