JPH09257173A - コイルドチュービングの剛性付与スリーブ - Google Patents

コイルドチュービングの剛性付与スリーブ

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JPH09257173A
JPH09257173A JP6854396A JP6854396A JPH09257173A JP H09257173 A JPH09257173 A JP H09257173A JP 6854396 A JP6854396 A JP 6854396A JP 6854396 A JP6854396 A JP 6854396A JP H09257173 A JPH09257173 A JP H09257173A
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JP
Japan
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coiled tubing
sleeve
rigid sleeve
bush
rigid
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Withdrawn
Application number
JP6854396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Maruyama
和士 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH09257173A publication Critical patent/JPH09257173A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルドチュービングの座屈強度を高める剛
性付与スリーブを提供するものである。 【解決手段】 コイルドチュービングに剛性を付与する
ため、両端内側にテーパネジを形成した剛性スリーブ
と、外面に剛性スリーブのテーパネジに螺合するテーパ
ネジを形成した2個の固定ブッシュとからなり、剛性ス
リーブをコイルドチュービングに通した状態で、固定ブ
ッシュを剛性スリーブの両端から締め込むことによりブ
ッシュ内面がコイルドチュービング外面へ強く押し付け
られる構造とした。固定ブッシュ内面とコイルドチュー
ビング外表面との摩擦緑を強固にするため、固定ブッシ
ュのテーパネジ部分に切り込みを入れ、ネジの締め込み
により固定ブッシュが縮管する構造としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油井の水平坑井に
使用するコイルドチュービンクの剛性スリーブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】油井開発分野で近年急速に発展している
のが、数百メートルの鋼管をリールに巻き付けたコイル
ドチュービンクである。
【0003】図1はコイルドチュービング方式の概略図
で、コイルドチュービング1を輸送用トラック11に備
え付けのリール12から巻戻し、グースネック6を経て
コイルドチュービング挿入装置13によりコイルドチュ
ービング1を水平坑井14へ挿入しコイルドチュービン
グ1の先端に設けたビット15で横穴を掘っていく。
【0004】コイルドチュービング方式の特徴は、従来
の油井管ネジ継手連結方式にくらべ、地表、坑底間にお
ける鋼管の揚管、降下作業を迅速に行うことができるこ
と、また、地表における鋼管の装脱着のための起重機
(リグ)使用が不要になることで、ランニングコストを
大幅に削減できるというものである。水平坑井とコイル
ドチュービンクの結び付きには必然性があり、水平坑井
は枯渇しかけた油井に横穴を掘り(サイドトラック)、
まだ油の残っている部分に坑井を延ばす目的に使用され
る。つまり、残り少ない油の回収に適用するのであるか
ら、できるだけ開発コストは抑える必要がある。コイル
ドチュービンクはこのような経済環境のもと特に米国を
中心に発展してきた技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コイルドチュ
ービンクは、まだ解決すべき技術課題が多く残されてい
る。大径化、高強度化それに水平坑井に適用したときの
座屈強度の向上である。
【0006】水平坑井掘削で問題になるのが、掘削刃物
(ビット)への押付力の伝達である。垂直井なら掘管の
下部に重しを付けて坑底のビット先端に力を伝えること
ができるが、水平坑井では重力を利用できないので地表
からコイルドチュービングに下向きの力を与えるしかな
い。
【0007】図4に示すコイルドチュービングの先端
は、座屈した状態16となり坑底に力が伝わらなくなる
ため、従来はコイルドチュービングが座屈した場合、坑
跡を変更するか、外径の大きい鋼管に変えて剛性を高め
るか、一度引き上げて新しいコイルドチュービングで再
度押し付け力を弱めて注意深く掘り進むしかなかった。
【0008】そこで、本発明は、コイルドチュービング
の座屈強度を高める剛性付与スリーブを提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルドチュ
ービングに剛性を付与するため、両端内側にテーパネジ
を形成した剛性スリーブと、外面に剛性スリーブのテー
パネジに螺合するテーパネジを形成した2個の固定ブッ
シュとからなり、剛性スリーブをコイルドチュービング
に通した状態で、固定ブッシュを剛性スリーブの両端か
ら締め込むことによりブッシュ内面がコイルドチュービ
ング外面へ強く押し付けられる構造とした。
【0010】固定ブッシュ内面とコイルドチュービング
外表面との摩擦力を強固にするため、固定ブッシュのテ
ーパネジ部分に切り込みを入れ、ネジの締め込みにより
固定ブッシュが縮管する構造としてもよい。
【0011】図3は座屈式算出の両端ピン結合座屈モデ
ルの概略図で、図3に示すように長柱の鋼管17の両端
が回転自由のピン結合18されている場合、長柱座屈は
次式で示される。両端の固定状況で座屈荷重はこの値の
n倍になる。
【0012】
【数1】 ここで、Pcrは座屈荷重、Eはヤング率、Iは断面2
次モーメント、lは鋼管長さで、座屈強度は長さの2乗
に反比例している。したがって、座屈強度は鋼管を短く
すれば向上し、また、断面2次モーメントは、外径d2
の4乗で効いて大きくなり、さらに、内径d1の4乗を
引いているので、厚肉鋼管程大きくなる。
【0013】コイルドチユービングの座屈荷重を高める
