JPH09251320A - ロボット衝突防止システム - Google Patents

ロボット衝突防止システム

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Publication number
JPH09251320A
JPH09251320A JP5780996A JP5780996A JPH09251320A JP H09251320 A JPH09251320 A JP H09251320A JP 5780996 A JP5780996 A JP 5780996A JP 5780996 A JP5780996 A JP 5780996A JP H09251320 A JPH09251320 A JP H09251320A
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JP
Japan
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collision
speed
operating
predicted
robot
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Withdrawn
Application number
JP5780996A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Uchida
光彦 内田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な制御により同一軸上の稼動部間の衝突を
有効に防止しうるロボット衝突防止システムを提供す
る。 【解決手段】同一軸上に存在する各稼動部のダイヤグラ
ムを作成し、またはダイヤグラムによる衝突予測の考え
方に基づくロジックを使用して、衝突の有無を予測し、
衝突しそうな稼動部が有ればその速度を衝突を回避でき
る速度に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット衝突防止
システムに関し、特に、同一軸上に設置された複数の稼
動部間の衝突を簡単な制御で有効に防止できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】直角座標型ロボットにおいて、同一軸上
に複数の独立した稼動部を設置した場合(たとえば、1
つのレール上に2つの腕を設けたような場合)には、そ
れら同一軸上にある稼動部どうしの衝突を防止するた
め、何らかの工夫が必要である。なお、その際には、通
常この種のロボットシステムは、たとえば複数のパレッ
トから部品を取り出すような単純な作業に用いられるの
で、コントローラを安価にするため、移動中の位置は関
知しないといった簡単な制御内容となっていることを考
慮に入れなければならない。
【0003】そのための方法としては、第1に、触覚セ
ンサを稼動部間に取り付け、当該センサに反応があった
場合には全停止をかけるようにすること、第2に、相手
の稼動部が移動し終わった後その停止位置を確認してか
らもう一方の稼動部を起動する、つまり、衝突の可能性
のある稼動部間にインタロックをかけてそれらが同時に
動かさないようにすることなどが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
方法にあっては、触覚センサの設置により部品点数が増
えるのに加え、移動中の位置は関知しないという上記の
制御を前提とする限り、全停止が頻繁にかかってしま
い、作業効率やタクトタイムの点で問題がある。また、
第2の方法にあっては、稼動部を同時に動かさないの
で、作業のタクトタイムが長くなりがちであるのに加
え、制御的にもある程度複雑なものとなってしまい、さ
らには、インタロックの設定という困難な作業(ティー
チングなど)を必要とするため、その作業に手間がかか
るという問題もある。
【0005】上記のような、単純な作業を行うロボット
システムでは、稼動部どうしの衝突防止の方法として、
当該システムをできるだけ安価に構築するため、複雑な
制御を使わずに衝突を有効に防止することができ、しか
もロボットの作業効率の低下やタクトタイムの延長など
を来さないようなものが望まれるところであるが、こう
した要請をすべて満たすシステムは、上述したとおり、
今までのところ存在しなかった。
【0006】本発明は、同一軸上に複数の独立した稼動
部を有するロボットシステムにおける上記課題に着目し
