JPH09251380A - プログラム開発方法 - Google Patents

プログラム開発方法

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JPH09251380A
JPH09251380A JP8059239A JP5923996A JPH09251380A JP H09251380 A JPH09251380 A JP H09251380A JP 8059239 A JP8059239 A JP 8059239A JP 5923996 A JP5923996 A JP 5923996A JP H09251380 A JPH09251380 A JP H09251380A
Authority
JP
Japan
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program module
program
distribution
module
computer
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Application number
JP8059239A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Sakamoto
和彦 坂元
Masasuke Tominaga
雅介 冨永
Tetsuya Masuishi
哲也 増石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、アプリケーションプログラム
だけでなく、アプリケーションプログラムを構成するプ
ログラムモジュールを独立させることなく、計算機へ配
布することができるプログラム開発方法を提供するにあ
る。 【解決手段】インタフェース情報抽出処理部125によ
り抽出した配布対象となったプログラムモジュールと組
み合わされているプログラムモジュールとのインターフ
ェース情報と、ネットワーク情報抽出処理部135によ
り抽出した配布元の計算機と配布先の計算機間のネット
ワーク接続情報に基づいて、プログラムモジュール修正
処理部145において、配布対象となったプログラムモ
ジュールと組み合わされているプログラムモジュールと
のインタフェース情報を修正した後、配布するようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム開発方
法に係り、特に、プログラムモジュールを組み合わせて
アプリケーションプログラムを作成するプログラム開発
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラムモジュールを組み合わせてア
プリケーションプログラムを開発する方法としては、例
えば、マイクロソフト(株)のMicrosoft V
isual Basic Version4.0 (以
下、VBと略す)が知られており、この詳細について
は、例えば、「Building Client/Se
rver Applications With Vi
sual Basic」,マイクロソフト(株),p.
25〜36に記載されている。
【0003】VBは、あるアプリケーションプログラム
から他のアプリケーションプログラムを利用すること
を、特徴の1つとしている。アプリケーションプログラ
ムを利用するためには、アプリケーションプログラムの
メソッドとプロパティと呼ばれるインターフェイスを定
義する必要があり、このインターフェイスを介してアプ
リケーションプログラムを開発するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VBに
おいては、配布する単位は、アプリケーションプログラ
ムのみである。従って、アプリケーションプログラムを
構成するプログラムモジュールを配布するためには、配
布するプログラムモジュールを、別アプリケーションプ
ログラムとして独立させなければ配布できないという問
題があった。
【0005】本発明の目的は、アプリケーションプログ
ラムだけでなく、アプリケーションプログラムを構成す
るプログラムモジュールを独立させることなく、計算機
へ配布することができるプログラム開発方法を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の計算機が接続されたネットワーク
環境上で、インターフェース情報を有するプログラムモ
ジュールをインターフェース情報を介して組み合わせ
て、プログラムモジュールやアプリケーションプログラ
ムを開発するプログラム開発方法において、A)上記ネ
ットワークに接続された任意の計算機上で開発するアプ
リケーションプログラムの構成をプログラムモジュール
の一覧で表示するステップと、B)上記プログラムモジ
ュール一覧に表示されたプログラムモジュール内から配
布対象となったプログラムモジュールと組み合わされて
いるプログラムモジュールとのインターフェース情報を
抽出するステップと、C)上記配布対象となったプログ
ラムモジュールの配布元の計算機と配布先の計算機間の
ネットワーク接続情報を抽出するステップと、D)抽出
した上記インターフェース情報と上記ネットワーク接続
情報に基づいて、上記配布対象となったプログラムモジ
ュールと組み合わされているプログラムモジュールとの
インタフェース情報を修正するステップと、E)上記イ
ンタフェース情報を修正された配布対象のプログラムモ
ジュールを指定された計算機に配布するステップとを備
えるようにしたものであり、かかる方法により、アプリ
ケーションプログラムを構成するプログラムモジュール
を独立させることなく、配布し得るものとなる。
【0007】上記プログラム開発方法において、好まし
くは、上記配布対象のプログラムモジュールを配布する
ステップにおける配布対象のプログラムモジュールの配
布は、予め指定された配布方法を判断して、その指定さ
れた配布方法に応じて配布するようにしたものである。
【0008】上記プログラム開発方法において、上記配
布対象のプログラムモジュールを配布するステップは、
上記ネットワークに接続された計算機の負荷状況に応じ
て実行する計算機を決定するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
るプログラム開発方法について、図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態によるプログラム開
発方法において用いる環境ビルダシステムの構成図であ
る。
【0010】最初に、図1を用いて、環境ビルダシステ
ムの全体構成について説明する。なお、具体的な処理に
ついては、図2以降を用いて詳述する。
【0011】アプリケーションプログラムを計算機に配
布するための環境ビルダシステム100は、アプリケー
ションプログラム構成ファイル180に格納された配布
対象のアプリケーションプログラムを、配布先である指
定された計算機190に配布する。
【0012】入力装置105からアプリケーションプロ
グラムの読込み指示が入力されると、解析解析処理部1
10は、入力された読込み指示を解析して、プログラム
