JPH09225690A - 圧縮脱水装置の加圧室構造 - Google Patents

圧縮脱水装置の加圧室構造

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JPH09225690A
JPH09225690A JP8036615A JP3661596A JPH09225690A JP H09225690 A JPH09225690 A JP H09225690A JP 8036615 A JP8036615 A JP 8036615A JP 3661596 A JP3661596 A JP 3661596A JP H09225690 A JPH09225690 A JP H09225690A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールの芯体42にシート及び被脱水物が交
互に重なるように巻付けて形成された被脱水物積層ロー
ル10を耐圧ドラム20内において加圧室30により押
圧し圧縮脱水する圧縮脱水装置において、加圧室からの
加圧流体の漏洩をなくし、且つ加圧工程中の加圧室の不
都合な移動を最少にすること。 【解決手段】 加圧室30は、積層ロールに接触する内
周壁34、耐圧ドラムの内周面に隣接する外周壁33及
び両周壁の軸方向の端部を結合する端部分から成る膜部
材により袋状に形成され、加圧室の端部分は、端部分か
ら耐圧ドラムのドラム殻体22の端面に沿う方向へ円板
状に伸長する鍔部38を一体に具備する。鍔部38は、
ドラム殻体22の端面と端板26の間に挟まれ固着され
る。鍔部38、端部分及び外周壁33を形成するゴム材
料は、繊維材料を含芯させたものである。内周壁34の
厚さは、軸線方向の中央部分において比較的薄く、中央
部分から端部分に近づくに伴い増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分及び固形分を
含み流動性の小さい被脱水物をシート及び被脱水物が交
互に重なるように巻付けて円筒形の被脱水物積層ロール
を形成しこの被脱水物積層ロールを耐圧ドラム内におい
て加圧室により押圧し圧縮脱水する脱水装置に関し、特
に、そのような脱水装置における加圧室の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水分及び固形分を含み流動性の小さい物
質を圧縮し水分を分離する脱水装置は、醸造かすを扱う
食品工業や活性汚泥を処理する化学工業等の多くの産業
分野において利用されている。従来の脱水装置は、水分
及び固形分を含む物質から成る被脱水物をシートの間に
挟み、外から押圧することにより水分を被脱水物から流
出させ分離するものが一般的である。しかしながら、被
脱水物から水分を分離するため濾布を通して水分を流出
させる場合、濾布の損傷を避けるため充分な高圧をかけ
ることができないことや、濾布が目詰まりを起こした
り、濾布の再生のための洗浄に手数がかかる等の問題を
有する。
【0003】上記のような濾布を使用する脱水装置の問
題を解決するために、発明者等は、先に特開平6−23
8491号公報の圧縮脱水方法及び装置を提案した。こ
の公報の脱水方法においては、表面に微小凹凸を有する
シートを用意し、シートと被脱水物の薄層を交互に多数
重ねて円筒形の被脱水物積層ロールを形成し、シート表
面に対してほぼ垂直方向に被脱水物積層ロールを押圧
し、水分をシート表面に沿って流出させることにより、
水分が濾布を通過せずに分離されるようにしている。
【0004】特開平6−238491号公報は、また、
水分をシート表面に沿って流出させる圧縮脱水装置を開
示する。この公報の圧縮脱水装置を本願図5〜図8を参
照して説明する。図5に示すように、シートロール3か
ら繰り出されたシート17上にホッパー6から被脱水物
Qの薄層7を供給し、シート17及び被脱水物の薄層7
をリールの芯体42に巻付け、シート17と被脱水物の
薄層7が多数積層された円筒形の被脱水物積層ロール1
0を形成する。積層ロール10は、次に図6A及び図7
の上半分に示すように、耐圧ドラム20内に位置され
る。
【0005】図6Aは、積層ロール10の加圧前の状態
