JPH09257461A - 3次元座標測定装置 - Google Patents
3次元座標測定装置Info
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- JPH09257461A JPH09257461A JP8087129A JP8712996A JPH09257461A JP H09257461 A JPH09257461 A JP H09257461A JP 8087129 A JP8087129 A JP 8087129A JP 8712996 A JP8712996 A JP 8712996A JP H09257461 A JPH09257461 A JP H09257461A
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- measured
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Abstract
(57)【要約】
【課題】3次元測定装置は被測定物の大きさに応じて大
きくする必要があり可搬性が悪かった。そこで、3次元
測定装置の構成を簡単にして可搬性を良くする。 【解決手段】プローブ1の取込指示部4が3個の加速度
センサ5が検出した指針座標系のXs軸方向,Ys軸方
向及びZs軸方向の加速度及び3個のジャイロ6が検出
したXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度の
取り込みを指令すると、通信部9は検出したか速度及び
各速度を演算装置2に送る。演算装置2はプローブ1か
ら受けた加速度及び角速度を基に重力座標系におけるプ
ローブの3次元の移動方向及び移動距離を演算し、被測
定物の測定開始箇所を基準とした重力座標系における3
次元座標を算出する。
きくする必要があり可搬性が悪かった。そこで、3次元
測定装置の構成を簡単にして可搬性を良くする。 【解決手段】プローブ1の取込指示部4が3個の加速度
センサ5が検出した指針座標系のXs軸方向,Ys軸方
向及びZs軸方向の加速度及び3個のジャイロ6が検出
したXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度の
取り込みを指令すると、通信部9は検出したか速度及び
各速度を演算装置2に送る。演算装置2はプローブ1か
ら受けた加速度及び角速度を基に重力座標系におけるプ
ローブの3次元の移動方向及び移動距離を演算し、被測
定物の測定開始箇所を基準とした重力座標系における3
次元座標を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は3次元座標測定装
置、特に装置の小型化及び可搬性の向上に関するもので
ある。
置、特に装置の小型化及び可搬性の向上に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】3次元物の形状の測定には重力加速度方
向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系の3軸方向にリ
ニアスケールを持つ3次元測定装置が用いられていた。
これらのスケールがたわむと正確な測定ができないた
め、3次元測定装置の筐体を堅牢にする必要があった。
向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系の3軸方向にリ
ニアスケールを持つ3次元測定装置が用いられていた。
これらのスケールがたわむと正確な測定ができないた
め、3次元測定装置の筐体を堅牢にする必要があった。
【0003】また、例えば特開平5-340709号公報に掲
載された3次元形状測定装置では可撓性を有する膜を被
測定物に密着し、可撓性を有する膜上にマトリックス状
に配列されたコイルに3軸方向の交流磁界をそれぞれ与
えることで、磁界発生点からコイルまでの距離を電磁結
合を基にして算出し被測定物の3次元形状を測定してい
る。
載された3次元形状測定装置では可撓性を有する膜を被
測定物に密着し、可撓性を有する膜上にマトリックス状
に配列されたコイルに3軸方向の交流磁界をそれぞれ与
えることで、磁界発生点からコイルまでの距離を電磁結
合を基にして算出し被測定物の3次元形状を測定してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記3
次元測定装置及び3次元形状測定装置は被測定物の大き
さに応じて大きくする必要があり可搬性が悪い。
次元測定装置及び3次元形状測定装置は被測定物の大き
さに応じて大きくする必要があり可搬性が悪い。
【0005】また、建物等の場合には被測定物が大きい
ため、上記3次元測定装置及び3次元形状測定装置では
測定できず、主に三角測量法による測量が用いられてい
る。設計の3次元化が進んでいる中で3次元測定データ
の直接入力の要求が高まってきて、どこでも簡単に3次
元データを収集できる装置に対する要求が高まってきて
いる。
ため、上記3次元測定装置及び3次元形状測定装置では
測定できず、主に三角測量法による測量が用いられてい
る。設計の3次元化が進んでいる中で3次元測定データ
の直接入力の要求が高まってきて、どこでも簡単に3次
元データを収集できる装置に対する要求が高まってきて
いる。
【0006】この発明はかかる要求を満足するためにな
されたものであり、可搬性に優れた3次元座標測定装置
を得ることを目的とする。
されたものであり、可搬性に優れた3次元座標測定装置
を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る3次元座
標測定装置は、プローブと演算装置を有し、プローブは
測定箇所指針部と3個の加速度センサと3個のジャイロ
と取込指示部と通信部を備え、測定箇所指針部は先端部
で被測定物の測定箇所を指し示し、3個の加速度センサ
はそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座標
系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及び
Zs軸方向の加速度を検出し、3個のジャイロはそれぞ
れXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を検
出し、取込指示部は3個の加速度センサが検出した加速
度及び3個のジャイロが検出した角速度の取り込みを指
令し、通信部は取込指示部が被測定物の測定データの取
り込みを指令すると、測定データを演算装置に送り、演
算装置はプローブから受けた加速度及び角速度を基に重
力加速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系(X
g,Yg,Zg)におけるプローブの3次元の移動方向
及び移動距離を演算し被測定物の測定開始箇所を基準と
した重力座標系(Xg,Yg,Zg)における3次元座
標を算出して、装置構成を小型化する。
標測定装置は、プローブと演算装置を有し、プローブは
測定箇所指針部と3個の加速度センサと3個のジャイロ
と取込指示部と通信部を備え、測定箇所指針部は先端部
で被測定物の測定箇所を指し示し、3個の加速度センサ
はそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座標
系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及び
Zs軸方向の加速度を検出し、3個のジャイロはそれぞ
れXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を検
出し、取込指示部は3個の加速度センサが検出した加速
度及び3個のジャイロが検出した角速度の取り込みを指
令し、通信部は取込指示部が被測定物の測定データの取
り込みを指令すると、測定データを演算装置に送り、演
算装置はプローブから受けた加速度及び角速度を基に重
力加速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系(X
g,Yg,Zg)におけるプローブの3次元の移動方向
及び移動距離を演算し被測定物の測定開始箇所を基準と
した重力座標系(Xg,Yg,Zg)における3次元座
標を算出して、装置構成を小型化する。
【0008】また、3次元座標測定装置は、測定箇所指
針部と3個の加速度センサと3個のジャイロと取込指示
部と座標演算部と通信部を備え、測定箇所指針部は先端
部で被測定物の測定箇所を指し示し、3個の加速度セン
サはそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座
