JPH09231219A - 表記地名の校正支援方法および校正支援地名辞書および校正支援システム - Google Patents

表記地名の校正支援方法および校正支援地名辞書および校正支援システム

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JPH09231219A
JPH09231219A JP8037928A JP3792896A JPH09231219A JP H09231219 A JPH09231219 A JP H09231219A JP 8037928 A JP8037928 A JP 8037928A JP 3792896 A JP3792896 A JP 3792896A JP H09231219 A JPH09231219 A JP H09231219A
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Akira Adachi
顕 足立
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 紙面に表記される行政区分に基づく地名の校
正支援システムに関し、表記の間違を容易に検出する。 【解決手段】 入力された地名を校正する校正支援シス
テムにおいて、入力された文字列を形態素辞書に基づい
て形態素に分解し、当該形態素から地名行政区分語を検
出し、検出した行政区分語の直前の形態素を地名候補と
して地名辞書を検索して該当する地名が検出されたとき
は、地名辞書から地名の行政区分の連携情報を取得し、
行政区分語の最小区分単位に係属する地名から順次上位
の区分単位に係属する地名へと地名候補として採択した
形態素を、前記連携情報を用いて照合することで、表記
地名の校正を支援する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新聞等の校正支援シ
ステムに係わり、特に紙面に表記される行政区分に基づ
く表記地名の校正支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】新聞等の記事は一般に「5W1H」の記
述が不可欠とされ、更に記事の事実関係に基づく信憑性
についても信義を問われる。即ち事件が発生したとき、
記者はその事件について、「何処で」,「何が」,「何
時」, 「誰が」, 「何故」,「どのようにして」を取材
する。
【0003】ここで、事件発生場所または取材場所とし
ての地名は地図または近所の住民または関係者等に尋ね
て記事にする場合が多い。その為に聞き取り誤りや手書
きによる読み取り違い,誤記,慣用による省略,誤字等
々が記事に入り易くなるため、校正によって正確を期し
ている。
【0004】図8は新聞紙面制作工程の流れ図であり、
そのプロセスを概略説明したものである。 S101: 事件の発生現場における目撃または聞き取
り、もしくは関係者から事情を聴取した取材を行う。
【0005】S102:取材した事件内容は記事原稿と
して手書き原稿またはワープロ原稿等で入力される。 S103: 入力原稿はワープロ画面または印字出力し
た紙面の状態で入力者自身または校閲担当者による目視
チェックを行ない、「表現/内容」の校正が行なわれ
る。
【0006】S104: この校正が完了すると、それ
ぞれの記事を紙面に割り付ける「組版」が行なわれる。 S105: 最後に、紙面全体のバランスを考慮し、表
現の調整を行なう「紙面校正・校閲」によって完了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】取材記者の取材原稿か
ら印刷原稿になるまでの制作工程で起こりがちな間違い
は多種多様なものがあり、この発生した間違いを修正す
る為に校正が行なわれる。校正作業では発生・混入が想
定される原稿の間違いを全て検出できるのが理想である
が、検出作業を人間による目視チェックに依存していた
のでは、心理的特性から検出形態に適不適があり、「間
違い」の検出確度には限度があった。
【0008】例えば、「東京都」を入力間違いした時、
「東」を「西」と間違えて入力した「西京都」の検出は
容易であるが、手書き入力時において「東」を字画見掛
けが類似の「束」として『束京都』と入力した場合は目
視チェックだけでは往々にして見逃して仕舞いがちであ
る。
【0009】新聞社等で行なう校正種別を大別すると、
