JPH09262554A - 裂果選別機及び塊状野菜芯腐れ選別機 - Google Patents

裂果選別機及び塊状野菜芯腐れ選別機

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JPH09262554A
JPH09262554A JP9908196A JP9908196A JPH09262554A JP H09262554 A JPH09262554 A JP H09262554A JP 9908196 A JP9908196 A JP 9908196A JP 9908196 A JP9908196 A JP 9908196A JP H09262554 A JPH09262554 A JP H09262554A
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JP
Japan
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fruit
elastic roller
roller
unit
fruits
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Application number
JP9908196A
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English (en)
Inventor
Shigeo Nakada
茂夫 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUSEN KOGYO KK
Original Assignee
NITSUSEN KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】裂果選別又は芯腐り選別作業をほとんど自動化
し、コストを低減し、省力化し、選別精度も高める。 【解決手段】裂果選別機1はミニトマト2を1個ずつ間
隔を置いて供給する供給ベルトコンベア3と、この供給
コンベア3と平行に設けられた、ミニトマト2を下流に
搬送する搬送ベルトコンベア4と、この供給ベルトコン
ベア3の上面においてミニトマト2と衝突可能な高さに
水平に配置され、供給方向に対してその軸方向が傾斜し
て配置された弾発構造を有する弾発ローラ5と、この弾
発ローラ5と接続しそれを時計方向に回転させるモータ
6と、搬送ベルトコンベア4の下流側に設けられた搬送
方向に延び出した二枚の仕切り壁7,8で空間が区切ら
れることにより形成された選別路9,10,11とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裂果ミニトマト
等、あるいは、芯の腐った芯腐りタマネギ等を効率的に
選別するための裂果選別機及び塊状野菜芯腐れ選別機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、収穫したミニトマトをパック詰め
する場合、裂果したミニトマトは商品価値がないため、
パック詰めをする前の段階で、手作業により選別してい
るのが現状である。ミニトマトの鮮度が落ちると、全体
的に柔らかくなるとともに、ほとんどのものに裂け目が
生じる。その裂け目は、通常、へたとは反対側の部分か
ら生じてくる。また、タマネギの場合、ある期間、貯蔵
庫に貯蔵しておいて、それを出荷するようにしている
が、鮮度が落ちて芯の腐っているタマネギの選別は、タ
マネギの硬さ、色などを判断材料として、作業者の経験
と感を頼りに選別しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、鮮度が勝
負のミニトマトについては、人海戦術で対処せざるをえ
ず、小規模農家にとっては、時間を要するとともに、コ
ストの上昇が避けられないのである。また、手作業であ
るため、選別精度が相対的に低く、裂果したミニトマト
を見逃してパック詰めして出荷してしまう場合が有り、
その裂け目から流れ出る裂果汁が他の健全なミニトマト
に付着し、時間の経過とともに、パック詰め内の全部の
ものがだめになってしまうといった問題があり、一層の
裂果選別精度の向上が望まれている。また、貯蔵庫に保
管されているタマネギの芯腐りについては、それを放置
しておくと、芯腐れしたタマネギが腐敗し、他の健全な
タマネギにも伝染して、腐りが拡大する被害が生じる。
また、貯蔵する前に、いくらその道の専門家がその経験
によって選別するとしても、タマネギの芯の状態を見る