てなされたものであり、簡単な制御により同一軸上の稼
動部間の衝突を有効に防止することができるロボット衝
突防止システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、同一軸上にそれぞれ所定の
作業を行う複数の独立した稼動部を前記軸方向にそれぞ
れ移動自在に設置し、指定された所定のデータにより前
記各稼動部の位置決め制御を行うようにしたロボット
の、前記稼動部の衝突を防止するためのシステムであっ
て、前記各稼動部の位置決め制御に用いられるデータに
より、前記複数の稼動部の各動作をシミュレートして、
前記各稼動部の衝突の有無を予測し、衝突する場合が有
ると予測される場合には、その衝突すると予測される稼
動部の指定速度を衝突を回避できる速度に補正する衝突
防止監視手段を有することを特徴とする。
【0008】この発明にあっては、衝突防止監視手段
は、各稼動部の位置決め制御に用いられるデータによ
り、同一軸上にある複数の稼動部の各動作をシミュレー
トして、それら各稼動部の衝突の有無を予測する。その
結果、衝突する場合が有ると予測される場合には、その
衝突すると予測される稼動部の指定速度を衝突を回避で
きる速度に補正(減速)する。これにより、当該稼動部
はその補正された速度によって移動することになり、衝
突が回避される。すなわち、移動開始前に、各稼動部の
動作をシミュレートして衝突の有無を予測し、衝突しそ
うな稼動部が有ればその速度を補正するので、リアルタ
イムの監視は必要ない。
【0009】請求項2記載の発明は、同一軸上にそれぞ
れ所定の作業を行う複数の独立した稼動部を前記軸方向
にそれぞれ移動自在に設置し、指定された所定のデータ
により前記各稼動部の位置決め制御を行うようにしたロ
ボットの、前記稼動部の衝突を防止するためのシステム
であって、前記各稼動部の位置決め制御に用いられるデ
ータにより、前記各稼動部の時間に対する位置を表わす
ダイヤグラムを作成し、得られたダイヤグラムに基づい
て前記各稼動部の衝突の有無を予測し、衝突する場合が
有ると予測される場合には、その衝突すると予測される
稼動部の指定速度をダイヤグラム上で衝突を回避できる
速度に補正する衝突防止監視手段を有することを特徴と
する。
【0010】この発明にあっては、衝突防止監視手段
は、各稼動部の位置決め制御に用いられるデータによ
り、同一軸上にある複数の稼動部のダイヤグラムを作成
し、得られたダイヤグラムに基づいてそれら各稼動部の
衝突の有無を予測する。その結果、衝突する場合が有る
と予測される場合には、その衝突すると予測される稼動
部の指定速度をダイヤグラム上で衝突を回避できる速度
に補正(減速)する。これにより、当該稼動部はその補
正された速度によって移動することになり、衝突が回避
される。すなわち、移動開始前に、各稼動部のダイヤグ
ラムを作成して衝突の有無を予測し、衝突しそうな稼動
部が有ればその速度を補正するので、リアルタイムの監
視は必要ない。
【0011】請求項3記載の発明は、同一軸上にそれぞ
れ所定の作業を行う複数の独立した稼動部を前記軸方向
にそれぞれ移動自在に設置し、指定された所定のデータ
により前記各稼動部の位置決め制御を行うようにしたロ
ボットの、前記稼動部の衝突を防止するためのシステム
であって、前記各稼動部の現在位置、目標位置、移動方
向、指定速度、およびスタート時間の各データにより、
所定のロジックに従って、前記各稼動部の衝突の有無を
予測し、衝突する場合が有ると予測される場合には、そ
の衝突すると予測される稼動部の指定速度を衝突を回避
できる速度に補正する衝突防止監視手段を有することを
特徴とする。
【0012】この発明にあっては、衝突防止監視手段
は、各稼動部の現在位置、目標位置、移動方向、指定速
度、およびスタート時間の各データにより、所定のロジ
ックに従って、同一軸上にある各稼動部の衝突の有無を
予測し、衝突する場合が有ると予測される場合には、そ
の衝突すると予測される稼動部の指定速度を衝突を回避
できる速度に補正(減速)する。これにより、当該稼動
部はその補正された速度によって移動することになり、
衝突が回避される。すなわち、移動開始前に、所定の演
算により衝突の有無を予測し、衝突しそうな稼動部が有
ればその速度を補正するので、リアルタイムの監視は必
要ない。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項1、
2、または3記載の発明において、前記衝突防止監視手