モジュール読込処理部115に読込み指示を出力する。
プログラムモジュール読込処理部115は、入力装置1
05から入力された指示に従って、アプリケーションプ
ログラム構成ファイル180からアプリケーションプロ
グラムを構成するプログラムモジュールを読込む読込処
理を実行する。読込まれたアプリケーションプログラム
を構成するプログラムモジュールの一覧が、解析処理部
110によって表示処理され、表示装置120に表示さ
れる。
【0013】表示されたプログラムモジュールの一覧の
中から、入力装置105により、配布対象のプログラム
モジュールを指定する。解析処理部110は、アプリケ
ーションプログラム構成ファイル180から読込まれた
プログラムモジュールを、プログラムモジュール読込処
理部115からプログラムモジュールインターフェース
抽出処理部125に転送する。
【0014】プログラムモジュールインターフェース抽
出処理部125は、入力装置105から指定された配布
対象のプログラムモジュールの情報を解析処理部110
から受取り、取り込まれたプログラムモジュールの中
で、配布対象のプログラムモジュールと組み合わされて
いるプログラムモジュールとのインターフェース情報を
抽出する。抽出されたインターフェース情報は、インタ
ーフェース情報ファイル130に格納される。
【0015】さらに、読込まれたプログラムモジュール
は、ネットワーク情報抽出処理部135に転送され、配
布対象のプログラムモジュールの配布元の計算機と配布
先の計算機間のネットワーク接続情報を抽出する。抽出
されたネットワーク接続情報は、ネットワーク情報ファ
イル140に格納される。
【0016】ネットワーク情報抽出処理部135による
ネットワーク接続情報の抽出が終了すると、プログラム
モジュール修正処理部は、インタフェース情報ファイル
130に格納されたインタフェース情報と、ネットワー
ク情報ファイル140に格納されたネットワーク情報を
読みだし、配布先の計算機と配布元の計算機間でのプロ
グラムモジュールの再組合せ可能なインタフェース情報
に修正する。修正されたインタフェース情報は、アプリ
ケーションプログラム構成ファイル180に転送され
る。
【0017】インタフェース情報の修正が終了すると、
プログラムモジュール配布処理部150は、インタフェ
ース情報の修正された配布対象プログラムモジュールを
指定された配布先の計算機190に配布する。なお、こ
の時、配布方法として、「複写」,「移動」のいづれか
が入力装置105から指定されている時は、解析処理部
110からの送られてくる配布方法の指定に応じた方法
で、計算機190に配布する。
【0018】次に、図2に示した処理フローを用いて、
プログラムモジュールの配布処理について説明する。図
2は、本発明の一実施の形態によるプログラム開発方法
に用いる環境ビルダシステムにおけるプログラムモジュ
ールの配布処理を説明するフローチャートである。
【0019】ステップ201において、プログラムモジ
ュール読込処理部115は、アプリケーションプログラ
ム構成ファイル180から、ユーザによって指定された
アプリケーションプログラムを構成するプログラムモジ
ュールを読み込む。読み込むアプリケーションプログラ
ムは、作成中のもの,作成が完了しているものを問わな
いものとする。
【0020】ここで、図3,図4,図5,図6を用い
て、環境ビルダによって、アプリケーションプログラム
を読み込むまでの画面操作について説明する。図3,図
4,図5,図6は、それぞれ、本発明の一実施の形態に
よるプログラム開発方法におけるプログラムモジュール
の読込処理時に、表示部120に表示されるの画面の説
明図である。
【0021】図3は、環境ビルダシステムの起動直後の
画面の表示例を示している。環境ビルダシステムは、表
示部120に表示される画面301上の“環境ビルダ”
アイコン302を、マウス303でダブルクリックされ
ると起動される。環境ビルダシステムが起動されると、
画面301上に、環境ビルダウィンドウ304が表示さ
れる。環境ビルダウィンドウ304には、点線枠で示し
たドメインを構成する計算機アイコン305と、ネット
ワークに接続されている計算機へアクセスするための
“ネットワーク全体”アイコン306が表示される。計
算機アイコン305としては、環境ビルダシステム
は、”マシン001”,”マシン002”,”マシン0
03”,”マシン107”の4台の計算機によって構成
されているものとする。
【0022】ここで、”マシン107”に格納されてい
るアプリケーションプログラムを読出す場合について説
明する。“マシン107”計算機アイコン307をマウ
ス308でダブルクリックすると、ダブルクリックされ
た計算機内にある環境ビルダシステムで作成されたアプ
リケーションプログラムにアクセスするアプリケーショ
ンウィンドウ401が表示される。
【0023】図4は、アプリケーションウィンドウ40
1の画面の表示例を示している。アプリケーションウィ
ンドウ401には、点線枠で示したアプリケーションプ
ログラムを開くためのフォルダーアイコン402が表示
される。ここでは、”マシン107”には、”アプリ
1”,”アプリ2”,”アプリ3”の3種類のアプリケ
ーションプログラムが格納されているものとする。
【0024】ここで、”アプリ1”のアプリケーション
プログラムを読み込む場合について説明する。“アプリ
1”フォルダーアイコン403をマウス404でダブル
クリックすると、アプリケーションプログラム“アプリ
1”が読み込まれる。読み込まれたアプリケーションプ
ログラムは、アプリケーションプログラムの機能を部品
化したプログラムモジュールの組み合わせから構成され
ている。プログラムモジュールの組み合わせ方について
は、後述する。
【0025】次に、図2のステップ202において、ス
テップ201によって読込まれたアプリケーションプロ
グラムを構成するプログラムモジュールの一覧が、解析
処理部110によって表示処理され、表示装置120に
表示される。
【0026】図5は、アプリケーションプログラムを構
成するプログラムモジュールの一覧を表示するプログラ
ムモジュール一覧ウィンドウ501の画面の表示例を示
している。図5に示すように、プログラムモジュール一
覧ウィンドウ501内に、”マシン107”のアプリケ
ーションプログラム”アプリ1”は、”モジュール
1”,”モジュール2”,”モジュール3”,”モジュ
ール4”,”モジュール5”の5個のプログラムモジュ
ールから構成されていることを、アイコン表示してい
る。
【0027】次に、図2のステップ203において、プ
ログラムモジュール一覧ウィンドウ501内に表示され
たプログラムモジュールの一覧の中から、入力装置10
5により、配布対象のプログラムモジュールをアイコン
で指定する。
【0028】図6は、プログラムモジュール一覧ウィン
ドウ501を用いた配布対象のプログラムモジュールの
指定の操作例を示している。ここでは、プログラムモジ
ュール”モジュール5”をアイコンで指定する場合につ
いて説明する。プログラムモジュール一覧ウィンドウ6
01内の“モジュール5”プログラムモジュールアイコ
ン602を、マウス605でクリックする。さらに、こ