ことは不可能であるため、選別精度には自ずと限界が有
る。
【0004】以上の諸点に鑑み、本発明は、裂果選別又
は芯腐り選別作業をほとんど自動化し、コストを低減
し、省力化し、選別精度も高めたものを提供することを
課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
には、請求項1に係る発明は、裂果したミニトマトは、
柔らかくなっているので、弾発力が小さいという性質を
利用したものである。すなわち、果実を1個ずつ間隔を
置いて供給する整列供給部と、該整列供給部と平行に設
けられた、前記果実を搬送する搬送部と、前記整列供給
部の上面において前記果実と衝突可能な高さに横方向に
配置され、前記供給方向に対して軸方向が傾斜して配置
された、前記果実を前記搬送方向に弾き出す弾発構造を
有する弾発ローラと、前記搬送部の下流側に設けられた
選別路とを備え、前記弾発ローラにより前記果実を前記
搬送部に弾き出し、その弾かれた距離に応じて、非裂果
の果実を選別することを特徴とする裂果選別機とするも
のである。本発明は、低コスト化、省力化の点で、特に
優れているものであり、果実の裂果を画像処理によって
判別するといった思想も考えられるが、小農家にとって
は大掛かりな装置は導入が困難であり、本発明の特徴
は、この点を解決していることである。
【0006】請求項2に係る記載の発明は、果実を1個
ずつ間隔を置いて供給する整列供給部と、該整列供給部
と平行に設けられた、前記果実を搬送する搬送部と、前
記整列供給部の上面において前記果実と衝突可能な高さ
に水平に配置され、前記供給方向に対して軸方向が傾斜
して配置された、弾発構造を有する弾発ローラと、該弾
発ローラと接続しそれを時計方向に回転させる回転駆動
部と、前記搬送部の下流側に設けられた選別路とを備
え、前記弾発ローラの回転により前記果実を前記搬送部
に弾き出し、その弾かれた距離に応じて、非裂果の果実
を選別することを特徴とする裂果選別機とするものであ
る。
【0007】請求項3に係る発明は、ミニトマトを1個
ずつ間隔を置いて整列させながら供給する供給ベルトコ
ンベアと、該供給ベルトコンベアと平行に設けられた、
前記果実を搬送する搬送ベルトコンベアと、前記供給ベ
ルトコンベアの上面において前記果実と衝突可能な高さ
に水平に配置され、前記供給方向に対して軸方向が鋭角
をなすように傾斜して配置された、弾発構造を有する弾
発ローラと、該弾発ローラと接続し、それを時計方向に
回転させるモータと、前記搬送ベルトコンベアの下流側
に設けられ、前記搬送方向に延び出した選別路とを備
え、前記弾発ローラの回転により前記果実を前記搬送ベ
ルトコンベアに弾き出し、その弾かれた距離に応じて、
非裂果の果実を選別することを特徴とする裂果選別機と
するものである。
【0008】請求項4,5,6に係る発明は、それぞ
れ、前記弾発構造を具体的に規定したものであり、前記
弾発構造が前記弾発ローラの軸方向に設けた細長状の突
出部であること、前記弾発構造が前記弾発ローラの軸と
前記回転駆動部又はモータの軸とが偏心して接続されて
いること、前記弾発ローラに代えてバイブレータを前記
弾発ローラと同様な位置に配置していることを特徴とす
るものである。
【0009】請求項7に係る発明は、タマネギ等の塊状
野菜の芯腐りを選別するためのものであり、請求項1と
同様な技術的思想により上記課題を解決するものであ
り、塊状野菜を1個ずつ間隔を置いて供給する整列供給
部と、該整列供給部と平行に設けられた、前記塊状野菜
を搬送する搬送部と、前記整列供給部の上面において前
記塊状野菜と衝突可能な高さに水平に配置され、前記供
給方向に対して軸方向が傾斜して配置された、前記塊状
野菜を前記搬送方向に弾き出す弾発構造を有する弾発ロ
ーラと、前記搬送部の下流側に設けられた選別路とを備
え、前記弾発ローラにより前記塊状野菜を前記搬送部に
弾き出し、その弾かれた距離に応じて、正常な塊状野菜
を選別することを特徴とする塊状野菜芯腐れ選別機とす
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図4に示す裂果選別機1の
構成について説明する。裂果選別機1は果実の一種であ
るミニトマト2を弾き出し、その弾かれた距離に応じて
裂け目の生じた果実や未熟な果実を選別するためのもの
である。図1及び図2に示すように、裂果選別機1はミ
ニトマト2を1個ずつ間隔を置いて供給する供給ベルト
コンベア3と、この供給ベルトコンベア3と平行に設け
