JPH09237256A - 並列計算機における動的負荷分散方法 - Google Patents

並列計算機における動的負荷分散方法

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JPH09237256A
JPH09237256A JP4351996A JP4351996A JPH09237256A JP H09237256 A JPH09237256 A JP H09237256A JP 4351996 A JP4351996 A JP 4351996A JP 4351996 A JP4351996 A JP 4351996A JP H09237256 A JPH09237256 A JP H09237256A
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receiver
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JP4351996A
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English (en)
Inventor
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Kazuhiro Aoyama
和弘 青山
Minoru Miyazawa
稔 宮沢
Hiromi Yamazaki
弘巳 山崎
Hideaki Yoshioka
英明 吉岡
Hiroyuki Takano
博行 高野
Toru Hanazawa
徹 花澤
正人 ▲高▼橋
Masato Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムな並列計算機において、各プロ
セッサで発生した全てのタスクを定められたフレームタ
イム内で処理するような動的負荷分散を可能にする。 【解決手段】 システム内のあるプロセッサで新規タス
ク生成要求が発生した場合、該プロセッサ内で要求タス
クを処理可能であるかを先に判定し、処理不可能である
と判定したときに初めて他のプロセッサにタスク割当を
依頼するようなネットワーク内での動的負荷分散が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアルタイムな並
列計算機において、各プロセッサで発生した全てのタス
クを定められたフレームタイム内で処理することが可能
になるような動的負荷分散を行う方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の並列計算機装置を示すもの
で、複数のプロセッサ102〜1mnがネットワーク1
01によって接続されている。システム内の全てのプロ
セッサが効率良く稼働するために、逐次発生するタスク
をこれらのプロセッサに順次割り当てて分散処理を行
う。各プロセッサは割り当てられたタスクの処理時間か
ら負荷情報を生成する。
【0003】従来、このような並列計算機装置では各プ
ロセッサは自身の負荷が重い状態で新たにタスクの生産
要求が生じた場合、他のプロセッサの負荷情報を調べる
ことによって最も負荷の軽いプロセッサを探して、該プ
ロセッサに対して該タスクの割当を依頼するか、あるい
は重い負荷のプロセッサが他のプロセッサを無作為に選
び、選んだ該プロセッサの負荷情報を調べて自分より負
荷が軽いかどうか判断し、相手プロセッサの方が負荷が
軽かった場合に、該プロセッサに対して該タスクの割当
を依頼する等して、全てのプロセッサの負荷を平均化し
てシステム全体の効率を上げようとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の並
列計算機装置においては、負荷の重いプロセッサがタス
ク割当を依頼するために最も負荷の軽いプロセッサを探
すに当たり、相手のプロセッサの負荷情報を逐次調べて
行かねばならないので場合によっては多くの時間を要す
ることになり、無作為に相手を選ぶ方法では選定したプ
ロセッサの負荷が自分の負荷より重く、そのために再度
選定を重ねるなどで多くの時間を要したり、また相手の
プロセッサの負荷が自分より軽くても余り差が無く、該
タスクの割当に要した処理時間の方が多くて意味のない
負荷分散を行ったりする場合があり、結果として動的負
荷分散を行うための負荷が大きくなり、本来のアプリケ
ーションタスクの処理効率が低下してしまうという課題
があった。
