JPH09225846A - ナット締付工具 - Google Patents
ナット締付工具Info
- Publication number
- JPH09225846A JPH09225846A JP5412096A JP5412096A JPH09225846A JP H09225846 A JPH09225846 A JP H09225846A JP 5412096 A JP5412096 A JP 5412096A JP 5412096 A JP5412096 A JP 5412096A JP H09225846 A JPH09225846 A JP H09225846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wrench
- head
- degrees
- nut
- wrench body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナットの締め付け作業を容易にする締付工具
を提供する。 【解決手段】 ナット締付具は、レンチヘッド１と、レ
ンチ本体２とから成り、ピン３で結合されている。レン
チヘッド１とレンチ本体２との間には、押し込みレバー
４が介在する。押し込みレバー４の挿入方向を変えるこ
とにより、レンチヘッド１の角度をレンチ本体２に対し
て３０度変化させることができる。すなわち、押し込み
レバー４を一方に押し込むと、ヘッド１は一方に１５度
傾き、この状態でレンチ本体を３０度回転させる。次
に、押し込みレバー４を他方に押し込むと、ヘッド１は
他方に傾き、これにより、ヘッド１の角度をレンチ本体
２に対して３０度変化させることができ、この状態で、
レンチ本体２をさらに３０°回転させれば、ナット９を
初めの状態から６０度回転させることができる。
を提供する。 【解決手段】 ナット締付具は、レンチヘッド１と、レ
ンチ本体２とから成り、ピン３で結合されている。レン
チヘッド１とレンチ本体２との間には、押し込みレバー
４が介在する。押し込みレバー４の挿入方向を変えるこ
とにより、レンチヘッド１の角度をレンチ本体２に対し
て３０度変化させることができる。すなわち、押し込み
レバー４を一方に押し込むと、ヘッド１は一方に１５度
傾き、この状態でレンチ本体を３０度回転させる。次
に、押し込みレバー４を他方に押し込むと、ヘッド１は
他方に傾き、これにより、ヘッド１の角度をレンチ本体
２に対して３０度変化させることができ、この状態で、
レンチ本体２をさらに３０°回転させれば、ナット９を
初めの状態から６０度回転させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナット締付工具に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術においては、図７に示すよう
な一体型レンチがあり、障害物１０を避けるために、レ
ンチヘッド６に１５度の傾きを持たせたレンチを、図６
（Ａ）に示す状態から同図（Ｂ）に示す状態に反転させ
て使用する方法を採っていた。
な一体型レンチがあり、障害物１０を避けるために、レ
ンチヘッド６に１５度の傾きを持たせたレンチを、図６
（Ａ）に示す状態から同図（Ｂ）に示す状態に反転させ
て使用する方法を採っていた。
【０００３】また、実開昭６３−１１０３８４号公報に
おいては、図８に示すようにレンチヘッド５と締め付け
握り部分７との間に、直角に曲げて使用できる連結金具
８を有した六角レンチが記載されている。
おいては、図８に示すようにレンチヘッド５と締め付け
握り部分７との間に、直角に曲げて使用できる連結金具
８を有した六角レンチが記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図７に示すレンチの場
合、レンチの握り部分７が障害物１０等により、六角レ
ンチの挿入間隔６０度まで回転させるための角度が得ら
れないときは、レンチヘッド６に１５度の傾斜を持た
せ、反転させることで３０度の回転角を確保して行なう
方法を採ってきた。しかし、回転方向が一方向に固定さ
れているトルクレンチでは、反転して使用することがで
きず、狭い箇所での締め付け作業ができない。
合、レンチの握り部分７が障害物１０等により、六角レ
ンチの挿入間隔６０度まで回転させるための角度が得ら
れないときは、レンチヘッド６に１５度の傾斜を持た
せ、反転させることで３０度の回転角を確保して行なう
方法を採ってきた。しかし、回転方向が一方向に固定さ
