JPH09224948A - 処置具 - Google Patents

処置具

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JPH09224948A
JPH09224948A JP8037874A JP3787496A JPH09224948A JP H09224948 A JPH09224948 A JP H09224948A JP 8037874 A JP8037874 A JP 8037874A JP 3787496 A JP3787496 A JP 3787496A JP H09224948 A JPH09224948 A JP H09224948A
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JP
Japan
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treatment
operating means
insertion portion
applier
drive mechanism
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JP8037874A
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English (en)
Inventor
Toshiya Sugai
俊哉 菅井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性と使い勝手を両立でき、しかも洗浄・滅
菌が容易に行える処置具を提供することにある。 【解決手段】生体組織に対して処置を行う取り付け手段
を有し、前記取り付け手段を先端に配置した挿入部3を
有し、前記挿入部3の近位側に配置され前記取り付け手
段を操作する操作手段4を有する処置具であって、前記
操作手段4に術者の操作によって前記取り付け手段3を
駆動する駆動機構40を有し、前記駆動機構40は前記
操作手段4の内部に格納されており、前記操作手段4は
前記駆動機構40を覆う蓋体11を有し、前記蓋体11
を前記操作手段4に対して開閉自在あるいは着脱自在に
したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡用検査や
内視鏡下手術の際に使用される処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外科手術において使用される処置
具のうち、内視鏡を用いた治療において使用される処置
具の中でも一般に鉗子類と呼ばれるものは、その多くが
リユーザブル製品であったが、微細な部品によって構成
されている上に各部の機構が格納されている箇所が多
く、使用後の洗浄・滅菌がしにくいという問題点があっ
た。
【0003】このような問題点を解決するために、特願
平6−179049号やDE7330291号のように
鉗子ユニットと挿入部、操作手段に、その本体を分割す
ることによって、洗浄・滅菌性を向上させたものもあっ
た。
【0004】また、実開平5−18512号公報のよう
に同様な構成により鉗子システムとして、各種の鉗子と
操作手段を組み合わせて使用できるものもあり、例えば
特願平6−179049号ではその結合手段はスナップ
フィットによって行っていた。
【0005】さらに、USP5,403,327、US
P 5,382,255のように挿入部を操作手段に対
して分解・組立可能とすることによって、少しでもディ
スポーザブル部分を削減し、さらには複数の挿入部と複
数の操作手段を用意することによって、システマチック
な使用を可能にしようとするものもあった。
【0006】その他の処置具としてはUSP 5,38
1,943のような生体組織をステープリングするため
のステープラーが存在しており、また、一般に腸管吻合
器と呼ばれるものも存在しており、実公昭60−243
29号公報では処置手段のステープルが収納されている
カートリッジを交換できるようになっていた。
【0007】また、最近では、USP 5,205,4
59のように全体がディスポーザブルのものが一般的と
なっている。その他にもUSP 5,307,976の
ような自動縫合器と呼ばれるものもある。
【0008】また、EPO 622,049A1ではオ
ープン用の挿入部と内視鏡用の挿入部を交換して使用で
きる操作手段が示されている。さらに、処置具の中には
USP 5,322,055のように超音波振動を利用
した処置を行うものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特願平6−179049号、DE7330291号お
よび実開平5−18512号公報の処置具は、実際の分
解・組立操作が煩雑であり、例えば特願平6−1790
49号ではスナップフィットによって行っていたが、上
手くかみ合わせたり解除したりするのに熟練が必要であ
った。また、その他の方法もねじ込み等を用いていたの
で挿入部を回動させる際にねじ込みが外れる等の不具合
もあった。さらにこれらの方法は挿入部の長手方向に分
解・組立するので、人間工学的にやりにくいものである
等、不便であった。
【0010】また、一般的に内視鏡用の鉗子類は高周波
電流を通電することによって、生体組織の焼灼や止血を
行えるようになっているが、従来技術では特に操作手段
の駆動機構が洗浄・滅菌や分解・組立を行うために外部
に露出しているので、絶縁被覆を被せるなどの対策を行
う必要があった。そして、この絶縁のための対策によっ
て駆動機構を覆う必要が生じるために、さらに前述の分
解・組立操作を難しくしている。
【0011】また、処置具の中には生体組織を結紮する
ための、クリップアプライヤーと呼ばれるものもあっ
た。これらは現在ではその挿入部の内部に複数のクリッ
プを貯蔵している連発式のディスポーザブル製品が一般
的である。しかし、これらのディスポーザブル製品は高
価であり医療費高騰の一因にもなっていた。さらに使用
の度にその全体を廃棄するので廃棄物の削減や、エネル
ギー消費の削減、資源の有効利用という点から見ても問
題があった。
【0012】前記USP5,403,327はシステマ
チックな使用を可能にしようとするものもあったが、分
解・組立方法が面倒であり、操作手段の内部の駆動機構
が洗浄・滅菌しにくくなっているので、せっかく挿入部
と操作手段を分解・組立可能としていても、最も洗浄・
滅菌がしにくい操作手段の内部の駆動機構を洗浄・滅菌
しやすくしていないため、分解・組立のメリットを生か
し切れないでいた。また、同様な構成となっているUS
P 5,382,255においては、操作手段が特に洗
浄・滅菌性を考慮しているものとは言えないので、特に
使用上のメリットは無かった。
【0013】前記USP 5,381,943のような
生体組織をステープリングするためのステープラーが存
在していたが、特に分解・組立については考慮されてい
なかった。
【0014】前記実公昭60−24329号公報では処
置手段のステープルが収納されているカートリッジを交
換できるようになっていたが、カートリッジが交換でき
てもその他の部分が特に洗浄・滅菌を考慮している構造
とは言えず、その洗浄・滅菌が困難であった。
【0015】前記USP 5,205,459は、全体
がディスポーザブルなので前述のクリップアプライヤー
の所で触れたような、ディスポーザブル製品に関わる問
題点を同様に有していた。また、前記USP 5,30
7,976のような自動縫合器は、特にその操作手段の
内部の駆動機構が複雑であり、また駆動機構を操作手段
の内部に格納した状態となっているために、駆動機構が
洗浄・滅菌できないので、全体をディスポーザブルとせ
ざるを得なかった。そのために前述のようなディスポー
ザブル製品に関わる問題点がつきまとっていた。
【0016】前記EPO 622,049A1は、一般
的にわざわざオープン用と内視鏡用を共用することは手
技上あり得ない上に、その操作手段も洗浄・滅菌を考慮
しているものとは言えないので、その効果には疑問があ
った。
【0017】前記USP 5,322,055のように
超音波振動を利用した処置を行うものは、超音波振動子
のみがリユーザブルであり、プローブや操作手段、挿入
部、処置手段等のその他の部分はディスポーザブルであ
った。特に操作手段、挿入部、処置手段は構造上、内部
の入り組んだ機構を外部に露出できず、格納しているた
めに洗浄・滅菌ができずディスポーザブルとなってい
た。このために使用の度に多くの部分を交換しなくては
ならず、前述した他のタイプの処置具にまつわる問題点
と同様な問題点を有していた。
【0018】以上のように従来の処置具は、そのタイプ
がどのようなものであってもできるだけディスポーザブ
ル部分を減らし、リユーザブル部分の洗浄・滅菌性を向
上させると共に、その分解・組立性と安全性や使い勝手
の両立を果たしているものは無く、さらにはシステマチ
ックな使用について前述の点を踏まえたものは当然ある
得なかった。
【0019】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、従来のディスポーザ
ブル部分が多く医療費高騰の一因となっている点、ある
いはディスポーザブル部分を廃棄することによる廃棄物
の問題やエネルギーや資源の浪費問題、さらには使用上
の安全性や使い勝手と洗浄・滅菌性の両立について解決
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、生体組織に対して処置を行う処置手段
と、前記処置手段を遠位端に配置して前記処置手段を生
体内部に案内する挿入部と、前記挿入部の近位側に配置
され前記処置手段を操作する操作手段を有する処置具に
おいて、前記操作手段の内部に設けられ前記処置手段を
駆動する駆動機構と、前記操作手段に対して開閉可能に
設けられ前記駆動機構を覆うカバー部材とを具備したこ
とを特徴とする。
【0021】駆動機構を操作手段の内部に格納し、カバ