【0005】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、各プロセッサが定められたフレームタ
イム内に割り当てられたタスクを処理しなければならな
いようなリアルタイムマルチプロセッサシステムにおい
て、システム内のあるプロセッサで新規生成要求タスク
が発生した場合に、該プロセッサ内で要求タスクを処理
可能であるかを先に判定し、処理不可能であると判明し
た場合にのみ該プロセッサはセンダとなり他のプロセッ
サにタスク割当を依頼すべく動的負荷分散を行う。これ
により、常時負荷分散を試みなくて良いので不必要にプ
ロセッサの負荷量が増加することを防ぐ。また、センダ
からタスク割当を依頼された各プロセッサにおいてそれ
ぞれ該タスクの実行可否判定を行うことにより、センダ
自身が自分以外のプロセッサの実行可否判定を行う必要
が無く、結果としてセンダのレシーバ決定に要する負荷
量を減らすことが出来る。以上により、システム全体と
して動的負荷分散に要する負荷量を減らし、処理効率の
向上を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるリアル
タイムな並列計算機における動的負荷分散方法は、ある
プロセッサにタスク生成要求が生じたとき、該プロセッ
サでの実行可否判定を行う手段と、判定の結果該タスク
の処理実行が不可能であるとなった場合、該プロセッサ
がセンダとなり他プロセッサに生成要求タスク情報を放
送する手段と、該タスク情報を受信した各レシーバ候補
が該タスク情報を基にレシーバとしての資格があるかど
うかを判定する手段と、資格判定の結果、有資格者とな
ったプロセッサ同士で資格判定結果をマルチキャストす
る手段と、レシーバ有資格者が受信した資格判定結果を
基にレシーバを決定する手段と、レシーバとなったプロ
セッサが決定結果をセンダに送信する手段と、センダが
決定したレシーバにタスク生成要求を送信し、タスク生
成を依頼する手段を備えることにより達成される。
【0007】また、第2の発明によるリアルタイムな並
列計算機の動的負荷分散方法は、さらにレシーバがタス
ク生成要求を受諾できない場合、レシーバが他の有資格
者の中から新たにレシーバを決定し、該タスク処理を再
依頼しセンダに決定結果を報告する手段を備えることに
より達成される。
【0008】また、第3の発明によるリアルタイムな並
列計算機の動的負荷分散方法は、さらにレシーバ候補の
資格判定により有資格者となったプロセッサが、生成要
求タスクのために必要なリソースを確保するため予約を
行う手段を備えることにより達成される。
【0009】また、第4の発明によるリアルタイムな並
列計算機の動的負荷分散方法は、さらにセンダからのタ
スク処理依頼を受諾可能であるレシーバが、他の有資格
者に対して予約の解除を行う手段を備えることにより達
成される。
【0010】また、第5の発明によるリアルタイムな並
列計算機の動的負荷分散方法は、さらにレシーバがタス
ク生成要求を受諾できない場合、時間の許す範囲内で全
ての処理を繰り返し行う手段を備えることにより達成さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,2はこの発明の実施の形態1を示
す処理フロー図である。図1はあるプロセッサにタスク
生成要求が生じた場合の処理フロー図、図2はセンダに
レシーバ候補として選定され、該タスクに関する情報を
送信されたプロセッサの処理フロー図である。図1にお
いて、あるプロセッサにおいてタスク生成要求が生じた
場合、該プロセッサはタスクスケジューリングの結果得
られるフレームタイム終了までのタスク割当のタイムス
ケジュールやメモリ使用状況等の負荷情報と、該タスク
の所要メモリ量や所要処理時間等に関するタスク情報を
基に該タスクの実行可否判定1を行う。現在時刻からフ
レームタイム終了時刻までの時間より該タスクの所要処
理時間の方が長かったり、現在時刻からフレームタイム
終了時刻までに既に他のタスクが割り当てられているた
め該タスクの処理を行う余裕がない場合は実行不可能と
判定され、そうでなければ実行可能と判定とされる。実
行可能と判定された場合には該プロセッサにおいてタス
ク生成2を行い、実行を開始する。実行が不可能である
場合は、生成要求タスク情報を他のプロセッサ全てに放
送機能により送信3する。
【0012】図2において、タスク情報を受信したレシ
ーバ候補は、該タスク情報と自身のタスクスケジューリ
ングの結果得られた負荷情報を基にタスクの処理代行の
