JPH09266329A - 光電変換素子アレイ装置、半導体発光素子アレイを用いた光源装置、およびその製造方法 - Google Patents

光電変換素子アレイ装置、半導体発光素子アレイを用いた光源装置、およびその製造方法

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JPH09266329A
JPH09266329A JP7496196A JP7496196A JPH09266329A JP H09266329 A JPH09266329 A JP H09266329A JP 7496196 A JP7496196 A JP 7496196A JP 7496196 A JP7496196 A JP 7496196A JP H09266329 A JPH09266329 A JP H09266329A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光点密度が高く信頼性の高い半導体発光素
子アレイを用いた光源装置を提供する。 【解決手段】 本発明の特徴は、二次元配列せしめられ
た発光点LPを形成する発光素子アレイと、前記発光点
からの光を収束する収束手段と、前記収束手段を介して
前記光が収束せしめられ、結像点を形成する位置に設け
られた受光手段と、あらかじめ決定された方向に、前記
受光手段に対して相対的に前記結像点を移送する移送手
段とを具備し、前記発光素子アレイは、複数の半導体チ
ップで構成され、前記半導体チップの相対向する隣接端
面S1,S2が前記移送方向に対して傾斜するように結
合せしめられていることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光素子アレイ
を用いた光源装置に係り、特にLEDプリンタやレーザ
プリンタ、レーザディスプレイ、イメージセンサなどに
用いられる光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のLEDプリンタは、図11に示す
ように1次元に配列された発光点LPを有する長方形の
LED発光素子チップCh1,Ch2を一列に接続して
マルチチップヘッドとし、これを光源として用いてい
る。
【0003】素子配列の高密度化をはかるためにいろい
ろな方法が提案されており、例えば発光点を千鳥状に配
列したチップを形成し、これを接続する方法が提案され
ている(特開平2−147259号)。この方法では、
1チップ内において発光点が千鳥状に配列されているた
めに、発光点間の距離が広がり、配線スペースが広くな
ることにより、歩留まりが向上する。しかしながら、接
続面のチップ端面は副走査方向(ドラムの回転方向に対
応するLEDチップ面内の方向)に平行であるため、発
光点密度が高くなると、チップ端面と発光点が接近す
る。チップ端面と発光点との距離は、図12に示すよう
に、チップ切断の位置精度の問題からある値のマージン
が設けられている。発光点と切断端面との間の距離は切
断ダメージの問題から数μm 以上とる必要があるが、チ
ップ切断の位置精度ばらつきが、±5μm以上あること
から端面と発光点との距離のばらつきは5〜15μmと
なる。15μmの場合、チップを接続すると30μmとな
り、 1200dpiの21μmピッチが実現できなくな
ってしまうという問題があった。
【0004】また、発光素子列を2列設け、各列を、チ
ップを順次接続したアレイ光源で構成し、この2列を各
々に対応するロッドレンズで感光ドラム面上に一直線に
結像点が配列されるようにした光ヘッドも提案されてい
る(特開平5−94080号)。この方法では、記録密
度の1/2の発光点密度を持つ発光点アレイを各列に設
ければよく発光点密度が低いので実現し易い。しかし、
各列の結像点をドラム面上の端から端まで精度よく位置
合わせを行うことは不可能に近い。現実には発光点の位
置精度はミクロンオーダーが要求されており、極めて困
難である上、組み立てに多大な時間とコストがかかり現
実的ではなかった。
【0005】さらに、発光ダイオードチップの接続にお
ける位置調整を簡単にするために、2つ以上のブロック
に分けられた発光ダイオード列を有する半導体チップを
発光ダイオード列に対してチップ接続端面を90度から
5度傾けるようにした発光ダイオードアレイヘッドが示
されている(特開昭59−164161号)。この技術
は、チップ接続の際の位置調整を簡単にするものである
が、発光ダイオード列を2つ以上のブロックに分ける
と、電極配線を片側に配置させなければならないことか
ら、その発光点配列密度が高い場合、配線密度が高くな
り、ワイヤボンディングなどの実施が困難となる。従っ
て、発光点密度の高い発光素子アレイには適用できない
という問題があった。また各ブロックの電極配線のスペ
ースの関係から、各ブロックを交互に千鳥配列すること