標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及
びZs軸方向の加速度を検出し、3個のジャイロはそれ
ぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を
検出し、座標演算部は3個の加速度センサが検出した加
速度及び3個のジャイロが検出した角速度を基に重力加
速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系(Xg,
Yg,Zg)におけるプローブの3次元の移動方向及び
移動距離を演算して被測定物の測定開始箇所を基準とし
た重力座標系(Xg,Yg,Zg)における3次元座標
を算出し、取込指示部は被測定物の測定箇所の3次元座
標の取り込みを指令し、通信部は取込指示部が測定デー
タの取り込みを指令すると測定データを外部装置に送
り、小型の装置で被測定物の3次元座標を測定し外部装
置に送る。
針部と3個の加速度センサと3個のジャイロと取込指示
部と座標演算部と通信部を備え、測定箇所指針部は先端
部で被測定物の測定箇所を指し示し、3個の加速度セン
サはそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座
標系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及
びZs軸方向の加速度を検出し、3個のジャイロはそれ
ぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を
検出し、座標演算部は3個の加速度センサが検出した加
速度及び3個のジャイロが検出した角速度を基に重力加
速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系(Xg,
Yg,Zg)におけるプローブの3次元の移動方向及び
移動距離を演算して被測定物の測定開始箇所を基準とし
た重力座標系(Xg,Yg,Zg)における3次元座標
を算出し、取込指示部は被測定物の測定箇所の3次元座
標の取り込みを指令し、通信部は取込指示部が測定デー
タの取り込みを指令すると測定データを外部装置に送
り、小型の装置で被測定物の3次元座標を測定し外部装
置に送る。
【0009】さらに、通信部は取込指示部が測定データ
の取り込みを指令すると、測定データをワイアレス通信
で送り、プローブの可搬性を良くする。
の取り込みを指令すると、測定データをワイアレス通信
で送り、プローブの可搬性を良くする。
【0010】さらに、取込指示部は被測定物から測定箇
所指針部に加わる力を検出する力検出部を備え、力検出
部が被測定物から測定箇所指針部に加わる力を検出する
と測定データの取り込みを指令して、操作を簡単にす
る。
所指針部に加わる力を検出する力検出部を備え、力検出
部が被測定物から測定箇所指針部に加わる力を検出する
と測定データの取り込みを指令して、操作を簡単にす
る。
【0011】また、取込指示部は測定箇所指針部が被測
定物に接触したときの衝撃を検出する接触検出部を備
え、接触検出部が測定箇所指針部が被測定物に接触した
ときの衝撃を検出すると測定データの取り込みを指令し
て、装置構成をさらに小型化する。
定物に接触したときの衝撃を検出する接触検出部を備
え、接触検出部が測定箇所指針部が被測定物に接触した
ときの衝撃を検出すると測定データの取り込みを指令し
て、装置構成をさらに小型化する。
【0012】さらに、測定箇所指針部は先端部に可視光
を発光する光源部と光源部からの可視光を絞り被測定物
にスポット光を照射するレンズユニットを備えることに
より、目標点と測定箇所指針部の先端部の当接点とのず
れの発生を少なくする。
を発光する光源部と光源部からの可視光を絞り被測定物
にスポット光を照射するレンズユニットを備えることに
より、目標点と測定箇所指針部の先端部の当接点とのず
れの発生を少なくする。
【0013】また、測定箇所指針部は光源部とレンズユ
ニットと光角度測定部と位置算出部を備え、光源部は測
定箇所指針部の先端部で可視光を発光し、レンズユニッ
トは光源部からの可視光を絞り被測定物の被測定位置に
スポット光を照射し、光角度測定部は被測定物に照射し
たスポット光の重力座標系(Xg,Yg,Zg)のXs
軸およびYs軸に対する角度を測定し、位置算出部は予
め入力した測定箇所指針部と被測定物の基準位置との距
離と光角度測定部が測定したスポット光の照射角度を基
に被測定物の基準位置からの被測定箇所の距離を算出し
て、非接触で被測定物の2次元座標を検出する。
ニットと光角度測定部と位置算出部を備え、光源部は測
定箇所指針部の先端部で可視光を発光し、レンズユニッ
トは光源部からの可視光を絞り被測定物の被測定位置に
スポット光を照射し、光角度測定部は被測定物に照射し
たスポット光の重力座標系(Xg,Yg,Zg)のXs
軸およびYs軸に対する角度を測定し、位置算出部は予
め入力した測定箇所指針部と被測定物の基準位置との距
離と光角度測定部が測定したスポット光の照射角度を基
に被測定物の基準位置からの被測定箇所の距離を算出し
て、非接触で被測定物の2次元座標を検出する。
【0014】また、測定箇所指針部は光源部とレンズユ
ニットと光読取部と距離測定部を備え、光源部は測定箇
所指針部の先端部で可視光を発光し、レンズユニットは
光源部からの光を絞り被測定物にスポット光を照射し、
光読取部は被測定物からの反射光を入射して電気信号に
変換し、距離測定部は光読取部が変換した電気信号を基
に被測定物までの距離を測定して、距離測定部が測定し
た被測定物までの距離、3個の加速度センサが検出した
加速度及び3個のジャイロが検出した角速度を基に被測
定物の測定開始箇所を基準とした重力座標系(Xg,Y
g,Zg)における3次元座標を算出し、目標点と測定
箇所指針部の先端部の当接点とのずれの発生を少なくす
ると共に、非接触で被測定物を測定する。
ニットと光読取部と距離測定部を備え、光源部は測定箇
所指針部の先端部で可視光を発光し、レンズユニットは
光源部からの光を絞り被測定物にスポット光を照射し、
光読取部は被測定物からの反射光を入射して電気信号に
変換し、距離測定部は光読取部が変換した電気信号を基
に被測定物までの距離を測定して、距離測定部が測定し
た被測定物までの距離、3個の加速度センサが検出した
加速度及び3個のジャイロが検出した角速度を基に被測
定物の測定開始箇所を基準とした重力座標系(Xg,Y
g,Zg)における3次元座標を算出し、目標点と測定
箇所指針部の先端部の当接点とのずれの発生を少なくす
ると共に、非接触で被測定物を測定する。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の3次元座標測定装置
は、被測定物の3次元形状測定をするもので、装置の小
型化及び可搬性の向上に関するものである。
は、被測定物の3次元形状測定をするもので、装置の小
型化及び可搬性の向上に関するものである。
【0016】3次元座標測定装置は、プローブと演算装
置を有する。プローブは、例えば測定箇所指針部と3個
の加速度センサと3個のジャイロと取込指示部と測定デ
ータ記憶部と通信部を有する。測定箇所指針部は先端部
で被測定物の測定箇所を指し示す。3個の加速度センサ
はそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座標
系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及び
Zs軸方向の加速度を検出する。3個のジャイロはそれ
ぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を
検出する。取込指示部は、例えばボタンスイッチを備
え、3個の加速度センサが検出した加速度と3個のジャ
イロが検出した回転角速度の取り込みを指令する。
置を有する。プローブは、例えば測定箇所指針部と3個
の加速度センサと3個のジャイロと取込指示部と測定デ
ータ記憶部と通信部を有する。測定箇所指針部は先端部
で被測定物の測定箇所を指し示す。3個の加速度センサ
はそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座標
系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及び
Zs軸方向の加速度を検出する。3個のジャイロはそれ
ぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を
検出する。取込指示部は、例えばボタンスイッチを備
え、3個の加速度センサが検出した加速度と3個のジャ
