JPH09238822A - 儀式用掛け軸 - Google Patents

儀式用掛け軸

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JPH09238822A
JPH09238822A JP7828496A JP7828496A JPH09238822A JP H09238822 A JPH09238822 A JP H09238822A JP 7828496 A JP7828496 A JP 7828496A JP 7828496 A JP7828496 A JP 7828496A JP H09238822 A JPH09238822 A JP H09238822A
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hanging
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shaft main
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Masayoshi Ito
雅良 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】掛け軸本体に対し、表示物シートを簡単に取り
付け、あるいは取り外しができ、表示物シートを交換で
きるようにして、これを儀式用に用いる。 【解決手段】軸に巻き取り可能な掛け軸本体の表示部
に、表示物シートを仮止めする手段を施してなる。 こ
れにより葬祭や法事、あるいは店舗開店に際し、安価で
しかも簡単に、また効率よく儀式の雰囲気を演出するこ
とができ、また運搬や保管性の面において優れ、しかも
仮止め手段のほかに、これを覆い隠す隠しシートを設け
た場合においては、バインダー等の仮止め手段の存在を
感じさせることがなく、より高品質の儀式用掛け軸とし
て繰り返し使用することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、葬祭や法事、ある
いは店舗開店に際し、展張開示して用いられるところの
儀式用掛け軸に関し、安価でしかも簡単に、また効率よ
く儀式の雰囲気を演出することができるようにすること
を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来公知の儀式装飾用品としては、生花
等の一度限りの使用により廃棄される消耗材を除き、花
輪がその代表的なものとして一般的に知られている。
この花輪は、藁を束ねて円環状に構成するとともに、こ
れに葬祭あるいは開店等の用途目的に合わせた色彩や形
状からなる金属・プラスチックあるいは厚紙製の種々の
装飾材を、竹串等を用いてバランスよく刺し込んで飾り
付けし、あるいは円環状のプラシチックに色彩のある花
形をプレスしたものを花輪として飾り付けする。
【0003】さらにこれに複数本の支柱を取り付けると
ともに、下方部に贈り主の氏名または名称等を記載した
紙または布製の表示部とから構成されており、葬祭等の
儀式をとりおこなうに際して贈り主から葬祭業者に注文
をし、葬祭業者は贈り主の氏名等を記載した表示部を作
成してこれを花輪に取り付けたうえで、これを儀式場に
送り届けて展示し、儀式に必要な期間経過後には業者が
引き取って、前記した表示部を付け替えてさらに別の儀
式に用いるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の儀式装飾用手段としての花輪は、製作に多額の
コストを要するのみならず、著しく嵩張るために運搬や
保管性の面において問題があり、また交通量の増大や大
都市の都市環境に照らし、次第にその需要量が減少する
傾向にある。 また現代の文明社会において、次第に儀
式に対する一般大衆の意識にも変化がみられ、装飾の華
やかさや大きさよりもセンスの良さが重視される傾向に
あり、さらに式場の選択についても、狭い自宅よりもむ
しろ自治会館や荘厳な斎場、あるいは葬祭式場、または
寺院や社殿等を選ぶことが多くなり、これに伴って儀式
の装飾様式についても必然的に改革を余儀なくされるに
至っている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した種々の課題を解決し、現代社会のニーズに
合った儀式用の装飾用具を開発するに至ったものであっ
