JPH09259090A - 分散処理計算機システム - Google Patents
分散処理計算機システムInfo
- Publication number
- JPH09259090A JPH09259090A JP8178073A JP17807396A JPH09259090A JP H09259090 A JPH09259090 A JP H09259090A JP 8178073 A JP8178073 A JP 8178073A JP 17807396 A JP17807396 A JP 17807396A JP H09259090 A JPH09259090 A JP H09259090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- distributed processing
- time
- computer
- business
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分散処理計算機の業務処理の効率化を図る。
【解決手段】 統括計算機1の備えている記憶手段4に
各分散処理計算機2-1 〜2-N の同時処理可能業務数につ
いての情報、処理可能な業務種別及びそれらの業務ごと
の所要処理時間についての情報、及び現在処理している
業務の処理終了予定時刻についての情報を記憶させ、あ
る業務の処理の必要性が新たに発生すれば、処理可能分
散処理計算機抽出手段5がその業務に対して、記憶手段
4の情報を参照して当該業務を処理することができる分
散処理計算機を抽出し、この抽出された1つあるいは複
数の分散処理計算機それぞれに対して、当該業務処理終
了予定時刻演算手段6が記憶手段の情報を参照して当該
業務を処理した場合の処理終了予定時刻を算出し、業務
処理割当て手段7が、処理終了予定時刻が最先となる分
散処理計算機に当該業務の処理を割当てて実行させる。
各分散処理計算機2-1 〜2-N の同時処理可能業務数につ
いての情報、処理可能な業務種別及びそれらの業務ごと
の所要処理時間についての情報、及び現在処理している
業務の処理終了予定時刻についての情報を記憶させ、あ
る業務の処理の必要性が新たに発生すれば、処理可能分
散処理計算機抽出手段5がその業務に対して、記憶手段
4の情報を参照して当該業務を処理することができる分
散処理計算機を抽出し、この抽出された1つあるいは複
数の分散処理計算機それぞれに対して、当該業務処理終
了予定時刻演算手段6が記憶手段の情報を参照して当該
業務を処理した場合の処理終了予定時刻を算出し、業務
処理割当て手段7が、処理終了予定時刻が最先となる分
散処理計算機に当該業務の処理を割当てて実行させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数台の分散処理計
算機を1台の統括計算機によって管理する分散処理計算
機システムに関する。
算機を1台の統括計算機によって管理する分散処理計算
機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台の分散処理計算機と1台の
統括計算機とを伝送路によって接続し、複数の業務(プ
ログラム)を、統括計算機から業務単位で分散処理計算
機のいずれかにその処理を割当ててデータを伝送し、デ
ータを受信した分散処理計算機がそのデータを用いて所
定の業務を処理した後、その計算結果を統括計算機に伝
送することにより分散処理を行う分散処理計算機システ
ムでは、分散処理計算機個々の処理能力が異なる場合が
多いために、統括計算機において各分散処理計算機ごと
に処理させる業務種別を固定的に定めていた。
統括計算機とを伝送路によって接続し、複数の業務(プ
ログラム)を、統括計算機から業務単位で分散処理計算
機のいずれかにその処理を割当ててデータを伝送し、デ
ータを受信した分散処理計算機がそのデータを用いて所
定の業務を処理した後、その計算結果を統括計算機に伝
送することにより分散処理を行う分散処理計算機システ
ムでは、分散処理計算機個々の処理能力が異なる場合が
多いために、統括計算機において各分散処理計算機ごと
に処理させる業務種別を固定的に定めていた。
【0003】しかしながら、このような分散処理方式で
は、業務量の偏りによって各分散処理計算機の使用率が
ばらつき、システム全体として能力を十分に発揮するこ
とが困難であった。
は、業務量の偏りによって各分散処理計算機の使用率が
ばらつき、システム全体として能力を十分に発揮するこ
とが困難であった。
【0004】このような問題点を解消するために、統括
計算機において新たに処理が必要となる業務が発生した
その都度にいずれの分散処理計算機に処理を行わせるか
を判断させ、処理開始が最先になる分散処理計算機に新
たな業務を割当てる方法を採用した分散処理計算機シス
テムも見られる。
計算機において新たに処理が必要となる業務が発生した
その都度にいずれの分散処理計算機に処理を行わせるか
を判断させ、処理開始が最先になる分散処理計算機に新
たな業務を割当てる方法を採用した分散処理計算機シス
テムも見られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の分散処理計算機システムの場合、新たに
処理すべき業務が発生したその都度に、その時点で空い
ている分散処理計算機を見つけて割当てるという単純な
ルールによって業務割当て処理を行っているため、次の
ような問題点があった。
たような従来の分散処理計算機システムの場合、新たに
処理すべき業務が発生したその都度に、その時点で空い
ている分散処理計算機を見つけて割当てるという単純な
ルールによって業務割当て処理を行っているため、次の
ような問題点があった。
【0006】現代は計算機の世代交代が激しくなり、一
方投資コストの関係から分散処理計算機として全て同じ
処理能力を有する同機種のものを一括して採用すること
もできず、1つの統括計算機に接続される複数の分散処
理計算機の間に処理能力の異なるものが混在するシステ
ムが増加している。このような分散処理計算機システム
では、上述した単純なルールにしたがって業務を割当て
る場合、必ずしも先に処理を開始した業務、したがって
より早く処理結果が得たいと思う業務が最も早く処理を
終了することができる分散処理計算機に割当てられると
は限らない。また特定の分散処理計算機でなければ処理
することができない業務もあるが、そのような業務をタ
イムリーに処理させることができない場合があり、シス
テム全体としてなお、処理効率を改善する必要があっ
た。
方投資コストの関係から分散処理計算機として全て同じ
処理能力を有する同機種のものを一括して採用すること
もできず、1つの統括計算機に接続される複数の分散処
理計算機の間に処理能力の異なるものが混在するシステ
ムが増加している。このような分散処理計算機システム
では、上述した単純なルールにしたがって業務を割当て
る場合、必ずしも先に処理を開始した業務、したがって
より早く処理結果が得たいと思う業務が最も早く処理を
終了することができる分散処理計算機に割当てられると
は限らない。また特定の分散処理計算機でなければ処理
することができない業務もあるが、そのような業務をタ
イムリーに処理させることができない場合があり、シス
テム全体としてなお、処理効率を改善する必要があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、処理できる分散処理計算機が限られて
いる業務も含めて、早く発生した業務から順次、その業
務を最先に終了できる分散処理計算機に割当てることが
でき、システム全体として処理効率を高めることができ
る分散処理計算機システムを提供することを目的とす
る。
なされたもので、処理できる分散処理計算機が限られて
いる業務も含めて、早く発生した業務から順次、その業
務を最先に終了できる分散処理計算機に割当てることが
でき、システム全体として処理効率を高めることができ
る分散処理計算機システムを提供することを目的とす
る。
【0008】本発明はまた、分散処理計算機ごとにそれ
らの分散処理計算機で実行した各種業務の実際の処理時
間の実績値を統計処理し、その標本平均と標準偏差とを
利用して、新たな業務に対して実際にその処理を割当て
た分散処理計算機よりも他の分散処理計算機に割り当て
た方が処理の終了が早くなったであろうという割当てミ
スの発生頻度を少なくし、各種業務処理を最先に処理が
終了できる分散処理計算機に正確に割当てる確率を高
め、ひいてはシステム全体として効率良く業務処理がで
きる分散処理計算機システムを提供することを目的とす
る。
らの分散処理計算機で実行した各種業務の実際の処理時
間の実績値を統計処理し、その標本平均と標準偏差とを
利用して、新たな業務に対して実際にその処理を割当て
た分散処理計算機よりも他の分散処理計算機に割り当て
た方が処理の終了が早くなったであろうという割当てミ
スの発生頻度を少なくし、各種業務処理を最先に処理が
終了できる分散処理計算機に正確に割当てる確率を高
め、ひいてはシステム全体として効率良く業務処理がで
きる分散処理計算機システムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の分散処理計算機と1つの統括計算機とを伝送路によっ
て接続し、前記各分散処理計算機に処理させる業務を前
記統括計算機によって管理する分散処理計算機システム
において、前記統括計算機が、前記各分散処理計算機の
同時処理可能業務数についての情報、前記各分散処理計
算機の処理可能な業務種別及びそれらの業務ごとの所要
処理時間についての情報、並びに前記各分散処理計算機
が現在処理している業務の処理終了予定時刻についての
情報を記憶する記憶手段と、処理の必要性が新たに発生
した業務に対して前記記憶手段の情報を参照して当該業
務を処理することができる分散処理計算機を抽出する処
理可能分散処理計算機抽出手段と、前記抽出された1つ
あるいは複数の分散処理計算機それぞれに対して前記記
憶手段の情報を参照して当該業務を処理した場合の処理
終了予定時刻を算出する当該業務処理終了予定時刻演算
