JPH09231007A - タッチ入力パネルとその駆動回路 - Google Patents

タッチ入力パネルとその駆動回路

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JPH09231007A
JPH09231007A JP3600896A JP3600896A JPH09231007A JP H09231007 A JPH09231007 A JP H09231007A JP 3600896 A JP3600896 A JP 3600896A JP 3600896 A JP3600896 A JP 3600896A JP H09231007 A JPH09231007 A JP H09231007A
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JP
Japan
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film
resistance
insulating film
resistance film
pair
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JP3600896A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakajima
孝 中島
Toshiaki Tanaka
敏明 田中
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチ入力パネルとその駆動回路に関し、静
電気障害を防止するものである。 【解決手段】 少なくとも、スペーサを介して基板に対
向する絶縁フィルムの外周部に、抵抗膜3に対し高抵抗
の高抵抗部または静電気放電手段を設けた構成、例え
ば、基板2上に設けられた抵抗膜3と、絶縁スペーサ6
と、絶縁フィルム4と、フィルム4の下面周辺部を避け
て形成した抵抗膜22と、フィルム4の下面周辺部に形成
した高抵抗部23と、抵抗膜3に形成した電極 8-1,8
-2と、抵抗部22に形成した電極 7-1,7-2を備え, 抵抗膜
3と抵抗膜22がスペーサ6を介して対向する構成のタッ
チ入力パネル。タッチ入力パネルとその駆動電源との間
にスイッチを設け、そのスイッチはパネルの静電気検出
手段が静電気なしと判断したとき閉成するようにした駆
動回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の抵抗膜がス
ペーサを介して対向し、一方の抵抗膜の任意個所を押下
して他方の抵抗膜に当接させたとき、その当接座標が検
出可能なタッチ入力パネルに関する。
【0002】各種OA機器等における対話的なデータの
入力手段として、CRT等のディスプレイ画面に表示さ
れた複数のデータの中から特定データを選択する、また
は画面上のポインタまたはカーソルを特定データへ移動
させる手段として使用するタッチ入力パネルが利用され
るようになった。
【0003】
【従来の技術】一般に、コンピュータやワードプロッサ
等のOA機器等のデータ処理において、データの入出力
は、対話的に行なわれることが多い。例えば、CRT等
のディスプレイ画面に複数の文字や図形等のデータを表
示せしめ、所望データにタッチしそのデータを選択す
る、または、ポインティングデバイスを操作して画面上
のポインタまたはカーソルを所望データへ移動すること
が行なわれている。
【0004】そして、データ処理やオフィスオートメー
ションの分野においても、データの入力装置としてキー
ボードの他にポインティングデバイスの使用を必須とす
る対話的な操作に応じて処理を行なうオペレーションシ
テスムやアプリケーションソフトウェアがそれらの操作
性の良さから増加しつつある。ウインドウ操作やアイコ
ン操作が、これらの対話的操作の一例である。
【0005】図形等のデータを処理する計算機援用設
計、製造支援システム、シミュレーション等の分野で広
く利用されているポインティングデバイスとしては、デ
ジタイザ、マウス、ライトペン、トラックボール等があ
るが、これらは大気中の塵埃が内部に侵入すると、その
ことによって正常な出力が損なわれる。そのため、定期
的なメンテナンスが必要となる。
【0006】そこで、大気中の塵埃が内部に侵入せず、
かつ、マウスやデジタイザ等のように設置面積を必要と
しないポインティングデバイスとして、タッチ入力パネ
ルが用いられるようになった。
【0007】図16は従来のタッチ入力パネルの基本構
成を示す断面図、図17は従来のタッチ入力パネルの駆
動回路のブロック図である。図16において、ポインテ
ィングデバイスとして使用するタッチ入力パネル1は、
ガラス等にてなる基板2の上面に形成した抵抗膜3と、
可撓性絶縁フィルム(PETシート)4の下面に形成し
た抵抗膜5が、抵抗膜3,5の周辺部に貼着したスペー
サ(両面粘着フィルム)6を介して対向する。抵抗膜
3,5は、例えばITOにて形成する。
【0008】抵抗膜3、5には、図17に示す如き電極
-1、7-2または8-1、8-2、即ち例えば抵抗膜3のY
方向の両端部に配設し対向する電極8-1と8-2、および
抵抗膜5のX方向の両端部に配設し対向する電極7-1
-2を形成する。
【0009】電極7-1には電源部9からの電源電圧Vc
cを印加し、電極8-1には電源部10からの電源電圧V
ccを印加し、電極7-2と8-2はアースに接続する。M
CU(マイクロコンピュータユニット)11には、電源
部9を接続するポートPO1、電源部10を接続するポ
ートPO2、電極7-1に接続するコンバータA/D1、
電極8-1に接続するコンバータA/D2を備え、操作者
