JPH09259145A - 検索方法および音声認識装置 - Google Patents

検索方法および音声認識装置

Info

Publication number
JPH09259145A
JPH09259145A JP8072019A JP7201996A JPH09259145A JP H09259145 A JPH09259145 A JP H09259145A JP 8072019 A JP8072019 A JP 8072019A JP 7201996 A JP7201996 A JP 7201996A JP H09259145 A JPH09259145 A JP H09259145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
word
english
partial
words
voice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8072019A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kagami
徹也 加賀美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8072019A priority Critical patent/JPH09259145A/ja
Publication of JPH09259145A publication Critical patent/JPH09259145A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 英単語を、容易に入力することができるよう
にする。 【解決手段】 ユーザが、入力しようとする英単語の語
頭または語尾それぞれ3文字を配列して構成される部分
単語「genist」の各文字を、「ジーイーエヌアイエステ
ィー」のように発話すると、その音声が音声認識され
る。そして、語頭または語尾の文字が、それぞれ「ge
n」または「ist」である英単語「genealogist」、「gen
eralist」、および「geneticist」が検索され、LCD
2に表示される。その後、ユーザは、表示された英単語
の中から所望するものを選択することで、その英単語
を、装置に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検索方法および音
声認識装置に関する。特に、例えば機械翻訳装置や、電
子辞書装置、電子ブックプレーヤなどに対して、単語を
入力する場合などに用いて好適な検索方法および音声認
識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば電子辞書装置などにおい
ては、その内蔵する辞書に、英単語と、その意味や発音
などの英単語を解説する情報(以下、適宜、解説情報と
いう)とが対応付けられて記憶されており、解説情報を
得ようとする英単語を、キーボードなどを操作すること
により入力すると、その英単語が、辞書から検索され、
さらに、その英単語に対応付けられた解説情報が表示さ
れるようになされている。
【0003】ところで、このような電子辞書装置を使用
するユーザは、通常は、英語に堪能でない場合が多く、
従って、英単語を入力しようとするときに、その英単語
の綴りが正確にわからないことがある。
【0004】そこで、電子辞書装置では、英単語の語頭
または語尾の何文字かを入力すると、その語頭または語
尾と一致する語頭または語尾を有する単語の検索である
前方一致検索または後方一致検索が行われ、それにより
得られた英単語を表示するようになされている。この場
合、ユーザは、表示された英単語の中から所望するもの
を選択することで、その解説情報を得ることができる。
【0005】しかしながら、従来の電子辞書装置では、
語頭または語尾のうちのいずれか一方しか入力すること
ができなかった。語頭または語尾のうちのいずれか一方
だけが一致する英単語は多数存在する場合があり、従っ
て、このような場合、多数の英単語の中から所望するも
のを探し出すのは面倒であった。
【0006】そこで、例えば前方一致検索を行った後、
その検索結果だけを対象に、さらに後方一致検索を行う
ことのできる装置が、例えば特開平5−257978号
公報などに開示されている。語頭および語尾の両方が一
致する英単語は、それほど多くなく、従って、前方一致
検索を行った後、さらに後方一致検索を行った場合に
は、出力される英単語が少なく、これにより、ユーザ
は、そのような少ない英単語の中から、所望するものを
容易に探し出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、まず、前方一致検索を行うために、語頭を入力し、
その検索結果が表示された後、さらに、後方一致検索を
行うために、語尾を入力しなければならず、即ち、語頭
と語尾の入力を2回に分けて行わなければならず、操作
が繁雑な課題があった。
【0008】一方、検索しようとする英単語を入力する
方法として、キーボードを操作するのではなく、電子辞
書装置に音声認識装置を内蔵させ、音声により行う方法
がある。この場合、ユーザは、英単語を入力するのに、
その英単語を発話するだけで良く、従って、キーボード
を操作する必要がないので、英単語を、容易に入力する
ことができる。
【0009】しかしながら、英単語の発音がわからない
場合には、その綴りを1文字ずつ発話して、その英単語
の入力を行う必要があった。従って、英単語を構成する
文字数が多い場合には、その入力は面倒であった。
【0010】そこで、音声による場合においても、キー
ボードの操作による場合と同様に、英単語の語頭や語尾
を入力し、前方一致検索や後方一致検索を行う方法が考
えられる。即ち、英単語の語頭や語尾を発話し、これを
音声認識装置に認識させ、その認識結果と前方一致また
は後方一致する英単語を検索する方法が考えられる。
【0011】この場合、音声認識装置では、26文字の
アルファベット(a乃至z)を音声認識することができ
れば良いが、現在の音声認識技術では、アルファベット
の何文字かが連続して発話された場合、その発話の中の
各アルファベットを精度良く認識するのは困難であっ
た。即ち、音声認識装置において精度良く音声認識を行
うには、ユーザに、英単語の語頭や語尾を、1文字ずつ
発話してもらう必要があった。従って、ユーザに煩わし
さを感じさせる課題があった。
【0012】以上のように、従来においては、電子辞書
装置に対し、解説情報を得ようとする英単語を入力する
のは、容易でない場合があった。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、単語を、容易に入力することができるよ
うにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の検索方
法は、単語を構成する文字列のうち、隣接しない所定の
2カ所以上の部分を配列してなる部分単語を入力する入
力ステップと、部分単語が得られる単語を、辞書から検
索する検索ステップとを備えることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の音声認識装置は、単語を
構成する文字列のうちの所定の1カ所以上の部分を配列
してなる部分単語を記憶している記憶手段と、記憶手段
に記憶されている部分単語を対象に、入力音声を音声認
識する音声認識手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の検索方法においては、単
語を構成する文字列のうち、隣接しない所定の2カ所以
上の部分を配列してなる部分単語を入力し、部分単語が
得られる単語を、辞書から検索するようになされてい
る。
【0017】請求項6に記載の音声認識装置において
は、記憶手段は、単語を構成する文字列のうちの所定の
1カ所以上の部分を配列してなる部分単語を記憶してお
り、音声認識手段は、記憶手段に記憶されている部分単
語を対象に、入力音声を音声認識するようになされてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した電子辞
書装置の外観構成を示している。この電子辞書装置は、
通常の電子辞書装置と同様に、単語の解説情報の検索を
行うことができる他、機械翻訳やゲームなども行うこと
ができるようになされている。さらに、この電子辞書装
置は、電子手帳装置などのように住所の記録を行った
り、また、電子計算機などのように所定の計算も行うこ
とができるようになされている。なお、この電子辞書装
置は、例えば持ち運びに便利なように携帯型とされてい
る。
【0019】この電子辞書装置の正面パネルには、LC
D(液晶ディスプレイ)2、マイク3、スピーカ4、電
源ボタン5、カーソルキー6、ファンクションキー7、
アルファベットキー8、テンキー9、および確認実行キ
ー10が設けられている。
【0020】LCD2には、各種の情報が表示されるよ
うになされている。即ち、LCD2には、例えばアルフ
ァベットキー8やテンキー10を操作することにより入
力されたアルファベットや数字などが表示されるように
なされている。さらに、LCD2には、例えば装置の動
作モード(図1の実施例では、装置の動作モードがロー
マ字挟み読みモードである旨が表示されている)や、単
語の検索結果(図1の実施例では、英単語の検索結果が
表示されている)なども表示されるようになされてい
る。
【0021】マイク3は、そこに入力された音声を、電
気信号である音声信号に変換するようになされている。
即ち、この電子辞書装置においては、例えばカーソルキ
ー6や、ファンクションキー7、アルファベットキー
8、テンキー9、確認実行キー10などを操作すること
により入力することのできる情報を、音声によっても入
力することができるようになされている。
【0022】スピーカ4は、例えば、いわゆるフィルム
スピーカなどでなり、各種の情報を音声(合成音)で出
力するようになされている。即ち、スピーカ4からは、
例えばユーザに対し、注意を促すためのビープ音などが
出力されるようになされている。さらに、スピーカ4か
らは、例えばLCD2に表示された英単語の検索結果な
ども、合成音で出力されるようになされている。
【0023】電源ボタン5は、ONボタン5aおよびO
FFボタン5bから構成されている。ONボタン5a
は、装置の電源をオンにするときに操作され、OFFボ
タン5bは、装置の電源をオフにするときに操作され
る。カーソルキー6は、上キー6a、下キー6b、左キ
ー6c、および右キー6dから構成されている。上キー
6a、下キー6b、左キー6c、または右キー6dは、
LCD2に表示されるカーソル(図示せず)を上、下、