資格があるかどうかを判定51する。現在時刻からフレ
ームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り当てら
れているため該タスクの処理を行う余裕がない場合は資
格無しと判定され、そうでなければ資格有りと判定され
る。判定の結果、有資格者であると判定した場合は、判
定結果を他の全有資格者にマルチキャスト機能により送
信52する。有資格者のプロセッサは、全有資格者の判
定結果を基にして資格判定53を行い、レシーバを決定
54する。レシーバに決定したプロセッサ自身が、決定
結果をセンダに送信する。センダは、レシーバ決定結果
を受信4し、レシーバが決定5していた場合はタスク割
当要求をレシーバに対して実行する。また、資格判定5
3の結果が資格者がなしとなった場合は、時間に余裕が
あるとき55は有資格者の選定51から再実行し、時間
に余裕がないとき55はレシーバ未決定であることをセ
ンダに送信し、センダは該タスク生成要求をリジェクト
する。
【0013】実施の形態2.図3,4はこの発明の実施
の形態2を示す処理フロー図である。図3はあるプロセ
ッサにタスク生成要求が生じた場合の処理フロー図、図
4はセンダにレシーバ候補として選定され、該タスクに
関する情報を送信されたプロセッサの処理フロー図であ
る。図3において、あるプロセッサにおいてタスク生成
要求が生じた場合、該プロセッサはタスクスケジューリ
ングの結果得られるフレームタイム終了までのタスク割
当のタイムスケジュールやメモリ使用状況等の負荷情報
と、該タスクの所要メモリ量や所要処理時間等に関する
タスク情報を基に該タスクの実行可否判定1を行う。現
在時刻からフレームタイム終了時刻までの時間より該タ
スクの所要処理時間の方が長かったり、現在時刻からフ
レームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り当て
られているため該タスクの処理を行う余裕がない場合は
実行不可能と判定され、そうでなければ実行可能と判定
とされる。実行可能と判定された場合には該プロセッサ
においてタスク生成2を行い、実行を開始する。実行が
不可能である場合は、生成要求タスク情報を他のプロセ
ッサ全てに放送機能により送信3する。
【0014】図4(a)において、タスク情報を受信し
たレシーバ候補は、該タスク情報と自身のタスクスケジ
ューリングの結果得られた負荷情報を基にタスクの処理
代行の資格があるかどうかを判定51する。現在時刻か
らフレームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り
当てられているため該タスクの処理を行う余裕がない場
合は資格無しと判定され、そうでなければ資格有りと判
定される。判定の結果、有資格者であると判定した場合
は、判定結果を他の全有資格者にマルチキャスト機能に
より送信52する。有資格者のプロセッサは、全有資格
者の判定結果を基にして資格判定53を行い、レシーバ
を決定54する。レシーバに決定したプロセッサ自身
が、決定結果をセンダに送信する。センダは、レシーバ
決定結果を受信4し、レシーバが決定5していた場合は
タスク割当要求をレシーバに対して実行する。図4
(b)において、タスク割当要求を受信したレシーバ
は、該タスク生成の実行が可能であるか実行可否判定5
6を行い、実行可能である場合はタスク生成57を行
い、実行を開始する。判定の結果、実行不可能である場
合は、フレームタイム終了までにタスクの処理や割当要
求を行う時間的余裕があるとき58は再度有資格者の中
からレシーバを決定59してタスク生成を行い、センダ
にアクセプト報告を送信60し、時間に余裕がないとき
はセンダにリジェクト報告61を送信する。図3におい
て、センダはタスク割当要求を行った後、レシーバから
の応答を待ち7、アクセプト信号を受信したときは動的
負荷分散を終了し、リジェクト信号を受信したときは該
タスク生成要素をリジェクトする。また、図4(a)に
おいて、資格判定53の結果が資格者がなしとなった場
合は、時間に余裕があるとき55は有資格者の選定51
から再実行し、時間に余裕がないとき55はレシーバ未
決定であることをセンダに送信し、センダは該タスク生
成要求をリジェクトする。
【0015】実施の形態3.図3,5はこの発明の実施
の形態3を示す処理フロー図である。図3はあるプロセ
ッサにタスク生成要求が生じた場合の処理フロー図、図
5はセンダにレシーバ候補として選定され、該タスクに