手段と、前記抽出された1つあるいは複数の分散処理計
算機のうち、前記処理終了予定時刻が最先となる分散処
理計算機に当該業務の処理を割当てる業務処理割当て手
段と、前記記憶手段が記憶している前記各分散処理計算
機が現在処理している業務の処理終了予定時刻について
の情報の更新管理を行う管理情報管理手段と、を備えた
ものである。
の分散処理計算機と1つの統括計算機とを伝送路によっ
て接続し、前記各分散処理計算機に処理させる業務を前
記統括計算機によって管理する分散処理計算機システム
において、前記統括計算機が、前記各分散処理計算機の
同時処理可能業務数についての情報、前記各分散処理計
算機の処理可能な業務種別及びそれらの業務ごとの所要
処理時間についての情報、並びに前記各分散処理計算機
が現在処理している業務の処理終了予定時刻についての
情報を記憶する記憶手段と、処理の必要性が新たに発生
した業務に対して前記記憶手段の情報を参照して当該業
務を処理することができる分散処理計算機を抽出する処
理可能分散処理計算機抽出手段と、前記抽出された1つ
あるいは複数の分散処理計算機それぞれに対して前記記
憶手段の情報を参照して当該業務を処理した場合の処理
終了予定時刻を算出する当該業務処理終了予定時刻演算
手段と、前記抽出された1つあるいは複数の分散処理計
算機のうち、前記処理終了予定時刻が最先となる分散処
理計算機に当該業務の処理を割当てる業務処理割当て手
段と、前記記憶手段が記憶している前記各分散処理計算
機が現在処理している業務の処理終了予定時刻について
の情報の更新管理を行う管理情報管理手段と、を備えた
ものである。
【0010】この請求項1の発明の分散処理計算機シス
テムでは、統括計算機の備えている記憶手段に各分散処
理計算機の同時処理可能業務数についての情報、各分散
処理計算機の処理可能な業務種別及びそれらの業務ごと
の所要処理時間についての情報、及び各分散処理計算機
が現在処理している業務の処理終了予定時刻についての
情報を記憶させ、これを管理情報管理手段によってリア
ルタイムに更新管理させる。
テムでは、統括計算機の備えている記憶手段に各分散処
理計算機の同時処理可能業務数についての情報、各分散
処理計算機の処理可能な業務種別及びそれらの業務ごと
の所要処理時間についての情報、及び各分散処理計算機
が現在処理している業務の処理終了予定時刻についての
情報を記憶させ、これを管理情報管理手段によってリア
ルタイムに更新管理させる。
【0011】そして新たにある業務の処理要求が発生す
れば、処理可能分散処理計算機抽出手段が新たに処理要
求が発生した業務に対して、記憶手段の情報を参照して
当該業務を処理することができる分散処理計算機を抽出
し、この抽出された1つあるいは複数の分散処理計算機
それぞれに対して、当該業務処理終了予定時刻演算手段
が記憶手段の情報を参照して当該業務を処理した場合の
処理終了予定時刻を算出し、業務処理割当て手段が、処
理終了予定時刻が最先となる分散処理計算機に当該業務
の処理を割当てて実行させる。
れば、処理可能分散処理計算機抽出手段が新たに処理要
求が発生した業務に対して、記憶手段の情報を参照して
当該業務を処理することができる分散処理計算機を抽出
し、この抽出された1つあるいは複数の分散処理計算機
それぞれに対して、当該業務処理終了予定時刻演算手段
が記憶手段の情報を参照して当該業務を処理した場合の
処理終了予定時刻を算出し、業務処理割当て手段が、処
理終了予定時刻が最先となる分散処理計算機に当該業務
の処理を割当てて実行させる。
【0012】これによって、新たに処理の必要性が発生
した業務に対して、その業務が処理できる分散処理計算
機の中で最先にその処理を終了させることができるもの
を選定して業務処理を割当てることができ、複数の分散
処理計算機による複数種の業務の分散処理が効率的に行
える。
した業務に対して、その業務が処理できる分散処理計算
機の中で最先にその処理を終了させることができるもの
を選定して業務処理を割当てることができ、複数の分散
処理計算機による複数種の業務の分散処理が効率的に行
える。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の分散処理計
算機システムにおいて、前記統括計算機がさらに、前記
分散処理計算機各々が処理する業務ごとの所要処理時間
の実績値を計時する計時手段と、前記記憶手段が記憶し
ている情報のうち、対応する分散処理計算機の対応する
業務の所要処理時間の登録値に対して、前記計時手段が
計時した所要処理時間の実績値を用いて補正を行い、当
該業務についての前記所要処理時間の登録値の更新を行
う所要処理時間管理手段とを備えたものである。
算機システムにおいて、前記統括計算機がさらに、前記
分散処理計算機各々が処理する業務ごとの所要処理時間
の実績値を計時する計時手段と、前記記憶手段が記憶し
ている情報のうち、対応する分散処理計算機の対応する
業務の所要処理時間の登録値に対して、前記計時手段が
計時した所要処理時間の実績値を用いて補正を行い、当
該業務についての前記所要処理時間の登録値の更新を行
う所要処理時間管理手段とを備えたものである。
【0014】この請求項2の発明の分散処理計算機シス
テムでは、計時手段が分散処理計算機各々が処理する業
務ごとの所要処理時間の実績値を計時し、所要処理時間
管理手段が、前記記憶手段の記憶している情報のうち、
対応する分散処理計算機の対応する業務についての所要
処理時間の登録値に対して、計時手段の計時した所要処
理時間の実績値を用いて補正を行い、当該業務について
の所要処理時間の登録値を更新する。
テムでは、計時手段が分散処理計算機各々が処理する業
務ごとの所要処理時間の実績値を計時し、所要処理時間
管理手段が、前記記憶手段の記憶している情報のうち、
対応する分散処理計算機の対応する業務についての所要
処理時間の登録値に対して、計時手段の計時した所要処
理時間の実績値を用いて補正を行い、当該業務について
の所要処理時間の登録値を更新する。
【0015】これによって、統括計算機の記憶手段に登
録されている分散処理計算機各々の各業務に対する所要
処理時間の登録値を実績値を用いて補正することがで
き、より現実に即したデータに基づいて業務処理終了予
定時刻を算出することができるようになり、システムの
信頼性が向上する。
録されている分散処理計算機各々の各業務に対する所要
処理時間の登録値を実績値を用いて補正することがで
き、より現実に即したデータに基づいて業務処理終了予
定時刻を算出することができるようになり、システムの
信頼性が向上する。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の分散処理計
算機システムにおいて、前記所要時間管理手段が、前記
分散処理計算機iごと、業務jごとの前記所要処理時間
登録値Tixr を、前記実績値Tixq を用いて、次の式、 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数
(正数)によって補正するようにしたものである。
算機システムにおいて、前記所要時間管理手段が、前記
分散処理計算機iごと、業務jごとの前記所要処理時間
登録値Tixr を、前記実績値Tixq を用いて、次の式、 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数
(正数)によって補正するようにしたものである。
【0017】この請求項3の発明の分散処理計算機シス
テムでは、分散処理計算機ごとにそれが実際に処理した
業務について所要処理時間実績値を用いて、 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数
(正数)の補正式により所要処理時間を補正する。した
がって、現実の処理を繰り返すことによって分散処理計
算機ごとに、それが実行する業務ごとの所要処理時間を
実績値を反映させた現実のものに近づけることができ、
分散処理業務の割当て処理の信頼性が向上する。
テムでは、分散処理計算機ごとにそれが実際に処理した
業務について所要処理時間実績値を用いて、 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数
(正数)の補正式により所要処理時間を補正する。した
がって、現実の処理を繰り返すことによって分散処理計
算機ごとに、それが実行する業務ごとの所要処理時間を
実績値を反映させた現実のものに近づけることができ、
分散処理業務の割当て処理の信頼性が向上する。
【0018】請求項4の発明は、請求項2の分散処理計
算機システムにおいて、前記所要時間管理手段が、前記
実績値の平均値を前記所要処理時間とするようにしたも
のであり、これによって、各分散処理計算機ごとにその
計算機で各種業務を処理した時の処理時間実績値の平均
値を求め、これを所要処理時間として用い、新たに発生
した業務処理要求に対して最先に処理を終了することが
できる分散処理計算機に処理を割当てることができる。
算機システムにおいて、前記所要時間管理手段が、前記
実績値の平均値を前記所要処理時間とするようにしたも
のであり、これによって、各分散処理計算機ごとにその
計算機で各種業務を処理した時の処理時間実績値の平均
値を求め、これを所要処理時間として用い、新たに発生
した業務処理要求に対して最先に処理を終了することが
できる分散処理計算機に処理を割当てることができる。
【0019】したがって、処理時間実績値を用いて業務
処理の割当てが行え、かなりの確度で最先に処理が終了
できる分散処理計算機に業務の処理割当てを行うことが
でき、また実績値の利用のための演算に必要な統括計算
機の負担も単純平均を求めるだけのものであるので比較
的に軽くて済み、業務割当て処理の効率化が図れる。
処理の割当てが行え、かなりの確度で最先に処理が終了
できる分散処理計算機に業務の処理割当てを行うことが
でき、また実績値の利用のための演算に必要な統括計算
機の負担も単純平均を求めるだけのものであるので比較
的に軽くて済み、業務割当て処理の効率化が図れる。
【0020】請求項5の発明は、請求項2の分散処理計
算機システムにおいて、前記所要時間管理手段が、前記