には、上式の鋼管長さlを短く、断面2次モーメントI
を大きくすればよく、鋼管長さlを短くするということ
は、コイルドチュービングの長さ方向に沿って曲がりに
くく、座屈しにくい剛性の高い場所を適当な間隔につく
ることであり、また、断面2次モーメントIを大きくす
るということはコイルドチュービングを外径の大きなス
リーブにするという着想につながる。さらに、同じスリ
ーブでも肉厚を厚くしすぎると押付力が、スリーブを引
きずるための摩擦力に吸収されてしまうので、軽くて剛
性の高いスリーブが望ましい。鋼管以外ではアルミニウ
ム、チタンまたはその合金は、比重がそれぞれ2.7と
4.5で鋼の34%、57%と軽く、ヤング率Eがそれ
ぞれ0.72×104と1.05×l04kg/mm2
鋼の34%、50%であるので、軽くて剛性の高いスリ
ーブとして適している。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の剛性付与スリーブ
の説明図で、図1(a)は本発明の剛性付与スリーブの
一部縦断面を示す正面図、図1(b)は固定ブッシュの
正面図、図1(c)は固定ブッシュの側面図である。
【0015】図1(a)に示すように、コイルドチュー
ビング1を内側に通す剛性スリーブ2は、掘削孔より小
さい外形とし、両端の内側にはテーパネジ3aを加工し
ておく。また、剛性スリーブ内径は外形が十分とれるよ
うであれば、コイルドチュービング外形よりかなり大き
くつくり、重量軽減を図って坑壁との摩擦力を小さくし
たほうがよい。剛性スリーブ2の固定には両端から外側
にテーパネジ3bを形成した固定ブッシュ4をねじ込
む。
【0016】なお、固定ブッシュ4は、図1(b)及び
(c)に示すように、テーパネジ部3bに円周にネジと
ほぼ直角の方向に4箇所の切り込み5を入れ、ねじ込み
にともない縮管しやすくし、コイルドチュービング1を
強く締め付けられる構造としてもよい。ただし、切り込
み5は必須ではなく、ねじの焼き付きが起こるようであ
れば止めてもよい。
【0017】いま、コイルドチュービングの外形を73
mm、坑径140mmとすれば、剛性スリーブは外形1
20mm、内径80mm、長さ50cm程度の大きさと
なる。剛性付与スリーブ間隔については、押付力との関
係で検討すべきであるが、かりに20トン必要と仮定す
れば、断面2次モーメントがI=8164000mm4
なので、先の座屈の式から剛性スリーブの最大間隔は
9.193mとなる。実際の適用で坑壁との摩擦、座屈
モードにより座屈荷重算出式見直しが必要な場合、まず
上記見通しで操業してみて、現場データの蓄積を行い、
剛性付与スリーブの位置を自由に変えることができる。
【0018】図2は剛性付与スリーブの適用状態を示す
概略図で、本発明の剛性付与スリーブをコイルドチュー
ビングに適用する場合は、予め必要な数の剛性スリーブ
2をコイルドチュービング1に通しておく必要があるの
で、図2に示すように坑口滑車部となるグースネック6
を高い位置に設け、その下に必要な数の剛性スリーブ2
を蓄えておけるようにする。剛性スリーブ2の固定は下
の剛性スリーブ2と適当な間隔をあけながら順次おこな
っていく。逆にコイルドチュービング1を坑井7から引
き上げるときは、剛性付与スリーブ2が地表に現われた
ところで、固定ブッシュを緩め数珠玉のようにグースネ
ック6の下に積み重ねていく。剛性スリーブ2が着脱可
能なので、コイルドチュービングをグースネックおよび
輸送用トラックに備え付けのリールに容易に巻くことが
できる。
【0019】剛性スリーブは装脱着をともなうため、重
いと扱いにくいので、比重の小さいアルミニウム、チタ
ン金属で作り軽くしておいて、剛性は直径で稼ぐように
してもよい。
【0020】
【発明の効果】
(1) 剛性付与スリーブによりコイルドチュービング
の座屈強度を高めることができる。
【0021】(2) 固定ブッシュに切り込みを設ける
と、ねじ込みにともない固定ブッシュが縮管しコイルド
チュービングを強く締め付けることができる。
【0022】(3) アルミニウム、チタン等で剛性ス
リーブを作成することにより軽量となり、取扱い易くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剛性付与スリーブの説明図で、図1
(a)は本発明の剛性付与スリーブの一部縦断面を示す
正面図、図1(b)は固定ブッシュの正面図、図1
(c)は固定ブッシュの側面図である。
【図2】本発明の剛性付与スリーブの適用状態を示す概
略図である。
【図3】座屈式算出の両端ピン結合座屈モデルの概略図
である。
【図4】コイルドチュービング方式の概略図である。
【符号の説明】
1 コイルドチュービング 2 剛性スリーブ 3a,3b テーパネジ 4 固定ブッシュ 5 切り込み 6 グースネック 7 坑井 11 輸送用トラック 12 リール 13 コイルドチュービング挿入装置 14 水平坑井 15 ビット 16 座屈した状態 17 長柱の鋼管 18 ピン結合

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端内側にテーパネジを形成した剛性ス
    リーブと、外面に剛性スリーブのテーパネジに螺合する
    テーパネジを形成した2個の固定ブッシュとからなり、
    剛性スリーブをコイルドチュービングに通した状態で、
    固定ブッシュを剛性スリーブの両端から締め込むことに
    よりブッシュ内面がコイルドチュービング外面へ強く押
    し付けられる構造としたコイルドチュービング剛性付与
    スリーブ。
  2. 【請求項2】 剛性スリーブをアルミニウム、チタンあ
    るいはそれらの合金製としたことを特徴とする請求項1
    記載のコイルドチュービング剛性付与スリーブ。
  3. 【請求項3】 固定ブッシュのテーパネジ部分に切り込
    みを入れ、ネジの締め込みにより固定ブッシュが縮管す
    る構造としたことを特徴とする請求項1又は2記載のコ
    イルドチュービング剛性付与スリーブ。
JP6854396A 1996-03-25 1996-03-25 コイルドチュービングの剛性付与スリーブ Withdrawn JPH09257173A (ja)

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Cited By (4)

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Effective date: 20030603