のプログラムモジュールを配布する先の計算機とし
て、”マシン001”する場合には、マウス605で
“モジュール5”プログラムモジュールアイコン602
をクリックしたまま、環境ビルダウィンドウ603内の
“マシン001”計算機アイコン604へドラッグ&ド
ロップ606する。これによって、プログラムモジュー
ル”モジュール5”をアイコンで指定し、さらに、”マ
シン001”に配布することを指定できる。
【0029】次に、図2のステップ204において、プ
ログラムモジュールインターフェース抽出処理部125
は、配布対象のプログラムモジュール”モジュール5”
と組み合わされているプログラムモジュールとのインタ
ーフェース情報を抽出する。
【0030】ステップ204の処理の詳細なフローチャ
ートについて、図7,図8を用いて説明する。図7,図
8は、本発明の一実施の形態によるプログラム開発方法
に用いるインタフェース情報抽出処理のフローチャート
であり、図8は、図7に続くフローチャートである。
【0031】図7のステップ701において、アプリケ
ーションプログラムを構成するプログラムモジュールの
数を、変数「ModuleNum」に代入する。
【0032】点線枠で囲んだステップ702は、非配布
対象プログラムモジュールを構成する部品として、配布
対象プログラムモジュールが組み合わされている場合の
処理群である。
【0033】ここで、非配布対象プログラムモジュール
を構成する部品として、配布対象プログラムモジュール
が組み合わされている場合について、図9を用いて説明
する。図9は、本発明の一実施の形態によるプログラム
開発方法におけるインタフェース情報抽出処理のプログ
ラムモジュール編集ウィンドウ901の表示例の説明図
である。
【0034】図6に示したプログラムモジュール一覧ウ
ィンドウ601内の任意のプログラムモジュールアイコ
ンをマウスでダブルクリックすることにより、該当する
プログラムモジュールの構成が、プログラムモジュール
編集ウィンドウ701に表示される。
【0035】ここで、例えば、図6において、非配布対
象であるプログラムモジュール”モジュール1”のプロ
グラムモジュールアイコン607をダブルクリックした
ものとする。したがって、プログラムモジュール編集ウ
ィンドウ701内には、プログラムモジュール”モジュ
ール1”を構成する部品およびプログラムモジュールの
組み合わせが表示される。部品およびプログラムモジュ
ールの組み合わせ方は、部品およびプログラムモジュー
ルの持つイベント,メソッド,プロパティの3つのイン
ターフェースを用いる。部品にイベントが生じると、イ
ベントに応じた部品のメソッドやプログラムモジュール
を呼び出したり、部品のプロパティの値を更新する。
【0036】ここで、図9を用いて、詳細に説明する。
例えば、“Start”部品902の“Start”イ
ベントが生じたら、“Form1”部品903の“Vi
sible”プロパティの値を真にする。プログラムモ
ジュール編集ウィンドウ901上では、「“Star
t”イベントが生じたら」に対する図形は、点線矢印9
05で表現され、「“Visible”プロパティの値
を真にする」に対する図形は、矢印906で表現してい
る。実際に、“Visible”プロパティの値を真に
するコードは、“スクリプト1”スクリプト904に保
持される。保持されるスクリプトを以下は以下に示すよ
うになっている。
【0037】 Start_Start() −−−−−−−−−−(イ) { −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(ロ) Form1.Visible = TRUE−−−−(ハ) } −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(ニ) (イ)にアンダースコアで区切った2つの文字列が、部
品と部品のイベント種を示す。(ハ)に実行されるコー
ドを示す。複数行の記述が可能である。実行されるコー
ドは、(ロ)と(ニ)に示した波括弧で挟む。
【0038】また、例えば、“ボタン2”部品907
が、「計算」操作の機能を有するとすると、“ボタン
2”部品907の“クリック”イベントが生じたら、
“モジュール5”910のデータベースを計算して、結
果を“Form1”部品903に”棒グラフ”表示す
る。プログラムモジュール編集ウィンドウ901上で
は、「“ボタン2”部品907の“クリック”イベント
が生じたら」に対する図形は、点線矢印908で表現さ
れ、「“モジュール5”910のデータベースを計算し
て、結果を“Form1”部品903に”棒グラフ”表
示する」に対する図形は、実線矢印で表現している。実
際に、“モジュール5”910のデータベースを計算し
て、結果を“Form1”部品903に”棒グラフ”表
示するコードは、“スクリプト3”スクリプト909に
保持される。
【0039】また、例えば、“ボタン1”部品が、「E
ND」の機能を有するならば、“ボタン1”部品の“ク
リック”イベントが生じたら、“END”にする。プロ
グラムモジュール編集ウィンドウ901上では、「“ボ
タン1”部品の“クリック”イベントが生じたら」に対
する図形は、点線矢印で表現され、「“END”にす
る」に対する図形は、実線矢印で表現している。実際
に、“END”にするコードは、“スクリプト2”に保
持される。
【0040】プログラムモジュールの組み合わせは、以
上のようになっている。
【0041】次に、図7に点線枠で囲んだステップ70
2の非配布対象プログラムモジュールを構成する部品と
して、配布対象プログラムモジュールが組み合わされて
いる場合の処理の内容について説明する。
【0042】ステップ703において、配布するプログ
ラムモジュールの番号を、変数「DistModul
e」に代入する。ここでは、配布対象のプログラムモジ
ュールは、”モジュール5”とすると、”5”を変数
「DistModule」に代入することになる。
【0043】さらに、ステップ704において、変数
「i」に”1”を代入し、変数「IncNumA」に”
0”を代入する。即ち、アプリケーションプログラムを
構成するプログラムモジュールの数を制御する変数
「i」に、初期値の1を代入し、非配布対象プログラム
モジュールを構成する部品として、配布対象プログラム
モジュールが組み合わされている非配布プログラムモジ
ュールの数を保持する変数「IncNumA」に、初期
値0を代入する。
【0044】ステップ705において、配布するプログ
ラムモジュールの番号「DistModule」と変数
「i」を比較し、両者が一致するときは、ステップ71
2にジャンプし、ステップ706〜711をパスする。
不一致の時は、ステップ706に進む。即ち、ここで、
「DistModule」には”5”が代入されている
ので、変数「i」が”5”の時は、ステップ712にジ
ャンプし、ステップ706〜711をパスする。変数
「i」が”1”〜”4”の時は、ステップ706以下を
実行する。これは、上述したように、点線枠で囲まれた
ステップ702が、非配布対象プログラムモジュールを
構成する部品として、配布対象プログラムモジュールが
組み合わされている場合の処理であるので、配布対象プ