実績値の統計処理によって標本平均及び標準偏差σを求
め、前記標準偏差σに所定の係数kを掛けた値を前記標
本平均にプラスして求められる時間を前記所要処理時間
とするようにしたものであり、これによって、一定の高
い確率で最先に処理が終了できる分散処理計算機に新た
な業務の処理を割当てることができるようになり、結果
的に各種業務の分散処理の効率化が図れる。
算機システムにおいて、前記所要時間管理手段が、前記
実績値の統計処理によって標本平均及び標準偏差σを求
め、前記標準偏差σに所定の係数kを掛けた値を前記標
本平均にプラスして求められる時間を前記所要処理時間
とするようにしたものであり、これによって、一定の高
い確率で最先に処理が終了できる分散処理計算機に新た
な業務の処理を割当てることができるようになり、結果
的に各種業務の分散処理の効率化が図れる。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の分散処理計
算機システムにおいて、前記所定の係数kとして2を用
いるものであり、これによって新たな業務の処理を約9
6%以上の確率で常に最先に処理を終了することができ
る分散処理計算機に割当てることができ、結果的に各種
業務の分散処理の効率化が図れる。
算機システムにおいて、前記所定の係数kとして2を用
いるものであり、これによって新たな業務の処理を約9
6%以上の確率で常に最先に処理を終了することができ
る分散処理計算機に割当てることができ、結果的に各種
業務の分散処理の効率化が図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
システム構成を示しており、1つの統括計算機1に対し
てNo.1〜No.NのN台の分散処理計算機2−1〜
2−NがLANのような通信回線3を介して接続されて
いる。
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
システム構成を示しており、1つの統括計算機1に対し
てNo.1〜No.NのN台の分散処理計算機2−1〜
2−NがLANのような通信回線3を介して接続されて
いる。
【0023】統括計算機1は一般的にはNo.1〜N
o.NのN台の分散処理計算機2−1〜2−Nの業務処
理の集中管理を行うものであり、本発明の特徴をなす機
能として、新たに処理すべき業務が発生した時にそれぞ
れの分散処理計算機2−1〜2−Nの稼動状況及び処理
状況を見て、新たな業務を処理できる分散処理計算機の
うちから当該業務を処理させる時に最先に処理を終了す
ることができるものと予想される分散処理計算機を割出
し、その分散処理計算機に対して当該業務の処理を割当
てる処理を実行する機能を備えている。4は統括計算機
1が備える諸情報の記憶装置である。
o.NのN台の分散処理計算機2−1〜2−Nの業務処
理の集中管理を行うものであり、本発明の特徴をなす機
能として、新たに処理すべき業務が発生した時にそれぞ
れの分散処理計算機2−1〜2−Nの稼動状況及び処理
状況を見て、新たな業務を処理できる分散処理計算機の
うちから当該業務を処理させる時に最先に処理を終了す
ることができるものと予想される分散処理計算機を割出
し、その分散処理計算機に対して当該業務の処理を割当
てる処理を実行する機能を備えている。4は統括計算機
1が備える諸情報の記憶装置である。
【0024】以下、説明を簡潔にするために、分散処理
計算機はNo.1〜No.4(N=4)の4台が統括計
算機1に接続されているものとして説明する。
計算機はNo.1〜No.4(N=4)の4台が統括計
算機1に接続されているものとして説明する。
【0025】統括計算機1の業務処理割当て処理は、実
際には組込まれるソフトウェアプログラムによって実現
される機能であるが、処理機能を分解すると図2の機能
ブロック図で表すことができる。
際には組込まれるソフトウェアプログラムによって実現
される機能であるが、処理機能を分解すると図2の機能
ブロック図で表すことができる。
【0026】まず記憶装置4にはこの分散処理計算機シ
ステムの運営のための種々の情報と共に、接続されてい
る複数台、No.1〜No.4の分散処理計算機2−1
〜2−4各々の同時処理可能業務数についての情報が登
録されている図3に示すような同時処理可能業務数管理
表4aと、No.1〜No.4の分散処理計算機2−1
〜2−4各々の処理可能な業務種別及びそれらの業務ご
との予想所要処理時間についての情報が登録されている
図4に示すような処理可能業務及び所要処理時間表4b
と、No.1〜No.4の分散処理計算機2−1〜2−
4各々が現在処理している業務の処理終了予定時刻につ
いての情報が登録されている図5に示すような業務処理
終了予定時刻管理表4cを記憶している。
ステムの運営のための種々の情報と共に、接続されてい
る複数台、No.1〜No.4の分散処理計算機2−1
〜2−4各々の同時処理可能業務数についての情報が登
録されている図3に示すような同時処理可能業務数管理
表4aと、No.1〜No.4の分散処理計算機2−1
〜2−4各々の処理可能な業務種別及びそれらの業務ご
との予想所要処理時間についての情報が登録されている
図4に示すような処理可能業務及び所要処理時間表4b
と、No.1〜No.4の分散処理計算機2−1〜2−
4各々が現在処理している業務の処理終了予定時刻につ
いての情報が登録されている図5に示すような業務処理
終了予定時刻管理表4cを記憶している。
【0027】図3に例示した同時処理可能業務数管理表
4aでは、No.1とNo.4の分散処理計算機2−
1,2−4は一時に1つの業務しか処理することができ
ず、No.2とNo.3の分散処理計算機2−2,2−
3各々はマルチプロセッサを持ち、同時に2つの業務を
処理することができることを示している。
4aでは、No.1とNo.4の分散処理計算機2−
1,2−4は一時に1つの業務しか処理することができ
ず、No.2とNo.3の分散処理計算機2−2,2−
3各々はマルチプロセッサを持ち、同時に2つの業務を
処理することができることを示している。
【0028】図4に例示した処理可能業務及び所要処理
時間表4bでは、例えば、No.1の分散処理計算機2
−1は業務Aを8秒で処理し、業務Bを12秒で処理す
ることができるが、業務C,Dは処理できず、No.2
の分散処理計算機2−2は業務Aならば10秒で処理
し、業務Bならば15秒で処理し、さらに業務Cならば
5秒で処理することができるが、業務Dは処理できない
ことを示している。ここで種々の業務の処理を行うこと
ができるということは、その分散処理計算機が実行可能
な全ての業務プログラムのロードモジュールをあらかじ
め持っていることを意味する。そして複数の分散処理計
算機で共通に持つロードモジュールの業務単位での一致
性を保証するために、統括計算機1がロードモジュール
を一元管理し、各分散処理計算機の立上げ時に該当する
業務プログラムのロードモジュールをダウンロードする
方法をとるものとする。
時間表4bでは、例えば、No.1の分散処理計算機2
−1は業務Aを8秒で処理し、業務Bを12秒で処理す
ることができるが、業務C,Dは処理できず、No.2
の分散処理計算機2−2は業務Aならば10秒で処理
し、業務Bならば15秒で処理し、さらに業務Cならば
5秒で処理することができるが、業務Dは処理できない
ことを示している。ここで種々の業務の処理を行うこと
ができるということは、その分散処理計算機が実行可能
な全ての業務プログラムのロードモジュールをあらかじ
め持っていることを意味する。そして複数の分散処理計
算機で共通に持つロードモジュールの業務単位での一致
性を保証するために、統括計算機1がロードモジュール
を一元管理し、各分散処理計算機の立上げ時に該当する
業務プログラムのロードモジュールをダウンロードする
方法をとるものとする。
【0029】図5に例示した業務処理終了予定時刻管理
表4cでは、例えば、No.2の分散処理計算機2−2
は現在、業務AとCとを同時に処理しており、それらの
処理終了予定時刻は00:00′14″と00:00′
10″であることを示し、No.3の分散処理計算機2
−3は現在、業務Dのみを処理していてその処理が0
0:00′12″に終了する予定であり、現在もう1つ
業務を処理できる状態(待機中)にあることを示してい
る。
表4cでは、例えば、No.2の分散処理計算機2−2
は現在、業務AとCとを同時に処理しており、それらの
処理終了予定時刻は00:00′14″と00:00′
10″であることを示し、No.3の分散処理計算機2
−3は現在、業務Dのみを処理していてその処理が0
0:00′12″に終了する予定であり、現在もう1つ
業務を処理できる状態(待機中)にあることを示してい
る。
【0030】統括計算機1は処理機能部として、さら
に、新たに処理する必要が生じた業務に対して記憶装置
4の処理可能業務及び所要処理時間表4bを参照して当
該業務を処理することができる分散処理計算機を抽出す
る処理可能分散処理計算機抽出部5、抽出された1つあ
るいは複数の分散処理計算機それぞれに対して、処理可
能業務及び所要処理時間表4bと業務処理終了予定時刻
管理表4cを参照して新たに処理すべき業務を処理した
場合の処理終了予定時刻を算出する当該業務処理終了予
定時刻演算部6、該当する分散処理計算機ごとの処理終
了予定時刻から、当該業務の処理終了予定時刻が最先と
なる分散処理計算機を割出して当該業務の処理を割当て
る業務割当て部7、そして新たに業務処理の割当てが実
行された時に業務処理終了予定時刻管理表4cの情報を
更新する管理表管理部8を備えている。
に、新たに処理する必要が生じた業務に対して記憶装置
4の処理可能業務及び所要処理時間表4bを参照して当
該業務を処理することができる分散処理計算機を抽出す
る処理可能分散処理計算機抽出部5、抽出された1つあ
るいは複数の分散処理計算機それぞれに対して、処理可
能業務及び所要処理時間表4bと業務処理終了予定時刻
管理表4cを参照して新たに処理すべき業務を処理した
場合の処理終了予定時刻を算出する当該業務処理終了予
定時刻演算部6、該当する分散処理計算機ごとの処理終
了予定時刻から、当該業務の処理終了予定時刻が最先と