を耐圧ドラム20の軸線に垂直の断面で示し、図6B
は、積層ロールの加圧後の状態を同様の断面により示
す。図7は、積層ロールの軸線を含む断面であり、その
上半分は、加圧前の状態(図6Aに対応)を示し、下半
分は、加圧後の状態(図6Bに対応)を示す。図7にお
いて、リールは、全体的に符号40により指示され、そ
の芯体42の両端に円板44が固着され、円板44は、
円板を貫通する多数の排水孔を具備する。耐圧ドラム
は、全体的に符号20により指示され、内周面21及び
内周面の両端に位置する端板26を備え一体に形成され
たものである。耐圧ドラムの端板26は、被脱水物積層
ロールを通過させるための円形開口28を備える。
【0006】図6Aに示される加圧前の状態から、加圧
室30内へポート32を介し加圧流体Fが供給され、加
圧室30が半径方向に膨張され、膨張する加圧室の内周
壁34により積層ロール10が圧縮され、図6B及び図
7下半分の状態となる。積層ロール10は、加圧室によ
り圧縮され半径方向の寸法が減少され、その間に積層ロ
ールから押出される水分は、排水孔46を通って排出さ
れる。
【0007】特開平6−238491号公報に開示され
る従来の圧縮脱水装置において、加圧室30は、円筒形
のゴム膜34と耐圧ドラムの内周面21により画成さ
れ、図8の拡大断面から明瞭なように、ゴム膜34の端
部35が耐圧ドラムのドラム殻体22の端面と端板26
に挟まれ、図示しないネジにより強く締め付けられ、加
圧室30から加圧流体がドラム殻体の端面付近を通り漏
洩することを防止している。しかしながら、被脱水物積
層ロールを圧縮する加圧室の圧力は、例えば、60kg
/cm2の比較的大きな圧力となるため、加圧室30の
内圧を支持するために、ゴム膜34の端部35は、極め
て大きな力で締め付けられ、そのためゴム膜の劣化が急
速に進み、その結果、またドラム殻体の端面とゴム膜の
端部35の間から加圧流体Fが漏洩するという問題があ
った。
【0008】
【解決しようとする課題】本発明の課題は、円筒形の被
脱水物積層ロールを耐圧ドラム内において圧縮手段によ
り押圧し脱水する脱水装置において、圧縮手段は、耐圧
ドラムの内周面に沿って配置される半径方向に伸縮可能
なほぼ円筒形の加圧室及び加圧室内へ加圧流体を供給排
出可能なポートを備えるものとし、加圧室は、加圧流体
の漏洩を生じることなく大きな圧力の加圧流体を受け入
れることが可能であり、また加圧室の膜部材が大きな密
封圧力により短時間で劣化することを防止することであ
る。
【0009】本発明の他の目的は、加圧室へ加圧流体を
供給するとき加圧室が所定位置に充分位置決めされて所
定位置からの変位が最少にされることにより、脱水装置
の運転の安定性を保持することである。また、本発明の
別の目的は、耐圧ドラム内で圧縮脱水工程において、被
脱水物積層ロールが最初に軸線方向の中央部を強く圧縮
され、その後、軸線方向の端部が強く圧縮されることに
より、積層ロール内の水分が軸線方向に円滑に排出され
るようにすることである。本発明のその他の目的及び利
点は、以下の説明及び図面において明らかにされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の脱水装置は、円
筒形芯体(42)及び芯体の両端部に固着した円板(4
4)から成るリール(40)にシート及び被脱水物の薄
層(7)が交互に重なるように巻付けて形成された円筒
形の被脱水物積層ロール(10)を耐圧ドラム(20)
内において圧縮手段により押圧し脱水する。耐圧ドラム
は、内周面(21)及び内周面の両端に位置する端板
(26)を備え一体に形成されたものである。耐圧ドラ
ムの端板の少なくとも一方は、被脱水物積層ロールを通
過させるための円形開口(28)を備える。リールの円
板(44)は、円板を貫通する多数の排水孔(46)を
具備する。
【0011】圧縮手段は、耐圧ドラムの内周面(21)
に沿って配置される半径方向に伸縮可能なほぼ円筒形の
加圧室(30)及び加圧室内へ加圧流体、具体的には、
高圧水、を供給排出可能なポート(32)を備える。加
圧室(30)は、被脱水物積層ロール(10)に接触す
る内周壁(34)、耐圧ドラムの内周面に接する外周壁