段は、指定速度を補正する際に、その補正された速度で
移動させるべき終点である中間位置を設定し、この中間
位置から目標位置までの速度を衝突しない範囲でその補
正速度よりも大きくなるように再設定することを特徴と
する。
【0014】この発明にあっては、衝突防止監視手段
は、補正された遅い速度で移動する中間位置を設定し、
その中間位置から当初の目標位置までの速度をそれより
も速く設定し直すので、当該稼動部は、移動を開始して
から中間位置までは衝突を回避できる速度に減速された
遅いスピードで移動し、それを過ぎてからは、つまり、
中間位置から当初の目標値までは、衝突しない範囲で速
くしたスピードで移動することになる。これにより、移
動時間の短縮が図られる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、移動開始前に、各稼動部の動作をシミュレー
トして衝突の有無を予測し、衝突しそうな稼動部が有れ
ばその速度を補正するので、衝突を有効に防止できるば
かりか、リアルタイムの監視が不要となるため、簡単な
制御で済むことになる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、移動開始前
に、各稼動部のダイヤグラムを作成して衝突の有無を予
測し、衝突しそうな稼動部が有ればその速度を補正する
ので、衝突を有効に防止できるばかりか、リアルタイム
の監視が不要となるため、簡単な制御で済むことにな
る。
【0017】請求項3記載の発明によれば、移動開始前
に、所定の演算により衝突の有無を予測し、衝突しそう
な稼動部が有ればその速度を補正するので、衝突を有効
に防止できるばかりか、リアルタイムの監視が不要とな
るため、簡単な制御で済むことになる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1、2、または3記載の発明の効果に加え、中間位置を
設定し、その中間位置を過ぎてから速度を上げるので、
移動時間を短くすることができ、作業効率のアップとタ
クトタイムの短縮を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って、本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のロボット衝突防止
システムの一適用例を示す概略図である。ここに示すロ
ボットシステムは、直角座標型のロボット1を有する。
このロボット1は、縦(Y軸)、横(X軸)、高さ(Z
軸)の三次元空間内での作業が可能なものであって、Y
軸を構成する固定部2と、X軸を構成する可動部3と、
可動部3(X軸)上に設置された2つの稼動部4、5と
から構成されている。各稼動部4、5は、たとえば、そ
れぞれ独立してZ軸を構成する腕であって、所定の場所
に設置された複数のパレットから部品を取り出すという
作業を行う。可動部3は図示しないサーボモータにより
固定部2上をY軸方向に移動自在であり、可動部3上の
2つの稼動部4、5は、それぞれ、後述するサーボモー
タにより可動部3上をX軸方向に移動自在となってい
る。可動部3および稼動部4、5の各移動は、それぞれ
サーボアンプ6、7、8を介してコントローラ9からの
指令に基づいて制御される。ここでは、各サーボアンプ
6〜8はそれぞれ位置決め制御機能を有しており、コン
トローラ9からの指令を受けると自動的にそれぞれ対応
する各部3〜5を制御し目標位置に停止させる。より具
体的には、ここで用いるサーボシステムは、コントロー
ラ9から各サーボアンプ6〜8に対し速度指令(定速時
の速度(最高速度))、加速度指令(加速時の速度の傾
斜)、移動量、起動信号を与えることによって、各部3
〜5を目標点まで移動させる制御を行うものである。な
お、コントローラ9は、各部3〜5の移動中それらの位
置や速度は何ら関知しておらず、各部3〜5が目標位置
に達したらその旨の信号を各サーボアンプ6〜8から受
け取るのみである。上記したように、こうした制御を行
うことにより、コントローラ9を安価に構成している。
また、速度指令および加速度指令はあらかじめ各サーボ
モータごとに設定しておくことが可能であり、これによ
り、より一層コントローラ9を安価に構成することがで
きる。
【0020】2つの稼動部4、5は同一軸(X軸)上に
あってそれぞれ独立に移動自在であるから相互に衝突の
おそれがある。そのため、本案では、コントローラ9に
衝突防止監視機能を持たせている。この衝突防止監視機