ログラムモジュール”モジュール5”に対しての処理で
はなく、”モジュール1”から”モジュール4”に対し
ての処理だからである。
【0045】ここで、変数「i」は、”1”であるの
で、ステップ706を実行する。
【0046】ステップ706において、変数”i”個目
の非配布対象プログラムモジュールを構成する部品とし
て配布対象プログラムモジュールが組み合わされている
かを判定する。組み合わされているならば、ステップ7
07へ制御が渡る。組み合わされていなければステップ
712に制御が渡る。
【0047】図6に示した配布例の場合、図9に示した
プログラムモジュール編集ウィンドウ901内に定義さ
れている“モジュール5”プログラムモジュールアイコ
ン710は、配布対象プログラムモジュールなので、ス
テップ706は、非配布対象プログラムモジュールを構
成する部品として配布対象プログラムモジュールが組み
合わされていると判断される。従って、ステップ707
以降に進む。
【0048】ステップ707からステップ710につい
て説明する前に、これらのステップに関連する配布対象
プログラムモジュールを利用する非配布対象プログラム
モジュールの管理テーブルについて、図11を用いて説
明する。図11は、本発明の一実施の形態によるプログ
ラム開発方法におけるインタフェース情報抽出処理にお
いて用いる配布対象プログラムモジュールを利用する非
配布対象プログラムモジュールの管理テーブルの構成図
である。
【0049】管理テーブル1101は、図1に示すイン
タフェース情報ファイル130の中に構成され、配布対
象プログラムモジュールを利用する非配布対象プログラ
ムモジュールの管理テーブルである。点線で囲われた枠
は、テーブル1101のレコード1102の仕様を示し
ている。レコード1102は、配布対象プログラムモジ
ュールを利用するプログラムモジュール名を記憶する非
配布対象プログラムモジュール名1103,配布対象プ
ログラムモジュールと組み合わされている部品名110
4,組み合わされている部品のイベント名1105,部
品のイベントに応じて実行されるコードを持つスクリプ
ト名1106,配布先の計算機名1107,配布対象プ
ログラムモジュール名1108から構成されている。
【0050】次に、図7に戻って、ステップ707にお
いて、配布対象プログラムモジュールと組み合わされた
i個目の非配布対象プログラムモジュールの部品名を取
得し、記憶する。部品名はi個目の非配布対象プログラ
ムモジュールのスクリプトを検索して取得する。取得方
法は配布対象プログラムモジュールを実行するコードを
記述したスクリプトに対応した部品の部品名である。ス
テップ707で取得したi個目の非配布対象プログラム
モジュールの部品名は、部品名1104に記憶される。
図9の例では、”スクリプト3”スクリプト908に保
持された“ボタン2”部品907及び“Form1”部
品903の部品名が、部品名1104に記憶される。
【0051】ステップ708において、取得した部品名
からイベント名を取得し、イベント名1105に記憶す
る。イベント名はi個目の非配布対象プログラムモジュ
ールのスクリプトを検索して取得する。取得方法は配布
対象プログラムモジュールを実行するコードを記述した
スクリプトに対応した部品のイベント名である。図9の
例では、“ボタン2”部品907の「“クリック”イベ
ント」が、イベント名1105に記憶される。
【0052】ステップ709において、取得したイベン
ト名から配布対象プログラムモジュールのリモート実行
を制御するスクリプト名を取得し、スクリプト名110
6に記憶する。図9の例では、”スクリプト3”を取得
し、スクリプト名1106に記憶する。
【0053】ステップ710において、配布先の計算機
名と配布対象プログラムモジュール名を、配布先の計算
機名1107,配布対象プログラムモジュール名110
8に記憶する。図6の例では、”マシン001”を配布
先の計算機名1107に記憶し、”モジュール5”を配
布対象プログラムモジュール名1108に記憶する。
【0054】以上で、非配布対象プログラムモジュール
を構成する部品として、配布対象プログラムモジュール
が組み合わされている場合の主たる処理を完了する。
【0055】ステップ711において、変数「IncN
umA」に、1を加算し、ステップ712において、制
御変数「i」に1を加算する。
【0056】ステップ712において、ステップ701
で設定した変数「ModuleNum」と制御変数
「i」とを比較し、変数「ModuleNum」が制御
変数「i」より小さければ図8のステップ801へ、等
しいまたは大きければステップ706へ制御を移す。即
ち、変数「ModuleNum」として”5”を代入し
ている場合、「i」が”1”から”5”に対して、ステ
ップ707からステップ712を繰り返し、非配布対象
プログラムモジュールを構成する部品として、配布対象
プログラムモジュールが組み合わされている場合の処理
を繰り返す。「i」が”6”になると、図8のステップ
801に移行する。
【0057】次に、図8に示す点線枠内のステップ80
1について説明する。点線枠のステップ801は、図7
に示した点線枠のステップ702とは反対に、配布対象
プログラムモジュールを構成する部品として、非配布対
象プログラムモジュールが組み合わされている場合の処
理群である。
【0058】ステップ802において、アプリケーショ
ンプログラムを構成するプログラムモジュールの数を制
御する変数「i」に初期値の”1”を代入、配布対象プ
ログラムモジュールを構成する部品として、非配布対象
プログラムモジュールが組み合わされている配布対象プ
ログラムモジュールの数を保持する変数「IncNum
B」に初期値”0”を代入する。
【0059】ステップ803において、配布するプログ
ラムモジュールの番号「DistModule」と変数
「i」を比較し、両者が不一致の時は、ステップ810
にジャンプし、ステップ805〜809をパスする。一
致する時は、ステップ805に進む。即ち、ここで、
「DistModule」には”5”が代入されている
ので、変数「i」が”1”〜”4”の時は、ステップ8
10にジャンプし、ステップ805〜809をパスす
る。変数「i」が”5”の時は、ステップ805に進
む。これは、上述したように、点線枠で囲まれたステッ
プ801が、配布対象プログラムモジュールを構成する
部品として、非配布対象プログラムモジュールが組み合
わされている場合の処理であるので、配布対象プログラ
ムモジュール”モジュール5”に対しての処理だからで
ある。
【0060】ステップ804において、配布対象プログ
ラムモジュールを構成する部品として、変数「i」個目
の非配布対象プログラムモジュールが組み合わされてい
るかを判定する。組み合わされているならば、ステップ
805へ制御が渡る。組み合わされていなければ、ステ
ップ810に制御が渡る。
【0061】ここで、図6に示した“モジュール5”プ
ログラムモジュールアイコン605の構成について、図
10を用いて説明する。図10は、本発明の一実施の形
態によるプログラム開発方法におけるインタフェース情
報抽出処理のプログラムモジュール編集ウィンドウ10
01の表示例の説明図である。