下記の4通りのものがある。その1は入力操作環境に起
因して発生する表記ミスに対する校正である。最近のワ
ープロでは、入力方式として「かな入力」による漢字変
換もしくは「ローマ字」入力による漢字変換を行なう場
合が多い。
【0010】このような漢字変換は、文字キーが少なく
且つキー配列も覚え易くしてあるため、熟達した入力者
でなくても容易にかな漢字混じりの文章を作成できるよ
うになっている。しかし、文章作成が容易になった反面
では、難しい漢字,類似語選択,変換ミスなどのような
従来の手書きでは発生しなかった表記の間違いが発生す
る。
【0011】その2は慣用的な表現の統一が遵守されな
い表記ミスに対する校正である。新聞社では、自社で使
用する慣習的な表現を決めている。しかし、記者のすべ
てがその表現について精通しているわけではない。その
ために、記者個人の書き癖による表現の揺れが発生す
る。
【0012】その3はうっかりミスに対する校正であ
る。取材時の聞き違い、取材される人が間違えて説明し
ていたなど、発生した間違いに対する事実関係に基づい
た校正である。
【0013】その4は文体の好みに対する校正である。
表記自体は誤りではないが、文章の好みや読みやすさを
意識して記事を修正する校正である。以上の様なものの
うち、とくに表記地名に関する間違いは上記の「その
3:うっかりミス」によるものが大多数であり、誤りの
種類としては、「存在しない地名の表記」,「地名表記
と地名接尾語(都,道,府,県,市,区,町,村,郡)
の対応の誤り」,「地名と地名の連続性における誤
り」,「地名と地名が連続していないが、中間的な表記
を挿入することで連続性が成立するような誤り(中抜け
と称する」),「政令指定都市記述規則関連の記述規則
誤り(一般に新聞社等では政令指定都市に対して「県」
または「県相応」の行政区画の記述を不要としてい
る)」,「(郡)の表記記述規則誤り」等々がある。
【0014】本発明はこのような点にかんがみて創出し
た発明であり、上記地名の表記における間違えを容易に
検出する方法およびこの方法に使用する地名辞書を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された本発明になる表記地名の校正支援方法によ
って解決される。
【0016】図1は、請求項1記載の本発明の処理工程
原理図である。同図において、ステップS1では、入力
文字列を解析用辞書を参照しながら、単語レベルの形態
素に分解する。
【0017】ステップS2では、分解した形態素毎に行
政区分で使用している地名接続語を検出していく。ステ
ップS3では、検出した地名接続語の上記入力文字列内
位置で直前に位置する形態素を地名候補として選定す
る。
【0018】ステップS4では、選定した当該形態素を
地名辞書400の検索部401で照合し、一致する地名
が存在するか否かを検索する。ステップS5では、一致
した場合は連携情報部402から対応する地名の連携情
報を取得する。
【0019】ステップS6では、連携情報部402内の
行政区分最小単位地名から、連携情報を辿って上位行政
区分単位の地名を照合する。この手順を遂行すること
で、表記した地名が現実には存在しない地名であること
を検出,表記した地名に関し地名と接尾語の対応の誤り
検出,表記した地名と地名の連続性の誤り検出,表記し
た地名と地名の連続性が誤っているが中間的な表記を挿
入することで連続性が成立(中抜け)する場合の検出,
表記した政令指定都市記述規則関連の記述規則誤り検
出,「郡」表記記述規則誤り検出,等々が確実に行なえ
るようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図2乃至図7を併用して
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図2は本発明に
なる校正支援システムの概要ブロック構成図である。付
番による各ブロックを説明すると、10はワープロ等に
よる文字列の入力部、11は解析用辞書200を参照し
ながら入力文字列を形態素(単語)に分解する形態素解
析部であり、例えば、入力文字列として、「今日は車で
東京都府中市府中町まで・・・」に対して、分解の一例
とし「今日/は/車/で/東京/都/府中/市/府中/
町/まで/・・・」のごとく区切り記号「/」(この区
切り記号は説明のためにだけ用いたものである)で分け
た形態素に分解される。但し、この形態素分析は一意で