(33)及び両周壁(33、34)の軸方向の端部を結
合する端部分(37、37)から成る膜部材により袋状
に形成され、加圧室の端部分は、端部分から耐圧ドラム
の端面に沿う方向へ円板状に伸長する鍔部(38)を一
体に具備し、鍔部(38)は、耐圧ドラムのドラム殻体
(22)の端面と端板(26)の間に挟まれ固着され
る。
【0012】好ましくは、本発明において、加圧室を形
成する膜部材は、ゴム材料又は繊維材料を含芯させたゴ
ム材料から成り、鍔部(38)、端部分(37)及び外
周壁(33)を形成するゴム材料は、繊維材料を含芯さ
せたものである。被脱水物積層ロール(10)に接触す
る膜部材の内周壁(34)の厚さは、軸線方向の中央部
分(36)において比較的薄く、中央部分から端部分
(37)に近づくに伴い増加する。膜部材を構成する材
料は、ゴム材料であって、その種類は、脱水設備の用
途、即ち設備の設置個所、被脱水物の物性等に合わせて
選定され、例えば、天然ゴム、アクリロニトリルブタジ
エンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等から
選定される。
【0013】
【実施例】図1〜図3を参照し、本発明の実施例を説明
する。前述の図5〜図8の先行技術と同じ部材には、同
じ符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、本発
明の脱水装置の脱水工程を示す図解的な断面図、図2
は、第1図の部分破断拡大図、図3は、本発明の脱水装
置に使用する膜部材の図解的な断面図である。図1に示
すように、耐圧ドラム20は、内周面21を有するドラ
ム殻体22及び内周面21の両端に位置する端板26、
26を備え、端板26、26は、円筒形の被脱水物積層
ロール10を通過させるための円形開口28を備える。
リール40は、その芯体42の両端に円板44が固着さ
れ、円板44は、円板を貫通する多数の排水孔46を具
備する。積層ロール10は、図5の先行技術の場合と同
様に、シート及び被脱水物の薄層が交互に重なるように
リール40の芯体42のまわりに巻付けて形成される。
【0014】図1は、加圧室30の構成を除き図7と同
様であり、図1の上半分は、加圧前の状態を示し、下半
分は、加圧後の状態を示す。図1の上半分に示された加
圧前の状態から、加圧室30内へポート32を介し加圧
流体Fが供給され、加圧室30が半径方向に膨張され、
膨張する加圧室の内周壁34により積層ロール10が圧
縮され、図1下半分の状態とされる。積層ロール10
は、加圧室30により圧縮され半径方向の寸法が減少さ
れ、その間に積層ロール10から押出される水分は、排
水孔46を通って排出される。
【0015】図1の脱水装置において、圧縮手段は、耐
圧ドラムの内周面21に沿って配置される半径方向に伸
縮可能なほぼ円筒形の加圧室30及び加圧室内へ加圧流
体、具体的には、高圧水、を供給排出可能なポート32
を備える。加圧室30は、図3に示す被脱水物積層ロー
ル10に接触する内周壁34、耐圧ドラムの内周面に接
する外周壁33及び両周壁33、34の軸方向の端部を
結合する端部分37、37から成る膜部材により袋状に
形成される。加圧室30の端部分37は、端部分37か
らドラム殻体22の端面に沿う方向へ円板状に伸長する
鍔部38を一体に具備する。鍔部38は、ドラム殻体2
2の端面と端板26の間に挟まれ、図示しない締め付け
用のボルトにより、ドラム殻体22の端面と端板26が
締め付けられることにより、両者の間に固定される。鍔
部38は、ボルトが貫通する適当な数及び寸法形状のボ
ルト穴39を備える。
【0016】加圧室30を形成する膜部材、即ち、内周
壁34、外周壁33及び端部分37、37は、ゴム材料
から作られ、また膜部材の端部分37と一体の鍔部38
も、ゴム材料から作られる。鍔部38、端部分37及び
外周壁33を形成するゴム材料には、繊維材料が含芯さ
れる。これにより、これらの部分を構成するゴム材料の
伸縮性が無くされ、高圧力下における加圧室の位置の変
位を最少に維持することが可能である。
【0017】被脱水物積層ロールに接触する内周壁34
の厚さは、図3に示すように、軸線方向の中央部分36
