JPH09236641A - バッテリー残量容量計測装置 - Google Patents

バッテリー残量容量計測装置

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JPH09236641A
JPH09236641A JP8107605A JP10760596A JPH09236641A JP H09236641 A JPH09236641 A JP H09236641A JP 8107605 A JP8107605 A JP 8107605A JP 10760596 A JP10760596 A JP 10760596A JP H09236641 A JPH09236641 A JP H09236641A
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JP
Japan
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battery
remaining capacity
neuron
measuring device
neurons
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JP8107605A
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Yasuhiro Tamai
康弘 玉井
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリー残存容量を簡便にかつ正確に求め
ることができるバッテリー残量容量計測装置を提供する
こと。 【解決手段】 V−I特性とバッテリー15の残存容量
との関係を予め学習させるとともに、バッテリー充電の
際に再学習を実行してバッテリー毎の個体差に起因する
充電率、環境温度、経時変化(主として、充放電能力の
劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動の影響を補正
することにより、V−I特性にばらつきが発生した場合
でも、そのような個体差をも考慮して、バッテリー残存
容量を簡便にかつ正確に求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のバッテリー残量容量
計測装置は、車両に搭載されたバッテリーの残存容量を
推定する装置に関し、特に、電流データ入力層、中間
層、および出力層が階層化されて成る多層型ニューラル
ネットワークを用いて、電気自動車等の車両の走行時に
おけるバッテリーの残存容量の推定を実行するバッテリ
ー残量容量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車のバッテリー残存容量を検出
する従来のバッテリー残量容量計測装置としては、例え
ば、特開平6−34727号に開示された図4に示すよ
うなものがある。
【0003】従来技術のバッテリー残量容量計測装置9
は、電圧−電流特性(則ち、V−I特性)算出手段7
A、残存容量算出手段7Bを備えていた。このようなバ
ッテリー残量容量計測装置9においては、電圧計6と電
流計5とによりバッテリー3の電圧値と電流データとを
検出するとともに、温度センサ4によってバッテリー3
の温度を測定し、これらの検出された電圧値および電流
データをV−I特性算出手段7Aに取り込んで、電圧−
電流(V−I)特性を求めていた。
【0004】V−I特性と残存容量との間には良好な相
関関係があるとされており、残存容量算出手段7Bは、
予め求めて算出し記憶しておいた両者の相関関係に基づ
いて、実際に求めたV−I特性から走行時におけるバッ
テリーの残存容量を算出していた。
【0005】またバッテリー残量容量計測装置9は、算
出結果である走行時におけるバッテリーの残存容量を表
示手段8に表示させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバッテリー残量容量計測装置9では、充電
率、環境温度、経時変化(主として、充放電能力の劣
化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動の影響に起因し
て、V−I特性にばらつきが発生してしまい、その結
果、残存容量との間の相関関係を最適化することが難し
いという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、V−I特性と走行時におけるバッ
テリーの残存容量との関係を予め学習させたニューラル
ネットワークを用いることにより、充電率、環境温度、
経時変化(主として、充放電能力の劣化)等のバッテリ
ーの諸特性や負荷変動の影響に起因して、V−I特性に
ばらつきが発生した場合でも、バッテリー残存容量を簡
便にかつ正確に求めることができるバッテリー残量容量
計測装置を提供することを目的としている。
【0008】さらに、本発明は、バッテリーの個体差に
起因して充電率、環境温度、経時変化(主として、充放
電能力の劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動の影
響に個体差が発生し、その結果、V−I特性にばらつき
が発生した場合でも、そのような個体差をも考慮して、
バッテリー残存容量を簡便にかつ正確に求めることがで
きるバッテリー残量容量計測装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、バッテリー(15)の残存容量を推定するバッテリ
ー残量容量計測装置において、入力層、中間層(20
C)、および出力層(20D)が所定の順序で階層化さ
れて成る多層型ニューラルネットワークを用いてバッテ
リー(15)の残存容量の推定を実行することができる
残存容量推定手段(20)、を備えて成ることを特徴と
するバッテリー残量容量計測装置(10)である。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記残存容量推定手段(20)は、車
両負荷(11)の接続時にバッテリー(15)が車両負
荷(11)に供給する負荷電流に係る電流データ(12
a)を入力するための所定数のニューロンから構成され
る電流データ入力層(20A)と、車両負荷(11)に
負荷電流を供給する際のバッテリー温度に係る温度デー
タを入力するための所定数のバッテリー温度検出ニュー
ロン(20B)とを有する入力層と、バッテリー(1
5)の供給可能な残存電力に係る残存容量推定情報(2
0a)を生成するための出力層(20D)と、を備えて
成ることを特徴とするバッテリー残量容量計測装置(1
0)である。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のいずれか一項に記載の発明において、前記入力層を
構成する各ニューロンは、前記中間層(20C)を構成
する全ニューロンについて予め学習された重み付けによ
って当該全ニューロンの各々と結合されて成り、さら
に、前記中間層(20C)を構成する各ニューロンは、
前記出力層(20D)を構成する全ニューロンについて
予め学習された重み付けによって当該全ニューロンの各
