JPH09234A - 食品の粉かけ装置 - Google Patents

食品の粉かけ装置

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JPH09234A
JPH09234A JP7172706A JP17270695A JPH09234A JP H09234 A JPH09234 A JP H09234A JP 7172706 A JP7172706 A JP 7172706A JP 17270695 A JP17270695 A JP 17270695A JP H09234 A JPH09234 A JP H09234A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に表面の柔らかい食品に対し、刷毛による
粉の撥ねかけ作業を、食品を傷つける事なく能率よく行
うことができ、粉の撥ねかけ力の調整ならびに撥ねかけ
方向の調整を自由に行うことのできる食品の粉かけ装置
を提供する。 【構成】 一対の刷毛車1,1の刷毛3が食品に触れな
い間隔を隔てて食品に粉6を撥ねかけるために対向設置
され、刷毛3の回転空間内の仕切板9により、通りかか
る刷毛3を撓ませて離脱時の復元力で粉6を強力に撥ね
かけ、あるいは傾動板11により回転中の刷毛3の先端
部分を斜め方向に押し曲げて粉6の撥ねかけ方向を調整
可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食品の粉かけ装置に
関するもので、とくに食品が柔らかい表層をそなえるも
の、たとえば搗きたての餅などの場合に、その表面にき
な粉を振りかける装置などに適用して、すぐれた効果の
ある食品の粉かけ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の食品の粉かけ装置を示
す。図において、菓子aはコンベヤ21に載って一列状
態で搬送される。粉おとし装置22は、コンベヤ21の
上部に設けられて、コンベヤ上の菓子aに対して箱23
内の粉をスリット26を通して振りかけるためのもので
ある。一対のブラシ軸29,29は、菓子aの上方から
振りかけられた粉を菓子aの表面に均一に付着せしめる
ための刷毛30をそれぞれの周囲に放射状に植え付けら
れ、R矢の方向に回転する。刷毛30は、菓子aの底面
以外の全周に粉を振りかける必要上、菓子の全高を包含
しうる高さの範囲に亙って植え付けられている。この装
置を稼働して、菓子aをコンベヤ21に載せて連続して
送り込み、これと連動して一対の刷毛30,30を、菓
子aの表面を撫でる関係位置で回転させる。その上方か
らは、粉おとし装置22から継続的に粉を刷毛30の上
面に向かって振りかけ、それによって刷毛30を介して
菓子aに対する粉かけ作業が自動式に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来装置によっ
て食品の粉かけ作業を行う場合、つぎのような不具合点
の生じることがある。
【0004】a)食品の表面が比較的硬い場合、あるい
は表面が乾燥した状態にあって、刷毛が常時食品の表面
を撫でる関係位置にあっても、刷毛が食品にくっついた
り、または刷毛との接触によって食品の形状が変形した
りするなどのおそれがない場合には、前記の装置を使用
しても十分要求に応じられるが、対象食品が柔らかい材
料よりなる場合、あるいは表面がとくに柔らかくて、し
かもくっつきやすい皮に包まれたもののような場合、た
とえば搗きたての餅の柔らかい表面に対して、きな粉を
振りかける作業を行うような場合に、前記従来の装置を
そのまま使用すると、刷毛が餅の表面に付着して容易に
引き離すことができず、円滑な作業の進捗が望まれなく
なる。また、この状態を回避しようとして、左右の刷毛
車の間隔を広げて食品に刷毛が接触することのないよう
な配置にすると、刷毛車に付着する粉の遠心力によって
粉かけ作業を行うには、粉の重量があまりにも小さくて
粉の到達距離が伸びず、そのため十分な粉かけ作業の成
果を期待することのできない場合が多い。
【0005】b)粉かけ作業の特殊の態様として、たと
えばとくに強力な撥ねかけ力を必要とする場合があり、
このようなとき上記従来の装置では、刷毛車の回転数を