れているトルクレンチでは、反転して使用することがで
きず、狭い箇所での締め付け作業ができない。
【０００５】また、図８に示すレンチにおいては、連結
金具８の部分で直角に曲げて使用するわけだが、ナット
９が六角形であることから、レンチの挿入方向が６０度
毎に制限され、狭い場所での締め付け作業ができない。
金具８の部分で直角に曲げて使用するわけだが、ナット
９が六角形であることから、レンチの挿入方向が６０度
毎に制限され、狭い場所での締め付け作業ができない。
【０００６】本発明は上記の点にかんがみて成されたも
ので、レンチヘッドの傾きが異なる複数の工具を準備す
ることなく、１個のレンチで締め付けを可能にする締付
工具を提供することを目的とする。
ので、レンチヘッドの傾きが異なる複数の工具を準備す
ることなく、１個のレンチで締め付けを可能にする締付
工具を提供することを目的とする。
【０００７】さらに、回転方向を反転することなく、ま
た、レンチヘッドの挿入方向を変えることなく、小さな
回転角度で締め付け作業ができる締付工具を提供するこ
とを目的とする。
た、レンチヘッドの挿入方向を変えることなく、小さな
回転角度で締め付け作業ができる締付工具を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、レンチヘッドと、レンチヘッド
を取り付けるレンチ本体と、レンチヘッドとレンチ本体
との角度を変える可変手段とによってナット締付工具を
構成した。
め、本発明においては、レンチヘッドと、レンチヘッド
を取り付けるレンチ本体と、レンチヘッドとレンチ本体
との角度を変える可変手段とによってナット締付工具を
構成した。
【０００９】可変手段によって、レンチヘッドの傾き角
度を変更できるので、少ない回転角度で、かつ締め付け
の回転方向を変えることなく、ナットの締め付けが可能
となる。
度を変更できるので、少ない回転角度で、かつ締め付け
の回転方向を変えることなく、ナットの締め付けが可能
となる。
【００１０】また、レンチヘッドの傾き角度を３０度変
更できるようにすれば、ナットの締め付けに必要な回転
角度を６０度から３０度にでき、狭い範囲での締め付け
が可能となる。しかも、レンチ角度を変えるために反転
させる必要がない。
更できるようにすれば、ナットの締め付けに必要な回転
角度を６０度から３０度にでき、狭い範囲での締め付け
が可能となる。しかも、レンチ角度を変えるために反転
させる必要がない。
【００１１】さらに、レンチヘッドの傾き角度をレンチ
本体に対して±１５度変更できるようにすれば、レンチ
ヘッドの傾きを変えても、レンチヘッドとレンチ本体の
握り部分との距離を一定に保つことができ、常に一定の
力でナットを締め付けることができる。
本体に対して±１５度変更できるようにすれば、レンチ
ヘッドの傾きを変えても、レンチヘッドとレンチ本体の
握り部分との距離を一定に保つことができ、常に一定の
力でナットを締め付けることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して詳細に説明する。図１を参照すると、本
実施例のナット締付具は、レンチヘッド１と、レンチ本
体２とを有し、両者はピン３で結合されている。
図面を参照して詳細に説明する。図１を参照すると、本
実施例のナット締付具は、レンチヘッド１と、レンチ本
体２とを有し、両者はピン３で結合されている。
【００１３】レンチヘッド１とレンチ本体２との間に
は、押し込みレバー４が介在する。押し込みレバー４
は、図４に示すように、両端にくさび部４ａ，４ｂが形
成され、各くさび部は平行部４ｃで連結されている。く
さび部４ａ，４ｂの傾斜角はそれぞれ３０°である。レ
ンチ本体２の先端には、図４に示すように、１５°傾斜
した傾斜辺３ａ，３ｂが形成され、各傾斜辺３ａ，３ｂ
は、それぞれくさび部４ａ，平行部４ｃと接している。
は、押し込みレバー４が介在する。押し込みレバー４
は、図４に示すように、両端にくさび部４ａ，４ｂが形
成され、各くさび部は平行部４ｃで連結されている。く
さび部４ａ，４ｂの傾斜角はそれぞれ３０°である。レ
ンチ本体２の先端には、図４に示すように、１５°傾斜
した傾斜辺３ａ，３ｂが形成され、各傾斜辺３ａ，３ｂ
は、それぞれくさび部４ａ，平行部４ｃと接している。
【００１４】レンチヘッド１は、レンチ本体２の軸方向
に対して上下１５度ずつ変化させることができるが、こ
の変化する角度の大きさ、方向は、締め付けるナットに
応じて決定すればよい。