能はコントローラ9内に設けた衝突防止監視部10によ
って実現される。衝突防止監視部10は衝突防止監視手
段として機能するものであって、後で詳述するように、
各稼動部4、5の現在の停止位置と目標位置などからダ
イヤグラムを作成して、衝突の有無を予測し、衝突のお
それが有る場合には、相互に干渉しない速度を算出し
て、衝突しない動きを作り出す機能を有している。な
お、ダイヤグラムの作成は、各稼動部4、5の動きのシ
ミュレーションとして行われるものである。
【0021】なお、本案では、コントローラ9に衝突防
止監視機能を持たせているが、これは余計なパソコンな
どの追加をなくしてシステムを安価に構成するためであ
って、これに限定されるわけではない。たとえば、多少
のコストアップが許容される場合には、衝突のおそれの
ある稼動部4、5のサーボアンプ7、8と通常のコント
ローラとの間に本案の衝突防止監視部10と同様の機能
を持った衝突防止監視装置(汎用パソコンなどで構成さ
れる)を接続することも可能である。
【0022】図2は衝突防止監視部10を中心とするシ
ステム構成のブロック図である。衝突防止監視部10
は、ダイヤグラムの設定に必要なデータを入力し設定す
るデータ設定インタフェース11と、データ設定インタ
フェース11で設定されたデータによりダイヤグラムを
作成し、得られたダイヤグラムに基づいて衝突の予測と
回避の演算を行う衝突予測回避演算部12と、衝突予測
回避演算部12の結果に基づいて実際の各稼動部4、5
の動作プログラムを作成し、メモリに保持する動作プロ
グラム作成保持部13と、動作プログラム作成保持部1
3で保持されている動作プログラムに従って各稼動部
4、5のサーボアンプ7、8に必要な指令を出す位置決
め制御部14と、データ設定インタフェース11および
動作プログラム作成保持部13の各処理結果を受け取
り、外部のモニタ16に出力するモニタインタフェース
15とを有している。データ設定インタフェース11は
コントローラ9の本体部9aと接続されている。このと
きの本体部9aはデータ設定用装置として機能してい
る。本体部9aから衝突防止監視部10(データ設定イ
ンタフェース11)へは、各サーボアンプ7、8向けの
速度指令、加速度指令、移動量、起動信号が送られる。
衝突予測回避演算部12は、それらのデータの中から、
所定の必要なデータを取り込んで、後述する所定の衝突
予測回避演算を行う。なお、各サーボアンプ7、8は各
稼動部4、5を駆動するサーボモータ17、18にそれ
ぞれ接続され、各稼動部4、5の位置情報は各サーボモ
ータ17、18に取り付けられたエンコーダ19、20
によってそれぞれ検出され、対応する各サーボアンプ
7、8にそれぞれフィードバックされるようになってい
る。
【0023】次に、衝突防止監視部10の動作を、衝突
予測回避演算部12での処理を中心に説明するが、ここ
では、その動作の詳細を説明する前に、その概略を簡単
に説明しておく。
【0024】ここでは、簡単化のため、たとえば、図3
に示すように、稼動部4、5の目標位置として、パレッ
ト21の設置位置に対応して5つの目標位置A、B、
C、D、Eがある場合を考える。なお、位置Iは稼動部
4の原位置である(また、稼動部4と5の共通の原点と
もなっている)。この場合において、稼動部4(原位置
=I)が、位置I→位置B(作業)→位置Iと移動し、
また、稼動部5(原位置=A)が、位置A(作業)→位
置C(作業)→位置E(作業)と移動するものとし、こ
のときの各稼動部4、5のダイヤグラムがたとえば図4
に実線で示すようなものである場合を想定する。
【0025】この場合には、各稼動部4、5を同時に起
動すると、稼動部4が移動して作業中(停止中)の稼動
部5に衝突することになる(衝突点は丸で囲ってある。
以下、同様)。そこで、衝突を避けるため、図4中に点
線で示すように、稼動部4を指定速度に立ち上げるので
はなく、稼動部4の走行速度を落とすことで、衝突を回
避する。そして、稼動部5が動き出すと、稼動部4の速
度をもとの指定速度に上げて、スピードアップを図る。
より具体的には、中間位置Mを設定し、その中間位置M
までは遅い速度で動き、中間位置Mを過ぎればもとの指
定速度で動くようにする。中間位置Mは、たとえば、予
測される衝突位置(ここでは、稼動部5の作業位置A)
に決定される。このように、衝突する側の稼動部の速度
を相互に干渉しない速度に補正して、ダイヤグラム上で
軌跡が重ならないような動きを作ってやれば、実際にも
衝突が有効に防止されることになる。なお、ここでは、