上げて前記のケースと同様にその遠心力に依存する対応
策が取られることになるが、要求を満足するに至らない
場合があり、改善を必要とする問題点となる。
【0006】c)また粉かけ作業の他の態様として、あ
る特定の方向から撥ねかけ作業を行いたい場合がある。
たとえば食品の形が傘のように突出した箇所があって、
その箇所の裏側に粉かけを行いたい場合、あるいは丈の
高い食品に対しその底面に近い裾の部分のみに粉かけを
行いたい場合など、要するに粉の撥ねかけ方向を任意に
特定したい場合があるが、このような要求に対し、前記
従来装置では、粉の撥ねかけ方向の主体があくまでも水
平方向に置かれているため、水平方向以外の方向から撥
ねかけたい要望に対しては、満足な成果を挙げることが
できない。
【0007】d)前記従来装置の構成を通じて以上に示
すような多様の要求に対応しようとすると、そのため従
来の刷毛車を大型化して、刷毛車の長さが食品の全長を
カバーするに足る大きさにする必要が生じ(図7の従来
例がこれに相当する)、あるいは刷毛の強度の増大、と
くに粉を撥ねかけるための刷毛の弾発力の増大を図るな
どの必要が生じてくるが、それでも前記要求のすべてを
満足することにはならない。また、そのうち部分的に対
応できる前記対策にしても、その実施はいずれも装置の
大型化と設備費の増大につながり、装置としての能率の
低下を来すばかりでなく、経済的にも採算の伴わない結
果を招くことになる。
【0008】この発明は、前記従来装置の現状にかんが
みてなされたもので、小型で簡単な構成のもとに、食品
に対する刷毛による粉の撥ねかけ力の調整を広範囲に、
しかもきわめて能率よく行うことのできる食品の粉かけ
装置を提供することを目的としている。
【0009】この発明の他の目的は、簡単な構成と容易
な操作とを通じて、食品に対する刷毛による粉の撥ねか
け方向の調整を自由に、かつきわめて手際よく行うこと
のできる食品の粉かけ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの手段として、この発明にかかる食品の粉かけ装置
は、粉かけされる食品の通路を挟んで、刷毛が植えられ
た一対の刷毛車が設けられ、上方から供給される粉を前
記刷毛が受け取ってこれを食品の周面に向かって回転し
ながら振りかける食品の粉かけ装置であって、一対の前
記刷毛車は通路を通過する食品の周面に刷毛が触れない
だけの十分な間隔を隔てて対向設置され、その回転軸に
はいずれもほぼ等高位置の周面に沿って刷毛が放射状に
植え付けられ、前記回転中の刷毛と干渉する空間に設置
されて、刷毛の回転中に該設置点を通りかかる刷毛に対
してこれを押し曲げることによって撓みを強制し、刷毛
車の回転に応じて前記強制状態から離脱するときの刷毛
の復元力によって刷毛に対し該刷毛が上方から受け取っ
ていた粉を食品に向かって撥ねかけさせるための仕切板
と、前記仕切板の移動によって刷毛が押し曲げられると
きの作用点の刷毛の長手方向に沿う位置の調整が可能で
あり、あるいは刷毛の押し曲げが開始される作用点の回
転位相上の位置の調整が可能である仕切板移動装置とに
よって構成される撥ねかけ力調整手段が、設けられてい
る。
【0011】前記回転中の刷毛と干渉する空間に設置さ
れて、回転移動中の刷毛によって形成される円盤状の移
動領域のうち、主として刷毛の先端寄りの部分で形成さ
れる領域を、刷毛自体のそなえる可撓性を利用して前記
設置された空間を通過中に斜め方向に押し曲げるための
傾動板と、傾動板の移動によって回転中の刷毛によって
食品に撥ねかける粉の高さ方向の調整が可能である傾動
板移動装置とによって構成される撥ねかけ方向調整手段
が、設けられてもよい。
【0012】
【作用】この発明にかかる食品の粉かけ装置によって、
食品に対する粉かけ作業を行うには、粉かけされる食品
が送り込まれる通路の両側に、食品の周面に刷毛が触れ
ないだけの十分な間隔を隔てて対向設置される一対の刷
毛車に対し、撥ねかけ用の粉が上方から供給手段を介し
て刷毛車の上面に供給される。刷毛車の回転軸には、い
ずれもほぼ等高位置の周面に沿って刷毛が放射状に植え
付けられていて、その刷毛と干渉する空間に仕切板が設
置されている。そのため刷毛車が回転すると、仕切板の
