JP3355289B2 - 文字データの自動校正方法及び装置 - Google Patents

文字データの自動校正方法及び装置

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JP3355289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字データの自動校
正方法及び装置に係り、特に、紙により保管・管理され
ている戸籍簿の内容を電子計算機で処理するために文字
データへ変換する際に行う文字データの自動校正方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、市町村クラスの自治体では、
住民に対する行政サービスの質に直結する各種の行政事
務の効率化を図るため、電子計算機の導入が進められて
いる。こうした行政事務の1つに、戸籍簿の保管・管理
業務があるが、元来は紙により保管・管理されている戸
籍簿の内容を電子計算機で処理するためには、戸籍簿の
原簿上に記載されている文字のすべてを、電子計算機で
処理可能な文字データへあらかじめ変換しておかなけれ
ばならない。この変換の実現方法としては、オペレー
タが戸籍簿の原簿を目視し、記載された文字に対応する
文字データを電子計算機のデータ入力装置に1つずつ入
力する方法と、電子計算機が、光学的に読み取った戸
籍簿の原簿を文字認識処理により解析し、原簿上に記載
された文字に対応する文字データを1つずつ求めて入力
する方法とがある。一般に、これらの方法のいずれ
を採用した場合でも、原簿上に記載された文字を100%間
違いなく文字データへ変換するのは不可能であることか
ら、電子計算機に入力された文字データを原簿上に記載
された対応する文字とそれぞれ照合し、間違って変換さ
れた文字データを正しい文字データに修正する校正の作
業が必要となる。
【0003】上述した校正の作業を効率化する従来技術
として、特開平7−271783号公報記載の「データ
入力装置」が知られている。このデータ入力装置は、所
定の前処理により作成された準マスタデータを表示し、
オペレータの操作によりこれを修正して最終的なマスタ
データを作成するデータ入力装置において、前処理にお
いて派生する少なくとも1つ以上の補助的なデータを修
正すべき準マスタデータとともに表示し、補助的なデー
タと修正すべき準マスタデータ双方を相互に参照、ある
いは双方の間でのデータ複写するオペレータの操作を許
容し、補助的なデータと修正すべき準マスタデータ双方
の修正を行なうものである。この従来技術によれば、前
述した文字認識処理や公文解析処理などの自動的な前処
理により作成されたデータを修正する場合、前処理にお
いて派生する種々の補助的なデータを参照し修正処理に
利用でき、補助的なデータと修正すべき準マスタデータ
双方の修正作業の効率化が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデータ入力
装置を利用すれば、校正の作業の効率化を図ることがで
きるが、電子計算機に入力された文字データと原簿上に
記載された対応する文字とをオペレータがすべて目視で
照合する点は共通であるため、文字データの変換間違い
をすべてオペレータが確実に見つけられるとは限らず、
電子計算機により保管・管理される戸籍簿に、間違って
変換された文字データがそのまま記録されてしまうこと
が起こり得るという問題点があった。また、原簿との照
合で見つけられた間違った文字データの数が多く、正し
い文字データに修正する作業の件数が膨大なものとなっ
た場合、オペレータが行うこの修正作業に要する時間も
膨大なものとなるとともに、オペレータの修正ミスのた
め、別の間違った文字データを電子計算機により保管・
管理される戸籍簿に記録してしまうことが起こり得ると
いう問題点があった。
【0005】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、戸籍簿の内容を電子計算機で処理するため
に文字データへ変換する際に間違って変換された文字デ
ータをすべて見つけ、これらの間違った文字データを確
実に正しい文字データに修正することが可能な文字デー
タの自動校正方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の文字データの自動校正方法は、戸籍簿の原
簿上に記載されている文字の各々を電子計算機で処理可
能に変換して得られた変換直後の文字データに基づき、
誤った文字データの列を表す誤り候補情報とこの誤り候
補情報を修正した正規の文字データの列を表す修正文字
情報とを各種の文字の組合せごとにあらかじめ登録した
誤り候補テーブルを準備するとともに、与えられる前記
変換直後の文字データの列を、その先頭から順に前記誤
り候補テーブル中の前記誤り候補情報の各々と照合し、
前記誤り候補情報に一致する文字データの列があったと
き、この文字データの列を対応する前記修正文字情報に
より表される正規の文字データの列に修正する誤変換文
字修正ステップと、前記誤変換文字修正ステップによっ
て修正された前記文字データのうち、日付を有する所定
の項目を表す文字データの列を解析し、この文字データ
の列の先頭から3文字までに所定の年号に相当する特定
の文字データの列があったとき、前記先頭からこの特定
の文字データの列の直前までの文字データを除外した残
りの文字データの範囲のみを解析範囲として選択する
析範囲選択ステップと、前記解析範囲に属する前記文字
データを所定のキーワードを用いて解析し、所定の年月
日に相当する文字データを正規の文字データに修正する
年月日修正ステップと、前記解析範囲に属する前記文字
データを所定の前後関係にしたがって解析し、所定のカ
ナ文字からなる文字データを正規の文字データに修正す
るカナ文字修正ステップとを順次実行して文字データの
校正を行うものである。
【0007】また、本発明の文字データの自動校正装置
は、戸籍簿の原簿上に記載されている文字の各々を電子
計算機で処理可能に変換して得られた変換直後の文字デ