はなく必要に応じて異なる形態素にも分解され、例えば
「・・・/東京/都/府中/市/府中町/まで/・・
・」のごとく、最後の地名を「府中町」とした形態素で
分析する場合もある。このことは、地名自身に行政区画
用語を持っている場合や、数字を含んだ地名(例えば、
4日市市)等が存在することに対処する場合である。1
2は形態素解析部11から出力されたそれぞれの形態素
について判断を行ない、「都,道,府,県,市,区,
町,村,郡」のそれぞれを地名接尾語と判断し、当該形
態素については後段の地名解析処理部300に手続きを
依頼し、それ以外の形態素の場合はその他の処理部13
に手順を渡す地名表記検出部、300は詳細には図3と
図4において詳述する地名解析処理部、400は検索部
401と連携情報部402を含んで成る地名辞書、14
は入力文字列内の検出された誤りをリストに作成する誤
り表記リスト作成部、15は上記リストの出力処理部で
ある。
【0021】ここで、図3乃至図4にもとづく本発明の
実施の形態を説明する前に、本発明で使用する地名辞書
の構成を、図5地名辞書の構成説明例示図と、図6同辞
書の模式的構成説明例示図によって説明する。
【0022】図5において、検索部401と連携情報部
402の両者を併せて1つのテーブル状に構成している
が、検索部401と連携情報部402はそれぞれを分離
して構成し、相互の位置関係に連絡をとる指示子を内包
した構成にしても良いものである。
【0023】同図において、検索部401内の第1欄は
表記コードであり、第2欄が形態素に分解された入力地
名の検索対象になる地名の表記である。本実施例では特
に明記していないが、この表記コードは検索を高速化す
るために、地名表記の検索部内位置を示すようなコード
情報で設定してある。
【0024】また、連携情報部402は少なくとも1以
上のレコードで構成し、各レコード内の第1欄は行政区
分用語である地名接尾語であって、「都,道,府,県,
市,区,町,村,郡」または無記号「無」が、また特定
の「市」に対してはその属性として「政令指定都市」が
記入される。次の第2欄は連携情報部内のレコードポジ
ションポインタであり、第3欄は検索部401における
第1欄の表記コードポインタである。
【0025】例えば、地名辞書の第1行目について説明
すると、検索部401は表記コード「1」,表記「府中
町」となっている。そしてこの表記「府中町」に関連し
て、連携情報部402の第1レコード「無,1,2」に
よって、「府中町は、上位層が表記コード=2の府中で
あり、レコード位置=1によって府中は市である」とし
て位置付けられており、即ち、「府中市府中町」が形成
されている。
【0026】また、地名辞書の第2行目について説明す
ると、検索部401は表記コード「2」,表記「府中」
となっている。そしてこの表記「府中」に関連して、連
携情報部402の第1レコード「市,1,3」によっ
て、「府中は市であり、上位層は表記コード=3の東京
であり、レコード位置=1によって東京は都である」と
して位置付けられており、即ち、「東京都府中市」が形
成されている。
【0027】また、連携情報部402の第2レコード
「市,1,4」によって、「府中は市であり、上位層は
表記コード=4の広島であり、レコード位置=1によっ
て広島は県である」として位置付けられており、即ち、
「広島県府中市」が形成されている。
【0028】更に、連携情報部402の第3レコード
「町,2,2」によって、「府中は町であり、上位層は
表記コード=2の府中であり、レコード位置=2によっ
て府中は市である」として位置付けられており、即ち、
「府中市府中町」が形成されている。
【0029】更に、連携情報部402の第4レコード
「町,1,20」によって、「府中は町であり、上位層
は表記コード=20の国分であり、レコード位置=1に
よって国分は市である」として位置付けられており、即
ち、「国分市府中町」が形成されている。
【0030】上記した階層関係は一つの行政区分の接尾
語ごとに検索されるものであり、例えば、「府中」から
始めた場合に「国分市」が検索されたならば、続けて
「国分市」から上位層の「鹿児島県」を検索すること
で、「鹿児島県国分市府中町」が形成される。
【0031】図6は上記の図5における地名の連携関係
の全体的なイメージを説明するための図であり、ボック
スと矢印を用いて説明してある。即ち、ボックス内を3