々と結合されて成る、ことを特徴とするバッテリー残量
容量計測装置(10)である。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載の発明において、前記バッテリー
温度検出ニューロン(20B)は、前記中間層(20
C)を構成する各ニューロンについての予め学習された
重み付けを用いて、当該中間層(20C)の各ニューロ
ンと各々結合されて成る、ことを特徴とするバッテリー
残量容量計測装置(10)である。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項に記載の発明において、前記電流データ
入力層(20A)を構成する各ニューロンは、前記中間
層(20C)を構成する各ニューロンについての予め学
習された重み付けを用いて、当該中間層(20C)の各
ニューロンと各々結合されて成る、ことを特徴とするバ
ッテリー残量容量計測装置(10)である。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか一項に記載の発明において、前記出力層(2
0D)を構成する各ニューロンは、前記中間層(20
C)を構成する各ニューロンについての予め学習された
重み付けを用いて、当該中間層(20C)の各ニューロ
ンと各々結合されて成る、ことを特徴とするバッテリー
残量容量計測装置(10)である。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれか一項に記載の発明において、前記バッテリー
温度検出ニューロン(20B)の入出力関数は、シグモ
イド関数(21)である、ことを特徴とするバッテリー
残量容量計測装置(10)である。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれか一項に記載の発明において、前記電流データ
入力層(20A)を構成する各ニューロンの入出力関数
は、シグモイド関数(21)である、ことを特徴とする
バッテリー残量容量計測装置(10)である。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれか一項に記載の発明において、前記残存容量推
定手段(20)は、誤差逆伝搬学習を予め実行した前記
多層型ニューラルネットワークを用いてバッテリー(1
5)の残存容量の推定を実行することができる、ことを
特徴とするバッテリー残量容量計測装置(10)であ
る。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
9のいずれか一項に記載の発明において、前記残存容量
推定手段(20)は、前記電流データ入力層(20A)
への前記電流データ(12a)の入力および前記バッテ
リー温度検出ニューロン(20B)への前記バッテリー
温度データ(13a)の入力に応じて、前記出力層(2
0D)から出力される前記残存容量推定情報(20a)
を教師信号として用いることにより前記誤差逆伝搬学習
を実行する、ことを特徴とするバッテリー残量容量計測
装置(10)である。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
10のいずれか一項に記載の発明において、前記残存容
量推定手段(40)は、バッテリー充電の際に再学習を
実行し、当該再学習の結果に基づいて走行時におけるバ
ッテリー(15)の残存容量の推定を実行するように構
成されて成る、ことを特徴とするバッテリー残量容量計
測装置(30)である。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、前記残存容量推定手段(40)
は、電流データ入力層(20A)と所定数のバッテリー
温度検出ニューロン(20B)と車両の走行距離にかか
る走行距離データ(16a)を入力するための走行距離
ニューロン(20E)と有する入力層と、バッテリー
(15)の供給可能な残存電力に係る残存容量推定情報
(20a)を生成するための出力層(20D)と、を備
えて成ることを特徴とするバッテリー残量容量計測装置
(30)である。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、前記入力層を構成する各ニューロ
ンは、前記中間層(20C)を構成する全ニューロンに
ついてバッテリー充電の際に再学習された重み付けによ
って当該全ニューロンの各々と結合されて成り、さら
に、前記中間層(20C)を構成する各ニューロンは、
前記出力層(20D)を構成する全ニューロンについて
バッテリー充電の際に再学習された重み付けによって当
該全ニューロンの各々と結合されて成る、ことを特徴と
するバッテリー残量容量計測装置(30)である。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、前記バッテリー温度検出ニューロ
ン(20B)は、前記中間層(20C)を構成する各ニ
ューロンについてのバッテリー充電の際に再学習された
重み付けを用いて、当該中間層(20C)の各ニューロ
ンと各々結合されて成る、ことを特徴とするバッテリー
残量容量計測装置(30)である。
【0023】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の発明において、前記電流データ入力層(20A)
を構成する各ニューロンは、前記中間層(20C)を構
成する各ニューロンについてのバッテリー充電の際に再
学習された重み付けを用いて、当該中間層(20C)の
各ニューロンと各々結合されて成る、ことを特徴とする
バッテリー残量容量計測装置(30)である。
【0024】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、前記出力層(20D)を構成する
各ニューロンは、前記中間層(20C)を構成する各ニ
ューロンについてのバッテリー充電の際に再学習された
重み付けを用いて、当該中間層(20C)の各ニューロ
ンと各々結合されて成る、ことを特徴とするバッテリー
残量容量計測装置(30)である。
【0025】請求項17に記載の発明は、請求項1乃至
16のいずれか一項に記載の発明において、車両負荷
(11)の接続時にバッテリーが車両負荷(11)に供
給する負荷電流を計測するとともに、当該計測結果に基
づいて当該負荷電流に係る前記電流データ(12a)を
生成するための電流算出手段(12)と、車両負荷(1
1)に負荷電流を供給する際のバッテリー温度を計測す
るとともに、当該計測結果に基づいて当該バッテリー温
度に係る温度データを生成するためのバッテリー温度算
出手段(13)と、車両負荷(11)に負荷電流を供給
する際に車両の走行距離を計測して走行距離データ(1
6a)を生成するための走行距離算出手段(16)と、
を備えて成ることを特徴とするバッテリー残量容量計測
装置(30)である。
【0026】請求項18に記載の発明は、請求項17記
載の走行距離算出手段(16)は、計測した前記走行距
離データ(16a)を記録するためのメモリ部(16
A)、を備えて成ることを特徴とするバッテリー残量容
量計測装置(30)である。
【0027】請求項19に記載の発明は、請求項17ま