ータのうち、誤って変換された前記文字データの列を、
前記原簿上に記載されている複数の文字の組合せに対応
する正規の文字データの列に修正する誤変換文字修正部
と、前記誤変換文字修正部によって修正された前記文字
データのうち、日付を有する所定の項目を表す文字デー
タの列を解析し、この文字データの列の先頭から3文字
までに所定の年号に相当する特定の文字データの列があ
ったとき、前記先頭からこの特定の文字データの列の直
前までの文字データを除外した残りの文字データの範囲
のみを解析範囲として選択する解析範囲選択部と、前記
解析範囲選択部によって選択された前記解析範囲に属す
る前記文字データを所定のキーワードを用いて解析し、
所定の年月日に相当する文字データを正規の文字データ
に修正する年月日修正部と、前記解析範囲に属する前記
文字データを所定の前後関係にしたがって解析し、所定
のカナ文字からなる文字データを正規の文字データに修
正するカナ文字修正部と、誤った文字データの列を表す
誤り候補情報とこの誤り候補情報を修正した正規の文字
データの列を表す修正文字情報とを各種の文字の組合せ
ごとにあらかじめ登録した誤り候補テーブルを格納する
修正補助情報格納部とを備え、前記誤変換文字修正部
は、与えられる前記変換直後の文字データの列を、その
先頭から順に前記誤り候補テーブル中の前記誤り候補情
報の各々と照合し、前記誤り候補情報に一致する文字デ
ータの列があったとき、この文字データの列を対応する
前記修正文字情報により表される正規の文字データの列
に修正するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の文字データの自動
校正装置の実施形態と、その自動校正装置により実現さ
れる文字データの自動校正方法の実施形態とを、図面を
用いて詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の文字データの自動校正装
置の一実施形態の全体構成を示すブロック図である。同
図中、1は例えば戸籍簿の原簿上に記載されている文章
から文字認識などの手段により変換して得られた変換直
後の文字データ、2は本実施形態の要部であって例えば
電子計算機からなる文字データの自動校正装置、3は文
字データの自動校正に際して必要な後述する修正補助情
報をあらかじめ格納しておく修正補助情報格納部、4は
自動校正装置2により自動校正を経て得られる校正した
文字データである。また、2aは変換直後の文字データ
のうち、誤って変換された文字データの列を、原簿上に
記載されている複数の文字の組合せに対応する正規の文
字データの列に修正する誤変換文字修正部、2bは誤変
換文字修正部2aによって修正された文字データのう
ち、電子計算機で処理すべき所定の情報を含む文字デー
タの範囲のみを解析範囲として選択する解析範囲選択
部、2cはこの解析範囲に属する文字データを所定のキ
ーワードを用いて解析し、所定の年月日に相当する文字
データを正規の文字データに修正する年月日修正部、2
dはこの解析範囲に属する文字データを所定の前後関係
にしたがって解析し、所定のカナ文字からなる文字デー
タを正規の文字データに修正するカナ文字修正部であ
る。
【0010】図2は、戸籍データ及び修正補助情報の一
具体例を示す図であり、図2(a)は戸籍簿の原簿記載
内容に基づく戸籍データを、図2(b)は修正補助情報
のうちの誤変換文字修正部2aによって利用される誤り
候補テーブルを、図2(c)は修正補助情報のうちの年
月日修正部2cによって利用される漢数字類似テーブル
を、図2(d)は修正補助情報のうちのカナ文字修正部
2dによって利用されるカナ文字類似テーブルを、それ
ぞれ具体的に示す。
【0011】図2(a)において、戸籍簿の原簿記載内
容に基づく戸籍データ21は、各戸籍を識別する固有の
番号が記載される戸籍番号欄21a,各個人を識別する
固有の番号が記載される個人番号欄21b,各データを
識別する固有の番号が記載される種別欄21c,戸籍簿
の原簿の内容そのものが記載される原簿記載内容欄21
dからなり、このうち種別欄21cに記載される番号の
各々には、図中に種別凡例として記載した項目種別が定
義されている。そして、図2(a)に示す戸籍番号“00
0001”の戸籍の場合には、例えば、符号211の本籍地
(種別:10)は“東京都渋谷区道玄坂”,符号212
の戸籍筆頭者(種別:11)は“日立太郎”氏、符号2
13の戸籍事項(種別:12)は“平成九年参月参拾壱
日編製”,符号214の個人情報(種別:20)は“日
立一郎”,符号215の個人情報(種別:27)は“太
郎”,符号216の出生年月日(種別:28)は“昭和
四拾年五月弐拾七日”,符号217の身分事項(種別:
30)は“昭和四拾年五月弐拾七日アメリカ合衆国カリ
フォルニア州で出生同月参拾日父届出”である。
【0012】図2(b)において、誤変換文字修正部2
aによって利用される誤り候補テーブル22は、戸籍簿
の原簿に記載されている文章から誤って変換された文字
データの列を表す誤り候補情報についてその字数がセッ
トされる誤り候補字数欄22a及びその文字データの列
がセットされる誤り候補文字データ欄22bと、この誤
り候補情報を修正した正規の文字データの列を表す修正
文字情報についてその字数がセットされる修正文字字数
欄22c及びその文字データの列がセットされる修正文
字データ欄22dからなっている。例えば、誤り候補テ
ーブル22中の第1レコード(符号221)において、
誤り候補情報の字数22aは“04”文字,その誤り候
補文字データ22bは“協義離婚”,対応する修正文字
情報の字数22cは“04”文字,その修正文字データ
22dは“協議離婚”である。
【0013】図2(c)において、年月日修正部2cに
よって利用される漢数字類似テーブル23は、戸籍簿中
の日付の記載に用いる正規の漢数字の文字データがセッ
トされる漢数字欄23aと、この漢数字に類似した文字
データがセットされる漢数字類似文字欄23bとからな
っている。例えば、漢数字類似テーブル23中の第1レ