て、具体的には軸に巻き取り可能な掛け軸本体の表示部
に、表示物シートを仮止めする手段を施してなることを
特徴とした儀式用掛け軸に関する。
【0006】また本発明は、軸に巻き取り可能な掛け軸
本体と、該掛け軸本体の表示部を覆う透明な被覆シート
とからなり、該被覆シートは、少なくともその一辺が本
体に固定されているとともに、掛け軸本体には上記した
被覆シートにおける非固定の自由端辺に対応する位置
に、仮止め手段を有することを特徴とした儀式用掛け軸
にも関する。
【0007】さらに本発明は、掛け軸本体の表示部に施
した仮止め手段の部分には、これを覆い隠すことが可能
な隠しシートを掛け軸本体から垂下させたものであるこ
とを特徴とした儀式用掛け軸にも関する。
【0008】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体と、該掛け軸本体の表示部に形成されたところ
の、表示物シートを入れる透明な袋状部とからなる儀式
用掛け軸にも関する。
【0009】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体と、該掛け軸本体を展張状態で収納するところ
の、少なくとも前面を透明にした保護ケースと、該保護
ケースを吊り下げるスタンドとからなる儀式用掛け軸に
も関する。
【0010】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体と、該掛け軸本体の表示部に形成された表示物シ
ートを仮止めする手段と、掛け軸本体を展張状態で収納
するところの、少なくとも前面を透明にした保護ケース
と、該保護ケースを吊り下げるスタンドとからなる儀式
用掛け軸にも関する。
【0011】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体と、該掛け軸本体の表示部に形成された表示物シ
ートを仮止めする手段と、掛け軸本体を展張状態で収納
するところの、少なくとも前面を透明にし、しかもその
一部に掛け軸本体を出し入れできる開口部を備えた保護
ケースと、該保護ケースを吊り下げるスタンドとからな
る儀式用掛け軸にも関する。
【0012】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体と、該掛け軸本体の表示部に形成された表示物シ
ートを仮止めする手段と、掛け軸本体を展張状態で収納
するところの、少なくとも前面を透明にし、しかもその
一部に掛け軸本体を出し入れできる開口部を備え、さら
に該開口部にはシール手段を備えてなる保護ケースと、
該保護ケースを吊り下げるスタンドとからなる儀式用掛
け軸にも関する。
【0013】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体の表示部上端に、表示物シートを仮止めする手段
を施すとともに、表示部下端には、表示物シートの下端
部を掛け軸本体裏面側へ送り出すためのスリットが形成
されていることを特徴とした儀式用掛け軸にも関する。
【0014】さらに本発明は、軸に巻き取り可能な掛け
軸本体の表示部上端に、表示物シートを仮止めする手段
を施すとともに、該仮止め手段の部分には、これを覆い
隠すことが可能な隠しシートを掛け軸本体から垂下さ
せ、さらに表示部下端には表示物シートの下端部を掛け
軸本体裏面側へ送り出すためのスリットが形成されてい
ることを特徴とした儀式用掛け軸にも関する。
【0015】上記した構成において、本体の表示部に、
葬祭あるいは店舗開店等の儀式の内容に合致した文字・
図形・絵柄等の表示物や、贈り主名等をも記載した表示
物シートを重ね合わせ、これを仮止め手段により仮止め
し、あるいは透明な袋状部内に表示物シートを入れ、ま
たは本体の表示部上に表示物シートを重ね、さらにその
上面に本体に対して少なくとも一辺を固定したところの
表示部を覆う透明な被覆シートをかぶせるとともに、本
体の、上記した被覆シートにおける非固定の自由端辺に
対応する位置に形成した仮止め手段によって被覆シート
の自由端を、前記した表示物シートとともに仮止め固定
し、これを式場に運んで展示使用する。
【0016】なおこの場合において、前記した表示物シ
ートについては、儀式の内容に合致した文字・図形・絵
柄等をあらわすとともに、贈り主の部分を空欄にした状
