JPH09230047A - パルスレーダ装置の受信レベル制御回路 - Google Patents

パルスレーダ装置の受信レベル制御回路

Info

Publication number
JPH09230047A
JPH09230047A JP8060193A JP6019396A JPH09230047A JP H09230047 A JPH09230047 A JP H09230047A JP 8060193 A JP8060193 A JP 8060193A JP 6019396 A JP6019396 A JP 6019396A JP H09230047 A JPH09230047 A JP H09230047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
value
signal
peak value
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8060193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nagarego
繁 流郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koden Electronics Co Ltd
Original Assignee
Koden Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koden Electronics Co Ltd filed Critical Koden Electronics Co Ltd
Priority to JP8060193A priority Critical patent/JPH09230047A/ja
Publication of JPH09230047A publication Critical patent/JPH09230047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔課題〕 極めて鋭いパルスと極めて低いデューティ比
のレーザ光のパルス列を放射し受信するサンプリング方
式のパルスレーダ装置などの受信レベル制御回路とし
て、極めて鋭い受信パルスのピーク値や、平滑化による
極めて低レベルの直流電圧を検出することもなく、自動
感度制御が可能な受信レベル制御回路を提供する。 〔解決手段〕 パルス状の電波、光線又は音波を送信部
(10)と、この送信部から送信され物体で反射されて戻っ
てくる反射パルス信号を受信して処理する受信部(20)と
を備える。この受信部(20)は、処理前の適宜な検出位置
における受信パルス信号のピーク値と所定の基準値との
大小関係及びこの大小関係の出現頻度をこのピーク値の
指標として検出し出力する指標検出部(41,42,43,44,45,
46) と、この指標検出部から出力されたピーク値の指標
をほぼ一定に保つように前記検出位置の前段の特性を制
御するための特性制御信号を生成する特性制御部(47,4
8,49)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ接岸計とし
て利用されるパルスレーダ装置などの受信レベル制御回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ受光ヘッドを備えた接岸速
度計が本出願人によって開発されてきており、その詳細
は、特公平7ー69423 号公報、特公平 7ー69427 号公
報、特公平 7−78537 号公報などに開示されている。こ
の接岸速度計は、岸壁に設置したレーザ送受光モジュー
ルから接岸中の船舶に鋭いレーザパルス光を照射し、船
腹で反射されて戻ってきた反射パルス光を電気パルス信
号に変換しながら受信し、レーザパルス光の送出時点と
反射パルス光の受光時点との差からレーザパルス光の往
復伝播所要時間を検出し、この所要時間から反射パルス
光を発生させた船舶までの距離と、この距離の時間変化
の速さ (船舶の接岸速度) を算定するよう構成されてい
る。
【0003】上記接岸速度計の特徴的な点は、送受され
る鋭いパルス信号を高精度で処理するために、サンプリ
ング方式を採用し、時間軸の伸長を行っている点であ
る。すなわち、レーザパルス光の送出を一定周期Tで多
数回にわたって反復しながら、この送出周期Tよりも僅
かに大きな周期τ(=T+δτ,δτ≪T)で反射パル
ス信号をサンプルホールドしてゆくことにより、受信パ
ルス信号の時間軸を(T/δτ)(≫1)倍に拡大しな
がら受信する構成となっている。典型的な一例では、送
出周期Tが 10 μs 、パルス幅が数nsec 、1回のサン
プリングのためのパルス光の送出回数が25,000回( 所要
時間で 0.25sec) である。
【0004】このような接岸速度計は、船舶が沖合百メ
ートルもの遠方において接岸動作を開始したのち、この
接岸速度計が設置されている岸壁に接岸するまで、すな
わち百メートルもの遠方から数十センチメートルもの近
