JPH09236515A - 振動分析方法とその装置 - Google Patents

振動分析方法とその装置

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JPH09236515A
JPH09236515A JP6940296A JP6940296A JPH09236515A JP H09236515 A JPH09236515 A JP H09236515A JP 6940296 A JP6940296 A JP 6940296A JP 6940296 A JP6940296 A JP 6940296A JP H09236515 A JPH09236515 A JP H09236515A
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真 岡本
Kazuhiro Nakajima
一博 中嶋
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ヘルムート セルバッハ
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環周期的間欠信号を内蔵する複数の時間区
分により時間波形のワンサイクルを形成し、且つ該サイ
クルを基本周期とする振動信号において、前記振動信号
を基本周期毎に一括FFT分析する場合に得られる周波
数応答関数に見られる各周期的間欠信号の干渉による複
雑なスペクトラムを除去し、正確なモード特性の同定を
可能とする振動分析方法を提供する。 【解決手段】 図1に示すように、エンジンの回転に同
期した時間波形(時間波形)の2回転分をサンプリング
(1-A)し、各気筒着火タイミングを区切りとして時分割
し、ついで、時間区分に収納された時分割振動データを
取り出し(1-B)、ついで、分割された時間波形のFFT
変換をし、平均化処理をして時分割パワーすペクトラム
(時分割周波数応答関数)を得る(1-C)。ついで、時分
割のナイキスト線図を画くともに、前記平均値を合計し
て全体のパワースペクトラムを得る(1-D)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジン特
にトラック、バス等に搭載されるディーゼルエンジン
や、コンプレッサ等の最適設計、騒音低減のため、それ
らの騒音源を形成する振動信号をFFT分析する振動分
析方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動騒音低減のためには、その発音源の
振動特性を把握し現象をよく理解したうえで所要のモデ
ル化を図ることが必要である。そのために、実物ないし
模型による振動試験を行い、該振動試験により得られた
加振力と応答の測定結果からFFT分析による信号処理
により周波数応答関数または単位衝撃応答を求め、固有
振動数、モード減衰比、固有モードに代表されるモード
特性を同定するようにしている。一方、有限要素法等の
理論構造解析を駆使して作成された有限要素モデルに対
し構造の挙動を検証するモーダル解析を行なう、所謂F
EM数値解析を行なっている。上記実機試験における振
動試験及び測定結果からの信号処理や、前記FEM数値
解析の検証に使用されるモーダル解析には、従来は加速
度ピックアップ測定により多くの日数(約5日)を割い
て行なわれてきたが、最近は図13に示すレーザドラッ
プ振動計システムの採用により測定時間の大幅な短縮が
可能となり、騒音発生源の振動の特定には前記システム
が多用されるようになっている。
【0003】図13に示すように、上記レーザドラップ
振動計システムは、レーザユニット101とコントロー
ラユニット102とよりなる。レーザユニット101
は、レーザ光学系とCCDカメラよりなり、レーザ光学
系によりレーザ光を振動している測定対象物100に照
射し、反射光のドップラ効果による周波数変化を計測し
て対象物の振動速度を出力するようにし、CCDカメラ
より測定面の映像信号を出力するようにしている。一方
コントローラユニット102は、前記振動速度信号の信
号処理をするFFTアナライザと前記映像信号を処理し
て振動画像を形成する画像処理部とより構成してある。
【0004】上記振動のモード解析に重用され且つ必要
とされているFFT周波数分析を例えば4サイクルのデ
ィーゼルエンジンの振動分析に使用する場合、4サイク
ルエンジンの基本周期である2回転分の時間を1周期と
して、一括FFT分析している。例えば、図14の(1
4−A)に示す4個の多自由度系のインパルス応答から
構成される時間波形を基本周期Tにわたり一括フーリエ