態にて印刷したものをあらかじめ多種類用意し、贈り主
がこの中から選択して自己の名を入れて表示物を完成さ
せるようにすると、より一層効率的である。
【0017】さらに仮止め手段の取り付け箇所に対応さ
せて、これを覆い隠すことが可能な隠しシートを形成し
てある場合には、これを仮止め手段の上に被せた状態と
し、また掛け軸本体を展張状態で収納するところの、少
なくとも前面を透明にした保護ケースと、該保護ケース
を吊り下げるスタンドとからなるものである場合には、
保護ケース内に掛け軸本体を展張状態で収納するととも
に、これを式場に運び、スタンドに吊り下げて展示使用
する。 また表示部の下端にスリットを形成してある場
合には、表示物シートの上端部を仮止め手段により固定
させるとともに、表示物シートの下端部を、上記スリッ
トより掛け軸本体の裏面側に送り出して表示部の規定の
大きさよりはみ出した表示物シートの下端部分を裏面側
に逃がす。
【0018】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図示の実施例をもとに説明すると、図1には本発
明の第1実施例があらわされている。 すなわち図1に
おいて、1は中央部表面に表示部2を形成した掛け軸本
体、9は掛け軸本体1の表示部2に取り付けられた表示
物シートをあらわし、中央部に儀式の内容に合致した表
示物9aがあらわされているとともに、その下方部には
贈り主9bがあらわされている。 掛け軸本体1は下端
部に重錘を兼ねた巻き取り用の軸3を水平位置に取り付
けてあるとともに、上端部には同じく水平方向に支え棒
4が取り付けられ、しかも該支え棒4には吊り下げ紐4
aが取り付けられている。
【0019】さらに中央の表示部2は、表示物シート9
を重ね展張表示するために十分な大きさ(面積)を有す
るとともに、その上端部および下端部にはそれぞれ表示
物シート9の仮止め手段が設けられている。 すなわち
この場合の表示物シート9の上端部の仮止め手段として
は、図2に詳細をあらわしたように、表示物シート9の
上端部を挟持するための、バネにより銜え側を常時閉塞
する方向に付勢させたバインダー5が、上記銜え側を下
向きにして取り付けられているとともに、そのさらに上
方部には上端部を接着剤により掛け軸本体1に固定させ
たところの、布または紙製の隠しシート6が取り付けら
れている。
【0020】また表示物シート9の下端部の仮止め手段
としては、図3に詳細をあらわしたように、表示物シー
ト9の下端部を挟持するための、同じくバネにより銜え
側を常時閉塞する方向に付勢させたバインダー7が、上
記銜え側を上向きにして取り付けられ、しかも該バイン
ダー7の上面には前記した隠しシート6と同様の隠しシ
ート8が、上端をバインダー7の上面における略全面に
接着剤により接着されているとともに、下方部をバイン
ダー7より下方部に向けて垂下させている。
【0021】上記した第1実施例の構成において、バイ
ンダー5の操作杆5aおよびバインダー7の操作杆7a
をそれぞれ圧迫することにより、表示物シート9の上端
をバインダー5に、また表示物シート9の下端をバイン
ダー7に、それぞれ表示物シート9の中間の弛みを除去
した状態にて銜えさせて取り付ける。 かかる状態にて
紐4aにより目的箇所に吊り下げると、本格的な格調高
い掛け軸として式典をさらに大きく盛り上げることがで
きる。
【0022】またこの場合、上記掛け軸を吊り下げるこ
とにより隠しシート6および8が自重により垂下して、
上下の仮止め手段としてのバインダー5および7部分を
完全に覆うことができ、これによりバインダー等の仮止
め手段が隠されて違和感の全く存在しない、より完全な
掛け軸として用いることができる。 また式典の終了と
同時に、表示物9を緊急に取り外す場合には、単に表示
物シート9を引っ張るだけで両端部が容易に仮止め手段
から外れる。
【0023】さらに図4には、本発明の第2実施例があ
らわされている。 すなわち図4においては、前記した
第1実施例のものと同様の構成からなる掛け軸本体1の
表示部2に対し、その全面を覆う大きさの透明な袋状部
10が形成されている。 この袋状部10は、ビニール
等透明かつ柔軟な材質からなるシートが用いられ、下端
部10aおよび上端部10bのほか、左右の端部10
c.10dについて、それぞれ表示部2の周縁部に接着
剤等を用いて掛け軸本体1に接着され、これにより有底