イロが検出した回転角速度の取り込みを指令する。
【0017】測定データ記憶部は3個の加速度センサが
検出した加速度と3個のジャイロが検出した回転角速度
を記憶する。通信部は取込指示部が被測定物の測定デー
タの取込指令をすると、測定データ記憶部に記憶した3
個の加速度センサが検出した加速度と3個のジャイロが
検出した回転角速度をワイアレス通信で演算装置に転送
する。ここで、ワイアレス通信としては、例えば無線通
信及び光による通信等がある。
検出した加速度と3個のジャイロが検出した回転角速度
を記憶する。通信部は取込指示部が被測定物の測定デー
タの取込指令をすると、測定データ記憶部に記憶した3
個の加速度センサが検出した加速度と3個のジャイロが
検出した回転角速度をワイアレス通信で演算装置に転送
する。ここで、ワイアレス通信としては、例えば無線通
信及び光による通信等がある。
【0018】演算装置はプローブから受信した加速度及
び回転角速度を基に重力加速度方向に伸びる軸をZg軸
にした重力座標系における測定箇所指針部の先端部の移
動方向及び移動距離を演算するもので、例えば初期回転
角演算部と回転角変化演算部と測定中回転角演算部と座
標変換演算部と移動量演算部を備える。初期回転角演算
部は3個の加速度センサが検出した指針座標系の加速度
を基に測定箇所指針部の回転角の初期値を演算する。回
転角変化演算部は測定中に3個のジャイロが検出した角
速度を積分して非検査物の形状測定中の測定箇所指針部
の回転角の変化を算出する。
び回転角速度を基に重力加速度方向に伸びる軸をZg軸
にした重力座標系における測定箇所指針部の先端部の移
動方向及び移動距離を演算するもので、例えば初期回転
角演算部と回転角変化演算部と測定中回転角演算部と座
標変換演算部と移動量演算部を備える。初期回転角演算
部は3個の加速度センサが検出した指針座標系の加速度
を基に測定箇所指針部の回転角の初期値を演算する。回
転角変化演算部は測定中に3個のジャイロが検出した角
速度を積分して非検査物の形状測定中の測定箇所指針部
の回転角の変化を算出する。
【0019】測定中回転角演算部は初期回転角演算部が
演算した測定箇所指針部の回転角の初期値と回転角変化
演算部が演算した測定箇所指針部の回転角の変化を基
に、測定中の測定箇所指針部の回転角を求める。座標変
換演算部は測定中回転角演算部が検出した測定中の測定
箇所指針部の回転角と加速度センサが検出した測定箇所
指針部先端の指針座標系の加速度を基に測定箇所指針部
の重力座標系の加速度を算出する。移動量演算部は座標
変換演算部が変換した加速度を2回積分して測定箇所指
針部先端の重力座標系での移動方向及び移動距離を算出
して、被測定物の測定箇所の座標を演算する。ここで、
演算装置が算出する被測定物の測定箇所の座標は測定開
始した位置を基準とした相対座標である。
演算した測定箇所指針部の回転角の初期値と回転角変化
演算部が演算した測定箇所指針部の回転角の変化を基
に、測定中の測定箇所指針部の回転角を求める。座標変
換演算部は測定中回転角演算部が検出した測定中の測定
箇所指針部の回転角と加速度センサが検出した測定箇所
指針部先端の指針座標系の加速度を基に測定箇所指針部
の重力座標系の加速度を算出する。移動量演算部は座標
変換演算部が変換した加速度を2回積分して測定箇所指
針部先端の重力座標系での移動方向及び移動距離を算出
して、被測定物の測定箇所の座標を演算する。ここで、
演算装置が算出する被測定物の測定箇所の座標は測定開
始した位置を基準とした相対座標である。
【0020】なお、上取込指示部にボタンスイッチを用
いる代わりに、測定箇所指針部に加わる被測定物からの
力の有無を検出したり、測定箇所指針部が被測定物に接
触したときの衝撃を検出したりして3次元被測定物の測
定中か否かの判断をしても良い。これにより、操作を簡
単にして操作間違いなどを防止できる。
いる代わりに、測定箇所指針部に加わる被測定物からの
力の有無を検出したり、測定箇所指針部が被測定物に接
触したときの衝撃を検出したりして3次元被測定物の測
定中か否かの判断をしても良い。これにより、操作を簡
単にして操作間違いなどを防止できる。
【0021】さらに、測定箇所指針部は測定箇所指針部
の先端部に可視光を発光する光源部と光源部からの可視
光を絞り被測定物にスポット光を照射するレンズユニッ
トを備えて、被測定物の目標点に可視光による目印を付
けることにより、目標点と測定箇所指針部の先端部の当
接点とのずれの発生を少なくしても良い。
の先端部に可視光を発光する光源部と光源部からの可視
光を絞り被測定物にスポット光を照射するレンズユニッ
トを備えて、被測定物の目標点に可視光による目印を付
けることにより、目標点と測定箇所指針部の先端部の当
接点とのずれの発生を少なくしても良い。
【0022】また、測定箇所指針部は光源部とレンズユ
ニットと光角度測定部と位置算出部を備えるようにして
も良い。光源部は測定箇所指針部の先端部で可視光を発
光し、レンズユニットは光源部からの可視光を絞り被測
定物の被測定位置にスポット光を照射する。光角度測定
部は被測定物に照射したスポット光の重力座標系(X
g,Yg,Zg)におけるXs軸およびYs軸に対する
角度を測定する。位置算出部は予め入力した測定箇所指
針部と被測定物の基準位置との距離と光角度測定部が測
定した光の角度を基に被測定物の基準位置からの被測定
箇所の位置を3次元オイラ角を用いて算出して、遠距離
の被測定物の2次元座標を検出する。ここで、光源部
は、例えばレーザ光を発光する。
ニットと光角度測定部と位置算出部を備えるようにして
も良い。光源部は測定箇所指針部の先端部で可視光を発
光し、レンズユニットは光源部からの可視光を絞り被測
定物の被測定位置にスポット光を照射する。光角度測定
部は被測定物に照射したスポット光の重力座標系(X
g,Yg,Zg)におけるXs軸およびYs軸に対する
角度を測定する。位置算出部は予め入力した測定箇所指
針部と被測定物の基準位置との距離と光角度測定部が測
定した光の角度を基に被測定物の基準位置からの被測定
箇所の位置を3次元オイラ角を用いて算出して、遠距離
の被測定物の2次元座標を検出する。ここで、光源部
は、例えばレーザ光を発光する。
【0023】また、測定箇所指針部は光源部とレンズユ
ニットと光読取部と距離測定部を備えるようにしても良
い。光源部は測定箇所指針部の先端部で可視光を発光す
る。レンズユニットは光源部からの可視光を絞り被測定
物にスポット光を照射する。光読取部は被測定物からの
反射光を入射して電気信号に変換する。距離測定部は光
読取部が変換した電気信号を基に被測定物までの距離を
測定する。ここで、光読取部が変換した電気信号を基に
被測定物までの距離を測定するには、例えば三角法を用
いる。演算部装置は距離測定部が測定した被測定物まで
の距離、3個の加速度センサが検出した加速度及び3個
のジャイロが検出した角速度を基に重力座標系(Xg,
Yg,Zg)における測定箇所指針部の先端部の移動方
向及び移動距離を演算して、目標点と測定箇所指針部の
先端部の当接点とのずれの発生を少なくすると共に、非
接触で被測定物を測定する。
ニットと光読取部と距離測定部を備えるようにしても良
い。光源部は測定箇所指針部の先端部で可視光を発光す
る。レンズユニットは光源部からの可視光を絞り被測定
物にスポット光を照射する。光読取部は被測定物からの
反射光を入射して電気信号に変換する。距離測定部は光
読取部が変換した電気信号を基に被測定物までの距離を
測定する。ここで、光読取部が変換した電気信号を基に
被測定物までの距離を測定するには、例えば三角法を用
いる。演算部装置は距離測定部が測定した被測定物まで
の距離、3個の加速度センサが検出した加速度及び3個
のジャイロが検出した角速度を基に重力座標系(Xg,
Yg,Zg)における測定箇所指針部の先端部の移動方
向及び移動距離を演算して、目標点と測定箇所指針部の
先端部の当接点とのずれの発生を少なくすると共に、非
接触で被測定物を測定する。
【0024】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の3次元座標測定
装置の構成図である。図に示すように、3次元座標測定
装置はプローブ1と演算装置2を有する。プローブ1は
測定箇所指針部3、取込指示部4、加速度センサ5a,
5b,5c、ジャイロ6a,6b,6c、測定データ記
憶部8、通信部9及び電源部10を備える。測定箇所指
針部3はユーザの操作により、先端部31で被測定物の
測定位置を指し示す。取込指示部4は、例えば押しボタ
ンスイッチを有し、被測定物の基準点と測定箇所指針部
3の先端部31が接触したときにユーザが上記押しボタ
ンスイッチを押すことにより、被測定物の測定データの
