JPH09248286A - 核磁気共鳴を用いた検査装置 - Google Patents

核磁気共鳴を用いた検査装置

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JPH09248286A
JPH09248286A JP8058755A JP5875596A JPH09248286A JP H09248286 A JPH09248286 A JP H09248286A JP 8058755 A JP8058755 A JP 8058755A JP 5875596 A JP5875596 A JP 5875596A JP H09248286 A JPH09248286 A JP H09248286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】EPIの計測データに対する体動補正を、ナビ
ゲーションエコーの発生なしに行う核磁気共鳴を用いた
検査装置を提供する。 【解決手段】ky方向で位相値を計算するデータ点をK
空間で決定する(処理1)。計測データと同一のシーケ
ンスで体動基準データを取得し(処理2)、その位相値
(基準位相値)を計算し保存する(処理3、処理4)。
計測データを取得し(処理5)その位相値を計算する
(処理6)。(計測データの位相値−基準位相値)の計
算を行い(処理7)、近似直線を算出し(処理8)、こ
れを用い各ky座標点での位相差の値を求め(処理
9)、その符号を反転した値を補正値とし計測データを
補正する(処理10)。(処理5)から(処理10)は
計測データ毎に行う。(処理7)で求めた位相差の符号
を反転して補正値として用いても良い。xy平面内の体
動を補正する場合も、このアルゴリズムを拡張して対応
できる。 【効果】エコー信号毎に異なる補正値を導出し、体動補
正を高精度にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は核磁気共鳴を用いた
検査装置、及び検査方法に関し、とくにMRI装置を用
いた脳機能計測(以下、fMRI)におけるデータ処理
法に関する。更に詳細にいうと、呼吸や心拍などの生理
的要因により生じる脳の位置ずれを、高精度に補正する
体動補正法に関する。
【0002】
【従来の技術】fMRIは、時系列に撮影した画像を使
用して、脳の活動を抽出する計測法である。即ち、光や
音などの刺激を所定期間被験者に加えつつ、数10枚か
ら数100枚の時系列画像を撮影する。その後、刺激と
同期して信号強度が増加した領域(以下、活性化領域)
を時系列画像から抽出し、刺激印加前後における信号変
化を観察する。この信号変化は微小であり、かつ局所的
に生じるため、信号変化を高感度に検出する撮影法を用
いることが重要になる。また、計測期間中の被験者の体
動を考慮する必要がある。fMRIでは、刺激印加前の
MRI画像を参照画像とし、刺激印加後の時系列画像か
ら参照画像を減算して活性化状を画像化している。この
ため、体動は偽像発生の原因となる。以下に、fMRI
で用いられる1)撮影法、2)体動補正法、の従来技術
について説明する。
【0003】1)fMRIで用いられる撮影法:fMR
Iで用いられる時系列画像撮影法の一つに、1画像を1
00ms以下で撮影可能なエコープラナー(Echo
Planar Imaging:以下、EPI)があ
る。EPIにおける傾斜磁場強度とその印加手順を記し
たタイムチャート(以下、シーケンス)の一例を、図1
1に示す。EPIでは、高周波磁場RF101の印加に
より核スピンを励起した後、傾斜磁場Gx106を高速
でスイッチングさせるとともに、傾斜磁場Gy104を
繰り返し印加し、画像作成に必要な全エコー信号を一度
に取得する。なお、それぞれの傾斜磁場の役割から、傾
斜磁場Gxは傾斜磁場を信号読みだし傾斜磁場、傾斜磁
場Gyは位相エンコード傾斜磁場、傾斜磁場Gzはスラ
イス選択傾斜磁場と呼ばれる。エコー信号の持つ情報に
は、信号強度、周波数と位相がある。傾斜磁場Gx、G
yの印加により核スピンが変調され、位置情報が周波数
及び位相として付与される。但し、実際には周波数も位
相差として検出されている。取得されたエコー信号は、
図12に示すようにk空間上に配列される。ここでkx
はx方向の空間角周波数、kyはy方向の空間角周波数
である。また、図12中の丸印はA/Dのサンプリング
ポイントである。横軸kxのサンプリングポイント間の
距離は、1サンプリング時間中に印加される傾斜磁場G
x106の印加量に対応し、ky軸方向のサンプリング
ポイント間の距離は、傾斜磁場Gy104の印加量(磁
場強度の時間積分値)に対応している。このk空間上の
データに2次元のフーリエ変換を施し画像を作成する。
この処理を画像再構成と呼ぶ。
【0004】EPIは時間分解能に優れた撮影法である
が、強力な傾斜磁場Gx106の高速なスイッチングに
より生じる渦電流によりエコー信号の位相に乱れが生
じ、画質を劣化させる欠点もある。この欠点を解決する
方法として、エコー信号の位相の乱れを検出するための
体動基準データを取得し、本撮影データの位相を補正す
る方法が、特開平5−68674号公報に提案されてい
る。なお、体動基準データは図11の傾斜磁場Gy10
3及び104を印加せずに取得される。この補正手順の
一例を図13に示す。まず体動基準データを取得する
(処理21)。体動基準データにkx方向の1次元フー
リエ変換を施し(処理22)、フーリエ変換後のkx方
向の位相変化を計算し(処理23)、計算結果の符号を
反転し補正値として保存する(処理24)。なお、この
処理はk空間の全ての行に渡って行う(処理25)。次
に本撮影のデータを取得する(処理26)。本撮影のデ
ータにkx方向の1次元フーリエ変換を施し(処理2
7)、フーリエ変換後のkx方向の位相変化を計算する
(処理28)。この位相の値に、処理24で計算された
補正値を対応する行毎に加え、位相補正を行う(処理2
9)。補正後のデータをky方向に1次元フーリエ変換
し(処理30)、再構成画像を作成する。以上の処理に
より、エコー信号の位相の乱れが除去され、EPI画像
の高画質化を達成できる。
【0005】2)体動補正法:fMRIで問題となる体
動は二つに大別できる。一つは頭部全体の動きである。
以下、これを第一の体動とする。第一の体動は、頭部の
固定を強固にし、その発生を防止できる。また、例えば
特開平5−154130号公報のように、信号処理によ
り体動を補正する方法も提案されている。この方法で
は、体動検出用のエコー信号(以下、ナビゲーションエ
コー)を発生させ、体動の検出と補正値の導出を行って
いる。もう一つの体動は、呼吸や心臓の拍動で頭蓋内圧
が変化することに起因する、脳の動きである。以下、こ
れを第二の体動とする。第二の体動は生理的な要因が原
因であるため、その発生を防止できない。従って、信号