でしかも縦長の袋体を形成し、さらにその側面寄りの位
置には、縦方向に連続させたフアスナー部11が設けら
れ、このフアスナー部11のフアスナー11aを上下方
向に移動させて上記袋体を開閉させることができるよう
になっている。
【0024】なおこのフアスナー部については、縦方向
のみならず、水平方向に向けて設けるようにしてもよ
い。 上記した第2実施例の構成において、フアスナー
11aを操作してファスナー部11を開き、袋状部10
内に表示物シート9を装入して再度ファスナー11を閉
じて使用する。
【0025】さらに図5には、本発明の第3実施例があ
らわされている。 すなわち図5においては、前記した
第1実施例のものと同様の構成からなる掛け軸本体1の
表示部2に対し、その全面を覆う大きさの透明な被覆シ
ート12が用いられ、該被覆シート12の下端部12a
を掛け軸本体1に接着させるとともに、その上方をフリ
ーとし、さらに掛け軸本体1における表示部2の上端部
には、仮止め手段として、前記した第1実施例において
用いられたのと同様のバインダー13が取り付けられ、
しかもその上方部には該バインダー13の部分を覆い隠
すことができる隠しシート14が取り付けられている。
【0026】上記した第3実施例の構成において、透明
な被覆シート12の自由端を解放させて掛け軸本体1の
表示部2上に、まず表示物シート9を、そしてその上面
に透明な被覆シート12を重ね合わせるとともに、それ
ぞれの上端部を、バインダー13の自由端13aを押圧
してバインダー13に銜え込ませ、さらに隠しシート1
4をバインダー13上に垂下させて使用する。 なおこ
の第3実施例においては、透明な被覆シート12の下端
部12aを掛け軸本体1に接着させるようにしたが、こ
れに限られるものではなく、透明な被覆シート12の上
端部を掛け軸本体1に接着させるとともに、掛け軸本体
1における表示部2の下端部に上記したバインダーの如
き仮止め手段を形成することにより、透明な被覆シート
12の下端部を掛け軸本体1に仮止めするような構成と
してもよい。
【0027】さらに図6には、本発明の第4実施例があ
らわされている。 すなわち図6においては、表示部2
に表示物シート9を、その上・下端部を仮止め手段であ
るマジックテープ15aおよび15bにより仮止めさせ
たところの、前記した第1実施例のものと同様の構成か
らなる掛け軸本体1を展張状態のままで収容することが
可能な大きさであって、しかもその少なくとも前面を透
明にした、好ましくはビニール等の柔軟な材質からなる
保護ケース16と、該保護ケース16を吊り下げるスタ
ンド18とから構成されている。
【0028】すなわち保護ケース16は、その全体が袋
状をなすとともに、左右いずれかの側面を開口させて開
口部17を形成し、しかも該開口部17には、理想的に
は特に図示はしないがファスナー等の開閉自在なシール
手段が取り付けられる。 またこの場合のシール手段と
しては、上記開口部17の端部を裏側に折り返し、易剥
離性の接着剤を介し、あるいはマジックテープ等の止着
手段により裏面に接着固定させるようにしてもよい。
【0029】上記した第4実施例の構成において、保護
ケース16の開口部17を開いて内部に掛け軸本体1を
展張状態のままで収容し、開口部17をシール手段によ
り閉塞して、上記保護ケース16を吊り下げ紐4aによ
り、下端に十字状の支え足片19を有するスタンド18
の上端に吊り下げて屋外に展示する。 なお図6におい
て20は宗派や家紋等をあらわす紋を示す。 また儀式
終了後には開口部17を開いて保護ケース16内より掛
け軸本体1、あるいは掛け軸本体1の表示部2に仮止め
されている表示物シート9のみを簡単に引き出して取り
去ることができる。
【0030】さらに図7には、本発明の第5実施例があ
らわされている。 すなわち図7においては記述した第
1実施例の場合と同様に、掛け軸本体1における表示部
2の上端部に、表示物シート9を仮止めする手段として
バインダー5を有するとともに、これを覆い隠す隠しシ
ート6が設けられている。 さらに表示部2の下端に
は、表示物シート9の下端部9cを掛け軸本体1の裏面
側へ送り出すためのスリット21が形成されており、表
示物シート9の上端部を前記したバインダー5に銜えさ
せるとともに、規定の大きさの表示部2より長い表示物
シート9の下端部9cをスリット21から引き通して、