の手指等でフィルム4の所望位置を押下し、その押下に
よって抵抗膜5が抵抗膜3に接触した位置(座標)信号
は、MCU11が処理する。
【0010】その結果、例えばCRT等のディスプレイ
画面のカーソルは、抵抗膜3と5の接触位置の検出情報
に従って移動するようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のタッチ入力パネル1は、手指等で抵抗膜5を押下
し操作する。
【0012】そこで、静電気を帯びた手指等で絶縁フィ
ルム4を押すると、絶縁フィルム4を伝播した静電気は
絶縁フィルム4の端部から、抵抗膜3または5等に向け
て放電される。
【0013】その結果、タッチ入力パネルの駆動回路の
電源部9,10や、入力の検出回路のコンバータA/D
1、A/D2や、隣接する液晶表示パネル等が放電破壊
されることがあった。
【0014】図18は静電気の放電経路の説明図、図1
9は放電対策を講じた従来のタッチ入力パネルの要部の
説明図である。図18において、タッチ入力パネル1は
液晶表示パネル12に搭載し、一対の透明基板の間隙に
液晶を充填した液晶表示パネル12には、金属枠13が
挿着され、その近傍に入力パネル1用駆動回路14が配
設されている。
【0015】従って、静電気を帯びた手指15がタッチ
入力パネル1に接触すると、静電気16は、絶縁フィル
ム4の表面を伝播し、抵抗膜3または抵抗膜5または金
属枠13または駆動回路(インバータ)14に放電し、
それらを破壊することがあった。
【0016】そこで、図19に示す如く、抵抗膜3′、
5′を基板1または絶縁フィルム4より引っ込んだ状態
に形成したタッチ入力パネル1′が出現した。しかし、
かかるパネル1′は、静電気16が抵抗膜3,5に放電
され難くなるが、その効果は不十分であり、かつ、液晶
表示パネル12および駆動回路14に対する静電気放電
を防止できなかった。
【0017】
【課題を解決するための手段】静電気を帯びた手指等の
接触による静電気障害の防止を目的とした本発明の第1
の主要構成は、基板と、該基板上に設けられた第1の抵
抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜
と、該絶縁フィルムの下面かつ該第2の抵抗膜の外周部
に形成され該第2の抵抗膜より高抵抗の高抵抗部と、該
第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1
の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方
向に対向する如く該第2の抵抗膜の対向端部に設けられ
た一対の第2の電極とを備えてなること、を特徴とする
タッチ入力パネルである。
【0018】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第2の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、絶縁材料
にてなるスペーサと、可撓性を有する絶縁フィルムと、
該絶縁フィルムの下面に形成され該スペーサを介して該
第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜と、該基板の上面
かつ該第1の抵抗膜の外周部に形成され該第1の抵抗膜
より高抵抗の第1の高抵抗部と、該絶縁フィルムの下面
かつ該第2の抵抗膜の外周部に形成され該第2の抵抗膜
より高抵抗の第2の高抵抗部と、該第1の抵抗膜の一方
の対向方向の該第1の高抵抗部に設けられた一対の第1
の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方
向に対向する如く該第2の高抵抗部に設けられた一対の
第2の電極とを備えてなること、を特徴とするタッチ入
力パネルである。
【0019】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第3の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、該第1の
抵抗膜の外周部に設けられ該第1の抵抗膜より高抵抗の
第1の高抵抗部と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓
性を有する絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形
成され該スペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第
2の抵抗膜と、該第2の抵抗膜の外周部に設けられ該第
2の抵抗膜より高抵抗の第2の高抵抗部と、該第1の抵
抗膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の電極
と、該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向に対
向する如く該第2の抵抗膜に設けられた一対の第2の電
極とを備えてなること、を特徴とするタッチ入力パネル
である。
【0020】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第4の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、該第1の
抵抗膜の外周部に設けられ該第1の抵抗膜より高抵抗の
第1の高抵抗部と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓
性を有する絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形