分割し、中段には表記としての「地名」を記入し、下段
には行政区分による「地名接尾語」を記入し、上段には
「地名」の「コード」を記入してある。そして、上段お
よび中段で検索部401を構成し、下段および矢印で連
携情報部402を構成している。
【0032】従って、地名「府中」を持つ行政区分はコ
ード「2」によって「市」で存在することになり、その
一は広島県府中市に存在し、その二は東京都府中市に存
在することを示している。一方、地名「府中町」であれ
ば、行政区分はコード「1」によって「国分市」および
「府中市」に存在することになる。
【0033】次に、図2における地名解析処理部300
の詳細を、図3に示す地名解析処理フローチャート(そ
の1)および図4に示す地名解析処理フローチャート
(その2)によって説明する。
【0034】図3において、例えば、入力文字列「今日
は車で東京都府中市府中町まで・・・」は上述したよう
に、図2における形態素解析部11によって解析用辞書
を参照して形態素「今日/は/車/で/東京/都/府中
/市/府中/町/まで/・・・」に分解され、ステップ
301ではこの分解されたそれぞれの形態素が入力され
る。
【0035】ステップ302:それぞれの入力形態素は
地名辞書の検索部401を検索して地名に該当するか否
かが照合される。上記文字列内の、「今日/は/車/で
/まで/・・・」の各入力形態素は地名もしくは地名接
尾語に一致しないのでステップ306に処理を依頼し、
一方、「東京/都/府中/市/府中/町」内の「東京/
府中」各入力形態素は地名辞書400の検索部401内
の表記に一致するのでステップ303で次の処理を行な
う。
【0036】ステップ303:前記入力形態素の「東
京」,「府中」は地名辞書400の検索部401の表記
コードおよび表記に対応づけられた結果、地名辞書40
0の連携情報部402から該当する連携情報を取得す
る。即ち、入力形態素の「東京」については検索部40
1の表記「東京」に対応した連携情報部402の第1レ
コード「都,0,0」を読み込み、入力形態素の「府
中」については検索部401の表記「府中」に対応した
連携情報部402の第1レコード乃至第4レコードまで
の「市,1,3」,「市,1,4」,「町,2,2」,
「町,1,20」を読み込む。
【0037】ステップ304:地名辞書400から取得
した表記「東京」,「府中」に連携されている各レコー
ド内の地名接尾語と、入力形態素「東京」及び「府中」
に後続する入力形態素「都」,「市」,「町」を照合す
る。この照合で一致しない場合は「地名接尾語」の対応
誤りとしてステップ307に処理を依頼する。また、い
ずれかのレコード内に一致した接尾語があった場合は、
ステップ305に処理を移行させる。
【0038】即ち、入力形態素「東京」は入力形態素
「都」が後続し、入力形態素「府中」は入力形態素
「市」および「町」が後続しているので、いずれの場合
も地名辞書内の連携関係に一致し、「該当あり」と判断
されてステップ305に処理が移行する。
【0039】ステップ305:当該入力形態素に対する
検索部401および連携情報部402のデータを地名情
報テーブルにプールし、全入力形態素の処理が完了する
までステップ301に処理を戻す。即ち、入力形態素の
「東京」と「府中」について、地名辞書400の表記コ
ード欄の「2」および「3」に該当する行データがすべ
て地名情報テーブルにプールされる。
【0040】例えば上記のステップ307における地名
接尾語の対応誤りの例として、入力文字列が「今日は車
で東京都府中区まで・・・」の場合がある。この入力文
字列は形態素解析部11によって解析用辞書を参照して
形態素「今日/は/車/で/東京/都/府中/区/まで
/・・・」に分解されるが、ステップ304の照合時
に、入力形態素の地名「府中」に続く形態素は「区」で
あり、一方地名辞書内における検索部401の表記「府
中」に対する連携情報部402のレコード内の接尾語は
「市,町」であって、接尾語「区」が存在していない。
【0041】以上の図3で説明した処理が完了すると、
入力文字列で地名校正の候補となる全形態素関連の情報
が上記した地名情報テーブルにプールされ、図4に説明
する処理に移行する。
【0042】図4において、ステップ310はエントリ
ーポイントであり、処理の実体はステップ311以降で
説明する。 ステップ311:上述したステップ305で地名情報テ
ーブルにプールした地名情報を読み出す。
