JPH09245842A - 電池と電池操作装置 - Google Patents

電池と電池操作装置

Info

Publication number
JPH09245842A
JPH09245842A JP8082116A JP8211696A JPH09245842A JP H09245842 A JPH09245842 A JP H09245842A JP 8082116 A JP8082116 A JP 8082116A JP 8211696 A JP8211696 A JP 8211696A JP H09245842 A JPH09245842 A JP H09245842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
battery
case portion
holding means
piezoelectric body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8082116A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Kyodo
康正 京藤
Tsunehiro Maruo
恒弘 丸尾
Hideo Niikura
英生 新倉
Yutaka Sudo
裕 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8082116A priority Critical patent/JPH09245842A/ja
Publication of JPH09245842A publication Critical patent/JPH09245842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の環境下で使用することができる電池を
提供すること。 【解決手段】 携帯可能なケース10と、ケース10内
に配置されて振動を与えることにより発電する圧電体2
0と、ケース10内に配置されて、圧電体20が発電し
た電力を蓄える蓄電手段22と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機を内蔵して
いる電池であって、電源設備のない所や夜間あるいは海
中作業等の各種の環境下において使用することができる
電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地震や台風等の災害等、あるいは夜間、
海中作業等の環境下において、自由に使用できる電池の
出現が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の太陽
電池と二次電池、あるいは太陽電池と電気二重層コンデ
ンサの併用は、非常に有効なものではあるが、たとえば
夜間あるいは災害時等の特殊環境下での充電動作は当然
できないという基本的な制約がある。従ってたとえば非
常災害時においては、この種の電池の使用万能性あるい
は即時対応性には限界がある。しかも非常災害等の緊急
時には何らかの原因で通常の乾電池を既に使い果してい
たり、新しい電池の交換が困難な状況では、通信および
生活の維持が基本的に危機的状態になることが予想され
る。本発明は上記課題を解消するためになされたもので
あり、各種の環境下で使用することができる携帯可能な
電池とその電池を操作して発電するための電池操作装置
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、携帯可能なケースと、ケース内に配置されて振
動を与えることにより発電する圧電体と、ケース内に配
置されて、圧電体が発電した電力を蓄える蓄電手段と、
を備える電池により、達成される。本発明では、ケース
内に配置された圧電体は、この携帯可能なケースに対し
て振動を与えることにより、発電を行う。この発電した
電力は、蓄電手段により蓄えることができる。このよう
にすることで、各種の環境下においても、発電をしてし
かも蓄電することができる。
【0005】また本発明にあっては、ケースは、第1ケ
ース部分とこの第1ケース部分に接合されて移動可能に
なっている第2ケース部分を有し、第1ケース部分と第
2ケース部分の相対的移動により、発電手段に発電させ
る操作を行う電池操作装置であり、振動により発電する
発電手段を有する第1ケース部分を保持する第1保持手
段と、第2ケース部分を保持する第2保持手段と、第1
保持手段の第1ケース部分と第2保持手段の第2ケース
部分に相対的な移動を起こすための操作手段と、を備え
る電池操作装置により、達成される。本発明では、操作
手段が第2保持手段を操作して第1保持手段との間で相
対的な移動を起こすことで、各環境下で第1ケースの発
