JPH09223042A - ソフトウェアのシステムテスト装置 - Google Patents

ソフトウェアのシステムテスト装置

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JPH09223042A
JPH09223042A JP8053962A JP5396296A JPH09223042A JP H09223042 A JPH09223042 A JP H09223042A JP 8053962 A JP8053962 A JP 8053962A JP 5396296 A JP5396296 A JP 5396296A JP H09223042 A JPH09223042 A JP H09223042A
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JP
Japan
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software
test
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state
gui
Prior art date
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JP8053962A
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Chisato Kotani
千里 小谷
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GUIを含むソフトウェアのシステムテスト
を行う際に、テスト内容に抜けが生じないようにすると
ともに、テストを簡単に行えるようにする。 【解決手段】 ソフトウェアが持つ全ての状態と全ての
状態遷移とを網羅するように生成されたテストシナリオ
3の内容を基にシステムテストを実行するテストシナリ
オ実行手段4と、そのテスト実行結果が仕様に合致する
かどうかを、予め定義した個別状態仕様情報2に基づい
て照合する実行結果照合手段5とを設け、テスト対象と
なるソフトウェアの仕様に基づく事象を常に全て実行す
ることができるようにするとともに、テスト結果が仕様
の通りになっているかどうかの照合を、上記個別状態仕
様情報2に基づいて自動的に実行するようにすることに
より、テスト内容に抜けが生じないようにし、かつテス
トの実行結果の照合を人手により行わなくても済むよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソフトウェアのシス
テムテスト装置に関し、例えば、GUI(Graphical Us
er Interface)を伴うソフトウェアのシステムテストを
行うためのテストツールに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータシステムが世の中の
至る所において多種多様な用途で使用されており、その
利用範囲はますます広がりつつある。そして、このコン
ピュータシステムに使用されるCPUはその性能が飛躍
的に向上し、さらに、ビットマップディスプレイなどの
高精度なディスプレイも普及してきている。
【0003】このような背景のもと、ソフトウェアの設
計は、キャラクタベースのユーザインタフェースから、
より使いやすいユーザインタフェースの構築といったも
のに対して重点が置かれるようになってきている。その
ため、最近はGUIをベースとしたシステムが主流とな
ってきている。
【0004】特に、Xウィンドウシステムに代表される
標準的なウィンドウシステムが普及するに従い、ソフト
ウェアにおけるGUIの占める重要性はますます高くな
ってきている。このため、ソフトウェア全体に対するユ
ーザの評価もそのGUIの評価によって左右されるとこ
ろが少なくない。
【0005】このGUIによる操作をベースとしたソフ
トウェアは、ボタン等の視覚的な部品を有しており、そ
れらに対する操作は、主にマウスといった入力デバイス
により行われる。そのため、直観的な理解が得られやす
く、ユーザにとって非常に使いやすいものとなってい
る。また、画面上に現れている部品の配置や種類とポイ
ンタの位置との関係によって入力状態を変更することが
できる自由度の高いソフトウェアとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソフトウェ
アの開発段階においては、作成したソフトウェアが仕様
通りに動作するかどうかを確かめるためのシステムテス
トが一般に行われる。例えば、GUIを含むソフトウェ
アのシステムテストでは、人手によりマウスおよびキー
ボード操作が行われ、ソフトウェアの出力が仕様に合致
しているかどうかの検証が行われる。また、上記操作の
履歴を記録しておき、バージョンアップ等により再度テ
ストが必要になった際にこれを利用することができるよ
うにする場合もある。
【0007】すなわち、Xウィンドウシステムにおいて
従来利用されてきたシステムテスト支援装置は、人手に
よるマウスおよびキーボード操作を一旦記録しておき、
それを再現して仕様検証を行うという、いわゆるキャプ
チャー&プレイバックを行うものにとどまっていた。こ
のため、従来のシステムテスト支援装置は、リグレッシ
ョン(回帰)テストと呼ばれる範疇のテスト以外には用
途がなかった。
【0008】ところが、GUIをベースとしたソフトウ
ェアでは、GUI機能が複雑であればあるほど、マウス
およびキーボードの操作とそれらの操作によって動的に
変化するウィンドウの配置や種類との組み合わせが莫大
となる。よって、開発者が最初にマウスおよびキーボー
ド操作の履歴を記録する際に、すべての組み合わせを洩
れなく実行して記録することは非常に困難であり、テス
ト内容に抜けが生じることがあった。
【0009】また、ソフトウェア自体が複雑であると、
そのシステムテストも非常に複雑なものとなってしま
う。このため、開発者がシステムテストを行うために多
大の労力を要するという問題もあった。
【0010】したがって、現時点においても、GUIを
ベースとしたソフトウェアの十分なテストを人手によっ
て行うことは、限界近くに達していると考えられる。し
かも、上記GUIに要求される機能が高度になればなる
ほどGUIを含むソフトウェアのプログラムは複雑にな
ってしまう傾向にあるので、上述のようなシステムテス
ト時における悩みは、今後ますます深刻になっていくと
考えられる。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、GUIを含むソフトウェアのシステムテ
ストを行う際に、テスト内容に抜けが生じないようにす
ることができるようにするとともに、テストを簡単に行