【0043】ステップ312:形態素に分解されて入力
された地名表記は入力地名間の連続性が地名情報で照合
される。そして、入力形態素の地名に上位階層の地名表
記の矛盾があればステップ317に処理を移行し、矛盾
がない場合はステップ313に処理を移行する。例え
ば、「千葉県府中市」,「神奈川県府中市」のような入
力地名の場合は上位階層の地名表記の矛盾として摘出す
る。
【0044】ステップ313:ここでは、入力地名が
「政令指定都市」に該当しているか否かを照合する。こ
こで、「政令指定都市」の指示は図示していないが連携
情報部402のそれぞれのレコード内第1欄の地名接尾
語と共に指示されている。この照合が一致した時はステ
ップ314に処理を移行し、不一致の時はステップ31
6に処理を移行して終了する。例えば、「東京都府中
市」,「神奈川県厚木市」,「千葉県佐倉市」は政令指
定都市ではないから、その入力地名は正常な表記として
ステップ316で処理される。
【0045】ステップ314:ここでは、入力地名の上
位階層として更に入力地名が存在していた場合はステッ
プ315に処理を移行し、存在していない場合はステッ
プ316に処理を移行する。例えば、「横浜市緑区」,
「千葉市美浜区」は政令指定都市であり、上位階層の入
力地名が入力されていないので、正常な入力表記として
処理される。
【0046】ステップ315:「政令指定都市」の表記
規則に違反がある旨等を出力して処理を終了する。例え
ば、「神奈川県横浜市」,「神奈川県川崎市」,「千葉
県千葉市」は政令指定都市であるが、上位表記が入力さ
れているので、入力地名表記の誤りとしてステップ31
5で処理される。
【0047】ステップ316:入力された地名および地
名間の関連表記は全て正常として処理を終了する。 ステップ317:矛盾分の全上位情報を地名情報テーブ
ルから読み出す。
【0048】ステップ318:上位情報を照合し、該当
する上位地名が存在しない場合はステップ319に処理
を移行して「地名の階層上に矛盾がある」旨を出力して
処理を終了させ、一方、該当する上位地名が存在する場
合はステップ320に処理を移行する。このステップ3
18における処理は「中抜け」の摘出であり、上位該当
ありの入力地名の例としては、「東京都府中市」,「千
葉市中瀬」(千葉市美浜区中瀬),「千葉県府中」(千
葉県安房郡三芳村府中),「千葉県三芳村府中」(千葉
県安房郡三芳村府中)があり、上位該当なしの入力地名
の例としては、「千葉市府中」,「青梅市府中」等があ
る。
【0049】ステップ320:このステップに到達した
場合の入力文字列の検証は、連続している入力地名間に
存在すべきである接尾語の種類を判定することになる。
即ち、地名辞書を検索して、辞書中に「郡」指定があれ
ばステップ321で「郡」表記の中抜けを出力指示して
処理を終了させ、一方、「郡」以外の指定があればステ
ップ322でその旨を出力指示して処理を終了する。例
えば、「郡」が中抜けである入力地名の例としては、
「千葉県府中」(千葉県安房郡三芳村府中),「千葉県
安房郡府中」(千葉県安房郡三芳村府中),「千葉県三
芳村府中」(千葉県安房郡三芳村府中)があり、一方、
「郡」以外のものが中抜けである入力地名の例として
は、「東京都府中町」,「千葉市中瀬」(千葉市美浜区
中瀬)等がある。
【0050】以上の処理が本発明において遂行される校
正支援方法であるが、上述したように入力文字列の形態
素解析の段階で分解される形態素が複数個得られる場合
がある。
【0051】例えば、上例の地名「府中」において、形
態素を「府中」とした場合と「府中町」とした場合で、
地名辞書から検索される上位階層が異なって来る。図7
は地名辞書の形態素解析別地名検索例示図であり、同図
(A)は入力形態素が「府中」で検索した場合であり、
また同図(B)は入力形態素が「府中町」で検索した場
合の検索結果例である。そして、いずれの場合も本発明
になる校正支援方法によって校正できるものである。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明を実施
することで、慣用的に使用していることで犯しやすい表
記ミスを容易に検出できるようになり、土地感のない記
者の取材による単純な表記ミスを未然に防止でき、また
政令指定都市に対する格別な表記にいちいち気配りをす
る苦労がなくなることになる。
【0053】即ち、存在しない地名検出,地名と接尾語