関する情報を送信されたプロセッサの処理フロー図であ
る。図3において、あるプロセッサにおいてタスク生成
要求が生じた場合、該プロセッサはタスクスケジューリ
ングの結果得られるフレームタイム終了までのタスク割
当のタイムスケジュールやメモリ使用状況等の負荷情報
と、該タスクの所要メモリ量や所要処理時間等に関する
タスク情報を基に該タスクの実行可否判定1を行う。現
在時刻からフレームタイム終了時刻までの時間より該タ
スクの所要処理時間の方が長かったり、現在時刻からフ
レームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り当て
られているため該タスクの処理を行う余裕がない場合は
実行不可能と判定され、そうでなければ実行可能と判定
とされる。実行可能と判定された場合には該プロセッサ
においてタスク生成2を行い、実行を開始する。実行が
不可能である場合は、生成要求タスク情報を他のプロセ
ッサ全てに放送機能により送信3する。
【0016】図5(a)において、タスク情報を受信し
たレシーバ候補は、該タスク情報と自身のタスクスケジ
ューリングの結果得られた負荷情報を基にタスクの処理
代行の資格があるかどうかを判定51する。現在時刻か
らフレームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り
当てられているため該タスクの処理を行う余裕がない場
合は資格無しと判定され、そうでなければ資格有りと判
定される。有資格者であると判定した場合は、タスク生
成・実行に必要なリソースを確保するため予約62を行
い、判定結果を他の全有資格者にマルチキャスト機能に
より送信52する。有資格者のプロセッサは、全有資格
者の判定結果を基にして資格判定53を行い、レシーバ
を決定54する。レシーバに決定したプロセッサ自身
が、決定結果をセンダに送信する。図3において、セン
ダはレシーバ決定結果を受信4し、レシーバが決定5し
ていた場合はタスク割当要求をレシーバに対して実行す
る。図5(b)において、タスク割当要求を受信したレ
シーバは、該タスク生成の実行が可能であるか実行可否
判定56を行い、実行可能である場合はタスク生成57
を行い、実行を開始する。判定の結果、実行不可能であ
る場合は、フレームタイム終了までにタスクの処理や割
当要求を行う時間的余裕があるとき58は再度有資格者
の中からレシーバを決定59してタスク生成を行い、セ
ンダにアクセプト報告を送信60し、時間に余裕がない
ときはセンダにリジェクト報告61を送信する。図3に
おいて、センダはタスク割当要求を行った後、レシーバ
からの応答を待ち7、アクセプト信号を受信したときは
動的負荷分散を終了し、リジェクト信号を受信したとき
は該タスク生成要素をリジェクトする。また、図5
(a)において、資格判定53の結果が資格者がなしと
なった場合は、時間に余裕があるとき55は有資格者の
選定51から再実行し、時間に余裕がないとき55はレ
シーバ未決定であることをセンダに送信し、センダは該
タスク生成要求をリジェクトする。
【0017】実施の形態4.図3,6はこの発明の実施
の形態4を示す処理フロー図である。図3はあるプロセ
ッサにタスク生成要求が生じた場合の処理フロー図、図
6はセンダにレシーバ候補として選定され、該タスクに
関する情報を送信されたプロセッサの処理フロー図であ
る。図3において、あるプロセッサにおいてタスク生成
要求が生じた場合、該プロセッサはタスクスケジューリ
ングの結果得られるフレームタイム終了までのタスク割
当のタイムスケジュールやメモリ使用状況等の負荷情報
と、該タスクの所要メモリ量や所要処理時間等に関する
タスク情報を基に該タスクの実行可否判定1を行う。現
在時刻からフレームタイム終了時刻までの時間より該タ
スクの所要処理時間の方が長かったり、現在時刻からフ
レームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り当て
られているため該タスクの処理を行う余裕がない場合は
実行不可能と判定され、そうでなければ実行可能と判定
とされる。実行可能と判定された場合には該プロセッサ
においてタスク生成2を行い、実行を開始する。実行が
不可能である場合は、生成要求タスク情報を他のプロセ
ッサ全てに放送機能により送信3する。
【0018】図6(a)において、タスク情報を受信し
たレシーバ候補は、該タスク情報と自身のタスクスケジ
ューリングの結果得られた負荷情報を基にタスクの処理