処理により体動の影響を低減する必要がある。Mag
n. Reson. Med.31、495−503
(1994)は、第二の体動に対してナビゲーションエ
コーを用いて補正を行った例である。活性化領域におけ
る信号ゆらぎの低減として、補正効果が確認されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
エコーを用いた体動補正法は、通常撮影や高速撮影の際
に広く用いられているが、EPIに適用するには問題点
がある。以下に、その問題点を示す。通常撮影や高速撮
影の場合は図14(a)で示すように、一つのナビゲー
ションエコーから算出される補正値で一つのエコー信号
を補正している。一方、EPIの場合は、一つのナビゲ
ーションエコーから算出される補正値で全エコー信号を
補正することになる(図14(b))。即ち、従来の補
正アルゴリズムが適用できないし、体動の及ぼす影響が
各エコー信号で異なる場合は対応できない。また、体動
の及ぼす影響が各エコー信号で等しいと仮定して補正を
行う場合にも、次のような問題がある。図11で示した
ように、EPIでは1度の核スピンの励起で画像作成に
必要な全エコー信号を取得している。
【0007】エコー信号の強度Mは、RF印加からの時
間t、緩和時間T、t=0でのエコー信号の強度M0を
用いて、M=M0・EXP{−t/T}と表される。即
ち、エコー信号のSN比は時間経過と共に劣化する。画
像作成用エコー信号より前にナビゲーションエコーを取
得する場合、画像作成用エコー信号の取得開始時間が遅
くなり、画質劣化を引き起こす可能性がある。これとは
逆に、画像作成用の全エコー信号を取得した後にナビゲ
ーションエコーを取得する場合、体動補正にSN比の低
い信号を用いることになり、十分な補正精度を得ること
が困難になる。
【0008】以上の理由により、EPIで撮影されたf
MRIの時系列データに対しては体動補正が十分になさ
れておらず、高精度な体動補正法が求められていた。本
発明の目的は、ナビゲーションエコーを発生させること
なしに、体動補正を高精度に行うことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、体動の影響
を補正するための基準データ(以下、体動基準データ)
を使用する。この体動基準データは検査対象の時系列画
像の撮影と同一のシーケンスで撮影する。この体動基準
データと時系列画像を作成する計測データ(以下、計測
データ)との位相差から、体動の影響を補正する補正値
を算出する。本発明では、エコー信号毎に補正値を算出
でき、高精度の体動補正を実現できる。
【0010】以下に、本発明の特徴をより詳細に説明す
る。本発明は、静磁場を発生する静磁場発生手段と、三
方向のそれぞれに強度勾配を有する磁場を発生する傾斜
磁場発生手段と、検査対象の核磁化を励起する高周波磁
場を発生する高周波磁場発生手段と、上記検査対象から
の核磁気共鳴信号を検出する検出手段と、上記信号検出
手段の検出信号の演算を行い、上記検査対象の所定の断
面での核磁化の励起、及び上記核磁気共鳴信号を検出す
るパルスシーケンスを制御する演算制御手段とを有する
核磁気共鳴を用いた検査装置において、上記演算制御手
段は、 (a1)エコープラナー撮影法を行う所定のパルスシー
ケンスの制御と、 (b1)(1)上記所定のパルスシーケンスで上記検査
対象を計測して得るエコー信号データを計測データとし
て位相空間(以下、k空間という)に配置し、上記k空
間の複数の座標点を指定すること、(2)上記所定のパ
ルスシーケンスで計測した、上記検査対象の体動の影響
を補正する基準データを上記k空間に配置し、上記座標
点における上記基準データの位相値(以下、基準位相値
という)を算出すること、(3)上記所定のパルスシー
ケンスで計測した、上記検査対象の計測データを上記k
空間に配置し、上記座標点における上記計測データの位
相値を算出すること、(4)上記計測データの位相値と
上記基準位相値との位相差を用いて、上記検査対象の体
動の影響を表す体動補正値を算出することと、及び
(5)上記体動補正値を用いて、上記検査対象の上記k
空間における上記計測データの位相差を除去することか
らなる、上記検査対象の体動補正の影響を除去する演算
処理と、を行うことに特徴がある。
【0011】また、上記演算制御手段は、 (a2)エコープラナー撮影法を行う所定のパルスシー
ケンスの制御と、 (b2)(1)上記所定のパルスシーケンスで上記検査
対象を計測して計測データとして得るエコー信号の発生
順序に対応した位相歪の補正値を算出すること、(2)
画像再構成に使用する上記計測データを位相空間(以
下、k空間という)に配置し、上記k空間の複数の座標
点を指定すること、(3)上記所定のパルスシーケンス
で計測した、上記検査対象の体動の影響を補正する基準
データを上記k空間に配置し、上記座標点における上記
基準データの位相値(以下、基準位相値という)を算出
すること、(4)上記所定のパルスシーケンスで計測し
た、上記検査対象の計測データを上記k空間に配置し、
上記座標点における上記計測データの位相値を算出する
こと、(5)上記計測データの位相値と上記基準位相値
との位相差を用いて、上記検査対象の体動の影響を表す
体動補正値を算出すること、(6)上記体動補正値を用
いて、上記検査対象の上記k空間における上記計測デー
タの位相差を除去することからなる、上記検査対象の体
動補正の影響を除去すること、及び(7)上記検査対象
の体動補正の影響を除去された上記計測データを使用し
て、画像再構成演算を行うことの演算処理と、を行うこ
とに特徴がある。
【0012】さらに、上記特徴を有する核磁気共鳴を用
いた検査装置において、(a)上記k空間の座標軸の一
つと平行に配列していること、(b)上記座標点は、上
記k空間の座標軸から選択された二つ以上の座標軸毎に
座標軸と平行に配列していること、(c)上記座標点
は、上記k空間上に設定された直交座標軸の一つと平行
に配列していること、(d)上記座標点は、上記k空間
上に設定された直交座標軸から選択された二つ以上の座
標軸毎に座標軸と平行に配列していること、(e)上記
検査対象の呼吸と同期をとって、上記基準データを得る
こと、(f)上記検査対象が呼吸を止めた状態で、上記
基準データを得ること、(g)上記検査対象の心電波形
と同期をとって、上記基準データを得ること、(h)上
記計測データの位相値と上記基準位相値との位相差を、
対応する上記座標点毎に計算し、上記座標点毎の位相差
と上記k空間における座標値から、上記各座標点におけ
る上記体動補正値を導出する演算処理を含むこと、
(i)上記計測データの位相値と上記基準位相値との位
相差を、対応する上記座標点毎に計算し、上記位相差と
上記座標点の上記k空間における座標軸を変数とする近
似直線を作成する演算処理を含むこと、(j)上記計測
データの位相値と上記基準位相値との位相差を、対応す