変換すると、同図(14−B)に示す線スペクトラムが
得られる。ところが図15の(15−A)と式(1)で
表されるインパルス応答x(t)は本来、同図(15−
B)に示す分布スペクトラムを持ち、式(2)で表され
る連続した滑らかなカーブX(ω)を呈するはずであ
る。
【0005】
【数1】
【数2】 但し、t :時間[s] ω :角周波数[rad/s] ωn :系の固有角周波数[rad/s] ζ :ダンピングレシオ φ :初期位相[rad] このようなインパルス応答x(t)がサンプル時間Tの
1/4ずつずれて4回発生する場合には、それぞれx
(t−τ)、τ=0,T/4,2T/4,3T/4で表
され、その合成関数y(t)と周波数スペクトラムY
(ω)は式(3)、式(4)で表される。
【0006】
【数3】
【数4】 ここで、フーリエスペクトラムの周波数分解能を考慮す
るとω=2πm/T,(次数m=0,1,…)となるの
で、式(4)はさらに展開され、式(5)を得る。
【0007】
【数5】 このようにして、インパルス応答の繰り返し数(周期的
間欠信号の数)を周期として線スペクトラムが現われ
る。即ち、4個のインパルス応答例「図16の(16−
A)」では、同図(16−B)に示すように3本のゼロ
振幅のスペクトラムラインに続き1本の値を持ったスペ
クトラムラインが現われ、その繰り返し周期は4ライン
となって現われる。
【0008】実際のエンジン振動では、繰り返される各
インパルス応答が加振気筒ごとに少しずつ異なるため、
そのスペクトラムの干渉結果は必ずしも互いをキャンセ
ル仕切れず図14の(14−B)に示すように周波数応
答は複雑なスペクトラム形状を呈し、固有振同数、モー
ド減衰比、固有モードに代表されるモード特性の同定に
は困難を伴った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の請求
項1記載の発明は、基本周期を形成する複数の時間区分
のそれぞれに内蔵された循環周期的振動信号により、前
記基本周期分の時間波形を形成する振動信号において、
前記振動信号を基本周期毎に一括FFT分析する従来の
方法により得られる周波数応答関数に見受けられる複雑
なスペクトラムを除去し、正確なモード特性の同定を可
能とする振動分析方法の提供を目的としたものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目
的に加え、前記振動信号の時間波形上の任意の振動だけ
を分割抽出して周波数分析し、ワンショットの振動モー
ドを得るようにした振動分析方法の提供を目的としたも
のである。また、請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明の目的に加え、前記循環周期的振動信号を間欠的
インパルス信号に特定し、時分割FFT分析をパワース
ペクトラムの形で得られるようにしたる平均化処理を内
蔵した振動分析方法の提供を目的としたものである。ま
た、請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明及び請
求項3記載の発明のの目的に加え、前記循環周期的振動
信号は、ディーゼルエンジンの着火により発生する間欠
的インパルス信号で構成され、前記時間区分の区切り
は、ディーゼルエンジンの各気筒の着火タイミングを区
切りとして前記時間区分に順次1個ずつ発生する振動分
析方法の提供を目的としたものである。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、スキャン計測により計測情報の
高密度化を可能とした振動分析方法の提供を目的とした
ものである。また、請求項6記載の発明は、前記請求項
1〜5記載の発明に好適に適用される時分割周波数分析
装置の提供にある。また、請求項7記載の発明は、請求
項6記載の発明の目的に加え、前記循環周期的振動信号
が間欠的インパルス信号で構成された振動源を有する装
置に好適に適用される時分割周波数分析装置の提供にあ
る。また、請求項8記載の発明は、請求項6記載の発明
の目的に加え、ディーゼルエンジンの振動分析に使用可
能にした時分割周波数分析装置の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の発明は、基本周期を形成す
る複数の時間区分のそれぞれに内蔵された循環周期的振
動により、前記基本周期分の時間波形を形成する振動信
号の振動分析方法において、前記基本周期を前記複数の
時間区分毎に時分割し、時分割された夫々の時間波形を
個別にFFT変換したのち、それを合計してサイクル全
体の周波数分析を可能にした振動分析方法にある。上記