電手段を振動して発電することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0007】実施の形態1 図1は、本発明の電池を示す斜視図であり、この電池B
は、発電機内蔵型の電池である。この電池Bのケース1
0は、たとえばアルミ、ステンレスのようなさびにくい
金属または機械的に強度のあるたとえばPPS(ポリフ
ェニルスチレン)等のプラスチックにより作られてい
て、第1ケース部分12と第2ケース部分14を備えて
いる。このケース10は、たとえば通常用いられている
単1電池の外形状の寸法と同じ形状になっている。第1
ケース部分12は、複数のくぼみ部分12aとプラス電
極12bを有している。また第2ケース部分14は複数
のくぼみ部分14aとマイナス電極14bを有してい
る。これらのくぼみ部分12aと14aは、第1ケース
部分12あるいは第2ケース部分14の円周方向に沿っ
て等間隔にたとえば4つ形成されている。これらのくぼ
み部分12a,14aが形成される理由は次の通りであ
る。つまりこの図1の電池Bの使用者は、たとえば左手
で第1ケース部分12を握り、右手で第2ケース部分1
4を握って、第1ケース部分12と第2ケース部分14
を相対的に移動するように軸Lを中心として回転する。
これにより後で述べるように圧電体20(図2参照)に
振動を与えて発電させるようになっている。
【0008】図2は、図1の電池Bの分解斜視図であ
り、図4は電池の縦断面図である。ケース10を構成し
ている第1ケース部分12と第2ケース部分14はそれ
ぞれ一端部が閉鎖された円筒状の部材である。第1ケー
ス部分12は、ロータブラケットともいい、第2ケース
部分14は下部ケースともいう。第1ケース部分12と
第2ケース部分14の付近には、防水用のシール部材S
Bが設けられている。第1ケース部分12の端面12c
の穴12dにはプラス電極12bがはめ込まれている。
このプラス電極12bはキャップ状の部材である。この
プラス電極12bは第1ケース部分12の内部から外に
向けて穴12dにはめ込まれている。第1ケース部分1
2の接続部位12sと第2ケース部分14の接続部位1
4sは、第1ケース部分12と第2ケース部分14が軸
方向にはなれないように、しかも両者が相対的に回転で
きるようにかみ合っている。
【0009】第1ケース部分12と第2ケース部分14
は、圧電体20、電気二重層コンデンサ22、制御手段
24等を内蔵している。圧電体20は、ジルコン・チタ
ン酸鉛を主成分とするセラミック材を焼結した多結晶体
がPZTとしてよく知られている。PZTは、歪を与え
ると電界を発生し、その逆も成り立つ。外形形状は自由
であるが、円柱、円板、矩形板のものが多く、いずれも
使用可能である。表層に電荷をとりだしたり、電界を与
えるための金属電極を備え、回路に接続される。圧電体
20は第1ケース部分12内においてスプリングのよう
な弾性体21a,21b,21cを用いて弾性的に支持
されている。図2と図4に示すように、第1ケース部分
12と第2ケース部分14の中には、プラス電極12
b、圧電体20、変換回路24、電気二重層コンデンサ
22の順番で軸Lに沿って配列されている。図2と図3
の変換回路24は、圧電体20が発電した電圧を一定電
圧にして電気二重層コンデンサ22に与える機能があ
る。
【0010】まず、電気二重層コンデンサ22について
説明する。電気二重層コンデンサ22は、図2と図4に
示すように、第2ケース部分14の中に収納されてい
る。この電気二重層コンデンサ22は、図5のような構
造を有しており、電気二重層キャパシタとも呼ぶ。電気
二重層コンデンサ22は、通常の化学二次電池と比較し
た時に、次のような特徴がある。 (1)高速充電および大電流放電が可能である。 (2)サイクル寿命が長い(充放電回数が多い)。 (3)電池の残量を正確に把握することができる。 (4)低温環境下でも性能が落ちない。 (5)廃棄時の環境汚染度が小さい。 電気二重層コンデンサと通常の二次電池の各特性の比較
例を図6に示している。
【0011】図5の電気二重層コンデンサ22は、プラ
ス電極体22aとマイナス電極体22bおよび電解質溶
液22c等を有している。プラス電極体22aとマイナ
ス電極体22bの間にこの電解質溶液22cが配置され
ている。プラス電極体22aとマイナス電極体22b
は、発電機である圧電体20に接続されている。プラス
電極体22a、マイナス電極体22bは、たとえば活性
炭により作られている。プラス電極体22aと電解質溶
液22cの間と、マイナス電極体22bと電解質溶液2
2cの間に電気二重層22dが形成される。導体を電解
液に浸すと、界面に分子が一層並び、その外側の層との
間に自然に絶縁膜である電気二重層22dができる。つ