る上記座標点毎に計算し、上記位相差と上記座標点の上
記k空間における座標軸を変数とする近似直線を作成す
る演算処理と、上記近似直線と上記k空間における座標
値から、上記各座標点における体動補正値を導出する演
算処理とを含むこと、(k)上記(i)、(j)におい
て、上記近似直線を求める演算処理は、最小自乗法を用
いること、上記計測データのうち信号強度の高い上記計
測データを用いて上記近似直線を最小自乗法を用いて求
めるること、(l)上記(i)、(j)で得た上記近似
直線から算出した、あるいは上記(k)の近似直線を用
いて、信号強度の高い領域、及び低信号領域ので算出し
た、上記k空間の上記各座標点における位相差を、上記
検査対象の上記k空間における計測データから除去する
演算処理を含むこと、あるいは上記計測データの位相値
と上記基準位相値との位相差の符号を反転して、体動補
正値として用いる演算処理を含むこと、(m)上記
(l)の上記近似直線の傾きを除去して、上記検査対象
の上記k空間における計測データから除去する演算処理
を含むこと、(n)上記(l)の上記近似直線の傾きと
位相差のオフセット成分を除去し、上記検査対象の上記
k空間における計測データから除去する演算処理を含む
こと、(o)渦電流に起因する位相歪の補正値を導出し
た後に体動補正を行うこと、等にも特徴がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照し詳細に説明する。
【0014】本発明が適用されるMRI装置の構成を図
15に示す。41は静磁場を発生する磁石、42は被験
者などの撮影対象(検査対象)、43は撮影対象42を
載せるベッド、44は高周波磁場を発生させると同時
に、撮影対象42から生じるエコー信号を検出する高周
波磁場コイル、48、49、50はそれぞれx方向、y
方向、z方向の傾斜磁場を発生させるための傾斜磁場発
生コイルである。45、46、47はそれぞれ傾斜磁場
発生コイル48、49、50に電流を供給するコイル駆
動装置である。55は計測されたデータを処理し、画像
再構成を行う計算機、56は計算機55の再構成画像を
表示するCRTディスプレイである。装置の動作の概要
を説明する。撮影対象42の核磁化を励起する高周波磁
場は、シンセサイザ51により発生させた高周波を、変
調装置52で波形整形、電力増幅し、高周波磁場コイル
44に電流を供給して発生させる。撮影対象42からの
エコー信号は、高周波磁場コイル44により受信され、
増幅器53で増幅、検波装置54で検波された後、計算
機55に入力され、メモリ57に保存される。メモリ5
7には、演算処理途中のデータや最終結果が格納され
る。計算機55は画像再構成を行い、その結果をCRT
ディスプレイ56で表示する。なお、計算機55は、シ
ンセサイザ51、傾斜磁場発生コイル48、49、50
に電流を供給するコイル駆動装置45、46、47、そ
の他のMRI装置の各部を制御して、所定のパルスシー
ケンスの制御を行う。また、計算機55の代わりに、M
RI装置のための制御、及び演算処理を行う演算制御処
理装置(手段)を使用してもよい。
【0015】本発明では、体動基準データと計測データ
の位相を用いて、体動の検出とその補正を行う。前述し
たように、体動基準データは時系列画像の撮影と同一の
シーケンスで撮影する。そのため、計測データの1つを
体動基準データに割り当てることができるるが、呼吸を
止めて体動基準データの取得を行うことが望ましい。
【0016】まず、体動の検出に使用するデータの指定
法を説明する。図2は、体動基準データと計測データの
k空間の図である。線分AB上のサンプリングポイント
を用いて、体動を検出する。線分ABは、ky軸と一致
または平行であれば、k空間の任意の位置に設定できる
が、信号のSN比の点から、信号強度の高い領域に設定
したほうが良い。なお、図2のように線分ABをky軸
と平行にした場合、本補正法ではy方向の体動が補正さ
れる。x方向の体動を補正するには、kx軸と平行に線
分CD(図示せず)を設け、線分上にあるサンプリング
ポイントを用いて体動を検出する。同様にして、z方向
の体動を補正することも可能である。また、例えばx方
向の体動補正とy方向の体動を組み合わせて、xy平面
内の体動を補正することもできる。この理由については
後述する。本発明は、各方向とも同一のアルゴリズムで
体動の検出と補正を行うため、以降の説明では、図2で
示した線分AB上のサンプリングポイントを例にとり説
明する。
【0017】体動の検出法について説明する。まず、本
補正法の原理を説明するため、実空間上の点pが、p1
(px,py)からp2(px,py+dpy)に移動
した場合の位相変化を求める。図11に示すパルスシー
ケンスにおいて、傾斜磁場Gx、Gyの印加により、点
p1で生じる位相変調は(数1)に示すθ1で、点p2
で生じる位相変調は(数2)に示すθ2で表される。
【0018】
【数1】 θ1=γ∫(G1・px+G2・py)dt …(数1)
【0019】
【数2】 θ2=γ∫{G1・px+G2・(py+dpy)}dt …(数2) 但し、γは磁気回転比(定数)、G1とG2は傾斜磁場
Gx及びGyの振幅、tは時間である。点p1から点p
2への移動による点pの位相変調の差dθは、(数3)
となる。
【0020】
【数3】 dθ=θ2−θ1=γ∫(G2・dpy)dt …(数3) ここで、y方向の傾斜磁場は図11のように離散的に印
加されるため、(数3)は(数4)のように変形でき
る。
【0021】
【数4】 dθ=γ・G2・dpy・n・T …(数4) 但し、Tは矩形状に印加した磁場104の一回当たりの
印加時間であり、nはエコー信号の番号である。(数
4)から、位相差dθはエコー信号の発生順序に比例
し、その比例定数が移動量を反映していることが分か
る。即ち、図2で示したky軸に平行な線分ABの位相
プロファイルの傾きにより、体動の検出ができる。以
上、y方向体動について説明したが、次にxy平面内の
体動について説明する。(数4)をk空間における位相
分布を表す式に置き換えると、座標点(0,pky)に
おける体動基準データの位相差θpkyは、(数5)で
表される。
【0022】
【数5】 θpky=θ0+αy・pky …(数5) 但し、θ0は原点における位相オフセット、αyはky
方向の位相差の傾きである。同様に、座標点(pkx,
0)における体動基準データの位相差θpkxは、(数
6)で表される。
【0023】
【数6】 θpkx=θ0+αx・pkx …(数6) 但し、αxはkx方向の位相差の傾きである。(数5)
と(数6)とから、k空間上の座標点pk(pkx,p
ky)における体動基準データとの位相差θを計算で
き、(数7)で表される。
【0024】
【数7】 θ=θ0+αx・pkx+αy・pky …(数7) このようにして、(kx,ky)平面の位相差のマップ