傍に至る極めて広い距離範囲にわたって動作しなければ
ならないが、百メートルもの遠方からの受光パルスのレ
ベルは、数十センチメートルもの近傍からのそれよりも
桁違いに小さくなる。このような受光レベルの大幅な変
化に対処するために、APDなどの受光素子の後段の増
幅回路に振幅制限機能が付されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の接岸速度計
では、受光レベルの大幅な変化に対処するために、増幅
回路に振幅制限機能を持たせている。しかしながら、こ
のような振幅制限機能を含む増幅を受けた増幅済みのパ
ルス信号を一定レベルの閾値と比較することによりその
出現時点を検出しようとすると、図4に示すように、小
レベルの原受信信号についてはそのピーク近傍でその出
現時点が検出される(A)が、大レベルの原受信信号に
ついてはその立上がり近傍でその出現時点が検出される
(B)ことになる。この結果、受信信号の出現時点に関
しては、原受信信号のレベルに応じて、最大で、受信パ
ルス信号の半値幅程度の誤差が生ずる。例えば、受信パ
ルス幅が10nsec の場合、最大5nsec の時間の測定
誤差が生じ、この結果、70〜80cmの距離の測定誤差が
生じることになる。
【0006】上記問題点を考慮して、受信増幅回路で振
幅制限を行う代わりに、受信パルスのレベル(ピーク
値)を検出し、これに基づき増幅回路の利得を増減させ
るというフィードバック形式の自動利得制御を行う構成
も考えられる。しかしながら、受信パルスが極めて鋭い
パルスであるため、そのピーク値を検出することが極め
て困難になる。
【0007】そこで、受信パルスのピーク値を検出する
代わりに、受信パルス列を平滑化することよって一旦直
流電圧に変換し、この直流電圧値から受信パルスのピー
ク値を検出するという対策も考えられる。この方法は、
光通信システムの受信回路における自動利得制御回路な
どに利用されている。しかしながら、このような光通信
システムなどの場合とは異なり、上述したレーザレーダ
の場合には、受信信号のデューティ比が極めて小さいた
め、受信信号の平滑化によって発生する直流電圧は極め
て小さな値となってしまい、SN比が劣化するという問
題がある。ちなみに、上述した接岸速度計の典型的な一
例においては、受信信号のデューティ比は10nsec /10
μs =10ー3 と極めて小さな値となる。従って、本発
明の目的は、受信パルスのピーク値を検出することな
く、また、平滑化し直流レベルを発生させることもな
く、自動感度制御が可能な受信レベル制御回路を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するパル
スレーダ装置の受信レベル制御回路は、パルス状の電
波、光線又は音波から成るパルス信号を送信する送信部
と、この送信部から送信され、物体で反射されて戻って
くる反射パルス信号を受信して受信パルス信号として処
理する受信部とを備えたパルスレーダ装置内に設置され
る。この受信レベル制御回路は、上記受信部内の適宜な
検出位置における受信パルス信号のピーク値と所定の基
準値との大小関係及びこの大小関係の出現頻度をこのピ
ーク値の指標として検出し出力する指標検出部と、この
指標検出部で検出し出力されたピーク値の指標をほぼ一
定に保つように上記検出位置の前段の特性を制御するた
めの特性制御信号を生成する特性制御部とを備えてい
る。
【0009】
【本発明の実施の形態】本発明の実施の形態によれば、
上記指標検出部は、上記受信パルス信号のピーク値を所
定の基準値と比較して相互の大小関係を示す2値信号を
生成する比較回路と、この2値信号の状態に応じてカウ
ント値を増減し、このカウント値を前記ピーク値の指標
としてする出力する計数回路とを備えている。さらに、
上記特性制御部は、上記計数回路から出力された計数値
をアナログ信号に変換するD/A変換回路と、このアナ
ログ信号を特性制御信号に合成する合成回路とを備えて
いる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の受信レベル制御
回路を含むレーザ・レーダ装置の構成を示すブロック図
であり、10は送光部、20は受光部、30は算定・表
示部、40は本実施例の受信レベル制御回路に該当する
受信レベル制御部である。
【0011】送光部10は、駆動パルス発生回路11、
レーザダイオード(LD)駆動回路12及びLD発光回
路13を備えている。受光部20は、アバランシェ・フ
ォトダイオード(APD)を主体とする受光回路21、
受信増幅回路22、サンプルホールド(S/H)回路2
3、24、A/D変換回路25、メモリカウンタ26及
びメモリ27を備えている。算定・表示部30は、CP
U31及び表示器32を備えている。
【0012】受信レベル制御部40は、電圧比較回路4
1、基準電圧供給回路42、アンドゲート43、44、
アップ/ダウン・カウンタ45、Min/Max デコーダ4
6、D/A変換回路47、低域通過濾波回路(LPF)