簡単化のため、各稼動部4、5の速度指令、つまり定速
時の走行速度はすべて同じであるとしている。
【0026】なお、ダイヤグラムの作成に際し、稼動部
4、5の移動距離は、加速中の移動距離をD1 、定速走
行中の移動距離をD2 、減速中の移動距離をD3 とすれ
ば、これら各距離D1 〜D3 を加算することによって得
られる。各距離D1 〜D3 はそれぞれ次の式によって与
えられる。 D1 =a×t2 (0≦t<加速終了時間) D2 =v×t (加速終了時間≦t<減速開始時間) D3 =v×t−a×t2 (減速開始時間≦t≦停止時
間) ここで、a:加減速度 v:最高速度 よって、各稼動部4、5の位置は、それぞれ、移動前の
原点からの距離に時間の経過によりD1 〜D3 を加算す
ることによって与えられる。なお、上記の移動距離は移
動方向を考慮したものとなっており、たとえば、X軸の
正の方向に移動する場合にはプラス(+)、負の方向に
移動する場合にはマイナス(−)の符号をそれぞれ付す
ようになっている。また、上記の式の計算にあたって必
要となる量(加速終了時間、減速開始時間、停止時間)
は、一番最初の計算時には入力されたデータからサーボ
アンプ(ドライバ)によって算出され、「衝突する」な
どの判断があった場合には衝突防止監視部10で安全量
を計算して出力する。
【0027】以下に、図5〜図8のフローチャートを用
いて、衝突防止監視部10の動作を説明する。なお、以
下に示す処理は、実際にダイヤグラムを作成するのでは
なく、上記したようなダイヤグラムによる衝突予測の考
え方から、衝突予測に有用な判定基準を導出し、それを
利用したものであって、実際にダイヤグラムを作成する
場合よりも演算が省略、簡単化され、処理時間の短縮が
図られている。
【0028】図5は衝突防止監視部10の動作を示すメ
インフローチャートである。
【0029】まず、衝突予測回避演算部12で、移動中
の稼動部4、5があるかどうかを判断する(ステップS
1)。この判断は、サーボアンプ7、8から目標位置到
達信号が出されているかどうかをみることによって行わ
れる。この判断の結果としてNOの場合、すなわち、監
視している稼動部4、5が共に移動を停止している場合
に限り、ステップS2以下の衝突回避のための一連の処
理に移行する。なぜなら、各稼動部4、5が動き出す前
にあらかじめ衝突の有無を予測し、衝突を回避するため
の速度パターンを作ることが目的だからである。
【0030】ステップS1で各稼動部4、5が停止して
いると判断されると、衝突予測回避演算部12は、各稼
動部4、5のその停止位置を把握し(ステップS2)、
さらに、各稼動部4、5の次の移動量を取得する(ステ
ップS3)。各稼動部4、5の停止している位置は、上
記したように、各稼動部4、5の前回の移動量から算出
される。また、各稼動部4、5の次の移動量は、コント
ローラ9から与えられるデータの中に含まれているの
で、それを取り込む。なお、移動量は、上記のように、
移動方向を考慮したものになっている。
【0031】必要なデータの取り込みが終了すると、そ
れらのデータに基づいて衝突予測演算を行い(ステップ
S4)、その結果により衝突が有るかどうかを判断する
(ステップS5)。そして、衝突が有ると予測される場
合には、その衝突を回避するための演算処理を行って
(ステップS6)、ステップS7に進むが、衝突が無い
と予測される場合には、ステップS6の処理を行うこと
なく、ただちにステップS7に進む。なお、ステップS
4の衝突予測演算処理は図6と図7のフローチャートを
用いて、また、ステップSの衝突回避演算処理は図8の
フローチャートを用いて、それぞれ後で詳細に説明す
る。以上のステップS1〜ステップS6の処理は衝突予
測回避演算部12で実行される。
【0032】ステップS7は、動作プログラム作成保持
部13で実行され、衝突予測回避演算部12の演算結果
(衝突の有無、および衝突有る場合には衝突回避速度、
中間位置)に基づいて、各稼動部4、5を動作させうる
状態、すなわち各稼動部4、5の速度、加速度、移動量
を決定して、動作プログラムを作成する。作成した動作
プログラムは、内蔵するメモリの所定の領域に保存して
おく。
【0033】その後、位置決め制御部14は、動作プロ
グラム作成保持部13で作成した動作プログラムに従っ
て、各稼動部4、5のサーボモータ7、8に制御信号
(移動量、起動信号など)を出力して、各稼動部4、5
の動作を開始させる(ステップS8)。