コード(符号231)において、正規の漢数字23aは
十の位を表す文字データ“拾”,これに類似した漢数字
類似文字23bは“捨”である。
【0014】図2(d)において、カナ文字修正部2d
によって利用されるカナ文字類似テーブル24は、戸籍
簿中の記載に用いる正規のカナ文字の文字データがセッ
トされるカナ文字欄24aと、このカナ文字に類似した
文字データがセットされるカナ類似文字欄24bとから
なっている。例えば、カナ文字類似テーブル24中の第
1レコード(符号241)において、正規のカナ文字2
4aは片仮名の“リ”,これに類似したカナ類似文字2
4bは平仮名の“り”である。
【0015】図3は、図1の装置により実現される文字
データの自動校正方法の全体的な流れを示すフローチャ
ートである。同図中、自動校正装置2は、修正補助情報
格納部3から修正補助情報を読み出して上述した誤り候
補テーブル22,漢数字類似テーブル23,カナ文字類
似テーブル24のテーブル展開を行うなどの初期化処理
を行う(ステップ31)。続いて、与えられた変換直後
の文字データ1の読み出し要求を行って(ステップ3
2)、変換直後の文字データ1を正常に読み出せる間
(ステップ33=Yes)、上述した誤変換文字修正部
2aによる誤って変換された文字の修正処理(ステップ
34),上述した解析範囲選択部2bによる解析が必要
な範囲を選択する処理(ステップ35),上述した年月
日修正部2cによる年月日の修正処理(ステップ3
6),上述したカナ文字修正部2dによるカナ文字の修
正処理(ステップ37)を順次実行するとともに、これ
らステップ34〜37の自動校正で得られた文字データ
を出力する処理を繰り返す。そして、変換直後の文字デ
ータ1を正常に読み出せなくなったとき(ステップ33
=No)、すなわち変換直後の文字データ1がすべて読
み出されたとき、自動校正の処理を完了する。
【0016】図4は、図1中の誤変換文字修正部2aに
よる処理を示すフローチャートであり、図3中のステッ
プ34で実行される処理の内容を示す。図4において、
最初に、図2(b)に示した誤り候補テーブル22中の
レコード番号を表す誤り候補カウンタを初期化し、誤り
候補テーブル22中の第1レコードの読み出しを可能と
する(ステップ41)。そして、この誤り候補カウンタ
が誤り候補テーブル22のレコード番号の終りに達した
か否かを判定し(ステップ42)、終りに達しない間
(ステップ42=No)、ステップ43以降の処理を繰
り返し実行する。また、誤り候補カウンタが誤り候補テ
ーブル22のレコード番号の終りに達すると(ステップ
42=Yes)、誤変換文字修正部2aによるすべての
処理を完了する。
【0017】ステップ43では、先に図3中のステップ
32で読み出しておいた変換直後の文字データ中の1文
字を示すポインタを初期化し、変換直後の文字データ中
の最初の文字の読み出しを可能とする。そして、このポ
インタが示す変換直後の文字あるいは文字列と、上述し
た誤り候補カウンタが示す誤り候補テーブル22中の特
定のレコードにセットされている文字(または文字
列)、例えば図2(b)に示した第1レコード(符号2
21)の誤り候補文字データ22b“協義離婚”とが一
致するか否かを判定する(ステップ44)。この結果、
ポインタが示す変換直後の文字(または文字列)と誤り
候補カウンタが示す誤り候補テーブル22中の特定のレ
コードにセットされている文字(または文字列)とが一
致した場合には(ステップ44=Yes)、誤り候補テ
ーブル22から該当する修正文字(または修正文字
列)、例えば図2(b)に示した第1レコード(符号2
21)の修正文字データ22d“協議離婚”を取り出し
て、所定の中間作業領域に格納する(ステップ45a)
とともに、これらの変換直後の文字(または文字列)と
修正文字(または修正文字列)に応じて、すなわち例え
ば誤り候補情報の字数22a“04”文字と対応する修
正文字情報の字数22c“04”文字に応じてポインタ
を更新し、変換直後の文字データ中の“協義離婚”に続
く1文字を読み出せるようにする(ステップ46a)。
これに対して、ポインタが示す変換直後の文字(または
文字列)と誤り候補カウンタが示す誤り候補テーブル2
2中の特定のレコードにセットされている文字(または
文字列)とが一致しない場合には(ステップ44=N
o)、ポインタが示す変換直後の文字を1文字のみ中間
作業領域に格納する(ステップ45b)とともに、ポイ
ンタをインクリメントして次の1文字を読み出せるよう
にする(ステップ46b)。
【0018】ステップ46a及びステップ46bのいず
れかでポインタを更新した後、この更新されたポインタ
が示す変換直後の文字データ中の1文字がスペースであ
るか否かを判定し(ステップ47)、スペースでなかっ
た場合には(ステップ47=No)、更新されたポイン
タにより再びステップ44からの処理を行う。これに対
して、更新されたポインタが示す変換直後の文字データ
中の1文字がスペースであった場合には(ステップ47
=Yes)、誤り候補カウンタをインクリメントして
(ステップ48)、ステップ42の判定処理に戻る。
【0019】図5は、図1中の解析範囲選択部2bによ
る処理を示すフローチャートであり、図3中のステップ
35で実行される処理の内容を示す。図5において、最
初に、上述した中間作業領域から、図4に示した誤変換
文字修正部2aによる処理で格納された修正したデータ
を取り出す(ステップ51)。そして、取り出されたデ
ータの種別が“12”,“28”,“30”のいずれか
であった場合、すなわち、取り出されたデータが図2
(a)中に種別凡例として記載した項目種別のうちの日
付を有する戸籍事項(符号213),出生年月日(符号
216),身分事項(符号217)のいずれかに該当す
る場合(ステップ52=Yes)、所定の年号サーチポ
インタを初期化する(ステップ53)。そして、中間作
業領域から取り出されたデータ中の上記年号サーチポイ
ンタで示される文字及び次の文字が、年号すなわち“明
治”,“大正”,“昭和”,“平成”のいずれかに相当