代行の資格があるかどうかを判定51する。現在時刻か
らフレームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り
当てられているため該タスクの処理を行う余裕がない場
合は資格無しと判定され、そうでなければ資格有りと判
定される。有資格者であると判定した場合は、タスク生
成・実行に必要なリソースを確保するため予約62を行
い、判定結果を他の全有資格者にマルチキャスト機能に
より送信52する。有資格者のプロセッサは、全有資格
者の判定結果を基にして資格判定53を行い、レシーバ
を決定54する。レシーバに決定したプロセッサ自身
が、決定結果をセンダに送信する。図3において、セン
ダはレシーバ決定結果を受信4し、レシーバが決定5し
ていた場合はタスク割当要求をレシーバに対して実行す
る。図6(b)において、タスク割当要求を受信したレ
シーバは、該タスク生成の実行が可能であるか実行可否
判定56を行い、実行可能である場合はレシーバ以外の
有資格者はリソースの予約解除63を行い不必要にリソ
ースを消費するこを回避する。レシーバはタスク生成5
7を行い、実行を開始する。判定の結果、実行不可能で
ある場合は、フレームタイム終了までにタスクの処理や
割当要求を行う時間的余裕があるとき58は再度有資格
者の中からレシーバを決定59してタスク生成57を行
い、レシーバ以外の有資格者はリソースの予約解除63
を行う。レシーバはセンダにアクセプト報告を送信60
し、時間に余裕がないときはセンダにリジェクト報告6
1を送信する。図3において、センダはタスク割当要求
を行った後、レシーバからの応答を待ち7、アクセプト
信号を受信したときは動的負荷分散を終了し、リジェク
ト信号を受信したときは該タスク生成要素をリジェクト
する。また、図5(a)において、資格判定53の結果
が資格者がなしとなった場合は、時間に余裕があるとき
55は有資格者の選定51から再実行し、時間に余裕が
ないとき55はレシーバ未決定であることをセンダに送
信し、センダは該タスク生成要求をリジェクトする。
【0019】実施の形態5.図3,7,8はこの発明の
実施の形態5を示す処理フロー図である。図3はあるプ
ロセッサにタスク生成要求が生じた場合の処理フロー
図、図4及び図5はセンダにレシーバ候補として選定さ
れ、該タスクに関する情報を送信されたプロセッサの処
理フロー図である。図3において、あるプロセッサにお
いてタスク生成要求が生じた場合、該プロセッサはタス
クスケジューリングの結果得られるフレームタイム終了
までのタスク割当のタイムスケジュールやメモリ使用状
況等の負荷情報と、該タスクの所要メモリ量や所要処理
時間等に関するタスク情報を基に該タスクの実行可否判
定1を行う。現在時刻からフレームタイム終了時刻まで
の時間より該タスクの所要処理時間の方が長かったり、
現在時刻からフレームタイム終了時刻までに既に他のタ
スクが割り当てられているため該タスクの処理を行う余
裕がない場合は実行不可能と判定され、そうでなければ
実行可能と判定とされる。実行可能と判定された場合に
は該プロセッサにおいてタスク生成2を行い、実行を開
始する。実行が不可能である場合は、生成要求タスク情
報を他のプロセッサ全てに放送機能により送信3する。
【0020】図7において、タスク情報を受信したレシ
ーバ候補は、該タスク情報と自身のタスクスケジューリ
ングの結果得られた負荷情報を基にタスクの処理代行の
資格があるかどうかを判定51する。現在時刻からフレ
ームタイム終了時刻までに既に他のタスクが割り当てら
れているため該タスクの処理を行う余裕がない場合は資
格無しと判定され、そうでなければ資格有りと判定され
る。判定の結果、有資格者であると判定した場合は、判
定結果を他の全有資格者にマルチキャスト機能により送
信52する。有資格者のプロセッサは、全有資格者の判
定結果を基にして資格判定53を行い、レシーバを決定
54する。レシーバに決定したプロセッサ自身が、決定
結果をセンダに送信する。センダはレシーバ決定結果を
受信4し、レシーバが決定5していた場合はタスク割当
要求をレシーバに対して実行する。図8において、タス
ク割当要求を受信したレシーバは、該タスク生成の実行
が可能であるか実行可否判定56を行い、実行可能であ
る場合はタスク生成57を行い、実行を開始する。判定
の結果、実行不可能である場合は、フレームタイム終了
までにタスクの処理や割当要求を行う時間的余裕がある
とき58は再度有資格者の選定51、判定結果のマルチ