取り込み指令を入力する。加速度センサ5a,5b,5
cは、それぞれ測定箇所指針部3の軸をZs軸とした場
合のZs軸と直交するXs軸方向,Ys軸方向及びZs
軸方向に向けて設けられ、測定箇所指針部3の先端部3
1におけるXs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向の加
速度Axs,Ays,Azsを検出する。ここで、加速度セン
サ5a,5b,5cは、ピエゾ抵抗方式のものでも静電
容量方式のものでも良い。ジャイロ6a,6b,6cは
それぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速
度P,Q,Rを検出する。以下の説明では、特に断わら
ない限り測定箇所指針部3の軸をZs軸とした座標系を
指針座標系といい、Zs軸と直交する2軸をXs軸及び
Ys軸として説明する。また、重力加速度方向に伸びる
軸をZg軸とする座標系を重力座標系といい、Zg軸と
直交する2軸をXg軸及びYg軸という。
装置の構成図である。図に示すように、3次元座標測定
装置はプローブ1と演算装置2を有する。プローブ1は
測定箇所指針部3、取込指示部4、加速度センサ5a,
5b,5c、ジャイロ6a,6b,6c、測定データ記
憶部8、通信部9及び電源部10を備える。測定箇所指
針部3はユーザの操作により、先端部31で被測定物の
測定位置を指し示す。取込指示部4は、例えば押しボタ
ンスイッチを有し、被測定物の基準点と測定箇所指針部
3の先端部31が接触したときにユーザが上記押しボタ
ンスイッチを押すことにより、被測定物の測定データの
取り込み指令を入力する。加速度センサ5a,5b,5
cは、それぞれ測定箇所指針部3の軸をZs軸とした場
合のZs軸と直交するXs軸方向,Ys軸方向及びZs
軸方向に向けて設けられ、測定箇所指針部3の先端部3
1におけるXs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向の加
速度Axs,Ays,Azsを検出する。ここで、加速度セン
サ5a,5b,5cは、ピエゾ抵抗方式のものでも静電
容量方式のものでも良い。ジャイロ6a,6b,6cは
それぞれXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速
度P,Q,Rを検出する。以下の説明では、特に断わら
ない限り測定箇所指針部3の軸をZs軸とした座標系を
指針座標系といい、Zs軸と直交する2軸をXs軸及び
Ys軸として説明する。また、重力加速度方向に伸びる
軸をZg軸とする座標系を重力座標系といい、Zg軸と
直交する2軸をXg軸及びYg軸という。
【0025】測定データ記憶部8は加速度センサ5a,
5b,5cが検出した加速度Axs,Ays,Azs及びジャ
イロ6a,6b,6cが検出した角速度P,Q,Rを記
憶する。通信部9は、演算装置2とワイアレス通信を行
い、取込指示部4が加速度センサ5a,5b,5cが検
出した加速度Axs,Ays,Azs及びジャイロ6a,6
b,6cが検出した角速度P,Q,Rの取り込みを指令
すると、測定データ記憶部8に記憶した加速度Axs,A
ys,Azs及びジャイロ6a,6b,6cが検出した角速
度P,Q,Rを演算装置に送信する。ここで、通信部9
は演算装置2と無線通信をするようにしても、光通信を
するようにしても良い。
5b,5cが検出した加速度Axs,Ays,Azs及びジャ
イロ6a,6b,6cが検出した角速度P,Q,Rを記
憶する。通信部9は、演算装置2とワイアレス通信を行
い、取込指示部4が加速度センサ5a,5b,5cが検
出した加速度Axs,Ays,Azs及びジャイロ6a,6
b,6cが検出した角速度P,Q,Rの取り込みを指令
すると、測定データ記憶部8に記憶した加速度Axs,A
ys,Azs及びジャイロ6a,6b,6cが検出した角速
度P,Q,Rを演算装置に送信する。ここで、通信部9
は演算装置2と無線通信をするようにしても、光通信を
するようにしても良い。
【0026】演算装置2は、例えば図2に示すように受
信部21、初期回転角演算部23、回転角変化演算部2
4、測定中回転角演算部25、座標変換演算部26及び
移動量演算部27を備える。受信装置21はプローブ1
から加速度センサ5a,5b,5cが検出した加速度及
びジャイロ6a,6b,6cが検出した回転角速度を受
信する。初期回転角演算部73は3個の加速度センサ5
a,5b,5cが検出した指針座標系での加速度Axs,
Ays,Azsを基に測定箇所指針部3の回転角の初期値θ
0,φ0及びΨ0を演算する。回転角変化演算部24は被
測定物の表面座標測定中の3個のジャイロ6a,6b,
6cが検出した回転角速度P,Q,Rを積分して測定箇
所指針部3の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを算出す
る。測定中回転角演算部25は初期回転角演算部23が
演算した測定箇所指針部3の回転角の初期値θ0,φ0及
びΨ0と回転角変化演算部24が演算した測定箇所指針
部3の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを基に、測定中
の測定箇所指針部3の回転角θ,φ及びΨを求める。こ
こで、測定中回転角演算部25はΨ0=0として測定中
の測定箇所指針部3の回転角θ,φ及びΨを求める。
信部21、初期回転角演算部23、回転角変化演算部2
4、測定中回転角演算部25、座標変換演算部26及び
移動量演算部27を備える。受信装置21はプローブ1
から加速度センサ5a,5b,5cが検出した加速度及
びジャイロ6a,6b,6cが検出した回転角速度を受
信する。初期回転角演算部73は3個の加速度センサ5
a,5b,5cが検出した指針座標系での加速度Axs,
Ays,Azsを基に測定箇所指針部3の回転角の初期値θ
0,φ0及びΨ0を演算する。回転角変化演算部24は被
測定物の表面座標測定中の3個のジャイロ6a,6b,
6cが検出した回転角速度P,Q,Rを積分して測定箇
所指針部3の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを算出す
る。測定中回転角演算部25は初期回転角演算部23が
演算した測定箇所指針部3の回転角の初期値θ0,φ0及
びΨ0と回転角変化演算部24が演算した測定箇所指針
部3の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを基に、測定中
の測定箇所指針部3の回転角θ,φ及びΨを求める。こ
こで、測定中回転角演算部25はΨ0=0として測定中
の測定箇所指針部3の回転角θ,φ及びΨを求める。
【0027】座標変換演算部26は測定中回転角演算部
25が検出した測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,
φ,Ψと加速度センサ5a,5b,5cが検出した指針
座標系による加速度Axs,Ays,Azsを基に重力座標系
による加速度Axg,Ayg,Azgを算出する。移動量演算
部27は座標変換演算部26が変換した重力座標系によ
る加速度Axg,Ayg,Azgを2回積分して測定箇所指針
部3の先端部31の移動方向及び移動距離を算出して、
被測定物の測定箇所の座標を演算する。
25が検出した測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,
φ,Ψと加速度センサ5a,5b,5cが検出した指針
座標系による加速度Axs,Ays,Azsを基に重力座標系
による加速度Axg,Ayg,Azgを算出する。移動量演算
部27は座標変換演算部26が変換した重力座標系によ
る加速度Axg,Ayg,Azgを2回積分して測定箇所指針
部3の先端部31の移動方向及び移動距離を算出して、
被測定物の測定箇所の座標を演算する。
【0028】次に、3次元座標測定装置の動作を説明す
る前に、上記重力座標系による加速度Axg,Ayg,Azg
を求める方法について説明する。
る前に、上記重力座標系による加速度Axg,Ayg,Azg
を求める方法について説明する。
【0029】指針座標系の各軸Xs,Ys,Zs周りの
回転角速度と測定箇所指針部3の回転角の変化Δθ,Δ
φ,ΔΨは次式で表わすことができる。
回転角速度と測定箇所指針部3の回転角の変化Δθ,Δ
φ,ΔΨは次式で表わすことができる。
【0030】
【数1】
【0031】測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,
φ,Ψは測定箇所指針部3の回転角の初期値θ0,φ0,
Ψ0及び回転角の変化Δθ,Δφ,ΔΨを基に次式で求
めることができる。