【0062】図10において、プログラムモジュール編
集ウィンドウ1001内に定義されている“モジュール
2”プログラムモジュールアイコン1002は、非配布
対象プログラムモジュールなので、ステップ1013は
配布対象プログラムモジュール”モジュール5”を構成
する部品として非対象プログラムモジュール”モジュー
ル2”が組み合わされていると判断される。
【0063】ステップ805からステップ809につい
て説明する前に、これらのステップに関連する非配布対
象プログラムモジュールを利用する配布対象プログラム
モジュールの管理テーブルについて、図12を用いて説
明する。図12は、本発明の一実施の形態によるプログ
ラム開発方法におけるインタフェース情報抽出処理にお
いて用いる非配布対象プログラムモジュールを利用する
配布対象プログラムモジュールの管理テーブルの構成図
である。
【0064】図12に示した管理テーブル1201は、
図1に示すインタフェース情報ファイル130の中に構
成され、非配布対象プログラムモジュールを利用する配
布対象プログラムモジュールの管理テーブルである。点
線枠は、テーブル1201のレコード1202の仕様を
示している。レコード1202は、配布対象プログラム
モジュールを利用するプログラムモジュール名を記憶す
る非配布対象プログラムモジュール名1203,配布対
象プログラムモジュールと組み合わされている部品名1
204,組み合わされている部品のイベント名120
5,部品のイベントに応じて実行されるコードを持つス
クリプト名1206,配布先の計算機名1207,配布
対象プログラムモジュール名1208から構成されてい
る。
【0065】次に、図8に示したステップ805以降の
各ステップについて説明する。
【0066】ステップ805において、、「i」個目の
非配布対象プログラムモジュールと組み合わされた配布
対象プログラムモジュールの部品名を取得し、部品名1
204に記憶する。部品名は、配布対象プログラムモジ
ュールのスクリプトを検索して取得する。取得方法は、
i個目の配布対象プログラムモジュールを実行するコー
ドを記述したスクリプトに対応した部品の部品名であ
る。図10の例では、非配布対象プログラムモジュー
ル”モジュール2”と組み合わされた配布対象プログラ
ムモジュール”モジュール5”の部品名を取得する。そ
のとき、”スクリプト1”には、”Start”部品
の”Start”イベントが生じたら、”モジュール
2”の”Visible”プロパテイの値を真にするコ
ードが保持されているので、”Start”部品の部品
名を取得し、配布対象プログラムモジュール名1203
が、”モジュール5”のテーブル1202の部品名12
04に記憶する。
【0067】ステップ806において、配布対象プログ
ラムモジュールを構成する部品と「i」個目の非配布対
象プログラムモジュールとの組み合わせイベント名を取
得し、イベント名1205に記憶する。イベント名は、
配布対象プログラムモジュールのスクリプトを検索して
取得する。取得方法は、「i」個目の配布対象プログラ
ムモジュールを実行するコードを記述したスクリプトに
対応した部品のイベント名である。図10の例では、”
Start”イベントをイベント名として取得し、イベ
ント名1205に記憶する。
【0068】ステップ807において、取得したイベン
ト名から「i」個目の非配布対象プログラムモジュール
をリモート実行を制御するスクリプト名を取得し、スク
リプト名1206に記憶する。図10の例では、”スク
リプト1”をスクリプト名を取得し、スクリプト名12
06に記憶する。
【0069】ステップ808において、配布元の計算機
名と非配布対象プログラムモジュール名を配布元の計算
機名1207,非配布対象プログラムモジュール名12
08に記憶する。図6の例では、”マシン001”を配
布先の計算機名1207に記憶し、”モジュール2”を
非配布対象プログラムモジュール名1208に記憶す
る。
【0070】以上で、配布対象プログラムモジュールを
構成する部品として、非配布対象プログラムモジュール
が組み合わされている場合の主たる処理を完了する。
【0071】ステップ809において、変数「IncN
umA」に、1を加算し、ステップ810において、制
御変数「i」に1を加算する。
【0072】ステップ811において、ステップ701
で設定した変数「ModuleNum」と制御変数
「i」とを比較し、変数「ModuleNum」が制御
変数「i」より小さければ終了し、等しいまたは大きけ
ればステップ804へ制御を移す。即ち、変数「Mod
uleNum」として”5”を代入している場合、
「i」が”1”から”5”に対して、ステップ804か
らステップ810を繰り返し、配布対象プログラムモジ
ュールを構成する部品として、非配布対象プログラムモ
ジュールが組み合わされている場合の処理を繰り返す。
「i」が”6”になると、終了する。
【0073】以上で、インタフェース情報の抽出処理の
説明を終了し、次に、図2のステップ205に戻って説
明する。
【0074】ステップ205において、ネットワーク情
報抽出処理部は、配布対象のプログラムモジュールの配
布元の計算機と配布先の計算機間のネットワーク接続情
報を抽出し、抽出されたネットワーク接続情報は、ネッ
トワーク情報ファイル140に格納される。
【0075】ここで、図13を用いて、ネットワーク情
報抽出処理ステップ205の詳細について説明する。図
13は、本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法に用いるネットワーク情報抽出処理のフローチャート
である。
【0076】ステップ1301において、配布操作を行
った計算機の通信プロトコルを取得し、ネットワーク情
報ファイル140に記憶する。ステップ1302は配布
先の計算機の通信プロトコル取得を取得し、ネットワー
ク情報ファイル140に記憶する。
【0077】以上で、ネットワーク情報抽出処理の説明
を終わり、次に、図2のステップ206に戻って説明す
る。
【0078】ステップ206において、プログラムモジ
ュール修正処理部145は、抽出してインタフェース情
報ファイル130に格納されたインターフェース情報と
ネットワーク情報ファイル140に格納されたネットワ
ーク接続情報とより、計算機間でのプログラムモジュー
ルの再組み合わせ可能なインターフェース情報に修正す
る。
【0079】ステップ206の詳細な処理について、図
14を用いて説明する。図14は、本発明の一実施の形
態によるプログラム開発方法に用いるプログラムモジュ
ール修正処理のフローチャートである。
【0080】ステップ1401において、非配布対象プ
ログラムモジュールを構成する部品として、配布対象プ
ログラムモジュールが組み合わされている非配布プログ
ラムモジュールの数を保持する変数「IncNumA」
の値を、変数「LocationNum」に代入する。
図9の例では、変数「LocationNum」に”
1”を代入する。
【0081】ステップ1402において、非配布対象プ
ログラムモジュール数を制御する変数「i」に初期値の
1を代入する。
【0082】ステップ1403において、変更するスク