になり、実質的には2列以上に配列することは難しく、
2次元的に発光点を自由に配列することができないとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ルチチップの半導体素子アレイでは、チップ接続方向の
素子配列密度を高くすると、チップ接続端面と半導体素
子との間隔が接近してくる。現状では、チップ切断の位
置精度の誤差やチップボンディングの位置精度の誤差が
少なくとも数μm はあるので、チップ切断端面がチップ
接続方向に対して垂直であると、1200dpiなどの
高密度の発光点配列のチップを接続することは不可能で
あった。また素子配列密度が高くなってくると、1次元
的な発光点配列では配線スペースやワイヤボンディング
スペースをとることが困難になってくる。従って、発光
点を2次元に配列して発光点間隔を広くとる必要があっ
た。本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、チップ
接続方向に対する発光点密度が高く信頼性の高い半導体
発光素子アレイを用いた光源装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、二次元
配列せしめられた発光点を形成する発光素子アレイと、
前記発光点からの光を収束する収束手段と、前記収束手
段を介して前記光が収束せしめられ、結像点を形成する
位置に設けられた受光手段と、あらかじめ決定された方
向に、前記受光手段に対して相対的に前記結像点を移送
する移送手段とを具備し、前記発光素子アレイは、複数
の半導体チップで構成され、前記半導体チップの相対向
する隣接端面が前記移送方向に対して傾斜するように結
合せしめられていることにある。
【0008】望ましくは、前記発光素子アレイは、接続
端面が、隣接するチップの最近接発光点を結ぶ直線を垂
直二等分する直線となるように形成されている。
【0009】本発明の第2の特徴は、二次元配列せしめ
られた複数の光電変換部を構成する光電変換素子アレイ
装置において、前記光電変換素子アレイ装置は、2次元
配列された複数の光電変換部を具備してなる複数の半導
体チップが1列に配列せしめられて構成され、前記半導
体チップの相対向する隣接端面が前記光電変換部の主配
列方向に対して傾斜するように結合せしめられているこ
とにある。
【0010】本発明の第3の特徴は、半導体基板表面
に、二次元配列せしめられた複数の発光点を有する発光
素子基板を形成する発光素子基板形成工程と、前記発光
素子基板を、所望の位置でダイシングし、複数の発光点
を有する発光素子チップを形成する発光素子チップ形成
工程と、支持基板上に、前記発光素子チップを配列し固
着する発光素子チップ接続工程とを含み、前記収束手段
を介して前記発光点を収束することによって形成される
複数の結像点を受光手段で受光すべく、あらかじめ決定
された移送方向に沿って前記受光手段に対して相対的に
前記結像点を移送するように構成された光源装置の製造
方法において、前記半導体チップ形成工程および半導体
素子チップ接続工程を、前記半導体チップの相対向する
隣接端面が前記移送方向に対して所望の角度だけ傾斜す
るようにダイシングされ接続せしめる工程としたことに
ある。
【0011】
【作用】かかる構成によれば、主走査方向の発光点の配
列密度は所望の状態に保持しつつ、最近接発光点までの
距離を拡大することができる。
【0012】そしてその最近接発光点を結ぶ直線を2等
分し、かつ発光点配列とほぼ平行な直線をチップ接続端
面とすることにより、チップ切断の誤差などが問題にな
らない程度まで発光点とチップ端面との間隔を広くとる
ことができ、主走査方向の高密度化を実現することが可
能となる。
【0013】隣接するチップの最近接発光点までの間隔
を広くとることができるので,チップ切断位置のマージ
ンを大きくとることができると共にチップボンディング
に際して、位置のマージンを大きくとることができる。
【0014】チップ端面から発光点までの間隔を大きく
とることができるため、チップ切断のダメージを最小限
に抑えることができる。
【0015】また、主走査方向の発光点密度を高密度に
したマルチチップ半導体アレイ素子を実現することがで
きる。
【0016】1チップ内の最近接発光点の間隔を大きく
とることができるため、電極のスペースが広く、電極形
成が容易で、高歩留まりを実現することができる。ま
た、発光点近傍における放熱性がよく、半導体素子の劣
化を低減することができる。
【0017】1チップのサイズを適宜変更すれば、1チ
ップ内に配列される素子数を変更することができるた
め、良品歩留まりの高いチップサイズを簡単に選択する
ことができる。
【0018】また、1チップのサイズを自由に変更する
ことができるため、1チップ内の半導体素子の歩留まり
が高くなるようにサイズを設定することができ、低コス
ト化をはかることが可能となる。