設置された点を通りかかる刷毛に対して仕切板が干渉
し、刷毛を押し曲げることによってその部分の刷毛に所
定の撓みが強制される。この撓みは、干渉中の刷毛にと
って、ある期間内は円滑な回転移動ができなくて、追随
できない状態に置かれ、刷毛の撓み量は次第に蓄積され
る。刷毛車がさらに回転を続行して一定の極限に達する
と、その極限に達した刷毛から順次に前記強制状態から
離脱するが、離脱するときの復元力によって、該刷毛が
上方から受け取っていた粉を順次に食品の周面に向かっ
て撥ねかけ、強力な粉の撥ねかけ操作が連続して行われ
る。
【0013】この撥ねかけ力の調整は、仕切板の位置を
仕切板移動装置によって移動することにより行われる。
すなわち、仕切板移動装置によって仕切板を移動して、
刷毛が仕切板によって押し曲げられる作用点の刷毛の長
手方向に沿う位置を移動すると、それによって刷毛に蓄
積される撓み量の極限値を調整することができ、それに
よって強制されていた撓み状態から離脱するときの復元
力、すなわち粉の撥ねかけ力を調整することが可能であ
る。また、仕切板移動装置によって仕切板を移動して、
刷毛の押し曲げが開始される作用点の回転位相上の位置
を移動すると、それによって刷毛車の保有する粉が刷毛
を離れて食品表面に到達する間の粉の飛距離を増減する
ことができるので、それによって粉の撥ねかけ力の調整
が可能となる。
【0014】この発明の食品の粉かけ装置を請求項2の
ように構成することによって、回転中の刷毛によって食
品に撥ねかける粉の撥ねかけ力の調整に加えて、さらに
撥ねかけ方向の高さに関する調整が可能である。この撥
ねかけ方向の調整は、回転中の刷毛と干渉する空間に設
置された傾動板と、傾動板の傾斜方向を移動するための
傾動板移動装置とによって行われる。すなわち、傾動板
移動装置によって傾動板の傾斜方向を所望の方向に移動
すると、回転移動中の刷毛によって形成される円盤状の
移動領域のうち、主として刷毛の先端寄りの部分で形成
される領域が、刷毛自体のそなえる可撓性によって前記
傾動板の設置された空間を通過中に傾動板の傾斜方向に
誘導され、押し曲げられた状態を保持して回転を続ける
ので、その結果回転中の刷毛の先端から遠心力によって
投げ出される粉の上下方向の位置の調整が行われる。し
かもその作業は、傾動板移動装置によって傾動板の傾斜
方向を所望の方向に移動するという操作だけで、常時き
わめて簡単容易に実施することができる。
【0015】
【実施例】この発明にかかる食品の粉かけ装置の一実施
例を、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6にお
いて、一対の刷毛車1,1は、食品aの通路を構成する
コンベヤ2を挟む位置で、通過する食品aの周面に刷毛
3が触れないだけの十分な間隔を隔てて対向設置され
る。その回転軸4、4にはいずれもほぼ等高位置の周面
に刷毛3が放射状に植え付けられ、駆動装置5を介して
相互に矢印s,t方向に回転駆動されている。振りかけ
用の粉6は供給箱7に入れられて、公知の手段を介して
その底部に設けたスリットから、一対の刷毛車1,1の
上面と、通路を通過する食品aの上面とに対し、ブラシ
8(他の箇所のブラシは図示を省略)の回動によって供
給される。
【0016】一対の刷毛車1,1の刷毛3と干渉する空
間に、仕切板9が刷毛3の植付方向と斜交の態様でそれ
ぞれ設置される。仕切板9は移動装置10によって空間
内の任意の位置に対し、任意の態様に移動することがで
きる。仕切板9の設置は、必ずしも図例のように、刷毛
3の植付方向と斜交の態様にする必要はない。ただ、こ
のように斜交の態様にしておくと、仕切板9の移動量
と、それに伴う粉の撥ねかけ力の増減との関係が、単純
な形で、しかも比例式にキャッチできるという利点があ
る。
【0017】また、一対の刷毛車1,1の刷毛3と干渉
する空間に設けられる他の機構として、傾動板11なら
びに傾動板移動装置12がある。傾動板11は、その平
面によって回転中の刷毛車の特定部分の刷毛を、刷毛の
そなえる可撓性を利用して、刷毛車の回転位相上の特定
部分に対し、これを所望の方向に誘導させるためのもの
である。傾動板移動装置12は、傾動板11を前記所望
の方向に移動させる装置として機能する。刷毛車1は、