なる分散処理計算機を割出して当該業務の処理を割当て
る業務割当て部7、そして新たに業務処理の割当てが実
行された時に業務処理終了予定時刻管理表4cの情報を
更新する管理表管理部8を備えている。
【0031】次に、上記構成の分散処理計算機システム
の動作について説明する。図6及び図7のフローチャー
トを参照して説明する。まず、統括計算機1はある業務
の処理要求が新たに発生すると図6に示すフローチャー
トの処理に入り、その業務名をまず特定する(ステップ
S1)。以下の説明では、説明を簡明にするために、0
0:00′10″に業務Aを新たに処理する必要が生じ
たものとし、記憶装置4の記憶情報は図3〜図5に示し
た状態にあるものする。
の動作について説明する。図6及び図7のフローチャー
トを参照して説明する。まず、統括計算機1はある業務
の処理要求が新たに発生すると図6に示すフローチャー
トの処理に入り、その業務名をまず特定する(ステップ
S1)。以下の説明では、説明を簡明にするために、0
0:00′10″に業務Aを新たに処理する必要が生じ
たものとし、記憶装置4の記憶情報は図3〜図5に示し
た状態にあるものする。
【0032】ステップS1で業務Aを特定すると、次に
処理可能分散処理計算機抽出部5は処理可能業務及び所
要処理時間表4bを参照して業務Aの処理が可能な分散
処理計算機を抽出する(ステップS2)。ここでは業務
AはNo.1〜No.4のいずれの分散処理計算機でも
処理可能である。
処理可能分散処理計算機抽出部5は処理可能業務及び所
要処理時間表4bを参照して業務Aの処理が可能な分散
処理計算機を抽出する(ステップS2)。ここでは業務
AはNo.1〜No.4のいずれの分散処理計算機でも
処理可能である。
【0033】次に、抽出した処理可能なNo.1〜N
o.4の分散処理計算機それぞれについて、当該業務処
理終了予定時刻演算部6は新たに処理要求が発生した業
務Aを実行した場合の処理終了予定時刻を算出する(ス
テップS3)。
o.4の分散処理計算機それぞれについて、当該業務処
理終了予定時刻演算部6は新たに処理要求が発生した業
務Aを実行した場合の処理終了予定時刻を算出する(ス
テップS3)。
【0034】この処理は図7のフローチャートに示す手
順による。まず、業務Aの処理可能な分散処理計算機の
うちで待機中のものがないかどうか、業務処理終了予定
時刻管理表4cを参照して検索する(ステップS1
1)。ここではマルチプロセッサを持つNo.3の分散
処理計算機の1つのプロセッサが空いていることを見い
出す。
順による。まず、業務Aの処理可能な分散処理計算機の
うちで待機中のものがないかどうか、業務処理終了予定
時刻管理表4cを参照して検索する(ステップS1
1)。ここではマルチプロセッサを持つNo.3の分散
処理計算機の1つのプロセッサが空いていることを見い
出す。
【0035】続いて、空いているNo.3の分散処理計
算機に業務Aを処理させた場合、その処理終了予定時刻
T3pを、現在時刻T0(=00:00′10″)に処理
可能業務及び所要処理時間表4bを参照して所要処理時
間T3a(=16秒)を足すことによって求める(ステッ
プS12)。すなわち、 T3p=T0+T3a =00:00′10″+16秒 =00:00′26″ を計算するのである。
算機に業務Aを処理させた場合、その処理終了予定時刻
T3pを、現在時刻T0(=00:00′10″)に処理
可能業務及び所要処理時間表4bを参照して所要処理時
間T3a(=16秒)を足すことによって求める(ステッ
プS12)。すなわち、 T3p=T0+T3a =00:00′10″+16秒 =00:00′26″ を計算するのである。
【0036】次に、現在時点でプロセッサが塞がってい
るが、業務Aを処理することができる分散処理計算機
(ここでは、No.1,No.2,No.4の残り全て
の分散処理計算機)について、現在処理中の業務の終了
予定時刻Tir(i=1,2,又は4、以下同じ)に対し
て、処理可能業務及び所要処理時間表4bを参照して業
務Aの所要処理時間Tiaを足すことによって、新たに業
務Aを処理させた場合のその処理終了予定時刻Tipを求
める(ステップS13,S14)。その結果は、次のよ
うになる。
るが、業務Aを処理することができる分散処理計算機
(ここでは、No.1,No.2,No.4の残り全て
の分散処理計算機)について、現在処理中の業務の終了
予定時刻Tir(i=1,2,又は4、以下同じ)に対し
て、処理可能業務及び所要処理時間表4bを参照して業
務Aの所要処理時間Tiaを足すことによって、新たに業
務Aを処理させた場合のその処理終了予定時刻Tipを求
める(ステップS13,S14)。その結果は、次のよ
うになる。
【0037】
【数1】No.1の分散処理計算機の場合: T1p=T1r+T1a =00:00′12″+8秒 =00:00′20″ No.2の分散処理計算機の場合: T2p=T2r+T2a =00:00′10″+10秒 (同じ分散処理計算機の中では処理終了時刻が早い方の
データを使用する) =00:00′20″ No.4の分散処理計算機の場合: T4p=T4r+T4a =00:00′15″+8秒 =00:00′23″ 以上のようにして当該業務処理終了予定時刻演算部6が
業務Aの新たな処理の終了予定時刻をその処理が可能な
全ての分散処理計算機について算出すれば、その結果を
業務割当て部7に与える。
データを使用する) =00:00′20″ No.4の分散処理計算機の場合: T4p=T4r+T4a =00:00′15″+8秒 =00:00′23″ 以上のようにして当該業務処理終了予定時刻演算部6が
業務Aの新たな処理の終了予定時刻をその処理が可能な
全ての分散処理計算機について算出すれば、その結果を
業務割当て部7に与える。
【0038】業務割当て部7では、図6のステップS4
の処理を実行し、業務Aについての処理終了時刻T1p〜
T4pのうち最先の分散処理計算機を選択して業務Aの新
たな処理を指令する。ここでは、処理終了予定時刻が最
先の分散処理計算機は、待機中のNo.3(処理終了予
定時刻は00:00′16″)ではなく、現在は他の業
務を実行中であるが処理終了時刻が00:00′10″
となるNo.1とNo.2の2つの分散処理計算機であ
る。
の処理を実行し、業務Aについての処理終了時刻T1p〜
T4pのうち最先の分散処理計算機を選択して業務Aの新
たな処理を指令する。ここでは、処理終了予定時刻が最
先の分散処理計算機は、待機中のNo.3(処理終了予
定時刻は00:00′16″)ではなく、現在は他の業
務を実行中であるが処理終了時刻が00:00′10″
となるNo.1とNo.2の2つの分散処理計算機であ
る。
【0039】このように処理終了予定時刻が同時である
場合には、処理可能な業務内容を業務ごとの所要処理時
間表4bで比較し、より少ない業務数を持つ分散処理計
算機の方に新たな業務を割当てる論理にしておく。した
がって、上記の場合、No.1の分散処理計算機の実行
可能な業務はAとBであるのに対して、No.2の分散
処理計算機が実行できる業務はA,Bに加えてCも含ま
れているので、将来、業務Cの処理要求が発生した時の
ことを考慮し、今回はNo.1の分散処理計算機に業務
Aの処理を割当てることにするのである。
場合には、処理可能な業務内容を業務ごとの所要処理時
間表4bで比較し、より少ない業務数を持つ分散処理計
算機の方に新たな業務を割当てる論理にしておく。した
がって、上記の場合、No.1の分散処理計算機の実行
可能な業務はAとBであるのに対して、No.2の分散
処理計算機が実行できる業務はA,Bに加えてCも含ま
れているので、将来、業務Cの処理要求が発生した時の
ことを考慮し、今回はNo.1の分散処理計算機に業務
Aの処理を割当てることにするのである。
【0040】なお、管理表管理部8はいずれかの分散処
理計算機に新たに業務処理が割当てられた時、またいず
れかの業務処理が終了した時に業務処理終了予定時刻管
理表4cの該当する欄のデータを更新する。例えば、上
記の例では、No.1の分散処理計算機の処理業務とし
て業務Aが新たに割当てられ、その終了予定時刻は0
0:00′20″であったので、図5の表4cにおいて
No.1の分散処理計算機のラインに、業務名A、開始
時刻00:00′12″、終了予定時刻00:00′2
0″というデータに更新するのである。
理計算機に新たに業務処理が割当てられた時、またいず
れかの業務処理が終了した時に業務処理終了予定時刻管
理表4cの該当する欄のデータを更新する。例えば、上
記の例では、No.1の分散処理計算機の処理業務とし
て業務Aが新たに割当てられ、その終了予定時刻は0
0:00′20″であったので、図5の表4cにおいて
No.1の分散処理計算機のラインに、業務名A、開始
時刻00:00′12″、終了予定時刻00:00′2
0″というデータに更新するのである。
【0041】このようにして、この実施の形態の分散処
理計算機システムでは、新たに処理すべき業務が発生し
た時にそれぞれの分散処理計算機2−1〜2−Nの処理
状況を見て、新たな業務を処理できる分散処理計算機の
うちから当該業務を処理させる時に最先に処理を終了す
ることができると予想される分散処理計算機を割出し、
その分散処理計算機に対して当該業務の処理を割当てる
処理を実行させることにより、システム全体として多数
の業務の処理の効率化を図るのである。
理計算機システムでは、新たに処理すべき業務が発生し
た時にそれぞれの分散処理計算機2−1〜2−Nの処理
状況を見て、新たな業務を処理できる分散処理計算機の
うちから当該業務を処理させる時に最先に処理を終了す
ることができると予想される分散処理計算機を割出し、
その分散処理計算機に対して当該業務の処理を割当てる
処理を実行させることにより、システム全体として多数
の業務の処理の効率化を図るのである。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
図8及び図9に基づいて説明する。この第2の実施の形
態の分散処理計算機システムは、図2に示した第1の実
施の形態における統括計算機1の機能に、さらに、分散
処理計算機2−1〜2−N各々が処理する業務ごとの所