たは18のいずれか一項に記載の発明において、車両負
荷(11)の接続時にバッテリー(15)の起電力を計
測するとともに、当該計測結果に基づいて当該バッテリ
ー(15)の両端電圧に係る前記電圧データ(14a)
を生成するための電圧算出手段(14)と、を備えて成
ることを特徴とするバッテリー残量容量計測装置(3
0)である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施の形態を説明する。初めに、図面に基づき本発明の
第一実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態
にかかるバッテリー残量容量計測装置10を示す機能ブ
ロック図である。図2は本発明の実施の形態にかかる残
存容量推定手段20における学習過程を示す図である。
図3は本発明の実施の形態にかかるバッテリーの電圧−
電流(V−I)特性図である。
【0029】始めに、発明の実施の形態のバッテリー残
量容量計測装置10の構成を説明する。本発明の第一実
施の形態にかかるバッテリー残量容量計測装置10は、
車両に搭載されたバッテリー15の残存容量を推定する
装置であり、具体的には、入力層、中間層、および出力
層が階層化されて成る多層型ニューラルネットワークを
用いて、電気自動車等の車両のバッテリー15の残存容
量の推定を実行することが可能なものであって、図1に
示すように、電流算出手段12とバッテリー温度算出手
段13と電圧算出手段14と残存容量推定手段(多層型
ニューラルネットワーク)20とを備えて成る。
【0030】電気自動車等の車両に搭載可能なバッテリ
ー15は、ワイパー、ヘッドランプ、オーディオ、エア
コン等の各種の車両負荷11に電力を供給するためのも
のである。本発明の第一実施の形態のバッテリー15
は、具体的には、鉛蓄電池、ニッカド電池、燃料電池等
を意味する。
【0031】車両負荷11とは、電気自動車等の車両に
搭載されている電装品であるランプ、エアコン、オーデ
ィオ設備、各種制御回路、等を意味するものである。バ
ッテリー残量容量計測装置10を構成する電流算出手段
12とバッテリー温度算出手段13と電圧算出手段14
と残存容量推定手段(多層型ニューラルネットワーク)
20とは、電流データ12a、バッテリー温度データ1
3a、電圧データ14a、残存容量推定情報20aの授
受をできるように、ワイヤーハーネスや光ファイバー等
の有線伝送媒体や電波等の無線伝送媒体を用いた伝送手
段によって相互に接続されている。
【0032】電流算出手段12は、図1に示すように、
車両負荷11の接続時にバッテリー15が車両負荷11
に供給する負荷電流を計測するとともに、このときの計
測結果に基づいてこのときの負荷電流に係る電流データ
12aを生成することができるよう、対象とするバッテ
リー15に電気的に直列に接続されて成る。
【0033】本発明の第一実施の形態の電流算出手段1
2は、具体的には、電流計とコンピュータのハードウェ
アとで実現することができる。バッテリー温度算出手段
13は、図1に示すように、車両負荷11に負荷電流を
供給する際のバッテリー温度を計測するとともに、この
ときの計測結果に基づいてこのときのバッテリー温度に
係る温度データを生成することができるよう、バッテリ
ー15に熱的に接触した状態となっている。
【0034】電圧算出手段14は、図1に示すように、
車両負荷11の接続時にバッテリー15の起電力を計測
するとともに、このときの計測結果に基づいてこのとき
のバッテリー15の両端電圧に係る電圧データ14aを
生成することができるよう、対象となるバッテリー15
の両電極端子間に接続されて成る。
【0035】本発明の第一実施の形態の電圧算出手段1
4は、具体的には、電圧計とコンピュータのハードウェ
アとで実現することができる。残存容量推定手段(多層
型ニューラルネットワーク)20は、誤差逆伝搬学習を
予め実行した多層型ニューラルネットワークを用いてバ
ッテリー15の残存容量の推定を実行するものである。
【0036】また残存容量推定手段(多層型ニューラル
ネットワーク)20は、電流データ入力層20Aへの電
流データ12aの入力およびバッテリー温度検出ニュー
ロン20Bへのバッテリー温度データ13aの入力に応
じて、出力層20Dから出力される残存容量推定情報2
0aを教師信号として用いることにより誤差逆伝搬学習
を実行するものである。
【0037】本発明の第一実施の形態の残存容量推定手
段(多層型ニューラルネットワーク)20は、具体的に
は、コンピュータのソフトウェア上で実現することがで
きる。なお、残存容量推定手段(多層型ニューラルネッ
トワーク)20をLSIを主体としたニューラルネット
ワークハードウェアによっても実現できることは周知技
術である。
【0038】次に、発明の実施の形態のバッテリー温度
算出手段13の構成を説明する。バッテリー温度算出手
段13はバッテリー15の残存容量の推定を実行するも
のであって、図1に示すように、入力層、中間層20
C、および出力層20Dが所定の順序で階層化されて成
る多層型ニューラルネットワークを備えて成る。
【0039】本発明の第一実施の形態のバッテリー温度
算出手段13は、具体的には、熱電対を用いた温度計と
コンピュータのハードウェアとで実現することができる
ことは周知技術である。次に、発明の実施の形態の残存
容量推定手段20における入力層の構成を説明する。
【0040】残存容量推定手段(多層型ニューラルネッ
トワーク)20における入力層は、電流データ入力層2
0Aと所定数のバッテリー温度検出ニューロン20Bと
から成る。入力層を構成する各ニューロンは、図2に示
すように、中間層20Cを構成する全ニューロンについ
て予め学習された重み付けによってこれらの全ニューロ
ンの各々と結合されて成る。
【0041】さらに、中間層20Cを構成する各ニュー
ロンは、出力層20Dを構成する全ニューロンについて
予め学習された重み付けによってこれらの全ニューロン
の各々と結合されて成る。更に詳しく、発明の実施の形
態の残存容量推定手段20における入力層の構成を説明
する。
【0042】電流データ入力層20Aは、車両負荷11
の接続時にバッテリー15が車両負荷11に供給する負
荷電流に係る電流データ12aを入力するための所定数
のニューロンから構成されている。具体的には、入力す
る電流データ12aのデータ数と同数のニューロンを、
所定数のニューロンとして設けている。本発明の第一実
施の形態では、入力する電流データ12aのデータ数を
50個としているので、50個(=所定数)のニューロ
ンを電流データ入力層20Aに設けている。
【0043】電流データ入力層20Aを構成する各ニュ
ーロンは、図2に示すように、中間層20Cを構成する
各ニューロンについての予め学習された重み付けを用い
て、これらの中間層20Cの各ニューロンと各々結合さ
れて成る。電流データ入力層20Aを構成する各ニュー
ロンの入出力関数は、シグモイド関数21である。
【0044】本発明の第一実施の形態のバッテリー温度
算出手段13は、具体的には、コンピュータのソフトウ
ェア上で実現することができる。なお、バッテリー温度
算出手段13をLSIを主体としたニューラルネットワ
ークハードウェアによっても実現できることは周知技術