まり電解質溶液22cがイオン化して、プラス電極体2
2aとマイナス電極体22bにイオンが並び電気二重層
22dを形成する。電解質溶液はたとえば希硫酸を採用
できる。この現象を利用した電気二重層コンデンサは容
量が大きく、バッテリと接続して蓄積した電荷を一度に
放電することにより、バッテリから直接取り出せない大
電流を引き出すことができるものである。
【0012】変換回路24は、圧電体20が発電する定
電圧を定電流にして二重層コンデンサ22に送る。この
ように定電流にするのは、次のような理由による。電気
二重層コンデンサ22は通常の定電圧電源から一定電流
で充電すると、蓄積エネルギは原理的に投入エネルギの
半分になる。なぜならばコンデンサは充電に伴って電圧
が上昇するため充電の初期の端子電圧は低く、そこから
徐々に端子電圧を上げる必要がある。従って、充電電源
とコンデンサの間に電圧降下回路または抵抗体を挿入す
る必要があるわけで、この部分で消費されるエネルギー
は、一定電流で充電しようとすると、蓄えるエネルギー
と同じになるためである。つまり、基本的に定電圧では
電気二重層コンデンサは充電できない。なぜなら、コン
デンサのインピーダンスがほとんどゼロであるから、例
えば数Vの電位差でも、膨大な電荷が流れるために、電
流が最初に無限大A流れてしまう。従って、コンデンサ
は、定電流かそれに近い充電にならざるを得ない。通常
の定電流(常時)充電であると、50%のロスがある。
つまり充電時に50%のエネルギをロスしてしまう。そ
こで変換回路24は所謂電流ポンプと呼ばれている定電
流回路であり、発電している圧電体20からの定電圧の
入力を、例えばパルス変調して等価的な定電流の出力に
変換して、電気二重層コンデンサ22に充電することに
より、90%以上の充電効率が可能になるようにしてい
る。
【0013】また、充電した電気二重層コンデンサ22
のエネルギを外部の負荷(たとえば電球)を作動する場
合に、電気二重層コンデンサ22自体は、放電時間(残
留電荷量)に対して直線的に端子間の電圧が下がるため
に、このままでは外部負荷の作動が変動しやすいので外
部負荷を動かすための電池としては使いづらい。そこ
で、所謂電流ポンプと呼ばれている定電圧制御部が、電
気二重層コンデンサ22からの変動する入力電圧を、定
電圧に変換して、端子を介して、外部の負荷に対して一
定電圧を出力するようになっている。このように定電圧
制御部とリミッタ(定電流回路)は、所謂電流ポンプと
して一緒に用いられる。この電流ポンプとは、入出力で
電位差のある回路において入力に蓄えられた電荷を、途
中でロスすることなく出力側に取り出す電気的なポンプ
という。
【0014】次に、上述した電池の使用例について説明
する。図1の電池のケース10の第1ケース部分12は
使用者の左手で持ち、第2ケース部分14は使用者の右
手で持つ。そして使用者は、第1ケース部分12と第2
ケース部分14を相対的に反対方向に回す。これによ
り、弾性体21a〜21cで支持されている圧電体20
が振動し、定電圧を出力する。そして、この定電圧は変
換回路24で定電流に変換されて、定電流が電気二重層
コンデンサ22に充電されることになる。一方、電気二
重層コンデンサ22に充分に充電された状態で、この電
気二重層コンデンサ22の電圧を使用して外部の負荷を
稼動する場合には、次のようにしておく。つまり電気二
重層コンデンサ22は放電電圧に対して直線的に端子電
圧が下がるため、そのままでは外部負荷を稼動する電池
としては使いにくい。従って電圧制御部は、電気二重層
コンデンサ22からの入力電圧を定電圧に変換して、端
子を介して図示しない外部の負荷(たとえば電球)に対
して出力することができる。更に、端子の間には、たと
えば急速充電器(電源部)を接続することにより、電気
二重層コンデンサ22に対して必要に応じて急速充電を
行うことができる。
【0015】実施の形態2 図7は、本発明の電池の実施の形態2を示している。図
7の電池が、図1の電池と異なるのは、第1ケース部分
12の外周面に太陽電池200が配置されていることで
ある。従って図7の実施の形態では、図8のように太陽
電池200と圧電体20の両方を有している。太陽電池
200は、変換回路24aを介して電気二重層コンデン
サ22に接続されている。変換回路24aは、太陽電池
200が発電する定電圧を定電流に変換して電気二重層
コンデンサ22に与えるものである。図8のその他の圧
電体20、変換回路24および電気二重層コンデンサ2
2の構成は、図1の実施の形態と同じである。図7と図
8の実施の形態では、第1ケース部分12と第2ケース
部分14を使用者が回転することで、圧電体20に振動
を与えて発電させることもできるとともに、光がある所
に電池を置いておけば太陽電池200が発電をするの