の対応の誤り検出,地名と地名の連続性の誤り検出,地
名と地名の連続性に誤りがあるけれども、中間的な表記
を挿入することで連続性が成立(中抜け)する場合の検
出,政令指定都市記述規則関連の記述規則誤り検出,
「郡」表記記述規則誤り検出,等々が確実に行なえるよ
うになると言う格別な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理工程原理図である。
【図2】校正支援システムの概要ブロック構成図であ
る。
【図3】地名解析処理フローチャート(その1)であ
る。
【図4】地名解析処理フローチャート(その2)であ
る。
【図5】地名辞書の構成説明例示図である。
【図6】地名辞書の模式的構成説明例示図である。
【図7】地名辞書の形態素解析別地名検索例示図であ
る。
【図8】新聞紙面制作工程の流れ図である。
【符号の説明】
10 入力部 11 形態素解析部 12 地名表記検出部 13 その他の処理部 14 誤り表記リスト作成部 15 出力処理部 200 解析用辞書 400 地名辞書 401 検索部 402 連携情報部 410 地名情報テーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された地名を校正する表記地名の校
    正支援システムにおいて、 入力された文字列を形態素辞書に基づいて形態素に分解
    し、当該形態素から地名行政区分語を検出し、当該検出
    した行政区分語の直前の形態素を地名候補として地名辞
    書を検索して該当する地名が検出されたときは、地名辞
    書から当該地名の行政区分の連携情報を取得し、 前記行政区分語の最小区分単位に係属する地名から順次
    上位の区分単位に係属する地名へと前記地名候補として
    採択した形態素を、前記連携情報を用いて照合すること
    で、表記地名の校正を支援することを特徴とする表記地
    名の校正支援方法。
  2. 【請求項2】 行政区分による地名および当該地名を位
    置付けるコードとを組み合わせた検索部と、前記検索部
    の地名に対応する行政区分語および当該地名の上位行政
    区分に該当する地名の格納位置を指示する情報を有する
    連携情報部と、を含んで成ることを特徴とする表記地名
    の校正支援地名辞書。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の表記地名の校正支援辞書
    を用いて請求項1記載の表記地名の校正支援方法を適用
    したことを特徴とする表記地名の校正支援システム。
  4. 【請求項4】 前記検索部と前記連携情報部は相互の連
    絡をとって分割した状態で個別に構成したことを特徴と
    する請求項2記載の表記地名の校正支援地名辞書。
  5. 【請求項5】 前記検索部における前記地名の表記は、
    行政区分における地名接尾語である都,道,府,県,
    市,区,町,村,郡,を除いたことを特徴とする請求項
    2記載の表記地名の校正支援地名辞書。
  6. 【請求項6】 前記連携情報部は少なくとも1以上のレ
    コードから成り、それぞれのレコードは地名接尾語と前
    記検索部の表記への連携指示情報と連携情報部のレコー
    ド位置指示情報とを含むことを特徴とする請求項2記載
    の表記地名の校正支援地名辞書。
JP8037928A 1996-02-26 1996-02-26 表記地名の校正支援方法および校正支援地名辞書および校正支援システム Pending JPH09231219A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007003602A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Alpine Electronics Inc 音声認識装置及びこれを備えた車両用走行誘導装置
US10747946B2 (en) 2015-07-24 2020-08-18 Fujitsu Limited Non-transitory computer-readable storage medium, encoding apparatus, and encoding method

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