JPH09257395A - 護身用衣料 - Google Patents

護身用衣料

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JPH09257395A
JPH09257395A JP8090138A JP9013896A JPH09257395A JP H09257395 A JPH09257395 A JP H09257395A JP 8090138 A JP8090138 A JP 8090138A JP 9013896 A JP9013896 A JP 9013896A JP H09257395 A JPH09257395 A JP H09257395A
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JP
Japan
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protective
self
clothing
titanium
metal plate
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JP8090138A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Tsuneki
義治 常木
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NEW GUTSUZU KK
Original Assignee
NEW GUTSUZU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銃弾、刃物、爆発物の破片等から身体を確実
に防護することができるとともに、軽量で着用感が良
く、しかも外観的にも優れた護身用衣料の提供を解決課
題とする。 【解決手段】 綿、羊毛、ナイロン、ポリエステル等の
衣料用素材からなる外装材と、該外装材の内部に設けら
れる内装材とからなり、前記内装材が防護金属板と、該
防護金属板に固着されチタン又はチタン合金からなる防
護網板と、該防護網板表面を緩衝部材を介して被覆して
なる繊維シートとからなるように護身用衣料を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は護身用衣料に係り、
その目的は銃弾、刃物、爆発物の破片等から身体を防護
することができるとともに、軽量で着用感が良く、しか
も外観的にも優れた護身用衣料を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来、VIP等の要人警護に当たる警察
官や自衛隊員等の職業柄身体の危険に晒される恐れのあ
る人は、いわゆる防弾チョッキと呼ばれる護身用衣料を
着用することにより自らの身体を防護していた。また、
近年我が国においても一般社会へ銃が浸透しつつあり、
それにつれて政府機関の役員や銀行等の民間企業のトッ
プ、或いは夜間警備員や24時間営業のコンビニエンス
ストアの従業員等が、銃器の危険に身を晒される可能性
が高くなってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
護身用衣料は、前記したような警察官等の専門職の人が
身に着けることのみを想定していたものであるため、着
用時いかにも防弾チョッキをつけていますという外観に
なり、一般人が通常身に着けるには適していなかった。
また、従来の護身用衣料は内部に防護用の鉄板が入って
いるため重く、長時間の着用や身体が強健でない女性等
の着用には向いていなかった。しかも、銃弾の入射角に
よっては防護用の鉄板に跳ね返った弾が周辺の人に当た
ってしまう可能性もあった。本発明は、このような従来
の護身用衣料のもつ課題に鑑みてなされたものであっ
て、銃弾、刃物、爆発物の破片等から身体を確実に防護
することができるとともに、軽量で着用感が良く、しか
も外観的にも優れた護身用衣料の提供を解決課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであって、請求項1の発明で
は、綿、羊毛、ナイロン、ポリエステル等の衣料用素材
からなる外装材と、該外装材の内部に設けられる内装材
とからなり、前記内装材が防護金属板と、該防護金属板
に固着されチタン又はチタン合金からなる防護網板と、
該防護網板表面を緩衝部材を介して被覆してなる繊維シ
ートとからなるように護身用衣料を構成した。請求項2
の発明では、肩、胸、腹部を覆うように形成された胴部
と、該胴部から両脇を覆うように延出されてなる延出部
とから構成され、前記両延出部は接合手段により接合可
能とされてなり、前記胴部裏面には長さ調整手段を有す
る帯体が設けられてなる請求項1記載の護身用衣料とし
た。請求項3の発明では、前記防護金属板が、チタン又
はチタン合金からなることを特徴とする請求項1又は2
記載の護身用衣料とした。請求項4の発明では、前記繊