左、または右にそれぞれ移動させる場合にそれぞれ操作
される。
【0024】ファンクションキー7は、会話キー11、
学習キー12、音声キー13、キーワードキー14、英
語キー15、日本語キー16、辞書キー17、計算キー
18、ゲームキー19、メモキー20、時計キー21、
住所キー22、ローマ字順番読みキー23、ローマ字挟
み読みキー24、開始キー25、および終了キー26か
ら構成されており、装置の動作モードを設定したり、ま
た装置に各種の動作を行わせるときに操作される。
【0025】即ち、会話キー11は、装置のモードを、
機械翻訳モードとするときに操作される。装置のモード
が機械翻訳モードとされ、所定の言語による文章が入力
されると、その文章は、他の言語に翻訳され、LCD2
に表示され、あるいはまた、スピーカ4から合成音で出
力される。
【0026】学習キー12は、装置のモードを会話学習
モードとするときに操作される。装置のモードが会話学
習モードとされると、LCD2またはスピーカ4におい
ては、例えば日常会話において頻繁に使用されるフレー
ズが、日本語と英語の両方で出力され(表示、または合
成音で出力され)、これにより、英会話の学習を行うこ
とができるようになされている。
【0027】音声キー13は、装置のモードを音声入力
モードとするときに操作される。即ち、音声キー13
は、装置に対する入力を、アルファベットキー8などを
操作することにより行うのではなく、マイク3から音声
により行うときに操作される。装置のモードが音声入力
モードとされた場合、マイク3に入力された音声が音声
認識され、その音声認識結果に対応して、各種の処理が
行われる。
【0028】キーワードキー14は、装置のモードを、
単語を検索する単語検索モードとするときに操作され
る。装置のモードが単語検索モードとされた場合に、例
えば英単語の語頭や語尾などが入力されたときには、そ
の入力に対応する英単語が検索される。この検索結果
は、LCD2またはスピーカ4から出力される。
【0029】英語キー15は、装置に英語を入力する場
合に操作される。従って、例えば、会話キー11が操作
されることにより、装置のモードが機械翻訳モードとさ
れた場合において、英語キー15が操作されると、装置
は、英語の文章(入力文)を受け付けることが可能な状
態となる(装置において、入力された文章は、英語によ
るものと認識される)。
【0030】日本語キー16は、装置に日本語を入力す
る場合に操作される。従って、例えば、会話キー11が
操作されることにより、装置のモードが機械翻訳モード
とされた場合において、日本語キー16が操作される
と、装置は、日本語の文章(入力文)を受け付けること
が可能な状態となる。
【0031】辞書キー17は、装置のモードを辞書モー
ドにするときに操作される。装置のモードが辞書モード
とされた場合に、例えば、英単語が入力されると、その
解説情報が検索され、LCD2またはスピーカ4から出
力される。
【0032】計算キー18は、装置のモードを計算モー
ドとするときに操作される。装置のモードが計算モード
とされた場合に、例えばテンキー9を操作することによ
り、所定の計算式が入力されたときには、その計算式に
したがった演算(計算)が行われ、その計算結果が、L
CD2またはスピーカ4から出力される。ゲームキー1
9は、装置のモードをゲームモードとするときに操作さ
れる。装置のモードがゲームモードとされると、所定の
ゲームについてのアプリケーションプログラムが実行さ
れる。メモキー20は、LCD2またはスピーカ4の出
力内容を保持しておくときに操作される。時計キー21
は、LCD2またはスピーカ4から現在時刻を出力させ
るときに操作される。住所キー22は、所定の住所を登
録するときや、既に登録してある住所を、LCD2また
はスピーカ4から出力させるときに操作される。
【0033】ローマ字順番読みキー23は、装置のモー
ドをローマ字順番読みモードとするときに操作される。
即ち、例えば、キーワードキー14が操作されることに
より、装置のモードが単語検索モードとされた場合にお
いて、検索しようとする単語を構成する文字列の1カ所
の部分(このように、単語を構成する文字列の一部で構
成されるものを、以下、適宜、部分単語という)を入力
しようとするときに、ローマ字順番読みキー23は操作
される。
【0034】具体的には、例えば、いま、検索しようと
する、ある英単語Wを構成する文字(アルファベット)
を、その先頭から、c1,c2,・・・,cNで表すとす
ると、この英単語Wを検索するのに、その語頭のi文
字、即ち、c1,c2,・・・,ciでなる部分単語を入
力して、その部分単語を語頭に有する英単語の検索(前
方一致検索)を行ったり、また、語尾のi文字、即ち、
N-i,cN-(i-1),・・・,cNでなる部分単語を入力
して、その部分単語を語尾に有する英単語の検索(後方
一致検索)を行ったりする場合に、ローマ字順番読みキ
ー23は操作される(但し、N>iとする)。装置のモ
ードがローマ字順番読みモードとされると、上述のよう
な、単語を構成する文字列の中の、連続する一部分で構
成される部分単語(このような部分単語は、例えば英単
語の一部分の文字列を順番に配置して構成されるもので
あるから、以下、適宜、順番読み部分単語という)の入
力が可能となる。
【0035】なお、順番読み部分単語を入力した場合に
は、従来における場合と同様にして英単語の検索が行わ
れることとなる。
【0036】ローマ字挟み読みキー24は、装置のモー
ドをローマ字挟み読みモードとするときに操作される。
即ち、例えば、キーワードキー14が操作されることに
より、装置のモードが単語検索モードとされた場合にお
いて、検索しようとする単語を構成する文字列の2カ所
の部分が配列されてなる部分単語を入力しようとすると
きに、ローマ字挟み読みキー24は操作される。
【0037】具体的には、例えば、いま、上述の英単語
Wを検索するのに、その語頭のi文字と語尾のi文字と
を配列してなる部分単語、即ち、c1,c2,・・・,c
i,cN-i,cN-(i-1),・・・,cNを入力して、その部
分単語の語頭または語尾i文字を、それぞれ語頭または
語尾とする英単語の検索(以下、適宜、語頭/語尾一致
検索という)を行う場合に、ローマ字挟み読みキー24
は操作される。装置のモードがローマ字挟み読みモード
とされると、上述のような単語を構成する文字列の中
の、2カ所の、連続する一部分(ここでは、語頭と語
尾)で構成される部分単語(このような部分単語は、基
本的には、単語の胴体部分(語頭と語尾を除く部分)を
挟む2つの文字列(ここでは、語頭と語尾)を配置して
構成されるから、以下、適宜、挟み読み部分単語とい
う)の入力が可能となる。
【0038】ここで、以下、適宜、このような挟み読み
部分単語を構成する文字列c1,c2,・・・,ci,c
N-i,cN-(i-1),・・・,cNのうちの前半部分(ここ
では、単語の語頭に相当する部分)c1,c2,・・・,
iを、前段文字列といい、また、その後半部分(ここ
では、単語の語尾に相当する部分)cN-i,cN-(i-1)
・・・,cNを、後段文字列という。
【0039】開始キー25は、音声キー13が操作され
ることにより、装置のモードが音声入力モードとされた
場合に、マイク3に対する音声の入力を開始するときに
操作される。終了キー26は、開始キー25が操作さ
れ、音声の入力が開始された後、その入力を終了すると
きに操作される。従って、電子辞書装置では、開始キー
25が操作された後、終了キー26が操作されるまでの
間に、マイク3に入力された音声が音声認識処理され
る。
【0040】アルファベットキー8は、26文字のアル
ファベットを入力するときに操作される。なお、電子辞
書装置には、図示せぬ仮名キーやシフトキーなどが設け
られており、仮名キーまたはシフトキーが操作された場
合には、アルファベットキー8を操作することにより、
仮名または記号をそれぞれ入力することができるように
なされている。テンキー9は、数字0乃至9を入力する
ときに操作される。なお、図示していないが、テンキー
9には、ピリオド(.)や、コンマ(,)、四則演算を
表す記号(+,−,×,÷)などを入力するためのキー
も設けられている。
【0041】確認実行キー10は、例えば、アルファベ
ットキー8やテンキー9などを操作することにより、ユ
ーザが入力した情報を確定するときや、LCD2または
スピーカ4から出力された情報の選択を確定するとき、
電子辞書装置に所定の処理を実行させるときなどに操作
される。即ち、例えば、ユーザが、アルファベットキー
8やテンキー9などを操作することにより、英単語や部
分単語その他を入力すると、それは、LCD2に表示さ
れる。この状態において、確認実行キー10が操作され
ると、その表示内容が正しいものとして確定される。
【0042】また、例えば、マイク3に音声が入力され
ると、音声認識が行われ、その音声認識結果がLCD2
またはスピーカ4から出力される。この場合において、
確認実行キー10が操作されると、音声認識結果が正し
いものとして確定される。
【0043】さらに、例えば、LCD2に、幾つかの英
単語などの選択肢が表示されている場合において、カー
ソルキー6を操作することにより、所望する選択肢の位
置にカーソルを移動し、その状態において、確認実行キ
ーが10が操作されると、その選択肢の選択が確定され
る。
【0044】また、例えば、スピーカ4から、幾つかの
英単語などの選択肢が順次出力されている場合におい
て、所望する選択肢が出力されたときに、確認実行キー
が10が操作されると、その選択肢の選択が確定され
る。
【0045】なお、電子辞書装置では、確認実行キー1
0が操作されることにより、例えば部分単語が確定され
た場合には、その部分単語に対応する単語の検索が開始
されるようになされている。また、確認実行キー10が
操作されることにより、例えば英単語が確定された場合
には、その英単語の解説情報の検索が開始されるように
なされている。従って、この場合、確認実行キー10の
操作は、部分単語や英単語の確定だけでなく、その部分
単語または英単語にそれぞれ対応する英単語または解説
情報の検索を開始する、いわばトリガとしての意味も有
する。
【0046】スロット(収納部)27には、オプション
のICカード28をセット(装着)することができるよ
うになされている。即ち、電子辞書装置においては、例
えば、日本語および英語を取り扱うことのできる辞書が
標準装備されているため、日本語および英語の単語の解
説情報の検索や、日本語と英語の相互間の翻訳などは行
うことができるが、その他の言語については、その言語
に関する辞書が装備されていないため、そのような処理
を行うことができない。そこで、日本語および英語以外
の言語にも対応することができるように、種々の言語に