時分割FFT変換による周波数分析により、シングルポ
イントの周波数分析が可能になり、例えばディーゼルエ
ンジンの場合では、エンジン構造の固有振動数に対応し
た本来の共振ピークが得られる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記時分割
された時間波形は、該時間波形上の任意の振動成分をサ
ンプリング抽出した後、それをFFT変換して周波数分
析し、ワンショット振動モードを得るようにしたもので
ある。
【0013】また、請求項3記載の発明は、 前記循環
周期的振動信号は、間欠的インパルス信号で構成され、
前記FFT変換は時分割した間欠的インパルス信号を個
別にパワースペクトラムの形でFFT変換して時分割パ
ワースペクトラムを得るようにしたものである。
【0014】また、請求項4記載の発明は、前記循環周
期的振動信号は、エンジンの着火により発生する間欠的
インパルス信号で構成され、前記時間区分の区切りは、
エンジンの各気筒の着火タイミングを区切りとして前記
時間区分に順次1個ずつ発生するようにしたものであ
る。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項1、
請求項3記載の振動分析方法において、レーザ光により
振動点を順次スキャン計測しながら、計測情報の高密度
化を図ったことを特徴としたものである。
【0016】上記スキャン計測により、所要の周波数帯
の選定が正確且つ容易になる。また、エンジンの各気筒
燃焼時のエンジン表面の振動モードが個々に分析でき
る。また、従来の加速度センサを用いた振動計測の代わ
りに、非接触スキャニング式レーザドツプラ振動計とス
キャニング機能を併用出来るため、計測情報の高密度化
(面情報化)と計測迅速化を可能にすることができる。
【0017】また、請求項6記載の発明は、基本周期を
形成する複数の時間区分のそれぞれに内蔵された循環周
期的振動を有する振動源の振動分析装置において、前記
循環周期的振動信号により形成される基本周期分の時間
波形を検出する非接触振動計と、基本周期分の時間波形
をサンプリングするサンプリング手段と、前記基本周期
を複数の時間区分に分割して循環周期的振動信号の初期
値を分割開始位置に持つように時間波形を時分割する時
分割手段と、該時分割された時間波形のFFT変換部を
含む周波数分析手段と振動特性同定部、画像処理部及び
表示部を備えたコントローラと、より構成したことを特
徴とした時分割周波数分析装置にある。
【0018】また、請求項7記載の発明は、前記循環周
期的振動信号が間欠的インパルス信号で構成された振動
源を有する請求項6記載の時分割周波数分析装置におい
て前記周波数分析手段は、時分割された時間波形毎に時
分割パワースペクトラムを得て平均化処理するFFT変
換部と、その平均値を合成して基本周期全体のパワース
ペクトラムを算出する合計算出部と、より構成したこと
を特徴としたものである。
【0019】また、請求項8記載の発明は、前記振動源
が4サイクルディーゼルエンジンで有る請求項6記載の
時分割周波数分析装置において、前記基本周期は、エン
ジンの2回転分により構成したことを特徴としたもので
ある。
【0020】また、前記請求項6記載の前記振動計は、
CCDカメラを内蔵し且つ上下左右にスキャニング可能
の構成とし、前記コントローラにはCCDカメラよりの
映像信号の画像処理及びそれの表示手段を設ける構成と
したことを特徴としたものである。
【0021】かかる発明によれば従来の一括FFT変換
による周波数分析に代え、時分割FFT変換による周波
数分析を使用するようにしたため、シングルポイントの
周波数分析が可能になり、例えばディーゼルエンジンの
場合では、エンジン構造の固有振動数に対応した本来の
共振ピークが得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。図1
は本発明の振動分析方法の概要を6気筒4サイクルディ
ーゼルエンジンついて示したもので、図2は本発明の時
分割周波数分析装置のレーザドプッラー振動計の光学系
の概略の構成を示す摸式図で、図3は図2の電気的構成
を示すブロック図で、図4は光信号より変換された電気
信号が速度信号に変換する過程を示すフローチャート
で、図5は本発明の時分割周波数分析装置のコントロー
ラの概略の構成を示すブロック図である。
【0023】本実施形態の振動分析方法は、基本周期を
形成する複数の時間区分のそれぞれに内蔵された循環周
期的間欠信号により、前記基本周期分の時間波形を形成
する振動信号の計測において、前記基本周期をにつき一