する文字列であるか否かを判定する(ステップ54)。
この結果、年号サーチポインタで示される文字及び次の
文字が年号に相当する文字列であった場合には(ステッ
プ54=Yes)、取り出されたデータ中の上記年号サ
ーチポインタで示される文字から後のすべての文字を、
選択したデータとして中間作業領域に格納して(ステッ
プ55)、解析範囲選択部2bによる処理を完了する。
【0020】これに対し、年号サーチポインタで示され
る文字及び次の文字が年号に相当する文字列でなかった
場合には(ステップ54=No)、年号サーチポインタ
をインクリメントする(ステップ56)とともに、この
新たな年号サーチポインタで示される文字の位置が取り
出されたデータ中の第3文字目以降であるか否かを判定
する(ステップ57)。この結果、新たな年号サーチポ
インタで示される文字の位置が取り出されたデータ中の
第3文字目以降でない場合には(ステップ57=N
o)、再びステップ54に戻る。一方、新たな年号サー
チポインタで示される文字の位置が取り出されたデータ
中の第3文字目以降であった場合には(ステップ57=
Yes)、取り出されたデータのすべてを選択したデー
タとして中間作業領域に格納した後(ステップ58)、
解析範囲選択部2bによる処理を完了する。なお、ステ
ップ52で年号サーチポインタで示される文字及び次の
文字が年号に相当する文字列でないと判定された場合に
は、ステップ58のみを実行して解析範囲選択部2bに
よる処理を完了する。
【0021】以上の処理によって、日付を有する項目を
表す文字データの先頭から年号を表す文字列の直前まで
の文字データを除外した残りの文字データの範囲のみ
が、解析範囲として選択される。
【0022】図6は、図1中の年月日修正部2cによる
処理を示すフローチャートであり、図3中のステップ3
6で実行される処理の内容を示す。図6において、最初
に、上述した中間作業領域から、図5に示した解析範囲
選択部2bによる処理で格納された選択したデータを取
り出し(ステップ61)、取り出したデータ中の特定の
1文字を示す文字サーチポインタを初期化する(ステッ
プ62)。そして、この文字サーチポインタで示される
文字以降の文字について、後述するKEYワード検索処
理(ステップ63)と日付項目確認処理(ステップ6
4)とを実行した後、文字サーチポインタをインクリメ
ントする(ステップ65)。最後に、この新たな文字サ
ーチポインタにより示される1文字がスペースか否かを
判定して(ステップ66)、スペースでなかった場合に
は(ステップ66=No)、再びステップ63に戻って
上述の処理を繰り返す。これに対し、新たな文字サーチ
ポインタにより示される1文字がスペースであった場合
には(ステップ66=Yes)、年月日修正部2cによ
る処理を完了する。
【0023】図7は、図6中のKEYワード検索処理
(ステップ63)を詳細に示すフローチャートである。
図7において、最初に、取り出されたデータ中の文字サ
ーチポインタで示される文字及び次の文字が、年号すな
わち“明治”,“大正”,“昭和”,“平成”のいずれ
かに相当する文字列であるか否かを判定する(ステップ
71)。そして、年号に相当する文字列であった場合に
は(ステップ71=Yes)、このときの文字サーチポ
インタの値を所定の年号開始位置ポインタにセットし、
所定の年号スイッチを“ON”にして(ステップ71
a)、KEYワード検索処理(ステップ63)を完了す
る。また、年号に相当する文字列でなかった場合には
(ステップ71=No)、引き続き文字サーチポインタ
で示される1文字が“年”であるか否かを判定し(ステ
ップ72)、“年”であった場合には(ステップ72=
Yes)、このときの文字サーチポインタの値を所定の
年開始位置ポインタにセットし、所定の年スイッチを
“ON”にして(ステップ72a)、KEYワード検索
処理(ステップ63)を完了する。また、“年”でなか
った場合には(ステップ72=No)、引き続き文字サ
ーチポインタで示される1文字が“月”であるか否かを
判定し(ステップ73)、“月”であった場合には(ス
テップ73=Yes)、このときの文字サーチポインタ
の値を所定の月開始位置ポインタにセットし、所定の月
スイッチを“ON”にして(ステップ73a)、KEY
ワード検索処理(ステップ63)を完了する。また、
“月”でなかった場合には(ステップ73=No)、引
き続き文字サーチポインタで示される1文字が“日”で
あるか否かを判定し(ステップ74)、“日”であった
場合には(ステップ74=Yes)、このときの文字サ
ーチポインタの値を所定の日開始位置ポインタにセット
し、所定の日スイッチを“ON”にして(ステップ74
a)、KEYワード検索処理(ステップ63)を完了す
る。“日”でなかった場合には(ステップ74=N
o)、何もせずにKEYワード検索処理(ステップ6
3)を完了する。
【0024】図8は、図6中の日付項目確認処理(ステ
ップ64)を詳細に示すフローチャートである。図8に
おいて、最初に、上述した年号スイッチ及び年スイッチ
がいずれも“ON”であるか否かを判定し(ステップ8
11)、いずれも“ON”であった場合には(ステップ
811=Yes)、引き続き、年号と“年”との間の文
字数が1〜3文字の範囲内にあるか否かを判定する(ス
テップ812)。そして、年号と“年”との間の文字数
が1〜3文字の範囲内にあった場合には(ステップ81
2=Yes)、上述した年号開始位置ポインタの値を所
定の修正開始位置ポインタに、上述した年開始位置ポイ
ンタの値を所定の修正終了位置ポインタに、それぞれセ
ットして(ステップ813)、漢数字類似チェック処理
(ステップ9)を実行してから、ステップ821へジャ
ンプする。これに対し、年号と“年”との間の文字数が
1〜3文字の範囲内になかった場合には(ステップ81
2=No)、上述した年号スイッチ及び年スイッチをい
ずれも“OFF”にしてから、ステップ821へジャン
プする。また、年号スイッチ及び年スイッチのいずれか
一方でも“OFF”であった場合には(ステップ811