φ,Ψは測定箇所指針部3の回転角の初期値θ0,φ0,
Ψ0及び回転角の変化Δθ,Δφ,ΔΨを基に次式で求
めることができる。
【0032】
【数2】
【0033】また、重力座標系から指針座標系への変換
は次式により行うことができる。
は次式により行うことができる。
【0034】
【数3】
【0035】上記式を指針座標系から重力座標系への変
換式の変形する。
換式の変形する。
【0036】
【数4】
【0037】座標変換演算部26は上記座標変換式を一
次的な近似式で近似して、下記の式を用いて指針座標系
による加速度Axs,Ays,Azsを重力座標系による加速
度Axg,Ayg,Azgに変換する。
次的な近似式で近似して、下記の式を用いて指針座標系
による加速度Axs,Ays,Azsを重力座標系による加速
度Axg,Ayg,Azgに変換する。
【0038】
【数5】
【0039】ここで、lx,ly,lzは測定箇所指針
部3の先端部31から各加速度センサ5a,5b,5c
までの距離であり、Gは重力加速度である。また、
〔F〕は3次元座標測定装置の回転による加速度センサ
5a,5b,5cが検出する加速度に対する影響を示す
項である。
部3の先端部31から各加速度センサ5a,5b,5c
までの距離であり、Gは重力加速度である。また、
〔F〕は3次元座標測定装置の回転による加速度センサ
5a,5b,5cが検出する加速度に対する影響を示す
項である。
【0040】上記構成の3次元座標測定装置の動作を、
図3のフローチャートを参照して説明する。
図3のフローチャートを参照して説明する。
【0041】加速度センサ5a,5b,5cはそれぞれ
Xs方向,Ys方向,Zs方向の加速度Axs,Ays,A
zsを検出し、ジャイロ6a,6b,6cはそれぞれXs
軸周り,Ys軸周り,Zs軸周りの回転角速度P,Q,
Rを検出する。ユーザが測定箇所指針部3の先端部31
を被測定物の測定基準箇所まで移動し、取込指示部4の
スイッチを押下して、測定開始を指示する(ステップS
1)。測定開始の指示を入力すると、プローブ1は測定
データ記憶部8に記憶した加速度5a,5b,5c及び
回転角速度P,Q,Rを消去した後に(ステップS
2)、加速度センサ5a,5b,5cが検出したXs軸
方向,Ys軸方向,Zs軸方向の加速度及びジャイロ6
a,6b,6cが検出したXs軸周り,Ys軸周り,Z
s軸周りの回転角速度を測定データ記憶部8に記憶する
(ステップS3)。ユーザが再度取込指示部3を押下す
ると(ステップS4)、通信部9は演算装置2を呼び出
して測定データ記憶部8に記憶した測定データを送信す
る(ステップS5)。3次元測定装置は被測定物の3次
元形状を調べるため、測定箇所指針部3の上下だけでは
測定の開始を検出することができないが、このように、
取込指示部4から測定開始を指令することにより、正確
に測定データの収集をすることができる。
Xs方向,Ys方向,Zs方向の加速度Axs,Ays,A
zsを検出し、ジャイロ6a,6b,6cはそれぞれXs
軸周り,Ys軸周り,Zs軸周りの回転角速度P,Q,
Rを検出する。ユーザが測定箇所指針部3の先端部31
を被測定物の測定基準箇所まで移動し、取込指示部4の
スイッチを押下して、測定開始を指示する(ステップS
1)。測定開始の指示を入力すると、プローブ1は測定
データ記憶部8に記憶した加速度5a,5b,5c及び
回転角速度P,Q,Rを消去した後に(ステップS
2)、加速度センサ5a,5b,5cが検出したXs軸
方向,Ys軸方向,Zs軸方向の加速度及びジャイロ6
a,6b,6cが検出したXs軸周り,Ys軸周り,Z
s軸周りの回転角速度を測定データ記憶部8に記憶する
(ステップS3)。ユーザが再度取込指示部3を押下す
ると(ステップS4)、通信部9は演算装置2を呼び出
して測定データ記憶部8に記憶した測定データを送信す
る(ステップS5)。3次元測定装置は被測定物の3次
元形状を調べるため、測定箇所指針部3の上下だけでは
測定の開始を検出することができないが、このように、
取込指示部4から測定開始を指令することにより、正確
に測定データの収集をすることができる。
【0042】演算装置2の初期回転角演算部23はプロ
ーブ1から加速度センサ5a,5b,5cが検出したX
s軸方向,Ys軸方向,Zs軸方向の加速度及びジャイ
ロ6a,6b,6cが検出したXs軸周り,Ys軸周
り,Zs軸周りの回転角速度を受信すると(ステップS
6)、加速度センサ5a,5b,5cが検出したXs軸
方向,Ys軸方向,Zs軸方向の加速度を基に測定箇所
指針部3の回転角の初期値θ0,φ0及びΨ0を算出する
(ステップS7)。
ーブ1から加速度センサ5a,5b,5cが検出したX
s軸方向,Ys軸方向,Zs軸方向の加速度及びジャイ
ロ6a,6b,6cが検出したXs軸周り,Ys軸周
り,Zs軸周りの回転角速度を受信すると(ステップS
6)、加速度センサ5a,5b,5cが検出したXs軸
方向,Ys軸方向,Zs軸方向の加速度を基に測定箇所
指針部3の回転角の初期値θ0,φ0及びΨ0を算出する
(ステップS7)。
【0043】回転角変化演算部24は、3個のジャイロ
6a,6b,6cが検出した回転角速度を積分して測定
箇所指針部2の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを演算
する(ステップS8)。測定中回転角演算部25は、初
期回転角演算部23が演算した測定箇所指針部3の回転
角の初期値θ0,φ0,Ψ0と回転角変化演算部24が演
算した測定箇所指針部3の回転角の変化Δθ,Δφ,Δ
Ψを基に、測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,φ,
Ψを求める(ステップS9)。座標変換演算部26は測
定中回転角演算部25が検出した測定中の回転角と加速
度センサ5a,5b,5cが検出した指針座標系の加速
度Axs,Ays,Azsを基に重力座標系による加速度Ax
g,Ayg,Azgを算出する(ステップS10)。移動量
演算部27は座標変換演算部26が変換した測定箇所指
針部3の先端部31の加速度を基に測定箇所指針部3の
先端部31の移動方向及び移動距離を算出する(ステッ
プS11)。このように、小型の3次元座標装置で被測
定物の3次元形状を測定し、ワイアレス通信で測定した
データを送信することにより、装置の可搬性を高め、ど
こでも容易に被測定物の3次元形状を測定できる。
6a,6b,6cが検出した回転角速度を積分して測定
箇所指針部2の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを演算
する(ステップS8)。測定中回転角演算部25は、初
期回転角演算部23が演算した測定箇所指針部3の回転
角の初期値θ0,φ0,Ψ0と回転角変化演算部24が演
算した測定箇所指針部3の回転角の変化Δθ,Δφ,Δ
Ψを基に、測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,φ,
Ψを求める(ステップS9)。座標変換演算部26は測
定中回転角演算部25が検出した測定中の回転角と加速
度センサ5a,5b,5cが検出した指針座標系の加速
度Axs,Ays,Azsを基に重力座標系による加速度Ax
g,Ayg,Azgを算出する(ステップS10)。移動量
演算部27は座標変換演算部26が変換した測定箇所指
針部3の先端部31の加速度を基に測定箇所指針部3の
先端部31の移動方向及び移動距離を算出する(ステッ
プS11)。このように、小型の3次元座標装置で被測
定物の3次元形状を測定し、ワイアレス通信で測定した
データを送信することにより、装置の可搬性を高め、ど
こでも容易に被測定物の3次元形状を測定できる。
【0044】また、プローブ1に、図4に示すように、
座標演算部7を設け、プローブ1内で被測定物の座標を
演算し、外部装置2bに送信するようにしても良い。座
標演算部7はA/D変換器71a〜71f、ローパスフ
ィルタ72a〜72f、初期回転角演算部23、回転角
変化演算部24、測定中回転角演算部25、座標変換演
算部26及び移動量演算部27を備える。A/D変換器
71a〜71fは、それぞれ加速度センサ5a,5b,
5c及びジャイロ6a,6b,6cからのアナログ信号
をデジタル信号に変換する。ローパスフィルタ72a〜
72fは測定箇所指針部3と被測定物表面との摩擦力に
より生じる加速度センサ5a,5b,5c及びジャイロ
6a,6b,6cからの信号の高周波成分を遮断する。
座標演算部7を設け、プローブ1内で被測定物の座標を
演算し、外部装置2bに送信するようにしても良い。座
標演算部7はA/D変換器71a〜71f、ローパスフ
ィルタ72a〜72f、初期回転角演算部23、回転角