【0019】なお、以上の構成は発光点のみならず受光
点にも適用可能である。つまり、光電変換部を配列した
光電変換素子アレイ装置に適用可能である。
【0020】また、2次元の結像点配列を結像点の相対
的な移動方向に垂直となるような軸上に投影したその一
次元配列が、一定の周期をなすように構成することによ
り、実質的に高密度で信頼性の高い光源を得ることがで
きる。
【0021】さらにまた各発光素子への電流供給のため
の電極が、発光点配列の両側に別れて配線されているこ
とを特徴とする。
【0022】さらにまた各発光素子への電流供給のため
の電極がマトリックス配線であることを特徴とする。
【0023】なお光源装置においては、結像手段が発光
素子アレイからのすべての光線をその口径内に含むフィ
ールドレンズと、これを精度よく結像するための結像レ
ンズで構成するようにすれば、より高精度で信頼性の高
い光源を得ることができる。また結像手段をマイクロレ
ンズアレイで構成しても良い。
【0024】さらにまた、結像信号を受け取る手段を感
光ドラムで構成するとともに、結像点の移送は、感光ド
ラムの回転によって達成するようにしてもよい。
【0025】また結像点の移送手段は、ビーム走査機構
によって達成しても良い。
【0026】
【実施例】以下、本発明について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は、本発明実施例の光源装置に用い
られる面発光型レーザアレイ装置の説明図、図2は概要
図、図3は同装置の平面説明図、図4(a)および(b)は要
部の断面図および上面図である。このレーザアレイ装置
は図1に示すように第1辺が主走査方向に平行な素子配
列となるように平行四辺形状のチップに分離し、第1辺
に隣接した第2辺がそれぞれ隣接素子の該当する辺に相
対向するように接続したことを特徴とする。
【0027】このレーザアレイ装置は、n個のレーザチ
ップを配列して形成され、各レーザチップは2×1018
/cm3シリコンドープのn型 GaAs基板1とこの上層に有
機金属気相成長法(MOCVD)を用いて形成された膜
厚0.2μm の3×1018/cm3のシリコンドープn型
GaAsバッファ層2と、バッファ層2の上層に形成された
3×1シリコンドープのn型半導体多層反射膜3と、さ
らにこの上層に形成された量子井戸活性層4と、3×1
18ベリリウムドープのp型半導体多層反射膜5と、2
×1019/cm3、膜厚10nmの高濃度ドープのGaAsコンタ
クト層との積層構造体からなり、非発光領域をプロトン
注入により形成し、電極パターン6を形成することによ
り得られ、直径5μm の円形状の発光点LPが配列形成
されている。そして、この図2に拡大説明図を示すよう
に主走査方向に沿って1列に配置されるとともに副走査
方向に4行となるように発光点が配列されたレーザチッ
プが、この発光点の主配列方向(主走査方向に)対して
端面S1,S2が60度の角度をなすように配列接続せ
しめられている。
【0028】次にこのレーザアレイ装置の製造工程に従
って詳細に説明する。
【0029】まず2×10018/cm3シリコンドープの
(100)n型GaAs結晶で構成されたn型 GaAs基板1
表面に、有機金属気相成長法(MOCVD)により膜厚
0.2μm のGaAsバッファ層2を形成する。成長に際し
ては、原料ガスとしてトリエチルガリウム(TEGa),ト
リエチルアルミニウム(TEAl),トリエチルインジウム
(TEIn),アルシン( AsH3 )を使用し、成長温度6
00℃、反応管内を1×10-4 Paに減圧し、水素キ
ャリアガスをも含めて全ガス流量を4リットル/分とし
た。またドーピング用の不純物として、シリコン(Si)
を用いた。
【0030】次に、このn型GaAsバッファ層2表面にn
型半導体多層反射膜3を形成する。まず、MOCVD装
置の反応管内に所望の分圧のTEGaと、TEAlと、 AsH3
流し、GaAlAs層を成長させる。次にそのままでガスを切
り替え、 AsH3 、TEAlを所望の分圧で、反応管内に供給
すればAlAs層が形成される。さらにMOCVD装置の反
応管内にTEGaと、TEAlと、AsH3とを流しGaAlAs層を成長
させる。このようにして膜厚9.9nmのAl0.58Ga0.42A
s、膜厚60.4nmのAlAs,膜厚51.5nmのAl0.16Ga
0.84Asの積層体を27.5周期繰り返した積層構造でn
型半導体多層反射膜を形成する。続いてMOCVD装置
に、TEGaと、TEAlと、 AsH3 とを所望の分圧にして流し
順次、膜厚7.0nmのAl0.30Ga0.70As、膜厚10nmのAl
As,膜厚89.8nmのAl0.60Ga0.40Asの積層体を4周期
繰り返した積層構造で活性層4を形成する。
【0031】同様にしてガスを切り替え、膜厚9.9nm
のAl0.58Ga0.42As、膜厚60.4nmのAlAs,膜厚51.