成され該スペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第
2の抵抗膜と、該第2の抵抗膜の外周部に設けられ該第
2の抵抗膜より高抵抗の第2の高抵抗部と、該第1の抵
抗膜の一方の対向端部外側の該第1の高抵抗部に設けら
れた一対の第1の電極と、該一対の第1の電極の対向方
向に対し直交方向に対向する如く該第2の高抵抗部に設
けられた一対の第2の電極とを備えてなること、を特徴
とするタッチ入力パネルである。
【0021】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第5の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、絶縁材料
にてなるスペーサと、可撓性を有する絶縁フィルムと、
該絶縁フィルムの下面に形成され該スペーサを介して該
第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜と、該第1の抵抗
膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の電極と、
該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向に対向す
る如く該第2の抵抗膜の対向端部に設けられた一対の第
2の電極とを備え、該第2の抵抗膜は該絶縁フィルムの
下面の周囲を空けて形成され、該空けられた領域には該
第2の抵抗膜を囲う導体層が形成され、該絶縁フィルム
および該導体層を貫通する第1の透孔および該第1の透
孔に連通し該スペーサを貫通する第2の透孔が設けられ
てなること、を特徴とするタッチ入力パネルである。
【0022】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第6の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、絶縁材料
にてなるスペーサと、可撓性を有する絶縁フィルムと、
該絶縁フィルムの下面に形成され該スペーサを介して該
第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜と、該第1の抵抗
膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の電極と、
該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向に対向す
る如く該第2の絶縁膜の対向端部に設けられた一対の第
2の電極とを備え、該絶縁フィルムの上面には該上面の
周囲を覆って絶縁部材が貼着されてなること、を特徴と
するタッチ入力パネルである。
【0023】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第7の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、絶縁材料
にてなるスペーサと、可撓性を有する絶縁フィルムと、
該絶縁フィルムの下面に形成され該スペーサを介して該
第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜と、該第1の抵抗
膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の電極と、
該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向に対向す
る如く該第2の絶縁膜の対向端部に設けられた一対の第
2の電極とを備え、該絶縁フィルムの上面には該上面の
周囲を覆って導体層が貼着されてなること、を特徴とす
るタッチ入力パネルである。
【0024】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第8の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、絶縁材料
にてなるスペーサと、可撓性を有する絶縁フィルムと、
該絶縁フィルムの下面に形成され該スペーサを介して該
第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜と、該第1の抵抗
膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の電極と、
該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向に対向す
る如く該第2の絶縁膜の対向端部に設けられた一対の第
2の電極とを備え、該絶縁フィルムの上面の周端部に
は、自己放電体が貼着されてなること、を特徴とするタ
ッチ入力パネルである。
【0025】静電気を帯びた手指等の接触による静電気
障害の防止を目的とした本発明の第9の主要構成は、基
板と、該基板上に設けられた第1の抵抗膜と、絶縁材料
にてなるスペーサと、可撓性を有する絶縁フィルムと、
該絶縁フィルムの下面に形成され該スペーサを介して該
第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜と、該第1の抵抗
膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の電極と、
該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向に対向す
る如く該第2の絶縁膜の対向端部に設けられた一対の第
2の電極とを有するタッチ入力パネルと、該第1,2の
電極に電源電圧を印加する電源部と、該タッチ入力パネ
ルに接続された静電気検出手段と、該静電気検出手段が