で、この時にも電気二重層コンデンサ22に充電するこ
とができる。
【0016】実施の形態3 図9は、本発明の電池の実施の形態3を示している。こ
の電池は、第1ケース部分12と第2ケース部分14の
中に、より大型の電気二重層コンデンサ322が収容さ
れている。この電気二重層コンデンサ322は、たとえ
ば図2の電気二重層コンデンサ22、変換回路24、圧
電体20と入れ換えて装着できるようになっている。こ
のようにすることで、必要に応じて圧電体20による発
電機能を除外し、電気二重層コンデンサ322の電荷容
量を増やすことができる。
【0017】実施の形態4 図10は、本発明の電池操作装置の好ましい実施の形態
を示している。この電池操作装置500は、たとえば図
1に示した電池の第1ケース部分12と第2ケース部分
14を保持して相対的に回転させて、発電する装置であ
る。電池操作装置500のベース501は、プレート5
02を有している。このプレート502には、第2ケー
ス部分14を着脱可能に保持する第2保持手段509が
固定されている。この第2保持手段509の突起は、第
2ケース部分14のくぼみ部分14aにかみ合わすこと
で、第2ケース部分14と第2保持手段509は一体に
できる。一方、ベース501の上にはスライダー505
が配置されている。このスライダー505の上には、回
転操作部506が設けられている。この回転操作部50
6は、支持板506cを有し、回転操作部506の軸5
06dはこの支持板506cに回転可能に支持されてい
る。この第1保持手段503は、第1ケース部分12を
着脱可能に保持するものである。つまり第1ケース部分
12のくぼみ部分12aが、第1保持手段503の突起
に噛み合わさるようになっている。スライダー505
は、回転操作部506を矢印X方向に移動して位置決め
するものである。
【0018】図11は、図10の電池操作装置500を
示す斜視図である。操作手段である回転操作部506
は、足踏式の操作部であり、足踏板506aを矢印R方
向に押し下げることで、第1保持手段503が支持板5
06cとスライダー505に対してR方向に回転でき
る。第1ケース部分12と第2ケース部分14を、第1
保持手段503と第2保持手段509の間に装着する場
合には、スライダー505は、矢印X方向(右方向)に
移動しておき、電池Bの第1ケース部分12側を第1保
持手段503にはめ込み、そしてスライダー505を矢
印X方向(左方向)に移動して、第2保持手段509に
対して第2ケース部分14をはめ込む。この状態では、
第1ケース部分12は第1保持手段503に対して回ら
ないようにくぼみ部分12aを用いてしっかりと固定さ
れており、同様にして第2保持手段509においても、
第2ケース部分14のくぼみ部分14aがあるので、第
2ケース部分14は第2保持手段509においてしっか
りと回らないように保持されている。次に足踏板506
aを作業者が踏み込むことで、軸506dと一体の第1
保持手段503を矢印R方向に回転する。従って、第1
ケース部分12と第2ケース部分14の間に相対的な移
動が生じる。図1と図2の実施の形態1の電池を、図1
0と図11の電池操作装置500に配置した場合には、
圧電体20が振動するので、圧電体20は発電すること
になる。
【0019】次に図12と図13の実施の形態が、図1
1の実施の形態と異なるのは、回転操作部606であ
る。この回転操作部606は、足踏板606aを有して
おり、使用者が足で足踏板606aを矢印Z方向に押し
下げることで、第1保持手段503が矢印R方向に回転
する。この足踏板606aの支持部材606bは、ベー
ス501に対してスプリング606cで弾性的に支持さ
れている。支持部材606bは図13に示すようにラッ
ク606dを有しており、このラック606dはピニオ
ン606eに噛み合っている。ピニオン606eは第1
保持手段503の軸503aに固定されている。従っ
て、足踏板606aをスプリング606cの付勢力に反
して矢印Z方向に押し下げることで、ラック606dと
ピニオン606eの噛み合いにより、第1保持手段50
3が矢印R方向に回転できる。これにより、第1ケース
部分12と第2ケース部分14の相対的な移動ができ
る。
【0020】図14は、図1と図2に示す電池Bを船に
搭載した状態を示している。この電池Bの図1に示す第
1ケース部分12は、水平ジャイロ(又はバランスウェ
イト)700に取付けられており、船舶SがSW方向に
揺動することにより、図1の第1ケース部分12と第2
ケース部分14の相対的な移動を発生させることができ
る。図15は、電池Bを航空機に搭載した状態を示して
いる。電池Bの第1ケース部分12は水平ジャイロ80
0に設定されており、航空機がSW方向に揺動すること