である。
【0045】バッテリー温度検出ニューロン20Bは、
車両負荷11に負荷電流を供給する際のバッテリー温度
に係る温度データを入力するための所定数のニューロン
から構成されている。バッテリー温度検出ニューロン2
0Bは、図2に示すように、中間層20Cを構成する各
ニューロンについての予め学習された重み付けを用い
て、これらの中間層20Cの各ニューロンと各々結合さ
れて成る。
【0046】バッテリー温度検出ニューロン20Bの入
出力関数は、シグモイド関数21である。本発明の第一
実施の形態のバッテリー温度検出ニューロン20Bは、
具体的には、コンピュータのソフトウェア上で実現する
ことができる。なお、バッテリー温度検出ニューロン2
0BをLSIを主体としたニューラルネットワークハー
ドウェアによっても実現できることは周知技術である。
【0047】本発明の第一実施の形態の中間層20Cの
ニューロン数は可変としている。また本発明の第一実施
の形態の中間層20Cは、具体的には、コンピュータの
ソフトウェア上で実現することができる。出力層20D
は、バッテリー15の供給可能な残存電力に係る残存容
量推定情報20aを生成するためのニューロンから構成
されている。また本発明の第一実施の形態の出力層20
Dのニューロン数は単一としている。
【0048】出力層20Dを構成する各ニューロンは、
図2に示すように、中間層20Cを構成する各ニューロ
ンについての予め学習された重み付けを用いて、これら
の中間層20Cの各ニューロンと各々結合されて成る。
本発明の第一実施の形態の出力層20Dは、具体的に
は、コンピュータのソフトウェア上で実現することがで
きる。なお、出力層20DをLSIを主体としたニュー
ラルネットワークハードウェアによっても実現できるこ
とは周知技術である。
【0049】次に、発明の実施の形態の動作を説明す
る。図2は本発明の第一実施の形態にかかる残存容量推
定手段20における学習過程を示す図である。図3は本
発明の第一実施の形態にかかるバッテリーの電圧−電流
(V−I)特性図である。
【0050】電気自動車等の車両に搭載可能なバッテリ
ー15は各種の車両負荷11に電力を供給することがで
きる。始めに、発明の実施の形態のバッテリー残量容量
計測装置10の動作を説明する。
【0051】本発明の第一実施の形態にかかるバッテリ
ー残量容量計測装置10は、車両に搭載されたバッテリ
ー(具体的には、鉛蓄電池)15の残存容量を推定する
ことが可能である。電流算出手段12は、図1に示すよ
うに、車両負荷11の接続時にバッテリー(具体的に
は、鉛蓄電池)15が車両負荷11に供給する負荷電流
を計測するとともに、このときの計測結果に基づいてこ
のときの負荷電流に係る電流データ12aを生成する。
【0052】バッテリー温度算出手段13は、図1に示
すように、車両負荷11に負荷電流を供給する際のバッ
テリー温度を計測するとともに、このときの計測結果に
基づいてこのときのバッテリー温度に係る温度データを
生成する。電圧算出手段14は、図1に示すように、車
両負荷11の接続時にバッテリー(具体的には、鉛蓄電
池)15の起電力を計測するとともに、このときの計測
結果に基づいてこのときのバッテリー15の両端電圧に
係る電圧データ14aを生成する。
【0053】バッテリー温度算出手段13はバッテリー
(具体的には、鉛蓄電池)15の残存容量の推定を実行
することができる。残存容量推定手段(多層型ニューラ
ルネットワーク)20は、誤差逆伝搬学習を予め実行し
た多層型ニューラルネットワークを用いてバッテリー
(具体的には、鉛蓄電池)15の残存容量の推定を実行
することができる。
【0054】また残存容量推定手段(多層型ニューラル
ネットワーク)20は、電流データ入力層20Aへの電
流データ12aの入力およびバッテリー温度検出ニュー
ロン20Bへのバッテリー温度データ13aの入力に応
じて、出力層20Dから出力される残存容量推定情報2
0aを教師信号として用いることにより誤差逆伝搬学習
を実行することができる。
【0055】これにより、電圧−電流特性(V−I特
性)と走行時におけるバッテリーの残存容量との関係を
予め学習させた多層型ニューラルネットワークを用いる
ことにより、充電率、環境温度、経時変化(主として、
充放電能力の劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動
の影響に起因して、電圧−電流特性(V−I特性)にば
らつきが発生した場合でも、バッテリー残存容量を簡便
にかつ正確に求めることができるバッテリー残量容量計
測装置10を実現できる。
【0056】更に詳しく、発明の実施の形態の残存容量
推定手段20における入力層の動作を説明する。電流デ
ータ入力層20Aは、車両負荷11の接続時にバッテリ
ー(具体的には、鉛蓄電池)15が車両負荷11に供給
する負荷電流に係る電流データ12aを入力することが
できる。
【0057】バッテリー温度検出ニューロン20Bは、
車両負荷11に負荷電流を供給する際のバッテリー温度
に係る温度データを入力することができる。バッテリー
温度検出ニューロン20Bの入出力関数は、シグモイド
関数21を用いている。
【0058】出力層20Dは、バッテリー(具体的に
は、鉛蓄電池)15の供給可能な残存電力に係る残存容
量推定情報20aを生成する。多層型ニューラルネット
ワーク20において予め実行される誤差逆伝搬学習を説
明する。
【0059】誤差逆伝搬学習は、バッテリー温度をパラ
メータとして予め測定された電圧データ14aと電流デ
ータ12aとから構成された電圧−電流特性(V−I特
性)(図3参照)に基づいて予め実行される。図2に示
すように、バッテリー15の電圧−電流特性(V−I特
性)から所定の数の電圧データ14aと電流データ12
aとの組合せを選択する。
【0060】具体的には、50組の電圧データ14aと
電流データ12aとの組合せを選択している。選択され
た電圧データ14aの数(具体的には、50個)と同数
(則ち、50個)のニューロンを電流データ入力層20
Aに設定する。本発明の第一実施の形態では、入力する
電流データ12aのデータ数を50個としているので、
50個(=所定数)のニューロンを電流データ入力層2
0Aに設けている。
【0061】バッテリー温度検出ニューロン20Bは、
バッテリー温度を検出する測定個所に応じて設定可能で
ある。本発明の第一実施の形態では、一箇所だけバッテ
リー温度を検出するので、バッテリー温度検出ニューロ
ン20Bを一つだけ設けている。
【0062】電流データ入力層20Aを構成する各ニュ
ーロンの入出力関数は、シグモイド関数21である。ま
たバッテリー温度検出ニューロン20Bの入出力関数
は、シグモイド関数21である。この状態で、電流デー
タ入力層20Aに、車両負荷11の接続時にバッテリー
15が車両負荷11に供給する負荷電流に係る電流デー
タ12aを入力する。同時にバッテリー温度検出ニュー
ロン20Bに、車両負荷11に負荷電流を供給する際の
バッテリー温度に係る温度データを入力する。
【0063】この結果、出力層20Dが、バッテリー1
5の供給可能な残存電力に係る残存容量推定情報20a
を生成する。このとき、残存容量推定手段20は、図2
に示すように、電流データ入力層20Aへの電流データ