ー部材によって駆動機構を覆うことにより、駆動機構に
手指が触れることはなく、またカバー部材を開放あるい
は脱落することによって、格納されている駆動機構を洗
浄・滅菌できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0023】図1〜図16は第1の実施形態を示す。図
1は後述するクリップあるいはステープルである縫合・
結紮具を生体組織に取り付ける処置具としてのアプライ
ヤー1を示し、このアプライヤー1は、縫合・結紮具を
変形させる処置手段としての取り付け手段2と、取り付
け手段2を図示しないトラカール等を介して生体組織に
挿入するための挿入部3と、取り付け手段2の操作を行
う操作手段4から構成されている。また、操作手段4に
対して挿入部3が回動自在となっており、その回動操作
を行うためのノブ5が挿入部3の手元側の操作手段4と
の接合部に設けられている。
【0024】前記挿入部3は、図2に示すように、上下
に分割された略透明な上部挿入部材6と下部挿入部材7
によって構成され、両者を組み合わせた後に外套管8を
被覆することにより組立られている。この外套管8は透
明な熱収縮チューブによって形成され、挿入部3の内部
が確認できるようになっている。
【0025】前記操作手段4は、図1に示すように、可
動ハンドル9と固定ハンドル10からなっており、可動
ハンドル9を固定ハンドル10に対して回動させること
により、取り付け手段2の操作を行うことができる。
【0026】また、操作手段4の固定ハンドル10にお
ける上部には後述するようにカバー部材としての蓋体1
1が取り付けられ、この蓋体11を開閉することによ
り、挿入部3を操作手段4に着脱したり、操作手段4の
内部を洗浄・滅菌することができるようになっている。
【0027】次に、前記取り付け手段2の構成について
図2〜図6に示す。取り付け手段2は先端に縫合・結紮
具12を取り付け時のガイドとなるガイド部材13を有
し、この内部に縫合・結紮具12が装填されている。こ
の縫合・結紮具12を装填し、生体組織に取り付ける操
作は後述するようにプッシャー14によって行われる。
【0028】ガイド部材13には縫合・結紮具12の取
り付け時に縫合・結紮具12を支持する支持ピン15が
設けられており、これにより縫合・結紮具12は前方へ
脱落せずに支持される。従来技術ではガイド部材13が
無く、縫合・結紮具12を確実に保持できないために支
持ピン15を2本設けていたので、縫合・結紮具12の
脚部12a間距離が脚部12aの全長に対して比較的広
くなっていたが、本実施形態では1個であるので脚部1
2a間距離を比較的狭くすることができ、脈管の結紮に
非常に有効であるばかりか、ガイド部材13の外形や挿
入部3の外径を小さくできるので、低侵襲という観点に
おいて効果がある。
【0029】一般的に縫合・結紮具12を生体組織に取
り付けるアプライヤー1の挿入部3の外径はφ10〜1
2mmであるが、本実施形態の場合には前述のようなシ
ンプルな構造によって、使用する縫合・結紮具12を収
納するのに必要な幅である7mmを確保しておけば良い
ので、さらに上部挿入部材6と下部挿入部材7の肉厚を
それぞれ0.5mmずつ確保して、挿入部3外径でφ8
mmを達成している。従来技術では前記支持ピン15は
取り付け手段2の先端から突出していたが、本実施形態
ではガイド部材13の内部に格納されているので、生体
組織に触れる恐れもない。
【0030】また、前記ガイド部材13は支持ピン15
が設けられている部分以外はそれ程の強度が必要ないの
で、ガイド部材13を少なくとも部分的に透明として縫
合・結紮動作が目視しやすくしても良く、それにより安
全・確実な縫合・結紮に寄与するので、アプライヤー1
の安全性が向上する。
【0031】そして、この支持ピン15とにより、縫合
・結紮具12を生体組織に取り付ける際に縫合・結紮具
12を所定の形状に変形させるために、プッシャー14
には凹状部16が設けられている。そして縫合・結紮具
12を生体組織に取り付けた後に、アプライヤー1から
放出するためのイジェクター17がガイド部材13の内
部の縫合・結紮具12の下部に取り付けられている。
【0032】ガイド部材13は挿入部3を構成している
下部挿入部材7にピン17aで固定されており、下部挿
入部材7の上部には仕切板18が取り付けられ、その上
に縫合・結紮具12を貯蔵しておくための貯蔵手段19
が設けられており、その上部に上部挿入部材6には縫合
・結紮具12を下方へ抑える、抑えスプリング22が取
り付けられている。そして、さらに全体を前記外套管8
で覆っている。これらの挿入部3を構成している部材の
うち、外套管8、上部挿入部材6、下部挿入部材7は前
述のように樹脂材で透明に成型されており、取り付け手
段2と貯蔵手段19の状態が目視できるようになってい
る。
【0033】前記プッシャー14には貯蔵手段19の最
前列の縫合・結紮具12を送り出すための移送手段であ
る掛止部20が設けられている。そして、貯蔵手段19
には縫合・結紮具12が後方へ逆戻りしないようにワン
ウェイクラッチ21が設けられている。そして、アプラ
イヤー1には先端部から後端部に向かって複数、例えば
20個の縫合・結紮具12a〜12tが収納されている
が、初期状態において収納されている縫合・結紮具12
の個数は特に限定されず、目的の手技に応じて幾つでも
構わない。
【0034】次に、前記挿入部3の略中間部から手元側
の構成を図7〜図9に示す。貯蔵手段19の後部の最後
部の縫合・結紮具12tにおける後部には縫合・結紮具
12列を前方に付勢するためのプレート状のバッファー
23が係合しており、このバッファー23はクリップ押
しスプリング24によって前方に付勢されている。そし
て、クリップ押しスプリング24の後部はスプリングホ
ルダー25によって挿入部3の手元側に固定されてい
る。バッファー23は蛍光色等の目視しやすい色調に成
型され、このバッファー23が縫合・結紮具12が放出
される度に前方に移動することで、縫合・結紮具12の
残量が判るようになっている。
【0035】また、この色調を任意に設定することによ
り、貯蔵されている縫合・結紮具12の数や種類等を表
示するようにしても良い。あるいは、挿入部3を構成し
ている各部品の色調を任意に設定することによって、表
示しても構わない。そのような場合には例えばガイド部
材13の色が青ならば縫合・結紮具の個数が20個で、
赤ならば10個である等とすることができる。勿論、2
種類以上の色を使用してその組み合わせによって表示し
ても構わない。一般に手術室では使用する機材の選択は
術者の指示によって助手が行うが、助手は機材に記入さ
れている文字等を読んで目的の機材かどうか判断するの
では無く、その形状や色等の外観ですぐに判断できる要
素で判断するため、このような色識別は誤った機材選定
を防止することや手技の効率化にもつながるために非常
に有効である。
【0036】前記プッシャー14にはラチェットアーム
26が取り付けられており、下部挿入部材7に取り付け
られたラチェット歯27とによりラチェット機構28を
形成しており、プッシャー14が動作の途中で戻ること
によって縫合・結紮具12が取り付け手段2の内部で詰
まったりすることを防止している。また、従来のような
ラチェット機構ではラチェット歯27に噛み合う相手方
の部品は専用の薄刃形状の部品を使用するのが一般的で
あるが、必要な弾性力を出したりするためにコストが嵩
む部品であった。しかし、本実施形態ではラチェットア
ーム26は丸棒を折り曲げた構造のものであり、弾性力
を出すことはその有効長を長くすることで対応している
ので、コストも掛からずに簡単に成型できる部品となっ
ている。次に、図10に挿入部3の手元側を示す。挿入
部3の後端にはノブ5が設けられており、上下に分割さ
れた部品により構成されている。このノブ5の内部には
メインスプリング29が設けられており、プッシャー1
4に接続された操作棒30を常時手元側に付勢してい
る。そして、このメインスプリング29により、一連の
クリップ取り付け操作終了後に取り付け手段2と操作手
段4を含めたアプライヤー1全体を初期状態に復帰させ
ることができる。
【0037】この操作棒30の後部は可動ハンドル9の
上部に設けられている係合溝31と係合する球状部32
が形成されており、操作棒30とノブ5の後部はOリン
グ33によってシールされている。一般に内視鏡的治療
においては腹腔内等において操作する空間を確保するた
めに、気腹と呼ばれる腹腔をCO2 ガスによって膨らま
せた状況において治療を行う。その際に用いられるこの
アプライヤー1のような処置具は、腹腔内のガスが外部
に漏れないようになっている必要があるが、このアプラ
イヤー1は前記Oリング33によって、完全にその内部
が密封されているか、あるいは実用上差し支え無い程度
のガス漏れに抑えられている。
【0038】また、前述のようにプッシャー14とそれ
に接続される操作棒30は挿入部3の長手方向の挿入軸
中心に設けられているので、前記ノブ5を操作すること
によって挿入部3を操作手段4に対して回動させる際
に、その回動中心に位置するため、従来技術のように回
動に対応するための、プッシャー14と操作棒30を連
結する特別な変換手段を使用しなくても回動可能なよう
になっている。
【0039】次に、図11〜図13に操作手段4を示
す。操作手段4は、前述したように、可動ハンドル9と
固定ハンドル10、固定ハンドル10の上部に取り付け
られた蓋体11からなっており、内部に駆動機構40が
設けられている。
【0040】駆動機構40について説明すると、固定ハ
ンドル10には前記挿入部3のノブ5が回動自在に取り
付けられており、操作棒30の球状部32は可動ハンド
ル9の上部に設けられた係合溝31の内部の座金34に
摺動・回動自在に係合している。
【0041】そして、蓋体11は固定ハンドル10に対
してヒンジ35によって開閉自在に取り付けられてお
り、閉鎖時の固定はスナップフィット36によって行わ
れる。また、蓋体11を開放させる際にはこのスナップ