により、第1ケース部分12と第2ケース部分14の相
対的な移動を図ることができる。
【0021】図16は、電池Bの第1ケース部分12を
自転車のクランク軸850に連結し、第2ケース部分1
4をペダル870に連結した例を示している。第1ケー
ス部分12と第2ケース部分14は、回転可能に連結さ
れており、しかも両者の連結は丈夫なものである。これ
により使用者がペダル870を踏むことで、第1ケース
部分12と第2ケース部分14の相対的な移動を図るこ
とができる。この電池Bが発電することにより、たとえ
ば自転車の照明ランプあるいはペダル870に設けられ
た安全灯890を点灯させることができる。なお、第1
ケース部分12と第2ケース部分14の間には通常用い
られている一方向クラッチ等を設定することもできる。
【0022】図17と図18は、たとえば図10の回転
操作部506に代えて、水道管850内の水流851が
図10の第1保持手段503を回転している。この場合
水流851は第1保持手段503の水車853を回して
いる。このような場合の電池Bの適用例としては、水道
水の浄水装置の電源、湯わかし器の着火用電池、風呂の
制御用の電源などとして用いることができる。図19
は、電気製品たとえばテレビジョンセットの外装キャビ
ネット960に対して、本発明の電池Bを配置した例を
示している。この電池Bは、外装キャビネット960に
配置されており、外装キャビネット960の充填材とし
て電気二重層コンデンサ980が用いられている。この
場合には、電気二重層コンデンサ980は、インジェク
ションあるいは圧縮成型のインサート材に利用して、自
由な形状を作ることができる。たとえば電気二重層コン
デンサ980は、電池Bの圧電体に電気的に接続されて
いる。また、図19の破線で示すように電気二重層コン
デンサ981のように、外装キャビネット960の内部
に埋め込むようにしてもよい。
【0023】以上説明したように本発明の電池は、たと
えば通常用いられている単1乾電池〜単5乾電池のよう
な外形形状を有しているが、必ずしもその形状に限定さ
れるものではなく他の種類の形状を採用することも勿論
できる。本発明の電池は緊急時のみならず、日常使用に
も耐えることができ、通常の単1電池〜単5電池に対す
る形状と寸法の互換性がある。そして電源のない所ある
いは夜間の使用、あるいは海中における作業または災害
時等の全ての特殊環境下で本発明の電池が使用できる。
本発明の電池は、通常の乾電池と同様な円筒状のものに
限らず、箱状のような他の形状に形成することもでき
る。いずれにしても、第1ケース部分と第2ケース部分
が、相対的に移動すればよい。
【0024】本発明の電池は、携帯用の非常電池とし
て、たとえば災害用あるいは軍事用に用いるだけではな
く、通常使用もでき、たとえば低消費電力化を図る必要
がある電子機器に内蔵する電池や、ポータブル機器等に
内蔵する電池としても用いることができる。第1ケース
部分と第2ケース部分には、くぼみ部分が形成されてい
るが、このくぼみ部分は、使用者が相対的に手動で移動
する時に特に滑りにくく確実に行える。しかしこのくぼ
み部分は必要に応じて除くことも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各種の環境下で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池の好ましい実施の形態1を示す斜
視図。
【図2】図1の電池を分解して示す斜視図。
【図3】図2の圧電体、変換回路および電気二重層コン
デンサを示す図。
【図4】図1の電池の縦方向の断面図。
【図5】電気二重層コンデンサの原理図。
【図6】電気二重層コンデンサと通常の二次電池の特性
の比較例を示す図。
【図7】本発明の実施の形態2を示す斜視図。
【図8】図7の電池の構成要素を示す図。
【図9】本発明の更に別の実施の形態を示す図。
【図10】本発明の電池操作装置の好ましい実施の形態
を示す正面図。
【図11】図10の電池操作装置を示す斜視図。
【図12】更に別の電池操作装置を示す斜視図。
【図13】図12の電池操作装置の回転操作部を示す
図。
【図14】本発明の電池の適用例を示す図。
【図15】本発明の電池の他の適用例を示す図。
【図16】本発明の電池の更に別の適用例を示す斜視
図。
【図17】本発明の電池の他の適用例を示す図。
【図18】本発明の電池の他の適用例を示す図。
【図19】本発明の電池の他の適用例を示す図。
【符号の説明】
10・・・ケース、12・・・第1ケース部分、14・
・・第2ケース部分、20・・・圧電体、21a〜21
c・・・弾性体(弾性部材)、22・・・電気二重層コ
ンデンサ(蓄電手段)、500・・・電池操作装置、5
03・・・第1保持手段、506・・・回転操作部、5