要処理時間の実績値を計時する計時部9と、記憶装置4
に処理可能業務及び所要処理時間表4bとして記憶して
いる情報のうち、分散処理計算機2−1〜2−N各々が
実際に処理した業務について、その所要処理時間の登録
値に対して計時部9が計時した実績値を用いて後述する
所定の重みづけ処理による補正を行い、所要処理時間の
登録値の更新を行う時間表管理部10とを付加したこと
を特徴とする。したがって、その他の構成は図2に示し
た第1の実施の形態と共通し、その共通する部分には同
一の符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図8及び図9に基づいて説明する。この第2の実施の形
態の分散処理計算機システムは、図2に示した第1の実
施の形態における統括計算機1の機能に、さらに、分散
処理計算機2−1〜2−N各々が処理する業務ごとの所
要処理時間の実績値を計時する計時部9と、記憶装置4
に処理可能業務及び所要処理時間表4bとして記憶して
いる情報のうち、分散処理計算機2−1〜2−N各々が
実際に処理した業務について、その所要処理時間の登録
値に対して計時部9が計時した実績値を用いて後述する
所定の重みづけ処理による補正を行い、所要処理時間の
登録値の更新を行う時間表管理部10とを付加したこと
を特徴とする。したがって、その他の構成は図2に示し
た第1の実施の形態と共通し、その共通する部分には同
一の符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0043】この第2の実施の形態では、計時部9と時
間表管理部10が図9のフローチャートに示す処理を実
行する。すなわち、計時部9がNo.1〜No.Nの分
散処理計算機2−1〜2−N各々が処理する業務A,
B,…ごとの所要処理時間の実績値Tixq (i=分散処
理計算機2−1〜2−Nの識別子、x=業務A,B,…
の識別子、qは実績値を表す)を計時し(ステップS2
1)、時間表管理部10が、記憶装置4の処理可能業務
及び所要処理時間表4bにおいて対応する分散処理計算
機の対応する業務についての所要処理時間の登録値Tix
r (rは登録値を表す)に対して、計時部9の計時した
所要処理時間の実績値Tixq を用いて補正を行い(ステ
ップS22,S23)、当該業務についての所要処理時
間の登録値Tixr を更新する(ステップS24)。
間表管理部10が図9のフローチャートに示す処理を実
行する。すなわち、計時部9がNo.1〜No.Nの分
散処理計算機2−1〜2−N各々が処理する業務A,
B,…ごとの所要処理時間の実績値Tixq (i=分散処
理計算機2−1〜2−Nの識別子、x=業務A,B,…
の識別子、qは実績値を表す)を計時し(ステップS2
1)、時間表管理部10が、記憶装置4の処理可能業務
及び所要処理時間表4bにおいて対応する分散処理計算
機の対応する業務についての所要処理時間の登録値Tix
r (rは登録値を表す)に対して、計時部9の計時した
所要処理時間の実績値Tixq を用いて補正を行い(ステ
ップS22,S23)、当該業務についての所要処理時
間の登録値Tixr を更新する(ステップS24)。
【0044】具体例を用いて説明すると、ステップS2
3の補正処理においては、次の重みづけ処理によって所
要処理時間の登録値Tixrの更新を行うのである。
3の補正処理においては、次の重みづけ処理によって所
要処理時間の登録値Tixrの更新を行うのである。
【0045】
【数2】Tixr ←0.95・Tixr +0.05・Tixq 例えば、業務Aについて、No.1の分散処理計算機の
所要処理時間の登録値がT1Ar =8秒であるところ、新
たに同じNo.1の分散処理計算機で業務Aを処理した
時の所要処理時間の実績値T1Aq =9秒であったとすれ
ば、
所要処理時間の登録値がT1Ar =8秒であるところ、新
たに同じNo.1の分散処理計算機で業務Aを処理した
時の所要処理時間の実績値T1Aq =9秒であったとすれ
ば、
【数3】 T1Ar =0.95T1Ar +0.05T1Aq =0.95×8秒+0.05×9秒=8.05秒 となり、これを新たに所要処理時間表4bのNo.1の
分散処理計算機の業務Aに対する所要処理時間のデータ
として更新登録するのである。
分散処理計算機の業務Aに対する所要処理時間のデータ
として更新登録するのである。
【0046】これによって、各業務の所要処理時間の実
績値が所要処理時間の登録値に反映され、より実体に即
した処理が可能となり、システムの信頼性と効率化がい
っそう改善できる。
績値が所要処理時間の登録値に反映され、より実体に即
した処理が可能となり、システムの信頼性と効率化がい
っそう改善できる。
【0047】なお、上記では、Tixr ←w1・Tixr +w2
・Tixq (ただし、w1+w2=1)の一般式で、w1=0.
95,w2=0.05とした場合の例を示したが、重み係
数w1,w2の値に任意に設定することができ、特に限定さ
れるものではない。
・Tixq (ただし、w1+w2=1)の一般式で、w1=0.
95,w2=0.05とした場合の例を示したが、重み係
数w1,w2の値に任意に設定することができ、特に限定さ
れるものではない。
【0048】次に本発明の第3の実施の形態について、
図10に基づいて説明する。この第3の実施の形態の特
徴は、図8に示した第2の実施の形態における統括計算
機1の時間表管理部10の行う所要処理時間の補正処理
を実績値の単純平均を用いるようにした点にある。
図10に基づいて説明する。この第3の実施の形態の特
徴は、図8に示した第2の実施の形態における統括計算
機1の時間表管理部10の行う所要処理時間の補正処理
を実績値の単純平均を用いるようにした点にある。
【0049】すなわち、図10のフローチャートに示す
ように、計時部9がNo.1〜No.Nの分散処理計算
機2−1〜2−N各々が処理する業務A,B,…ごとの
所要処理時間の実績値Tixq (i=分散処理計算機2−
1〜2−Nの識別子、x=業務A,B,…の識別子、q
は実績値を表す)を計時し(ステップS31)、時間表
管理部10が、記憶装置4の処理可能業務及び所要処理
時間表4bにおいて対応する分散処理計算機の対応する
業務についてのそれまでの累積処理時間ΣTixq を呼出
して(ステップS32)、新たに計時部9が計時した今
回の所要処理時間の実績値Tixq をこの累積処理時間Σ
Tixq に加算して単純平均演算を行い、得られた平均値
を新たに所要処理時間登録値Tixr として用いるのであ
る(ステップS33,S34)。
ように、計時部9がNo.1〜No.Nの分散処理計算
機2−1〜2−N各々が処理する業務A,B,…ごとの
所要処理時間の実績値Tixq (i=分散処理計算機2−
1〜2−Nの識別子、x=業務A,B,…の識別子、q
は実績値を表す)を計時し(ステップS31)、時間表
管理部10が、記憶装置4の処理可能業務及び所要処理
時間表4bにおいて対応する分散処理計算機の対応する
業務についてのそれまでの累積処理時間ΣTixq を呼出
して(ステップS32)、新たに計時部9が計時した今
回の所要処理時間の実績値Tixq をこの累積処理時間Σ
Tixq に加算して単純平均演算を行い、得られた平均値
を新たに所要処理時間登録値Tixr として用いるのであ
る(ステップS33,S34)。
【0050】具体例を用いて説明すると、ステップS3
2では、それまでNo .iの分散処理計算機がn回、業
務iを実行していれば、累積処理時間は、次の数4式の
ようになる。
2では、それまでNo .iの分散処理計算機がn回、業
務iを実行していれば、累積処理時間は、次の数4式の
ようになる。
【0051】
【数4】 そこで、今回n+1回目に同じ業務xを実行した時に所
要処理時間実績値がTixq であれば、次の数5式によっ
て単純平均処理を行い、新たに所要処理時間登録値Tix
r を求めるのである。
要処理時間実績値がTixq であれば、次の数5式によっ
て単純平均処理を行い、新たに所要処理時間登録値Tix
r を求めるのである。
【0052】
【数5】 これによって、各業務の所要処理時間の実績値が所要処
理時間の登録値に反映され、実体に即した処理が可能と
なり、システムの信頼性と効率化が改善できる。
理時間の登録値に反映され、実体に即した処理が可能と
なり、システムの信頼性と効率化が改善できる。
【0053】なお、上記の第3の実施の形態では、所要
処理時間実績値の単純平均値の演算を、各業務処理が終
了する度に行ったが、これに代えて、分散処理計算機ご
とに、かつ処理業務ごとに所要処理時間実績値、処理回
数を一定期間、例えば、1日ごと、1週間ごと、あるい
は1月ごとに累積記憶しておき、一定周期ごとに一斉に
各分散処理計算機ごと、かつ処理業務ごとに所要処理時
間平均演算処理を実行し、得られた分散処理計算機ごと
の処理業務後との所要処理時間実績値平均を新たに所要
処理時間登録値として処理可能業務及び所要処理時間表
4bに更新登録する方式とすることもできる。
処理時間実績値の単純平均値の演算を、各業務処理が終
了する度に行ったが、これに代えて、分散処理計算機ご
とに、かつ処理業務ごとに所要処理時間実績値、処理回
数を一定期間、例えば、1日ごと、1週間ごと、あるい
は1月ごとに累積記憶しておき、一定周期ごとに一斉に
各分散処理計算機ごと、かつ処理業務ごとに所要処理時
間平均演算処理を実行し、得られた分散処理計算機ごと
の処理業務後との所要処理時間実績値平均を新たに所要
処理時間登録値として処理可能業務及び所要処理時間表
4bに更新登録する方式とすることもできる。
【0054】次に、本発明の第4の実施の形態につい
て、図11〜図14に基づいて説明する。この第4の実
施の形態の特徴は、図8に示した第2の実施の形態にお
ける時間表管理部10の時間表管理処理に統計手法を適
用することを特徴とする。
て、図11〜図14に基づいて説明する。この第4の実
施の形態の特徴は、図8に示した第2の実施の形態にお
ける時間表管理部10の時間表管理処理に統計手法を適
用することを特徴とする。
【0055】すなわち、図11のフローチャートに示す
ように時間表管理部10では、各分散処理計算機2−1