図6に示すように、回転中その周囲に刷毛3によって形
成される円盤状の移動領域13を帯同している。この移
動領域13のうち、主として刷毛3の先端寄りの部分で
形成される押し曲げ領域14を、刷毛自体のそなえる可
撓性を利用して、前記設置された空間を通過中に限っ
て、傾動板11によってこれを斜め方向に角度αだけ押
し曲げることにより、刷毛3によって食品に撥ねかける
粉の発射方向を所望の方向に変更することができ、粉の
撥ね掛けられる高さ方向の位置を自由に調整することが
できる。
【0018】以上のように構成される食品の粉かけ装置
によって、食品の周面に粉かけ作業を行うための作用態
様を以下に説明する。説明の便宜上、仕切板9の移動の
要領を、刷毛が押し曲げられるときの作用点の位置を刷
毛の長手方向に沿って移動する方法と、刷毛の押し曲げ
が開始される作用点の回転位相上の位置を移動する方法
との二種類に代表させて、その各々について説明する。
まず、刷毛が押し曲げられる作用点の位置を刷毛の長手
方向に沿って移動する方法として、最も理解が容易な方
法としては、図例のように仕切板9を刷毛3の植付方向
と斜交の態様に設置しておき、そのままの姿勢でこれを
上下方向に平行移動する方法がある。たとえば図4の位
置にある仕切板9を、真っすぐ上方に引き上げた状態が
図5であるが、これによって刷毛の押し曲げが開始され
る作用点pの位置は、刷毛の長手方向に沿って図2の半
径r1の位置から図3の半径r2の位置まで移動する。こ
の移動は、仕切板9が刷毛3の植付方向と斜交の態様で
設置されていることによって生じる現象である。その結
果として、刷毛に強制される撓みの量は当然に図2の方
が図3よりも大きくなり、したがって撓みの強制状態か
ら離脱するときの刷毛の復元力も大きくなって、刷毛の
もっている粉を食品に向かって撥ねかける力も大きくな
る。つぎに、刷毛の押し曲げが開始される作用点の回転
位相上の位置を移動する方法は、仕切板の移動装置10
によって仕切板9を移動して、刷毛3の押し曲げが開始
される作用点の回転位相上の位置を移動することによ
り、刷毛車の保有する粉が刷毛を離れて食品表面に到達
する間の粉の飛距離を増減することができるので、それ
によって粉の撥ねかけ力の調整が可能となる。
【0019】つぎに、刷毛車1のそなえる傾動板11
を、傾動板移動装置12の操作によって所望の方向に移
動させることにより、食品に対する粉の撥ねかけ方向を
調整するための作用態様について以下に説明する。
【0020】刷毛車1は、図6に示すように、円盤状の
移動領域13を回転中その周囲に帯同した形を呈してい
るので、この移動領域13のうち、主として刷毛3の先
端寄りの部分で形成される押し曲げ領域14を、刷毛自
体のそなえる可撓性を利用して、傾動板11が設置され
る空間を通過中の期間に限り、傾動板11によってこれ
を斜め方向に押し曲げる。すなわち、傾動板移動装置1
2によって、傾動板11の傾斜方向を所望の方向に移動
すると、回転移動中の刷毛3によって形成される円盤状
の移動領域のうち、刷毛3の先端寄りの部分で形成され
る押し曲げ領域14が、傾動板11の傾斜方向に誘導さ
れ、刷毛3の可撓性の範囲内で押し曲げられた状態を保
持しながら回転を続ける。勿論この状態が強制される回
転位相上の位置は、粉を保有する刷毛が粉の撥ねかけを
行うタイミングを含む位置に合致させることが必要であ
る。その結果回転中の刷毛3の先端から遠心力によって
投げ出される粉の発射方向を所望の方向に変更すること
ができ、粉の撥ね掛けられる高さ方向の位置を自由に調
整することができる。
【0021】
【発明の効果】この発明にかかる食品の粉かけ装置は以
上のように構成されるので、つぎのような効果がある。
【0022】1)粉かけの対象としての食品が柔らかい
材料よりなる場合、あるいは表面がとくに柔らかくて、
しかもくっつきやすい皮に包まれたもののような場合、
たとえば搗きたての餅の柔らかい表面に対して、きな粉
を振りかける作業を行うような場合に、この装置では食
品を挟んで対峙する一対の刷毛車が、刷毛と食品とが接
触しないように十分な間隔を開いて設けられているの
で、刷毛の先端が食品にくっつくなどのおそれがない。
また、刷毛の可撓性を利用して、蓄積された撓みの復元
力を粉の撥ねかけ力として活用するようにしたので、刷