48及びバイアス電圧発生回路49を備えている。
【0013】まず、受信レベル制御部40を除いて、送
光部10、受光部20及び算定・表示部30から構成さ
れる公知のレーザ・レーダ装置の動作を説明する。送光
部10の駆動パルス発生回路11は、適宜な一定周期
T、例えばT=10μs の駆動パルスを発生し、レーザ
ダイオード駆動回路12に供給すると共に、この駆動パ
ルスよりも僅かにな時間(δτ)だけ長い一定周期τ
(=T+δτ)のサンプリングパルスを発生し、これを
受光部20内のサンプル・ホールド回路23と24に供
給する。送光部10のLD発光回路13からは、数nse
c 程度の半値幅を有する鋭いパルス状のレーザ光線が接
岸中の船舶などの標的に向けて一定周期Tで放射され
る。
【0014】船舶などの標的で反射された反射レーザ光
線は、放射の経路と逆向きの経路を辿って受光部20の
受光回路21に入射する。この受光回路21はAPDを
主体に構成されており、受光パルスの受光量に応じた振
幅のパルス状の電気信号を出力する。この電気信号は、
カップリングコンデンサCを経て受信増幅回路22で増
幅され、受信パルスとしてサンプル・ホールド回路23
に入力し、送光部10の駆動パルス発生回路11から供
給されるサンプリング・パルスに同期してホールドさ
れ、A/D変換回路25でディジタル信号に変換され
る。
【0015】サンプル・ホールド回路24は、LD駆動
回路12から出力される駆動信号をサンプリング・パル
スに同期してホールドし、これをメモリカウンタ26に
供給する。メモリカウンタ26は、サンプリング・ホー
ルド回路24の出力がハイに立ち上がるたびにメモリ2
7にアドレスとして供給するカウント値を1づつカウン
トアップする。このようにして、受光部20に反射レー
ザパルスがTの周期で受光されるたびに、この周期より
も僅かに大きな周期τ(=T+δτ)でサンプリングさ
れた受信パルスのレベルがディジタル信号の形式でメモ
リ27に書込まれてゆく。このようなレーザパルスの送
光と受光とが典型的には、25,000回にわたって反復さ
れ、時間軸が実質的に25,000回倍に拡大された受信パル
スの波形がメモリ27内保存される。
【0016】算定・表示部30のCPU31は、上記反
射パルス光の受信とその波形のメモリ内への保存が終了
すると、この受信パルスの波形をメモリ27から読出
し、そのレベルが所定の閾値に達した時点を、受信パル
スの出現時点として検出する。なお、上記サンプリング
方式の採用により時間軸を見掛け上拡大しながら、反射
レーザパルスの受信時点を検出する手法の詳細について
は、必要に応じて、上述した本出願人の特許出願に係わ
る特許公報などを参照されたい。
【0017】CPU31は、このようにして検出した受
信パルスの出現時点と、送光部10におけるレーザパル
スの放射時点との差を算定し、この差をレーザパルスの
船舶などの標的までの往復に要した所時間と見做し、こ
れを2倍の光速で除算することによって、反射パルスを
発生させた物体までの距離を算定し、表示器32に表示
する。CPU31は、さらに、上記算定した距離の時間
変化速度を算定し、これを物体の接近速度として表示器
32に表示する。
【0018】上述のように、CPU31は、実質的な時
間軸の拡大を受けた受信パルスのレベルが所定の閾値V
thに達した時点を受信パルスの出現時点として検出す
る。このため、受信増幅回路22が、その出力が飽和す
る程度の大きな入力レベルの範囲で動作すると、図3
(B)で説明したような受信パルスが振幅制限増幅を受
けたと同様の状態となり、(A)に示すように受信増幅
回路22が小さな入力レベルのもとで動作する場合に比
べて、受信時点の検出結果に差異が生ずる。
【0019】このレーザレーダ装置では、上記検出対象
の受信時点の差異を低減するため、受信レベル制御部4
0が設置されている。受信部20内の受信増幅回路22
の入出力特性を図2に例示するようなものとした場合、
入出力の直線性を保ちながらある程度大きな出力レベル
が得られるという点を考慮して、例えば、出力レベルV
oが選択される。そして、受信増幅回路22から出力さ
れる受信パルスのピーク値がこの選択したVoの近傍の
値に保たれるように、受信レベル制御部40は、前段の
受光回路21のAPDに供給するバイアス電圧を制御す
る。
【0020】受信レベル制御部40内の電圧比較回路4
1は、受光部20内の受信増幅回路22から出力される
増幅済み受信パルスのピーク値と、基準電圧供給回路4
2から供給される基準値Voとを比較する。電圧比較回
路41は、増幅済み受信パルスのピーク値が基準値Vo
以上であれば、その出力を所定時間にわたってハイ状態
に移行させ、その他の場合には出力をロー状態に保つ。
電圧比較回路41の出力がハイになると、送光部10の
LD駆動回路12から供給されるLD駆動パルスに同期
して、アンドゲート44の出力がハイになる。この結
果、アップ/ダウン・カウンタ45のアップカウント端
子Uにハイ信号が供給され、アップ/ダウン・カウンタ