括FFT周波数分析する従来の周波数分析法に、基本周
期を形成する複数の時間区分に時分割するための時分割
機能を付加して、時間区分毎に計測し、該区分にそれぞ
れ発生する過渡振動を正確に把握できるようにしたもの
で、図1の(1−A)〜(1−D)は前記循環周期的間
欠信号を6気筒4サイクルディーゼルエンジンの各気筒
の燃焼に伴う過渡振動を、4サイクルエンジンのため基
本周期である2回転分の振動時間における振動信号の時
間波形として取り扱い、所要の周波数分析を行なうよう
にしたものである。
【0024】以下に図に従って周波数分析の手順を説明
する。即ち、図1の(1−A)に示すエンジンの回転に
同期した振動信号の時間データ(時間波形)の2回転分
(全振動データ)を基本周期Tにわたりサンプリング
し、各気筒着火タイミングを区切りとして気筒数分(6
個の時間区分)に時分割し、各時間区分に前記燃焼に伴
い気筒内に発生する過渡振動を収納するようにする。つ
いで、図1の(1−B)に示す夫々の時間区分に収納さ
れた時分割振動データを取り出す。ついで、時分割振動
データ個別にFFT変換を行ない、図1の(1−C)に
示すフ−リエスペクトラムを得る。それを平均化処理を
してそれぞれの時分割パワースペクトラムを得る。つい
で、図1の(1−D)に示すように、上記フ−リエスペ
クトラムの実数部を横軸に虚数部を縦軸に持つナイキス
ト線図を画くともに、前記平均値を合計して全体のパワ
ースペクトラムを得る。上記のようにして時分割方式を
取り入れることにより、各インパルス応答を個別に分析
し、適切に振動モードパターンを把握でき、エンジン振
動を効率的に解析できる。
【0025】また、前記時分割手段により、特定時間区
分に収納された振動信号の時間波形上の任意の振動成分
だけを取出し、これをFFT変換して周波数分析をし特
定時間帯の振動モードを得ることができる。なお、この
時分割方式による周波数分析方法は、前述の振動だけで
なく騒音データの分析にも有効である。
【0026】本発明の時分割周波数分析装置は、レーザ
ユニットとコントローラユニットとよりなり、レーザユ
ニットはCCDカメラとレーザドップラ振動計とよりな
り、スキヤニング機能を持つ構成である。上記レーザド
ップラ振動計により、レーザ光を振動している測定対象
物に照射し、反射光のドップラ効果による周波数変化を
計測して対象物の振動速度を算出する。前記算出による
表面振動を直接計測し、内蔵CCDカメラにより測定面
上の振動分布の映像信号を得るようにしてある。また、
スキャニング機能により、被測定物の振動面にわたりレ
ーザ光の照射を上下左右にスキャニングさせ、振動面の
全域ないし所要箇所の振動状態を計測できるようにして
ある。
【0027】図2の摸式図には上記レーザドップラ−振
動計の光学系の概略の構成を示してある。レーザ発振器
10aより照射されたHe−Neレーザ光10はビーム
スプリッタ(以下BSという)BS1で参照光11と物
体光12に分けられる。物体光12は実線矢印に示すよ
うにBS2を通過し、レンズLで振動している測定対象
物13上に集光する。 上記測定対象物13に照射した
物体光12は、ドップラ効果により物体の振動速度に比
例して周波数が変化した反射散乱光14となり、点線矢
印に添い同じ光路を戻りBS2で反射されBS3に達す
る。一方、参照光11には物体の振動方向の区別を可能
にするために音響光学式変調器15で一定の周波数シフ
トした2重1点鎖線矢印に示す参照変調光16となる。
前記反射散乱光14(点線矢印)と参照変調光16(2
重1点鎖線矢印)は、それぞれフォトダイオードD1、
D2で電気信号に変換され、さらに差動プリアンプ21
で合成されて信号処理ユニット25aを経由速度信号な
いし振幅信号として出力される。
【0028】図3には、図2に示すレーザドップラ−振
動計の電気的構成を示すブロック図が示されているが、
同図に見るように、アンプ22と干渉計23と光電変換
部24とよりなる干渉計ユニット25aと、プリアンプ
トラッキングフィルタ26と信号レベル設定部27とR
F信号発振器28とFM復調器29aとPM復調器29
bとよりなる信号処理ユニット25bとより構成し、速
度信号ないし振幅信号を出力するようにしてある。
【0029】なお、図4には、前記光電変換部24より
出力した電気信号が速度信号に変換するブロック図が示
してある。同図において前記電気信号をアンプ61によ
り増幅した後、バンドパスフィルタ62により特定周波
数成分のみを通過させ、アンプ63により増幅してトラ
ッキングフィルタ64に入力させる。トラッキングフィ
ルタ64は、位相検波器641により基準信号と同一周
波数成分を取りだした後、ループフィルタ642を介し