=No)、そのまま何もせずにステップ821へジャン
プする。
【0025】ステップ821では、上述した年スイッチ
及び月スイッチがいずれも“ON”であるか否かを判定
し、いずれも“ON”であった場合には(ステップ82
1=Yes)、引き続き、“年”と“月”との間の文字
数が1〜2文字の範囲内にあるか否かを判定する(ステ
ップ822)。そして、“年”と“月”との間の文字数
が1〜2文字の範囲内にあった場合には(ステップ82
2=Yes)、上述した年開始位置ポインタの値を所定
の修正開始位置ポインタに、上述した月開始位置ポイン
タの値を所定の修正終了位置ポインタに、それぞれセッ
トして(ステップ823)、漢数字類似チェック処理
(ステップ9)を実行してから、ステップ831へジャ
ンプする。これに対し、“年”と“月”との間の文字数
が1〜2文字の範囲内になかった場合には(ステップ8
22=No)、上述した年スイッチ及び月スイッチをい
ずれも“OFF”にしてから、ステップ831へジャン
プする。また、年スイッチ及び月スイッチのいずれか一
方でも“OFF”であった場合には(ステップ821=
No)、そのまま何もせずにステップ831へジャンプ
する。
【0026】ステップ831では、上述した月スイッチ
及び日スイッチがいずれも“ON”であるか否かを判定
し、いずれも“ON”であった場合には(ステップ83
1=Yes)、引き続き、“月”と“日”との間の文字
数が1〜2文字の範囲内にあるか否かを判定する(ステ
ップ832)。そして、“月”と“日”との間の文字数
が1〜2文字の範囲内にあった場合には(ステップ83
2=Yes)、上述した月開始位置ポインタの値を所定
の修正開始位置ポインタに、上述した日開始位置ポイン
タの値を所定の修正終了位置ポインタに、それぞれセッ
トして(ステップ833)、漢数字類似チェック処理
(ステップ9)を実行してから、日付項目確認処理(ス
テップ64)を完了する。これに対し、“月”と“日”
との間の文字数が1〜2文字の範囲内になかった場合に
は(ステップ832=No)、上述した月スイッチ及び
日スイッチをいずれも“OFF”にしてから、日付項目
確認処理(ステップ64)を完了する。また、月スイッ
チ及び日スイッチのいずれか一方でも“OFF”であっ
た場合には(ステップ831=No)、そのまま何もせ
ずに日付項目確認処理(ステップ64)を完了する。
【0027】図9は、図8中の漢数字類似チェック処理
(ステップ9)を詳細に示すフローチャートである。図
9において、最初に、図2(c)に示した漢数字類似テ
ーブル23中のレコード番号を表す類似テーブルカウン
タを初期化し、漢数字類似テーブル23中の第1レコー
ドの読み出しを可能とする(ステップ91)。そして、
この類似テーブルカウンタが漢数字類似テーブル23の
レコード番号の終りに達したか否かを判定し(ステップ
92)、終りに達しない間(ステップ92=No)、ス
テップ93以降の処理を繰り返し実行する。また、類似
テーブルカウンタが漢数字類似テーブル23のレコード
番号の終りに達すると(ステップ92=Yes)、漢数
字類似チェック処理(ステップ9)を完了する。
【0028】ステップ93では、上述した中間作業領域
に格納されている文字データ中の修正対象の1文字を示
すワークポインタを初期化し、中間作業領域に格納され
ている文字データ中の最初の1文字の読み出しを可能と
する。そして、このワークポインタが示す修正対象の1
文字と、上述した類似テーブルカウンタが示す漢数字類
似テーブル23中の特定のレコードにセットされている
漢数字類似文字、例えば図2(c)に示した第1レコー
ド(符号231)の漢数字類似文字23b“捨”とが一
致するか否かを判定する(ステップ94)。この結果、
ワークポインタが示す修正対象の1文字と類似テーブル
カウンタが示す漢数字類似文字とが一致した場合には
(ステップ94=Yes)、漢数字類似テーブル23か
ら該当する漢数字、例えば図2(c)に示した第1レコ
ード(符号231)の漢数字23a“拾”を取り出し
て、中間作業領域に格納する(ステップ95a)。これ
に対して、ワークポインタが示す修正対象の1文字と類
似テーブルカウンタが示す漢数字類似文字とが一致しな
い場合には(ステップ94=No)、ワークポインタが
示す修正対象の1文字をそのまま中間作業領域に格納す
る(ステップ95b)。そして、ステップ95a及びス
テップ95bのいずれかを実行した後、ワークポインタ
をインクリメントして中間作業領域から次の1文字を読
み出せるようにする(ステップ96)。
【0029】ステップ96でワークポインタをインクリ
メントした後、この新たなワークポインタの値が上述し
た修正終了位置ポインタの値を超過したか否かを判定し
(ステップ97)、超過しなかった場合には(ステップ
97=No)、新たなワークポインタにより再びステッ
プ94からの処理を行う。これに対して、新たなワーク
ポインタの値が修正終了位置ポインタの値を超過した場
合には(ステップ97=Yes)、上述した類似テーブ
ルカウンタをインクリメントして(ステップ98)、ス
テップ92の判定処理に戻る。
【0030】図10は、図1中のカナ文字修正部2dに
よる処理を示すフローチャートであり、図3中のステッ
プ37で実行される処理の内容を示す。図10におい
て、最初に、上述した中間作業領域から、図5に示した
解析範囲選択部2bによる処理で格納された選択したデ
ータを取り出し(ステップ101)、取り出したデータ
中の特定の1文字を示す文字サーチポインタを初期化す
る(ステップ102)。そして、この文字サーチポイン
タで示される1文字が所定のカナ文字であるか否かを表
すカナスイッチが“ON”であるか否かを判定し(ステ
ップ103)、カナスイッチが“ON”であった場合に
は(ステップ103=Yes)、カナ文字類似チェック
処理(ステップ104)を実行してから、ステップ10
5へジャンプする一方、カナスイッチが“OFF”であ
った場合には(ステップ103=No)、何もせずにス
テップ105へジャンプする。
【0031】ステップ105では、現に文字サーチポイ