静電気を検出したときOFFとなり、該静電気検出手段
が静電気を検出しないときONとなるスイッチ手段とを
備えてなること、を特徴とするタッチ入力パネルの駆動
回路である。
【0026】上記本発明の第1の構成のタッチ入力パネ
ルは、絶縁フィルムの下面に形成された抵抗膜、即ち静
電気放電が最も発生し易い絶縁フィルム下面の抵抗膜の
周囲に高抵抗部を形成し、その高抵抗部より内側の抵抗
膜に駆動用の電極が形成された構成である。
【0027】従って、絶縁フィルムに静電気が印加され
たとき、その放電エネルギは高抵抗部で消費されるよう
になる。その結果、タッチ入力パネルの駆動回路に流れ
る放電エネルギは弱小化され、従来の放電障害が低減さ
れるようになる。
【0028】上記本発明の第2の構成のタッチ入力パネ
ルは、基板の上面および絶縁フィルムの下面に形成され
た抵抗膜の外周に高抵抗部が形成され、それらの高抵抗
部にに駆動用の電極が形成された構成である。
【0029】従って、絶縁フィルムに静電気が印加され
たとき、基板または絶縁フィルムに形成された抵抗膜に
流れる放電エネルギは、高抵抗部で消費されるようにな
る。その結果、タッチ入力パネルの駆動回路に流れる放
電エネルギは弱小化され、従来の放電障害が低減される
ようになり、かつ、前記第1,3の構成のものより絶縁
フィルムの幅を狭く(小形化)できる。
【0030】上記本発明の第3の構成のタッチ入力パネ
ルは、基板の上面および絶縁フィルムの下面に形成され
た抵抗膜周囲に高抵抗部を形成し、その高抵抗部より内
側の抵抗膜に駆動用の電極が形成された構成である。
【0031】従って、絶縁フィルムに静電気が印加され
たとき、その放電エネルギに対する安全性は、抵抗膜に
電極が形成された前記第1の構成より一層確実となる。
上記本発明の第4の構成のタッチ入力パネルは、基板の
上面および絶縁フィルムの下面に形成された抵抗膜周囲
に高抵抗部を形成し、その高抵抗部に駆動用の電極が形
成された構成である。
【0032】従って、絶縁フィルムに静電気が印加され
たとき、その放電エネルギに対する安全性は、抵抗膜に
電極が形成された前記第3の構成より一層確実となり、
かつ、基板および絶縁フィルムの幅を狭く(小形化)で
きる。
【0033】上記本発明の第5の構成のタッチ入力パネ
ルは、下面周辺部に導体層が形成された絶縁フィルムの
周辺部に透孔が形成され、絶縁フィルムに印加された静
電気は、絶縁フィルムの端面よりも透孔を通って前記導
体層に放電され易くした構成である。
【0034】従って、絶縁フィルムに印加された静電気
エネルギは、前記導体層に放電されタッチ入力パネルの
駆動回路に流れないため、従来の放電障害が低減される
ようになる。
【0035】上記本発明の第6の構成のタッチ入力パネ
ルは、絶縁フィルム上面の周辺部に絶縁部材が貼着さ
れ、絶縁フィルムに印加された静電気は、パネルを構成
する抵抗膜よりも前記絶縁部材に流れ易くした構成であ
る。
【0036】従って、絶縁フィルムに印加された静電気
エネルギは、前記絶縁部材を通って放電され、タッチ入
力パネルの駆動回路等に発生した従来の放電障害は、低
減されるようになる。
【0037】上記本発明の第7の構成のタッチ入力パネ
ルは、絶縁フィルム上面の周辺部に導体層が貼着され、
絶縁フィルムに印加された静電気は、前記導体層に流れ
る構成である。
【0038】従って、絶縁フィルムに印加された静電気
エネルギは、前記導体層を通って放電されるようにな
り、従来の放電障害が低減される。上記本発明の第8の
構成のタッチ入力パネルは、絶縁フィルム上面の周辺部
に自己放電体が貼着され、絶縁フィルムに印加された静
電気は、前記自己放電体から放出される構成である。
【0039】従って、絶縁フィルムに印加された静電気
エネルギは、前記自己放電体を通って放電されるように
なり、従来の放電障害が低減される。上記本発明の第9
の構成のタッチ入力パネルの駆動回路は、静電気検出手
段と、静電気検出手段からの信号によってパネルの電源
をON/OFFするスイッチ手段を備えた構成である。
【0040】そして、静電気検出手段が静電気を検出し
ない状態でパネルを駆動させることになり、そのことで
従来の放電障害が低減されるようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例の説
明図、図2は本発明の第2の実施例の説明図、図3は本
発明の第3の実施例の説明図、図4は本発明の第4の実
施例の説明図、図5は周囲に高抵抗膜を形成した抵抗膜
の等価回路図、図6は周囲に高抵抗膜を形成した抵抗膜
に帯電電荷が印加されたときの等価回路図、図7と図8
は本発明の効果を説明するための図である。
【0042】図1において、(a)は主要構成の分解斜
視図,(b)は一部の断面図であり、タッチ入力パネル
21は、上面に抵抗膜3を形成した基板2と、スペーサ
(両面粘着フィルム)6と、下面に第2の抵抗膜22等
を形成した可撓性絶縁フィルム(PETシート)4を積
層してなる。
【0043】抵抗膜22は、絶縁フィルム4の周辺部を
空けて形成されており、その周辺部には抵抗膜22より
高抵抗の抵抗膜(高抵抗部)23を抵抗膜22に接続せ
しめて形成し、抵抗膜3に形成した一対の導体電極8-1
と8-2がY方向に対向するとき、抵抗膜23の上には、
X方向に対向する導体電極7-1と7-2が形成されてい
る。
【0044】そして、ガラス等にてなる基板2の上面の
抵抗膜3および絶縁フィルム4の抵抗膜22を、面抵抗
が200Ω/□のITOで形成したとき、抵抗膜23に
は面抵抗が400Ω/□程度の導体、例えば面抵抗が4
00Ω/□程度のITOまたは銀またはカーボンを使用
して形成する。
【0045】図2において、タッチ入力パネル25は、