変化演算部24、測定中回転角演算部25、座標変換演
算部26及び移動量演算部27を備える。A/D変換器
71a〜71fは、それぞれ加速度センサ5a,5b,
5c及びジャイロ6a,6b,6cからのアナログ信号
をデジタル信号に変換する。ローパスフィルタ72a〜
72fは測定箇所指針部3と被測定物表面との摩擦力に
より生じる加速度センサ5a,5b,5c及びジャイロ
6a,6b,6cからの信号の高周波成分を遮断する。
【0045】座標演算部7を設けた場合のプローブ1b
の動作について、図5のフローチャートを参照して説明
する。
の動作について、図5のフローチャートを参照して説明
する。
【0046】ユーザが測定箇所指針部3の先端部31を
被測定物の測定基準箇所まで移動し、取込指示部4のス
イッチを押下して測定開始を指示すると(ステップS2
1)、プローブ1bは測定データ記憶部8に記憶した加
速度5a,5b,5c及び回転角速度P,Q,Rを消去
する(ステップS22)。初期回転各演算部23は加速
度センサ5a,5b,5cが検出したXs軸方向,Ys
軸方向,Zs軸方向の加速度及びジャイロ6a,6b,
6cが検出したXs軸周り,Ys軸周り,Zs軸周りの
回転角速度を基に測定箇所指針部3の回転角の初期値θ
0,φ0及びΨ0を算出する(ステップS23)。
被測定物の測定基準箇所まで移動し、取込指示部4のス
イッチを押下して測定開始を指示すると(ステップS2
1)、プローブ1bは測定データ記憶部8に記憶した加
速度5a,5b,5c及び回転角速度P,Q,Rを消去
する(ステップS22)。初期回転各演算部23は加速
度センサ5a,5b,5cが検出したXs軸方向,Ys
軸方向,Zs軸方向の加速度及びジャイロ6a,6b,
6cが検出したXs軸周り,Ys軸周り,Zs軸周りの
回転角速度を基に測定箇所指針部3の回転角の初期値θ
0,φ0及びΨ0を算出する(ステップS23)。
【0047】回転角変化演算部24は、3個のジャイロ
6a,6b,6cが検出した回転角速度を積分して測定
箇所指針部2の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを演算
する(ステップS24)。測定中回転角演算部25は、
初期回転角演算部23が演算した測定箇所指針部3の回
転角の初期値θ0,φ0,Ψ0と回転角変化演算部24が
演算した測定箇所指針部3の回転角の変化Δθ,Δφ,
ΔΨを基に、測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,
φ,Ψを求める(ステップS25)。座標変換演算部2
6は測定中回転角演算部25が検出した測定中の回転角
と加速度センサ5a,5b,5cが検出した指針座標系
の加速度Axs,Ays,Azsを基に重力座標系による加速
度Axg,Ayg,Azgを算出する(ステップS26)。移
動量演算部27は座標変換演算部26が変換した測定箇
所指針部3の先端部31の加速度を基に測定箇所指針部
3の先端部31の移動方向及び移動距離を算出し(ステ
ップS27)、測定データ記憶部8に記憶する(ステッ
プS28)。プローブ1bはユーザがさらに取込指示部
4のスイッチを押下して測定データの送信を指示するま
で上記動作(ステップS24〜S28)を繰り返す(ス
テップS29)。プローブ1bの通信部9はユーザが測
定データの送信を指示すると、測定データ記憶部8に記
憶した測定箇所指針部3の先端部31の移動方向及び移
動距離を外部装置2bに送信する(ステップS30)。
これにより、装置構成を簡単にできるとともに、いろい
ろな装置に測定データを送信することができる。
6a,6b,6cが検出した回転角速度を積分して測定
箇所指針部2の回転角の変化Δθ,Δφ及びΔΨを演算
する(ステップS24)。測定中回転角演算部25は、
初期回転角演算部23が演算した測定箇所指針部3の回
転角の初期値θ0,φ0,Ψ0と回転角変化演算部24が
演算した測定箇所指針部3の回転角の変化Δθ,Δφ,
ΔΨを基に、測定中の測定箇所指針部3の回転角θ,
φ,Ψを求める(ステップS25)。座標変換演算部2
6は測定中回転角演算部25が検出した測定中の回転角
と加速度センサ5a,5b,5cが検出した指針座標系
の加速度Axs,Ays,Azsを基に重力座標系による加速
度Axg,Ayg,Azgを算出する(ステップS26)。移
動量演算部27は座標変換演算部26が変換した測定箇
所指針部3の先端部31の加速度を基に測定箇所指針部
3の先端部31の移動方向及び移動距離を算出し(ステ
ップS27)、測定データ記憶部8に記憶する(ステッ
プS28)。プローブ1bはユーザがさらに取込指示部
4のスイッチを押下して測定データの送信を指示するま
で上記動作(ステップS24〜S28)を繰り返す(ス
テップS29)。プローブ1bの通信部9はユーザが測
定データの送信を指示すると、測定データ記憶部8に記
憶した測定箇所指針部3の先端部31の移動方向及び移
動距離を外部装置2bに送信する(ステップS30)。
これにより、装置構成を簡単にできるとともに、いろい
ろな装置に測定データを送信することができる。
【0048】さらに、取込指示部4を設ける代わりに、
図6に示すように被測定物から測定箇所指針部3に加わ
る力を検出する力検出部41を設けても良い。力測定部
41は、例えば応力センサを備え、ユーザが測定箇所指
針部3の先端部31を被測定物の測定点に当接すると、
被測定物から測定箇所指針部3に、例えば図7に示すよ
うな応力が加わる。プローブ1は上記応力が予め定めた
閾値以上になると、測定箇所指針部3の先端部31が被
測定物に接触していると判断し測定を開始する。ここ
で、上記閾値は被測定物の表面弾性率に応じて設定す
る。例えば、被測定物が軟らかい場合には閾値を低く
し、被測定物が固い場合には閾値を高くする。これによ
り、装置構成を簡単にすることができる。
図6に示すように被測定物から測定箇所指針部3に加わ
る力を検出する力検出部41を設けても良い。力測定部
41は、例えば応力センサを備え、ユーザが測定箇所指
針部3の先端部31を被測定物の測定点に当接すると、
被測定物から測定箇所指針部3に、例えば図7に示すよ
うな応力が加わる。プローブ1は上記応力が予め定めた
閾値以上になると、測定箇所指針部3の先端部31が被
測定物に接触していると判断し測定を開始する。ここ
で、上記閾値は被測定物の表面弾性率に応じて設定す
る。例えば、被測定物が軟らかい場合には閾値を低く
し、被測定物が固い場合には閾値を高くする。これによ
り、装置構成を簡単にすることができる。
【0049】また、座標演算部7aは、図8に示すよう
に測定箇所指針部3の先端部31が被測定物に接触した
ときの衝撃を検出する接触検出部78を備え、接触検出
部78が測定箇所指針部3が被測定物に接触したことを
検出すると、3個の加速度センサ5a,5b,5cが検
出した加速度及び3個のジャイロ6a,6b,6cが検
出した回転角速度を基に測定箇所指針部3の先端部31
の移動方向及び移動距離を演算するようにしても良い。
測定箇所指針部3の先端部31が被測定物に接触する
と、加速度センサ5a,5b,5cが検出した加速度
は、例えば図9に示すように変化するので、接触検出部
78はこの変化を検出することにより、測定箇所指針部
3が被測定物に接触したことを検出できる。
に測定箇所指針部3の先端部31が被測定物に接触した
ときの衝撃を検出する接触検出部78を備え、接触検出
部78が測定箇所指針部3が被測定物に接触したことを
検出すると、3個の加速度センサ5a,5b,5cが検
出した加速度及び3個のジャイロ6a,6b,6cが検
出した回転角速度を基に測定箇所指針部3の先端部31
の移動方向及び移動距離を演算するようにしても良い。
測定箇所指針部3の先端部31が被測定物に接触する
と、加速度センサ5a,5b,5cが検出した加速度
は、例えば図9に示すように変化するので、接触検出部
78はこの変化を検出することにより、測定箇所指針部
3が被測定物に接触したことを検出できる。
【0050】また、測定箇所指針部3の先端部31が被
測定物に接触しているか否かを、例えばハイパスフィル
タを用いて検出しても良い。加速度センサ5a,5b,
5c等からの信号の高周波数成分は測定箇所指針部3の
先端部31と被測定物表面との摩擦によるものなので、
3個の加速度センサ5a,5b,5c及び3個のジャイ
ロ6a,6b,6cからの信号のいずれからか上記高周
波成分を検出している間を測定中と判断する。
測定物に接触しているか否かを、例えばハイパスフィル
タを用いて検出しても良い。加速度センサ5a,5b,
5c等からの信号の高周波数成分は測定箇所指針部3の
先端部31と被測定物表面との摩擦によるものなので、
3個の加速度センサ5a,5b,5c及び3個のジャイ