θ(kx,ky)が作成される。その結果、xy平面内
の体動を補正できる。
【0025】次に実際のデータを用いた具体例を示す。
但し、体動はy方向のみである。図3は、体動基準デー
タと計測データの位相プロファイルである。但し、信号
強度の高い領域のみを抜き出して表示している。グラフ
横軸に示す番号はエコー信号の番号であり、番号1が図
2のA側、番号25が図2のB側である。図3(a)は
体動基準データの位相プロファイル、図3(b)は体動
無しの計測データ(以下、計測データ1)の位相プロフ
ァイル、図3(c)は体動有りの計測データ(以下、計
測データ2)の位相プロファイルである。体動の検出
は、体動基準データと計測データとの位相値の差分から
求める。図4は、2つの計測データと体動基準データと
の位相差をグラフで表示している。最小自乗法などを用
いて直線近似すると、(計測データ1−体動基準デー
タ)のグラフは傾きがほぼ0であるのに対し、(計測デ
ータ2−体動基準データ)のグラフは、傾きαを持って
いることが分かる。前述したように、このグラフの傾き
が位置ずれの大きさを反映している。また、傾きαの除
去により体動を補正できる。
【0026】体動補正法について説明する。図1に体動
補正に関わるデータ処理手順の一例を示す。(処理1)
は、図2で一例を既に説明した。(処理2)の体動基準
データは、計測データと同一のシーケンスで取得する。
従って、計測データから任意の一枚を体動基準データに
割り当てても良い。その後、体動基準データの位相値を
計算し、その結果である基準位相値を保存する(処理
3、処理4)。次に計測データを取得し(処理5)、そ
の位相値を計算する(処理6)。(処理6)で計算した
位相値と基準位相値との位相差、即ち、(計測データの
位相値−基準位相値)の計算を行い(処理7)、計算結
果に最小自乗法を適用し近似直線を算出する(処理
8)。(処理8)で算出した近似直線を用い、各ky座
標点での位相差の値を求め(処理9)、その符号を反転
した値を補正値として計測データを補正する(処理1
0)。図4に示すデータを使用して、傾きαの除去によ
り体動を補正した結果を図5に示す。補正後では、傾き
αはほとんど0である。
【0027】それぞれの計測データで補正値が異なるた
め、(処理5)から(処理10)は計測データ毎に行う
必要がある。なお、補正値の導出は、必ずしも最小自乗
法を用いずに、(処理7)で求めた位相差の符号を反転
して、補正値として用いても良い。また、信号強度の高
い領域をのみ用いて近似直線を作成し、その近似直線を
用いて低信号領域の補正値を導出できる。
【0028】以上の説明はy方向の体動補正を行う場合
であるが、xy平面内の体動を補正する場合(即ち、x
yの両方向の体動を補正する場合)も、図16に示すよ
うに、このアルゴリズムを拡張して対応できる。先ず、
kx方向の位相プロファイルを求める、計測空間上のデ
ータ点を決定し(処理31)、図1で説明した(処理
1)から(処理5)を実行する。次いで、(処理31)
と(処理1)で決定した各データ点の位相値を求め(処
理32)、この位相値と基準位相値との位相差を計算す
る(処理33)。(処理33)で得たkx方向、及びk
y方向の位相差に、それぞれ最小自乗法をを適用し、近
似直線を計算し(処理34)、この近似直線を用いて、
各kx座標点での位相差を計算する(処理35)。(処
理35)で求めたkx方向の位相差の符号を反転した値
を補正値とし、計測値の位相を補正する(処理36)。
(処理34)で得た近似直線を用いて、各ky座標点で
の位相差を計算する(処理37)。(処理37)で求め
たkx方向の位相差の符号を反転した値を補正値とし、
計測値の位相を補正する(処理38)。
【0029】或いは、図17に示すように、(数7)で
求めた(kx,ky)平面での各座標点での位相差のマ
ップθ(kx,ky)を用いて位相差の除去を行うこと
できる。図17において、(処理31)、(処理1)か
ら(処理5)、(処理32)から(処理34)の処理
は、図16において説明した処理と同じである。(処理
34)で得た近似直線を用いて、k空間上の各座標点で
の位相差、即ち、(数7)によるマップθ(kx,k
y)を計算する(処理39)。(処理39)で求めたk
空間上の各座標点での位相差の符号を反転した値を補正
値とし、計測値の位相を補正する(処理40)。図16
の(処理38)、図17の(処理40)で得られる補正
された計測値にkx、ky両方向の2次元フーリエ変換
を施して画像を得る。
【0030】以上説明したように、本発明を用いれば、
体動があった場合、エコー信号毎に異なる補正値が導出
される。ナビゲーションエコーを用いて全エコー信号を
一つの値で補正する方法と比較し、高精度に体動を補正
できる。
【0031】なお、EPI画像を作成する場合は、渦電
流による位相歪の除去が必須である。本発明の体動補正
法と渦電流による位相歪の除去を組み合わせた画像再構
成法は、図6のフローチャートに示すように、渦電流に
起因する位相歪の補正値を導出する(処理12)、画像
再構成時の体動基準データの処理(処理13)、及び画
像再構成時の計測データの処理(処理14)からなる。
即ち、図13で説明した(処理21)から(処理2
5)、及び(処理26)から(処理29)の処理の後、
補正された本撮影データにkx方向の1次元フーリエ逆
変換を行い、次いで図1で説明した(処理1)、(処理
3)、(処理4)を行う。計測データもこれと同様に、
渦電流による位相歪を除去した後に体動補正を行う。即
ち、図13で説明した(処理26)から(処理29)の
処理の後、補正された本撮影データにky方向の1次元
フーリエ逆変換を行い、次いで図1で説明した(処理
6)から(処理10)を実行し、補正された本撮影デー
タにkx、kyの両方向の2次元フーリエ変換(処理1
1)により画像を得る。
【0032】これまで説明したEPIは、一度の励起で
画像作成に必要な全エコー信号を取得するonesho
t EPIであった。この他に、エコー信号の取得を複
数回に分割して行うmultishot EPIと呼ば
れる方法もある。multishot EPIをfMR
Iに用いた場合も脳の位置ずれが問題になるため、補正
処理が必要になる。本発明の体動補正法をmultis
hot EPIに適用する場合、その一部を変更する必
要がある。以下、この変更点について説明した後、mu
ltishot EPIにおける体動補正手順を示す。
【0033】計測データ取得中に動きがあった場合、o
neshot EPIでは画像の位置ずれとしてその影
響が現れるのに対し、multishot EPIでは
画像の位置ずれと輪郭のボケとして影響が現れる。この
影響の差が生じる原因を説明する。図7は、(a)on
eshot EPIと(b)multishot EP
Iのそれぞれ信号取得順序を、k空間を用いて示した図
である。但し、multishot EPIは4回の信