られた、ミニトマト2を下流に搬送する搬送ベルトコン
ベア4と、この供給ベルトコンベア3の上面においてミ
ニトマト2と衝突可能な高さに水平に配置され、供給方
向に対してその軸方向が傾斜して配置された、後述の弾
発構造を有する弾発ローラ5と、この弾発ローラ5と接
続し、それを時計方向に回転させるモータ6と、搬送ベ
ルトコンベア4の下流側に設けられ、搬送方向に延び出
した二枚の仕切り板7,8で空間が区切られることによ
り形成された選別路9,10,11と、を機台12上に
設けている。これらの選別路9,10,11の両端部は
反射壁13,14で仕切られている。したがって、反射
壁13に衝突するミニトマト2は選別路9に戻り、反射
壁14に衝突するミニトマト2は選別路9に戻るように
なっている。
【0011】次に、裂果選別機1の各構成部分について
詳細に説明する。まず、図2に示すように、裂果選別機
1の上流側には、供給装置15が設けられており、そこ
から、供給ベルトコンベア3にミニトマト2が供給され
るようになっている。供給ベルトコンベア3は無端ベル
ト3aが軸(図示せず)に巻回されたものであり、可変
速モータ30によって走行するようになっている。可変
速モータ30にはスピードコントローラ(図示せず)が
接続されており、可変速度運転が可能となっており、本
実施形態では、供給ベルトコンベア3の周速度は、14
0〜286mm/sの範囲で設定することが好適であ
る。例えば、ミニトマトの種類によってはその大きさや
硬さが変わり、その飛びが変わってくるので、その範囲
も変動するのである。無端ベルト3a上には、30mm
間隔で、複数の区画板31が、ミニトマト2の供給方向
と直交する方向に、無端ベルト3aの幅と同一幅で設け
られている。この区画板31は、ミニトマト2の自転止
めをして、姿勢の安定性を保持するためであり、また、
ミニトマト2が団子状態となってしまうことを防止し、
それを整列させて確実に1個づつ下流に供給するための
ものである。さらに、供給ベルトコンベア3の両側に
は、そこからのミニトマト2の脱落を防止するための、
一対の断面L字形状の案内板32が立設されている。
【0012】図2に示すように、搬送ベルトコンベア4
は、供給ベルトコンベア3の途中から機台12の端部ま
で設けられており、無端ベルト4aが軸(図示せず)に
巻回されて、その軸が可変速度モータ(図示せず)によ
り駆動され、可変速度モータにスピードコントローラ
(図示せず)が接続されており、可変速度運転が可能と
なっている。弾発ローラ5は、スチール製であって、そ
のローラ直径dが20mm〜25mmとされており、そ
の表面はミニトマト2の傷み防止のため、樹脂のコーテ
ィングがなされている。ローラ直径dがミニトマト2の
直径tに対して大きすぎると、弾発ローラ5の下の方だ
けにミニトマト2が当たり過ぎて適切な弾発が得られ
ず、逆にそれが小さすぎると、その上の方に当たってし
まい適切でないし、コーティングがないと、ミニトマト
2の表皮を傷つけてしまうからである。弾発ローラ5に
は回転軸60がねじはめられて固定されており、一体的
に回転できるようになっている。弾発ローラ5の弾発構
造としては、図3(a)〜(c)のものが挙げられてお
り、いずれかのものを採用することが可能であるが、他
の構造も設計可能である。図において、二点鎖線は回転
軸60の中心軸を示すものである。図3(a)は、弾発
ローラ5の中心軸と可変速モータ6の回転軸60とを偏
心させて接続しているものである。図3(b)は、弾発
ローラ5と回転軸60は同軸状に接続させた上で、弾発
ローラ5の表面に軸方向と平行に、断面かまぼこ型の細
長突起40を設けたものである。これにより、ミニトマ
ト2を弾き出してゆくのであり、実質上弾発ローラ5を
偏心させているものである。ローラ直径dが突起物高さ
h=3mm,突起高さhが小さすぎても飛びが悪いし、
それを大きく設定しすぎると、例えば、突起物高さh=
6mmとすると、飛びすぎるようなり、適当でない。d
に対して適切な範囲のhで設計することが必要である。
図3(c)は、弾発ローラ5と回転軸60は同軸状に接
続させた上で、弾発ローラ5の断面をカム形状に成形し
て、偏心させているものである。これらにより、ミニト
マト2と当たる位置において、引っ込む出る、引っ込む
出るの繰り返しが行われるようになっており、ミニトマ
ト2が弾発ローラ5により弾き出されることとなる。弾
発ローラ5は、高速回転しているから、ミニトマト2に
必ず当たって弾き出されるのである。本実施形態では、
ローラ回転速度の範囲は、1,600〜2,300r.