に対して上下１５度ずつ変化させることができるが、こ
の変化する角度の大きさ、方向は、締め付けるナットに
応じて決定すればよい。
【００１５】次に実施例の動作について説明する。押し
込みレバー４の挿入方向を変えることにより、レンチヘ
ッド１の角度をレンチ本体２に対して３０°変化させる
ことができる。まず、図４，５に示すように、レバー４
を図５の下方（図５に矢印Ｂで示す方向）に押し込み、
ヘッド１を下向きに１５°傾斜させる。この状態で、レ
ンチ本体２の先端は、レバー４のくさび部４ａと、平行
部４ｃとに当接し、レンチヘッド１とレンチ本体２との
位置関係はレバー４によって固定され、ナット９を回転
させて締め付けることができる。この状態で、レンチ本
体２を約３０°回転させて締め付ける。
込みレバー４の挿入方向を変えることにより、レンチヘ
ッド１の角度をレンチ本体２に対して３０°変化させる
ことができる。まず、図４，５に示すように、レバー４
を図５の下方（図５に矢印Ｂで示す方向）に押し込み、
ヘッド１を下向きに１５°傾斜させる。この状態で、レ
ンチ本体２の先端は、レバー４のくさび部４ａと、平行
部４ｃとに当接し、レンチヘッド１とレンチ本体２との
位置関係はレバー４によって固定され、ナット９を回転
させて締め付けることができる。この状態で、レンチ本
体２を約３０°回転させて締め付ける。
【００１６】次に、レバー４を図６の上方（図６に矢印
Ｃで示す方向）に押し込む。そうすると、図４に示す平
行部４ｃが上方に移動し、くさび部４ｂがレンチヘッド
１とレンチ本体２との間に割り込んでくるので、レンチ
ヘッド１は、図６に示すように上方に１５°傾斜する。
これにより、レンチヘッド１は図４，５の状態からみる
と３０°回転したことになる。この状態で、レンチ本体
２をさらに３０°回転させれば、ナット９を、初めの状
態から６０°回転させることができる。
Ｃで示す方向）に押し込む。そうすると、図４に示す平
行部４ｃが上方に移動し、くさび部４ｂがレンチヘッド
１とレンチ本体２との間に割り込んでくるので、レンチ
ヘッド１は、図６に示すように上方に１５°傾斜する。
これにより、レンチヘッド１は図４，５の状態からみる
と３０°回転したことになる。この状態で、レンチ本体
２をさらに３０°回転させれば、ナット９を、初めの状
態から６０°回転させることができる。
【００１７】以上の動作を繰り返すことにより、狭い箇
所におけるナットの締め付け作業が、ナットを締め付け
る（回転させる）方向を変えることなく、容易に行うこ
とが可能となる。
所におけるナットの締め付け作業が、ナットを締め付け
る（回転させる）方向を変えることなく、容易に行うこ
とが可能となる。
【００１８】また、上記例のように、レンチヘッド１
を、レンチ本体２の軸方向に対して±１５度傾くように
すれば、レンチヘッド１の傾きを変えても、ヘッド１の
回転軸とレンチ本体２の握り部分７との距離ｄは変化し
ないので、常に一定の締付力でナット９を締め付けるこ
とができる。
を、レンチ本体２の軸方向に対して±１５度傾くように
すれば、レンチヘッド１の傾きを変えても、ヘッド１の
回転軸とレンチ本体２の握り部分７との距離ｄは変化し
ないので、常に一定の締付力でナット９を締め付けるこ
とができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明の第１の効果は、締め付け作業エ
リアが十分確保できない狭い範囲でも、反転使用するこ
となく、締め付け作業ができることである。その理由
は、ヘッドとレンチ本体の相対角度を変えて固定できる
からである。さらに、この角度を３０度にすれば、締め
付け回転作業のために必要な回転角度が、６０度から３
０度にでき、狭い回転範囲での作業が可能になる。
リアが十分確保できない狭い範囲でも、反転使用するこ
となく、締め付け作業ができることである。その理由
は、ヘッドとレンチ本体の相対角度を変えて固定できる
からである。さらに、この角度を３０度にすれば、締め
付け回転作業のために必要な回転角度が、６０度から３
０度にでき、狭い回転範囲での作業が可能になる。
【００２０】第２の効果は、反転して使用できないトル
クレンチのヘッド部分に応用することで、狭い範囲の作
業において、ヘッドに傾きが異なる工具を複数準備する
ことなく、締め付け作業ができることである。その理由
は、ヘッドとレンチ本体の相対角度を変えて固定できる
構造が、工具を脱着することなく締め付けを可能にする
からである。
クレンチのヘッド部分に応用することで、狭い範囲の作