号取得で1画像を作成するものとした。ここで重要な点
は、体動の影響があった場合、multishot E
PIでは、それぞれのデータ取得の間で、(1)位相の
値が不連続になること、(2)体動による位相差の傾き
が異なることである。oneshot EPIと同様の
体動補正法を用いた場合、図8(a)に示すように位相
値の不連続な点が残るため、画像の位置ずれと輪郭のボ
ケは完全には解決されない。従って、multisho
tEPIにおける体動補正では、位相差の傾きを除去す
る以外に、位相値の不連続点を除去し、図8(b)に示
すように、補正後に位相値の不連続点のない位相プロフ
ァイルを作成する補正アルゴリズムが必要になる。この
処理手順のフローチャートを図9に示す。ここで、mu
ltishot EPIは、m回の分割撮影で取得した
計測データから、1画像を作成するものとする。図9に
示すように、補正後に位相値の不連続点のない位相プロ
ファイルの作成は、図1に示す(処理1)から(処理
4)までの処理、multishot EPI計測デー
タの位相差の傾きを除去する処理(処理18)、及びm
ultishot EPI計測データ間の位相差を除去
する処理(処理19)とからなる。
【0034】まず、m回の分割取得で得られた計測デー
タにおいて、それぞれの位相差の傾きを除去する(処理
18)。即ち、ループカウンタを、n=1に初期化し
(処理15)、multishot EPI計測データ
のうち第n回目に取得した計測データをメモリから読み
込み(処理16)、図1に示す(処理6)から(処理1
0)までの処理を行う。次いで、n=mが成立するか否
かの判定を行う。n≠mの場合には、ループカウンタを
n=n+1に更新する(処理17)。n=mの場合に
は、第1回目から第n回目に取得した計測データの間の
位相差を除去する(処理19)。
【0035】また、本発明の体動補正法と渦電流による
位相歪の除去を組み合わせたmultishot EP
Iにおける画像再構成法は、図10のフローチャートに
示される。ここで、multishot EPIは、m
回の分割撮影で取得した計測データから、1画像を作成
するものとする。oneshot EPIでの画像再構
成法と同様に、渦電流に起因する位相歪を除去した後、
体動補正量を行う。これにより、multishot
EPIで問題となる画像の位置ずれと輪郭のボケが解決
される。図10に示す処理は、図6で説明した(処理1
2)、(処理13)、multishot EPI計測
データの位相差の傾きを除去する処理(処理60)、m
ultishot EPI計測データ間の位相差を除去
する処理(処理19)、及び補正された本撮影データに
kx、kyの両方向の2次元フーリエ変換を行う処理
(処理11)とからなる。m回の分割取得で得られた計
測データにおいて、それぞれの位相差の傾きを除去する
処理(処理60)では、ループカウンタを、n=1に初
期化し(処理15)、multishot EPI計測
データのうち第n回目に取得した計測データをメモリか
ら読み込み(処理16)、図13に示す(処理26)か
ら(処理29)までの処理を行い、補正された本撮影デ
ータにkx方向の1次元フーリエ逆変換を実行し、次い
で、図1で説明した(処理6)から(処理10)までの
処理を行う。次いで、n=mが成立するか否かの判定を
行う。n≠mの場合には、ループカウンタをn=n+1
に更新する(処理17)。n=mの場合には、第1回目
から第n回目に取得した計測データの間の位相差を除去
する(処理19)。
【0036】
【発明の効果】以上に述べたごとく、本発明によればナ
ビゲーションエコーを発生させることなしに、体動補正
を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体動補正に関わるデータ処理手順の一
例を示すフローチャート。
【図2】本発明の体動の検出に使用する位相プロファイ
ルの観察する位置の例をk空間で示す図。
【図3】本発明を適用する、(a)体動基準データと、
(b)計測データ1、(c)計測データ2の位相プロフ
ァイルの例を示す図。
【図4】本発明を適用して得た体動基準データと2つの
計測データとの位相差の例を示す図。
【図5】図4に示すデータを使用して、傾きαの除去に
より体動を補正した結果例を示す図。
【図6】本発明の体動補正法と渦電流による位相歪の除
去を組み合わせた画像再構成の手順を示すフローチャー
ト。
【図7】(a)oneshot EPIと、(b)mu
ltishot EPIのそれぞれの計測データ取得順
序をk空間を用いて示す図。
【図8】multishot EPIの計測データに対
し、本発明の(a)oneshot EPIの体動補正
法と、(b)位相差の不連続を除去する補正法とを適用
した結果例を示す図。
【図9】本発明でのmultishot EPIにおけ
る体動補正の手順を示すフローチャート。
【図10】体動補正と渦電流に起因する位相歪の補正と
を組み合わせた、本発明でのmultishot EP
Iの画像再構成の手順を示すフローチャート。
【図11】本発明が適用される従来技術のEPIにおけ
るパルスシーケンスの例。
【図12】図11に示すパルスシーケンスによる計測デ
ータをk空間に配列した例を示す図。
【図13】EPIにおいてエコー信号の位相の乱れを検
出する基準データを取得し、渦電流に起因する位相歪の
従来技術の補正手順を示すフローチャート。
【図14】ナビゲーションエコーを発生する、(a)通
常撮影、(b)EPIの従来技術のパルスシーケンスの
一例を示す図。
【図15】本発明が適用されるMRI装置の構成例を示
す図。
【図16】xy平面内の体動を補正する本発明のxyの
両方向の体動補正の手順を示すフローチャート。
【図17】本発明のxyの両方向の体動補正の手順を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1…位相値の計算点決定(ky方向)、2…体動基準デ
ータの取得、3…基準位相値の計算、4…基準位相値の
保存、5…計測データの取得、6…計測データ位相値の
計算、7…位相差の計算、8…近似直線の作成、9…位
相差の導出、10…体動による位相差の補正、11…k
x、ky方向のフーリエ変換、12…渦電流に起因する
位相歪の算出、13…画像再構成時の体動基準データの
処理、14…画像再構成時の計測データの処理、15…
ループカウンタ初期化、16…multishot E
PI計測データの読み込み、17…ループカウンタ更
新、18…multishot EPI計測データの位
相差の傾き除去、19…multishot EPI計
測データ間の位相差除去、21…基準データの取得、2
2…kx方向フーリエ変換、23…位相変化の計算、2
4…補正値の保存、25…補正値導出の確認、26…本
撮影データの取得、27…kx方向フーリエ変換、28
…位相変化の計算、29…位相補正、30…ky方向フ