12aの入力およびバッテリー温度検出ニューロン20
Bへのバッテリー温度データ13aの入力に応じて、出
力層20Dから出力される残存容量推定情報20aを教
師信号として用いることにより誤差逆伝搬学習を実行す
る。
【0064】これにより、電流データ入力層20Aを構
成する各ニューロン(本発明の第一実施の形態では、5
0個のニューロン)と中間層20Cの各ニューロンとの
間の重み付け、バッテリー温度検出ニューロン(本発明
の第一実施の形態では、図2に示すように、単一のニュ
ーロン)20Bと中間層20Cを構成する各ニューロン
(ニューロンは可変)との間の重み付け、および中間層
20Cを構成する各ニューロンと出力層20Dを構成す
るニューロン(本発明の第一実施の形態では、図2に示
すように、単一のニューロン)との間の重み付けを予め
学習されせることができる。
【0065】以上説明したように、本発明の第一実施の
形態によれば、電圧−電流特性(V−I特性)と走行時
におけるバッテリーの残存容量との関係を予め誤差逆伝
搬学習させた多層型ニューラルネットワークを用いるこ
とにより、充電率、環境温度、経時変化(主として、充
放電能力の劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動の
影響に起因して、電圧−電流特性(V−I特性)にばら
つきを考慮したバッテリー残存容量を簡便にかつ正確に
求めることができるバッテリー残量容量計測装置を実現
できる。
【0066】次に、図面に基づき本発明の第二実施の形
態を説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるにか
かるバッテリー残量容量計測装置30を示す機能ブロッ
ク図である。なお、本発明の第一実施において既に記述
したものと同一の部分については、同一符号を付し、重
複した説明は省略する。
【0067】図1は本発明の実施の形態にかかるバッテ
リー残量容量計測装置30を示す機能ブロック図であ
る。始めに、発明の第二実施形態のバッテリー残量容量
計測装置30の構成を説明する。
【0068】本発明の第二実施形態のバッテリー残量容
量計測装置30は、バッテリー充電の際に再学習を実行
し、再学習の結果に基づいて走行時におけるバッテリー
15の残存容量の推定を実行するように構成された装置
であり、V−I特性とバッテリー15の残存容量との関
係を予め学習させることができる第一実施形態のバッテ
リー残量容量計測装置10の機能に加えて、更にバッテ
リー充電の際に再学習を実行してバッテリー毎の個体差
に起因する充電率、環境温度、経時変化(主として、充
放電能力の劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動の
影響を補正するように、電流算出手段12とバッテリー
温度算出手段13と電圧算出手段14と走行距離算出手
段16とを備えて成る。
【0069】電流算出手段12は、車両負荷11の接続
時にバッテリーが車両負荷11に供給する負荷電流を計
測するとともに、計測結果に基づいて負荷電流に係る電
流データ12aを生成するように接続されている。バッ
テリー温度算出手段13は、車両負荷11に負荷電流を
供給する際のバッテリー温度を計測するとともに、計測
結果に基づいてバッテリー温度に係る温度データを生成
するように接続されている。
【0070】電圧算出手段14は、車両負荷11の接続
時にバッテリー15の起電力を計測するとともに、計測
結果に基づいてバッテリー15の両端電圧に係る電圧デ
ータ14aを生成するように接続されている。走行距離
算出手段16は、車両負荷11に負荷電流を供給する際
に車両の走行距離を計測して走行距離データ16aを生
成するように接続されている。さらに走行距離算出手段
16は、計測した走行距離データ16aを随時記録する
とともに、随時読み出すことができるメモリ部16Aを
備えて成る。メモリ部16Aは、具体的には、EEPR
OM等の半導体記憶デバイス、MO等の磁気光記憶手
段、磁気ディスク等の磁気記憶手段等で実現できる。
【0071】このような再学習を実行することにより、
製品間でV−I特性にばらつきや経時変化が発生した場
合でも、そのような個体差をも考慮して、バッテリー残
存容量を簡便にかつ正確に求めることが可能となる。バ
ッテリー残量容量計測装置30は、具体的には、入力
層、中間層、および出力層が階層化されて成る多層型ニ
ューラルネットワークを用いて、電気自動車等の車両の
バッテリー15の残存容量の推定を実行することが可能
なものであって、図1に示すように、電流算出手段12
とバッテリー温度算出手段13と電圧算出手段14と残
存容量推定手段(多層型ニューラルネットワーク)40
とを備えて成る。
【0072】第二実施形態のバッテリー残量容量計測装
置30を構成する電流算出手段12とバッテリー温度算
出手段13と電圧算出手段14と残存容量推定手段(多
層型ニューラルネットワーク)40と走行距離算出手段
16とは、電流データ12a、バッテリー温度データ1
3a、電圧データ14a、残存容量推定情報20a、走
行距離データ16aの授受をできるように、ワイヤーハ
ーネスや光ファイバー等の有線伝送媒体や電波等の無線
伝送媒体を用いた伝送手段によって相互に接続されてい
る。
【0073】電流算出手段12、バッテリー温度算出手
段13、電圧算出手段14は、本発明の第一実施におい
て既に記述したものと同一なので、同一符号を付し、重
複した説明は省略する。残存容量推定手段40は、誤差
逆伝搬学習を予め実行した多層型ニューラルネットワー
ク、またはバッテリー充電の際に再び誤差逆伝搬学習を
実行した多層型ニューラルネットワークを用いて、バッ
テリー15の残存容量の推定を実行するものである。
【0074】また残存容量推定手段40は、第一実施形
態の残存容量推定手段20と同様に、電流データ入力層
20Aへの電流データ12aの入力、バッテリー温度検
出ニューロン20Bへのバッテリー温度データ13aの
入力、および走行距離ニューロン20Eへの走行距離デ
ータ16aの入力に応じて、出力層20Dから出力され
る残存容量推定情報20aを教師信号として用いること
により、予め実行した誤差逆伝搬学習、またはバッテリ
ー充電の際に再び実行した誤差逆伝搬学習を実行するも
のである。
【0075】具体的な残存容量推定手段40は、コンピ
ュータのソフトウェア上で実現することができる。な
お、残存容量推定手段40をLSIを主体としたニュー
ラルネットワークハードウェアによっても実現できるこ
とは周知技術である。次に、発明の第二実施形態の残存
容量推定手段40における入力層の構成を説明する。
【0076】残存容量推定手段40における入力層は、
電流データ入力層20Aと所定数のバッテリー温度検出
ニューロン20Bと走行距離ニューロン20Eとから成
る。入力層を構成する各ニューロンは、図2に示すよう
に、中間層20Cを構成する全ニューロンについて予め
学習された重み付け、によってこれらの全ニューロンの
各々と結合されて成る。
【0077】さらに、中間層20Cを構成する各ニュー
ロンは、出力層20Dを構成する全ニューロンについて
予め学習された重み付け、またはバッテリー充電の際に