業において、ヘッドに傾きが異なる工具を複数準備する
ことなく、締め付け作業ができることである。その理由
は、ヘッドとレンチ本体の相対角度を変えて固定できる
構造が、工具を脱着することなく締め付けを可能にする
からである。
【００２１】第３の効果は、上記実施例のレンチのよう
に、レンチヘッドを、レンチ本体の軸方向に対して±１
５度傾くようにすれば、レンチヘッドの傾きを変えて
も、ヘッド１の回転軸とレンチ本体の握り部分との距離
は変化しないので、常に一定の締付力でナット９を締め
付けることができるということである。
に、レンチヘッドを、レンチ本体の軸方向に対して±１
５度傾くようにすれば、レンチヘッドの傾きを変えて
も、ヘッド１の回転軸とレンチ本体の握り部分との距離
は変化しないので、常に一定の締付力でナット９を締め
付けることができるということである。
【図１】本発明によるナット締付具の一例を示した斜視
図。
図。
【図２】図１のナット締付具の平面図。
【図３】ナット締付具の連結部の断面図。
【図４】押し込みレバーの拡大図。
【図５】ナット締付具の使用状態を示す一部破断平面
図。
図。
【図６】ナット締付具の別の使用状態を示す一部破断平
面図。
面図。
【図７】従来技術を示す斜視図。
【図８】別の従来技術を示す斜視図。
１ レンチヘッド ２ レンチ本体 ３ ピン ４ 押し込みレバー ５ レンチヘッド ７ 握り部分 ８ 連結金具 ９ 締結ナット １０ 障害物
Claims (4)
- 【請求項１】 レンチヘッドと、前記レンチヘッドを取
り付けるレンチ本体と、前記レンチ本体に対する前記レ
ンチヘッドの角度を変える可変手段とを備えたことを特
徴とするナット締付工具。 - 【請求項２】 前記可変手段による可変角度が３０度で
ある請求項１に記載のナット締付工具。 - 【請求項３】 前記可変手段による可変角度が前記レン
チ本体の軸方向に対して±１５度である請求項２に記載
のナット締付工具。 - 【請求項４】 前記可変手段が、前記レンチヘッドと前
記レンチ本体との間に介在する押し込みレバーを備えた
請求項１ないし３のいずれか１項に記載のナット締付工
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5412096A JPH09225846A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | ナット締付工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5412096A JPH09225846A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | ナット締付工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09225846A true JPH09225846A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12961750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5412096A Pending JPH09225846A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | ナット締付工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09225846A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114352952A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-04-15 | 江苏亚明照明有限公司 | 一种低电磁辐射低成本的led灯 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP5412096A patent/JPH09225846A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114352952A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-04-15 | 江苏亚明照明有限公司 | 一种低电磁辐射低成本的led灯 |
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