〜2−Nが割当てられた各種の業務を実行する度に、分
散処理計算機ごと、処理業務ごとにその所要処理時間実
績値Tixq を計時部9から得て保存してゆく(ステップ
S41,S42)。
ように時間表管理部10では、各分散処理計算機2−1
〜2−Nが割当てられた各種の業務を実行する度に、分
散処理計算機ごと、処理業務ごとにその所要処理時間実
績値Tixq を計時部9から得て保存してゆく(ステップ
S41,S42)。
【0056】そして所定の登録値更新周期が来れば(ス
テップS43)、保存されている所要処理時間実績値T
ixq を用いて、分散処理計算機iごとに、かつ処理業務
xごとに所要処理時間実績値の標本平均(単純相加平
均)AvTixq を演算し、また標準偏差σixも演算する
(ステップS44)。
テップS43)、保存されている所要処理時間実績値T
ixq を用いて、分散処理計算機iごとに、かつ処理業務
xごとに所要処理時間実績値の標本平均(単純相加平
均)AvTixq を演算し、また標準偏差σixも演算する
(ステップS44)。
【0057】そして得られた標本平均と標準偏差とを用
いて、各分散処理計算機がある業務について処理する場
合に諸条件が異なって最悪の条件の下でもほぼ確実に処
理が終了しているような処理時間(ここでは、最遅処理
時間と称する)Tixa を次の数6式で算出する(ステッ
プS45)。
いて、各分散処理計算機がある業務について処理する場
合に諸条件が異なって最悪の条件の下でもほぼ確実に処
理が終了しているような処理時間(ここでは、最遅処理
時間と称する)Tixa を次の数6式で算出する(ステッ
プS45)。
【0058】
【数6】 そして図12の表に示すように、各分散処理計算機ご
と、各業務ごとの最遅処理時間を新たに所要処理時間登
録値Tixr として処理可能業務及び所要処理時間表4b
´に更新登録するのである(ステップS46)。
と、各業務ごとの最遅処理時間を新たに所要処理時間登
録値Tixr として処理可能業務及び所要処理時間表4b
´に更新登録するのである(ステップS46)。
【0059】この第4の実施の形態によれば、新たに業
務の処理要求が発生した場合、次のようにして適切な分
散処理計算機に処理割当てを行うことになる。
務の処理要求が発生した場合、次のようにして適切な分
散処理計算機に処理割当てを行うことになる。
【0060】統括計算機1が00:00′10″に業務
Aの処理要求を受け付けたとする。この00:00′1
0″の時点で図13の表に示すように各分散処理計算機
2−1〜2−4が列Cl1にリストアップしてある種々の
業務を列Cl2にリストアップした時刻にそれぞれ開始
し、あるいは待機中であるとすると、それぞれの処理中
の業務について、処理平均値をベースにした終了予定時
刻(これは、第1の実施の形態〜第3の実施の形態それ
ぞれの場合の終了予定時刻に対応している)は列Cl3に
リストアップしたようになる。
Aの処理要求を受け付けたとする。この00:00′1
0″の時点で図13の表に示すように各分散処理計算機
2−1〜2−4が列Cl1にリストアップしてある種々の
業務を列Cl2にリストアップした時刻にそれぞれ開始
し、あるいは待機中であるとすると、それぞれの処理中
の業務について、処理平均値をベースにした終了予定時
刻(これは、第1の実施の形態〜第3の実施の形態それ
ぞれの場合の終了予定時刻に対応している)は列Cl3に
リストアップしたようになる。
【0061】しかしながら、統計手法で求めた標準偏差
σの2倍、2σの範囲(通常、標本数全体のほぼ96%
がこの範囲で業務を終了していると考えられる)をとる
と、最早値は列Cl4(ここで現在時刻00:00′1
0″よりも遡らせることはできないので処理開始時刻か
らの計算では現在時刻よりも前に終了しているはずの業
務については現在時刻00:00′10″を用いてい
る)、最遅値は列Cl5のようになる。
σの2倍、2σの範囲(通常、標本数全体のほぼ96%
がこの範囲で業務を終了していると考えられる)をとる
と、最早値は列Cl4(ここで現在時刻00:00′1
0″よりも遡らせることはできないので処理開始時刻か
らの計算では現在時刻よりも前に終了しているはずの業
務については現在時刻00:00′10″を用いてい
る)、最遅値は列Cl5のようになる。
【0062】この最遅値の列Cl5について説明すると、
No.1の分散処理計算機2−1では、B業務の開始時
刻00:00′00″、B業務の最遅処理時間16秒で
あるので、最遅終了予定時刻は00:00′16″とな
り、No.2の分散処理計算機2−2では、最先に終了
する予定のC業務はその開始時刻00:00′05″、
C業務の最遅処理時間6秒であるので、最遅終了予定時
刻は00:00′11″となり、その他のNo.3,N
o.4それぞれの分散処理計算機2−3,2−4につい
ても同様の計算によって、最遅終了予定時刻はそれぞ
れ、00:00′10″,00:00′17″となるの
である。
No.1の分散処理計算機2−1では、B業務の開始時
刻00:00′00″、B業務の最遅処理時間16秒で
あるので、最遅終了予定時刻は00:00′16″とな
り、No.2の分散処理計算機2−2では、最先に終了
する予定のC業務はその開始時刻00:00′05″、
C業務の最遅処理時間6秒であるので、最遅終了予定時
刻は00:00′11″となり、その他のNo.3,N
o.4それぞれの分散処理計算機2−3,2−4につい
ても同様の計算によって、最遅終了予定時刻はそれぞ
れ、00:00′10″,00:00′17″となるの
である。
【0063】そしてこの第4の実施の形態ではこの現在
処理中の業務についての最遅終了予定時刻(並列処理を
行っている計算機についてはそのうち最先に処理が終了
する予定の業務に対する最遅終了予定時刻)に対して、
新たに処理要求が発生した業務Aに対するそれぞれの分
散処理計算機の最遅処理時間を加算し、得られた各分散
処理計算機の新たなA業務の処理に対する最遅終了予定
時刻(図13における列Cl6)を比較し、それが最先に
終了する分散処理計算機に割当てる処理を行う。いまの
例では、No.1分散処理計算機2−1はA業務の最遅
処理時間は10秒であり、現在の最遅終了予定時刻が0
0:00′16″であるので、A業務の最遅終了予定時
刻は00:00′26″(=00:00′16″+10
秒)であり、No.2分散処理計算機2−2ではA業務
の最遅処理時間が12.5秒であり、現在の最遅終了予
定時刻が00:00′11″であるので、A業務の最遅
終了予定時刻は00:00′23.5″(=00:0
0′11″+12.5秒)となり、同じようにしてN
o.3,No.4それぞれの分散処理計算機2−3,2
−4についても列Cl6にリストアップしたようになる。
処理中の業務についての最遅終了予定時刻(並列処理を
行っている計算機についてはそのうち最先に処理が終了
する予定の業務に対する最遅終了予定時刻)に対して、
新たに処理要求が発生した業務Aに対するそれぞれの分
散処理計算機の最遅処理時間を加算し、得られた各分散
処理計算機の新たなA業務の処理に対する最遅終了予定
時刻(図13における列Cl6)を比較し、それが最先に
終了する分散処理計算機に割当てる処理を行う。いまの
例では、No.1分散処理計算機2−1はA業務の最遅
処理時間は10秒であり、現在の最遅終了予定時刻が0
0:00′16″であるので、A業務の最遅終了予定時
刻は00:00′26″(=00:00′16″+10
秒)であり、No.2分散処理計算機2−2ではA業務
の最遅処理時間が12.5秒であり、現在の最遅終了予
定時刻が00:00′11″であるので、A業務の最遅
終了予定時刻は00:00′23.5″(=00:0
0′11″+12.5秒)となり、同じようにしてN
o.3,No.4それぞれの分散処理計算機2−3,2
−4についても列Cl6にリストアップしたようになる。
【0064】こうして得られた新たな業務Aの処理を行
う場合の最遅終了予定時刻を比較すると、最先に終了で
きるのはNo.2の分散処理計算機2−2ということに
なり、このN0.2分散処理計算機2−2にA業務の割
当てを決定する。
う場合の最遅終了予定時刻を比較すると、最先に終了で
きるのはNo.2の分散処理計算機2−2ということに
なり、このN0.2分散処理計算機2−2にA業務の割
当てを決定する。
【0065】この結果を図5に示した第1の実施の形態
の場合と比べてみると、第1の実施の形態では単純に登
録した各業務についての所要処理時間をベースにして単
純に加算して新たな業務について最先に処理が終了する
であろう分散処理計算機に割当てるようにしたので、N
o.1の分散処理計算機2−1に割当てることになった
が、この第4の実施の形態の場合には各分散処理計算機
の稼動状況が同じという条件でA業務の処理要求が新た
に発生した場合、図13に示したようにNo.2の分散
処理計算機2−2に割当てることになるのである。そし
て計算機の演算処理にかかる時間は同じ業務を処理する
場合でも、扱うデータ量や数値の違いによって所要処理
時間が大いに異なることがあるので、このように統計手
法を利用することにより、最先に処理を終了することが
できるであろう分散処理計算機に新たな業務の処理割当
てを行う確率が高くなり、結果としてシステム全体の処
理効率がさらに向上できるのである。
の場合と比べてみると、第1の実施の形態では単純に登
録した各業務についての所要処理時間をベースにして単
純に加算して新たな業務について最先に処理が終了する
であろう分散処理計算機に割当てるようにしたので、N
o.1の分散処理計算機2−1に割当てることになった
が、この第4の実施の形態の場合には各分散処理計算機
の稼動状況が同じという条件でA業務の処理要求が新た
に発生した場合、図13に示したようにNo.2の分散
処理計算機2−2に割当てることになるのである。そし
て計算機の演算処理にかかる時間は同じ業務を処理する
場合でも、扱うデータ量や数値の違いによって所要処理
時間が大いに異なることがあるので、このように統計手
法を利用することにより、最先に処理を終了することが
できるであろう分散処理計算機に新たな業務の処理割当