関する辞書が記憶されたICカード28が用意されてお
り、所望する言語の辞書が記憶されたICカード28
を、スロット27に装着することで、日本語および英語
以外の言語を対象とする機械翻訳や、単語の解説情報の
検索などを行うことができるようになされている。
【0047】次に、図2は、図1の電子辞書装置の内部
構成例を示している。マイク3から出力される音声信号
は、A/D変換器51に供給されるようになされてお
り、A/D変換器51は、マイク3からの音声信号(ア
ナログ信号)を、所定のサンプリングクロックにしたが
って、サンプリングし、さらに量子化することで、ディ
ジタルの音声信号に変換するようになされている。A/
D変換器51においてディジタル信号とされた音声信号
は、音声認識回路52に供給されるようになされてい
る。
【0048】音声認識回路52(音声認識手段)は、A
/D変換器51からの音声信号の、例えば音程(周波
数)や、強弱(振幅)、速度(発話速度)などを音響分
析し、その分析結果に基づいて、例えばHMM(Hidden
Markov Model)法その他の音声認識アルゴリズムにし
たがい、マイク3に入力された音声を音声認識するよう
になされている。音声認識回路52の音声認識結果は、
CPU(Central Proccessor Unit)55に供給される
ようになされている。RAM(Random Access Memory)
53は、音声認識回路52が音響分析の結果出力する音
響分析結果(例えば、音声信号の音程や、強弱、速度な
ど)や、その他音声認識回路52が音声認識処理を行う
上で必要なデータを一時記憶するようになされている。
【0049】ROM(Read Only Memory)54(記憶手
段)は、音声認識回路52が認識対象とする単語の他、
部分単語なども登録された辞書を記憶しており、音声認
識回路52は、このROM54に記憶された辞書(以
下、適宜、認識用辞書という)を参照して、マイク3に
入力された音声を認識するようになされている。従っ
て、音声認識回路52では、単語の他、部分単語も音声
認識されるようになされている。
【0050】即ち、音声認識回路52において、例えば
HMM法に基づいて音声認識が行われるとすると、RO
M54には、単語のモデル(HMM)の他、部分単語の
モデルも記憶されており、音声認識回路52は、A/D
変換器51より出力される音声信号に対応するコード系
列(シンボル系列)を生成し、そのコード系列が観測さ
れる確率が最も高いモデルに対応する単語または部分単
語を、ROM52に記憶された認識用辞書を参照するこ
とで検出し、音声認識結果として出力するようになされ
ている。
【0051】なお、ここでは、ROM54には、例えば
日本語および英語に関するモデルだけが記憶されてお
り、従って、音声認識回路52では、ROM54を参照
することによっては、日本語および英語による音声だけ
が認識される。但し、他の言語による音声についても、
上述したオプションのICカード28を装置にセット
し、これを、音声認識回路52に参照させるようにする
ことで音声認識することができるようになされている。
さらに、ROM54を参照することによって音声認識す
ることのできる日本語および英語による音声(単語およ
び部分単語)も、ROM54に記憶されたものに限定さ
れるものではなく、やはりICカードを28を装着する
ことで、音声認識の対象とする日本語および英語の音声
を拡張することができるようになされている。
【0052】また、ROM54には、実際には、例え
ば、音声認識の対象とする単語および部分単語、並びに
音韻のモデルが記憶されており、単語や部分単語のモデ
ルは、その単語や部分単語を構成する音韻のモデルを連
結することにより生成されるようになされている。な
お、このようにして単語または部分単語のモデルを生成
する場合においては、2つの音韻のモデルを連結すると
きに、例えば一方のモデルの最終の状態から、他方のモ
デルの先頭の状態への状態遷移確率(モデルにおいて、
状態が、他の状態(元の状態も含む)へ遷移する確率)
が必要となるが、これは、あらかじめ学習により求めら
れ、ROM54に記憶されている。
【0053】CPU55は、ROM56に記憶されたプ
ログラムにしたがって、音声認識回路52、並びに後述
する音声合成回路58、辞書検索回路70、および文字
表示回路73を制御するようになされている。さらに、
CPU55は、後述するキーインターフェイス62より
供給される、カーソルキー6、ファンクションキー7、
アルファベットキー8、テンキー9、および確認実行キ
ー10の操作に対応した信号にしたがって、各種の処理
を実行するようにもなされている。
【0054】ROM56には、音声認識回路52、音声
合成回路58、辞書検索回路70、および文字表示回路
73を制御するためのプログラムなどが記憶されてい
る。RAM57は、CPU55の動作上必要なデータを
一時記憶するようになされている。
【0055】音声合成回路58は、CPU55の制御の
下、必要に応じて、後述するROM59やRAM60に
アクセスしながら、所定のテキストデータに対し、音声
合成処理を施し、そのテキストデータに対応する合成音
を生成するようになされている。音声合成回路58で生
成された合成音は、D/A変換器61に供給されるよう
になされている。
【0056】ROM59には、音声合成回路58におけ
る音声合成処理に必要なデータが記憶されている。即
ち、ROM59には、テキストデータを言語処理し、そ
の音韻情報および韻律情報を生成するために必要な情報
(例えば、漢字の辞書や、単語のアクセントの位置を表
す辞書など)や、その音韻情報および韻律情報にしたが
って接続することにより合成音とするための、例えばい
わゆるCVや、VCV、CVCなどの単位の音声波形が
記憶されている。RAM60は、音声合成回路58が音
声合成処理を行う上で必要なデータを一時記憶するよう
になされている。
【0057】なお、ROM59には、上述のROM54
における場合と同様に、例えば日本語および英語の合成
音を生成するのに必要なデータが記憶されており、従っ
て、音声合成回路58では、ROM59を参照すること
によっては、日本語および英語の合成音だけが合成され
る。但し、上述の音声認識回路52における場合と同様
に、オプションのICカード28を装置にセットし、こ
れを、音声合成回路58に参照させるようにすること
で、生成する合成音を拡張することが可能である。
【0058】D/A変換器61は、音声合成回路58か
ら出力される合成音としてのディジタルの音声信号をD
/A変換し、スピーカ4に供給するようになされてお
り、これにより、スピーカ4からは、音声合成回路58
で生成された合成音が出力されるようになされている。
【0059】キーインターフェイス62は、カーソルキ
ー6、ファンクションキー7、アルファベットキー8、
テンキー9、または確認実行キー10が操作されると、
その操作に対応した信号を、CPU55に出力するよう
になされている。
【0060】辞書検索回路70は、CPU55の制御に
したがって、単語や解説情報の検索処理を行うようにな
されている。即ち、辞書検索回路70は、例えば、CP
U55から英単語が入力された場合、その英単語の解説
情報を、ROM71から検索し、CPU55に出力する
ようになされている。さらに、辞書検索回路70は、例
えば、CPU55から部分単語が入力された場合には、
その部分単語が得られる英単語を、ROM71から検索
(例えば、前方一致検索、後方一致検索、または語頭/
語尾一致検索)し、CPU55に出力するようにもなさ
れている。
【0061】なお、入力された部分単語が得られる英単
語とは、入力された部分単語を構成することのできる英
単語を意味する。従って、順番読み部分単語について
は、その部分単語と一致する語頭などに有している英単
語が、また、挟み読み部分単語については、その部分単
語の前段文字列または後段文字列とそれぞれ一致する語
頭または語尾に有している英単語が、入力された部分単
語が得られる英単語ということになる。
【0062】ROM71には、英和辞書や和英辞書など
が記憶されており(以下、適宜、ROM71に記憶され
ている辞書を、検索用辞書という)、辞書検索回路70
では、このROM71に記憶された検索用辞書を参照す
ることで、上述したような検索処理を行うようになされ
ている。RAM72は、辞書検索回路70が検索した単
語や解説情報を一時記憶するようになされている。
【0063】なお、ROM71には、上述のROM54
における場合と同様に、例えば日本語および英語に関す
る辞書だけが記憶されており、従って、辞書検索回路7
0では、ROM71を参照することによっては、日本語
および英語を対象にして検索が行われる。但し、上述の
音声認識回路52における場合と同様に、オプションの
ICカード28を装置にセットし、これを、辞書検索回
路70に参照させるようにすることで、検索の対象を拡
張することが可能である。
【0064】文字表示回路73は、CPU55から供給
される情報の表示制御を行うようになされている。即
ち、CPU55から文字表示回路73に対しては、表示
すべき情報としての文字が、所定のコードで供給される
ようになされており、文字表示回路73は、CPU55
からコードを受信すると、そのコードを文字発生回路7
6に供給し、対応する文字のビットパターンに変換させ
る。そして、文字表示回路73は、このビットパターン
としてのディジタルの画像信号を、D/A変換器74に
出力するようになされている。
【0065】D/A変換器74は、文字表示回路73か
ら供給されるディジタルの画像信号をD/A変換するこ
とにより、アナログの画像信号とし、LCD2に出力す
るようになされている。これにより、LCD2において
は、CPU55が出力する情報としての文字が表示され
るようになされている。
【0066】文字発生回路76は、文字表示回路73か
ら供給されたコードに対応する文字のビットパターンを
ROM78から読み出し、文字表示回路73に出力する
ようになされている。RAM77は、文字発生回路76
における処理の上で必要なデータを一時記憶するように
なされている。ROM78には、例えば、日本語の文字
(例えば、仮名や漢字など)および英語の文字(例え
ば、アルファベットなど)などのビットパターンが記憶
されている。
【0067】なお、ROM78には、上述のROM54
における場合と同様に、例えば日本語および英語の文字
に対応するビットパターンだけが記憶されており、従っ
て、LCD2で表示される文字の言語は、日本語および
英語だけとなる。但し、上述の音声認識回路52におけ
る場合と同様に、オプションのICカード28を装置に
セットし、これを、文字発生回路76に参照させるよう
にすることで、その他の言語の文字を表示することがで