ーリエ変換、31…位相値の計算点決定(kx方向)、
32…位相値の計算、33…位相差の計算、34…kx
方向及びky方向の近似直線の作成、35…各kx座標
点での位相差の計算、36…kx方向の位相差の除去、
37…各ky座標点での位相差の計算、38…ky方向
の位相差の除去、39…k空間上の位相差のマップ作
成、40…位相差の除去、41…静磁場発生磁石、42
…撮影対象、43…ベッド、44…高周波磁場コイル、
45…x方向傾斜磁場コイル駆動装置、46…y方向傾
斜磁場コイル駆動装置、47…z方向傾斜磁場コイル駆
動装置、48…x方向傾斜磁場発生コイル、49…y方
向傾斜磁場発生コイル、50…z方向傾斜磁場発生コイ
ル、51…シンセサイザ、52…変調装置、53…増幅
器、54…検波装置、55…計算機、56…ディスプレ
イ、101…高周波磁場、102…スライス選択傾斜磁
場、103…位相エンコード傾斜磁場1、104…位相
エンコード傾斜磁場2、105…信号読み出し傾斜磁場
1、106…信号読み出し傾斜磁場2、60…画像再構
成時のmultishot EPI計測データの位相差
の傾き除去。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静磁場を発生する静磁場発生手段と、三方
    向のそれぞれに強度勾配を有する磁場を発生する傾斜磁
    場発生手段と、検査対象の核磁化を励起する高周波磁場
    を発生する高周波磁場発生手段と、前記検査対象からの
    核磁気共鳴信号を検出する検出手段と、前記信号検出手
    段の検出信号の演算を行い、前記検査対象の所定の断面
    での核磁化の励起、及び前記核磁気共鳴信号を検出する
    パルスシーケンスを制御する演算制御手段とを有する核
    磁気共鳴を用いた検査装置において、前記演算制御手段
    は、 (a)エコープラナー撮影法を行う所定のパルスシーケ
    ンスの制御と、 (b)(1)前記所定のパルスシーケンスで前記検査対
    象を計測して得るエコー信号データを計測データとして
    位相空間(以下、k空間という)に配置し、前記k空間
    の複数の座標点を指定すること、(2)前記所定のパル
    スシーケンスで計測した、前記検査対象の体動の影響を
    補正する基準データを前記k空間に配置し、前記座標点
    における前記基準データの位相値(以下、基準位相値と
    いう)を算出すること、(3)前記所定のパルスシーケ
    ンスで計測した、前記検査対象の計測データを前記k空
    間に配置し、前記座標点における前記計測データの位相
    値を算出すること、(4)前記計測データの位相値と前
    記基準位相値との位相差を用いて、前記検査対象の体動
    の影響を表す体動補正値を算出することと、及び(5)
    前記体動補正値を用いて、前記検査対象の前記k空間に
    おける前記計測データの位相差を除去することからな
    る、前記検査対象の体動補正の影響を除去する演算処理
    と、を行うことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(1)での、前記座標点は、前記k
    空間の座標軸の一つと平行に配列していることを特徴と
    する核磁気共鳴を用いた検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(1)での、前記座標点は、前記k
    空間の座標軸から選択された二つ以上の座標軸毎に座標
    軸と平行に配列していることを特徴とする核磁気共鳴を
    用いた検査装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(1)での、前記座標点は、前記k
    空間上に設定された直交座標軸の一つと平行に配列して
    いることを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(1)での、前記座標点は、前記k
    空間上に設定された直交座標軸から選択された二つ以上
    の座標軸毎に座標軸と平行に配列していることを特徴と
    する核磁気共鳴を用いた検査装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(2)において、前記検査対象の呼
    吸と同期をとって、前記基準データを得ることを特徴と
    する核磁気共鳴を用いた検査装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(2)において、前記検査対象が呼
    吸を止めた状態で、前記基準データを得ることを特徴と
    する核磁気共鳴を用いた検査装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(2)において、前記検査対象の心
    電波形と同期をとって、前記基準データを得ることを特
    徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置において、前記(4)は、前記計測データの位相値
    と前記基準位相値との位相差を、対応する前記座標点毎
    に計算し、前記座標点毎の位相差と前記k空間における
    座標値から、前記各座標点における前記体動補正値を導
    出する演算処理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用
    いた検査装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(4)において、前記計測データ
    の位相値と前記基準位相値との位相差を、対応する前記
    座標点毎に計算し、前記位相差と前記座標点の前記k空
    間における座標軸を変数とする近似直線を作成する演算
    処理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(4)において、前記計測データ
    の位相値と前記基準位相値との位相差を、対応する前記
    座標点毎に計算し、前記位相差と前記座標点の前記k空
    間における座標軸を変数とする近似直線を作成する演算
    処理と、前記近似直線と前記k空間における座標値か
    ら、前記各座標点における体動補正値を導出する演算処
    理とを含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  12. 【請求項12】請求項10または請求項11に記載の核
    磁気共鳴を用いた検査装置において、前記近似直線を求
    める演算処理は、最小自乗法を用いることを特徴とする
    核磁気共鳴を用いた検査装置。
  13. 【請求項13】請求項10または請求項11に記載の核