【0034】以上のステップS1〜ステップS8の一連
の処理は、ロボット1の停止指令を入力するなどして作
業を終了するまで繰り返される(ステップS9)。
【0035】図6は図5中の衝突予測演算処理のフロー
チャートである。まず、ステップS2で把握した位置情
報とステップS3で取得した移動量情報とから、各稼動
部4、5の移動先、すなわち目標位置を算出する(ステ
ップS11)。
【0036】その後、たとえばX軸の原点に近い方の稼
動部4を基準として、その稼動部4の移動先(目標位
置)が他方の稼動部5の移動前の位置(現在の停止位
置)を通過するかまたはそれと同一かどうかを判断する
(ステップS12)。そして、この判断の結果としてY
ESの場合には、さらに、稼動部4の停止点(目標位
置)が他方の稼動部5の移動後の位置(目標位置)を通
過するかまたはそれと同一かどうかを判断する(ステッ
プS13)。この判断の結果としてYESの場合には、
図9に示すように、稼動部4は停止している他方の稼動
部5に衝突するものと予測する(ステップS18)。こ
の場合の衝突パターンを「Pパターン衝突」と呼ぶこと
にする。図9には、例として、2つのPパターン衝突の
事例を示してある。
【0037】これに対し、ステップS13の判断の結果
としてNOの場合には、さらに衝突判定演算を行って衝
突点の有無を求め(ステップS14)、この結果により
衝突有りかどうかを判断する(ステップS15)。この
判断の結果として衝突有りの場合には、図10に示すよ
うに、稼動部4が他方の稼動部5に追いついて衝突する
ものと予測する(ステップS19)。この場合の衝突パ
ターンを「Qパターン衝突」と呼ぶことにする。図10
には、例として、2つのQパターン衝突の事例を示して
ある。なお、ステップS15の判断の結果として衝突無
しの場合には、最終的に衝突点はないものと判断する
(ステップS21)。
【0038】ステップS14の衝突判定演算処理の内容
は、図7のフローチャートに示すとおりである。まず、
稼動部4と稼動部5の指定速度に差が有るかどうか(ス
テップS31)、両者のスタート時間(時刻)に差が有
るかどうか(ステップS32)をそれぞれ判断する。こ
れらの判断の結果として両者の速度に差が無くかつスタ
ート時間にも差が無い場合には、衝突のおそれはないの
で、衝突点は無いものと判断する(ステップS36)。
【0039】これに対し、両者の速度に差が有る場合、
または、両者の速度に差は無くてもスタート時間に差が
有る場合には、衝突する可能性があるので、さらに検討
すべく、各稼動部4、5の移動位置を近似計算する(ス
テップS33)。このときの位置の近似計算は、稼動部
4の位置をd1 、稼動部5の位置をd2 とすると、それ
ぞれ下記の式によって求められる。 d1 =d01+v1 ×t d2 =d02+v2 (t−t0 ) ここで、d01:稼動部4の移動前の原点からの距離 d02:稼動部5の移動前の原点からの距離 v1 :稼動部4の指定速度 v2 :稼動部5の指定速度 t0 :稼動部5の稼動部4に対するスタート時間の差 (稼動部5が稼動部4より早く動き出す場合はt0
0、遅く動き出す場合はt0 >0、同時の場合はt0
0) このように加減速を考慮せずに等速移動だけを前提に位
置を求める近似計算とすることで、計算時間を短縮でき
る。ステップS33の計算は、たとえば、各稼動部4、
5のどちらか一方が目標位置に到達するまで行われる。
【0040】その後、ステップS33の計算結果に基づ
いて、各稼動部4、5の位置に一致点が有るかどうかを
判断する(ステップS34)。この判断の結果としてY
ESの場合には、稼動部4、5の軌跡(ダイヤグラム)
が交わることになるため、衝突点(Qパターン衝突、図
10参照)が有るものと判断する(ステップS35)。
これに対し、NOの場合には、交点がないので、衝突点
は無いものと判断する(ステップS36)。
【0041】なお、ステップS33とステップS34に
ついては、演算時間の短縮のため、ある時点における各
稼動部4、5の位置をそれぞれ近似計算するたびに両者
の結果を比較し、一致した場合にはただちにそれ以降の
近似計算を終了するということも可能である。
【0042】一方、ステップS12の判断の結果として
NOの場合には、さらに各稼動部4、5の移動方向が同
一かどうかを判断する(ステップS16)。この判断の
結果としてYESの場合には、同一方向に移動し位置的
にも衝突のおそれがないので、最終的に衝突点は無いも
のと判断する(ステップS21)。
【0043】これに対し、ステップS16の判断の結果