維シートが、炭素繊維又は全芳香族ポリアミド繊維から
なることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の
護身用衣料とした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る護身用衣料の
実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は
本発明に係る護身用衣料(1)の好適な実施形態を示す
正面図であり、図2はその背面図である。図示例に係る
護身用衣料(1)は、肩、胸、腹部を覆うように形成さ
れた胴部(2)と、該胴部から両脇を覆うように延出さ
れてなる延出部(3)とから構成されている。延出部
(3)には接合手段(31)が設けられており、着用時
においてはこの接合手段(31)を後背部で接合させる
ことにより護身用衣料(1)を身体に固定する。なお接
合手段(31)としてはファスナーを用いることが最も
好ましいが、これに限定されるものではなくボタン、ベ
ルト、面ファスナー、紐等の任意の接合手段を適宜採用
することができる。また、胴部(2)の裏面には長さ調
整手段(22)を有する帯体(21)が設けられてお
り、着用時においてはこの帯体(21)は身体の後背部
に回して着用する。
【0006】図3は、本発明に係る護身用衣料(1)の
胴部(2)の断面図である。護身用衣料(1)は、外装
材(4)と外装材内部に設けられる内装材(5)から構
成される。外装材(4)としては、護身用衣料(1)を
着用した際に、外観上普通のベストやチョッキを着用し
ているように見える素材、すなわち、綿、羊毛、ナイロ
ン、ポリエステル等の一般の衣料用素材がいずれも好適
に使用され、例えば胴部の表面(23)に羊毛又は羊毛
とポリエステルの混紡素材を、裏面(24)に綿又は綿
とポリエステルの混紡素材を、延出部(3)に羊毛を使
用する構成を例示することができる。なお、図1中(2
5)はネクタイ収納部、(26)はボタンであり、護身
用衣料(1)の着用時にネクタイを締めてネクタイ収納
部(25)の穴に入れることにより、外観上普通のワイ
シャツにネクタイを着けたように見え、より自然な外観
とすることができる。
【0007】また、内装材(5)は、防護金属板(5
1)と、チタン又はチタン合金からなり前記防護金属板
に固着されてなる防護網板(52)と、該防護網板表面
を緩衝部材(53)を介して被覆してなる繊維シート
(54)とから構成される。防護金属板(51)と防護
網板(52)の固着手段としては特に限定されないが、
溶着、接着、或いは真鍮、銅等のワイヤーによる固定等
の手段がいずれも好適に用いられる。防護金属板(5
1)及び防護網板(52)としては、チタン又はチタン
合金が最も好適に使用される。ここでチタン合金として
は、TiB2 、TiC、TiSi2 、Ti2 Si、Ti
N、TiS2 、TiCN4 等を好適な例として挙げるこ
とができる。このように、高強度且つ軽量でありしかも
耐食性に優れるチタン又はチタン合金を用いることによ
り、軽量且つ防護能力に優れしかも耐久性の高い護身用
衣料を得ることができる。なお、表1は防護金属板(5
1)として使用されるチタン板(調質:焼鈍、仕上げ:
酸洗浄)の一例を示す物性表である。(JIS H46
00 TP340H(TP35H))(引張試験試験片
JIS Z2201 No.5)
【表1】
【0008】緩衝部材(53)としては、粘土、ゴム、
或いは、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、メラニン樹
脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニール樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂が好
適に用いられ、防護網板(52)表面を被覆するように
して設けられる。従来の金属板を主材とした防弾チョッ
キでは、例え弾丸の貫通を阻止し得たとしても弾丸の衝
突による衝撃が骨折、内蔵破裂等を引き起こすことがあ
り、また弾丸の入射角度によっては跳ね返った弾丸が周
囲の人に当たったりすることがあった。しかし本発明に
係る護身用衣料(1)においては、前記したような緩衝
部材(53)を設けることにより弾丸の衝撃を和らげる
ことができ、より身体防護能力に優れたものとなり、し
かも弾丸の跳ね返りにより周囲の人に危険を及ぼすこと
がない。また、繊維シート(54)としては、金属繊
維、合成繊維、炭素繊維等が好適に用いられるが、中で
も炭素繊維、全芳香族ポリアミド繊維が好適に用いら
れ、全芳香族ポリアミド繊維の例としてデュポン社のケ
プラー(登録商標)を挙げることができる。なお、前述
の延出部(3)はこのケプラー繊維で構成してもよい
し、通常の衣料用素材で構成してもよい。
【0009】また、本発明に係る護身用衣料(1)にお
いては、前記防護金属板(51)、防護網板(52)及