フィット36に取り付けられている摘み37を外側に付
勢することにより、スナップフィット36と固定ハンド
ル10の係合を解除してヒンジ35により開放する。
【0042】操作手段4の固定ハンドル10の内部は洗
浄・滅菌のために洗浄液や滅菌ガスあるいは高温蒸気
や、洗浄ブラシ等の洗浄具が挿通できるように空間が開
いており、その上部は前述のように蓋体11を開放する
ことにより、内部の駆動機構40を含めて確実に洗浄・
滅菌可能となっており、操作手段4は繰り返し使用でき
るリュース製品となっている。また、操作手段4を構成
する各部品は耐洗浄・滅菌性を有する金属あるいは樹脂
により構成されているのは言うまでもない。
【0043】また、操作棒30の球状部32は可動ハン
ドル9の上部の係合溝31に対して回動・摺動自在に係
合しており、係合溝31は上方に開放しているので球状
部32は係合溝31の上部より係合溝31の内部に挿入
されることにより係合し、その逆の操作により取り外す
ことができる。
【0044】そのため、前述のように蓋体11を開放し
て球状部32を係合溝31から取り外すことによって、
挿入部3を操作手段4から取り外すことができ、この逆
の手順によって挿入部3を操作手段4に取り付けること
ができる。これにより、非常に簡単に挿入部3を操作手
段4に対して着脱自在とすることができるので、例えば
挿入部3の内部に貯蔵されている縫合・結紮具12の数
の異なる挿入部3を用意しておき、目的の手技において
必要となる個数の縫合・結紮具12を貯蔵している挿入
部3を使用する、あるいは縫合・結紮具12を使いきっ
てしまった挿入部3を新しい挿入部3と交換することが
できる。
【0045】さらに、縫合・結紮具12の形状がそれぞ
れ異なる挿入部3を用意してその状況に応じて交換して
使用する等の行ためが可能となる。一般にこの発明のよ
うなアプライヤー1は内部が洗浄・滅菌できないような
複雑な形状となっており、さらに、挿入部3と操作手段
4が取り外しできないために、その全体がディスポーザ
ブル製品となっているが、本実施形態のように挿入部3
が操作手段4に対して着脱自在となっており、前述のよ
うに操作手段4の内部が確実に洗浄・滅菌が可能となっ
ているリューザブル製品となっていることにより、ディ
スポーザブル部分が挿入部3だけとなり、操作手段4を
繰り返し使用できるので無駄に捨てる部分が減るため
に、費用の削減はもちろんのこと、環境保全やエネルギ
ーの節約、資源浪費の防止等の効果が得られる。
【0046】また、前記可動ハンドル9は支点ネジ38
とナット39によって固定ハンドル10に回動自在に取
り付けられており、可動ハンドル9を初期状態から閉鎖
操作することによりアプライヤー1が作動する。
【0047】図14〜図16に挿入部3と操作手段4の
分解・組立方法について説明する。図14に挿入部3が
操作手段4に取付られた状態を示す。このときに蓋体1
1は固定ハンドル10に対して閉鎖されており、この状
態でアプライヤー1を使用する。
【0048】図15に蓋体11を開放した状態を示す。
このとき蓋体11に設けられたスナップフィット36を
スナップフィット36に設けられた摘み37を把持して
引き起こすことによって、スナップフィット36と固定
ハンドル10の係合を解除する。続いて蓋体11をヒン
ジ35を中心として開放することで操作手段4の内部が
露出する。
【0049】図16に挿入部3を操作手段4から取り外
した状態を示す。挿入部3のノブ5は固定ハンドル10
の上部に置かれているだけであり、可動ハンドル9との
係合も可動ハンドル9の上部の係合溝31の座金34に
球状部32が収まっているだけであるので、挿入部3は
簡単に上方に取り外すことができる。そして、再び新た
な挿入部3を取り付ける際にはこの状態において、分解
と逆の方法で簡単に組み立てることができるので、例え
ば縫合・結紮具12を使い果たしてしまい、さらに使用
したい場合や、異なるサイズの縫合・結紮具12を使用
したい時、貯蔵されている縫合・結紮具12の数が異な
る挿入部3を選択して使用したい、形状の異なる操作手
段4を使用したい、あるいは万一取り付け手段2等、挿
入部3や操作手段4の機構が故障した場合等に簡単に挿
入部3と操作手段4を分解・組立あるいは交換をするこ
とがができるので、術中でも問題無く分解・組立あるい
は交換操作を行うことができる。
【0050】また、本実施形態では前述のように挿入部
3と操作手段4が分解・組立可能となっている上に、操
作手段4の駆動機構40がその内部に格納されていて、
蓋体11を開放することによって露出できるようになっ
ているために、挿入部3をカートリッジとしてディスポ
ーザブルとし、操作手段4をリユーザブルとすることに
よって、従来技術に比べてディスポーザブル部分を少な
くすると共に、洗浄・滅菌性を向上させ、簡単に術式に
合ったアプライヤー1を選択して使用できるという効果
や、操作手段4の駆動機構40が露出していないので、
手指が触れることにより損傷することを防止するという
効果、あるいは各部の故障に対して最小限の部品交換に
よって修理できる等という効果が得られる。
【0051】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らす、分解・組立性を向上
させる術式や目的に合ったアプライヤーを使用できるよ
うにする、洗浄・滅菌性を向上させる、術者の安全性を
向上させるという点に沿った範囲であれば、その構造・
形状等には特に制限は無く、どのようなものでも構わな
い。
【0052】図17は第2の実施形態を示し、アプライ
ヤー1は第1の実施形態と略同様の構成であるが、挿入
部3の近位側と操作手段4の後端に流体がその内部に連
通するためのコック58,60が設けられており、その
開口部にはキャップ59が被せてある。また、挿入部3
には第1の実施形態と同様にOリング33が設けられ、
挿入部3の気密性を保っている。
【0053】アプライヤー1のような機器は前述のよう
に一般的に気腹下において使用されるが、その際に気腹
圧により外部にそのガスが流出しようとする。そこにア
プライヤー1のような機器が挿入されると、その内部に
ガスが流入しようとする。そこで場合によってはガスと
一緒に血液等が取り付け手段2からアプライヤー1内部
に侵入する場合がある。そのために内部で固着してしま
う等の現象が発生し、アプライヤー1の動作に支障を来
す場合もあった。このような場合にはアプライヤー1を
例え多くの縫合・結紮具が残っていようとも交換しなく
てはならなかった。
【0054】そこで、本実施形態では挿入部3にその内
部と連通しているコック59を設けることによって、こ
のコック59から生理食塩水等の洗浄液やエアー等を送
り込むことにより、術中に簡単に内部を洗浄して内部の
固着等を除去して不具合を改善し、アプライヤー1を最
後まで使用できるようにしている。また、洗浄する必要
の無い場合にこのコックから気腹ガスが漏れることを防
止するためにコック59にはキャップ58が被せてあ
る。
【0055】同様に操作手段4において、やはり患者の
血液等が付着することにより、その動きが悪くなったり
することがあったが、このような場合にも従来は前述の
ようにアプライヤー1を交換するしかなかった。
【0056】本実施形態では蓋体11を開放することに
より操作手段4の内部を洗浄できるが、術中にわざわざ
蓋体11を開けて分解することは面倒である。そこで、
操作手段4の後端にその内部に連通しているコック60
を設け、前述のように操作手段4の内部を簡単に洗浄で
きるようにしてある。これによりアプライヤー1を最後
まで使用することができるようになっている。また、コ
ック60にキャップ59が被せてあるのはコック59の
場合と同様である。
【0057】そして、これらのコック59,60の接続
部は例えばルアロック口金等のように、術中に患部の送
水・吸引のために使用しているチューブ類が簡単に接続
できるものにしておけば、より簡単に洗浄が行えるため
に有効である。
【0058】また、これらのコック59,60は勿論、
通常の使用後の洗浄・滅菌のために使用することもで
き、特にコック60の場合にはこれを利用して事前に内
部を洗浄しておけば、初めから直接ブラシ等で洗浄する
場合に比べて、前もってある程度汚れが落ちているた
め、ブラシでこすることにより汚水がはねたりする危険
性が減るので、洗浄・滅菌に携わる人員の安全性に貢献
できるというメリットもある。
【0059】以上のようにこの発明の目的である、ディ
スポーザブル部分を極力減らす、分解・組立性を向上さ
せる、術者や術式に合ったアプライヤーを提供する、術
者の案背陰性を向上させる、洗浄・滅菌性を向上させ
る、さらにそのために内部を洗浄・滅菌するための管路
を設けるという点に沿った範囲であれば、アプライヤー
の構造・構成に特に制限は無くどのようなものでも構わ
ない。
【0060】図18および図19は第3の実施形態を示
し、図18は鉗子53の全体構成を示す。鉗子53は生
体組織を把持、剥離あるいは切断等をするための処置部
52を有し、処置部52は把持や剥離をするための開閉
できる一組のジョー56からなっている。そして、処置
部52を生体組織内部に案内するための挿入部3を有
し、その手元側にはジョー56を開閉するための操作手
段4が設けられている。また、ジョー56はどのような
ものでも良く、例えば鋏形状であれば生体組織の切断が
行える。
【0061】挿入部3は操作手段4に対して回動自在で
あり、ノブ5を操作することによって回動させることが
できる。また、ノブ5には第2の実施形態と同様なコッ
ク59が設けられている。
【0062】操作手段4の後部にはジョー56と電気的
に接続されている通電ピン54が設けられており、図示
しない高周波電源と接続することによって、ジョー56
に高周波電流を供給できるようになっている。また、操
作手段4の上部には蓋体11が設けられており、その後
端にヒンジ35が設けられている。そして、蓋体11の
前端には係合爪55が設けられており、第1の実施形態