キャスト52を行い資格判定53を行い、レシーバを決
定59してタスク生成57を行い、センダにアクセプト
報告を送信60し、時間に余裕がないときはセンダにリ
ジェクト報告61を送信する。図3において、センダは
タスク割当要求を行った後、レシーバからの応答を待ち
7、アクセプト信号を受信したときは動的負荷分散を終
了し、リジェクト信号を受信したときは該タスク生成要
素をリジェクトする。また、図7において、資格判定5
3の結果が資格者がなしとなった場合は、時間に余裕が
あるとき55は有資格者の選定51から再実行し、時間
に余裕がないとき55はレシーバ未決定であることをセ
ンダに送信し、センダは該タスク生成要求をリジェクト
する。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、各プロセッサが
定められたフレームタイム内に割り当てられたタスクを
処理しなければならないようなリアルタイムマルチプロ
セッサシステムにおいて、システム内のあるプロセッサ
で新規生成要求タスクが発生した場合に、そのプロセッ
サ内で要求タスクを処理可能であるかを先に判定し、処
理不可能であると判明したときに初めて他のプロセッサ
にタスク割当を依頼すべく動的負荷分散を行うことによ
り、不必要にプロセッサの負荷量を増加することを防
ぎ、処理効率を向上することが可能となる。また、新規
生成要求タスクが自プロセッサで処理不可能と判定さ
れ、他プロセッサへ処理代行を依頼する場合、レシーバ
を決定する際に各プロセッサがレシーバとしての資格判
定を各自で行うことにより、負荷を軽減すべく動的負荷
分散を行おうとするセンダが、動的負荷分散処理のため
に負荷を高めてしまうことを回避することが可能とな
る。
【0022】本発明によれば、有資格者となったプロセ
ッサが予めリソースの予約を行うことにより、レシーバ
に決定しタスク生成・実行要求を受けたときに、円滑に
処理を実行することが可能となる。
【0023】本発明によれば、リソースの予約を行った
プロセッサが、レシーバに決定しなかった場合におい
て、リソースの予約解除を行うことにより、不必要にリ
ソースを消費することを回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
1のセンダの処理を示すフロー図である。
【図2】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
1のレシーバ候補の処理を示すフロー図である。
【図3】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
2,3,4,5のセンダの処理を示すフロー図である。
【図4】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
2のレシーバ候補の処理を示すフロー図である。
【図5】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
3のレシーバ候補の処理を示すフロー図である。
【図6】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
4のレシーバ候補の処理を示すフロー図である。
【図7】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
5のレシーバ候補の処理を示すフロー図である。
【図8】 本発明による動的負荷分散方法の実施の形態
5のレシーバ候補の処理を示すフロー図である。
【図9】 従来の装置及び本発明にかかる並列計算機装
置のネットワークを示す概略図である。
【符号の説明】
101 ネットワーク、102 プロセッサ、103
プロセッサ、1mnプロセッサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 弘巳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉岡 英明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高野 博行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 花澤 徹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 正人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同等の機能を有する複数のプロセッサを