掛け軸本体1の裏面側へ送り出すようにし、これにより
多少寸法のばらつきのある表示物9を、寸法合わせや端
縁部切断等の調整を必要とせずに、簡単に掛け軸本体1
に装着することができ、また巻癖のついた表示物シート
9の弛みを吸収させることができる。
【0031】さらに上記した第1〜5実施例の構成にお
いて、使用される仮止め手段としては、図示したバイン
ダーのみに限られるものではなく、表示物シートの端部
に既知のマグネットシートあるいはマジックテープを張
り付け、これを掛け軸本体側に取り付けたマグネットシ
ートあるいはマジックテープに吸着または接着させるよ
うにしてもよく、また易剥離性でしかも繰り返し使用可
能な両面接着剤や、既知の感圧性接着際剤等を塗布させ
た仮止め手段を用いることも可能である。 さらに表示
物シートの端部を比較的薄いマグネットバーにより仮止
めすることも考えられる。 また表示物シートについて
はこれを比較的固い透明なプラスチックケース内に入
れ、これを前記したバインダー等の仮止め手段により掛
け軸本体の表示部上に保持させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記した通り、軸に巻き取り可
能な掛け軸本体の表示部に、表示物シートを仮止めする
手段を施してなるものであるために、安価でしかも簡単
に、またハイセンスで効率よく儀式の雰囲気を演出する
ことができ、また花輪のようにかさ張ることもないため
に、運搬や保管性の面において優れている。 また、掛
け軸本体の表示部に、表示物シートを入れる透明な袋状
部を形成し、あるいは掛け軸本体の表示部を覆う透明な
被覆シートを形成し、少なくともその一辺が本体に固定
されているとともに、掛け軸本体には上記した被覆シー
トにおける非固定の自由端辺に対応する位置に仮止め手
段を有するものである場合においては、晴雨の如何を問
わず屋外への展示も可能となり、耐久性がより向上す
る。
【0033】さらに上記した仮止め手段のほかに、これ
を覆い隠す隠しシートを設けた場合においては、バイン
ダー等の仮止め手段の存在を感じさせることがなく、よ
り高品質の儀式用掛け軸として繰り返し使用することが
可能となる。 また表面が透明な保護ケースと吊り下げ
用のスタンドとからなる場合においては、保護ケース内
に掛け軸本体を入れてシールし、これを吊り下げ用スタ
ンドに吊り下げるだけで晴雨にかかわらず屋外に展示す
ることが可能となる。
【0034】また特に掛け軸本体における表示部の下端
に、表示物シートの下端部を掛け軸本体の裏面側へ送り
出すためのスリットを形成するようにした場合において
は、表示物シートの上端部をバインダー等の仮止め手段
に銜えさせるとともに、規定の大きさの表示部より長い
表示物シートの下端部を上記スリットから引き通して、
掛け軸本体の裏面側へ送り出すことができ、これにより
多少寸法のばらつきのある表示物シートを、寸法合わせ
や端縁部切断等の長さ調整を必要とせずに、簡単に掛け
軸本体の表示部に装着することができる。
【0035】またそればかりでなく、表示物シートは巻
回状態にて保管され、また運搬されることが多いために
必然的に巻癖を有していることが多く、そのために使用
時において、吊り下げられている間に時間の経過ととも
に、その巻癖が次第に伸びて弛みを生じても、その弛み
分が表示物シートの自重により前記したスリットから掛
け軸本体の裏面側に送り出されて自動的に弛みを吸収さ
せることができるために、儀式用の掛け軸としての質感
を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である儀式用掛け軸の正面
図と右側面図。
【図2】図1におけるC部分の拡大図。
【図3】図1におけるD部分の拡大図。
【図4】本発明の第2実施例である儀式用掛け軸の正面
図と その中央縦断面図。
【図5】本発明の第3実施例である儀式用掛け軸の正面
図と、その中央縦断面図。
【図6】本発明の第4実施例である儀式用掛け軸の正面
図と右側面図。
【図7】本発明の第5実施例である儀式用掛け軸の正面
図と、その中央縦断面図。