ンタで示される1文字が所定のカナ文字であるか否かを
判定し、カナ文字であった場合には(ステップ105=
Yes)上述したカナスイッチを“ON”にする(ステ
ップ106a)一方、カナ文字でなかった場合には(ス
テップ105=No)カナスイッチを“OFF”にする
(ステップ106b)。そして、文字サーチポインタを
インクリメントし(ステップ107)、この新たな文字
サーチポインタにより示される1文字がスペースか否か
を判定して(ステップ108)、スペースでなかった場
合には(ステップ108=No)、再びステップ103
に戻って上述の処理を繰り返す。これに対し、新たな文
字サーチポインタにより示される1文字がスペースであ
った場合には(ステップ108=Yes)、カナ文字修
正部2dによる処理を完了する。
【0032】図11は、図10中のカナ文字類似チェッ
ク処理(ステップ104)を詳細に示すフローチャート
である。図11において、最初に、図2(d)に示した
カナ文字類似テーブル24中のレコード番号を表す類似
テーブルカウンタを初期化し、カナ文字類似テーブル2
4中の第1レコードの読み出しを可能とする(ステップ
111)。続いて、この類似テーブルカウンタがカナ文
字類似テーブル24のレコード番号の終りに達したか否
かを判定し(ステップ112)、終りに達していた場合
には(ステップ112=Yes)、後述するステップ1
16にジャンプする。また、終りに達していない場合に
は(ステップ112=No)、上述した文字サーチポイ
ンタが示す修正対象の1文字と、上述した類似テーブル
カウンタが示すカナ文字類似テーブル24中の特定のレ
コードにセットされているカナ類似文字、例えば図2
(d)に示した第1レコード(符号241)のカナ類似
文字24b“り(平仮名)”とが一致するか否かを判定
する(ステップ113)。そして、文字サーチポインタ
が示す修正対象の1文字と類似テーブルカウンタが示す
カナ類似文字とが一致した場合には(ステップ113=
Yes)、さらに、文字サーチポインタが示す1文字に
続く文字がカナ文字であるか否かを判定する(ステップ
114)。この結果、文字サーチポインタが示す1文字
に続く文字がカナ文字であった場合には(ステップ11
4=Yes)、カナ文字類似テーブル24から該当する
カナ文字、例えば図2(d)に示した第1レコード(符
号241)のカナ文字24a“リ(片仮名)”を取り出
して中間作業領域に格納し(ステップ115)、さら
に、カナスイッチを“OFF”にして(ステップ11
6)、カナ文字類似チェック処理(ステップ104)を
完了する。
【0033】これに対し、文字サーチポインタが示す修
正対象の1文字と類似テーブルカウンタが示すカナ類似
文字とが一致しない場合(ステップ113=No)や、
文字サーチポインタが示す1文字に続く文字がカナ文字
でなかった場合(ステップ114=No)には、類似テ
ーブルカウンタをインクリメントして(ステップ11
7)、ステップ112の判定処理に戻る。
【0034】図12は、図2中の戸籍データ21から変
換して得られた文字データの本実施形態による自動校正
結果の一例を示す図である。図12において、欄12
a,欄12b,欄12cのデータは、それぞれ図2
(a)の戸籍番号欄21a,個人番号欄21b,種別欄
21cに記載されたものと同一のデータである。欄12
dのデータは、図2(a)の原簿記載内容欄21dに記
載された原簿の内容から文字認識処理などによる解析で
求められた誤りを含む文字データである。欄12eのデ
ータは、欄12dの文字データに対し本実施形態の文字
データの自動校正方法を適用して得られる誤りを含まな
い文字データである。欄12fのデータは、自動校正の
内容を表すデータである。
【0035】すなわち、符号121の本籍地(種別:1
0)は欄12dの文字データ“東涼都渋谷区道玄坂”中
に誤った文字データA1“東涼都”を含むが、図1中の
誤変換文字修正部2aが行う誤変換文字修正の処理(欄
12f)により、図2(b)に示した誤り候補テーブル
22に基づき、誤った文字データA1“東涼都”が正し
い文字データA2“東京都”に修正される。符号123
の戸籍事項(種別:12)は欄12dの文字データ“平
成九年参月参捨壱日編製”中に誤った文字データB1
“捨”を含むが、図1中の年月日修正部2cが行う年月
日修正の処理(欄12f)により、図2(c)に示した
漢数字類似テーブル23に基づき、誤った文字データB
1“捨”が正しい文字データB2“拾”に修正される。
符号126の出生年月日(種別:28)は欄12dの文
字データ“「叩和四拾年五月弐拾七日”中に誤った文字
データC1“「叩和”を含むが、上記誤変換文字修正の
処理と図1中の解析範囲選択部2bが行う解析範囲選択
の処理(欄12f)により、誤った文字データC1
“「叩和”が正しい文字データC2“昭和”に修正され
る。符号127の身分事項(種別:30)は欄12dの
文字データ“昭和四拾年五月弐拾七日アメリカ合衆国カ
りフォルニア州で出生同月参拾日父届出”中に誤った文
字データD1“り(平仮名)”を含むが、図1中のカナ
文字修正部2dが行うカナ文字修正の処理(欄12f)
により、図2(d)に示したカナ文字類似テーブル24
に基づき、誤った文字データD1“り(平仮名)”が正
しい文字データD2“リ(片仮名)”に修正される。
【0036】以上のように本実施形態によれば、戸籍簿
の内容を電子計算機で処理するために文字データへ変換
する際に間違って変換された文字データは、図1に示し
た誤変換文字修正部2a,解析範囲選択部2b,年月日
修正部2c,カナ文字修正部2dによって自動的に見つ
け出された後、これらの間違った文字データの正しい文
字データへの修正がそれぞれ自動的に行われるので、人
手による修正作業量を低減させるとともに、校正に要す
る作業時間の短縮及び作業効率の向上を図ることができ
る。
【0037】なお、本発明の文字データの自動校正方法
を実現するためのプログラム、すなわち、戸籍簿の原簿
上に記載されている文字の各々を電子計算機で処理可能
に変換して得られた変換直後の文字データに基づき、誤