上面に第1の抵抗膜3を形成した基板2と、スペーサ6
と、下面に第2の抵抗膜5を形成した可撓性絶縁フィル
ム4を積層してなる。ただし、抵抗膜5の周辺部には抵
抗膜26が積層形成されている。
【0046】このようなタッチ入力パネル25において
高抵抗部は、抵抗膜5に抵抗膜26を重ねることで実現
したものであり、抵抗膜26には適当な面抵抗の材料、
例えば抵抗膜3,5と同じまたは高面抵抗のITOや銀
合金やカーボン等で形成する。
【0047】そして、タッチ入力パネル21と同様な導
体電極7-1と7-2および8-1と8-2が、抵抗膜3または
26に積層形成されるようになる。ただし、図2におい
て導体電極7-1と8-1と8-2は、図示領域外のため図示
されない。
【0048】このようなタッチ入力パネル25は、導体
電極7-1と7-2を高抵抗部に形成することで、フィルム
4の幅を狭める効果も生ずる。図3において、タッチ入
力パネル30は、上面に第1の抵抗膜31とその抵抗膜
31の周囲に抵抗膜31より高抵抗かつ抵抗膜31に連
通する高抵抗膜(高抵抗部)32を形成した基板2と、
スペーサ6と、下面に第2の抵抗膜22とその抵抗膜2
2の周囲に抵抗膜22より高抵抗かつ抵抗膜22に連通
する高抵抗膜(高抵抗部)23を形成した可撓性絶縁フ
ィルム4を積層してなる。
【0049】抵抗膜23、32には、抵抗膜22、31
より高抵抗の材料を使用する、例えば抵抗膜22、31
に面抵抗が200Ω/□のITOを使用したとき、抵抗
膜23、32には面抵抗が400Ω/□程度のITOや
銀やカーボン等を使用して形成する。
【0050】そして、タッチ入力パネル21と同様な導
体電極7-1と7-2および8-1と8-2が、抵抗膜22また
は31に積層形成されるようになる。ただし、図3にお
いて導体電極7-1と8-1と8-2は、図示領域外のため図
示されない。
【0051】図4において、タッチ入力パネル35は、
上面に第1の抵抗膜3を形成した基板2と、スペーサ6
と、下面に第2の抵抗膜5を形成した可撓性絶縁フィル
ム4を積層してなる。ただし、抵抗膜3の周辺部には抵
抗膜36が積層形成され、抵抗膜5の周辺部には抵抗膜
26が積層形成されている。
【0052】このようなタッチ入力パネル35において
高抵抗部は、抵抗膜3に抵抗膜36を重ね、抵抗膜5に
抵抗膜26を重ねることで実現したものであり、抵抗膜
26、36には適当な面抵抗の材料、例えば抵抗膜3、
5と同じまたは高面抵抗のITOや銀合金やカーボン等
で形成する。
【0053】そして、タッチ入力パネル21と同様な導
体電極7-1と7-2および8-1と8-2が、抵抗膜26また
は36に積層形成されるようになる。ただし、図4にお
いて導体電極7-1と8-1と8-2は、図示領域外のため図
示されない。
【0054】このようなタッチ入力パネル35は、導体
電極7-1と7-2および8-1と8-2を高抵抗部に積層させ
ることで、基板2および絶縁フィルム4の幅を狭める効
果も生ずる。
【0055】以上説明したタッチ入力パネル21、2
5、30、35において、電極7-1と7-2および8-1
-2は、従来のそれらと同じく駆動電源に接続される。
そこで、手指等で絶縁フィルム4の所望個所を押下し、
押下部の抵抗膜5または22が対向する抵抗膜3または
31に接触すると、その接触位置の座標信号はMCUが
処理し、その処理信号に基づいて例えばCRT等のディ
スプレイ画面のカーソルが移動するようになる。
【0056】前記実施例のタッチ入力パネル21、2
5、30、35において、手指等による入力領域におけ
る抵抗膜3、5、22、31の抵抗値をR1 とし、その
入力部より外側の高抵抗膜23、32、または高抵抗化
させるため抵抗膜3、5に抵抗膜26、36を積層した
部分の抵抗値をR2 としたとき、 R1 ≪R2 とし、高抵抗部を設けた基板または絶縁フィルムの等価
回路は、図5に示す如く、抵抗R1 とR2 を直列に接続
した構成になる。
【0057】図中において、Vccは導体電極7-1と7
-2の一方または8-1と8-2の一方に印加された電源電圧
であり、Vout は電圧Vccを印加したとき導体電極7
-1と7-2の他方または8-1と8-2の他方から出力する電
圧である。
【0058】そこで、図5の等価回路に帯電電荷を加え
ると図6の如く、即ち抵抗R2 の入力端には、静電気放
電電圧Vと帯電電荷容量Cからの電圧が印加され、その
容量Cによるエネルギ量WE は、 WE =1/2・C・V2 で表される。
【0059】図7において、縦軸は図6に示す抵抗膜か
らの出力電圧Vout 、横軸は帯電電荷のエネルギ量WE
であり、従来の抵抗膜即ち高抵抗部を設けない構成の抵
抗膜パネルでは、図中に実線で示す如く顕著な山型とな
るのに対し、本発明による高抵抗部を備えた抵抗膜パネ
ルでは、図中に破線で示す如く緩やかな山型となる。
【0060】図8において、縦軸は図6に示す抵抗膜か
らの出力電圧Vout 、横軸は帯電電荷のエネルギ量WE
であり、エネルギ量WE の増加に比例して出力電圧V
out のピーク値も増加する。しかし、従来の抵抗膜パネ
ルのピーク値特性Aに比べ、本発明による高抵抗部を備
えた抵抗膜パネルのピーク値特性Bは、増加率が緩やか
になる。
【0061】即ち、高抵抗部を設けた本発明のタッチ入
力パネル21と25と30と35は、従来のタッチ入力
パネル1と対比したとき、静電気放電に伴って発生する
出力増を高抵抗部が抑制し、駆動回路に与える影響を著
しく低減する。そのため、静電気放電により発生する駆
動回路の損傷をなくすことができる。
【0062】図9は本発明の第5の実施例の説明図、図
10は本発明の第6の実施例の説明図、図11は本発明
の第7の実施例の説明図、図12は本発明の第8の実施
例の説明図、図13は本発明の第8の実施例に関するフ