としてNOの場合には、両者がそれぞれ互いに接近する
方向に移動し衝突の可能性があるので、さらに、稼動部
4の停止点(目標位置)が他方の稼動部5の移動後の位
置(目標位置)を通過するかまたはそれと同一かどうか
を判断する(ステップS17)。この判断の結果として
YESの場合には、図11に示すように、稼動部4は他
方の稼動部5と正面衝突するものと予測する(ステップ
S20)。この場合の衝突パターンを「Rパターン衝
突」と呼ぶことにする。図11には、例として、2つの
Rパターン衝突の事例を示してある。
【0044】図8は図5中の衝突回避演算処理のフロー
チャートである。なお、この処理は、上記したように、
衝突有りと予測される場合にのみ実行されるものであ
る。まず、予測される衝突のパターンがRパターン衝突
(正面衝突の場合)かどうかを判断する(ステップS4
1)。この判断の結果としてRパターン衝突でない場
合、すなわち、Pパターン衝突またはQパターン衝突の
場合には、さらに、稼動部4と稼動部5のスタート時間
に差が有るかどうかを判断する(ステップS42)。そ
して、この判断の結果としてスタート時間に差が無い場
合には、各稼動部4、5の速度を同じに設定する(ステ
ップS43)。これにより、両者は同じ方向に同じ速度
で動くことになるので、稼動部4が稼動部5に衝突(追
突)するおそれはなくなる。
【0045】これに対し、ステップS42の判断の結果
としてスタート時間に差が有る場合には、スタート時間
が遅い方の稼動部が動き出すまでにスタート時間が早い
方の稼動部がそれに衝突しないような速度(衝突回避速
度)を計算し、設定する(ステップS44)。具体的に
は、衝突回避速度をv′、各稼動部4、5の移動前の距
離の差をD0 (=d02−d01)とすると、衝突回避速度
v′は、下記の式の範囲内で設定される。 v′<(D0 /t0 ) このように、スタート時間が早い方の稼動部の速度を当
初の指定速度よりも下げて他方がスタートするまでにぶ
つからないような速度に変えることによって、衝突(追
突)のおそれはなくなる(図4参照)。
【0046】その後、ステップS44で求めた衝突回避
速度v′で移動すべき終点である中間点Mを決定し(ス
テップS45)、さらに、その中間点Mから当初の目標
位置に到達するまでに相手の稼動部に衝突しないような
第2の衝突回避速度v″を計算する(ステップS4
6)。中間点Mとしては、たとえば、相手のスタート前
の停止位置でもよいし、また、相手がスタートしてから
所定時間(同時を含む)後の位置という規定の仕方でも
よい。また、衝突回避速度v″については、スタート後
の相手と衝突しない範囲内であればよく、たとえば、自
己の当初の指定速度でも、相手と同じ速度でもよい(図
4参照)。少なくとも、相手が動き出している以上、衝
突回避速度v″は前段階の衝突回避速度をv′よりも大
きくすることが可能であり、時間短縮のためには、相手
がスタートした後の衝突回避速度v″をできるだけ大き
く設定することが望ましい。
【0047】一方、ステップS41の判断の結果として
YESの場合、すなわち、Rパターン衝突(正面衝突)
の場合には、速度の補正では対応できないので、衝突判
断をする時に主とする軸(稼動部)を優先させ、その作
業が終了するまで他方の軸(稼動部)を停止させておく
(ステップS47)。
【0048】したがって、本案によれば、各稼動部4、
5の移動量をリアルタイムで監視するのではなく、ダイ
ヤグラムを作成し、またはダイヤグラムによる衝突予測
の考え方に基づくロジックを使用して、衝突の有無を予
測し、衝突しそうな稼動部が有ればその速度を補正する
ようにしたので、衝突を有効に防止することができ、か
つ、リアルタイムの監視が不要となるため簡単な制御で
済むことになる。
【0049】また、従来のように稼動部5が動き終わっ
てから稼動部4が動くという方法ではタクトタイムが間
に合わないおそれがあるが、本案では、衝突が予測され
る場合には速度を落とすだけで、移動自体はさせるの
で、タクトタイムの条件も容易にクリアすることができ
る。しかも、中間点Mを設定し、その中間点Mを通過し
た後は速度を上げるので、より一層タクトタイムの改善
が図られる。
【0050】なお、ここでは、同一軸上に2つの稼動部
4、5が存在する場合を例にとって説明したが、これに
限定されるわけではなく、本発明は稼動部の設置数が3
つ以上の場合にももちろん適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボット衝突防止システムの一適用例