45のカウント値が「1」だけカウントアップされる。
【0021】受信増幅回路22から出力される増幅済み
受信パルスのピーク値が基準値Vo未満であれば、電圧
比較回路41の出力がロー状態に保たれる。この場合、
送光部10のLD駆動回路12から供給されるLD駆動
パルスに同期して、アンドゲート43の出力がハイにな
り、アップ/ダウン・カウンタ45のダウンカウント端
子Dにハイ信号が供給される。この結果、アップ/ダウ
ン・カウンタ45のカウント値が「1」だけカウントダ
ウンされる。このように、受信増幅回路22から出力さ
れる個々の増幅済み受信パルスのピーク値が基準値Vo
よりも大きいか小さいかに応じて、アップ/ダウン・カ
ウンタ45のカウント値の増減が行われる。
【0022】アップ/ダウン・カウンタ45のカウント
値は、D/A変換回路47でアナログ電圧に変換され、
低域通過濾波回路48を経てバイアス発生回路49の高
電圧発生器49aに供給され、カウント値に応じてレベ
ルが変化する正極性の直流電圧を発生させる。この正極
性の直流電圧は、定電圧発生器49bから供給される一
定値の負極性の直流電圧と合成され、チョークコイルL
を介して受信部20内の受光回路21のAPDのバイア
ス電圧として供給される。
【0023】従って、アップ/ダウン・カウンタ45の
カウント値が増加すると、APDに対するバイアス電圧
が低下する。これに伴ってAPDの受光感度が低下し、
受信増幅回路22に入力する受信パルスのレベルが低下
する。この受信パルスのレベルの低下は、受信増幅回路
22から出力される増幅済み受信パルスのピーク値を減
少方向に、従って、アップ/ダウン・カウンタ45のカ
ウント値を減少方向に変化させる。
【0024】これとは逆に、アップ/ダウン・カウンタ
45のカウント値が減少すると、APDに対するバイア
ス電圧が上昇する。これに伴ってAPDの受光感度が上
昇し、受信増幅回路22に入力する受信パルスのレベル
が上昇する。この受信パルスのレベルの増加は、受信増
幅回路22から出力される増幅済み受信パルスのピーク
値を増加方向に、従って、アップ/ダウン・カウンタ4
5のカウント値を増加方向に変化させる。
【0025】アップ/ダウン・カウンタ45は、3ビッ
トの幅を有しており、最小値「0」から最大値「7」ま
での8種類のカウント値を保持する。Min/Max デコーダ
46は、アップ/ダウン・カウンタ45のカウント値を
デコードし、このカウント値が最大値「7」の場合に
は、アンドゲート44の一つの入力端子にロー信号を出
力することにより、アンドゲート44の出力を他の2入
力に無関係にローに保つ。この結果、電圧比較回路41
の出力がハイになっても、これに伴うアップカウントに
よってアップ/ダウン・カウンタ45のカウント値が
「0」に戻ることを禁止する。
【0026】同様に、Min/Max デコーダ46は、アップ
/ダウン・カウンタ45のカウント値をデコードし、こ
れが最小値「0」の場合には、アンドゲート43の一つ
の入力端子にロー信号を出力することにより、アンドゲ
ート43の出力を他の2入力に無関係にローに保つ。こ
の結果、電圧比較回路41の出力がローになっても、こ
れに伴うダウンカウントによってアップ/ダウン・カウ
ンタ45のカウント値が「7」に戻ることを禁止する。
【0027】この結果、受信増幅回路22から出力され
る増幅済み受信パルスのピーク値の平均値とアップ/ダ
ウン・カウンタ45のカウント値との関係は、図3に示
すようなものとなる。上述のように、受光回路21のA
PDに対するバイアス電圧を8段階にわたって変化させ
ることによってその受光感度を30dBにわたって変化さ
せるものとすれば、1段階あたり3.75dBの受光感度の変
化が生ずる。このように1段階あたりの受光感度の変化
量が比較的大きい場合には、急激な変化を抑制して緩慢
な変化を生じさせるために、受信パルスの周期の数十倍
程度の応答時間を有する低域通過濾波回路48が設置さ
れる。アップ/ダウン・カウンタ45のビット幅が8ビ
ット程度と比較的大きい場合には、低域通過濾波回路4
8を省略することもできる。
【0028】上述のように、受信レベル制御回路40で
は、受信増幅回路22から出力される増幅済み受信パル
スのピーク値が何voltかという絶対的な値の検出は行わ
れない。このピーク値の検出の代りに、このピーク値と
基準値Voのどちらが大きいかという、単なる大小関係
の検出が電圧比較回路41で行われる。
【0029】以上、APDのバイアス電圧の制御によっ
て受光回路21の受光感度を制御する場合を例示した。
しかしながら、この受光感度を制御する代わりに、受信
増幅回路22のバイアス電圧を制御することなどによっ
て増幅利得を制御する構成を採用することもできる。
【0030】また、レーザ光線を放射し受光するパルス
レーダの場合を例にとって本発明の受信レベル制御回路
を説明した。しかしながら、電波や音波を使用するパル
スレーダに対しても本発明の受信レベル制御回路を適用
できる。
【0031】また、送信部と受信部とを備えるレーダ装