って変換された前記文字データの列を、前記原簿上に記
載されている複数の文字の組合せに対応する正規の文字
データの列に修正する誤変換文字修正ステップと、修正
された前記文字データのうち、電子計算機で処理すべき
所定の情報を含む文字データの範囲のみを解析範囲とし
て選択する解析範囲選択ステップと、前記解析範囲に属
する前記文字データを所定のキーワードを用いて解析
し、所定の年月日に相当する文字データを正規の文字デ
ータに修正する年月日修正ステップと、前記解析範囲に
属する前記文字データを所定の前後関係にしたがって解
析し、所定のカナ文字からなる文字データを正規の文字
データに修正するカナ文字修正ステップとを順次実行し
て文字データの校正を行うプログラムは、CD−ROM
や光磁気ディスクなどの所望の記憶媒体に記憶させて保
管することができる。そして、この保管されたプログラ
ムを所定の電子計算機に読み込ませれば、いつでも本発
明の文字データの自動校正方法を実現することができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の文
字データの自動校正方法及び装置によれば、戸籍簿の内
容を電子計算機で処理するために文字データへ変換する
際に間違って変換された文字データはすべて自動的に見
つけ出され、それぞれ正しい文字データに自動的に修正
されるため、人手による修正作業量を低減させるととも
に、校正に要する作業時間の短縮及び作業効率の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字データの自動校正装置の一実施形
態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】戸籍データ及び修正補助情報の一具体例を示す
図である。
【図3】図1の装置により実現される文字データの自動
校正方法の全体的な流れを示すフローチャートである。
【図4】図1中の誤変換文字修正部による処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】図1中の解析範囲選択部による処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図1中の年月日修正部による処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図6中のKEYワード検索処理を詳細に示すフ
ローチャートである。
【図8】図6中の日付項目確認処理を詳細に示すフロー
チャートである。
【図9】図8中の漢数字類似チェック処理を詳細に示す
フローチャートである。
【図10】図1中のカナ文字修正部による処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】図10中のカナ文字類似チェック処理を詳細
に示すフローチャートである。
【図12】図2中の戸籍データから変換して得られた文
字データの本実施形態による自動校正結果の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 変換直後の文字データ 2 文字データの自動校正装置 2a 誤変換文字修正部 2b 解析範囲選択部 2c 年月日修正部 2d カナ文字修正部 3 修正補助情報格納部 4 校正した文字データ 21 戸籍データ 22 誤り候補テーブル 23 漢数字類似テーブル 24 カナ文字類似テーブル
フロントページの続き (72)発明者 坂本 晃敏 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株 式会社 日立情報システムズ内 (72)発明者 鈴木 敏也 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株 式会社 日立情報システムズ内 (56)参考文献 特開 平4−85681(JP,A) 特開 平7−225807(JP,A) 特開 平7−65112(JP,A) 特開 平5−46803(JP,A) 特開 平4−96190(JP,A) 特開 平8−241314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06F 17/22 G06K 9/03

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸籍簿の原簿上に記載されている文字の
    各々を電子計算機で処理可能に変換して得られた変換直
    後の文字データに基づき、 誤った文字データの列を表す誤り候補情報とこの誤り候
    補情報を修正した正規の文字データの列を表す修正文字
    情報とを各種の文字の組合せごとにあらかじめ登録した
    誤り候補テーブルを準備するとともに、与えられる前記
    変換直後の文字データの列を、その先頭から順に前記誤
    り候補テーブル中の前記誤り候補情報の各々と照合し、
    前記誤り候補情報に一致する文字データの列があったと
    き、この文字データの列を対応する前記修正文字情報に
    より表される正規の文字データの列に修正する誤変換文
    字修正ステップと、前記誤変換文字修正ステップによって修正された前記文
    字データのうち、日付を有する所定の項目を表す文字デ
    ータの列を解析し、この文字データの列の先頭から3文
    字までに所定の年号に相当する特定の文字データの列が
    あったとき、前記先頭からこの特定の文字データの列の
    直前までの文字データを除外した残りの文字データの範
    囲のみを解析範囲として選択する 解析範囲選択ステップ
    と、 前記解析範囲に属する前記文字データを所定のキーワー
    ドを用いて解析し、所定の年月日に相当する文字データ
    を正規の文字データに修正する年月日修正ステップと、 前記解析範囲に属する前記文字データを所定の前後関係
    にしたがって解析し、所定のカナ文字からなる文字デー
    タを正規の文字データに修正するカナ文字修正ステップ