再学習された重み付けによってこれらの全ニューロンの
各々と結合されて成る。次に、電流データ入力層20A
の構成を説明する。
【0078】電流データ入力層20Aは、車両負荷11
の接続時にバッテリー15が車両負荷11に供給する負
荷電流に係る電流データ12aを入力するための所定数
のニューロンから構成されている。具体的には、入力す
る電流データ12aのデータ数と同数のニューロンを、
所定数のニューロンとして設けている。本発明の第二実
施の形態では、入力する電流データ12aのデータ数を
50個としているので、50個(=所定数)のニューロ
ンを電流データ入力層20Aに設けている。電流データ
入力層20Aを構成する各ニューロンは、図2に示すよ
うに、中間層20Cを構成する各ニューロンについての
予め学習された重み付けを用いて、これらの中間層20
Cの各ニューロンと各々結合されて成る。電流データ入
力層20Aを構成する各ニューロンの入出力関数は、シ
グモイド関数21である。
【0079】次に、バッテリー温度算出手段13の構成
を説明する。本発明の第二実施形態のバッテリー温度算
出手段13は、具体的には、コンピュータのソフトウェ
ア上で実現することができる。なお、バッテリー温度算
出手段13をLSIを主体としたニューラルネットワー
クハードウェアによっても実現できることは周知技術で
ある。バッテリー温度検出ニューロン20Bは、車両負
荷11に負荷電流を供給する際のバッテリー温度に係る
温度データを入力するための所定数のニューロンから構
成されている。バッテリー温度検出ニューロン20B
は、図2に示すように、中間層20Cを構成する各ニュ
ーロンについての予め学習された重み付けを用いて、こ
れらの中間層20Cの各ニューロンと各々結合されて成
る。バッテリー温度検出ニューロン20Bの入出力関数
は、シグモイド関数21である。
【0080】次に、走行距離ニューロン20Eの構成を
説明する。本発明の第二実施形態の走行距離ニューロン
20Eは、具体的には、コンピュータのソフトウェア上
で実現することができる。なお、バッテリー温度算出手
段13をLSIを主体としたニューラルネットワークハ
ードウェアによっても実現できることは周知技術であ
る。走行距離ニューロン20Eは、車両の走行距離にか
かる走行距離データ16aを入力するための所定数のニ
ューロンから構成されている。走行距離ニューロン20
Eは、図2に示すように、中間層20Cを構成する各ニ
ューロンについての予め学習された重み付けを用いて、
これらの中間層20Cの各ニューロンと各々結合されて
成る。走行距離ニューロン20Eの入出力関数は、シグ
モイド関数21である。
【0081】中間層20Cは、本発明の第一実施におい
て既に記述したものと同一なので、同一符号を付し、重
複した説明は省略する。次に、発明の第二実施形態の動
作を説明する。電気自動車等の車両に搭載可能なバッテ
リー15は各種の車両負荷11に電力を供給することが
できる。
【0082】始めに、発明の第二実施形態のバッテリー
残量容量計測装置30の動作を説明する。本発明の第二
実施形態のバッテリー残量容量計測装置30は、V−I
特性とバッテリー15の残存容量との関係を予め学習さ
せるとともに、バッテリー充電の際に再学習を実行して
バッテリー毎の個体差に起因する充電率、環境温度、経
時変化(主として、充放電能力の劣化)等のバッテリー
の諸特性や負荷変動の影響を補正することにより、車両
に搭載されたバッテリー(具体的には、鉛蓄電池)15
の残存容量を推定することが可能である。
【0083】電流算出手段12は、図1に示すように、
車両負荷11の接続時にバッテリー(具体的には、鉛蓄
電池)15が車両負荷11に供給する負荷電流を計測す
るとともに、このときの計測結果に基づいてこのときの
負荷電流に係る電流データ12aを生成する。
【0084】バッテリー温度算出手段13は、図1に示
すように、車両負荷11に負荷電流を供給する際のバッ
テリー温度を計測するとともに、このときの計測結果に
基づいてこのときのバッテリー温度に係る温度データを
生成する。電圧算出手段14は、図1に示すように、車
両負荷11の接続時にバッテリー(具体的には、鉛蓄電
池)15の起電力を計測するとともに、このときの計測
結果に基づいてこのときのバッテリー15の両端電圧に
係る電圧データ14aを生成する。
【0085】バッテリー温度算出手段13はバッテリー
(具体的には、鉛蓄電池)15の残存容量の推定を実行
することができる。走行距離算出手段16は、図1に示
すように、車両負荷11に負荷電流を供給する際に、車
両の走行距離を計測して走行距離データ16aを生成す
るための残存容量推定手段40は、誤差逆伝搬学習を予
め実行した多層型ニューラルネットワーク、またはバッ
テリー充電の際に再び誤差逆伝搬学習を実行した多層型
ニューラルネットワークを用いてバッテリー(具体的に
は、鉛蓄電池)15の残存容量の推定を実行することが
できる。
【0086】また残存容量推定手段40は、電流データ
入力層20Aへの電流データ12aの入力、バッテリー
温度検出ニューロン20Bへのバッテリー温度データ1
3aの入力、および車両の走行距離にかかる走行距離デ
ータ16aの入力に応じて、出力層20Dから出力され
る残存容量推定情報20aを教師信号として用いること
により、バッテリー充電の際に再び誤差逆伝搬学習を実
行することができ、また予め誤差逆伝搬学習を実行する
ことができる。
【0087】これにより、電圧−電流特性(V−I特
性)と走行時におけるバッテリーの残存容量との関係を
予め学習させた多層型ニューラルネットワークを用いる
ことにより、充電率、環境温度、経時変化(主として、
充放電能力の劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動
の影響に起因して、電圧−電流特性(V−I特性)にば
らつきが発生した場合でも、バッテリー残存容量を簡便
にかつ正確に求めることができるバッテリー残量容量計
測装置30を実現できる。
【0088】更に詳しく、発明の第二実施形態の残存容
量推定手段40における入力層の動作を説明する。電流
データ入力層20Aは、車両負荷11の接続時にバッテ
リー(具体的には、鉛蓄電池)15が車両負荷11に供
給する負荷電流に係る電流データ12aを入力すること
ができる。
【0089】バッテリー温度検出ニューロン20Bは、
車両負荷11に負荷電流を供給する際のバッテリー温度
に係る温度データを入力することができる。走行距離ニ
ューロン20は、車両の走行距離にかかる走行距離デー
タ16aを入力することができる。走行距離データ16
aとは、車両負荷11に負荷電流を供給する際に、車両
の走行距離を計測して実際に走行した走行距離から逆算
したバッテリー残存容量にかかるデータである。計測さ
れた走行距離データ16aは、走行距離算出手段16に
よって、随時メモリ部16Aに記録され、また随時読み
出される。
【0090】出力層20Dは、バッテリー(具体的に
は、鉛蓄電池)15の供給可能な残存電力に係る残存容
量推定情報20aを生成する。多層型ニューラルネット
ワーク20において予め実行した誤差逆伝搬学習、また
はバッテリー充電の際に再び実行した誤差逆伝搬学習を
説明する。