    磁気共鳴を用いた検査装置において、前記近似直線を求
    める演算処理は、前記計測データのうち信号強度の高い
    前記計測データを用い、最小自乗法を用い前記近似直線
    を作成し、該近似直線を用いて前記計測データのうち信
    号強度の低い前記計測データと前記基準位相値との位相
    差を求めることを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  14. 【請求項14】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(5)は、前記(4)において、
    前記計測データの位相値と前記基準位相値との位相差
    を、対応する前記座標点毎に計算し、前記位相差と前記
    座標点の前記k空間における座標軸を変数とする近似直
    線を作成する演算処理から得た前記近似直線から算出し
    た、前記k空間の前記各座標点における位相差を、前記
    検査対象の前記k空間における計測データから除去する
    演算処理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検
    査装置。
  15. 【請求項15】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(5)は、前記(4)において、
    前記計測データの位相値と前記基準位相値との位相差
    を、対応する前記座標点毎に計算し、前記位相差と前記
    座標点の前記k空間における座標軸を変数とする近似直
    線を作成する演算処理から得た前記近似直線の傾きを除
    去して、前記検査対象の前記k空間における計測データ
    から除去する演算処理を含むことを特徴とする核磁気共
    鳴を用いた検査装置。
  16. 【請求項16】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(5)は、前記(4)において、
    前記計測データの位相値と前記基準位相値との位相差
    を、対応する前記座標点毎に計算し、前記位相差と前記
    座標点の前記k空間における座標軸を変数とする近似直
    線を作成する演算処理から得た前記近似直線の傾きと位
    相差のオフセット成分を除去し、前記検査対象の前記k
    空間における計測データから除去する演算処理を含むこ
    とを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  17. 【請求項17】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(4)は、前記計測データの位相
    値と前記基準位相値との位相差の符号を反転して、前記
    検査対象の前記k空間における計測データから除去する
    演算処理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検
    査装置。
  18. 【請求項18】請求項1に記載の核磁気共鳴を用いた検
    査装置において、前記(5)は、渦電流に起因する位相
    歪の補正値を導出した後に実行されることを特徴とする
    核磁気共鳴を用いた検査装置。
  19. 【請求項19】静磁場を発生する静磁場発生手段と、三
    方向のそれぞれに強度勾配を有する磁場を発生する傾斜
    磁場発生手段と、検査対象の核磁化を励起する高周波磁
    場を発生する高周波磁場発生手段と、前記検査対象から
    の核磁気共鳴信号を検出する検出手段と、前記信号検出
    手段の検出信号の演算を行い、前記検査対象の所定の断
    面での核磁化の励起、及び前記核磁気共鳴信号を検出す
    るパルスシーケンスを制御する演算制御手段とを有する
    核磁気共鳴を用いた検査装置において、前記演算制御手
    段は、 (a)エコープラナー撮影法を行う所定のパルスシーケ
    ンスの制御と、 (b)(1)前記所定のパルスシーケンスで前記検査対
    象を計測して計測データとして得るエコー信号の発生順
    序に対応した位相歪の補正値を算出すること、(2)画
    像再構成に使用する前記計測データを位相空間(以下、
    k空間という)に配置し、前記k空間の複数の座標点を
    指定すること、(3)前記所定のパルスシーケンスで計
    測した、前記検査対象の体動の影響を補正する基準デー
    タを前記k空間に配置し、前記座標点における前記基準
    データの位相値(以下、基準位相値という)を算出する
    こと、(4)前記所定のパルスシーケンスで計測した、
    前記検査対象の計測データを前記k空間に配置し、前記
    座標点における前記計測データの位相値を算出するこ
    と、(5)前記計測データの位相値と前記基準位相値と
    の位相差を用いて、前記検査対象の体動の影響を表す体
    動補正値を算出すること、(6)前記体動補正値を用い
    て、前記検査対象の前記k空間における前記計測データ
    の位相差を除去することからなる、前記検査対象の体動
    補正の影響を除去すること、及び(7)前記検査対象の
    体動補正の影響を除去された前記計測データを使用し
    て、画像再構成演算を行うことの演算処理と、を行うこ
    とを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(2)での、前記座標点は、前記k空間の座標軸の
    一つと平行に配列していることを特徴とする核磁気共鳴
    を用いた検査装置。
  21. 【請求項21】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(2)での、前記座標点は、前記k空間の座標軸か
    ら選択された二つ以上の座標軸毎に座標軸と平行に配列
    していることを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  22. 【請求項22】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(2)での、前記座標点は、前記k空間上に設定さ
    れた直交座標軸の一つと平行に配列していることを特徴
    とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  23. 【請求項23】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(2)での、前記座標点は、前記k空間上に設定さ
    れた直交座標軸から選択された二つ以上の座標軸毎に座
    標軸と平行に配列していることを特徴とする核磁気共鳴