び繊維シート(54)を複数層設ける構成を採用するこ
ともできる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、綿、羊毛、ナイロン、ポリエステル等の衣料用素
材からなる外装材と、該外装材の内部に設けられる内装
材とからなり、前記内装材が防護金属板と、該防護金属
板に固着されチタン又はチタン合金からなる防護網板
と、該防護網板表面を緩衝部材を介して被覆してなる繊
維シートとからなることを特徴とする護身用衣料である
から、以下に述べる効果を奏する。すなわち、防護金属
板と防護網板と緩衝部材と繊維シートとからなる内装材
により、弾丸の貫通を防ぐことができるのは勿論のこ
と、弾丸衝突時の衝撃を和らげることができ身体防護能
力に極めて優れている。しかも緩衝部材が設けられてい
るので弾丸の跳ね返りにより周囲の人に危険を及ぼすこ
とがない。更に、外装材として、普通のベストやチョッ
キと同様の素材が用いられているため、護身用衣料を着
用した際の外観に優れる。
【0011】請求項2に係る発明は、肩、胸、腹部を覆
うように形成された胴部と、該胴部から両脇を覆うよう
に延出されてなる延出部とから構成され、前記両延出部
は接合手段により接合可能とされてなり、前記胴部裏面
には長さ調整手段を有する帯体が設けられてなることを
特徴とする請求項1記載の護身用衣料であるから、以下
に述べる効果を奏する。すなわち、普通のベストやチョ
ッキと同様の形状を有しているため、護身用衣料を着用
した際の外観に優れるとともに、着用も容易である。
【0012】請求項3に係る発明は、前記防護金属板
が、チタン又はチタン合金からなることを特徴とする請
求項1又は2記載の護身用衣料であるから、以下に述べ
る効果を奏する。すなわち、防護金属板が、高強度且つ
軽量でありしかも耐食性に優れるチタン又はチタン合金
からなるので、軽量且つ防護能力に優れしかも耐久性の
高い護身用衣料となる。
【0013】請求項4に係る発明は、前記繊維シート
が、炭素繊維又は全芳香族ポリアミド繊維からなること
を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の護身用衣
料であるから、以下に述べる効果を奏する。すなわち、
繊維シートが、軽量且つ強度に優れた炭素繊維又は全芳
香族ポリアミド繊維からなるので、軽量且つ防護能力に
優れた護身用衣料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る護身用衣料の正面図である。
【図2】本発明に係る護身用衣料の背面図である。
【図3】本発明に係る護身用衣料の要部断面図である。
【符号の説明】 1 護身用衣料 2 胴部 21 帯体 22 長さ調整手段 3 延出部 31 接合手段 4 外装材 5 内装材 51 防護金属板 52 防護網板 53 緩衝部材 54 繊維シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綿、羊毛、ナイロン、ポリエステル等の
    衣料用素材からなる外装材と、該外装材の内部に設けら
    れる内装材とからなり、前記内装材が防護金属板と、該
    防護金属板に固着されチタン又はチタン合金からなる防
    護網板と、該防護網板表面を緩衝部材を介して被覆して
    なる繊維シートとからなることを特徴とする護身用衣
    料。
  2. 【請求項2】 肩、胸、腹部を覆うように形成された胴
    部と、該胴部から両脇を覆うように延出されてなる延出
    部とから構成され、前記両延出部は接合手段により接合
    可能とされてなり、前記胴部裏面には長さ調整手段を有
    する帯体が設けられてなることを特徴とする請求項1記
    載の護身用衣料。
  3. 【請求項3】 前記防護金属板が、チタン又はチタン合
    金からなることを特徴とする請求項1又は2記載の護身
    用衣料。
  4. 【請求項4】 前記繊維シートが、炭素繊維又は全芳香
    族ポリアミド繊維からなることを特徴とする請求項1乃
    至3いずれかに記載の護身用衣料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000061239A1 (en) * 1999-04-13 2000-10-19 Dupont Canada Inc. Perforated protective plastic films or sheets
JP2012082552A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Sugino Machine Ltd ウォータジェット作業用プロテクタ
KR101137903B1 (ko) * 2004-12-31 2012-05-03 정무수 내충격성 부재

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