きるようにすることが可能である。
【0068】次に、以上のように構成される電子辞書装
置の動作について、例えば英単語を入力し、その解説情
報を検索する場合を例に説明する。
【0069】この場合、ユーザは、電源ボタン5のON
ボタン5aを操作することにより装置の電源をオンに
し、さらに、例えば、英語キー15および辞書キー17
を操作する。英語キー15および辞書キー17が操作さ
れると、その操作に対応する信号が、キーインターフェ
イス62からCPU55に供給され、これにより、CP
U55において、装置のモードが、辞書モードとされ、
さらに、英語の受け付けが可能な状態となる。
【0070】その後、例えば、ユーザによりアルファベ
ットキー8が操作されることにより、英単語が入力され
ると、それは、キーインターフェイス62を介して、C
PU55で受信される。CPU55は、キーインターフ
ェイス62より英単語を受信すると、それを辞書検索回
路70に出力し、その英単語を検索させる。
【0071】即ち、これにより、辞書検索回路70は、
ROM71に記憶されている検索用辞書のうち、英語に
ついてのもの(英和辞書)を選択し、その英語の検索用
辞書から、CPU55より供給された英単語を検索す
る。ここで、図3に、英語の検索用辞書の構成例を示
す。同図に示すように、英語の検索用辞書には、例え
ば、英単語が、その解説情報と対応付けられ、アルファ
ベット順に記憶されている。
【0072】辞書検索回路70は、CPU55からの英
単語を検索すると、その英単語と対応付けられている解
説情報を、検索用辞書から読み出し、CPU55に出力
する。CPU55は、解説情報を受信すると、それを音
声合成装置58および文字表示回路73の両方に出力す
る。
【0073】音声合成装置58は、解説情報を受信する
と、必要に応じてROM59およびRAM60にアクセ
スしながら、その解説情報に対応する合成音を生成して
出力する。この合成音は、D/A変換器61を介してス
ピーカ4に供給され、これにより、スピーカ4からは、
ユーザにより入力された英単語の解説情報が、合成音で
出力される。
【0074】一方、文字表示回路73は、CPU55よ
り供給された解説情報を、文字発生回路76に供給し、
これにより、解説情報を構成する文字のビットパターン
を生成させる。このビットパターンは、文字表示回路7
3より、D/A変換器74を介して、LCD2に供給さ
れ、これにより、LCD2では、ユーザにより入力され
た英単語の解説情報が表示される。
【0075】次に、上述の場合においては、英単語を、
アルファベットキー8を操作することにより入力するよ
うにしたが、英単語は、その他、音声によっても入力す
ることができる。即ち、ユーザは、英単語を、音声で入
力しようとする場合、音声キー13を操作する。音声キ
ー13が操作されると、その操作に対応する信号が、キ
ーインターフェイス62からCPU55に供給され、こ
れにより、CPU55において、装置のモードが、音声
入力モードとされ、音声による英単語の入力が可能な状
態となる。
【0076】その後、ユーザが、英単語を発声すると、
その音声は、マイク3を介することにより電気信号とし
ての音声信号とされ、この音声信号は、A/D変換器5
1を介して、音声認識回路52に供給される。音声認識
回路52は、音声信号を受信すると、その旨をCPU5
5に知らせ、CPU55は、これに対応して、英単語を
認識するように、音声認識回路52を制御する。
【0077】これにより、音声認識回路52は、ROM
54に記憶されている認識用辞書のうち、英単語につい
てのものを選択し、その英単語の認識用辞書を参照し
て、入力された音声を音声認識する。そして、その音声
認識の結果得られた英単語、即ち、ユーザにより発話さ
れた英単語を、CPU55に出力する。CPU55は、
音声認識回路52から英単語を受信すると、それを、辞
書検索回路70に出力し、これにより、以下、アルファ
ベットキー8が操作されることにより英単語が入力され
た場合と同様にして、解説情報が検索される。そして、
その解説情報は、上述したように、スピーカ4より合成
音で出力されるとともに、LCD2において表示され
る。
【0078】次に、英単語の解説情報を得ようとする場
合、前述したように、その英単語の綴りの一部(例え
ば、語頭や語尾の何文字か)しかわからないことがあ
る。また、英単語の綴りが正確にわかる場合であって
も、その文字数が多いときには、その入力は面倒であ
る。そこで、図1(図2)の電子辞書装置では、上述し
たように、英単語の一部の文字列(文字)で構成される
順番読み部分単語や、挟み読み部分単語の入力が可能と
なされており、順番読み部分単語や挟み読み部分単語が
入力された場合には、そのような部分単語が得られる英
単語が検索される。そして、その検索の結果得られた英
単語の中から、希望するものを選択することで、その入
力を行うことができるようになされている。
【0079】以下、部分単語を入力することにより、所
望する英単語を得て、その解説情報を検索する場合の動
作について、部分単語が順番読み部分単語であるときと
挟み読み部分単語であるときとに分け、さらに、部分単
語の入力を、アルファベットキー8を操作することによ
り行うときと音声により行うときとに分けて説明する。
【0080】まず、順番読み部分単語を、アルファベッ
トキー8を操作することにより入力する場合について、
図4のフローチャートを参照して説明する。この場合、
ユーザは、キーワードキー14および英語キー15を操
作することにより、装置のモードを、単語を検索する単
語検索モードとするとともに、装置を、英語の受け付け
が可能な状態とする。
【0081】その後、ステップS1では、ローマ字順番
読みキー23が操作されたか否かが、CPU55によっ
て判定される。ステップS1において、ローマ字順番読
みキー23が操作されていないと判定された場合、ステ
ップS2に進み、他の処理が行われ、即ち、例えば、ロ
ーマ字順番読みキー23以外のキーが操作された場合に
は、その操作に対応した処理が行われ、ステップS1に
戻る。
【0082】そして、ステップS1において、ローマ字
順番読みキー23が操作されたと判定された場合、即
ち、ユーザによりローマ字順番読みキー23が操作さ
れ、その操作に対応する信号が、CPU55において受
信された場合、CPU55は、装置のモードをローマ字
順番読みモードとする。これにより、装置は、順番読み
部分単語の入力が受け可能な状態となる。
【0083】CPU55は、装置のモードをローマ字順
番読みモードとすると、ステップS3(入力ステップ)
において、順番読み部分単語としての、例えば解説情報
を得ようとする英単語の語頭などの入力を要求する。即
ち、CPU55は、音声合成装置58を制御することに
より、順番読み部分単語の入力を促す合成音を生成さ
せ、スピーカ4から出力させる。さらに、CPU55
は、文字表示回路73を制御することにより、順番読み
部分単語の入力を促すメッセージを生成させ、LCD2
に表示させる。
【0084】これに対応して、ユーザがアルファベット
キー8を操作して、英単語の語頭を構成する文字列を入
力すると、CPU55は、その文字列を、順番読み部分
単語として認識し、辞書検索回路70に入力する。
【0085】以上のようにして、ステップS3において
順番読み部分単語が、辞書検索回路70に入力される
と、辞書検索回路70は、ステップS4(検索ステッ
プ)において、例えば前方一致検索を行う。即ち、ステ
ップS4では、辞書検索回路70に入力された順番読み
部分単語と一致する、例えば語頭を有する英単語が、R
OM71に記憶された英語の検索用辞書(図4)から検
索される。
【0086】ここで、順番読み部分単語を入力すること
により得られる英単語の例を、図5に示す。なお、同図
においては、順番読み部分単語として、例えば6文字の
文字列「geneal」または「genera」それぞれを入力した
ときに得られる英単語を示してある。さらに、同図にお
いては、参考として、各英単語の解説情報も示してあ
る。
【0087】図5の実施例では、順番読み部分単語とし
て、「geneal」または「genera」を入力した場合、それ
ぞれを語頭とする英単語として、4語または13語の英
単語が得られている。
【0088】辞書検索回路70は、ステップS4におい
て英単語を検索すると、その英単語を、CPU55に出
力する。CPU55は、ステップS5において、この英
単語を、音声合成回路58および文字表示回路73に供
給し、これにより、入力された順番読み部分単語が得ら
れる英単語を、スピーカ4より合成音で出力させるとと
もに、LCD2に表示させる。
【0089】一方、ユーザは、スピーカ4から出力され
た英単語を聴いて、あるいはLCD2に表示された英単
語を見て、所望する英単語を、カーソルキー6を操作す
ることにより選択し、さらに、確認実行キー10を操作
することで確定する。
【0090】これに対応して、CPU55では、ステッ
プS6において、英単語が、確認実行キー10を操作す
ることにより確定されたか否かが判定される。ステップ
S6において、英単語が確定されなかったと判定された
場合、即ち、例えばステップS5で出力された英単語の
中に、所望するものが存在しなかった場合、ステップS
3に戻り、再び、順番読み部分単語の入力が要求され、
これに対応して、ユーザは、再度、順番読み部分単語を
入力する。また、ステップS6において、英単語か確定
されたと判定された場合、CPU55は、ステップS7
において、その確定された英単語を、辞書検索回路70
に入力し、その英単語の解説情報を検索させる。そし
て、辞書検索回路70において解説情報が検索される
と、上述したようにして、その解説情報が、スピーカ4
より合成音で出力されるとともに、LCD2に表示され
る。
【0091】その後、CPU55では、ステップS8に
おいて、ファンクションキー7のうちのいずれかのキー
が操作されることにより、他のモードが選択されたかど
うかが判定される。ステップS8において、他のモード
が選択されたと判定された場合、ステップS2に戻り、
その選択されたモードに対応する処理が行われる。ま
た、ステップS8において、他のモードが選択されてい
ないと判定された場合、ステップS3に戻り、再び、ス
テップS3からの処理を繰り返す。
【0092】以上のように、順番読み部分単語を、アル
ファベットキー8を操作することにより入力する場合に
おいては、従来における場合と同様にして、その順番読
み部分単語が得られる英単語が検索され、その中から所
望するものを選択することで、その解説情報を得ること
ができる。
【0093】次に、挟み読み読み部分単語を、アルファ
ベットキー8を操作することにより入力する場合につい
て、図6のフローチャートを参照して説明する。この場