において比較的薄く、中央部分から端部分37に近づく
に伴い増加される。この構造により、加圧室へ加圧流体
を供給する加圧工程において、加圧室の内周壁34は、
軸線方向の中央部分36において先に膨張し、積層ロー
ル10の軸線方向中央部分を強く圧縮脱水し、その後、
内周壁34の膨張部分が軸線方向端部に近づくように生
じるに伴い、積層ロールの端部が圧縮脱水されるから、
圧縮脱水工程において、押出された積層ロール中の水分
が、積層ロールの中央部分から端部分へ順次押出され、
円滑に効率的に脱水することができる。
【0018】図4は、本発明の加圧室の構造に対する比
較例である。図7の先行技術の脱水装置において、加圧
室に60kg/cm2の加圧水を入れると、図8に示す
ように、ドラム殻体22の端面とゴム膜の端部35の間
の締め付け部から、加圧水Fが漏洩することがあった。
この漏洩を無くするために考え出された形状が、図4の
ように加圧室をゴム膜の袋とすることである。しかしな
がら、図4のように、加圧室を袋状のゴム膜で構成する
場合、耐圧ドラム10とゴム膜との固定を充分に行うこ
とができず、加圧水を供給すると、袋状ゴム膜が移動
し、安定した圧縮脱水運転が不可能であった。
【0019】本発明の脱水装置の加圧室の構造は、図4
の比較例の利点、即ち、加圧水の漏洩を防止する利点を
生かしながら、その欠点を無くすることを目的として開
発されたものである。本発明においては、ゴム膜の袋か
ら成る加圧室に固定用の鍔部を一体に形成し、この鍔部
をドラム殻体の端面と端板の間で適当な力で締め付け固
定することにより、図4の構造の移動の問題が効果的に
解決されることを見い出している。また、鍔部38、端
部分37及び外周壁33を形成するゴム材料に、繊維材
料を含芯させることにより、移動の問題を更に減少させ
得ることが見い出した。更に、軸線方向の水分を円滑に
排出するため、内周壁34の厚さを、図3に示すよう
に、軸線方向の中央部分36において比較的薄く、中央
部分から端部分37に近づくに伴い増加させる構造が好
適であることを見い出している。
【0020】
【発明の効果】本発明の脱水装置の加圧室は、被脱水物
積層ロールに接触する内周壁、耐圧ドラムの内周面に隣
接する外周壁及び両周壁の軸方向の端部を結合する端部
分から成る膜部材により袋状に形成されるから、加圧室
に供給される高圧流体の漏洩を無くすることができ、先
行技術におけるゴム膜と耐圧ドラム端面からの高圧流体
の漏洩の問題を解決することができる。
【0021】本発明の脱水装置の加圧室の端部分は、端
部分から耐圧ドラムのドラム殻体の端面に沿う方向へ円
板状に伸長する鍔部を一体に具備し、鍔部は、ドラム殻
体の端面と端板の間に挟まれ固着される。この構成によ
り、耐圧ドラムと加圧室の間の固定を充分に行うことが
でき、加圧流体の供給による加圧室の不都合な移動を最
少にし、圧縮脱水工程を安定して行うことができる。加
圧室を形成する膜部材がゴム材料又は繊維材料を含芯さ
せたゴム材料であり、鍔部、端部分及び外周壁を形成す
るゴム材料が繊維材料を含芯させたものであることによ
り、耐圧ドラムと加圧室の間の固定は、一層良好に行う
ことが可能である。
【0022】本発明において、被脱水物積層ロールに接
触する膜部材の内周壁の厚さは、軸線方向の中央部分に
おいて比較的小さく、中央部分から端部分に近づくに伴
い増加する。この構成により、圧縮脱水工程において、
加圧室の内周壁は、軸線方向の中央部分において先に膨
張し、積層ロールの軸線方向中央部分を強く圧縮脱水
し、その後、内周壁の膨張部分が軸線方向端部に近づく
ように生じ、積層ロールの端部が圧縮脱水されるから、
圧縮により押出される積層ロール中の水分が積層ロール
の中央部分から端部分へ順次押出され、円滑に効率的に
脱水を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱水装置の加圧室の実施例の構造を示
す図解的な断面図。
【図2】図1の部分拡大断面図。
【図3】本発明の脱水装置に使用する膜部材の図解的な
断面図
【図4】比較例を示す図2に相当する拡大断面図。
【図5】従来技術の被脱水物積層ロールを形成する工程