p.m.が好適であり、弾発ローラ5の軸方向の傾斜角
度は、搬送方向に対して鋭角をなすように設定されてお
り、本実施形態ではローラ角度θ=30度に設定されて
おり、これらは、ミニトマトの種類など諸条件に適合さ
せるため、適宜設定可能である。
【0013】図2に示すように、回転軸60は、軸受6
1を介してコ字形状の支持部62に支持されている。弾
発ローラ5と回転軸60とは、歯付きベルト(タイミン
グベルト)伝導装置63によって接続されており、所定
の回転比(本実施形態では15/26)で、回転を伝導
できるようになっている。これらは、支持台64によっ
て一体化されて、機台12にねじにより固定されている
が、諸条件によっては、機台12への固定を解除して、
ローラ角度θの設定を変更し、再度固定することが可能
となっている。
【0014】搬送ベルトコンベア4の下流には、仕切り
板7,8,反射壁13,14によって、そこの空間が仕
切られることにより、選別路9,10,11が形成され
ている。選別路9は裂果したミニトマト2を受け入れる
ためのものであり、選別路10は商品価値の有る適切な
ミニトマト2を受け入れるためのものであり、選別路1
1は未熟な青いミニトマト2を受け入れるためのもので
あり、これらにより三段階に選別が可能である。供給ベ
ルトコンベア3の周速度(走行速度)と、被選別果実で
あるミニトマト2の飛びは比例することとなり、スピー
ドコントローラ(図示せず)の調整により、その飛びが
調整可能となっている。仕切り板7,8は、それぞれ、
周知のスライド構造7a,8aにより、ハンドル(図示
せず)で左右に動かしてその位置を設定して、選別の範
囲を設定することができるようになっている。機台12
には目盛り19が付いていて、選別調整の目安を与えて
いる。なお、機台10の大きさ、高さ650mm,長さ
1100mm,幅500mmの大きさに設計されてい
る。
【0015】次に本実施例の動作を図4に基づいて説明
する。ミニトマト2は本実施形態では、直径tが20〜
25mmのものを使用することとしている。まず、ミニ
トマト2を供給装置15に投入すると、ミニトマト2は
一列に所定間隔を置いて1個つづ区画板31で仕切ら
れ、供給ベルトコンベア3に供給される。そして、矢印
A方向のように、ミニトマト2は、区画板31により1
個ずつ整列されて、供給ベルトコンベア3により所定間
隔で送られる。続いて、ミニトマト2は弾発ローラ5に
当たって矢印B方向に弾き出された後、矢印C方向に搬
送ベルトコンベア4によって送られる。こうして、ミニ
トマト2が飛び過ぎのである甲ランクのもの、飛びが適
正である乙ランクのもの、飛びが悪い丙ランクのものの
三つのランクに分けられ、三段階に選別されることとな
る。すなわち、裂果したミニトマト2は、飛びが悪いの
で選別路9に流れ、商品価値の有る適切に熟したミニト
マト2は、飛びが普通であるので選別路10に流れ、未
熟な青いミニトマト2は、飛び過ぎるので選別路11に
流れる。こうして、適正なミニトマト2だけが、真ん中
のルートである選別路10に受け入れられて選別され、
それをパック詰めの工程に送ることとなる。他のもの
は、この段階で自動的に排除されることとなる。
【0016】ミニトマト2は生鮮食品であるのであるの
で、鮮度に応じて飛びが落ちるし、ミニトマトも栽培す
る種類により、表皮が硬い品種、裂果しにくい品種、収
穫量のあがる品種、表皮がやわらかく裂果は多いが糖度
の高い品種があり、各農家で硬さが異なり、飛びが微妙
に異なる。そのため、ミニトマト2の飛びが悪くなれば
供給ベルトコンベア3の周速度を上げるか、それが飛び
過ぎれば供給ベルトコンベア3の周速度を落とす、ある
いは、仕切り板7,仕切り板8の位置を、機台12の横
方向にずらすことにより、その設定を変えることで選別
の調整が可能となっている。各農家で栽培しているミニ
トマトの品種は異なっている場合があるが、1種類のミ
ニトマトを栽培している農家では、一度、裂果選別機1
の諸設定を調整してしまえば、あとは簡単な調整によ
り、その対応が可能である。多種類のミニトマトを栽培
している農家では、各品種ごとに、設定値を一度決めて
しまえば、選別の調整は簡単である。本実施形態では、