リプトを開く。変更するスクリプトは、図11に示した
配布対象プログラムモジュールを利用する非配布プログ
ラムモジュールの管理テーブル1101のスクリプト名
1106から取り出す。
【0083】ステップ1404において、配布対象プロ
グラムモジュールをバインドする文を検索する。
【0084】バインド文を検索するスクリプト例につい
て、図15を用いて説明する。図15は、本発明の一実
施の形態によるプログラム開発方法におけるバインド文
を検索するスクリプト例の説明図である。
【0085】図15(A)において、実線枠は、スクリ
プト全体1501を示している。スクリプト全体150
1は、プログラムモジュールを構成する部品のイベント
に応じたスクリプトの集合である。点線枠は、プログラ
ムモジュールを構成する“Button2”部品のイベ
ントに応じたスクリプト1502を示している。この例
では、“Button2”部品の“Click”イベン
トに対応するスクリプトである。文1503は、プログ
ラムモジュールをスクリプト中でアクセスするためにバ
インドする文である。バインド文1503のシンタック
スは、2つの引数をもち、結果を左辺の変数に返す。引
数は、バインド先の計算機名とバインドするプログラム
モジュール名である。バインドが成功すると、左辺の変
数を用いることでバインドしたプログラムモジュールを
アクセスできる。
【0086】従って、ステップ1405において、バイ
ンド文1503を検索する。
【0087】次に、ステップ1405において、検索し
たバインド文の計算機名を配布対象プログラムモジュー
ルの配布先の計算機名に変更する。変更例を図15
(B)に示してある。文1504は、文1503のバイ
ンド文を変更した結果を示している。文1304の変更
点は、第1引数の計算機名を配布先の計算機名1505
に変更した点にある。即ち、文1304の第1引数の計
算機名”MACHINE107”を配布先の計算機名”
MACHINE001”に変更してある。
【0088】ステップ1406において、開いたスクリ
プトを格納して閉じる。
【0089】ステップ1407において、制御変数
「i」に1を加算する。
【0090】ステップ1408において、変数「Loc
ationNum」と制御変数「i」とを比較する。変
数「LocationNum」が制御変数「i」より小
さければステップ1409へ制御を移し、等しいまたは
大きければステップ1403へ制御を移行する。ここで
は、配布するプログラムモジュール数は、”1”であっ
たので、変数「LocationNum」は”1”であ
り、ステップ1404からステップ1407を1回実行
して、ステップ1409に制御が移る。
【0091】ステップ1409において、配布対象プロ
グラムモジュールを構成する部品として、非配布対象プ
ログラムモジュールが組み合わされている配布対象プロ
グラムモジュールの数を保持する変数「IncNum
B」の値を変数「LocationNum」に代入す
る。ここでは、”モジュール5”に組み合わされるの
は、”モジュール2”だけであるので、「Locati
onNum」に”1”を代入する。
【0092】ステップ1410において、配布対象プロ
グラムモジュール数を制御する変数「i」に初期値の1
を代入する。
【0093】ステップ1411において、配布対象プロ
グラムモジュールのスクリプトを開く。変更するスクリ
プトは、図12に示した非配布対象プログラムモジュー
ルを利用するプログラムモジュールの管理テーブル12
01のスクリプト名1206から取り出すものとする。
【0094】ステップ1412において、非配布対象プ
ログラムモジュールをバインドする文を検索する。検索
する方法は、ステップ1404と同様である。
【0095】ステップ1413において、検索したバイ
ンド文の計算機名を非配布対象プログラムモジュールの
配布先の計算機名に変更する。変更方法は、ステップ1
405と同様である。
【0096】ステップ1414において、開いたスクリ
プトを格納して閉じる。
【0097】ステップ1415において、制御変数
「i」に1を加算する。
【0098】ステップ1416において、変数「Loc
ationNum」と制御変数「i」とを比較する。変
数「LocationNum」が、制御変数「i」より
小さければ本処理フローを終了し、等しいまたは大きけ
ればステップ1411に処理が戻る。
【0099】以上で、プログラムモジュール修正処理の
説明を終え、次に、図2に戻ってステップ207につい
て説明する。
【0100】ステップ207において、プログラムモジ
ュール配布処理部150は、インタフェース情報の修正
された配布対象のプログラムモジュールを指定された計
算機190に配布する。
【0101】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、アネットワークに接続された任意の計算機間で開発
されたアプリケーション構成をプログラムモジュール一
覧で表示し、表示されたプログラムモジュール一覧から
指定するプログラムモジュールを、指定する計算機に配
布操作することにより、配布対象となったプログラムモ
ジュールと組み合わされているプログラムモジュールと
のインターフェース情報を抽出し、配布対象となったプ
ログラムモジュールの配布元と配布先との計算機間のネ
ットワーク接続情報を抽出し、抽出されたインターフェ
ース情報より、配布対象となったプログラムモジュール
と組み合わされているプログラムモジュールとのインタ
フェース情報を変更し、インタフェース情報を修正され
た配布対象のプログラムモジュールを指定された計算機
間に配布することで、アプリケーションプログラムだけ
でなくアプリケーションプログラムを構成するプログラ
ムモジュールを独立させることなく計算機へ配布でき
る。
【0102】また、サーバ計算機に配布したアプリケー
ションプログラムやプログラムモジュールをクライアン
ト計算機から呼び出すためのプログラム修正を、アプリ
ケーションプログラムを作成する同一開発環境上で実現
することができる。
【0103】次に、図16に示した処理フローを用い
て、本発明の他の実施の形態によるプログラムモジュー
ルの配布処理について説明する。図16は、本発明の他
の実施の形態によるプログラム開発方法に用いる環境ビ
ルダシステムにおけるプログラムモジュールの配布処理
を説明するフローチャートである。
【0104】この処理フローは、図2の処理フローを拡
張したものであり、プログラムモジュールの配布方法と
して、移動と複写の2種類を有するようにしている。
【0105】ステップ1601〜1606は、図2に示
したステップ201〜206と同様であり、以下に簡単
に説明する。
【0106】ステップ1601において、ステップ20
1と同様にユーザによって指定されたアプリケーション
プログラムを読み込む。読み込むアプリケーションプロ
グラムは作成中、作成完は問わないものとする。
【0107】ステップ1602において、ステップ16
01で読み込んだアプリケーションプログラムからアプ
リケーションプログラムを構成するプログラムモジュー
ルを一覧表示する。
【0108】一覧表示されたプログラムモジュール一覧
の一例について、図17を用いて説明する。図17は、