5nmのAl0.16Ga0.84Asの積層体を19周期繰り返した積
層構造でp型半導体多層反射膜5を形成する。この後、
2×1019/cm3、膜厚10nmの高濃度ドープのGaAsコン
タクト層6cを形成し、最後に、プロトン注入により非
発光領域を形成し、直径5μm の円形状の発光点LPを
形成する。発光点の配列パターン6は、主走査方向に
21μmピッチ、副走査方向には36μm ピッチの4列
とした。ただし、ダイシングマシーンで切断する場所の
第1列目の発光点と第4列目の発光点との間の主走査方
向のピッチは21μm より大きくした。さらに電流注入
のためのAuZn層からなるp側電極パターン6を形成す
る。ここでボンディングパッドBPは副走査方向の両側
に引き出して形成した。この後、GaAs基板の裏面全体に
AuGeNi層を蒸着してn側電極7を形成する。
【0032】このようにして形成されたレーザ基板をダ
イシングマシンにより、第1列目の発光点と第4列目の
発光点との間を発光点配列方向と平行に切断し、平行四
辺形形状のチップを切り出した。このときのチップ端面
と発光点の距離は約30μmとし、主走査方向のチップ
長さは5mm、副走査方向のチップ幅は1mmとした。この
チップをダイボンディングマシーンでセラミック板に6
0個固着接続し、最終的には300mm長さのレーザアレ
イ装置を作製した。
【0033】そのチップ接続後の位置関係は図3に示す
ように、同じ列の発光点の主走査方向の間隔が84μm
で、隣接するチップの最近接発光点の間隔は72μm と
した。これにより、長手方向には21μm ピッチと高密
度の発光点密度を達成することができた。
【0034】なお、前記実施例では、各チップを1直線
状に配列したが、このチップを図2,図3の副走査方向
に平行移動し、千鳥状の配置にして接続することもでき
る。この場合、隣接するチップの最近接発光点の距離は
さらに拡大され、チップ接続端面と発光点との間のマー
ジンを大きくとることができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。前記第1の実施例では、p側電極を裏面に形成し
たが、この例ではn側電極p側電極共に表面側に取り出
し、マトリックス配線を行う。発光点の形成のためのプ
ロトン注入まで前記実施例と同様にして面発光レーザを
形成するが、電極形成に際し、図5に示すように発光点
LPの横方向の電極をp側電極16とし、斜め方向の電
極をn側電極17とした。
【0036】製造に際しては、各層を形成し、プロトン
注入により発光点を形成した後、各発光点の近傍にn型
半導体多層反射膜に達するまで矩形のエッチングを施
し、この上層にn側電極17となるAuGeNi膜を蒸着し、
パターニングする。
【0037】次に絶縁層として窒化シリコン層をスパッ
タリング法により形成し、n側電極のボンディングパッ
ドに相当する部分と、発光点に対して前記矩形の部分に
対して反対側の部分に位置する矩形部分とに、開口を形
成し、さらに前記矩形部分にコンタクトするようにp側
電極16を形成する。
【0038】このようにして形成されたマトリックス配
線の面発光アレイレーザを、前記第1の実施例と同様に
発光点に対して斜めに(θ=60度)なるように切断
し、平行四辺形のチップを作製した。
【0039】そしてこれらをセラミック基板上に載置し
て固着接続し、長手方向の発光点密度の高いレーザアレ
イ装置を得る。
【0040】この例では発光点密度は前記第1の実施例
と同様であるが、このように電極をマトリックス配線す
ることにより電極配線数を約1/4に低減することがで
き、配線スペースに余裕をもたせることができ、配線接
触を防ぐことができ歩留まりが大幅に向上する。
【0041】次に本発明の第3の実施例として、前記第
1および第2の実施例で説明したレーザアレイ装置を用
いて形成した光源装置について説明する。
【0042】この光源装置は図6に示すように、前記第
1の実施例で形成したマルチチップレーザアレイ装置1
0を発光点の前面にすべての発光点の光束を結像レンズ
30に導くためのフィールドレンズ20と、フィールド
レンズ20の前方に配設され、感光ドラム40上に結像