て電圧周波数変換器643を経て特定周波数信号を主発
振器67及び副発振器68の信号とともに、FM復調器
65に送り、ローパスフィルタ66を介して速度信号と
して出力させる。
【0030】なお、レーザユニットはCCDカメラとレ
ーザドップラ振動計とよりなりスキヤニング機能を持つ
構成であるため、図3及び図4に示す制御部により振動
表面上の所要の周波数帯を随意正確に選定計測、言換え
れば速度信号として出力させる事ができる。また、スキ
ャン計測によりエンジンの各気筒燃焼時のエンジン表面
振動モードが個々に分析でき、またエンジン表面振動
(騒音)への各気筒の寄与率が求めることができる。
【0031】前記コントローラユニットは、図5のブロ
ック図に示すように、振動計より入力する速度信号電圧
をA/D変換するA/D変換部30と、A/D変換され
た時間波形を基本周期TにわたりCLK31aを介して
気筒の燃焼時に同期化させてサンプリングするサンプリ
ング手段31と、サンプリングした時間波形を各気筒の
燃焼時間に合わせてセレクタ32aにより時分割してそ
れぞれ収納部33a〜33f(この場合は6気筒)に分
割収納する時分割手段32と、分割収納された時間波形
をパワースペクトラムの形で時分割FFT変換して平均
化処理する時分割FFT変換部34a〜34fと、平均
値を合成して全体のパワースペクトラムを算出する合計
算出部35aとよりなる周波数分析手段35と、上記結
果より所要の振動特性を同定する振動特性の同定部と3
6と、画像処理部37と表示部38と、よりなる。な
お、画像処理部37はCCDカメラよりの映像信号に対
しても所要の画像処理をするようにしてある。また、前
記CLK31aを介してスキャニング機構39を気筒の
燃焼時期に同期化させる構成にしてある。なお、上記ブ
ロック図は6気筒4サイクルエンジンの場合について記
載したものである。
【0032】次に、本発明の時分割周波数分析装置の計
測開始までの動作と、計測終了後の計測結果の表示の動
作とを図6に示す計測設定のフローチャートと図7に示
す計測結果表示のフローチャートにより説明する。計測
開始に先立って計測諸要素の設定をする。ステップ40
で解析周波数範囲とFFTのライン数の設定をし、ステ
ップ41でトリガソース及びトリガレベルの設定と確認
をし、ついで、ステップ42でフレーム数やフレームの
間隔及びシリンダのパルス数の設定をして、計測開始迄
の動作を終了する。
【0033】計測結果の表示は図7に示すように、ステ
ップ51でポイント表示かパターン表示かを選択する。
ついで、ステップ52a〜52cでポイント表示をし、
ステップ53a〜53cでパターン表示をする。
【0034】
【実施例】図8には、4サイクル4気筒のディーゼルエ
ンジンをエンジン回転数2400rpm、50%負荷で
運転中のエンジンギヤケース上の1点で計測した振動速
度の時間波形を基本周期Tにわたり示してある。データ
長はエンジン2回転分(基本周期)であり、各気筒の燃
焼衝撃力、ピストンスラップ力などにより励振された4
個の過渡応答を生じている。
【0035】なお、図17には運転中の同エンジンと対
面させて50cmの距離で計測した騒音の1/3オクタ
ーブ分析結果を示してあるが、オリジナルは2kHzの
発音ピークが騒音レベル(オーバーオール値)に対して
支配的である。ここで、エンジン前面席の大半を閉める
ギヤケース(アルミ製)全体を遮音材で遮音することに
より、騒音レベルは3.3dB低減(発音寄与率53
%)し、2kHz以上の高周波域で大巾に騒音が低下し
た。つまり2kHzの発音を押さえた結果を示している
わけで、このことは、下記に示す本発明の時分割により
より得られた分析結果と一致するものである。即ち、こ
の時間波形を従来の一括FFTによる周波数分析をする
と図9の(9−A)に示すような判読のしにくいスペク
トラム形状になる。これを本発明の時分割によりエンジ
ン2回転分の振動の時間波形を4個のフレームに等分割
し、それぞれにフレームについてFFT周波数分析をす
ると、図10の(10−A)〜(10−D)に示すよう
な4個の過渡応答が滑らかな本来のスペクトラム形状と
して得られる。なお、図9の(9−B)は4個の前記フ
レームを合計して得られた全体のパワースペクトラムで
あり、1.8〜2kHzの共振ピークが支配的であるこ
とが理解される。
【0036】前記ギヤケースの振動モードを求めるた
め、本発明の時分割周波数分析装置のスキャニング機能
を駆使してスキャニング計測を行なった結果を図11、
図12に示す。着目した周波数は1.8〜2kHzの共
振ピークである。計測点はギヤケース上に格子状に57