ローチャート、図14は本発明の第9の実施例の説明
図、図15は本発明の第9の実施例における効果の説明
図である。
【0063】図9において、タッチ入力パネル40は、
上面に第1の抵抗膜3を形成した基板2と、スペーサ6
と、下面に第2の抵抗膜41と導電層42を形成した可
撓性絶縁フィルム4を積層してなる。ただし、抵抗膜4
1は絶縁フィルム4下面の周辺部を空けて形成され、導
体層42は抵抗膜41が形成された絶縁フィルム4下面
の周辺部に形成される。
【0064】絶縁フィルム4の周辺部に設けた複数の透
孔43は、導体層42を貫通し、スペーサ6に設けられ
た透孔44に連通し、導体層42は図示しない個所でア
ースに接続している。
【0065】そして、タッチ入力パネル21と同様な導
体電極7-1と7-2および8-1と8-2、即ちパネル21の
X方向に対向一対の電極7-1と7-2およびY方向に対向
一対の電極8-1と8-2は、抵抗膜3または41に積層形
成されるようになる。しかし、図9において導体電極7
-1と8-1と8-2は、図示領域外のため図示されない。
【0066】このようなタッチ入力パネル40におい
て、絶縁フィルム4に当接した手指等の静電気は、透孔
43内で導体層42に飛び、抵抗膜3および41ならび
にパネル45の近傍に配設された液晶表示パネル等に飛
ばないようになる。
【0067】図10において、タッチ入力パネル45
は、従来構成であるタッチ入力パネル1の絶縁フィルム
4に、絶縁部材46を貼着したものであり、絶縁部材4
6は接着剤47には絶縁フィルム4上面の周辺部を覆う
ように貼着されている。
【0068】このようなタッチ入力パネル45におい
て、絶縁フィルム4に当接した手指等の静電気は、絶縁
部剤46を通って放電されるようになり、抵抗膜3およ
び5ならびにパネル45の近傍に配設された液晶表示パ
ネル等に飛ばないようになる。
【0069】図11において、タッチ入力パネル50
は、図3を用いて説明したタッチ入力パネル30の絶縁
フィルム4に、導体層例えばアルミニウム箔51を貼着
し、その上にクッション部材52を貼着してなる。
【0070】図中の符号53と54は接着剤であり、ク
ッション部材52はタッチ入力パネル50を装置筐体に
収容した際、パネル50の操作領域を露呈させるため筐
体カバーにあけられた窓の縁によって、抑えられるよう
にしたときの緩衝材としての役割を果たす。
【0071】便宜上、簡略化した図12において、その
実施例では、タッチ入力パネル1とMCU11との間に
静電気検出手段55と、スイッチ手段56を設けてな
り、かかる装置における静電気検出手段55とスイッチ
手段56の動作と役割につき、図13を用いた説明す
る。
【0072】図13において、工程61は装置のスター
ト、工程62と67はスイッチ手段をOFFする工程、
工程63は静電気の有無を検出する工程、工程64はス
イッチ手段をONする工程、工程65はパネルを駆動さ
せる工程、工程66は入力位置の座標を読込む工程、工
程68は例えばカーソルを移動させるデータを出力する
工程である。
【0073】装置をスタート61させスイッチ手段56
をOFFにすると、静電気検出手段55は、入力パネル
50の静電気を検出する。静電気検出手段55が静電気
を検出すると、工程62のスイッチ手段OFFに戻り、
再度静電気検出を行なうようになる。そして、この動作
は検出手段55が静電気を検出しなくなるまで、繰り返
して行なうことになる。
【0074】静電気検出手段55が静電気を検出しない
または検出しなくなると、スイッチ手段がONになり、
パネル1の電極に所定の電圧が印加(パネルが駆動)さ
れ、パネル1に加えられた力の位置座標を工程66で読
み取る。
【0075】その読み取り情報は図示しない制御装置の
メモリーに記憶させたのち、スイッチ手段56をOFF
にし、前記メモリーに記憶された信号を出力させること
で、例えばカーソルを移動させる。
【0076】図14において、タッチ入力パネル70
は、従来構成のタッチ入力パネル1の絶縁フィルム4
に、自己放電体71を貼着した構成である。ただし、市
販されている自己放電体71は、絶縁フィルム4の上面
かつ周端近傍に貼着されている。
【0077】このようなタッチ入力パネル70におい
て、絶縁フィルム4に当接した手指等の静電気は、自己
放電体71から自然放電されるようになり、絶縁フィル
ム4の端部に到達しない。
【0078】従って、タッチ入力パネル70は、抵抗膜
3,5等に放電する障害を防止できる。図15におい
て、縦軸はタッチ入力パネル表面(絶縁フィルム4の表
面)の静電電荷量,横軸は放置時間であり、自己放電体
71を設けた入力パネル70の静電電荷の減衰特性A
を、自己放電体71を設けない従来のタッチ入力パネル
1の静電電荷の減衰特性Bと対比させたとき、特性Aは
特性Bより電荷量の低減が急峻となる。
【0079】なお、前記本発明の実施例において基板2
はガラス板を使用している。しかし、基板2に可撓性を
もたせることが望ましい用途に対し、本発明は基板2を
可撓性を有する絶縁フィルムが利用可能である。
【0080】
【発明の効果】本発明の請求項1に対応する前記第1の
実施例と、請求項2に対応する前記第2の実施例のタッ
チ入力パネルは、絶縁フィルムに静電気が印加されたと
き、その放電エネルギは、絶縁フィルムに設けられた高
抵抗部で消費され、タッチ入力パネルの駆動回路に流れ
る放電エネルギは弱小化されるようになり、静電気放電
により発生した従来の障害を防止する。
【0081】本発明の請求項3に対応する前記第3の実
施例と、請求項4に対応する前記第4の実施例のタッチ
入力パネルは、絶縁フィルムに静電気が印加されたと
き、その放電エネルギは、基板および絶縁フィルムに設