合も、ユーザは、まず最初に、キーワードキー14およ
び英語キー15を操作することにより、装置のモード
を、単語を検索する単語検索モードとするとともに、装
置を、英語の受け付けが可能な状態とする。
【0094】その後、ステップS11では、ローマ字挟
み読みキー24が操作されたか否かが、CPU55によ
って判定される。ステップS11において、ローマ字挟
み読みキー24が操作されていないと判定された場合、
ステップS12に進み、他の処理が行われ、即ち、例え
ば、ローマ字挟み読みキー24以外のキーが操作された
場合には、その操作に対応した処理が行われ、ステップ
S11に戻る。
【0095】そして、ステップS11において、ローマ
字挟み読みキー24が操作されたと判定された場合、即
ち、ユーザによりローマ字挟み読みキー24が操作さ
れ、その操作に対応する信号が、CPU55において受
信された場合、CPU55は、装置のモードをローマ字
挟み読みモードとする。これにより、装置は、挟み読み
部分単語の入力が受け可能な状態となる。
【0096】CPU55は、装置のモードをローマ字挟
み読みモードとすると、ステップS13(入力ステッ
プ)において、挟み読み部分単語としての、例えば解説
情報を得ようとする英単語の語頭および語尾などの入力
を、図4のステップS3における場合と同様にして要求
する。
【0097】これに対応して、ユーザがアルファベット
キー8を操作して、英単語の語頭と語頭を構成する文字
列を入力すると、CPU55は、その文字列を、挟み読
み部分単語として認識し、辞書検索回路70に入力す
る。
【0098】以上のようにして、ステップS13におい
て挟み読み部分単語が、辞書検索回路70に入力される
と、辞書検索回路70は、ステップS14(検索ステッ
プ)において、例えば語頭/語尾一致検索を行う。即
ち、ステップS14では、辞書検索回路70に入力され
た挟み読み部分単語の前段文字列(英単語の語頭を構成
する文字列)または後段文字列(英単語の語尾を構成す
る文字列)とそれぞれ一致する、例えば語頭または語尾
を有する英単語が、ROM71に記憶された英語の検索
用辞書(図4)から検索される。
【0099】ここで、挟み読み部分単語を入力すること
により得られる英単語の例を、図7に示す。なお、同図
においては、挟み読み部分単語として、例えば前段文字
列および後段文字列が、いずれも3文字で構成される文
字列(従って、挟み読み部分単語は6文字)「genes
s」、「genion」、「genist」、「genity」、「geniv
e」、または「genlly」それぞれを入力したときに得ら
れる英単語を示してある。また、同図(後述する図9、
図13においても同様)においては、挟み読み部分単語
の前段文字列と後段文字列とをわかり易くするために、
両者の間をスラッシュ(/)で区切ってある。さらに、
同図においては、図5における場合と同様に、参考とし
て、各英単語の解説情報も示してある。
【0100】図7の実施例では、挟み読み部分単語とし
て、「geness」、「genion」、「genist」、「genit
y」、「genive」、または「genlly」を入力した場合、
それぞれの前段文字列若しくは後段文字列を語頭若しく
は語尾とする英単語として、2語、3語、3語、4語、
2語、または4語の英単語が得られている。
【0101】ステップS14において、辞書検索回路7
0により英単語が検索されると、以下、ステップS15
乃至S18に順次進み、図4のステップS5乃至S8に
おける場合とそれぞれ同様の処理が行われる。
【0102】なお、挟み読み部分単語を、アルファベッ
トキー8を操作することにより入力する場合において
は、その前段文字列と後段文字列とを、装置に認識させ
る必要があるが、これは、例えば次のようにして行われ
る。即ち、例えば、前段文字列と後段文字列とを入力す
る際に、その間に、所定の記号(例えば、図7に示した
ようなスラッシュなど)を、ユーザに入力してもらうよ
うにする。この場合、装置では、スラッシュより前また
は後に入力された文字列が、それぞれ前段文字列または
後段文字列として認識される。あるいは、また、挟み読
み部分単語を入力する前に、前段文字列または後段文字
列それぞれの文字数を、ユーザに入力してもらうように
する。この場合、装置では、入力された文字数に対応し
て、前段文字列および後段文字列が認識される。
【0103】以上のように、挟み読み部分単語を、アル
ファベットキー8を操作することにより入力する場合に
おいては、順番読み部分単語を入力する場合に比較し
て、検索の結果得られる英単語が少ないので、その中か
ら、容易に、英単語を選択し、これを、解説情報を得る
ための英単語として入力することが可能となる。
【0104】即ち、6文字でなる順番読み部分単語を入
力した場合においては、その順番読み部分単語が得られ
る英単語(語頭が順番読み部分単語と一致する英単語)
は、例えば図5に示したように、4語程度しか存在しな
いことがある一方、13語も存在することがある。従っ
て、このように多くの英単語が検出された場合、その中
から、所望するものを見つけ出すのは容易ではない。
【0105】これに対し、同一の文字数である6文字で
なる挟み読み部分単語を入力した場合においては、その
挟み読み部分単語が得られる英単語(挟み読み部分単語
の前段文字列または後段文字列それぞれと一致する語頭
または語尾を有する英単語)は、例えば図7に示したよ
うに、2乃至4語程度しか存在しない。従って、挟み読
み部分単語を入力する場合においては、所望する英単語
を、容易に見つけ出すことができる。
【0106】また、この場合、所望する英単語の語頭ま
たは語尾を、それぞれ前段文字列または後段文字列と
し、これらを配列してなる挟み読み部分単語を入力する
ようにしたので、即ち、所望する英単語の語頭と語尾と
を、一度に入力することができるので、語頭または語尾
のいずれか一方を入力して検索を行い、その検索の結果
得られる英単語が多い場合には、さらに他方を入力して
再度検索を行うといったような、繁雑な操作を行う必要
もない。
【0107】さらに、順番読み部分単語を入力して得ら
れる英単語については、例えば、図5に解説情報として
示したように、その品詞や意味が類似しないことが多
い。これに対して、挟み読み部分単語を入力して得られ
る英単語については、例えば、図7に解説情報として示
したように、その品詞や意味が類似することが多い。即
ち、例えば挟み読み部分単語「genist」を入力して得ら
れる3つの英単語(挟み読み部分単語「genist」が得ら
れる英単語)「genealogist」、「generalist」、「gen
eticist」の品詞は、いずれも名詞で同一であるととも
に、それぞれの意味は、「系図学者」、「博識な人」、
「遺伝子学者」であり、いずれも知識を有する人物とい
う共通の意味を有する。このように、挟み読み部分単語
を入力して得られる英単語は、その品詞や意味が類似す
るものに絞り込まれる。
【0108】なお、このように品詞や意味が類似する英
単語が得られるのは、次のような理由による。即ち、英
単語の品詞や意味は、その語尾と密接な関連があり、挟
み読み部分単語を入力した場合には、その後段文字列と
一致する語尾の英単語が検索されるからである。
【0109】そして、挟み読み部分単語を入力した場合
においては、語尾が後段文字列と一致する英単語であっ
て、さらに、語頭が前段文字列と一致するものが検索さ
れるため、少ない数の、品詞や意味が類似する英単語が
得られる。
【0110】ここで、図8は、実際の英和辞典に掲載さ
れている、文字列「gen」を語頭として有する66の英
単語それぞれから、語頭「gen」に、語尾3文字を配置
して、6文字の挟み読み部分単語を構成するとともに、
語頭「gen」に、それに続く3文字を配置して、同じく
6文字の順番読み部分単語を構成した場合の、両者の比
較結果を表している。
【0111】(A)の重複語総数は、66の英単語か
ら、文字列「gen」を語頭(前段文字列)とする挟み読
み部分単語を構成した場合に、他の英単語と同一の挟み
読み部分単語を構成する英単語が18語存在し、また、
文字列「gen」を語頭とする順番読み部分を構成した場
合に、他の英単語と同一の順番読み部分単語を構成する
英単語が42語存在することを表している。
【0112】この数字を、66の英単語に対する全体比
で考えてみると、挟み読み部分単語または順番読み部分
単語について、それぞれ約27%または64%という値
が得られる。従って、この場合、順番読み部分単語を入
力して英単語の検索を行ったときには、約2/3の英単
語について、検索結果として複数の英単語が得られる
が、挟み読み部分単語を入力して英単語の検索を行った
ときには、約1/3の英単語についてしか、複数の英単
語は得られない。即ち、順番読み部分単語を用いる場合
においては、66の英単語のうちの2/3の英単語につ
いては、複数の英単語の検索結果が得られるため、その
複数の英単語の中から所望するものを探し出すという手
間がかかることになる。これに対し、挟み読み部分単語
を用いる場合においては、そのような手間が、66の英
単語のうちの1/3の英単語についてしかかからない。
言い換えれば、2/3の英単語については、所望する英
単語が、即座に得られる。
【0113】(B)の重複組合せ数は、(A)の18ま
たは42の英単語から構成される挟み読み部分単語また
は順番読み部分単語が、それぞれ6または10種類存在
することを表している。(C)の平均語数/組は、
(B)の6の挟み読み部分単語のうちのいずれか、また
は(B)の10の順番読み部分単語のうちのいずれかを
入力して検索を行った場合に得られる英単語の平均が、
それぞれ3語または4語であることを表しており、これ
により、挟み読み部分単語を用いる方が、順番読み部分
単語を用いる場合に比較して、少ない数の英単語を、検
索結果として得ることができることがわかる。
【0114】(D)の最多語数/組は、(B)の6の挟
み読み部分単語のうちのいずれか、または(B)の10
の順番読み部分単語のうちのいずれかを入力して検索を
行った場合に、最も多くの語数の英単語が得られるとき
の、その英単語の数が、それぞれ4語または13語であ
ることを表している。この場合、順番読み部分単語によ
れば、最大で13語もの英単語が検出されるのに対し、
挟み読み部分単語によれば、多くても4語の英単語しか
検出されない。従って、挟み読み部分単語による場合の
方が、順番読み部分単語による場合に比較して、所望す
る単語を容易に探し出すことができる。
【0115】(E)の最多語数/組は、上述の66の英
単語それぞれから、語頭「gen」に、それに続く4文字
を配置して、7文字の順番読み部分単語を構成した場合
において、その順番読み部分単語により検索を行い、最
も多くの語数が得られるときの、その英単語の語数が8