する結像レンズ30とから構成されている。
【0043】この光源装置によれば、感光ドラム面上に
1対1の倍率で主走査方向に1200dpiの結像点密
度の高画質印字を達成することが可能となる。
【0044】次に本発明の第4の実施例として、前記第
1および第2の実施例で説明したレーザアレイ装置を用
いて形成した光源装置について説明する。
【0045】この光源装置は図7に示すように、前記第
1の実施例で形成したマルチチップレーザアレイ装置1
0を発光点の前面にすべての発光点の光束をフィールド
レンズ結像レンズ50に導き、さらに球面ミラー60を
介してポリゴンミラー70、fθレンズ71に導き平面
ミラー80で反射しスクリーン面90に導くようになっ
ている。
【0046】この装置では簡単に高精彩度の映像を大画
面に映し出すことができる。
【0047】なお前記実施例ではマルチチップレーザア
レイを1個用いた例について説明したが、赤色、緑色、
青色を出射する3種類のマルチチップレーザアレイを用
いてもよいことはいうまでもない。
【0048】次に本発明の第5の実施例として、シリコ
ン基板上に形成したCCD受光素子アレイチップを接続
して受光素子アレイ装置を構成する例について説明す
る。
【0049】図8に示すように、この受光素子アレイ装
置は、受光点SPが、縦方向に100μm ピッチ
(y),横方向に80μm ピッチ(x)で10×10の
格子をなすように規則正しく配列された長方形形状にア
レイチップを形成する。
【0050】このチップでは、受光点の配列方向と、チ
ップ端面とは垂直になっている。この受光素子アレイチ
ップを受光信号の移動方向に対してθ=tan-1(8/
100)となる角度θ(4.57)だけ傾けて、図の基
線にあわせてセラミック基板の上に順次5個のチップC
h1,Ch2…を固着した。かかる構成によれば、基線
方向の受光素子密度は7.97μm ピッチと高密度であ
るが、隣接するチップの最近接受光点の間隔は100μ
m と80μm であり、チップ端面と受光点の間隔を余裕
をもつて広くとることができる。ここでもチップ端面は
最近接受光点を結ぶ線の垂直2等分線上にある。
【0051】このように格子状に規則正しく配列された
受光点をもつ長方形チップを斜めに傾けて接続するのみ
で、チップ繋ぎ面の受光点間隔がひろく、切断しやすく
かつ固定し易くかつ受光点の配列密度の高いマルチチッ
プ受光素子アレイ装置を得ることができる。
【0052】なお、配列数やピッチについては前記実施
例に限定されることなく適宜変更可能である。
【0053】また、前記実施例では、受光手段としてC
CD受光素子アレイチップを用いたが、アモルファスシ
リコン受光素子あるいは多結晶シリコン受光素子等を用
いても良いことはいうまでもない。
【0054】なお、以上に示した実施例では、各チップ
は平行四辺形または長方形をなすように切断をおこなっ
たがこれに限定されることなく図9(a) および(b) に示
すように矩形でも長方形でも三角形でもよい。
【0055】さらにまた図10に示すように、少なくと
も2つの三角形状のチップの間に台形状のチップを配列
した構造も有効である。なおこの例では、円形などの半
導体ウェハから平行四辺形などのチップを切り出した後
に残る、切り端部分を三角形形状で有効に切り出し利用
することができるという効果がある。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、主走査方向の発光点の配列密度は所望の状態に保持
しつつ、最近接発光点までの距離を拡大することができ
る。
【0057】そしてその最近接発光点を結ぶ直線を2等
分し、かつ発光点配列とほぼ平行な直線をチップ接続端
面とすることにより、チップ切断の誤差などが問題にな
らない程度まで発光点とチップ端面との間隔を広くとる
ことができ、主走査方向の高密度化を実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の光源装置に用いられる面発光型
レーザアレイ装置の説明図
【図2】同装置の概要図
【図3】同装置の平面図
【図4】同装置の要部の断面図および上面図