本発明の他の実施の形態によるプログラム開発方法にお
けるプログラムモジュールの読込処理時に、表示部12
0に表示されるの画面の説明図である。プログラムモジ
ュール一覧ウィンドウ1501に表示されるプログラム
モジュール一覧の表示例を示している。
【0109】ステップ1603において、計算機に配布
するプログラムモジュールをプログラムモジュール一覧
ウィンドウ1701に表示されたプログラムモジュール
アイコンで複写または移動指定する。
【0110】複写の操作例について、図17を用いて説
明する。プログラムモジュール一覧ウィンドウ1701
内の“モジュール5”プログラムモジュールアイコン1
702をマウス1705でクリックし、“Ctrl”キ
ー1707を指1708で押下したまま、環境ビルダウ
ィンドウ1703内の“マシン001”計算機アイコン
1704へドラッグ&ドロップ1706する。
【0111】移動操作の場合は“Ctrl”キー170
7を指1708で押下しないで環境ビルダウィンドウ1
703内の“マシン001”計算機アイコン1704へ
ドラッグ&ドロップ1706する。
【0112】ステップ1604において、ステップ20
4と同様に配布対象となったプログラムモジュールと組
み合わされているプログラムモジュールとのインターフ
ェース情報を抽出する。
【0113】ステップ1605において、ステップ20
5と同様に配布対象となったプログラムモジュールの配
布先と配布元との計算機間のネットワーク接続情報を抽
出する。
【0114】ステップ1606において、抽出したイン
ターフェース情報とネットワーク接続情報とより計算機
間でのプログラムモジュールの再組み合わせ可能なイン
ターフェース情報を修正する。
【0115】インタフェース情報修正処理のステップ1
606の詳細について、図18を用いて説明する。図1
8は、本発明の他の実施の形態によるプログラム開発方
法に用いるプログラムモジュール修正処理のフローチャ
ートである。
【0116】図18の処理フローは、図14の処理フロ
ーを拡張したものである。ステップ1801〜1804
は、図14のステップ1401〜1404と同一のもの
であり、ステップ1807〜1814は、図14のステ
ップ1405〜1412と同一のものであり、ステップ
1817〜1820は、図14のステップ1406〜1
412と同一のものであるので、以下は、相違するステ
ップについてのみ説明する。
【0117】ステップ1805において、プログラムモ
ジュールの配布方法を判定する。ステップ1603で
“Ctrl”キー1701を指で押下したまま環境ビル
ダウィンドウ内の計算機アイコンへドラッグ&ドロップ
したなら、ステップ1806へ制御が渡り、“Ctr
l”キーを指で押下せず環境ビルダウィンドウ内の計算
機アイコンへドラッグ&ドロップしたなら、ステップ1
807へ制御が渡る。
【0118】ステップ1807において、配布対象とな
ったプログラムモジュールのスクリプトを条件付バイン
ド文に修正する。
【0119】ステップ1815において、プログラムモ
ジュールの配布方法を判定する。ステップ1603で
“Ctrl”キー1701を指で押下したまま環境ビル
ダウィンドウ内の計算機アイコンへドラッグ&ドロップ
したなら、ステップ1816へ制御が渡り、“Ctr
l”キーを指で押下せず環境ビルダウィンドウ内の計算
機アイコンへドラッグ&ドロップしたなら、ステップ1
817へ制御が渡る。
【0120】ステップ1816において、配布対象とな
ったプログラムモジュールのスクリプトを条件付バイン
ド文に修正する。
【0121】ここで、ステップ1806,1816の詳
細フローについて、図19,図20を用いて説明する。
図19は、本発明の他の実施の形態によるプログラム開
発方法に用いるプログラムモジュール修正処理の条件付
バインド文への修正のフローチャートであり、図20
は、本発明の他の実施の形態によるプログラム開発方法
におけるバインド文を検索するスクリプト例の説明図で
ある。
【0122】図20において、実線枠は、スクリプト全
体2000を示している。スクリプト全体2000は、
プログラムモジュールを構成する部品のイベントに応じ
たスクリプトの集合であり、特に、プログラムモジュー
ルを構成する“Button2”部品のClick”イ
ベントに応じたスクリプトを示している。
【0123】ステップ1901において、ステップ18
06,1816で検索したバインド文からプログラムモ
ジュールを実行する計算機名”MASHINE107”
を取り出す。
【0124】ステップ1902において、プログラムモ
ジュールを実行する計算機名を登録するMACHINE
_LISTオブジェクトのADDメソッド2001をス
クリプトに追加する。
【0125】ステップ1903において、追加したAD
Dメソッド2001の引数2002にステップ1901
で取り出した計算機名”MASHINE107”を設定
する。
【0126】ステップ1904において、複写先の計算
機名”MASHINE001”を登録するオブジェクト
のADDメソッド2003をスクリプトに追加する。
【0127】ステップ1905において、追加したAD
Dメソッド2003の引数2004に取り出した複写先
の計算機名”MASHINE001”を設定する。
【0128】ステップ1906において、プログラムモ
ジュールを実行する計算機名を選択するSELECT文
2005をスクリプトに追加する。
【0129】ステップ1907において、追加したSE
LECT文の引数2006に、”MACHINE_LI
ST”オブジェクトを指定する。
【0130】ステップ1908において、検索したバイ
ンド文2007の計算機名”MASHINE_NAM
E”2008を追加したSELECT文の戻り値に修正
する。
【0131】これにより、ネットワークに接続された計
算機の負荷状況に応じて実行する計算機を自動的に決定
することができる。
【0132】以上で、図19によるステップ1806の
説明及び図18におけるプログラムモジュール修正処理
を終了し、図16のステップ1607に戻って説明す
る。
【0133】ステップ1607において、プログラムモ
ジュールの配布方法を判定する。ステップ1603で
“Ctrl”キーを指で押下したまま環境ビルダウィン
ドウ内の計算機アイコンへドラッグ&ドロップしたな
ら、ステップ1609へ制御が渡り、“Ctrl”キー
を指でせず環境ビルダウィンドウ内の計算機アイコンへ
ドラッグ&ドロップしたなら、ステップ1608へ制御
が渡る。
【0134】ステップ1608において、インタフェー
ス情報を修正された配布対象のプログラムモジュールを
指定された計算機に移動する。
【0135】ステップ1609において、インタフェー
ス情報を修正された配布対象のプログラムモジュールを
指定された計算機に複写する。
【0136】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、アプリケーションプログラムだけでなくアプリケー
ションプログラムを構成するプログラムモジュールを独
立させることなく計算機へ配布を可能にし、また、計算
機に配布したアプリケーションプログラムやプログラム
モジュールを他の計算機から呼び出すためのプログラム