    を用いた検査装置。
  24. 【請求項24】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(3)において、前記検査対象の呼吸と同期をとっ
    て、前記基準データを得ることを特徴とする核磁気共鳴
    を用いた検査装置。
  25. 【請求項25】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(3)において、前記検査対象が呼吸を止めた状態
    で、前記基準データを得ることを特徴とする核磁気共鳴
    を用いた検査装置。
  26. 【請求項26】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(3)において、前記検査対象の心電波形と同期を
    とって、前記基準データを得ることを特徴とする核磁気
    共鳴を用いた検査装置。
  27. 【請求項27】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(5)は、前記計測データの位相値と前記基準位相
    値との位相差を、対応する前記座標点毎に計算し、前記
    座標点毎の位相差と前記k空間における座標値から、前
    記各座標点における前記体動補正値を導出する演算処理
    を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  28. 【請求項28】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(5)において、前記計測データの位相値と前記基
    準位相値との位相差を、対応する前記座標点毎に計算
    し、前記位相差と前記座標点の前記k空間における座標
    軸を変数とする近似直線を作成する演算処理を含むこと
    を特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  29. 【請求項29】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(5)において、前記計測データの位相値と前記基
    準位相値との位相差を、対応する前記座標点毎に計算
    し、前記位相差と前記座標点の前記k空間における座標
    軸を変数とする近似直線を作成する演算処理と、前記近
    似直線と前記k空間における座標値から、前記各座標点
    における体動補正値を導出する演算処理とを含むことを
    特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装置。
  30. 【請求項30】請求項28または請求項29に記載の核
    磁気共鳴を用いた検査装置において、前記近似直線を求
    める演算処理は、最小自乗法を用いることを特徴とする
    核磁気共鳴を用いた検査装置。
  31. 【請求項31】請求項28または請求項29に記載の核
    磁気共鳴を用いた検査装置において、前記近似直線を求
    める演算処理は、前記計測データのうち信号強度の高い
    前記計測データを用い、最小自乗法を用い前記近似直線
    を作成し、該近似直線を用いて前記計測データのうち信
    号強度の低い前記計測データと前記基準位相値との位相
    差を求めることを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  32. 【請求項32】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、前記(6)は、前記(5)におい
    て、前記計測データの位相値と前記基準位相値との位相
    差を、対応する前記座標点毎に計算し、前記位相差と前
    記座標点の前記k空間における座標軸を変数とする近似
    直線を作成する演算処理から得た前記近似直線から算出
    した、前記k空間の前記各座標点における位相差を、前
    記検査対象の前記k空間における計測データから除去す
    る演算処理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた
    検査装置。
  33. 【請求項33】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(6)は、前記(5)において、前記計測データの
    位相値と前記基準位相値との位相差を、対応する前記座
    標点毎に計算し、前記位相差と前記座標点の前記k空間
    における座標軸を変数とする近似直線を作成する演算処
    理から得た前記近似直線の傾きを除去して、前記検査対
    象の前記k空間における計測データから除去する演算処
    理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた検査装
    置。
  34. 【請求項34】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、 前記(6)は、前記(5)において、前記計測データの
    位相値と前記基準位相値との位相差を、対応する前記座
    標点毎に計算し、前記位相差と前記座標点の前記k空間
    における座標軸を変数とする近似直線を作成する演算処
    理から得た前記近似直線の傾きと位相差のオフセット成
    分を除去し、前記検査対象の前記k空間における計測デ
    ータから除去する演算処理を含むことを特徴とする核磁
    気共鳴を用いた検査装置。
  35. 【請求項35】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、前記(5)は、前記計測データの位
    相値と前記基準位相値との位相差の符号を反転して、前
    記検査対象の前記k空間における計測データから除去す
    る演算処理を含むことを特徴とする核磁気共鳴を用いた
    検査装置。
  36. 【請求項36】請求項19に記載の核磁気共鳴を用いた
    検査装置において、前記(6)は、渦電流に起因する位
    相歪の補正値を導出した後に実行されることを特徴とす
    る核磁気共鳴を用いた検査装置。
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WO2000072752A1 (fr) * 1999-05-26 2000-12-07 Hitachi Medical Corporation Procede et dispositif d'imagerie par resonance magnetique
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