【0091】予め実行される誤差逆伝搬学習は、本発明
の第一実施において既に記述したものと同一なので、説
明は省略する。また再学習にかかる誤差逆伝搬学習は、
バッテリー充電の際にバッテリー温度をパラメータとし
て再び測定された、電圧データ14aと電流データ12
aとから構成された電圧−電流特性(V−I特性)(図
3参照)に基づいて実行される。
【0092】図2に示すように、バッテリー15の電圧
−電流特性(V−I特性)から所定の数の電圧データ1
4aと電流データ12aとの組合せを選択する。具体的
には、50組の電圧データ14aと電流データ12aと
の組合せを選択している。
【0093】選択された電圧データ14aの数(具体的
には、50個)と同数(則ち、50個)のニューロンを
電流データ入力層20Aに設定する。本発明の第二実施
の形態では、入力する電流データ12aのデータ数を5
0個としているので、50個(=所定数)のニューロン
を電流データ入力層20Aに設けている。
【0094】バッテリー温度検出ニューロン20Bは、
バッテリー温度を検出する測定個所に応じて設定可能で
ある。本発明の第二実施の形態では、一箇所だけバッテ
リー温度を検出するので、バッテリー温度検出ニューロ
ン20Bを一つだけ設けている。
【0095】電流データ入力層20Aを構成する各ニュ
ーロンの入出力関数は、シグモイド関数21である。ま
たバッテリー温度検出ニューロン20Bの入出力関数
は、シグモイド関数21である。この状態で、車両負荷
11に負荷電流を供給する際に、電流データ入力層20
Aに、車両負荷11の接続時にバッテリー15が車両負
荷11に供給する負荷電流に係る電流データ12aを入
力し、同時にバッテリー温度検出ニューロン20Bに車
両負荷11に負荷電流を供給する際のバッテリー温度に
係る温度データを入力し、同時に車両負荷11に負荷電
流を供給する際の車両の走行距離を計測して走行距離デ
ータ16aを走行距離ニューロン20Eに入力して、再
学習にかかる誤差逆伝搬学習を実行する。
【0096】このような再学習にかかる誤差逆伝搬学習
を実行した後に、出力層20Dが、再学習にかかる誤差
逆伝搬学習に基づくバッテリー15の供給可能な残存電
力に係る残存容量推定情報20aを生成する。このと
き、残存容量推定手段40は、図2に示すように、電流
データ入力層20Aへの電流データ12aの入力、バッ
テリー温度検出ニューロン20Bへのバッテリー温度デ
ータ13aの入力、および走行距離ニューロン20E
(図1)への走行距離データ16aの入力に応じて、出
力層20Dから出力される残存容量推定情報20aを教
師信号として用いることにより、バッテリー充電の際に
再び誤差逆伝搬学習を実行することができる。
【0097】これにより、電流データ入力層20Aを構
成する各ニューロン(本発明の第二実施の形態では、5
0個のニューロン)と中間層20Cの各ニューロンとの
間の重み付け、バッテリー温度検出ニューロン(本発明
の第二実施の形態では、図2に示すように、単一のニュ
ーロン)20Bと中間層20Cを構成する各ニューロン
(ニューロンは可変)との間の重み付け、および中間層
20Cを構成する各ニューロンと出力層20Dを構成す
るニューロン(本発明の第二実施の形態では、図2に示
すように、単一のニューロン)との間の重み付けを、再
学習されせることができる。
【0098】以上説明したように、本発明の第二実施の
形態によれば、電圧−電流特性(V−I特性)と走行時
におけるバッテリーの残存容量との関係を、誤差逆伝搬
学習を予め実行した多層型ニューラルネットワーク、ま
たはバッテリー充電の際に再び誤差逆伝搬学習を実行し
た多層型ニューラルネットワークを用いて、バッテリー
毎の個体差に起因する充電率、環境温度、経時変化(主
として、充放電能力の劣化)等のバッテリーの諸特性や
負荷変動の影響を補正することにより、V−I特性にば
らつきが発生した場合でも、そのような個体差をも考慮
して、バッテリー残存容量を簡便にかつ正確に求めるこ
とができるバッテリー残量容量計測装置を実現できる。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、V−I特性と走行時に
おけるバッテリーの残存容量との関係を予め学習させた
ニューラルネットワークを用いることにより、充電率、
環境温度、経時変化(主として、充放電能力の劣化)等
のバッテリーの諸特性や負荷変動の影響に起因して、V
−I特性にばらつきが発生した場合でも、バッテリー残
存容量を簡便にかつ正確に求めることができるバッテリ
ー残量容量計測装置を実現できる。
【0100】さらに、本発明によれば、バッテリー充電
の際に再学習を実行しバッテリー毎の個体差に起因する
充電率、環境温度、経時変化(主として、充放電能力の
劣化)等のバッテリーの諸特性や負荷変動の影響を補正
することにより、V−I特性にばらつきが発生した場合
でも、そのような個体差をも考慮して、バッテリー残存
容量を簡便にかつ正確に求めることができるバッテリー
残量容量計測装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるバッテリー残量容
量計測装置を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる残存容量推定手段
における学習過程を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるバッテリーの電圧
−電流(V−I)特性図である。
【図4】従来のバッテリー残量容量計測装置を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
10,30 バッテリー残量容量計測装置 11 車両負荷 12 電流算出手段 12a 電流データ 13 バッテリー温度算出手段 13a バッテリー温度データ 14 電圧算出手段 14a 電圧データ 15 バッテリー 16 走行距離算出手段 16a 走行距離データ 16A メモリ部 20,40 残存容量推定手段(多層型ニューラルネ
ットワーク) 20a 残存容量推定情報 20A 電流データ入力層 20B バッテリー温度検出ニューロン 20C 中間層 20D 出力層 21 シグモイド関数

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行時におけるバッテリーの残存容量を
    推定するバッテリー残量容量計測装置において、 入力層、中間層、および出力層が所定の順序で階層化さ
    れて成る多層型ニューラルネットワークを用いて走行時
    におけるバッテリーの残存容量の推定を実行することが
    できる残存容量推定手段、 を備えて成ることを特徴とするバッテリー残量容量計測
    装置。
  2. 【請求項2】 前記残存容量推定手段は、 車両負荷の接続時にバッテリーが車両負荷に供給する負
    荷電流に係る電流データを入力するための所定数のニュ
    ーロンから構成される電流データ入力層と、車両負荷に
    負荷電流を供給する際のバッテリー温度に係る温度デー
    タを入力するための所定数のバッテリー温度検出ニュー
    ロンとを有する入力層と、 バッテリーの供給可能な残存電力に係る残存容量推定情