修正を、アプリケーションプログラムを作成する同一開
発環境上で実現可能にし、さらに、ネットワークに接続
された複数の計算機に作成したプログラムモジュールを
配置しても、一意の計算機に定まることなく、実行時に
負荷の軽い計算機を動的に割り当てることが可能にな
る。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、アプリケーションプロ
グラムだけでなく、アプリケーションプログラムを構成
するプログラムモジュールを独立させることなく、計算
機へ配布することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法において用いる環境ビルダシステムの構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法に用いる環境ビルダシステムにおけるプログラムモジ
ュールの配布処理を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法におけるプログラムモジュールの読込処理時に、表示
部120に表示されるの画面の説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法におけるプログラムモジュールの読込処理時に、表示
部120に表示されるの画面の説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法におけるプログラムモジュールの読込処理時に、表示
部120に表示されるの画面の説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法におけるプログラムモジュールの読込処理時に、表示
部120に表示されるの画面の説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法に用いるインタフェース情報抽出処理のフローチャー
トである。
【図8】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法に用いるインタフェース情報抽出処理のフローチャー
トであり、図7に続くフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態によるプログラム開発方
法におけるインタフェース情報抽出処理のプログラムモ
ジュール編集ウィンドウ901の表示例の説明図であ
る。
【図10】本発明の一実施の形態によるプログラム開発
方法におけるインタフェース情報抽出処理のプログラム
モジュール編集ウィンドウ1001の表示例の説明図で
ある。
【図11】本発明の一実施の形態によるプログラム開発
方法におけるインタフェース情報抽出処理において用い
る配布対象プログラムモジュールを利用する非配布対象
プログラムモジュールの管理テーブルの構成図である。
【図12】本発明の一実施の形態によるプログラム開発
方法におけるインタフェース情報抽出処理において用い
る非配布対象プログラムモジュールを利用する配布対象
プログラムモジュールの管理テーブルの構成図である。
【図13】本発明の一実施の形態によるプログラム開発
方法に用いるネットワーク情報抽出処理のフローチャー
トである。
【図14】本発明の一実施の形態によるプログラム開発
方法に用いるプログラムモジュール修正処理のフローチ
ャートである。
【図15】本発明の一実施の形態によるプログラム開発
方法におけるバインド文を検索するスクリプト例の説明
図である。
【図16】本発明の他の実施の形態によるプログラム開
発方法に用いる環境ビルダシステムにおけるプログラム
モジュールの配布処理を説明するフローチャートであ
る。
【図17】本発明の他の実施の形態によるプログラム開
発方法におけるプログラムモジュールの読込処理時に、
表示部120に表示されるの画面の説明図である。
【図18】図18は、本発明の他の実施の形態によるプ
ログラム開発方法に用いるプログラムモジュール修正処
理のフローチャートである。
【図19】本発明の他の実施の形態によるプログラム開
発方法に用いるプログラムモジュール修正処理の条件付
バインド文への修正のフローチャートである。
【図20】本発明の他の実施の形態によるプログラム開
発方法におけるバインド文を検索するスクリプト例の説
明図である。
【符号の説明】
100…環境ビルダシステム 105…入力装置 110…解析処理部 115…プログラムモジュール読込処理部 120…表示部 125…プログラムモジュールインタフェース情報抽出
処理部 130…インタフェース情報ファイル 135…ネットワーク情報抽出処理部 140…ネットワーク情報ファイル 145…プログラムモジュール修正処理部 150…プログラムモジュール配布処理部 180…アプリケーションプログラムファイル 190…配布先の計算機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計算機が接続されたネットワーク
    環境上で、インターフェース情報を有するプログラムモ
    ジュールをインターフェース情報を介して組み合わせ
    て、プログラムモジュールやアプリケーションプログラ
    ムを開発するプログラム開発方法において、 A)上記ネットワークに接続された任意の計算機上で開
    発するアプリケーションプログラムの構成をプログラム
    モジュールの一覧で表示するステップと、 B)上記プログラムモジュール一覧に表示されたプログ
    ラムモジュール内から配布対象となったプログラムモジ
    ュールと組み合わされているプログラムモジュールとの
    インターフェース情報を抽出するステップと、 C)上記配布対象となったプログラムモジュールの配布
    元の計算機と配布先の計算機間のネットワーク接続情報
    を抽出するステップと、 D)抽出した上記インターフェース情報と上記ネットワ
    ーク接続情報に基づいて、上記配布対象となったプログ
    ラムモジュールと組み合わされているプログラムモジュ
    ールとのインタフェース情報を修正するステップと、 E)上記インタフェース情報を修正された配布対象のプ
    ログラムモジュールを指定された計算機に配布するステ
    ップとを備えたことを特徴とするプログラム開発方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプログラム開発方法にお
    いて、 上記ステップE)における配布対象のプログラムモジュ
    ールの配布は、予め指定された配布方法を判断して、そ
    の指定された配布方法に応じて配布することを特徴とす
    るプログラム開発方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプログラム開発方法にお
    いて、 上記ステップE)は、上記ネットワークに接続された計
    算機の負荷状況に応じて実行する計算機を決定すること
    を特徴とするプログラム開発方法。
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