90〜95%の選別精度となっている。後工程のパック
詰め段階で視認により、残りのものは除去可能であるの
で、実用上ほとんど支障はない。
【0017】図5は別の実施形態を示すものであり、弾
発ローラ5によって引き起こされるミニトマト2の弾発
を二度行うものである。二度の弾発を行うのは、弾発ロ
ーラ5によって引き起こされる1回目の弾発で選別エラ
ーがでても、もう一度、弾き出して、選別エラーの確率
を低減させて、全体として選別精度を上げるようにして
いるものである。それは、例えば、弾発ローラ5にミニ
トマト2のへた部分が当たって、非裂果ミニトマトが飛
ばない場合が生じ得る可能性があるからである。このよ
うな目的を達成するために、弾発ローラ5の下流に他の
弾発ローラ5を300mmの間隔で設置している。それ
らの間隔があまりに長いと、ミニトマト2を送る勢いが
なくなって、弾発ローラ5によって弾き出されなくなっ
てしまうので、適宜の間隔が要求されているのである。
さらに、上述では三段階の選別を行ったが、青い未熟な
ミニトマトは色で分かるので最初から摘果しないように
して、選別を二段階とすることとし、仕切り板7及びス
ライド機構7aは取り外しているものである。他の構成
要素は、図2の実施形態と同一番号を付してその説明は
省略する。
【0018】上述の本実施形態の技術的思想をタマネギ
の芯の腐ったものを選別する装置に適用することも可能
であり、概ね上記と同様の構成により課題が達成可能で
あり、図示は省略する。但し、供給ベルトコンベア3,
弾発ローラ5,区画板31,案内板32等の大きさをタ
マネギの大きさに適合させるとともに、可変速モータ
6,可変速モータ30のパワーや速度等を適宜設計する
必要が有る。この実施形態は、芯の腐ったタマネギの中
は、通常、そこがどろどろで空洞状態となっており、そ
れと正常なものとの弾発による飛びが異なってくること
を利用したものである。
【0019】以上、本発明の好適な実施の形態を説明し
たが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で多くの変
更を施し得ることができることは当然である。裂果の選
別工程の後に、パック詰め工程を行っているが、それら
の間に重量選別工程を入れてもよい。ガイドバーによっ
て、予めミニトマトのへたが上向きになるように姿勢を
制御すれば、一層の選別精度の向上が望める。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7に係
る発明により、裂果選別又は芯腐り選別作業をほとんど
自動化し、コストを低減し、省力化し、選別精度も高め
ることが可能となり、その工業的利用価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のミニトマトの裂果選別機の斜視図
である。
【図2】同平面図である。
【図3】(a)は弾発ローラの正面図及び部分断面図、
(b)は他の実施形態の弾発ローラの正面図及び部分断
面図、(b)は別の実施形態の弾発ローラの正面図及び
部分断面図である。
【図4】本実施形態のミニトマトの裂果選別機の動作状
態を示す平面図である。
【図5】別の実施形態のミニトマト裂果選別機の平面図
である。
【符号の説明】
1・・・裂果選別機 2・・・ミニトマト 3・・・供給ベルトコンベア 4・・・搬送ベルトコンベア 5・・・弾発ローラ 6,30・・・可変速モータ 7,8・・・仕切り板 9,10,11・・・選別路 12・・・機台 13,14・・・反射壁 15・・・供給装置 31・・・区画板 60・・・回転軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】(a)は弾発ローラの正面図及び部分断面図、
(b)は他の実施形態の弾発ローラの正面図及び部分断
面図、()は別の実施形態の弾発ローラの正面図及び
部分断面図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】果実を1個ずつ間隔を置いて供給する整列
    供給部と、該整列供給部と平行に設けられた、前記果実
    を搬送する搬送部と、前記整列供給部の上面において前