のスナップフィット36と同様に固定ハンドル9と係合
するようになっており、これによって蓋体11を固定ハ
ンドル10に固定している。蓋体11は図示してあるよ
うにヒンジ35を中心として固定ハンドル10に対して
開閉自在となっており、開放することによって操作手段
4の内部の駆動機構40が露出すると共に、挿入部3を
操作手段4に対して分解・組立ができるようになってい
る。そのために従来技術に対して非常に簡単・確実に分
解・組立が行えるようになっている。
【0063】この鉗子53の操作は可動ハンドル9を閉
鎖するとジョー56が閉鎖するようになっているので、
可動ハンドル9の開閉操作によってジョー56を開閉す
ることで生体組織を把持したり剥離する、あるいは前述
のようにジョー56に高周波電流供給することによっ
て、生体組織を焼灼したり止血したりすることができる
ようになっている。
【0064】図19はアプライヤー1の分解・組立状態
を示す。処置部52は挿入部3の遠位側に対してカム溝
57と、図示しない挿入部3の内部に設けられているカ
ムピンによるカムロック機構によって分解・組立可能と
なっている。そしてジョー56を駆動するための操作棒
30は手元側に伸長されており、処置部52と挿入部3
が組み立てられた際に挿入部3の内部を貫通して手元側
に突出し、その先端には可動ハンド9の係合溝31の座
金34と係合するための球状部32が形成されている。
【0065】挿入部3と操作手段4との分解・組立方法
は第1の実施形態と同様であり、蓋体11を開放するこ
とによって行えるようになっている。そして実際には処
置部52を挿入部3に組み付け、その後に操作手段4に
組み付けることで鉗子53が完成する。
【0066】そして、本実施形態では挿入部3に対して
処置部52を組み合わせることによって、処置部52と
挿入部3が一体となったものの気密性が保たれるように
なっており、例えば挿入部3の内部に弾力性のあるOリ
ング等の気密部材を設け、それに操作棒30が係合する
ようにしても良い。本実施形態ではさらに挿入部3を操
作手段4に取り付け、蓋体11を閉鎖することによっ
て、鉗子53全体としての気密性が保たれるようになっ
ている。この場合には挿入部3と操作手段4の係合と、
蓋体11にパッキン等の気密手段を取り付けても良い。
さらに挿入部3の断面形状が円形となっているので、内
視鏡治療の際に鉗子53を通じて気腹ガスが漏れること
を防止している。
【0067】以上のような構成により、例えば異なる処
置部52と挿入部3、操作手段4を任意に組み合わせて
使用することができる上に、処置部52と挿入部3と操
作手段4に分解・組立が可能となっていることと、操作
手段4の内部が蓋体11の開放によって露出できること
によって、各部の洗浄・滅菌が完全に行えるようになっ
ているため、全ての部分をリユーザブルとできるので、
ディスポーザブル部分を設ける必要が無く、万一破損し
た場合等に不具合のある部分のみを交換できるという効
果がある上に、操作手段4の駆動機構40が格納されて
いるので、駆動機構40で術者の手指を損傷したり、高
周波電流が漏れることが無くなるという効果もある。
【0068】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らす、各部の洗浄・滅菌性
を向上させる、分解・組立性を向上させる、術者や術式
に合った鉗子を使用できるようにする、術者の安全性を
向上させる等という点に沿った範囲であればその構造・
形状等には特に制限は無く、どのようなものでも構わな
い。
【0069】図20は第4の実施形態を示す。本実施形
態のアプライヤー1は、取り付け手段2とプッシャー1
4が一体となったもの、内視鏡手段である挿入部3と操
作手段4の3つに分解・組立可能となっている。
【0070】取り付け手段2には貯蔵手段19が設けら
れており、その内部に縫合・結紮具12が上下方向に積
層されて貯蔵されており、操作手段4の操作により1個
づつ順番に送り出されるようになっている。そして、取
り付け手段2の後部には取付爪51が設けてあり、この
取付爪51と挿入部3の外套管8が係合することによ
り、取り付け手段2と挿入部3が結合されるようになっ
ている。
【0071】このように取り付け手段2の内部に縫合・
結紮具12が貯蔵してあり、プッシャー14共々挿入部
3に対して着脱自在となっていることにより、挿入部3
の内部を確実に洗浄・滅菌することができるようになっ
ている。
【0072】その他の構成は第2の実施形態等と同様で
あり、挿入部3は操作手段4に対して蓋体11を開放す
ることにより、上方から装着するようになっている部分
等は第1の実施形態と同様である。これによって操作手
段4の駆動機構40は内部に格納されている。
【0073】また、取り付け手段2と挿入部3,操作手
段4との気密性の確保方法は第3の実施形態と同様な構
成となっており、内視鏡治療においても気腹ガスの漏れ
を防止している。
【0074】そしてこのような実施形態によって、前述
のように挿入部3の内部と操作手段4の内部を確実に洗
浄・滅菌することが可能となっているので、取り付け手
段2をカートリッジとして交換可能とし、挿入部3と操
作手段4をリユーザブルとすることができるので、従来
のアプライヤー全体をディスポーザブルとするようなも
のに比べ、大幅なコスト削減や廃棄物削減効果がある。
また、貯蔵されている縫合・結紮具12の数やサイズが
異なる複数の取り付け手段2と、湾曲しているあるいは
短い等の複数の挿入部3と、例えばインライン形状等の
形状等が異なる複数の操作手段4を用意して、術式や術
者の好みに合ったアプライヤー1を構築することができ
るという効果もある。さらに万一故障した場合には故障
した部分のみを交換することによって、無駄に捨てる部
分を極力減らすことができるという効果もある。
【0075】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らし、各部の洗浄・滅菌性
を向上させる、術式に合ったアプライヤーを使用できる
ようにする、術者の安全性を向上させる、分解・組立性
を向上させるという点に沿った範囲であれば、その構造
・形状等には特に制限は無くどのようなものでも構わな
い。
【0076】図21〜図23は第5の実施形態を示す。
本実施形態のアプライヤー1は、図21および図22に
示すように、挿入部3と取り付け手段2が一体となって
おり、挿入部3の内部の貯蔵手段19に縫合・結紮具1
2であるクリップが複数個貯蔵されている。そして、こ
の挿入部3と操作手段4が分解・組立可能となってお
り、その固定はノブ5とノブ取り付けツメ63が係合す
ることによって行われる。
【0077】そして、操作手段4の蓋体11は表示64
の表記に従って滑り止め部11aを押しながら後方に引
くことによって、固定ハンドル10に対して後方にスラ
イドし、操作手段4の駆動機構40が露出できるように
なっている。この駆動機構40には取り付け手段2のク
リップを閉鎖するためのジョー56を作動させるための
ジョー閉鎖部材62と、クリップをジョー56に装填す
るためのクリップ送り部材61が、その先端の二股に分
かれた弾性の爪部によって係合するようになっている。
そして、これらの係合は蓋体11を固定ハンドル10に
対して開放させることにより、係合を解除することがで
きるようになっており、これによって挿入部3と操作手
段4を分解・組立することができる。
【0078】また、本実施形態では挿入部3と操作手段
4を結合させて蓋体11を閉鎖することによって、アプ
ライヤー1の気密性が確保されるようになっており、例
えば挿入部3の操作手段4と係合する部分にOリング等
の気密手段を設け、さらに蓋体11にパッキン等を設け
ても良い。さらに挿入部3の断面形状が円形であること
と相俟って内視鏡治療の際に気腹ガスがアプライヤー1
を通じて漏れることを防止している。
【0079】このような構成によって、操作手段4の内
部を洗浄・滅菌することができるので、アプライヤー1
は挿入部3と取り付け手段2をカートリッジ式に交換
し、操作手段4をリユーザブルとすることができる。ま
た、当然のことながら複数の挿入部3と操作手段4を用
意して任意に組み合わせて使用したり、故障の場合には
故障した部分のみを交換できる等の効果があるのは、前
述の各実施形態と同様である。
【0080】次に、操作手段4の駆動機構40を図23
に示す。可動ハンドル9は復帰ばね71によって開放方
向に付勢されている。そして、可動ハンドル9の上部に
は回動腕68が形成されており、回動腕68にはジョー
閉鎖部材62を駆動するためのジョー閉鎖作動部材11
1に形成された駆動爪69が係合している。また、ジョ
ー閉鎖作動部材111には第1ギヤ66が形成されてお
り、第2ギヤ65を経由して第3ギヤ67と連動してい
る。第3ギヤ67はクリップ送り作動部材110に形成
されており、クリップ送り駆動部材61と係合してい
る。
【0081】このような複雑な構成の場合には、当然の
ことながら術者の安全性や駆動機構40の破損を考える
と操作手段4の外部に駆動機構40を常時露出すること
はできない。そのために従来技術では駆動機構40を洗
浄・滅菌することができなかったが、本実施形態では前
述のように蓋体11を開放することによって、駆動機構
40を必要に応じて露出できるので容易に洗浄・滅菌す
ることができる。
【0082】可動ハンドル9を閉鎖方向に操作すると、
回動腕68が駆動爪69を前方に駆動することによっ
て、ジョー閉鎖部材62が前方に移動してジョー56が
閉鎖される。それに伴い第1ギヤ66が前方に移動して
連動している第2ギヤ65を反時計回りに回動させる。
そしてそれに伴って第3ギヤ67が後方に駆動されてク
リップ送り部材が後方に移動する。
【0083】完全に可動ハンドル9を閉鎖すると、ジョ
ー56が完全に閉鎖され、装填されていたクリップが生
体組織に取り付けられる。同時にクリップ送り部材61
は次に装填されるクリップの後方に移動する。そして可
動ハンドル9を復帰ばね71の弾性力によって開放させ