【符号の説明】 1 掛け軸本体 2 表示部 3 軸 4 支え棒 4a 吊り下げ紐 5 バインダー 6 隠しシート 7 バインダー 7a 操作杆 8 隠しシート 9 表示物シート 9a 表示物 9b 贈り主 9c 下端部 10 袋状部 10a 下端部 10b 上端部 10c 左端部 10d 右端部 11 ファスナー部 11a フアスナー 12 透明な被覆シート 12a 下端部 13 バインダー 13a 自由端 14 隠しシート 15a マジックテープ 15b マジックテープ 16 保護ケース 17 開口部 18 スタンド 19 十字状足片 20 紋 21 スリット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸に巻き取り可能な掛け軸本体の表示部
    に、表示物シートを仮止めする手段を施してなることを
    特徴とした儀式用掛け軸。
  2. 【請求項2】軸に巻き取り可能な掛け軸本体と、該掛け
    軸本体の表示部を覆う透明な被覆シートとからなり、該
    被覆シートは、少なくともその一辺が本体に固定されて
    いるとともに、掛け軸本体には上記した被覆シートにお
    ける非固定の自由端辺に対応する位置に、仮止め手段を
    有することを特徴とした儀式用掛け軸。
  3. 【請求項3】掛け軸本体の表示部に施した仮止め手段の
    部分には、これを覆い隠すことが可能な隠しシートを掛
    け軸本体から垂下させたものであることを特徴とした請
    求項1または請求項2に記載の儀式用掛け軸。
  4. 【請求項4】軸に巻き取り可能な掛け軸本体と、該掛け
    軸本体の表示部に形成されたところの、表示物シートを
    入れる透明な袋状部とからなる儀式用掛け軸。
  5. 【請求項5】袋状部の表示物シート出し入れ口にはシー
    ル手段が施されているところの請求項4に記載の儀式用
    掛け軸。
  6. 【請求項6】軸に巻き取り可能な掛け軸本体と、該掛け
    軸本体を展張状態で収納するところの、少なくとも前面
    を透明にした保護ケースと、該保護ケースを吊り下げる
    スタンドとからなる儀式用掛け軸。
  7. 【請求項7】軸に巻き取り可能な掛け軸本体と、該掛け
    軸本体の表示部に形成された表示物シートを仮止めする
    手段と、掛け軸本体を展張状態で収納するところの、少
    なくとも前面を透明にした保護ケースと、該保護ケース
    を吊り下げるスタンドとからなる儀式用掛け軸。
  8. 【請求項8】軸に巻き取り可能な掛け軸本体と、該掛け
    軸本体の表示部に形成された表示物シートを仮止めする
    手段と、掛け軸本体を展張状態で収納するところの、少
    なくとも前面を透明にし、しかもその一部に掛け軸本体
    を出し入れできる開口部を備えた保護ケースと、該保護
    ケースを吊り下げるスタンドとからなる儀式用掛け軸。
  9. 【請求項9】軸に巻き取り可能な掛け軸本体と、該掛け
    軸本体の表示部に形成された表示物シートを仮止めする
    手段と、掛け軸本体を展張状態で収納するところの、少
    なくとも前面を透明にし、しかもその一部に掛け軸本体
    を出し入れできる開口部を備え、さらに該開口部にはシ
    ール手段を備えてなる保護ケースと、該保護ケースを吊
    り下げるスタンドとからなる儀式用掛け軸。
  10. 【請求項10】軸に巻き取り可能な掛け軸本体の表示部
    上端に、表示物シートを仮止めする手段を施すととも
    に、表示部下端には、表示物シートの下端部を掛け軸本
    体裏面側へ送り出すためのスリットが形成されているこ
    とを特徴とした儀式用掛け軸。
  11. 【請求項11】軸に巻き取り可能な掛け軸本体の表示部
    上端に、表示物シートを仮止めする手段を施すととも
    に、該仮止め手段の部分には、これを覆い隠すことが可
    能な隠しシートを掛け軸本体から垂下させ、さらに表示
    部下端には表示物シートの下端部を掛け軸本体裏面側へ
    送り出すためのスリットが形成されていることを特徴と
    した儀式用掛け軸。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130786A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 カシオ計算機株式会社 シート保持機構、膨張装置及び造形システム

Cited By (2)

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