    持ち、各プロセッサが他の全プロセッサへ放送する機能
    を備え、各プロセッサ内のタスクは定められたフレーム
    タイム内で処理しなければならず、フレームタイムの開
    始時に該フレームタイムにおいて処理すべき仕事を判定
    し、該判定結果に基づいてタスクのスケジューリングを
    行うようなリアルタイムな並列計算機において、あるプ
    ロセッサにおける該タスクスケジューリングの結果、タ
    スク生成要求が生じたとき、該プロセッサは該タスクス
    ケジューリングの結果得られるフレームタイム終了まで
    のタスク割当のタイムスケジュールやメモリ使用状況等
    の負荷情報と、該タスクの所要メモリ量や所要処理時間
    等に関するタスク情報を基に該タスクの実行可否判定を
    行い、その結果現在時刻からフレームタイム終了時刻ま
    での時間より該タスクの所要処理時間の方が長かった
    り、現在時刻からフレームタイム終了時刻までに既に他
    のタスクが割り当てられている等の理由で該タスクの処
    理実行が不可能であるとなった場合、該プロセッサは該
    タスクのセンダとなり、該放送機能を用いて全プロセッ
    サへ該タスク情報を送信し、各プロセッサは受信した該
    タスク情報と、自身のタスクスケジューリングの結果得
    られた負荷情報を基に自身において該タスクの実行が可
    能であるかどうか、すなわちレシーバとしての資格があ
    るかどうかの判定を行い、資格判定の結果、有資格者と
    判定した場合は、全ての有資格者となったプロセッサ同
    士で資格判定結果をマルチキャストすることにより、有
    資格者のプロセッサは受信した資格判定結果を基にレシ
    ーバを決定し、レシーバとなったプロセッサがセンダに
    決定結果の報告を行い、センダは決定結果受信後にレシ
    ーバに該タスク処理を依頼することを特徴とする並列計
    算機における動的負荷分散方法。
  2. 【請求項2】 レシーバ決定後にタスク割当要求をレシ
    ーバに送信した際に、ネットワークにおいて遅延が発生
    した等の理由でレシーバがタスク割当要求を受信するの
    が遅れたため、その間にレシーバが他のプロセッサから
    の他のタスクの割当要求を受け付けてしまった等の理由
    で、レシーバが該タスク生成要求を受諾できなくなって
    しまった場合に、レシーバが他の有資格者の中から新た
    にレシーバを決定して、該タスク処理を再依頼しセンダ
    に決定結果を報知することを特徴とする請求項1記載の
    並列計算機における動的負荷分散方法。
  3. 【請求項3】 レシーバ候補が資格判定の結果、有資格
    者と判定した場合に、有資格者自身が生成要求タスクの
    ために必要なメモリやフレームタイム内での処理時間等
    のリソースを確保しておくことによって、実際に生成要
    求を受信した際に確実に該タスクの生成・実行を可能に
    することを特徴とする請求項1記載の並列計算機におけ
    る動的負荷分散方法。
  4. 【請求項4】 レシーバ決定後、センダがレシーバにタ
    スク処理依頼を行い受諾可能である場合、レシーバは他
    の有資格者に対して予約を解除することを特徴とする請
    求項3記載の並列計算機における動的負荷分散方法。
  5. 【請求項5】 レシーバ決定後にタスク割当要求をレシ
    ーバに送信した際に、ネットワークにおいて遅延が発生
    した等の理由でレシーバがタスク割当要求を受信するの
    が遅れたため、その間にレシーバが他のプロセッサから
    の他のタスクの割当要求を受け付けてしまった等の理由
    で、レシーバが該タスク生成要求を受諾できなくなって
    しまった場合に、各レシーバ候補は再度自身の負荷判定
    を行い、資格判定の結果、有資格者と判定した場合は、
    全ての有資格者となったプロセッサ同士で資格判定結果
    をマルチキャストすることにより、有資格者のプロセッ
    サは受信した資格判定結果を基にレシーバを決定し、レ
    シーバとなったプロセッサが決定結果をセンダに送信す
    ることを特徴とする請求項1記載の並列計算機における
    動的負荷分散方法。
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