ると、ジョー閉鎖部材62が後退することによってジョ
ー56が開放されクリップを放出する。完全に可動ハン
ドル9を開放させると、クリップ送り部材61が前進し
て次のクリップをジョー56に装填する。以上のような
操作を繰り返し行うことによって、次々とクリップを生
体組織に取り付けることができる。
【0084】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らす、各部の洗浄・滅菌性
を向上させる、術者の安全性を向上させる、術式や術者
に合ったアプライヤーを使用できるようにする、等とい
う点に沿った範囲であればその構造・形状等には特に制
限は無く、どのようなものでも構わない。
【0085】図24および図25は第6の実施形態を示
す。本実施形態は自動縫合器78を示し、これは図24
に示すように取り付け手段2と挿入部3、操作手段4か
ら構成されている。取り付け手段2には複数の縫合用ス
テープルを収めたカートリッジ75が取り付けられてお
り、そのステープルを変形させるためのアンビル74が
カートリッジ75に対して開閉自在に設けられている。
【0086】操作手段4にはステープルを打ち出して図
示しないカッターを駆動するための可動ハンドル9とア
ンビル74を閉鎖させるためのアンビル閉鎖レバー7
2、アンビル閉鎖レバー72を開放させるためのリリー
スボタン73が設けられている。
【0087】自動縫合器78は、先ず生体組織をアンビ
ル74とカートリッジ75の間に挟み、次いでアンビル
閉鎖レバー72を閉鎖することによって、アンビル74
を閉鎖して生体組織を固定する。次いで可動ハンドル9
を閉鎖することによって、ステープルを放出させて生体
組織を縫合し、続いてカッターを駆動して生体組織を切
断する。その後、可動ハンドル9を開放してリリースボ
タン73を押すことによって、アンビル74を開放させ
て生体組織の縫合・切断が終了するようになっている。
さらに作業を続行したい場合にはカートリッジ75を交
換すれば、再び生体組織の縫合・切断が行える。
【0088】図25に自動縫合器78の分解・組立状態
を示す。自動縫合器78はカートリッジ75、取り付け
手段2、挿入部3、操作手段4に分解・組立可能となっ
ている。ここで取り付け手段2の内部には図示しない気
密手段が設けられており、さらに挿入部3の断面形状が
円形であることと相俟って内視鏡治療において気腹ガス
が自動縫合器78を通じて漏れることを防止している。
そして操作手段4の側面には蓋体11が設けられてお
り、この蓋体11を取り外すことによって、内部の駆動
機構40が露出できるようになっていると同時に、取り
付け手段2と操作手段4の分解・組立が行えるようにな
っている。従来技術では第5の実施形態で触れたように
複雑な駆動機構40を格納しておく必要があったため、
操作手段4の内部を洗浄できないので自動縫合器全体を
ディスポーザブルとせざるをえなかったが、本実施形態
では蓋体11を取り外すことによって、操作手段4の内
部の洗浄・滅菌が行える上に、各部の分解・組立が可能
であるので、例えば挿入部3の内部や取り付け手段2等
が確実に洗浄・滅菌できるので、カートリッジ以外はリ
ユーザブルとすることができる。そのため、使用者の大
幅なコスト削減効果や廃棄物削減効果があり、医療費削
減や資源の浪費防止にもなる。
【0089】また、本実施形態では各部の分解・組立が
可能であるので、複数のカートリッジ75、取り付け手
段2、挿入部3、操作手段4を用意して任意に組み合わ
せて使用したり、故障した部分のみを交換して使用でき
る等の前述した各実施形態と同様な効果もある。
【0090】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力削減する、各部の洗浄・滅菌
性を向上させる、分解・組立性を向上させる、術者の安
全性を向上させる、術者や術式に合った自動縫合器を使
用できるようにする等といった範囲であれば、その構造
・形状等には特に制限は無くどのようなものでも構わな
い。
【0091】図26及び図27は第7の実施形態を示
す。本実施形態の吻合器79は、図26に示すように、
取り付け手段2と挿入部3、操作手段4から構成されて
いる。取り付け手段2はステープルを受けて変形させる
アンビル74と、複数のステープルが格納されているカ
ートリッジ75からなっている。また、操作手段4は固
定ハンドル10と可動ハンドル9、固定ハンドル10お
よび固定ハンドル10の後部に設けられたアンビル74
を、カートリッジ75に対して開閉させるためのギャッ
プ調節ノブ80からなっており、固定ハンドル10の内
部にステープル放出と組織切断のための駆動機構40が
格納されている。そして、この駆動機構40は蓋体11
によって覆われており、蓋体11は表示64に従って前
方にスライドすることによって開放される。これによっ
て前記駆動機構40が外部に露出されるので、操作手段
4の内部を確実に洗浄・滅菌することができる。
【0092】図27は吻合器79の分解・組立状態を示
す。吻合器79はアンビル74、カートリッジ75、挿
入部3、操作手段4、蓋体11に分解・組立可能となっ
ている。アンビル74はアンビル駆動部材76に取り付
けられ、前述のようにギャップ調節ノブ80の回動に連
動して、前進・後退するようになっている。カートリッ
ジ75は挿入部3の先端に取り付けられる。そして挿入
部3は操作手段4の内部に挿入されることで取り付けら
れ、同時にファイヤー部材77とアンビル駆動部材76
が内部の駆動機構40に接続される。また、挿入部3の
先端のカートリッジ後端には図示しない円周状のカッタ
ーが設けられており、ファイヤー部材77と係合してい
る。
【0093】以上のような構成によって、吻合器79は
各部に分解・組立可能であり、操作手段4の内部も露出
できるようになっているので、各部の確実な洗浄・滅菌
が可能であり、カートリッジ以外はリユーザブルとする
ことができるので、前述の各実施形態と同様にコスト削
減や、廃棄物削減、資源浪費防止に加え、吻合器79の
システム化、あるいは故障した部分のみを交換できる等
の効果が得られる。
【0094】次に吻合器79の動作について述べる。ま
ずギャップ調節ノブ80を調節してアンビル74を開放
させて、目的の生体組織をアンビル74とカートリッジ
75の間に挟む。続いてギャップ調節ノブ80を調節し
てアンビル74を閉鎖して生体組織を把持する。次いで
可動ハンドル9を閉鎖方向に操作することによって、フ
ァイヤー部材77が駆動され、カートリッジ75の内部
のステープルを放出させ生体組織を吻合する。さらに可
動ハンドル9を閉鎖していくと前述したカッターが前進
して生体組織を切断する。その後、可動ハンドル9を開
放し、ギャップ調節ノブ80を調節してアンビル74を
開放させることによって生体組織の吻合・切断が完了す
る。
【0095】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らす、各部の洗浄・滅菌性
を向上させる、分解・組立性を向上させる、術者の安全
性を向上させる、術者や術式に合った吻合器を提供する
等といった点に沿った範囲であれば、その構造・形状に
は特に制限は無く、どのようなものでも構わない。
【0096】図28および図29は第8の実施形態を示
す。本実施形態の超音波凝固切開具101は、図28に
示すように、処置部52と挿入部3、操作手段4から構
成されている。そして処置部5は生体組織に超音波振動
を与えるためのチップ102と、チップ102に対して
開閉自在であるジョー56から構成されている。生体組
織をチップ102とジョー56の間に挟み、超音波振動
を与えることによって生体組織を出血無く切断したり凝
固することができる。
【0097】ジョー56は操作手段4の可動ハンドル9
を開閉することによって開閉するようになっている。そ
して挿入部3はその断面が内視鏡的治療に適した円形を
しており、ノブ5を回動操作することによって、操作手
段4に対して回動自在となっている。操作手段4の上部
には超音波振動子103が内蔵されており、前述のチッ
プ102に超音波振動を供給するようになっている。操
作手段4の上部には蓋体11が設けられており、ヒンジ
35を中心として開閉自在になっており、蓋体11を開
放することによって操作手段4の内部の駆動機構40と
超音波振動子103が露出できるようになっている。超
音波振動子103からはコード104が延びており、図
示しない駆動用電源に接続されるようになっている。
【0098】次に、図29に超音波凝固切開具101の
分解・組立状態を示す。ジョー56は鉗子ユニット82
としてカム溝57と挿入部3の内部の図示しないカムピ
ンによるカムロック機構によって挿入部3に対して分解
・組立可能となっている。ジョー56には操作棒30が
リンク機構あるいはカム機構によって接続され、その後
部に形成されている球状部32が操作手段4の可動ハン
ドル9に駆動ピン107によって回動・摺動自在に接続
されているリング106の図示しない係合溝31に係合
している。この機構によって前述のように可動ハンドル
9を開閉操作することでジョー56を開閉操作すること
ができる。
【0099】チップ102にはプローブ105が螺着に
よって接続されており、さらに超音波振動子103に螺
着によって接続されている。超音波振動子103からは
前述のようにコード104とそれに続いてコネクター1
08が設けられており、図示しない駆動用電源に接続さ
れている。そしてこれらは挿入部3の断面の中心に配置
されており、挿入部3と連動して操作手段4に対して回
動自在となっている。そして前述のように鉗子ユニット
82も操作手段4に対してリング106によって回動自
在に接続されているので、挿入部3と連動して操作手段
4に対して回動自在となっている。この時に超音波振動
子104が回動することでコード104がねじれること
を防止するために、コード104は超音波振動子103
に対して例えば摺動自在な接点による接続等によって回
動自在に電気的に接続されている。