を示す概略図である。
【図2】図1中の衝突防止監視部を中心とするシステム
構成のブロック図である。
【図3】稼動部の動作の一例を示す図である。
【図4】図3の例における各稼動部のダイヤグラムの例
を示す図である。
【図5】図1中の衝突防止監視部の動作を示すメインフ
ローチャートである。
【図6】図5中の衝突予測演算処理のフローチャートで
ある。
【図7】図6中の衝突判定演算処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図8】図5中の衝突回避演算処理のフローチャートで
ある。
【図9】Pパターン衝突の例を示す図である。
【図10】Qパターン衝突の例を示す図である。
【図11】Rパターン衝突の例を示す図である。
【符号の説明】
4、5…稼動部 7、8…サーボアンプ 9…コントローラ 10…衝突防止監視部(衝突防止監視手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 23/02 0360−3H G05B 23/02 R G05D 3/12 306 G05D 3/12 306Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一軸上にそれぞれ所定の作業を行う複数
    の独立した稼動部(4、5)を前記軸方向にそれぞれ移
    動自在に設置し、指定された所定のデータにより前記各
    稼動部(4、5)の位置決め制御を行うようにしたロボ
    ットの、前記稼動部(4、5)の衝突を防止するための
    システムであって、 前記各稼動部(4、5)の位置決め制御に用いられるデ
    ータにより、前記複数の稼動部(4、5)の各動作をシ
    ミュレートして、前記各稼動部(4、5)の衝突の有無
    を予測し、衝突する場合が有ると予測される場合には、
    その衝突すると予測される稼動部(4、5)の指定速度
    を衝突を回避できる速度に補正する衝突防止監視手段
    (10)を有することを特徴とするロボット衝突防止シ
    ステム。
  2. 【請求項2】同一軸上にそれぞれ所定の作業を行う複数
    の独立した稼動部(4、5)を前記軸方向にそれぞれ移
    動自在に設置し、指定された所定のデータにより前記各
    稼動部(4、5)の位置決め制御を行うようにしたロボ
    ットの、前記稼動部(4、5)の衝突を防止するための
    システムであって、 前記各稼動部(4、5)の位置決め制御に用いられるデ
    ータにより、前記各稼動部(4、5)の時間に対する位
    置を表わすダイヤグラムを作成し、得られたダイヤグラ
    ムに基づいて前記各稼動部(4、5)の衝突の有無を予
    測し、衝突する場合が有ると予測される場合には、その
    衝突すると予測される稼動部(4、5)の指定速度をダ
    イヤグラム上で衝突を回避できる速度に補正する衝突防
    止監視手段(10)を有することを特徴とするロボット
    衝突防止システム。
  3. 【請求項3】同一軸上にそれぞれ所定の作業を行う複数
    の独立した稼動部(4、5)を前記軸方向にそれぞれ移
    動自在に設置し、指定された所定のデータにより前記各
    稼動部(4、5)の位置決め制御を行うようにしたロボ
    ットの、前記稼動部(4、5)の衝突を防止するための
    システムであって、 前記各稼動部(4、5)の現在位置、目標位置、移動方
    向、指定速度、およびスタート時間の各データにより、
    所定のロジックに従って、前記各稼動部(4、5)の衝
    突の有無を予測し、衝突する場合が有ると予測される場
    合には、その衝突すると予測される稼動部(4、5)の
    指定速度を衝突を回避できる速度に補正する衝突防止監
    視手段(10)を有することを特徴とするロボット衝突
    防止システム。
  4. 【請求項4】前記衝突防止監視手段(10)は、指定速
    度を補正する際に、その補正された速度で移動させるべ
    き終点である中間位置を設定し、この中間位置から目標
    位置までの速度を衝突しない範囲でその補正速度よりも
    大きくなるように再設定することを特徴とする請求項
    1、2、または3記載のロボット衝突防止システム。
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