JPH09235619A - フード焼なまし炉 - Google Patents

フード焼なまし炉

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JPH09235619A
JPH09235619A JP4134596A JP4134596A JPH09235619A JP H09235619 A JPH09235619 A JP H09235619A JP 4134596 A JP4134596 A JP 4134596A JP 4134596 A JP4134596 A JP 4134596A JP H09235619 A JPH09235619 A JP H09235619A
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JP
Japan
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hood
annealing
ring gap
protective
annealing furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP4134596A
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English (en)
Inventor
Peter Helmut Ebner
ヘルムート エープナー ペーター
Heribert Lochner
ロッホナー ヘリベルト
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障又は汚染を惧れることなく、焼なまし台
の下側に付加的な空間を設ける必要なく冷却過程が加速
されるようにすること。 【構成】 羽根車と案内装置との間に配置された、閉鎖
可能なリングギャップが設けられており、このリングギ
ャップの下流に熱交換器が配置されており、この熱交換
器から、リングギャップに分岐された保護ガス部分量が
保護フード内へ帰流させられるように構成されているこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフード焼なまし炉、特に
鋼帯束又は線材束用のフード焼なまし炉であって、被焼
なまし物を支承するための焼なまし台と、該焼なまし台
の上に密に載置可能な保護フードとを有し、焼なまし台
内に、中央の羽根車と該羽根車を取囲む案内装置とを有
するベンチレータが保護フード内にある保護ガスを循環
させるために設けられている形式のものに関する。
【0002】このような金属製の被焼なまし物を熱処理
する場合には、熱処理も後で行なわれる必要な冷却も保
護ガスのもとで行なわれる。この保護ガスは窒素又は水
素もしくはこれらのガスの混合物を含み、主として被焼
なまし物の金属表面における酸化を回避するために用い
られる。この保護ガスを使用できるようにするためには
焼なまし台の上に置かれた被焼なまし物は保護フードに
よって覆われている。この保護フード内では排気又は掃
気過程のあとで、保護ガスはベンチレータによって与え
られた強制循環により被焼なまし物表面を擦過する。
【0003】熱処理が行なわれたあとで、加熱のために
保護フードの上に被せ嵌められた加熱フードが冷却フー
ドによって置換えられ、被焼なまし物の回分量が保護フ
ードの外側表面を流れる空気により冷却される。冷却過
程を加速するためには、所定の温度レベルに達したあと
で、遮断された冷却空気流の代りに水を与えることがで
きる。冷却過程と掃出過程とのあとで冷却フードは取除
かれかつ保護フードは焼なまし台から持上げられる。
【0004】被焼なまし物、すなわち回分焼なまし量の
冷却過程を加速するためには焼なまし台の領域から単数
は複数の流出開口を介して、保護ガス循環流の部分量を
冷却器を介して付加的なファンにより外部へ吸い出しか
つ再び焼なまし室へ戻すことが公知である。しかし、こ
の外部冷却回路によっては、加熱の間に、冷却過程に際
して分岐した循環流の流入もしくは流出開口による高め
られたエネルギ損失が生じる。さらに、冷却器範囲にお
ける蒸発する潤滑剤残部に基づき、高い保守費用を伴う
汚染が避けられない。そのうえ、焼なまし台の下のファ
ンと冷却器とが原因でこの構造部分の下には費用のかか
る地下室基礎が必要である。
【0005】さらに冷却過程を加速するためには焼なま
し台案内装置にベンチレータ軸に対して横方向に延びる
冷却管を設けることも公知である。この冷却管は焼なま
し過程の間は使用されず、この冷却管を通しては所定の
時点から冷却過程の間だけ冷却媒体が流れるようになっ
ている。しかしながらこの場合には管束に亀裂が形成さ
れることによって故障が発生しやすくなる。すなわち、
冷却媒体の導入及びこれに伴う迅速な冷却に際して管は
急激に収縮し、材料疲労によって比較的に短期の内に漏
れが発生するようになる。これは循環する保護ガスの含
有湿度を不都合に高め、熱処理された金属表面を酸化す
ることすらある。
【0006】
【発明の課題】本発明の課題は前記欠陥を除き、故障又
は汚染を惧れることなく、焼なまし台の下側に付加的な
空間を設ける必要なしに冷却過程が加速されるような、
冒頭に述べた形式のフード焼なまし炉を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明の課題は、冒頭に述べた
形式のフード焼なまし炉において、羽根車と案内装置と
の間に配置された、閉鎖可能なリングギャップが設けら
れており、このリングギャップの下流に熱交換器が配置
されており、この熱交換器から、リングギャップに分岐
された保護ガス部分量が保護フード内へ帰流させられる
ように構成されていることによって解決された。
【0008】もちろん熱処理の間はリングギャップは閉
じられており、保護ガス全体は通常の循環を行なう。こ
れに対して冷却期においては保護ガスの一部がリングギ
ャップと熱交換器とを通して導かれ、すなわち冷却さ
れ、次いで再びまだ温度の高い保護ガスに混合される。
したがって保護ガスの迅速な冷却が行なわれ、ひいては
冷却過程が短縮される。この場合には付加的なベンチレ
ータは必要とされず、下流側に配置された熱交換器しか
必要ではない。この熱交換器の寸法は比較的に小さく、
焼なまし台の下に大きな空間を必要としない。したがっ
て公知の外部冷却回路とほぼ同じような作用で、技術的
な費用は著しくわずかになる。付加的なベンチレータが
存在していないので蒸発する潤滑剤残留物による汚染を
惧れる必要もなくなる。
【0009】リングギャップを閉鎖し、そのうえそのつ
ど分岐する保護ガス量を簡単な形式で調整するためには
下方へ延びるリングギャップに閉鎖カラー又はそれに類
似したものを保持する、熱交換器に向かって開いた薄壁
のシリンダが支承されておりかつ焼なまし台の外に配置
された調節装置を用いて、焼なまし台の底をシールされ