09・・・第2保持手段、B・・・電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 裕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能なケースと、 ケース内に配置されて振動を与えることにより発電する
    圧電体と、 ケース内に配置されて、圧電体が発電した電力を蓄える
    蓄電手段と、を備えることを特徴とする電池。
  2. 【請求項2】 ケースは、第1ケース部分とこの第1ケ
    ース部分に接合されて移動可能になっている第2ケース
    部分を有し、 第1ケース部分と第2ケース部分の相対的移動により、
    圧電体に振動を与えるように、圧電体が第1ケース部分
    内に弾性部材を介して保持されている請求項1に記載の
    電池。
  3. 【請求項3】 蓄電手段は、電気二重層コンデンサであ
    る請求項1に記載の電池。
  4. 【請求項4】 第1ケース部分と第2ケース部分は、そ
    れぞれ凹部を有する請求項1に記載の電池。
  5. 【請求項5】 ケースには太陽電池を備える請求項1に
    記載の電池。
  6. 【請求項6】 ケース内の蓄電手段は、電気二重層コン
    デンサである請求項5に記載の電池。
  7. 【請求項7】 ケースは、第1ケース部分とこの第1ケ
    ース部分に接合されて移動可能になっている第2ケース
    部分を有し、 第1ケース部分と第2ケース部分の相対的移動により、
    発電手段に発電させる操作を行う電池操作装置であり、 振動により発電する発電手段を有する第1ケース部分を
    保持する第1保持手段と、 第2ケース部分を保持する第2保持手段と、 第1保持手段の第1ケース部分と第2保持手段の第2ケ
    ース部分に相対的な移動を起こすための操作手段と、を
    備えることを特徴とする電池操作装置。
  8. 【請求項8】 第1保持手段は第1ケース部分の凹部に
    かみ合わせ、第2保持手段は第2ケース部分の凹部にか
    み合わせる請求項7に記載の電池操作装置。
  9. 【請求項9】 第2保持手段は、外部からの入力で相対
    的な移動を生じる請求項7に記載の電池操作装置。
  10. 【請求項10】 第2保持手段は、足踏み式で入力して
    回転する請求項9に記載の電池操作装置。
JP8082116A 1996-03-11 1996-03-11 電池と電池操作装置 Pending JPH09245842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8082116A JPH09245842A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 電池と電池操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8082116A JPH09245842A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 電池と電池操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09245842A true JPH09245842A (ja) 1997-09-19

Family

ID=13765447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8082116A Pending JPH09245842A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 電池と電池操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09245842A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002052671A1 (en) * 2000-12-25 2002-07-04 Yuanhong Chen Self-charged battery free of charger
JP2010511369A (ja) * 2006-11-27 2010-04-08 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ エネルギーを変換して蓄えるための装置
KR101041268B1 (ko) * 2008-10-13 2011-06-14 엘지전자 주식회사 냉장고
US20120256582A1 (en) * 2011-04-07 2012-10-11 Dukjung Kim Battery pack