【図5】本発明の第2の実施例のレーザアレイを示す図
【図6】本発明の第3の実施例の光源装置を示す図
【図7】本発明の第4の実施例の光源装置を示す図
【図8】本発明の第5の実施例の受光素子アレイを示す
【図9】本発明の他の実施例のチップ配列を示す図
【図10】本発明の他の実施例の発光点とチップ配列と
を示す図
【図11】従来例のLEDプリンタ用光源の発光素子ア
レイを示す図
【図12】従来例のマルチチップアレイを示す図
【符号の説明】
1 n型GaAs基板 2 n型バッファ層 3 n型半導体多層反射膜 4 活性層 5 p型半導体多層反射膜 6c p型コンタクト層 6 p側電極 7 n側電極 10 マルチチップレーザアレイ装置 20 フィールドレンズ 30 結像レンズ 40 感光ドラム 50 結像レンズ 60 球面ミラー 70 ポリゴンミラー 71 fθレンズ 80 平面ミラー 90 スクリーン面 LP 発光点 BP ボンディングパッド Ch1,Ch2 半導体チップ SP 受光点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/18 H04N 1/04 101 (72)発明者 植木 伸明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 布施 マリオ 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元配列せしめられた発光点を形成す
    る発光素子アレイと、 前記発光点からの光を収束する収束手段と、 前記収束手段を介して前記光が収束せしめられ、結像点
    を形成する位置に設けられた受光手段と、 あらかじめ決定された方向に、前記受光手段に対して相
    対的に前記結像点を移送する移送手段とを具備し、 前記発光素子アレイは、複数の半導体チップで構成さ
    れ、前記半導体チップの相対向する隣接端面が前記移送
    方向に対して傾斜するように結合せしめられていること
    を特徴とする半導体発光素子アレイを用いた光源装置。
  2. 【請求項2】 前記発光素子アレイは、接続端面が、隣
    接するチップの最近接発光点を結ぶ直線を垂直二等分す
    る直線となるように形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の半導体発光素子アレイを用いた光源装置。
  3. 【請求項3】 二次元配列せしめられた複数の光電変換
    部を構成する光電変換素子アレイ装置において、 前記光電変換素子アレイは、2次元配列された複数の光
    電変換部を具備してなる複数の半導体チップが1列に配
    列せしめられて構成され、 前記半導体チップの相対向する隣接端面が前記光電変換
    部の主配列方向に対して傾斜するように結合せしめられ
    ていることを特徴とする光電変換素子アレイ装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板表面に、二次元配列せしめら
    れた複数の発光点を有する発光素子基板を形成する発光
    素子基板形成工程と、 前記発光素子基板を、所望の位置でダイシングし、複数
    の発光点を有する発光素子チップを形成する発光素子チ
    ップ形成工程と、 支持基板上に、前記発光素子チップを配列し固着する発
    光素子チップ接続工程とを含み、 前記収束手段を介して前記発光点を収束することによっ
    て形成される複数の結像点を受光手段で受光すべく、あ
    らかじめ決定された移送方向に沿って前記受光手段に対
    して相対的に前記結像点を移送するように構成された光
    源装置の製造方法において、 前記半導体チップ形成工程および半導体素子チップ接続
    工程は、前記半導体チップの相対向する隣接端面が前記
    移送方向に対して所望の角度だけ傾斜するようにダイシ
    ングされ接続せしめる工程であることを特徴とする半導
    体発光素子アレイを用いた光源装置の製造方法。
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