けられた高抵抗部で消費され、タッチ入力パネルの駆動
回路に流れる放電エネルギは弱小化され、かつ、請求項
1に対応するタッチ入力パネルよりも効果的に、静電気
放電により発生した従来の障害を防止する。
【0082】本発明の請求項5に対応する前記第5の実
施例のタッチ入力パネルは、絶縁フィルムに付加された
静電気が、絶縁フィルムの透孔を通って絶縁フィルム下
面の導体層に流れることで、静電気放電により発生した
従来の障害を防止する。
【0083】本発明の請求項6に対応する前記第6の実
施例のタッチ入力パネルは、絶縁フィルムに付加された
静電気が、絶縁フィルムに貼着した絶縁部材に流れるよ
うになることで、静電気放電により発生した従来の障害
を防止する。
【0084】本発明の請求項7に対応する前記第7の実
施例のタッチ入力パネルは、絶縁フィルムに付加された
静電気が、絶縁フィルムの上面に設けた導体層にながれ
るようになることで、静電気放電により発生した従来の
障害を防止する。
【0085】本発明の請求項8に対応する前記第9の実
施例のタッチ入力パネルは、絶縁フィルムに付加された
静電気が、絶縁フィルムの上面に設けた自己放電体から
放電されることで、静電気放電により発生した従来の障
害を防止する。
【0086】本発明の請求項10に対応する前記第8の
実施例のタッチ入力パネルは、絶縁フィルムに静電気が
検出されたとき、駆動電圧が印加されないようにしたこ
とで、静電気放電により発生した従来の障害を防止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の説明図
【図2】 本発明の第2の実施例の説明図
【図3】 本発明の第3の実施例の説明図
【図4】 本発明の第4の実施例の説明図
【図5】 周囲に高抵抗部を形成した抵抗膜の等価回路
【図6】 周囲に高抵抗部を形成した抵抗膜に静電電荷
が印加されたときの等価回路図
【図7】 本発明の効果を説明するための図(その1)
【図8】 本発明の効果を説明するための図(その2)
【図9】 本発明の第5の実施例の説明図
【図10】 本発明の第6の実施例の説明図
【図11】 本発明の第7の実施例の説明図
【図12】 本発明の第8の実施例の説明図
【図13】 本発明の第8の実施例に関するフローチャ
ート
【図14】 本発明の第9の実施例の説明図
【図15】 本発明の第9の実施例における効果の説明
【図16】 従来のタッチ入力パネルの基本構成を示す
断面図
【図17】 従来のタッチ入力パネルの駆動回路のブロ
ック図
【図18】 静電気の放電経路の説明図
【図19】 放電対策を講じた従来のタッチ入力パネル
の要部の説明図
【符号の説明】
1,21,25,30,35,40,45,50 タッ
チ入力パネル 2 基板 3,5,22,31 抵抗膜 4 絶縁フィルム 6 スペーサ 7-1,7-2,8-1,8-2 電極 23,26,32,36 高抵抗の抵抗膜 42 導体層 43 絶縁フィルムの透孔 46 絶縁部材 51 アルミニウム箔(導体層) 55 静電気検出手段 56 スイッチ手段 71 自己放電体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜
    と、該絶縁フィルムの下面かつ該第2の抵抗膜の外周部
    に該第2の抵抗膜より高抵抗に形成された高抵抗部と、
    該第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対の第
    1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し直交
    方向に対向する如く該第2の抵抗膜の対向端部に設けら
    れた一対の第2の電極とを備えてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  2. 【請求項2】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜
    と、該絶縁フィルムの下面かつ該第2の抵抗膜の外周部
    に該第2の抵抗膜より高抵抗に形成された高抵抗部と、
    該第1の抵抗膜の一方の対向方向に設けられた一対の第
    1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し直交
    方向に対向する如く該高抵抗部に設けられた一対の第2
    の電極とを備えてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  3. 【請求項3】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜
    と、該基板の上面かつ該第1の抵抗膜の外周部に第1の
    抵抗膜より高抵抗に形成された第1の高抵抗部と、該絶
    縁フィルムの下面かつ該第2の抵抗膜の外周部に第2の
    抵抗膜寄り高抵抗に形成された第2の高抵抗部と、該第
    1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対の第1の
    電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し直交方向
    に対向する如く該第2の抵抗膜に設けられた一対の第2
    の電極とを備えてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  4. 【請求項4】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜
    と、該基板の上面かつ該第1の抵抗膜の外周部に該第1
    の抵抗膜より高抵抗に形成された第1の高抵抗部と、該