ロ6a,6b,6cからの信号のいずれからか上記高周
波成分を検出している間を測定中と判断する。
【0051】さらに、図10に示すように測定箇所指針
部3aの先端部31を鋭角にしてユーザが意図する測定
点と実際の測定点にずれが生じることを防止しても良
い。
部3aの先端部31を鋭角にしてユーザが意図する測定
点と実際の測定点にずれが生じることを防止しても良
い。
【0052】さらに、図11及び図12に示すように測
定箇所指針部3bは先端部31にレーザ光源部32とレ
ーザ光源部32からのレーザ光を絞り被測定物に向けて
平行光を照射するレンズユニット33を備えるようにし
ても良い。ユーザは被測定物の測定基準位置にレーザ光
が当たるようにして測定箇所指針部3bの先端部31を
移動することにより、ユーザが意図する測定点と実際の
測定点にずれが生じることを防止できる。
定箇所指針部3bは先端部31にレーザ光源部32とレ
ーザ光源部32からのレーザ光を絞り被測定物に向けて
平行光を照射するレンズユニット33を備えるようにし
ても良い。ユーザは被測定物の測定基準位置にレーザ光
が当たるようにして測定箇所指針部3bの先端部31を
移動することにより、ユーザが意図する測定点と実際の
測定点にずれが生じることを防止できる。
【0053】また、プローブ1は、図13に示すように
レーザ光源部32とレンズユニット33と光角度測定部
34と位置算出部35を備えるようにしても良い。光源
部32は測定箇所指針部3の先端部で、例えばレーザ光
を発光し、レンズユニット33は光源部32からのレー
ザ光を絞り被測定物の被測定位置にスポット光を照射す
る。光角度測定部34は被測定物に照射したレーザ光の
重力座標系(Xg,Yg,Zg)のXs軸およびYs軸
に対する角度θを測定する。位置算出部35は予め入力
した測定箇所指針部と被測定物の基準位置との距離Dと
光角度測定部34が測定したレーザ光の角度θを基に被
測定物の基準位置から被測定箇所までの距離を算出す
る。
レーザ光源部32とレンズユニット33と光角度測定部
34と位置算出部35を備えるようにしても良い。光源
部32は測定箇所指針部3の先端部で、例えばレーザ光
を発光し、レンズユニット33は光源部32からのレー
ザ光を絞り被測定物の被測定位置にスポット光を照射す
る。光角度測定部34は被測定物に照射したレーザ光の
重力座標系(Xg,Yg,Zg)のXs軸およびYs軸
に対する角度θを測定する。位置算出部35は予め入力
した測定箇所指針部と被測定物の基準位置との距離Dと
光角度測定部34が測定したレーザ光の角度θを基に被
測定物の基準位置から被測定箇所までの距離を算出す
る。
【0054】さらに、図14に示すように測定箇所指針
部3は光源部32とレンズユニット33と光読取部36
と距離測定部37を備えるようにしても良い。光源部3
2は測定箇所指針部3の先端部31で、例えばレーザ光
を発生する。レンズユニット33は光源部32からのレ
ーザ光を絞り遠距離にある被測定物50にスポット光を
照射する。光読取部34は、例えばイメージセンサ等か
ら成り、被測定物50からの反射光を入射して電気信号
に変換する。距離測定部35は光読取部34が変換した
電気信号を基に、例えば三角法を用いて被測定物50ま
での距離を測定する。座標演算部7bは距離測定部35
が測定した被測定物50までの距離、3個の加速度セン
サ5a,5b,5cが検出した加速度及び3個のジャイ
ロ6a,6b,6cが検出した回転角速度を基に重力加
速度方向に伸びる軸をZ軸にした重力座標系における測
定箇所指針部3dの先端部31の移動方向及び移動距離
を演算する。このように、非接触で被測定物の形状を測
定できるので、例えば大きすぎて直接接触して測定する
ことのできなかった物の形状を測定することができる。
ここで、距離測定部35は三角法を用いて被測定物50
までの距離を測定する代わりに、干渉縞を用いて被測定
物50までの距離を測定するようにしても良い。また、
レーザ光を用いる代わりに超音波等を用いても良い。
部3は光源部32とレンズユニット33と光読取部36
と距離測定部37を備えるようにしても良い。光源部3
2は測定箇所指針部3の先端部31で、例えばレーザ光
を発生する。レンズユニット33は光源部32からのレ
ーザ光を絞り遠距離にある被測定物50にスポット光を
照射する。光読取部34は、例えばイメージセンサ等か
ら成り、被測定物50からの反射光を入射して電気信号
に変換する。距離測定部35は光読取部34が変換した
電気信号を基に、例えば三角法を用いて被測定物50ま
での距離を測定する。座標演算部7bは距離測定部35
が測定した被測定物50までの距離、3個の加速度セン
サ5a,5b,5cが検出した加速度及び3個のジャイ
ロ6a,6b,6cが検出した回転角速度を基に重力加
速度方向に伸びる軸をZ軸にした重力座標系における測
定箇所指針部3dの先端部31の移動方向及び移動距離
を演算する。このように、非接触で被測定物の形状を測
定できるので、例えば大きすぎて直接接触して測定する
ことのできなかった物の形状を測定することができる。
ここで、距離測定部35は三角法を用いて被測定物50
までの距離を測定する代わりに、干渉縞を用いて被測定
物50までの距離を測定するようにしても良い。また、
レーザ光を用いる代わりに超音波等を用いても良い。
【0055】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、プロー
ブは加速度センサが検出した加速度及びジャイロが検出
した角速度の取り込みを指令すると、測定データを演算
装置に送り、演算装置はプローブから受けた加速度及び
角速度を基にプローブの3次元の移動方向及び移動距離
を演算し被測定物の測定開始箇所を基準とした3次元座
標を算出するので、装置を小型化することができると共
にデータ入力するプローブを演算装置と切り離したの
で、測定操作が容易である。
ブは加速度センサが検出した加速度及びジャイロが検出
した角速度の取り込みを指令すると、測定データを演算
装置に送り、演算装置はプローブから受けた加速度及び
角速度を基にプローブの3次元の移動方向及び移動距離
を演算し被測定物の測定開始箇所を基準とした3次元座
標を算出するので、装置を小型化することができると共
にデータ入力するプローブを演算装置と切り離したの
で、測定操作が容易である。
【0056】また、プローブは加速度センサが検出した
加速度及びジャイロが検出した角速度を基にプローブの
3次元の移動方向及び移動距離を演算し被測定物の測定
開始箇所を基準とした3次元座標を測定し、測定データ
を外部装置に送信するので、装置を小型化することがで
きると共に汎用性を高めることができる。
加速度及びジャイロが検出した角速度を基にプローブの
3次元の移動方向及び移動距離を演算し被測定物の測定
開始箇所を基準とした3次元座標を測定し、測定データ
を外部装置に送信するので、装置を小型化することがで
きると共に汎用性を高めることができる。
【0057】さらに、プローブはワイアレス通信で測定
データを送信するので、プローブの可搬性を良くするこ
とができる。
データを送信するので、プローブの可搬性を良くするこ
とができる。
【0058】さらに、被測定物から測定箇所指針部に加
わる力を検出すると測定結果を送信するので、操作を簡
単にすることができる。
わる力を検出すると測定結果を送信するので、操作を簡
単にすることができる。
【0059】また、測定箇所指針部が被測定物に接触し
たときの衝撃を検出すると、測定結果を送信するので、
装置構成をさらに小型化することができる。
たときの衝撃を検出すると、測定結果を送信するので、
装置構成をさらに小型化することができる。
【0060】さらに、測定箇所指針部は被測定物の目標
点にレーザ光による目印を付けるので、目標点と測定箇
所指針部の先端部の当接点とのずれの発生を少なくする
ことができる。
点にレーザ光による目印を付けるので、目標点と測定箇
所指針部の先端部の当接点とのずれの発生を少なくする
ことができる。
【0061】また、被測定物の被測定位置に可視スポッ
ト光を照射し、被測定物に照射したスポット光の重力座
標系のXs軸およびYs軸に対する角度を測定し、予め
入力した被測定物の基準位置までの距離と測定したスポ
ット光の角度を基に被測定物の基準位置からの被測定箇
所の位置を算出するので、非接触で被測定物の2次元座
標を検出することができる。
ト光を照射し、被測定物に照射したスポット光の重力座
標系のXs軸およびYs軸に対する角度を測定し、予め
入力した被測定物の基準位置までの距離と測定したスポ
ット光の角度を基に被測定物の基準位置からの被測定箇
所の位置を算出するので、非接触で被測定物の2次元座