JP2013511756A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 パーペトゥーム、リミテッド 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動エネルギー・ハーベスタ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002052671A1 (en) * 2000-12-25 2002-07-04 Yuanhong Chen Self-charged battery free of charger
JP2010511369A (ja) * 2006-11-27 2010-04-08 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ エネルギーを変換して蓄えるための装置
EP2126979B1 (de) * 2006-11-27 2018-05-23 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung zur umwandlung und speicherung von energie
KR101041268B1 (ko) * 2008-10-13 2011-06-14 엘지전자 주식회사 냉장고
JP2013511756A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 パーペトゥーム、リミテッド 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動エネルギー・ハーベスタ
US20120256582A1 (en) * 2011-04-07 2012-10-11 Dukjung Kim Battery pack
KR101254881B1 (ko) * 2011-04-07 2013-04-15 로베르트 보쉬 게엠베하 에너지 발생부를 구비한 배터리 팩
US9231241B2 (en) 2011-04-07 2016-01-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6978161B2 (en) Self-rechargeable portable telephone device with electricity generated by movements made in any direction
WO2003069716A1 (en) A portable electronic device charger and a method for using the same
CN107592030A (zh) 一种利用波浪能的压电发电装置
CN104104122B (zh) 发电系统
FR2500692A1 (fr) Dispositif generateur de courant electrique
JPH09245842A (ja) 電池と電池操作装置
CN104104260A (zh) 发电系统
US20090066177A1 (en) Micro Kinetic energy device for powering portable electronic devices
CN202475217U (zh) 一种可振动发电的5号(aa)和7号(aaa)电池
JP2000092783A (ja) 乾電池型電源装置
JPH05276680A (ja) 複数のキースイッチを有する携帯型電子機器の電源
JPH11234913A (ja) 電源ユニット、電源パッケージ、およびそれらを組み込んだ電子機器
JP2006129621A (ja) 電源装置
JP2004166442A (ja) 発電装置および発電システム
RU209171U1 (ru) Пьезогидравлический генератор электрического тока
JPH09247900A (ja) 電 池
CN211606171U (zh) 一种具有应急充电功能的移动电源
CN210075111U (zh) 一种压电能量收集装置及手表
GB2354646A (en) Battery housed kinetic generator
JP2005259846A (ja) 太陽電池システム
KR100292982B1 (ko) 리모콘 전원공급장치
WO2002052671A1 (en) Self-charged battery free of charger
KR200396440Y1 (ko) 기계식 자가 충전 전원장치
JP2002199795A (ja) 携帯用電子機器の発電機能付蓄電装置
JP3003712B2 (ja) 電気二重層電池