    記果実と衝突可能な高さに横方向に配置され、前記供給
    方向に対して軸方向が傾斜して配置された、前記果実を
    前記搬送方向に弾き出す弾発構造を有する弾発ローラ
    と、前記搬送部の下流側に設けられた選別路とを備え、
    前記弾発ローラにより前記果実を前記搬送部に弾き出
    し、その弾かれた距離に応じて、非裂果の果実を選別す
    ることを特徴とする裂果選別機。
  2. 【請求項2】果実を1個ずつ間隔を置いて供給する整列
    供給部と、該整列供給部と平行に設けられた、前記果実
    を搬送する搬送部と、前記整列供給部の上面において前
    記果実と衝突可能な高さに水平に配置され、前記供給方
    向に対して軸方向が傾斜して配置された、弾発構造を有
    する弾発ローラと、該弾発ローラと接続しそれを時計方
    向に回転させる回転駆動部と、前記搬送部の下流側に設
    けられた選別路とを備え、前記弾発ローラの回転により
    前記果実を前記搬送部に弾き出し、その弾かれた距離に
    応じて、非裂果の果実を選別することを特徴とする裂果
    選別機。
  3. 【請求項3】ミニトマトを1個ずつ間隔を置いて整列さ
    せながら供給する供給ベルトコンベアと、該供給ベルト
    コンベアと平行に設けられた、前記果実を搬送する搬送
    ベルトコンベアと、前記供給ベルトコンベアの上面にお
    いて前記果実と衝突可能な高さに水平に配置され、前記
    供給方向に対して軸方向が鋭角をなすように傾斜して配
    置された、弾発構造を有する弾発ローラと、該弾発ロー
    ラと接続し、それを時計方向に回転させるモータと、前
    記搬送ベルトコンベアの下流側に設けられた選別路とを
    備え、前記弾発ローラの回転により前記果実を前記搬送
    ベルトコンベアに弾き出し、その弾かれた距離に応じ
    て、非裂果の果実を選別することを特徴とする裂果選別
    機。
  4. 【請求項4】前記弾発構造が、前記弾発ローラの軸方向
    に設けた細長状の突出部であることを特徴とする請求項
    2又は3に記載の裂果選別機。
  5. 【請求項5】前記弾発構造が、前記弾発ローラの軸と、
    前記回転駆動部又はモータの軸とが偏心して接続されて
    いることを特徴とする請求項2又は3に記載の裂果選別
    機。
  6. 【請求項6】前記弾発ローラに代えて、バイブレータを
    前記弾発ローラと同様な位置に配置していることを特徴
    とする請求項1に記載の裂果選別機。
  7. 【請求項7】塊状野菜を1個ずつ間隔を置いて供給する
    整列供給部と、該整列供給部と平行に設けられた、前記
    塊状野菜を搬送する搬送部と、前記整列供給部の上面に
    おいて前記塊状野菜と衝突可能な高さに水平に配置さ
    れ、前記供給方向に対して軸方向が傾斜して配置され
    た、前記塊状野菜を前記搬送方向に弾き出す弾発構造を
    有する弾発ローラと、前記搬送部の下流側に設けられた
    選別路とを備え、前記弾発ローラにより前記塊状野菜を
    前記搬送部に弾き出し、その弾かれた距離に応じて、中
    心部の腐っていない正常な塊状野菜を選別することを特
    徴とする塊状野菜芯腐れ選別機。
JP9908196A 1996-03-27 1996-03-27 裂果選別機及び塊状野菜芯腐れ選別機 Pending JPH09262554A (ja)

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JP9908196A JPH09262554A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 裂果選別機及び塊状野菜芯腐れ選別機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114378764A (zh) * 2021-12-30 2022-04-22 重庆川仪调节阀有限公司 球阀附件组装工装

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