置に本発明の受信レベル制御回路を適用する場合を例示
した。しかしながら、受光部(受信部)のみを備える適
宜な受信(受光)装置に本発明の受信レベル制御回路を
適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の受信レベル制御回路を含む
レーザレーダの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の受信部20内の受信増幅回路22の入出
力特性の一例を示す特性図である。
【図3】図1の受信レベル制御部40の動作を説明する
ための概念図である。
【図4】本発明の解決課題を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
10 送光部 20 受光部 21 受光回路 22 受信増幅回路 40 受信レベル制御回路 41 電圧比較回路 45 アップ/ダウン・カウンタ 46 Min/Max デコーダ 47 D/A変換回路 48 低域通過濾波回路 49 バイアス電圧発生回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス状の電波、光線又は音波から成るパ
    ルス信号を送信する送信部と、この送信部から送信さ
    れ、物体で反射されて戻ってくる反射パルス信号を受信
    して受信パルス信号として処理する受信部とを備えたパ
    ルスレーダ装置の受信レベル制御回路であって、 前記受信部内の処理前の適宜な検出位置における受信パ
    ルス信号のピーク値と所定の基準値との大小関係及びこ
    の大小関係の出現頻度をこのピーク値の指標として検出
    し出力する指標検出部と、 この指標検出部から出力されたピーク値の指標をほぼ一
    定に保つように前記検出位置の前段の特性を制御するた
    めの特性制御信号を生成する特性制御部とを備えたこと
    を特徴とするパルスレーダ装置の受信レベル制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記指標検出部は、前記受信パルス信号のピーク値を所
    定の基準値と比較して相互の大小関係を示す2値信号を
    生成する比較回路と、この2値信号の状態に応じて計数
    値を増減し、この計数値を前記ピーク値の指標として出
    力する計数回路とを備え、 前記特性制御部は、前記計数回路から前記ピーク値の指
    標として出力された計数値をアナログ信号に変換するD
    /A変換回路と、このアナログ信号を特性制御信号に合
    成する合成回路とを備えたことを特徴とするパルスレー
    ダ装置の受信レベル制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記計数回路は、その計数値が所定の上限値に達した後
    はこの計数値を減少させる場合を除きこの上限値を保持
    し、その計数値が所定の下限値に達した後はこの計数値
    を増加させる場合を除きこの下限値を保持する手段を備
    えたことを特徴とするパルスレーダ装置の受信レベル制
    御回路。
  4. 【請求項4】パルス状の電波、光線又は音波から成るパ
    ルス信号の列を受信する受信回路の受信レベルを制御す
    るための回路であって、 この受信回路内の適宜な検出位置における受信パルス信
    号のピーク値と所定の基準値との大小関係及びこの大小
    関係の出現頻度をこのピーク値の指標として検出する指
    標検出部と、 この指標検出部で検出されたピーク値の指標をほぼ一定
    に保つように前記検出位置の前段の特性を制御するため
    の特性制御信号を生成する特性制御部とを備えたことを
    特徴とする受信レベル制御回路
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記指標検出部は、前記受信パルス信号のピーク値を所
    定の基準値と比較して相互の大小関係を示す2値信号を
    生成する比較回路と、この2値信号の状態に応じて計数
    値を増減し、この計数値を前記ピーク値の指標として出
    力する計数回路とを備え、 前記特性制御部は、前記計数回路から前記ピーク値の指
    標として出力された計数値をアナログ信号に変換するD
    /A変換回路と、このアナログ信号を特性制御信号に合
    成する合成回路とを備えたことを特徴とする受信レベル
    制御回路。
JP8060193A 1996-02-22 1996-02-22 パルスレーダ装置の受信レベル制御回路 Pending JPH09230047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8060193A JPH09230047A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 パルスレーダ装置の受信レベル制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8060193A JPH09230047A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 パルスレーダ装置の受信レベル制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09230047A true JPH09230047A (ja) 1997-09-05