0点設定した。計測に要した時間は約40分で従来の加
速度センサによる数日を要した計測に比較し格段の効率
化を図ることができた。
【0037】図11の(11−A)〜(11−D)はエ
ンジン2回転分の振動の時間波形を4個のフレームに等
分割して得られた各フレームの振動モードであり、振動
速度振幅の絶対値をワイヤフレームモデルで表示したも
のである。各フレームは各気筒燃焼時(着火順序1ー3
ー4ー2気筒)の過渡応答に対応している。
【0038】図12には対象物(ギヤケース)のビデオ
画像上に振動モードを等高線表示をしたもので、ギヤケ
ース下部の等高線が密な部分で振幅が大きいこと表して
いる。これらはコンピュータCRT上で位相を変化させ
てカラー動画表示もでき、振動モードを視覚でイメージ
認識を可能にしてある。
【0039】上記結果により、ギヤケース下端フランジ
部とクランクシャフトのオイルシール部との間に大きな
モードがあり支配的であること、またこのモードは第
1、2気筒の燃焼時(第1、第4フレーム)に振幅が大
きく寄与率が高いことが理解される。
【0040】
【発明の効果】上記構成により、振動源の振動特性を把
握でき、且つ現象をよく理解することができ、所要のモ
デル化を図ることができる。特にディーゼルエンジンの
如く、基本周期がの複数の周期的間欠振動を含む時間区
分により構成される場合は、本発明の時分割FFT周波
数分析方法により、各気筒毎の燃焼により発生する各イ
ンパルス応答を個別に正確に分析することができ、所要
の固有振動数、モード減衰比、固有モードに代表される
モード特性を同定することができる。また、スキャニン
グ機能と非接触レーザ計の併用により、運転中のエンジ
ンの表面振動モードを短時間且つ正確に計測可能とな
り、騒音低減ないし、最適設計に顕著な効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動分析方法の概要を6気筒4サイク
ルディーゼルエンジンついて示したもので、(1−A)
は全振動データを示す図、(1−B)は時分割振動デー
タを示す図、(1−C)は時分割周波数スペクトラムを
示す図、(1−D)は時分割ナイキスト線図を示す図で
ある。
【図2】本発明の時分割周波数分析装置のレーザドラッ
プ振動計の光学系の概略の構成を示す摸式図である。
【図3】図3は図2の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図4は光信号より変換された電気信号が速度信
号に変換する過程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の時分割周波数分析装置のコントローラ
の概略の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の時分割周波数分析装置の計測設定のフ
ローチャートである。
【図7】本発明の時分割周波数分析装置の計測結果表示
のフローチャートである。
【図8】4サイクル4気筒のディーゼルエンジンをエン
ジン回転数2400rpm、50%負荷で運転中のエン
ジンギヤケース上の1点で計測した振動速度の時間波形
を示したものである。
【図9】図8の時間波形を周波数分析により得られた結
果を示したもので、(9−A)は従来の一括FFT周波
数分析により得られた周波数応答関数を示す図、(9−
B)は本発明の時分割FFT周波数分析により得られた
周波数応答関数を示す図である。
【図10】図8の時間波形を各フレーム毎に本発明の時
分割周波数分析により得られた周波数応答関数を示すも
ので、(10−A)は第1フレームの周波数応答関数を
示す図、(10−B)は第2フレームの周波数応答関数
を示す図、(10−C)は第3フレームの周波数応答関
数を示す図、(10−D)は第4フレームの周波数応答
関数を示す図である。
【図11】図10の各フレームの振動モードを示すもの
で、(11−A)は第1フレームの振動モードを示す
図、(11−B)は第2フレームの振動モードを示す
図、(11−C)は第3フレームの振動モードを示す
図、(11−D)は第4フレームの振動モードを示す図
である。
【図12】ビデオ画像上に表示された図4のギヤケース
上に形成された振動モードの等高線を示す画像図であ
る。
【図13】従来のレーザドラップ振動計システムの概要
を示す図である。
【図14】4サイクルのディーゼルエンジンの振動分析
につき従来の一括FFT分析の結果を示したもので、
(14−A)は4個の多自由度系のインパルス応答を示
す基本周期(エンジン2回転分)の時間波形を示す図、
(14−B)は図(10−A)の時間波形を前記一括F
FT分析して得られた線スペクトラム(周波数応答関