て貫通する結合棒を介して移動可能である。温度検出及
び評価システムを介して、閉鎖カラーを有するシリンダ
は、下流側に配置された熱交換器の出力が越えられない
ように調節される。
【0010】焼なまし台と保護フード外套との間には熱
交換器から出る保護ガス量を戻すためのリングギャップ
が設けられている。閉鎖カラーを有するシリンダの調節
可能性を達成するためには案内装置の羽根が、閉鎖可能
なリングギャップの領域に、リングギャップを開放する
場合に閉鎖カラーが侵入する切欠きを有している。
【0011】
【実施例】図面には実施例として、フード焼なまし炉の
本発明にとって重要な部分の半分が概略的に示されてい
る。
【0012】フード焼なまし炉は略示した被焼なまし物
2を載置するための焼なまし台1と、該焼なまし台1の
上に密に載置可能な保護フード3を有している。焼なま
し台1内には中央の回転羽根車4とこの回転羽根車4を
取囲む案内装置5とを有するベンチレータが設けられて
いる。被焼なまし物2を支持する構造は図面を見やすく
するために図示されていない。回転羽根車4もしくは案
内装置5の下側には詳細には示されていない充填装置6
があり、この充填装置6の下には熱交換器7が設けられ
ている。
【0013】羽根車4と案内装置5との間にはリングギ
ャップ7が配置されている。このリングギャップ7は熱
交換器8に向かって下方へ通じている。この場合、焼な
まし台もしくは充填装置6と保護フード3との間には同
様にリングギャップ9が設けられている。これによって
ガスはリングギャップ9から熱交換器8を通って保護フ
ード3の主室へ流れることができるようになっている。
下方へ延びるリングギャップ7には閉鎖カラー10を保
持するシリンダ11が設けられている。このシリンダ1
1は焼なまし炉1の外側に配置された調節装置12と、
焼なまし炉の底をシールされた状態で貫く結合棒13と
を用いて移動させられ得るので、閉鎖カラー10はリン
グギャップ7を閉鎖するか又は種々の開放位置にもたら
される。閉鎖カラー10もしくはシリンダ11のための
場所を得るために、羽根車5の羽根はそれぞれ1つの切
欠き14を備えている。
【0014】図示された位置、すなわち冷却期において
は、保護ガスの1部はベンチレータ4からリング通路7
へかつリング通路7から熱交換器8へ達し、最終的に帰
流した場合に保護フード3の下の主流に合流する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明のフード焼なまし炉の半分を断面
した図。
【符号の説明】
1 焼なまし台 2 被焼なまし物 3 保護フード 4 回転羽根車 5 案内装置 6 充填装置 7 リングギャップ 8 熱交換器 9 リングギャップ 10 閉鎖カラー 11 シリンダ 12 調節装置 13 結合棒 14 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘリベルト ロッホナー オーストリア国 レオンディング ブルク ヴァルシュトラーセ 19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フード焼なまし炉、特に鋼帯束又は線材
    束用のフード焼なまし炉であって、被焼なまし物(2)
    を支承するための焼なまし台(1)と、該焼なまし台
    (1)の上に密に載置可能な保護フード(3)とを有
    し、焼なまし台(1)内に、中央の羽根車(4)と該羽
    根車(4)を取囲む案内装置(5)とを有するベンチレ
    ータが保護フード(3)内にある保護ガスを循環させる
    ために設けられている形式のものにおいて、羽根車
    (4)と案内装置(5)との間に配置された、閉鎖可能
    なリングギャップ(7)が設けられており、このリング
    ギャップ(7)の下流に熱交換器(8)が配置されてお
    り、この熱交換器(8)から、リングギャップ(7)に
    分岐された保護ガス部分量が保護フード(3)内へ帰流
    させられるように構成されていることを特徴とする、フ
    ード焼なまし炉。
  2. 【請求項2】 下方へ延びるリングギャップ(7)内
    に、閉鎖カラー(10)又はそれに類似したものを保持
    する、熱交換器(8)に向かって開いた薄壁のシリンダ
    (11)が支承されており、焼なまし台(1)の外側に
    配置された調節装置(12)を用いて、焼なまし台
    (1)の底をシール下で貫く結合棒を介して移動可能で
    ある、請求項1記載のフード焼なまし炉。
  3. 【請求項3】 熱交換器(8)から出た保護ガス部分量
    を戻すために、自体公知の形式で焼なまし台(1)と保
    護フード外套(3)との間に形成されたリングギャップ
    (9)が設けられている、請求項1記載のフード焼なま
    し炉。
  4. 【請求項4】 案内装置(5)の羽根が、閉鎖可能なリ
    ングギャップ(7)の領域においてそれぞれ1つの切欠
    き(14)を有し、該切欠き(14)内に、リングギャ
    ップ(7)を開放するときに閉鎖カラー(10)が侵入
    する、請求項1又は2記載のフード焼なまし炉。
JP4134596A 1996-02-28 1996-02-28 フード焼なまし炉 Pending JPH09235619A (ja)

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JP4134596A JPH09235619A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 フード焼なまし炉

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JP4134596A JPH09235619A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 フード焼なまし炉

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7252798B2 (en) * 2003-03-24 2007-08-07 Ebner Industrieofenbau Gesellschaft M.B.H. Hood-type annealing furnace, especially for steel strip and wire bunches
US7875235B2 (en) * 2005-05-12 2011-01-25 Ebner Industrieofenbau Gesellschaft M.B.H. Method for batchwise heat treatment of goods to be annealed

Cited By (3)

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