    絶縁フィルムの下面かつ該第2の抵抗膜の外周部に該第
    2の抵抗膜より高抵抗に形成された第2の高抵抗部と、
    該第1の抵抗膜の一方の対向方向の該第1の高抵抗部に
    設けられた一対の第1の電極と、該一対の第1の電極の
    対向方向に対し直交方向に対向する如く該第2の高抵抗
    部に設けられた一対の第2の電極とを備えてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  5. 【請求項5】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の抵抗膜
    と、該第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対
    の第1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し
    直交方向に対向する如く該第2の抵抗膜の対向端部に設
    けられた一対の第2の電極とを備え、 該第2の抵抗膜が該絶縁フィルムの下面の周囲を空けて
    形成され、該空けられた領域に該第2の抵抗膜を囲う導
    体層が形成され、該絶縁フィルムおよび該導体層を貫通
    する第1の透孔および該第1の透孔に連通し該スペーサ
    を貫通する第2の透孔が設けられてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  6. 【請求項6】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜
    と、該第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対
    の第1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し
    直交方向に対向する如く該第2の絶縁膜の対向端部に設
    けられた一対の第2の電極とを備え、 該絶縁フィルムの上面に該上面の周囲を覆って絶縁部材
    が貼着されてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  7. 【請求項7】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜
    と、該第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対
    の第1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し
    直交方向に対向する如く該第2の絶縁膜の対向端部に設
    けられた一対の第2の電極とを備え、 該絶縁フィルムの上面に該上面の周囲を覆って導体層が
    貼着されてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  8. 【請求項8】 基板と、該基板上に設けられた第1の抵
    抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有する
    絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該ス
    ペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁膜
    と、該第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一対
    の第1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対し
    直交方向に対向する如く該第2の絶縁膜の対向端部に設
    けられた一対の第2の電極とを備え、 該絶縁フィルムの上面の周端部に、自己放電体が貼着さ
    れてなること、 を特徴とするタッチ入力パネル。
  9. 【請求項9】 前記基板が可撓性を有する絶縁フィルム
    であること、 を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または
    8記載のタッチ入力パネル。
  10. 【請求項10】 基板と、該基板上に設けられた第1の
    抵抗膜と、絶縁材料にてなるスペーサと、可撓性を有す
    る絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの下面に形成され該
    スペーサを介して該第1の抵抗膜に対向する第2の絶縁
    膜と、該第1の抵抗膜の一方の対向端部に設けられた一
    対の第1の電極と、該一対の第1の電極の対向方向に対
    し直交方向に対向する如く該第2の絶縁膜の対向端部に
    設けられた一対の第2の電極とを有するタッチ入力パネ
    ルと、 該第1,2の電極に電源電圧を印加する電源部と、 該タッチ入力パネルに接続された静電気検出手段と、 該静電気検出手段が静電気を検出したときOFFとな
    り、該静電気検出手段が静電気を検出しないときONと
    なるスイッチ手段を備えてなること、 を特徴とするタッチ入力パネルの駆動回路。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10976884B2 (en) 2018-04-23 2021-04-13 Fujitsu Component Limited Touch panel

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