    とを順次実行して文字データの校正を行うことを特徴と
    する文字データの自動校正方法。
  2. 【請求項2】 前記年月日修正ステップにおいて、 戸籍簿中の日付の記載に用いる正規の漢数字の文字デー
    タとこの漢数字に類似した漢数字類似文字の文字データ
    とを各々の漢数字ごとにあらかじめ登録した漢数字類似
    テーブルを準備するとともに、 所定の年号に相当する特定の文字データの列,文字デー
    タ「年」,文字データ「月」,文字データ「日」をそれ
    ぞれ前記所定のキーワードとして用いて前記解析範囲に
    属する前記文字データを解析し、 前記年号に相当する文字データの列と前記文字データ
    「年」との間にある文字データ,前記文字データ「年」
    と前記文字データ「月」との間にある文字データ,前記
    文字データ「月」と前記文字データ「日」との間にある
    文字データを、前記漢数字類似テーブル中の前記漢数字
    類似文字の文字データの各々と照合し、 前記漢数字類似文字に一致する文字データがあったと
    き、この文字データを対応する正規の漢数字の文字デー
    タに修正することを特徴とする請求項記載の文字デー
    タの自動校正方法。
  3. 【請求項3】 前記カナ文字修正ステップにおいて、 戸籍簿中の記載に用いる正規のカナ文字の文字データと
    このカナ文字に類似したカナ類似文字の文字データとを
    各々のカナ文字ごとにあらかじめ登録したカナ文字類似
    テーブルを準備するとともに、 前記解析範囲に属する前記文字データの各々を前記カナ
    文字類似テーブル中の前記カナ類似文字の文字データの
    各々と照合し、 前記カナ類似文字に一致し、かつ、その前後にカナ文字
    を伴う文字データがあったとき、この文字データを対応
    する正規のカナ文字の文字データに修正することを特徴
    とする請求項1または2記載の文字データの自動校正方
    法。
  4. 【請求項4】 戸籍簿の原簿上に記載されている文字の
    各々を電子計算機で処理可能に変換して得られた変換直
    後の文字データのうち、誤って変換された前記文字デー
    タの列を、前記原簿上に記載されている複数の文字の組
    合せに対応する正規の文字データの列に修正する誤変換
    文字修正部と、 前記誤変換文字修正部によって修正された前記文字デー
    タのうち、日付を有する所定の項目を表す文字データの
    列を解析し、この文字データの列の先頭から3文字まで
    に所定の年号に相当する特定の文字データの列があった
    とき、前記先頭からこの特定の文字データの列の直前ま
    での文字データを除外した残りの文字データの範囲のみ
    を解析範囲として選択する解析範囲選択部と、 前記解析範囲選択部によって選択された前記解析範囲に
    属する前記文字データを所定のキーワードを用いて解析
    し、所定の年月日に相当する文字データを正規の文字デ
    ータに修正する年月日修正部と、 前記解析範囲に属する前記文字データを所定の前後関係
    にしたがって解析し、所定のカナ文字からなる文字デー
    タを正規の文字データに修正するカナ文字修正部と、 誤った文字データの列を表す誤り候補情報とこの誤り候
    補情報を修正した正規の文字データの列を表す修正文字
    情報とを各種の文字の組合せごとにあらかじめ登録した
    誤り候補テーブルを格納する修正補助情報格納部とを備
    え、 前記誤変換文字修正部は、与えられる前記変換直後の文
    字データの列を、その先頭から順に前記誤り候補テーブ
    ル中の前記誤り候補情報の各々と照合し、前記誤り候補
    情報に一致する文字データの列があったとき、この文字
    データの列を対応する前記修正文字情報により表される
    正規の文字データの列に修正することを特徴とする文字
    データの自動校正装置。
  5. 【請求項5】 前記修正補助情報格納部に、戸籍簿中の
    日付の記載に用いる正規の漢数字の文字データとこの漢
    数字に類似した漢数字類似文字の文字データとを各々の
    漢数字ごとにあらかじめ登録した漢数字類似テーブルを
    格納するとともに、 前記年月日修正部は、所定の年号に相当する特定の文字
    データの列,文字データ「年」,文字データ「月」,文
    字データ「日」をそれぞれ前記所定のキーワードとして
    用いて前記解析範囲に属する前記文字データを解析し、
    前記年号に相当する文字データの列と前記文字データ
    「年」との間にある文字データ,前記文字データ「年」
    と前記文字データ「月」との間にある文字データ,前記
    文字データ「月」と前記文字データ「日」との間にある
    文字データを、前記漢数字類似テーブル中の前記漢数字
    類似文字の文字データの各々と照合し、前記漢数字類似
    文字に一致する文字データがあったとき、この文字デー
    タを対応する正規の漢数字の文字データに修正すること
    を特徴とする請求項記載の文字データの自動校正装
    置。
  6. 【請求項6】 前記修正補助情報格納部に、戸籍簿中の
    記載に用いる正規のカナ文字の文字データとこのカナ文
    字に類似したカナ類似文字の文字データとを各々のカナ
    文字ごとにあらかじめ登録したカナ文字類似テーブルを
    格納するとともに、 前記カナ文字修正部は、前記解析範囲に属する前記文字
    データの各々を前記カナ文字類似テーブル中の前記カナ
    類似文字の文字データの各々と照合し、前記カナ類似文
    字に一致し、かつ、その前後にカナ文字を伴う文字デー
    タがあったとき、この文字データを対応する正規のカナ
    文字の文字データに修正することを特徴とする請求項
    または5記載の文字データの自動校正装置。
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