語であることを表している。このように、順番読み部分
単語による場合においては、文字数を6文字から7文字
に増やしても、6文字の挟み読み部分単語による場合に
比較して、最多語数/組の値が大きくなる(即ち、多く
の英単語が検出され、その中から所望するものを探し出
すのが困難となる)。
【0116】なお、上述の実施例では、辞書検索回路7
0において、英単語の語頭3文字と語尾3文字を配置し
てなる挟み読み部分単語の前段文字列または後段文字列
と一致する語頭または語尾をそれぞれ有する英単語を、
図3に示したような英単語とその解説情報だけが記憶さ
れた検索用辞書から検索するようにしたが、この検索用
辞書には、例えば図9に示すように、さらに、挟み読み
部分単語を、その挟み読み部分単語が得られる英単語と
対応付けて記憶させておくようにすることができる。こ
の場合、入力された挟み読み部分単語と一致するもの
を、検索用辞書の挟み読み部分単語の欄から検出し、そ
れと対応付けられている英単語を、検索結果として出力
すれば良いので、英単語の検索を、迅速に行うことが可
能となる。
【0117】なお、この場合、検索用辞書は、例えば、
挟み読み部分単語を構成する前段文字列または後段文字
列それぞれの文字数ごとに、何種類かを、あらかじめ用
意しておき、入力される挟み読み部分単語を構成する前
段文字列または後段文字列それぞれの文字数を認識した
後に、そのような文字数でなる挟み読み部分単語が英単
語に対応付けられた検索用辞書を選択して用いるように
すれば良い。あるいはまた、入力される挟み読み部分単
語を構成する前段文字列または後段文字列それぞれの文
字数を認識した後に、そのような文字数でなる挟み読み
部分単語を英単語に対応付けた検索用辞書を、図3に示
した検索用辞書から、いわば動的に作成して用いるよう
にしても良い。
【0118】次に、順番読み部分単語を、音声により入
力する場合について、図10のフローチャートを参照し
て説明する。この場合も、ユーザは、キーワードキー1
4および英語キー15を操作することにより、装置のモ
ードを、単語を検索する単語検索モードとするととも
に、装置を、英語の受け付けが可能な状態とする。
【0119】その後、ステップS21では、ローマ字順
番読みキー23が操作されたか否かが、CPU55によ
って判定され、ローマ字順番読みキー23が操作されて
いない場合、ステップS22に進み、他の処理が行わ
れ、即ち、例えば、ローマ字順番読みキー23以外のキ
ーが操作された場合には、その操作に対応した処理が行
われ、ステップS21に戻る。
【0120】そして、ステップS21において、ローマ
字順番読みキー23が操作されたと判定された場合、C
PU55は、装置のモードをローマ字順番読みモードと
し、これにより、装置は、順番読み部分単語の入力が受
け可能な状態となる。
【0121】CPU55は、装置のモードをローマ字順
番読みモードとすると、ステップS23において、図4
のステップS3で部分単語の入力を要求する場合と同様
にして、順番読み部分単語の文字数を入力するように要
求する。これに対応して、ユーザが、例えばテンキー9
を操作することにより、入力する順番読み部分単語の文
字数を入力すると、CPU55は、その文字数を認識
し、音声認識回路52に出力する。
【0122】ROM54には、順番読み部分単語を音声
認識するための認識用辞書(以下、適宜、順番読み認識
用辞書という)が、その順番読み部分単語の文字数ごと
に、何種類か記憶されており、音声認識回路52は、ス
テップS24において、その中から、CPU55より受
信した文字数に対応する順番読み認識用辞書を選択す
る。
【0123】その後、ステップS25に進み、CPU5
5は、図4のステップS3における場合と同様にして、
順番読み部分単語の入力を、ユーザに対して要求する。
この要求に対応して、ユーザが順番読み部分単語を発声
すると、その音声は、マイク3およびA/D変換器51
を介して、音声認識回路52に供給される。音声認識回
路52において、ユーザが発した音声が受信されると、
ステップS26(認識ステップ)に進み、その音声の音
声認識が、ステップS24で選択された順番読み認識用
辞書を用い、例えばHMM法などによって行われる。
【0124】ここで、図11は、例えば文字数が6文字
の順番読み部分単語を音声認識するのに用いられる順番
読み認識用辞書を示している。この順番読み認識用辞書
には、6文字の順番読み部分単語が、例えば、そのモデ
ル(HMM)と対応付けられて記憶されている。なお、
同図において、片仮名で示す部分が、順番読み部分単語
のモデルを表す。また、同図においては、順番読み部分
単語とそのモデルの他、参考として、順番読み部分単語
が得られる英単語(順番読み部分単語を語頭に含む英単
語)も図示してある。
【0125】このように、順番読み部分単語のモデルが
記憶されているので、ユーザが、順番読み部分単語を構
成する各文字を区切らず、1つの単語として連続して発
話しても、その音声(順番読み部分単語)を、精度良く
音声認識することができる。即ち、ユーザは、例えば順
番読み部分単語「genera」を、それを構成する文字
「g」、「e」、「n」、「e」、「r」、「a」を、「ジ
ー、イー、エヌ、イー、アール、エー」のように1文字
ずつ区切って発話するのではなく、「ジーイーエヌイー
アールエー」のように連続して発話することができる。
従って、音声による順番読み部分単語の入力を容易に行
うことができる。
【0126】ステップS26において音声認識が行わ
れ、これにより、ユーザが発した音声が認識されると、
その音声認識結果である順番読み部分単語が、音声認識
回路52からCPU55に供給される。CPU55は、
音声認識回路52から順番読み部分単語を受信すると、
ステップS27において、それを、辞書検索回路70に
入力する。これに対応して、辞書検索回路70では、そ
の順番読み部分単語を語頭に有する英単語の検索が行わ
れる。
【0127】そして、辞書検索回路70は、英単語を検
索すると、その検索の結果得られた英単語を、CPU5
5に出力し、以下、ステップS28乃至S30におい
て、図4のステップS5乃至S7における場合とそれぞ
れ同様の処理が行われる。その後、ステップS30にお
いて、ファンクションキー7のうちのいずれかのキーが
操作されることにより、他のモードが選択されたかどう
かが、CPU55によって判定される。ステップS30
において、他のモードが選択されたと判定された場合、
ステップS22に戻り、その選択されたモードに対応す
る処理が行われる。また、ステップS30において、他
のモードが選択されていないと判定された場合、ステッ
プS32に進み、ユーザによりテンキー9が操作される
ことにより、順番読み部分単語の文字数の変更が指示さ
れたか否かが、CPU55によって判定される。
【0128】ステップS32において、順番読み部分単
語の文字数の変更が指示されたと判定された場合、ステ
ップS24に戻り、再び、ステップS24からの処理を
繰り返す。また、ステップS32において、順番読み部
分単語の文字数の変更が指示されていないと判定された
場合は、ステップS25に戻り、再び、ステップS25
からの処理を繰り返す。
【0129】次に、挟み読み部分単語を、音声により入
力する場合について、図12のフローチャートを参照し
て説明する。この場合も、ユーザは、キーワードキー1
4および英語キー15を操作することにより、装置のモ
ードを、単語を検索する単語検索モードとするととも
に、装置を、英語の受け付けが可能な状態とする。
【0130】その後、ステップS41では、ローマ字挟
み読みキー24が操作されたか否かが、CPU55によ
って判定され、ローマ字挟み読みキー24が操作されて
いない場合、ステップS42に進み、他の処理が行わ
れ、即ち、例えば、ローマ字挟み読みキー24以外のキ
ーが操作された場合には、その操作に対応した処理が行
われ、ステップS41に戻る。
【0131】そして、ステップS41において、ローマ
字挟み読みキー24が操作されたと判定された場合、C
PU55は、装置のモードをローマ字挟み読みモードと
し、これにより、装置は、挟み読み部分単語の入力が受
け可能な状態となる。
【0132】CPU55は、装置のモードをローマ字挟
み読みモードとすると、ステップS43において、図4
のステップS3で部分単語の入力を要求する場合と同様
にして、挟み読み部分単語の文字数を入力するように要
求する。これに対応して、ユーザが、例えばテンキー9
を操作することにより、入力する挟み読み部分単語の文
字数を入力すると、CPU55は、その文字数を認識
し、音声認識回路52に出力する。
【0133】ROM54には、挟み読み部分単語を音声
認識するための認識用辞書(以下、適宜、挟み読み認識
用辞書という)が、その挟み読み部分単語の文字数ごと
に、何種類か記憶されており、音声認識回路52は、ス
テップS44において、その中から、CPU55より受
信した文字数に対応する挟み読み認識用辞書を選択す
る。
【0134】その後、ステップS45に進み、CPU5
5は、図4のステップS3における場合と同様にして、
挟み読み部分単語の入力を、ユーザに対して要求する。
この要求に対応して、ユーザが挟み読み部分単語を発声
すると、その音声は、マイク3およびA/D変換器51
を介して、音声認識回路52に供給される。音声認識回
路52において、ユーザが発した音声が受信されると、
ステップS46(認識ステップ)に進み、その音声の音
声認識が、ステップS44で選択された挟み読み認識用
辞書を用い、例えばHMM法などによって行われる。
【0135】ここで、図13は、例えば前段文字列およ
び後段文字列がいずれも3文字でなる挟み読み部分単語
を音声認識するのに用いられる挟み読み認識用辞書を示
している。この挟み読み認識用辞書には、6文字の挟み
読み部分単語が、例えば、そのモデル(HMM)と対応
付けられて記憶されている。なお、同図においても、片
仮名で示す部分が、挟み読み部分単語のモデルを表す。
さらに、同図においては、図11における場合と同様
に、挟み読み部分単語とそのモデルの他、参考として、
挟み読み部分単語が得られる英単語(挟み読み部分単語
の前段文字列または後段文字列をそれぞれ語頭または語
尾に有する英単語)も図示してある。
【0136】このように、挟み読み部分単語のモデルが
記憶されているので、ユーザが、挟み読み部分単語を構
成する各文字を区切らず、1つの単語として連続して発
話しても、その音声(挟み読み部分単語)を、精度良く
音声認識することができる。即ち、ユーザは、例えば挟
み読み部分単語「genist」を、それを構成する文字
「g」、「e」、「n」、「i」、「s」、「t」を、「ジ
ー、イー、エヌ、アイ、エス、ティー」のように1文字
ずつ区切って発話するのではなく、「ジーイーエヌアイ