    報を生成するための出力層と、 を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載のバッテ
    リー残量容量計測装置。
  3. 【請求項3】 前記入力層を構成する各ニューロンは、
    前記中間層を構成する全ニューロンについて予め学習さ
    れた重み付けによって当該全ニューロンの各々と結合さ
    れて成り、 さらに、前記中間層を構成する各ニューロンは、前記出
    力層を構成する全ニューロンについて予め学習された重
    み付けによって当該全ニューロンの各々と結合されて成
    る、 ことを特徴とする請求項1、または2に記載のバッテリ
    ー残量容量計測装置。
  4. 【請求項4】 前記バッテリー温度検出ニューロンは、
    前記中間層を構成する各ニューロンについての予め学習
    された重み付けを用いて、当該中間層の各ニューロンと
    各々結合されて成る、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  5. 【請求項5】 前記電流データ入力層を構成する各ニュ
    ーロンは、前記中間層を構成する各ニューロンについて
    の予め学習された重み付けを用いて、当該中間層の各ニ
    ューロンと各々結合されて成る、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  6. 【請求項6】 前記出力層を構成する各ニューロンは、
    前記中間層を構成する各ニューロンについての予め学習
    された重み付けを用いて、当該中間層の各ニューロンと
    各々結合されて成る、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  7. 【請求項7】 前記バッテリー温度検出ニューロンの入
    出力関数は、シグモイド関数である、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  8. 【請求項8】 前記電流データ入力層を構成する各ニュ
    ーロンの入出力関数は、シグモイド関数である、 ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  9. 【請求項9】 前記残存容量推定手段は、誤差逆伝搬学
    習を予め実行した前記多層型ニューラルネットワークを
    用いて走行時におけるバッテリーの残存容量の推定を実
    行することができる、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  10. 【請求項10】 前記残存容量推定手段は、前記電流デ
    ータ入力層への前記電流データの入力および前記バッテ
    リー温度検出ニューロンへの前記バッテリー温度データ
    の入力に応じて、前記出力層から出力される前記残存容
    量推定情報を教師信号として用いることにより前記誤差
    逆伝搬学習を実行する、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    のバッテリー残量容量計測装置。
  11. 【請求項11】 前記残存容量推定手段は、バッテリー
    充電の際に再学習を実行し、当該再学習の結果に基づい
    て走行時におけるバッテリーの残存容量の推定を実行す
    るように構成されて成る、 ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記
    載のバッテリー残量容量計測装置。
  12. 【請求項12】 前記残存容量推定手段は、 前記電流データ入力層と、前記バッテリー温度検出ニュ
    ーロンと車両の走行距離にかかる走行距離データを入力
    するための走行距離ニューロンと有する入力層、 を備えて成ることを特徴とする請求項11に記載のバッ
    テリー残量容量計測装置。
  13. 【請求項13】 前記入力層を構成する各ニューロン
    は、前記中間層を構成する全ニューロンについてバッテ
    リー充電の際に再学習された重み付けによって当該全ニ
    ューロンの各々と結合されて成り、 さらに、前記中間層を構成する各ニューロンは、前記出
    力層を構成する全ニューロンについてバッテリー充電の
    際に再学習された重み付けによって当該全ニューロンの
    各々と結合されて成る、 ことを特徴とする請求項12に記載のバッテリー残量容
    量計測装置。
  14. 【請求項14】 前記バッテリー温度検出ニューロン
    は、前記中間層を構成する各ニューロンについてのバッ
    テリー充電の際に再学習された重み付けを用いて、当該
    中間層の各ニューロンと各々結合されて成る、 ことを特徴とする請求項13に記載のバッテリー残量容
    量計測装置。
  15. 【請求項15】 前記電流データ入力層を構成する各ニ
    ューロンは、前記中間層を構成する各ニューロンについ
    てのバッテリー充電の際に再学習された重み付けを用い
    て、当該中間層の各ニューロンと各々結合されて成る、 ことを特徴とする請求項14に記載のバッテリー残量容
    量計測装置。
  16. 【請求項16】 前記出力層を構成する各ニューロン
    は、前記中間層を構成する各ニューロンについてのバッ
    テリー充電の際に再学習された重み付けを用いて、当該
    中間層の各ニューロンと各々結合されて成る、 ことを特徴とする請求項15に記載のバッテリー残量容
    量計測装置。
  17. 【請求項17】 車両負荷の接続時にバッテリーが車両
    負荷に供給する負荷電流を計測するとともに、当該計測
    結果に基づいて当該負荷電流に係る前記電流データを生
    成するための電流算出手段と、 車両負荷に負荷電流を供給する際のバッテリー温度を計
    測するとともに、当該計測結果に基づいて当該バッテリ
    ー温度に係る温度データを生成するためのバッテリー温
    度算出手段と、 車両負荷に負荷電流を供給する際に車両の走行距離を計
    測して走行距離データを生成するための走行距離算出手
    段と、 を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至16のいず
    れか一項に記載のバッテリー残量容量計測装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の走行距離算出手段
    は、計測した前記走行距離データを記録するためのメモ
    リ部、 を備えて成ることを特徴とするバッテリー残量容量計測
    装置。
  19. 【請求項19】 車両負荷の接続時にバッテリーの起電
    力を計測するとともに、当該計測結果に基づいて当該バ
    ッテリーの両端電圧に係る前記電圧データを生成するた
    めの電圧算出手段と、 を備えて成ることを特徴とする請求項17または18の
    いずれか一項に記載のバッテリー残量容量計測装置。
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