標を検出することができる。
【0062】また、被測定物に可視スポット光を照射
し、被測定物からの反射光基に被測定物までの距離を測
定し、測定した被測定物までの距離、加速度センサが検
出した加速度及びジャイロが検出した角速度を基に被測
定物の測定箇所の座標を演算するので、目標点と測定箇
所指針部の先端部の当接点とのずれの発生を少なくする
と共に、非接触で被測定物を測定することができる。
し、被測定物からの反射光基に被測定物までの距離を測
定し、測定した被測定物までの距離、加速度センサが検
出した加速度及びジャイロが検出した角速度を基に被測
定物の測定箇所の座標を演算するので、目標点と測定箇
所指針部の先端部の当接点とのずれの発生を少なくする
と共に、非接触で被測定物を測定することができる。
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】演算装置の構成図である。
【図3】3次元座標測定装置の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】座標演算部の構成図である。
【図5】座標演算部を有するプローブの動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】力検出部を設けた3次元座標入力装置の構成図
である。
である。
【図7】力検出部に加わる応力を示す波形図である。
【図8】接触検出部を設けた3次元座標入力装置の構成
図である。
図である。
【図9】加速度の変化を示す波形図である。
【図10】先端部の側面図である。
【図11】レーザ光源を有する3次元座標入力装置の構
成図である。
成図である。
【図12】他のレーザ光源を有する3次元座標入力装置
の構成図である。
の構成図である。
【図13】遠距離被測定物の2次元座標を測定する座標
入力装置の構成図である。
入力装置の構成図である。
【図14】非接触で測定する3次元座標入力装置の構成
図である。
図である。
1 プローブ 2 演算装置 23 初期回転角演算部 24 回転角変化演算部 25 測定中回転角演算部 26 座標変換演算部 27 移動量演算部 3 測定箇所指針部 32 レーザ光源部 33 レンズユニット 34 レーザ光角度測定部 35 位置算出部35 36 光読取部 37 距離測定部 4 取込指示部 41 力測定部 5 加速度センサ 6 ジャイロ 7 座標演算部 78 接触検出部 8 測定データ記憶部 9 通信部
Claims (8)
- 【請求項1】 プローブと演算装置を有し、プローブは
測定箇所指針部と3個の加速度センサと3個のジャイロ
と取込指示部と通信部を備え、測定箇所指針部は先端部
で被測定物の測定箇所を指し示し、3個の加速度センサ
はそれぞれ測定箇所指針部の軸をZs軸とした指針座標
系(Xs,Ys,Zs)のXs軸方向,Ys軸方向及び
Zs軸方向の加速度を検出し、3個のジャイロはそれぞ
れXs軸周り,Ys軸周り及びZs軸周りの角速度を検
出し、取込指示部は3個の加速度センサが検出した加速
度及び3個のジャイロが検出した角速度の取り込みを指
令し、通信部は取込指示部が被測定物の測定データの取
り込みを指令すると、測定データを演算装置に送り、演
算装置はプローブから受けた加速度及び角速度を基に重
力加速度方向に伸びる軸をZg軸にした重力座標系(X
g,Yg,Zg)におけるプローブの3次元の移動方向
及び移動距離を演算し被測定物の測定開始箇所を基準と
した重力座標系(Xg,Yg,Zg)における3次元座
標を算出することを特徴とする3次元座標測定装置。 - 【請求項2】 測定箇所指針部と3個の加速度センサと
3個のジャイロと取込指示部と座標演算部と通信部を備
え、測定箇所指針部は先端部で被測定物の測定箇所を指
し示し、3個の加速度センサはそれぞれ測定箇所指針部
の軸をZs軸とした指針座標系(Xs,Ys,Zs)の
Xs軸方向,Ys軸方向及びZs軸方向の加速度を検出
し、3個のジャイロはそれぞれXs軸周り,Ys軸周り
及びZs軸周りの角速度を検出し、座標演算部は3個の
加速度センサが検出した加速度及び3個のジャイロが検
出した角速度を基に重力加速度方向に伸びる軸をZg軸
にした重力座標系(Xg,Yg,Zg)におけるプロー
ブの3次元の移動方向及び移動距離を演算して被測定物
の測定開始箇所を基準とした重力座標系(Xg,Yg,
Zg)における3次元座標を算出し、取込指示部は被測
定物の測定箇所の3次元座標の取り込みを指令し、通信
部は取込指示部が測定データの取り込みを指令すると測
定データを外部装置に送ることを特徴とする3次元座標
測定装置。 - 【請求項3】 通信部は取込指示部が測定データの取り
込みを指令すると、測定データをワイアレス通信で送る
請求項1又は2記載の3次元座標測定装置。 - 【請求項4】 取込指示部は被測定物から測定箇所指針
部に加わる力を検出する力検出部を備え、力検出部が被
測定物から測定箇所指針部に加わる力を検出すると測定
データの取り込みを指令する請求項1又は2記載の3次
元座標測定装置。 - 【請求項5】 取込指示部は測定箇所指針部が被測定物
に接触したときの衝撃を検出する接触検出部を備え、接
触検出部が測定箇所指針部が被測定物に接触したときの
衝撃を検出すると測定データの取り込みを指令する請求
項1又は2記載の3次元座標測定装置。 - 【請求項6】 測定箇所指針部は先端部に可視光を発光
する光源部と光源部からの可視光を絞り被測定物にスポ
ット光を照射するレンズユニットを備える請求項1又は
2記載の3次元座標測定装置。 - 【請求項7】 測定箇所指針部は光源部とレンズユニッ
トと光角度測定部と位置算出部を備え、光源部は測定箇
所指針部の先端部で可視光を発光し、レンズユニットは
光源部からの可視光を絞り被測定物の被測定位置にスポ
ット光を照射し、光角度測定部は被測定物に照射したス
ポット光の重力座標系(Xg,Yg,Zg)におけるX
s軸およびYs軸に対する照射角度を測定し、位置算出
部は予め入力した測定箇所指針部と被測定物の基準位置
との距離と光角度測定部が測定した可視光の角度を基に
被測定物の基準位置からの被測定箇所の距離を算出する
請求項1又は2記載の3次元座標測定装置。 - 【請求項8】 測定箇所指針部は光源部とレンズユニッ
トと光読取部と距離測定部を備え、光源部は測定箇所指
針部の先端部で可視光を発光し、レンズユニットは光源
部からの可視光を絞り被測定物にスポット光を照射し、
光読取部は被測定物からの反射光を入射して電気信号に
変換し、距離測定部は光読取部が変換した電気信号を基
に被測定物までの距離を測定して、距離測定部が測定し
た被測定物までの距離、3個の加速度センサが検出した
加速度及び3個のジャイロが検出した角速度を基に被測
定物の測定開始箇所を基準とした重力座標系(Xg,Y
g,Zg)における3次元座標を算出する請求項1又は
2記載の3次元座標測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087129A JPH09257461A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 3次元座標測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087129A JPH09257461A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 3次元座標測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09257461A true JPH09257461A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13906362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087129A Pending JPH09257461A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 3次元座標測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09257461A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-03-18 JP JP8087129A patent/JPH09257461A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031225 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040127 |