てを行う確率が高くなり、結果としてシステム全体の処
理効率がさらに向上できるのである。
【0066】この第4の実施の形態の分散処理計算機シ
ステムの場合、各業務についての所要処理時間として最
遅処理時間を統計的に求めて使用するのであるが、機能
構成それ自体は図8に示した第2及び第3の実施の形態
と同様であり、記憶装置4に登録されている処理可能業
務及び所要処理時間表4b´が図12に示すものに、ま
た業務処理終了予定時刻管理表4c´が図14に示すも
のに変更されるだけである。図14に示す業務処理終了
予定時刻管理表4c´は、図12に示した処理可能業務
及び所要処理時間表4b´の最遅処理時間をベースにし
て作成したものである。
ステムの場合、各業務についての所要処理時間として最
遅処理時間を統計的に求めて使用するのであるが、機能
構成それ自体は図8に示した第2及び第3の実施の形態
と同様であり、記憶装置4に登録されている処理可能業
務及び所要処理時間表4b´が図12に示すものに、ま
た業務処理終了予定時刻管理表4c´が図14に示すも
のに変更されるだけである。図14に示す業務処理終了
予定時刻管理表4c´は、図12に示した処理可能業務
及び所要処理時間表4b´の最遅処理時間をベースにし
て作成したものである。
【0067】なお、本発明は上記の実施の形態に限定す
ることはなく、特に分散処理計算機の接続台数、マルチ
プロセッサの数、例示して数値は適用するシステムによ
って任意に変化するものである。
ることはなく、特に分散処理計算機の接続台数、マルチ
プロセッサの数、例示して数値は適用するシステムによ
って任意に変化するものである。
【0068】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
ある業務の処理の必要性が新たに発生すれば、その業務
を処理することができる分散処理計算機を抽出し、この
抽出された1つあるいは複数の分散処理計算機それぞれ
に対して、当該業務を処理した場合の処理終了予定時刻
を算出し、処理終了予定時刻が最先となる分散処理計算
機に当該業務の処理を割当てて実行させるようにしてい
るので、新たに処理する必要がある業務が発生すれば、
その業務が処理できる分散処理計算機の中で最先にその
業務の処理を終了できるものを選定して業務処理を割当
てることができ、複数の分散処理計算機による複数種の
業務の分散処理を効率的に行える。
ある業務の処理の必要性が新たに発生すれば、その業務
を処理することができる分散処理計算機を抽出し、この
抽出された1つあるいは複数の分散処理計算機それぞれ
に対して、当該業務を処理した場合の処理終了予定時刻
を算出し、処理終了予定時刻が最先となる分散処理計算
機に当該業務の処理を割当てて実行させるようにしてい
るので、新たに処理する必要がある業務が発生すれば、
その業務が処理できる分散処理計算機の中で最先にその
業務の処理を終了できるものを選定して業務処理を割当
てることができ、複数の分散処理計算機による複数種の
業務の分散処理を効率的に行える。
【0069】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
においてさらに、分散処理計算機各々が処理する業務ご
との所要処理時間の実績値を計時し、対応する分散処理
計算機の対応する業務についての所要処理時間の登録値
に対して所要処理時間の実績値を用いて補正を行い、当
該業務についての所要処理時間の登録値を更新するよう
にしているので、より現実に即したデータに基づいて業
務処理終了予定時刻を算出することができるようにな
り、システムの信頼性と処理の効率化がいっそう図れる
ようになる。
においてさらに、分散処理計算機各々が処理する業務ご
との所要処理時間の実績値を計時し、対応する分散処理
計算機の対応する業務についての所要処理時間の登録値
に対して所要処理時間の実績値を用いて補正を行い、当
該業務についての所要処理時間の登録値を更新するよう
にしているので、より現実に即したデータに基づいて業
務処理終了予定時刻を算出することができるようにな
り、システムの信頼性と処理の効率化がいっそう図れる
ようになる。
【0070】請求項3の発明によれば、分散処理計算機
ごとにそれが実際に処理した業務について所要処理時間
実績値を用いて、 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数
(正数)の補正式により所要処理時間を補正するように
したので、現実の処理を繰り返すことによって分散処理
計算機ごとに、それが実行する業務ごとの所要処理時間
を実績値を反映させた現実のものに近づけることがで
き、分散処理業務の割当て処理の信頼性が向上する。
ごとにそれが実際に処理した業務について所要処理時間
実績値を用いて、 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数
(正数)の補正式により所要処理時間を補正するように
したので、現実の処理を繰り返すことによって分散処理
計算機ごとに、それが実行する業務ごとの所要処理時間
を実績値を反映させた現実のものに近づけることがで
き、分散処理業務の割当て処理の信頼性が向上する。
【0071】請求項4の発明によれば、各分散処理計算
機ごとにその計算機で各種業務を処理した時の処理時間
実績値の平均値を求め、これを所要処理時間として用い
るので、処理時間実績値を用いて業務処理の割当てが行
え、かなりの確度で最先に処理が終了できる分散処理計
算機に業務の処理割当てを行うことができ、また実績値
の利用のための演算に必要な統括計算機の負担も単純平
均を求めるだけのものであるので比較的に軽くて済み、
業務割当て処理の効率化が図れる。
機ごとにその計算機で各種業務を処理した時の処理時間
実績値の平均値を求め、これを所要処理時間として用い
るので、処理時間実績値を用いて業務処理の割当てが行
え、かなりの確度で最先に処理が終了できる分散処理計
算機に業務の処理割当てを行うことができ、また実績値
の利用のための演算に必要な統括計算機の負担も単純平
均を求めるだけのものであるので比較的に軽くて済み、
業務割当て処理の効率化が図れる。
【0072】請求項5の発明によれば、処理時間実績値
の統計処理によって標本平均及び標準偏差σを求め、標
準偏差σに所定の係数kを掛けた値を標本平均にプラス
して求められる時間を所要処理時間とするようにしたの
で、一定の高い確率で最先に処理が終了できる分散処理
計算機に新たな業務の処理を割当てることができるよう
になり、結果的に各種業務の分散処理の効率化が図れ
る。
の統計処理によって標本平均及び標準偏差σを求め、標
準偏差σに所定の係数kを掛けた値を標本平均にプラス
して求められる時間を所要処理時間とするようにしたの
で、一定の高い確率で最先に処理が終了できる分散処理
計算機に新たな業務の処理を割当てることができるよう
になり、結果的に各種業務の分散処理の効率化が図れ
る。
【0073】請求項6の発明によれば、所定の係数kと
して2を用いるものであり、これによって新たな業務の
処理を約96%以上の確率で常に最先に処理を終了する
ことができる分散処理計算機に割当てることができ、結
果的に各種業務の分散処理の効率化が図れる。
して2を用いるものであり、これによって新たな業務の
処理を約96%以上の確率で常に最先に処理を終了する
ことができる分散処理計算機に割当てることができ、結
果的に各種業務の分散処理の効率化が図れる。
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成図。
【図2】上記の実施の形態における統括計算機の分散処
理業務割当て機能を示す機能ブロック図。
理業務割当て機能を示す機能ブロック図。
【図3】上記の実施の形態における記憶装置に登録され
ている同時処理可能業務数管理表の説明図。
ている同時処理可能業務数管理表の説明図。
【図4】上記の実施の形態における記憶装置に登録され
ている処理可能業務及び所要処理時間表の説明図。
ている処理可能業務及び所要処理時間表の説明図。
【図5】上記の実施の形態における記憶装置に登録され
ている業務処理終了予定時刻管理表の説明図。
ている業務処理終了予定時刻管理表の説明図。
【図6】上記の実施の形態における統括計算機の分散処
理業務割当て処理のメインルーチンのフローチャート。
理業務割当て処理のメインルーチンのフローチャート。
【図7】上記の実施の形態における統括計算機の分散処
理業務割当て処理のサブルーチンのフローチャート。
理業務割当て処理のサブルーチンのフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態における統括処理計
算機の分散処理業務割当て機能を示す機能ブロック図。
算機の分散処理業務割当て機能を示す機能ブロック図。
【図9】上記の実施の形態における統括計算機の処理可
能業務及び所要処理時間表の更新処理のフローチャー
ト。
能業務及び所要処理時間表の更新処理のフローチャー
ト。
【図10】本発明の第3の実施の形態における統括計算
機の処理可能業務及び所要処理時間表の更新処理のフロ
ーチャート。
機の処理可能業務及び所要処理時間表の更新処理のフロ
ーチャート。
【図11】本発明の第4の実施の形態における統括計算
機の処理可能業務及び所要処理時間表の更新処理のフロ
ーチャート。
機の処理可能業務及び所要処理時間表の更新処理のフロ
ーチャート。
【図12】上記の実施の形態における記憶装置に登録さ
れている処理可能業務及び所要処理時間表の説明図。
れている処理可能業務及び所要処理時間表の説明図。
【図13】上記の実施の形態における統括計算機の分散
処理業務割当て処理を説明する最遅終了予定時刻表。
処理業務割当て処理を説明する最遅終了予定時刻表。
【図14】上記の実施の形態における記憶装置に登録さ
れている業務処理終了予定時刻管理表。
れている業務処理終了予定時刻管理表。
1 統括計算機 2−1〜2−N 分散処理計算機 3 通信回線 4 記憶装置 4a 同時処理可能業務数管理表 4b,4b´ 処理可能業務及び所要処理時間表 4c,4c´ 業務処理終了予定時刻管理表 5 処理可能分散処理計算機抽出部 6 当該業務処理終了予定時刻演算部 7 業務割当て部 8 管理表管理部 9 計時部 10 時間表管理部