を示す斜視図。
【図6】従来技術の圧縮脱水工程を示す耐圧ドラム軸線
に垂直に取った断面図。
【図7】従来技術の圧縮脱水工程を示す耐圧ドラム軸線
に沿う断面図である。
【図8】図7の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
3:シートロール、6:ホッパー、7:被脱水物の薄
層、10:積層ロール、17:シート、20:耐圧ドラ
ム、21:内周面、22:ドラム殻体、26:端板、2
8:円形開口、30:加圧室(圧縮手段)、32:ポー
ト、33:外周壁、34:ゴム膜(内周壁)、36:中
央部分、37:端部分、38:鍔部、39:ボルト穴、
40:リール、42:芯体、44:円板、46:排水
孔、F:加圧流体、Q:被脱水物。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 和志 静岡県清水市有東坂23の5 (72)発明者 冨田 陽 神奈川県平塚市追分2−1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形芯体(42)及び芯体の両端部に
    固着した円板(44)から成るリール(40)にシート
    及び被脱水物の薄層(7)が交互に重なるように巻付け
    て形成された円筒形の被脱水物積層ロール(10)を耐
    圧ドラム(20)内において圧縮手段により押圧し脱水
    する脱水装置において、 耐圧ドラムは、内周面(21)及び内周面の両端に位置
    する端板(26)を備え一体に形成されたものであり、
    耐圧ドラムの端板の少なくとも一方は、被脱水物積層ロ
    ールを通過させるための円形開口(28)を備えるもの
    であり、リールの円板(44)は、円板を貫通する多数
    の排水孔(46)を具備するものであり、圧縮手段は、
    耐圧ドラムの内周面(21)に沿って配置される半径方
    向に伸縮可能なほぼ円筒形の加圧室(30)及び加圧室
    内へ加圧流体を供給排出可能なポート(32)を備え、 加圧室(30)は、被脱水物積層ロール(10)に接触
    する内周壁(34)、耐圧ドラムの内周面に接する外周
    壁(33)及び両周壁(33、34)の軸方向の端部を
    結合する端部分(37、37)から成る膜部材により袋
    状に形成され、加圧室の端部分は、端部分から耐圧ドラ
    ムのドラム殻体(22)の端面に沿う方向へ円板状に伸
    長する鍔部(38)を一体に具備し、鍔部(38)は、
    ドラム殻体(22)の端面と端板(26)の間に挟まれ
    固着されることを特徴とする脱水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の脱水装置において、加
    圧室を形成する膜部材は、ゴム材料又は繊維材料を含芯
    させたゴム材料から成ることを特徴とする脱水装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の脱水装置において、膜
    部材の鍔部(38)、端部分(37)及び外周壁(3
    3)は、繊維材料を含芯させたゴム材料から成ることを
    特徴とする脱水装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    脱水装置において、被脱水物積層ロール(10)に接触
    する膜部材の内周壁(34)の厚さは、軸線方向の中央
    部分(36)において比較的薄く、中央部分から端部分
    (37)に近づくに伴い増加することを特徴とする脱水
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106400826A (zh) * 2016-08-29 2017-02-15 娄晓曼 一种高有机质含量河湖疏浚吹填土堆场排水装置
CN117185610A (zh) * 2023-11-07 2023-12-08 四川中瑞信源环保科技有限公司 一种涨缩搅拌式污泥干化装置

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