毛車の刷毛と食品との距離が離れているに拘わらず、強
力な撥ねかけ力を発揮する。かつ、その撥ねかけ力の調
整は自由に行うことができる。しかもそのための装置は
至って小型であり、簡単である。
【0023】2)請求項2では、前記の効果に加えて、
簡単な構成のもとに、食品に対する刷毛による粉の撥ね
かけ方向の調整を自由に、かつきわめて手際よく行うこ
とができる。粉かけ作業の一態様として、ある特定の方
向から撥ねかけ作業を行いたい場合がある。たとえば食
品の形が傘のように突出した箇所があって、その箇所の
裏側に粉かけを行いたい場合、あるいは丈の高い食品に
対しその底面に近い裾の部分のみに粉かけを行いたい場
合など、要するに粉の撥ねかけ方向を任意に特定したい
場合があるが、このような要求に対し、きわめて容易な
操作を通じて手際よく実施することができて便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の食品の粉かけ装置の一実施例の斜視
図である。
【図2】図1の刷毛車1の作用態様を示す説明図であ
る。
【図3】図1の刷毛車1の他の作用態様を示す説明図で
ある。
【図4】図2の刷毛車1をIV矢の方向に見た側面図であ
る。
【図5】図3の刷毛車1をV矢の方向に見た側面図であ
る。
【図6】図1の刷毛車1のさらに他の作用態様を示す側
面図である。
【図7】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
1 刷毛車 3 刷毛 6 粉 9 仕切板 10 移動装置 11 傾動板 12 傾動板移動装置 13 移動領域 14 押し曲げ領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉かけされる食品の通路を挟んで、刷毛
    が植えられた一対の刷毛車が設けられ、上方から供給さ
    れる粉を前記刷毛が受け取ってこれを食品の周面に向か
    って回転しながら振りかける食品の粉かけ装置であっ
    て、 一対の前記刷毛車は通路を通過する食品の周面に刷毛が
    触れないだけの十分な間隔を隔てて対向設置され、その
    回転軸にはいずれもほぼ等高位置の周面に沿って刷毛が
    放射状に植え付けられ、 前記回転中の刷毛と干渉する空間に設置されて、刷毛の
    回転中に該設置点を通りかかる刷毛に対してこれを押し
    曲げることによって撓みを強制し、刷毛車の回転に応じ
    て前記強制状態から離脱するときの刷毛の復元力によっ
    て刷毛に対し該刷毛が上方から受け取っていた粉を食品
    に向かって撥ねかけさせるための仕切板と、 前記仕切板の移動によって刷毛が押し曲げられるときの
    作用点の刷毛の長手方向に沿う位置の調整が可能であ
    り、あるいは刷毛の押し曲げが開始される作用点の回転
    位相上の位置の調整が可能である仕切板移動装置と、 によって構成される撥ねかけ力調整手段が設けられるこ
    とを特徴とする食品の粉かけ装置。
  2. 【請求項2】前記回転中の刷毛と干渉する空間に設置さ
    れて、回転移動中の刷毛によって形成される円盤状の移
    動領域のうち、主として刷毛の先端寄りの部分で形成さ
    れる領域を、刷毛自体のそなえる可撓性を利用して前記
    設置された空間を通過中に斜め方向に押し曲げるための
    傾動板と、 傾動板の移動によって回転中の刷毛によって食品に撥ね
    かける粉の高さ方向の調整が可能である傾動板移動装置
    と、 によって構成される撥ねかけ方向調整手段が設けられる
    請求項1記載の食品の粉かけ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236706A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 レオン自動機株式会社 食品への粉体付着装置および方法
WO2023167337A1 (ja) * 2022-03-04 2023-09-07 レオン自動機株式会社 食品用の粉体付着装置および方法

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