エスティー」のように連続して発話することができる。
従って、音声による挟み読み部分単語の入力を容易に行
うことができる。
【0137】ステップS46において音声認識が行わ
れ、これにより、ユーザが発した音声が認識されると、
その音声認識結果である挟み読み部分単語が、音声認識
回路52からCPU55に供給される。CPU55は、
音声認識回路52から挟み読み部分単語を受信すると、
ステップS47において、それを、辞書検索回路70に
入力する。これに対応して、辞書検索回路70では、そ
の挟み読み部分単語の前段文字列または後段文字列をそ
れぞれ語頭または語尾に有する英単語の検索が行われ
る。
【0138】そして、辞書検索回路70は、英単語を検
索すると、その検索の結果得られた英単語を、CPU5
5に出力し、以下、ステップS48乃至S50におい
て、図4のステップS5乃至S7における場合とそれぞ
れ同様の処理が行われる。
【0139】ここで、ステップS48では、図4のステ
ップS5における場合と同様に、辞書検索回路70で検
索された英単語が、スピーカ4から合成音で出力される
とともに、LCD2に表示されるが、図1は、挟み読み
部分単語として、例えば「genist」が音声で入力された
場合(音声「ジーエヌアイエスティー」が入力された場
合)における、ステップS48の処理後の様子を示して
いる。
【0140】即ち、この場合、LCD2には、ユーザが
発した音声の音声認識結果としての挟み読み部分単語
「gen・・・ist」が表示されるとともに、その挟み読み部
分単語に対応する英単語の検索結果として「1:genealog
ist」、「2:generalist」、および「3:geneticist」が
表示される。なお、図1の実施例では、ユーザが発した
音声の音声認識結果としての挟み読み部分単語は、その
前段文字列「gen」と後段文字列「ist」とを区別するこ
とができるように、その間に「・・・」が表示されている
が、これは、表示しないようにすることも可能である。
【0141】同時に、スピーカ4からは、ユーザが発し
た音声の音声認識結果としての挟み読み部分単語「geni
st」が、合成音により、例えば「ジーイーエヌアイエス
ティー」のように出力され、さらに、挟み読み部分単語
に対応する英単語の検索結果が、合成音により、例えば
「イチバン、ジェネアラジスト」、「ニバン、ジェネラ
リスト」、「サンバン、ジェネティシスト」のように出
力される。
【0142】図12に戻り、ステップS50の処理後
は、ステップS51またはS52において、図10のス
テップS31またはS32における場合とそれぞれ同様
の処理が行われる。
【0143】挟み読み部分単語を入力する場合において
は、上述したように、順番読み部分単語を入力する場合
に比較して、検索の結果得られる英単語の数が少ないの
で、解説情報を得ようとする英単語の入力を容易に行う
ことができる。
【0144】なお、以上においては、認識用辞書に、部
分単語のモデルと部分単語だけを記憶させておくように
したが、認識用辞書には、図11や図13に示すよう
に、部分単語のモデルと部分単語に加えて、部分単語が
得られる英単語も、その部分単語と対応付けて記憶させ
ておくようにすることが可能である。この場合、音声認
識回路52に、音声による部分単語の認識を行わせた
後、その部分単語に対応付けられた英単語を、音声認識
結果として出力させるようにすることができ、このよう
にした場合には、辞書検索回路70には、英単語の検索
を行わせる必要がなくなる。
【0145】また、以上においては、部分単語を音声認
識するための認識用辞書を、その部分単語の文字数ごと
に、何種類か用意しておくようにしたが、認識用辞書
は、上述した検索用辞書と同様に、動的に作成するよう
にしても良い。
【0146】以上、本発明を、解説情報を得るための英
単語を入力する場合を例に説明したが、本発明は、その
他、例えば英文を日本語に翻訳する際に、その英文を構
成する各単語を入力する場合など、単語の入力を行うあ
らゆる場合に適用可能である。
【0147】また、本発明が対象とする言語は、英語だ
けに限定されるものではなく、例えば、ドイツ語やフラ
ンス語などのアルファベットで表記可能な言語や、その
他のあらゆる言語に適用可能である。
【0148】なお、本実施例においては、例えば、ファ
ンクションキー7を操作することにより、装置の動作モ
ードをなどを変更(指示)するようにしたが、このファ
ンクションキー7を操作することにより装置に与える指
示は、例えば音声により与えることも可能である。即
ち、例えば、装置のモードをローマ字挟み読みモードと
することは、上述したように、ファンクションキー7の
ローマ字挟み読みキー24を操作する他、音声により、
例えば「挟み読み」などと入力することによっても行う
ことが可能である。
【0149】また、本実施例では、順番読み部分単語
は、英単語の語頭の文字列により構成するようにした
が、順番読み部分単語は、その他、英単語の語尾や、語
頭および語尾以外の、1つの連続した文字列の部分(英
単語の胴体部分)により構成することが可能である。
【0150】さらに、本実施例では、順番読み部分単語
の入力に対応して英単語の検索を行う場合に、その順番
読み部分単語を語頭に有する英単語を検索するようにし
たが、その他、例えば、その順番読み部分単語を、語尾
や胴体部分に有する英単語を検索するようにすることも
可能である。順番読み部分単語を、語尾や胴体部分に有
する英単語を検索するようにする場合には、例えばファ
ンクションキー7に、そのような検索を指示するための
キーを増設するようにすることができる。
【0151】また、本実施例においては、LCD2およ
びスピーカ4の両方から、情報の出力を行うようにした
が、情報の出力は、LCD2またはスピーカ4のいずれ
か一方だけから行うようにすることも可能である。
【0152】さらに、本実施例では、部分単語の入力に
対応して英単語を検索して出力し、その後、英単語が確
定されてから、その英単語の解説情報を検索して出力す
るようにしたが、その他、例えば、部分単語の入力に対
応して検索した英単語は、解説情報とともに出力するよ
うにすることも可能である。
【0153】また、本実施例においては、音声認識回路
52において、HMM法により音声認識を行うようにし
たが、音声認識回路52において用いる音声認識アルゴ
リズムは、これに限定されるものではない。
【0154】さらに、本実施例では、挟み読み部分単語
は、英単語の語頭および語尾の部分の2カ所の文字列に
より構成するようにしたが、挟み読み部分単語は、英単
語の、その他の2カ所の部分の文字列により構成した
り、また、3カ所以上の部分の文字列により構成するこ
とが可能である。
【0155】また、本実施例では、挟み読み部分単語
は、英単語の語頭または語尾それぞれの3文字により構
成するようにしたが、挟み読み部分単語を構成する語頭
と語尾の文字数は、3文字に限定されるものではなく、
さらに、両者の文字数も、同一でなくても良い。
【0156】さらに、挟み読み部分単語を、例えば、英
単語の、所定の2カ所の文字列(この2カ所の文字列
を、以下、適宜、第1および第2の文字列という)から
構成する場合において、第1の文字列と、第2の文字列
とは、隣接しなければ、重なり合っていても良い(隣接
する場合は、第1および第2の文字列より構成される文
字列は、英単語を構成する文字列の中の、ある1カ所の
連続する部分であり、従って、この文字列は、順番読み
部分単語を構成することとなる)。
【0157】なお、挟み読み部分単語を、例えば、英単
語の語頭と語尾とから構成する場合において、それらが
重なり合うときというのは、英単語の文字数の方が、挟
み読み部分単語の文字数より少ないときであり、このよ
うなときには、挟み読み部分単語ではなく、英単語その
ものを入力する方が、入力する文字数が少なくて済むこ
ととなる。従って、挟み読み部分単語は、隣接しない所
定の2カ所以上の部分を配列してなるものとするのが望
ましい。
【0158】また、本実施例では、挟み読み部分単語の
前段文字列または後段文字列を、英単語の語頭または語
尾それぞれとするようにしたが、その他、例えば、挟み
読み部分単語の前段文字列または後段文字列を、英単語
の語尾または語頭とするようにし、英単語の検索の際に
は、挟み読み部分単語の前段文字列または後段文字列
と、語尾または語頭がそれぞれ一致する英単語を検索す
るようにすることなども可能である。
【0159】さらに、音声認識回路52には、アルファ
ベットの読みを仮名で表記したものを読んだような音声
であっても、また、アルファベットを、いわゆるネイテ
ィブが読んだような音声であっても、音声認識させるよ
うにすることが可能である。
【0160】
【発明の効果】請求項1に記載の検索方法によれば、単
語を構成する文字列のうち、隣接しない所定の2カ所以
上の部分を配列してなる部分単語が入力され、その部分
単語が得られる単語が、辞書から検索される。従って、
所望する英単語を、容易に得ることが可能となり、さら
に、その結果、その英単語の入力も、容易に行うことが
可能となる。
【0161】請求項6に記載の音声認識装置によれば、
単語を構成する文字列のうちの所定の1カ所以上の部分
を配列してなる部分単語を対象に、入力音声が音声認識
される。従って、部分単語の音声認識を、精度良く行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子辞書装置の一実施例の構
成を示す平面図である。
【図2】図1の電子辞書装置の電気的構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図2のROM71に記憶されている検索用辞書
の構成例を示す図である。
【図4】図2の電子辞書装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】図4のステップS4の検索処理により得られる
英単語の検索結果を示す図である。
【図6】図2の電子辞書装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図7】図6のステップS14の検索処理により得られ
る英単語の検索結果を示す図である。
【図8】挟み読み部分単語または順番読み部分単語それ
ぞれにより英単語の検索を行う場合を比較した図であ
る。
【図9】図2のROM71に記憶されている検索用辞書
の他の構成例を示す図である。
【図10】図2の電子辞書装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図11】図2のROM54に記憶されている認識用辞
書を説明するための図である。
【図12】図2の電子辞書装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図13】図2のROM54に記憶されている他の認識