【0100】挿入部3は操作手段4に対してノブ取り付
け爪63によって回動自在に接続されており、前述の超
音波振動子103は振動子受け102によって回動自在
に接続されている。そして操作手段4に対する超音波振
動子103や操作棒30の分解・組立は、蓋体11を開
放することによって行えるようになっている。そして本
実施形態では駆動機構40やプローブ105等が完全に
超音波凝固切開具101の内部に格納されているので、
誤って術者が駆動機構40やプローブ105等に手指が
触れることは無い上に、外的要因によって故障する可能
性も少なくなっている。
【0101】このような超音波凝固切開具101は特に
内視鏡治療に使用すると有効であるが、そのために本実
施形態では挿入部3の断面形状を円形とし、さらに挿入
部3の内部に図示しない気密手段を設けることによっ
て、鉗子ユニット82、プローブ105との気密性を確
保しているので、内視鏡治療に超音波凝固切開具101
を通じて気腹ガスが漏れること防止している。
【0102】また、特に内視鏡的治療において使用され
る処置具類では、各部の大きさが非常に小さいこともあ
って分解・組立作業が難しく、特に器材担当の助手にと
って負担が大きかったが、本実施形態では各部の分解・
組立方法も非常に簡単になっているので、そのような負
担を削減できるという効果もある。
【0103】以上のように、本実施形態では各部分に分
解・組立可能となっていることと、操作手段4の内部を
蓋体11を開放することによって露出できるので、鉗子
ユニット82のジョー56と操作棒30の接続部分や、
挿入部3の内部、操作手段4の駆動機構40等の特に洗
浄・滅菌が困難な部分を始め、各部の洗浄・滅菌が確実
に行えるために超音波凝固切開具101を完全にリユー
ザブルとすることができるため、従来技術に対して大幅
なコスト削減、廃棄物削減、資源浪費の防止が実現でき
る。
【0104】また、前述のように各部に分解・組立可能
であることによって、複数の鉗子ユニット82、挿入部
3等を取り揃えることで、例えば有効長の長いものや短
いもの、ジョー56やチップ102の形状の異なるも
の、あるいは操作手段4の形状が異なるものや、超音波
振動子103の発振周波数の異なるもの等の多種多用な
超音波凝固切開具101を構成することができるので、
術式や術者の好みに応じた超音波凝固切開具101を提
供することができると共に、万一故障した場合には故障
した部分のみを修理や交換することができるというメリ
ットもある。
【0105】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らす、術者の安全を確保す
る、各部の洗浄・滅菌性を向上させる、分解・組立性を
向上させる、術者の術式に合った超音波凝固切開具を提
供する等といった点に沿った範囲であれば、その構造・
形状に特に制限は無く、どのようなものでも構わない。
【0106】図30は第9の実施形態を示す。本実施形
態のアプライヤー1は第5の実施形態と略同一の構造を
しているが、操作手段4の後部に通電ピン54が設けら
れ、図示しない高周波電源にコード104で接続される
ようになっている。この通電ピン54はジョー56に電
気的に接続されている。操作手段4には補助レバー95
が設けられており、これを操作することによって縫合・
結紮具12であるクリップが、ジョー56に装填されて
いなくともジョー56が閉鎖できるようになっている。
また、操作手段4や挿入部3等の術者に触れる部分は全
て樹脂材等の絶縁材料で覆われているので、高周波電流
が漏電する心配が無く安全である。
【0107】以上のような構造によって、まず通常のア
プライヤー1と同様に脈管を結紮した後、脈管を切断す
る箇所にジョー56を配置し、補助レバー95を操作し
てジョー56を閉鎖して脈管を把持し、図示しない高周
波電源から高周波電流をジョー56に通電することによ
って、脈管を焼灼して切断することができる。従来、脈
管を結紮して切断するためにアプライヤー1と鋏鉗子を
交換する必要があったが、本実施形態ではアプライヤー
1に高周波電流が流せるようになっているので、アプラ
イヤー1のみで脈管を結紮と切断を行うことができる。
また、このような場合には縫合・結紮具12であるクリ
ップに樹脂材等の絶縁性材料を使用すると尚良い。
【0108】以上のように、この発明の目的である、デ
ィスポーザブル部分を極力減らす、術者の安全を確保す
る、各部の洗浄・滅菌性を向上させる、分解・組立性を
向上させる、術者の術式に合ったアプライヤー1を提供
する等といった点に沿った範囲であれば、その構造・形
状には特に制限は無く、どのようなものでも構わない。
【0109】図31は第10の実施形態を示す。鉗子シ
ステム85は鉗子ユニット82、シースユニット83、
ハンドルユニット84から構成されている。そして鉗子
ユニット82は把持鉗子86、剥離鉗子87、鋏鉗子8
8等の各種形状の鉗子ユニット82から構成されてい
る。シースユニット83はその断面の大きさが異なるも
の、例えば内視鏡下外科手術用のトラカールの挿入径は
一般的にφ5,φ10,φ12等があるが、それに合わ
せた挿入部3の断面を有するものや、挿入部3が湾曲し
ているもの等から構成されている。
【0110】ハンドルユニット84は図示しない高周波
電源からジョー56に高周波電流を供給できるように、
通電ピン54が設けられている通電ハンドル89や、ラ
チェット機構を内蔵しているラチェットハンドル90、
インラインハンドル91等から構成されている。
【0111】このようなシステムの場合には組み合わせ
可能なものを判断することがかえって難しくなるという
問題もあるが、そのような場合には各ユニットに色識別
を設ける等の表示をすると良い。例えば鋏鉗子88は赤
で把持鉗子86は青等の表示を鉗子ユニット82に設
け、シースユニット83には組み合わせ可能な鉗子の色
を電気抵抗の表示のように表示することで、組み合わせ
が一目で解るようにする等の方法がある。
【0112】以上のようなシステムを構築することによ
って、術者は術式や術者の好みに応じて各ユニットを選
択して構成した鉗子53を使用することができると共
に、万一故障した場合には故障した部分のみを交換する
ことができるという利点がある。その他、第3の実施形
態で述べたような蓋体11及び分解・組み立てに関わる
利点も同様に得られる。
【0113】以上のように、この発明の目的である、鉗
子システムを構築することによってディスポーザブル部
分を極力減らす、術者の安全を確保する、各部の洗浄・
滅菌性を向上させる、分解・組立性を向上させる、術者
の術式に合った鉗子を提供する、等といった点に沿った
範囲ならば、その構造・形状・システムの内容には特に
制限は無く、どのようなものでも構わない。
【0114】図32は第11の実施形態を示す。アプラ
イヤーシステム96は第1,2,4,6の実施形態に示
したようなクリップユニット92、ステープラーユニッ
ト93、シースユニット83、ハンドルユニット84か
ら構成されており、クリップユニット92は取り付け手
段2と挿入部3が一体となっており、クリップの寸法の
違いや、貯蔵されているクリップの個数、挿入部3が湾
曲できるかどうか、あるいは挿入部3の太さの違い等に
よって数種類のユニットが用意されている。ステープラ
ーユニットも同様に数種類用意されているが、こちらは
挿入部3が別体となっており、やはり数種類のシースユ
ニット83が用意されている。
【0115】そして、これらに接続されるハンドルユニ
ットもピストルグリップ94のタイプのものや、インラ
インハンドル91等の数種類のものが用意されている。
そして例えばピストルグリップ94のタイプの場合に、
補助レバー95を設けてクリップ送りやラチェット解除
等に使用しても良い。
【0116】以上のようなシステムを構築することによ
って、術者は術式や術者の好みに応じて各ユニットを選
択して構成したアプライヤーを使用することができると
共に、万一故障した場合には故障した部分のみを交換す
ることができるという利点がある。また、使用中に縫合
・結紮具12を使い果たした場合にはクリップユニット
92やステープラーユニット93を交換できるという利
点もある。更にはクリップユニット92やステープラー
ユニット93をカートリッジとして交換することによっ
て、その他のユニットをリユーザブルとすることができ
る。その他、第1,2,4,5の実施形態で述べたよう
な蓋体11と分解・組み立てによる利点も同様に得られ
る。
【0117】以上のように、この発明の目的である、ア
プライヤーシステムを構築することによってディスポー
ザブル部分を極力減らす、術者の安全を確保する、各部
の洗浄・滅菌性を向上させる、分解・組立性を向上させ
る、術者の術式に合ったアプライヤーを提供する等とい
った点に沿った範囲ならば、その構造・形状・システム
の内容には特に制限は無く、どのようなものでも構わな
い。
【0118】図33は第12の実施形態を示す。縫合・
吻合器システム113のうち、自動縫合器78の構成
は、第6の実施形態と同様なカートリッジユニット9
7、ジョーユニット99、シースユニット83、ジョー
・シース一体ユニット100からなっており、吻合器7
9の構成は、第7の実施形態と同様なアンビルユニット
98、カートリッジユニット97、シースユニット83
からなっている。そしてこれらにハンドルユニット84
が接続されるようになっている。これらの各ユニットは
例えばカートリッジユニット97に装填されているステ
ープルの個数や、カートリッジユニット97の有効長の
違い、シースユニット83の有効長の違いや湾曲形状、
ハンドルユニット84の形状の違い等によって数種類用
意されており、術式や術者の好みに応じて組み合わせて
使用できるようになっている。
【0119】以上のようなシステムを構築することによ
って、前述のような利点の他に万一故障した際には故障
した部分のみを交換できるという効果がある。またはカ
ートリッジユニット97を交換することにより、繰り返
し縫合・吻合操作を行うことができるという利点もあ