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の分散処理計算機と1つの統括計算
機とを伝送路によって接続し、前記各分散処理計算機に
処理させる業務を前記統括計算機によって管理する分散
処理計算機システムにおいて、前記統括計算機が、 前記各分散処理計算機の同時処理可能業務数についての
情報、前記各分散処理計算機の処理可能な業務種別及び
それらの業務ごとの所要処理時間についての情報、並び
に前記各分散処理計算機が現在処理している業務の処理
終了予定時刻についての情報を記憶する記憶手段と、 新たに処理の必要性が発生した業務に対して前記記憶手
段の情報を参照して当該業務を処理することができる分
散処理計算機を抽出する処理可能分散処理計算機抽出手
段と、 前記抽出された1つあるいは複数の分散処理計算機それ
ぞれに対して前記記憶手段の情報を参照して当該業務を
処理した場合の処理終了予定時刻を算出する当該業務処
理終了予定時刻演算手段と、 前記抽出された1つあるいは複数の分散処理計算機のう
ち、前記処理終了予定時刻が最先となる分散処理計算機
に当該業務の処理を割当てる業務処理割当て手段と、 前記記憶手段が記憶している前記各分散処理計算機が現
在処理している業務の処理終了予定時刻についての情報
の更新管理を行う管理情報管理手段と、を備えて成る分
散処理計算機システム。 - 【請求項2】 前記統括計算機が、 前記分散処理計算機各々が処理する業務ごとの所要処理
時間の実績値を計時する計時手段と、 前記記憶手段が記憶している情報のうち、対応する分散
処理計算機の対応する業務の所要処理時間の登録値に対
して、前記計時手段が計時した所要処理時間の実績値を
用いて補正を行い、当該業務についての前記所要処理時
間の登録値の更新を行う所要処理時間管理手段と、を備
えて成る請求項1記載の分散処理計算機システム。 - 【請求項3】 前記所要時間管理手段が、前記分散処理
計算機iごと、業務jごとの前記所要処理時間登録値T
ixr を、前記実績値Tixq を用いて、次の式 Tixr ←w1・ Tixr +w2・ Tixq ただし、w1,w2は、w1+w2=1となる所定の重み係数に
よって補正することを特徴とする請求項2記載の分散処
理計算機システム。 - 【請求項4】 前記所要時間管理手段が、前記実績値の
平均値を前記所要処理時間とすることを特徴とする請求
項2記載の分散処理計算機システム。 - 【請求項5】 前記所要時間管理手段が、前記実績値の
統計処理によって標本平均及び標準偏差σを求め、前記
標準偏差σに所定の係数kを掛けた値を前記標本平均に
プラスして求められる時間を前記所要処理時間とするこ
とを特徴とする請求項2記載の分散処理計算機システ
ム。 - 【請求項6】 前記所定の係数kとして2を用いること
を特徴とする請求項5記載の分散処理計算機システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178073A JPH09259090A (ja) | 1996-01-17 | 1996-07-08 | 分散処理計算機システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP593796 | 1996-01-17 | ||
JP8-5937 | 1996-01-17 | ||
JP8178073A JPH09259090A (ja) | 1996-01-17 | 1996-07-08 | 分散処理計算機システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09259090A true JPH09259090A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=26339972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8178073A Pending JPH09259090A (ja) | 1996-01-17 | 1996-07-08 | 分散処理計算機システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09259090A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003107215A1 (ja) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | 富士通株式会社 | 負荷分散処理システム |
JP2007323110A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 運転情報伝達システム |
JP2017037533A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 日本電信電話株式会社 | プロセッサ割り当て装置およびプロセッサ割り当て方法 |
JP2019175204A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 富士通株式会社 | 誤差補正方法、分散処理システムおよび情報処理装置 |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP8178073A patent/JPH09259090A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003107215A1 (ja) * | 2002-06-13 | 2003-12-24 | 富士通株式会社 | 負荷分散処理システム |
JP2007323110A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 運転情報伝達システム |
JP2017037533A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 日本電信電話株式会社 | プロセッサ割り当て装置およびプロセッサ割り当て方法 |
JP2019175204A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 富士通株式会社 | 誤差補正方法、分散処理システムおよび情報処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111427681B (zh) | 边缘计算中基于资源监控的实时任务匹配调度系统和方法 | |
Jalaparti et al. | Network-aware scheduling for data-parallel jobs: Plan when you can | |
US8316376B2 (en) | Optimizing workflow execution against a heterogeneous grid computing topology | |
US7779413B2 (en) | Method of assigning available resources for internal and external users at start time of scheduled time period based on program reservations information | |
US8732714B2 (en) | Method for reorganizing tasks for optimization of resources | |
CN112272203B (zh) | 一种集群业务节点选择方法、系统、终端及存储介质 | |
US8544005B2 (en) | Autonomic method, system and program product for managing processes | |
US8701112B2 (en) | Workload scheduling | |
CN111625331A (zh) | 任务调度方法、装置、平台、服务器及存储介质 | |
US8869148B2 (en) | Concurrency identification for processing of multistage workflows | |
CN110599148B (zh) | 集群数据处理方法、装置、计算机集群及可读存储介质 | |
WO2024120205A1 (zh) | 一种应用性能优化方法、装置、电子设备及存储介质 | |
CN107430526B (zh) | 用于调度数据处理的方法和节点 | |
CN112860387A (zh) | 分布式任务调度方法、装置、计算机设备及存储介质 | |
Aupy et al. | Reservation strategies for stochastic jobs | |
CN114416849A (zh) | 数据处理方法、装置、电子设备及存储介质 | |
Hung et al. | Task scheduling for optimizing recovery time in cloud computing | |
CN110175073B (zh) | 数据交换作业的调度方法、发送方法、装置及相关设备 | |
JPH09259090A (ja) | 分散処理計算機システム | |
JP2009037369A (ja) | データベースサーバへのリソース割当て方法 | |
CN114253679A (zh) | 中断事件处理方法、装置、计算机设备和存储介质 | |
Maurya et al. | Design issues in distributed software | |
CN112686541A (zh) | 开发任务分配方法、装置、计算机设备及存储介质 | |
US12026178B2 (en) | Optimizing the number of IMS dependent regions | |
JPH09311795A (ja) | スケジュール方法 |