用辞書を説明するための図である。
【符号の説明】
2 LCD, 3 マイク, 4 スピーカ, 5 電
源ボタン, 6 カーソルキー, 7 ファンクション
キー, 8 アルファベットキー, 9 テンキー,
10 確認実行キー, 13 音声キー, 14 キー
ワードキー,15 英語キー, 17 辞書キー, 2
3 ローマ字順番読みキー, 24ローマ字挟み読みキ
ー, 52 音声認識回路(音声認識手段), 54
ROM(記憶手段), 55 CPU, 58 音声合
成回路, 70 辞書検索回路, 71 ROM, 7
3 文字表示回路, 76 文字発生回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/40 370J

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 辞書から単語を検索する検索方法であっ
    て、 単語を構成する文字列のうち、隣接しない所定の2カ所
    以上の部分を配列してなる部分単語を入力する入力ステ
    ップと、 前記部分単語が得られる単語を、前記辞書から検索する
    検索ステップとを備えることを特徴とする検索方法。
  2. 【請求項2】 前記辞書には、前記部分単語と、その部
    分単語に一致する文字列を含む単語とが対応付けて記憶
    されていることを特徴とする請求項1に記載の検索方
    法。
  3. 【請求項3】 前記単語は、アルファベットで表記可能
    な単語であることを特徴とする請求項1に記載の検索方
    法。
  4. 【請求項4】 前記部分単語は、単語を構成する文字列
    のうち、その語頭および語尾の部分を配列してなること
    を特徴とする請求項1に記載の検索方法。
  5. 【請求項5】 前記部分単語が音声で入力されるとき、 その音声を音声認識する認識ステップをさらに備え、 前記検索ステップでは、前記認識ステップにおける音声
    認識結果に基づいて、単語の検索を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の検索方法。
  6. 【請求項6】 入力音声を音声認識する音声認識装置で
    あって、 単語を構成する文字列のうちの所定の1カ所以上の部分
    を配列してなる部分単語を記憶している記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記部分単語を対象に、
    前記入力音声を音声認識する音声認識手段とを備えるこ
    とを特徴とする音声認識装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記部分単語を、その
    部分単語が得られる単語と対応付けて記憶しており、 前記音声認識手段は、前記入力音声を音声認識して得ら
    れる前記部分単語に対応付けられている単語を、音声認
    識結果として出力することを特徴とする請求項6に記載
    の音声認識装置。
  8. 【請求項8】 前記部分単語は、単語を構成する文字列
    のうち、所定の2カ所以上の部分を配列してなることを
    特徴とする請求項6に記載の音声認識装置。
  9. 【請求項9】 前記部分単語は、単語を構成する文字列
    のうち、隣接しない所定の2カ所以上の部分を配列して
    なることを特徴とする請求項6に記載の音声認識装置。
  10. 【請求項10】 前記部分単語は、単語を構成する文字
    列のうち、その語頭および語尾の部分を配列してなるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の音声認識装置。
  11. 【請求項11】 前記単語は、アルファベットで表記可
    能な単語であることを特徴とする請求項6に記載の音声
    認識装置。
JP8072019A 1996-03-27 1996-03-27 検索方法および音声認識装置 Withdrawn JPH09259145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072019A JPH09259145A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 検索方法および音声認識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072019A JPH09259145A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 検索方法および音声認識装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09259145A true JPH09259145A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13477290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8072019A Withdrawn JPH09259145A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 検索方法および音声認識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09259145A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074688A (ja) * 1998-08-05 2000-03-14 Visteon Technol Llc 車両ナビゲ―ションシステムにおいて目的地を選択する方法および装置
KR100679042B1 (ko) * 2004-10-27 2007-02-06 삼성전자주식회사 음성인식 방법 및 장치, 이를 이용한 네비게이션 시스템
JP2009506429A (ja) * 2005-08-24 2009-02-12 ヤフー! インコーポレイテッド 検索クエリ完成前の代替クエリの連想
US8301616B2 (en) 2006-07-14 2012-10-30 Yahoo! Inc. Search equalizer

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074688A (ja) * 1998-08-05 2000-03-14 Visteon Technol Llc 車両ナビゲ―ションシステムにおいて目的地を選択する方法および装置
KR100679042B1 (ko) * 2004-10-27 2007-02-06 삼성전자주식회사 음성인식 방법 및 장치, 이를 이용한 네비게이션 시스템
JP2009506429A (ja) * 2005-08-24 2009-02-12 ヤフー! インコーポレイテッド 検索クエリ完成前の代替クエリの連想
US8301616B2 (en) 2006-07-14 2012-10-30 Yahoo! Inc. Search equalizer
US8868539B2 (en) 2006-07-14 2014-10-21 Yahoo! Inc. Search equalizer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7983912B2 (en) Apparatus, method, and computer program product for correcting a misrecognized utterance using a whole or a partial re-utterance
JP4791984B2 (ja) 入力された音声を処理する装置、方法およびプログラム
US8015011B2 (en) Generating objectively evaluated sufficiently natural synthetic speech from text by using selective paraphrases
US6778962B1 (en) Speech synthesis with prosodic model data and accent type
US6823309B1 (en) Speech synthesizing system and method for modifying prosody based on match to database
US7315811B2 (en) System and method for accented modification of a language model
US20170206800A1 (en) Electronic Reading Device
JPH0916602A (ja) 翻訳装置および翻訳方法
US20090220926A1 (en) System and Method for Correcting Speech
JP5198046B2 (ja) 音声処理装置及びそのプログラム
JP2002091492A (ja) 音声補完方法、装置および記録媒体
JP2002221989A (ja) テキスト入力方法及びその装置
JPH09259145A (ja) 検索方法および音声認識装置
KR101250897B1 (ko) 전자사전에서 음성인식을 이용한 단어 탐색 장치 및 그 방법
JP2005031150A (ja) 音声処理装置および方法
JP3576066B2 (ja) 音声合成システム、および音声合成方法
JP2003084787A (ja) 規則音声合成装置
JP2002268680A (ja) 悪環境下でのキーパッド/音声を用いたハイブリッドな東洋文字認識技術
JP3366253B2 (ja) 音声合成装置
JP2002207728A (ja) 表音文字生成装置及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体
EP1187431B1 (en) Portable terminal with voice dialing minimizing memory usage
JPH1011457A (ja) 携帯型検索装置
JP3284976B2 (ja) 音声合成装置及びコンピュータ可読記録媒体
JP7511623B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JPH03217900A (ja) テキスト音声合成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603