る。そして、各部が分解・組立可能であり、操作手段4
の内部も開放できるようになっているので各部の洗浄・
滅菌が確実に行えるために、カートリッジユニット97
のみをディスポーザブルとすることによって、その他の
部分をリユーザブルとすることができる。その他、第
6,7の実施形態で示したように蓋体11や分解・組立
による利点も同様に得られる。
【0120】以上のように、この発明の目的である、縫
合・吻合システムを構築することによってディスポーザ
ブル部分を極力少なくする、術者の安全性を向上させ
る、各部の洗浄・滅菌性を向上させる、分解・組立性を
向上させる、術者の術式に合った縫合・吻合器を提供す
る等といった点に沿った範囲ならば、その構造・形状・
システムの内容について制限は無く、どのようなもので
も構わない。
【0121】図34は第13の実施形態を示す。超音波
凝固切開具システム114は、第8の実施形態で示した
ような鉗子ユニット82、チップ102、プローブ10
5、シースユニット83、超音波振動子103、ハンド
ルユニット84からなっている。そしてそれぞれジョー
56の形状の異なる鉗子ユニット82や、それに合わせ
た形状のチップ102、有効長や超音波振動の増幅率の
異なるプローブ105、有効長の異なるシースユニット
83、周波数や出力の異なる超音波振動子103、形状
が異なるまたは高周波電流を併用できる等のハンドルユ
ニット84等、複数の種類のユニットを有しており、任
意に組み合わせて使用可能となっている。
【0122】以上のようなシステムを構築することによ
って、任意の組み合わせで使用できるという利点の他
に、万一故障した場合に故障した部分のみを交換できる
という利点もある。また、第8の実施形態に示したよう
に、蓋体11や分解・組立による利点も同様に得られる
ようになっている。
【0123】以上のように、この発明の目的である、超
音波凝固切開具システムを構築することによって、ディ
スポーザブル部分を極力減らす、術者の安全性を向上さ
せる、各部の洗浄・滅菌性を向上させる、分解・組立性
を向上させる、術者の術式に合った超音波凝固切開具を
提供する等といった点に沿った範囲であれば、その構造
・形状・システムの内容等には特に制限は無く、どのよ
うなものでも構わない。
【0124】前述した実施形態によれば、次のような構
成が得られる。
【0125】(付記1)生体組織に対して処置を行う処
置手段と、前記処置手段を遠位端に配置して前記処置手
段を生体内部に案内する挿入部と、前記挿入部の近位側
に配置され前記処置手段を操作する操作手段を有する処
置具において、前記操作手段の内部に設けられ前記処置
手段を駆動する駆動機構と、前記操作手段に対して開閉
可能に設けられ前記駆動機構を覆うカバー部材とを具備
したことを特徴とする処置具。
【0126】(付記2)付記1において、前記カバー部
材を前記操作手段に対して開放あるいは脱落させること
により、前記駆動機構の少なくとも一部が外部に露出す
るようにしたことを特徴とする内視鏡用処置具。
【0127】(付記3)付記1,2において、前記挿入
部が前記操作手段に対して着脱自在であることを特徴と
する処置具。
【0128】(付記4)付記3において、前記挿入部
に、該挿入部と外部の流体の流通を防止する密封手段が
設けられていることを特徴とする処置具。
【0129】(付記5)付記3,4において、前記カバ
ー部材を前記操作手段に対して開放あるいは脱落させる
ことにより、前記挿入部を前記操作手段に対して着脱可
能としたことを特徴とする処置具。
【0130】(付記6)付記5において、前記挿入部に
前記操作手段を結合させて前記カバー部材を前記操作手
段に対して閉鎖あるいは装着した際に、前記挿入部の内
部と外部の流体の流通を防止する密封手段を有すること
を特徴とする処置具。
【0131】(付記7)付記1〜6において、前記処置
手段が前記挿入部に対して着脱自在であることを特徴と
する処置具。
【0132】(付記8)付記7において、前記処置手段
と前記挿入部が接続されて一体となった際に、前記一体
となった部材の内部と外部の流体の流通を防止する密封
手段が設けられていることを特徴とする処置具。
【0133】(付記9)付記1〜8において、前記挿入
部が前記操作手段に対して回動自在であることを特徴と
する処置具。
【0134】(付記10)付記1〜9において、前記カ
バー部材が前記操作手段に対してヒンジで接続されてい
ることを特徴とする処置具。
【0135】(付記11)付記1〜10において、前記
カバー部材が前記操作手段に対して両者の少なくとも片
方に設けられた凸部と、両者の少なくとも片方に設けら
れた凹部が係合することによって固定されていることを
特徴とする処置具。
【0136】(付記12)付記1〜11において、前記
挿入部に、該挿入部の内部と疎通しているコックを有す
ることを特徴とする処置具。
【0137】(付記13)付記1〜12において、前記
操作手段に、該操作手段の内部と疎通しているコックを
有することを特徴とする処置具。
【0138】(付記14)付記1〜13において、前記
処置手段が把持手段であることを特徴とする処置具。
【0139】(付記15)付記1〜13において、前記
処置手段が剥離手段であることを特徴とする処置具。
【0140】(付記16)付記1〜13において、前記
処置手段が切断手段であることを特徴とする処置具。
【0141】(付記17)付記1〜13において、前記
処置手段が結紮手段であることを特徴とする処置具。
【0142】(付記18)付記1〜13において、前記
処置手段が生体組織にクリップを取り付けるクリップ取
り付け手段であることを特徴とする処置具。
【0143】(付記19)付記1〜13において、前記
処置手段が生体組織にステープルを取り付けるステープ
ラー取り付け手段であることを特徴とする処置具。
【0144】(付記20)付記1〜13において、前記
処置手段が生体組織を縫合するためのステープラーを略
同時に複数個取り付ける縫合具であることを特徴とする
処置具。
【0145】(付記21)付記1〜13において、前記
処置手段が生体管腔組織を吻合する吻合手段であること
を特徴とする処置具。。
【0146】(付記22)生体組織に対して処置手段を
介して超音波振動を与えるプローブと、このプローブと
の間で生体組織を把持する把持部材と、前記プローブに
接続され該プローブに超音波振動を供給する超音波振動
子と、前記把持部材を前記プローブに対して開閉する操
作手段とからなることを特徴とする処置具。
【0147】(付記23)付記22において、前記超音
波振動子が前記操作手段に配置され、カバー部材を開放
することにより、前記超音波振動子を前記操作手段に対
して分解・組立可能となっていることを特徴とする処置
具。
【0148】(付記24)付記1〜23において、前記
挿入部の断面が円形であることを特徴とする処置具。
【0149】(付記25)付記1〜24において、前記
挿入部が内視鏡内部あるいはトラカール内部に挿入可能
であることを特徴とする処置具。
【0150】(付記26)生体組織に対して処置を行う
処置手段を有し、前記処置手段を先端に配置して前記処
置手段を生体内部に案内する挿入部を有し、前記挿入部
の近位側に配置され前記処置手段を操作する操作手段を
有する処置具であって、前記操作手段に術者の操作によ
って前記処置手段を駆動する駆動機構を有し、前記駆動
機構は前記操作手段の内部に格納されており、前記操作
手段は前記駆動機構を覆うカバー部材を有し、前記カバ
ー部材が前記操作手段に対して開閉自在あるいは着脱自
在であり、前記カバー部材を前記操作手段に対して開放
あるいは脱落させることにより、前記挿入部が前記操作
手段に対して着脱可能な処置具において、複数の前記操
作手段と、複数の前記挿入部が存在し、複数の前記操作
手段と複数の前記挿入部を任意に組み合わせて使用可能
な処置具システム。
【0151】(付記27)付記26において、前記処置
手段と前記挿入部が着脱可能であり、複数の前記処置手
段と複数の前記挿入部が任意に組み合わせて使用可能で
ある処置具システム。
【0152】付記1,2によれば、駆動機構を操作手段
の内部に格納することによって、駆動機構に手指が触れ
ることはなく、またカバー部材を開放あるいは脱落する
ことによって、格納されている駆動機構を洗浄・滅菌で
きる。
【0153】付記3によれば、付記1,2に加え、挿入
部が操作手段に対して着脱自在であることによって、よ
り一層洗浄・滅菌がやりやすくなる上に、例えば処置手
段がクリップアプライヤー等の場合に、挿入部をカート
リッジ式に交換できるようにする等、使い勝手を向上さ
せてディスポーザブル部分を極力少なくするという効果
がある上に、操作手段に対して挿入部を交換できる、あ
るいはその逆ができることによって、例えばインライン
ハンドルと通常のピストルグリップタイプ等の操作手段
と、把持鉗子を備えた挿入部や鋏を備えた挿入部等の互
いに複数のタイプのものを組み合わせて、術者にとって
最適な処置具を構成できる効果もある。この場合には当
然のことながら、処置手段がクリップアプライヤー等の
場合には、貯蔵してあるクリップ個数が異なる挿入部を
用意しておき、術式に合った個数を有する挿入部を使用
することによって、無駄にクリップを廃棄することを防
止し、医療費削減や廃棄物の削減、資源浪費防止等の効
果が得られる。また、例えば挿入部が故障したあるいは
操作手段が故障した等の場合に故障した部分のみを交換
できるので、前述のように医療費削減や廃棄物削減、資
源の浪費防止等の効果を得られる。
【0154】付記4によれば、付記3に加え、挿入部に
挿入部の内部と外部の流体の流通を防止する密封手段が
設けられていることにより、内視鏡治療において気腹ガ
スが処置具を通して漏れることを防止できる効果があ
る。
【0155】付記5によれば、付記3,4に加え、カバ
ー部材を開放あるいは脱落することによって、挿入部を
操作手段に対して着脱できるようにし、挿入部と操作手
段の分解・組立操作を簡単にすることができる。