数)を示す図である。
【図15】一個のインパルスに対する本来得られるべき
周波数スペクトラム関数を示したもので、(15−A)
は式(1)に示すインパルス応答x(t)を示す時間波
形図、(15−B)は上記周波数スペクトラム関数X
(ω)を示す図である。
【図16】基本周期内に4個のインパルス応答列を一括
周波数分析する場合の時間波形及び周波数応答関数を示
す摸式図で、(16−A)は時間波形図、(16−B)
は周波数スペクトラム関数を示す図である。
【図17】図4のエンジンについてのエンジン前騒音1
/3オクターブ分析結果を示す図である。
【符号の説明】
10 HeーNeレーザ光 10a レーザ発振器 11 参照光 12 物体光 13 測定対象物 14 反射散乱光 15 音響光学式変調器 16 参照変調光 21 差動プリアンプ 24 光電変換部 25a 干渉計ユニット 25b 信号処理ユニット 26 プリアンプトラッキングフィルタ 29a FM復調器 30 A/D変換部 31 サンプリング手段 32 時分割手段 35 周波数分析手段 36 振動特性同定部 37 画像処理部 38 表示部 39 スキャニング機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルバッハ ヘルムート 東京都立川市曙町2丁目38番5号 ピーア イ・ポリテック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本周期を形成する複数の時間区分のそ
    れぞれに内蔵された循環周期的振動により、前記基本周
    期分の時間波形を形成する振動信号の振動分析方法にお
    いて、 前記基本周期を前記複数の時間区分毎に時分割し、時分
    割された夫々の時間波形を個別にFFT変換したのち、
    それを合計して基本周期全体の周波数分析を可能にした
    振動分析方法。
  2. 【請求項2】 前記時分割された時間波形は、該時間波
    形上の任意の振動成分をサンプリング抽出した後、それ
    をFFT変換して周波数分析し、ワンショット振動モー
    ドを得るようにした請求項1記載の振動分析方法。
  3. 【請求項3】 前記循環周期的振動信号は、間欠的イン
    パルス応答的信号で構成され、前記FFT変換は時分割
    した間欠的インパルス信号を個別にFFT変換して時分
    割パワースペクトラムを得るようにした請求項1記載の
    振動分析方法。
  4. 【請求項4】 前記循環周期的振動信号は、エンジンの
    着火により発生する間欠的インパルス信号で構成され、
    前記時間区分の区切りは、エンジンの各気筒の着火タイ
    ミングを区切りとして前記時間区分に順次1個ずつ発生
    するようにした請求項1及び請求項3記載の振動分析方
    法。
  5. 【請求項5】 レーザ光により振動点を順次スキャン計
    測しながら、計測情報の高密度化を図ったことを特徴と
    する請求項1、3記載の振動分析方法。
  6. 【請求項6】 基本周期を形成する複数の時間区分のそ
    れぞれに内蔵された循環周期的振動を有する振動源の振
    動分析装置において、 前記循環周期的振動信号により形成される基本周期分の
    時間波形を検出する非接触振動計と、 基本周期分の時間波形をサンプリングするサンプリング
    手段と、 前記基本周期を複数の時間区分に分割して循環周期的振
    動信号の初期値を分割開始位置に持つように時間波形を
    時分割する時分割手段と、 該時分割された時間波形のFFT変換部を含む周波数分
    析手段と振動特性同定部、画像処理部及び表示部を備え
    たコントローラと、より構成したことを特徴とした時分
    割周波数分析装置。
  7. 【請求項7】 前記循環周期的振動信号が間欠的インパ
    ルス信号で構成された振動源を有する請求項6記載の時
    分割周波数分析装置において前記周波数分析手段は、時
    分割された時間波形毎に時分割パワースペクトラムを得
    て平均化処理するFFT変換部と、 その平均値を合成して基本周期全体のパワースペクトラ
    ムを算出する合計算出部と、 より構成した事を特徴とする時分割周波数分析装置。
  8. 【請求項8】 前記振動源が4サイクルエンジンで有る
    請求項6記載の時分割周波数分析装置において、 前記基本周期は、エンジンの2回転分により構成した請
    求項6記載の時分割周波数分析装置。
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