Family

ID=13135085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8060193A Pending JPH09230047A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 パルスレーダ装置の受信レベル制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09230047A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010217067A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Anritsu Corp 光信号モニタ装置
KR20190046495A (ko) * 2017-10-26 2019-05-07 현대오트론 주식회사 초음파 센서 및 그 제어 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010217067A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Anritsu Corp 光信号モニタ装置
KR20190046495A (ko) * 2017-10-26 2019-05-07 현대오트론 주식회사 초음파 센서 및 그 제어 방법
US10670715B2 (en) 2017-10-26 2020-06-02 Hyundai Autron Co., Ltd. Ultrasonic sensor and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108415028B (zh) 脉冲参数加密的激光测距系统及方法
US7630062B2 (en) Distance measuring apparatus
US5619317A (en) Light-wave distance meter based on light pulses
US9267796B2 (en) Distance measuring device
US20210325515A1 (en) Transmit signal design for an optical distance measurement system
US6218982B1 (en) Distance measurement apparatus
CN114637021B (zh) 一种亚厘米级全波形激光雷达测距方法、装置
CN111983586A (zh) 一种光电探测器的控制方法、控制系统及激光雷达
CN112859103A (zh) 用于强度调制直接飞行时间lidar的电流域模拟前端
US8995577B2 (en) Apparatus and method for measurement of the reception time of a pulse
JP2015194356A (ja) 距離測定装置
JPH09230047A (ja) パルスレーダ装置の受信レベル制御回路
EP1474868B1 (en) Method and arrangement for performing triggering and timing of triggering
CN114706058B (zh) 一种激光接收系统以及激光测距系统
CN110850427B (zh) 可用于激光雷达的放大电路、激光雷达、控制方法
CN116338670A (zh) 雷达系统及雷达测距方法
US7193689B2 (en) Method and device for light signal reception
JPH07167954A (ja) 距離測定装置
CN110703260A (zh) 一种基于分数阶傅里叶变换的变频声呐测深方法
JP2005181147A (ja) パルス波レーダー装置
KR102424662B1 (ko) 거리 감지 시스템에서의 수신단 입력 오프셋 제거 장치 및 방법
KR102499403B1 (ko) 연속 펄스 측정을 위한 단일광자검출 장치 및 방법
US7106422B2 (en) Rangefinder and measuring method
WO2023155093A1 (zh) 探测装置及探测方法
JPH05134042A (ja) 車載用測距装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011