【0156】付記6によれば、付記5に加え、操作手段
と挿入部を結合してカバー部材を取り付けることによっ
て処置具の気密性が保たれるので、内視鏡治療において
気腹ガスが処置具を通して漏れることを防止できる。
【0157】付記7によれば、付記1〜4に加え、処置
手段が挿入部に対して着脱自在となっていることによっ
て、より一層細かい部分、特に挿入部内部や処置手段の
洗浄・滅菌がやりやすくなるという効果がある上に、付
記3の所で触れたように処置具がクリップアプライヤー
等の場合に、クリップが貯蔵されている部分をカートリ
ッジ式にして使い勝手を向上させると共に、ディスポー
ザブル部分を減らすことができる、更には処置手段も着
脱自在とすることによって、より一層術者にとって最適
な処置具を構成できるという効果と、更に細かく故障し
た部分のみを交換することができるので、より一層の医
療費削減、廃棄物削減、資源浪費の防止効果が得られ
る。
【0158】付記8によれば、付記7に加え、処置手段
と挿入部が結合された際に処置手段と挿入部が一体とな
ったものの気密性が確保されるので、内視鏡治療の際に
処置具を通して気腹ガスが漏れることを防止できる効果
がある。
【0159】付記9によれば、付記1〜8に加え、挿入
部を操作手段に対して回動自在とすることによって、目
的の生体組織に対するアプローチ性が向上するという効
果がある。
【0160】付記10によれば、付記1〜9に加え、カ
バー部材が操作手段にヒンジで接続されているので、カ
バー部材が操作手段に対して脱落しないため、略カバー
部材を開放中に床に落下させてしまう、あるいは洗浄・
滅菌工程中にカバー部材を紛失してしまうことを防止で
きるという効果がある。
【0161】付記11によれば、付記1〜10に加え、
略カバー部材が操作手段に対してお互いの凹凸の係合に
よって開閉・脱着自在となっていることによって、略カ
バー部材の開閉・脱着操作がやりやすくなるという効果
がある。
【0162】付記12によれば、付記1〜11に加え、
挿入部内部に疎通しているコックを挿入部に有している
ことにより、このコックから洗浄水や滅菌ガス等を流通
させることができるので、より一層挿入部の内部の洗浄
・滅菌が容易に行えるという効果の他に、術中に挿入部
の内部に血液等が流入することによって動作不良が発生
した場合に、コックから生理食塩水等を送水することに
よって、分解すること無く内部の血液等を除去できると
いう効果もある。
【0163】付記13によれば、付記1〜12に加え、
操作手段に操作手段の内部に疎通しているコックを有し
ていることによって、付記9と同様に操作手段の内部の
洗浄・滅菌が容易になるという効果と、術中に駆動機構
の動作不良があった場合に、血液等を除去できるという
効果もある。
【0164】付記14〜23によれば、付記1〜13と
同様の効果がある。
【0165】付記24によれば、付記1〜23に加え、
挿入部の断面が円形であることにより、処置具をトラカ
ールや内視鏡の処置チャンネル等を経て体内にアプロー
チする際に、トラカールや内視鏡の処置チャンネル形状
に適合し、特に気腹ガスや灌流液等の漏れを防止する効
果がある。
【0166】付記25によれば、付記1〜24に加え、
挿入部が内視鏡の処置チャンネルやトラカール等を通過
可能となっていることにより、内視鏡下外科手術等の内
視鏡的治療において本処置具を使用できるという効果が
ある。
【0167】付記26によれば、駆動機構を操作手段の
内部に格納することによって、駆動機構に手指が触れる
ことはないと共に、カバー部材を開放あるいは脱落する
ことによって、格納されている駆動機構を洗浄・滅菌で
きるという作用と、例えば処置手段がクリップアプライ
ヤー等の場合に、挿入部をカートリッジ式に交換できる
ようにする等、使い勝手を向上させてディスポーザブル
部分を極力少なくするという効果がある上に、操作手段
に対して挿入部を交換できる、あるいはその逆ができる
ことによって、例えばインラインハンドルと通常のピス
トルグリップタイプ等の操作手段と、把持鉗子を備えた
挿入部や鋏を備えた挿入部等の互いに複数のタイプのも
のを組み合わせて、術者にとって最適な処置具を構成で
きる効果もある。この場合には当然のことながら処置部
がクリップアプライヤー等の場合には、貯蔵されている
クリップ個数がことなる挿入部を用意しておき、術式に
あった個数のクリップを有する挿入部を使用することに
よって、クリップを無駄にすること無く必要な個数のみ
使用するようにすることもできる。そして以上のような
場合には医療費削減や廃棄物削減、資源浪費防止効果を
得られる。また、例えば挿入部が故障したあるいは操作
手段が故障した等の場合に故障した部分のみを交換でき
るので無駄に廃棄する部分を減らせるという効果もあ
り、この場合にも医療費削減、廃棄物削減、資源浪費防
止効果がある。また、挿入部と操作手段の着脱方法も略
カバー部材を開放することによって行えるので、その操
作も非常に簡単であるという効果もある。
【0168】付記27によれば、付記26に加え、処置
手段が挿入部に対して着脱可能であることによって、処
置手段と挿入部を任意に組み合わせることによる効果
や、故障した際に故障した部分のみを交換できることに
よる効果等、付記21の効果と同様な効果が処置手段と
挿入部の着脱についても得られるという効果がある。
【0169】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駆動機構を操作手段の内部に格納すると共に、操作
手段に開閉可能なカバー部材を設けることにより、駆動
機構に手指が触れることはなく、安全性および使い勝手
の両立を図ることができ、またカバー部材を開放あるい
は脱落することによって、格納されている駆動機構を洗
浄・滅菌できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すアプライヤー
の全体の側面図。
【図2】同実施形態の取り付け手段の縦断平面図および
縦断側面図。
【図3】図2の矢印X方向から見た正面図。
【図4】図2のA−A´線に沿う断面図。
【図5】図2のB−B´線に沿う断面図。
【図6】図2のC−C´線に沿う断面図。
【図7】同実施形態のアプライヤーの貯蔵手段を示す縦
断側面図。
【図8】同実施形態のアプライヤーのラチェット機構を
示す縦断側面図。
【図9】図7のE−E´線に沿う断面図。
【図10】同実施形態の挿入部の操作手段側の縦断平面
図および縦断側面図。
【図11】同実施形態のアプライヤーの操作手段を示す
縦断側面図。
【図12】図11のI−I´線に沿う断面図。
【図13】図12のK−K´線に沿う断面図。
【図14】同実施形態の操作手段の蓋体を閉鎖した状態
の斜視図。
【図15】同実施形態の操作手段の蓋体を開放した状態
の斜視図。
【図16】同実施形態の駆動機構の斜視図。
【図17】この発明の第2の実施形態のアプライヤーを
示す側面図。
【図18】この発明の第3の実施形態のアプライヤーを
示す側面図。
【図19】同実施形態のアプライヤーを分解した状態の
側面図。
【図20】この発明の第4の実施形態のアプライヤーを
分解した状態の側面図。
【図21】この発明の第5の実施形態のアプライヤーを
分解した状態の側面図。
【図22】同実施形態のアプライヤーを分解した状態の
斜視図。
【図23】同実施形態のアプライヤーの駆動機構を縦断
側面図。
【図24】この発明の第6の実施形態の自動縫合器を示
す側面図。
【図25】同実施形態の自動縫合器を分解した状態の側
面図。
【図26】この発明の第7の実施形態の吻合器を示す側
面図。
【図27】同実施形態の吻合器を分解した状態の斜視
図。
【図28】この発明の第8の実施形態の超音波凝固切開
具を示す側面図。
【図29】同実施形態の超音波凝固切開具を分解した状
態の側面図。
【図30】この発明の第9の実施形態のアプライヤーを
分解した状態の側面図。
【図31】この発明の第10の実施形態の鉗子システム
を示す側面図。
【図32】この発明の第11の実施形態のアプライヤー
システムを示す側面図。
【図33】この発明の第12の実施形態の縫合・吻合器
システムを示す側面図。
【図34】この発明の第13の実施形態の超音波凝固切
開具システムを示す側面図。
【符号の説明】
1…アプライヤー 2…取り付け手段(処置手段) 3…挿入部 4…操作手段 11…蓋体(カバー部材) 40…駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織に対して処置を行う処置手段
    と、前記処置手段を遠位端に配置して前記処置手段を生
    体内部に案内する挿入部と、前記挿入部の近位側に配置
    され前記処置手段を操作する操作手段を有する処置具に
    おいて、 前記操作手段の内部に設けられ前記処置手段を駆動する
    駆動機構と、 前記操作手段に対して開閉可能に設けられ前記駆動機構
    を覆うカバー部材とを具備したことを特徴とする処置
    具。
JP8037874A 1996-02-26 1996-02-26 処置具 Pending JPH09224948A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037874A JPH09224948A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 処置具
US08/805,556 US6099537A (en) 1996-02-26 1997-02-25 Medical treatment instrument

Applications Claiming Priority (1)

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JP8037874A JPH09224948A (ja) 1996-02-26 1996-02-26 処置具

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