えるようにすることを目的とする。また、同じ内容のテ
ストを繰り返し実施できるようにすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のソフトウェアの
システムテスト装置は、GUIを伴うソフトウェアのシ
ステムテストを行うためのソフトウェアのシステムテス
ト装置において、上記GUIを伴うソフトウェアの仕様
を表すためにあらかじめ定義した上記ソフトウェアのG
UI部に関する仕様情報に従って上記ソフトウェアが持
つ全ての状態と全ての状態遷移とを網羅するように生成
されたテストシナリオに従って、上記ソフトウェアの被
テストプログラムを操作するテストシナリオ実行手段
と、上記テストシナリオ実行手段において実行中の上記
被テストプログラムの各状態における属性値が、上記定
義された仕様情報に記載されている値と一致するかどう
かを照合する実行結果照合手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0013】本発明の他の特徴とするところは、上記ソ
フトウェアのGUI部に関する仕様情報は、上記ソフト
ウェアのGUI部に関する構造を表す構造仕様情報と、
上記ソフトウェアのGUI部に関する状態遷移を表す状
態遷移仕様情報と、上記ソフトウェアのGUI部に関す
る各個別状態における属性値を表す個別状態仕様情報と
の3種類から成り、上記実行結果照合手段は、上記構造
仕様情報および個別状態仕様情報に基づいて、上記テス
トシナリオ実行手段において実行中の上記被テストプロ
グラムの各状態における属性値が、上記個別状態仕様情
報に記載されている値と一致するかどうかを照合するこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明のその他の特徴とするところは、上
記ソフトウェアのGUI部に関する仕様情報は、上記ソ
フトウェアのGUI部に関する構造を表す構造仕様情報
と、上記ソフトウェアのGUI部に関する状態遷移を表
す状態遷移仕様情報と、上記ソフトウェアのGUI部に
関する各個別状態における属性値を表す個別状態仕様情
報との3種類から成り、上記テストシナリオ実行手段で
用いられるテストシナリオは、上記構造仕様情報および
状態遷移仕様情報に基づいて上記ソフトウェアが持つ全
ての状態と全ての状態遷移とを網羅するように生成され
たものであることを特徴とするものである。
【0015】本発明のその他の特徴とするところは、ソ
フトウェアのシステムテストを行うためのソフトウェア
のシステムテスト装置において、上記ソフトウェアの仕
様を表すためにあらかじめ定義した上記ソフトウェアの
仕様情報に従って上記ソフトウェアが持つ全ての状態と
全ての状態遷移とを網羅するように生成されたテストシ
ナリオに従って、上記ソフトウェアの被テストプログラ
ムを操作するテストシナリオ実行手段と、上記テストシ
ナリオ実行手段において実行中の上記被テストプログラ
ムの各状態における属性値が、上記定義された仕様情報
に記載されている値と一致するかどうかを照合する実行
結果照合手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0016】上記のように構成した本発明によれば、利
用者があらかじめ定義した仕様情報に基づいて、ソフト
ウェアが持つ全ての状態と全ての状態遷移とを網羅する
ように生成されたテストシナリオに従って、テストシナ
リオ実行手段によりシステムテストが自動実行されるよ
うになるので、テスト対象であるソフトウェアの仕様に
基づく事象が常に全て実行されるようになる。
【0017】また、実行結果照合手段によって、上記テ
ストシナリオ実行手段によるシステムテストの実行結果
が仕様の通りになっているかどうかの検証が、利用者が
あらかじめ定義した個別状態仕様情報に基づいて自動的
に実行されるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態によるソフトウェアの
システムテスト装置は、例えば、Xウィンドウシステム
において実行されるソフトウェアに対し、それに対して
与えた仕様に基づいて生成された仕様検証用のテストシ
ナリオの内容を基に、対象となるソフトウェアに対する
GUI操作を自動実行し、このGUI操作の実行中に、
対象のソフトウェアが仕様に合致しているかどうかを検
証する装置である。
【0019】図1は、上記した本実施形態によるシステ
ムテスト装置の一構成例を示すブロック図である。以
下、この図1を用いて本実施形態のシステムテスト装置
の構成および動作について説明する。図1において、本
実施形態のシステムテスト装置10が適用されるXウィ
ンドウシステムは、一般に、Xサーバ11と図示しない
Xクライアントとによるクライアントサーバシステムに
よって実現される。
【0020】上記本実施形態によるシステムテスト支援
装置10の構成において、1は構造仕様ファイル、2は
個別状態仕様ファイルである。上記構造仕様ファイル1
は、ソフトウェアのGUI部に関する構造を定義するも
のである。また、上記個別状態仕様ファイル2は、ソフ
トウェアのGUI部に関する各個別状態におけるGUI
構成要素の属性値を定義するものである。
【0021】これらの構造仕様ファイル1および個別状
態仕様ファイル2は、何れもテキストファイル形式にな
っており、利用者が作成する。なお、テスト対象のソフ
トウェアを的確に定義するために利用者が作成する仕様
ファイルとして、上記2つの仕様ファイルの他に状態遷
移仕様ファイルがある。この状態遷移仕様ファイルは、
ソフトウェアのGUI部に関する状態遷移の様子を定義
するものであり、上記2つの仕様ファイルと同様にテキ
ストファイル形式になっている。
【0022】図2〜図7は、これらの各ファイルの一例
を示す図であり、図2は構造仕様ファイル1の一例を示
し、図3は状態遷移仕様ファイルの一例を示し、図4〜
図7は個別状態仕様ファイル2の一例を示している。
【0023】図2に示すように、構造仕様ファイル1
は、テスト対象となるソフトウェアがどのようなGUI
部品のどのような組み合わせで構成されているかを記述
したものであり、1つのGUI部品に対して、部品ID
と部品クラスと部品名称とが記述されている。
【0024】図2の例で部品IDは、最上位部品からの
親子関係を示すものである。すなわち、最も右にあるピ
リオドで部品IDを左右に分けると、左側がその部品の
親部品の部品IDを示しており、右側が兄弟部品におけ
る順序を示している。例えば、部品IDが1.1.1.1 のG
UI部品は、その親部品の部品IDが1.1.1 であり、自
分自身は1番目の子供部品であることを示している。
【0025】また、部品クラスは、各GUI部品が属す
るクラスを示すものである。また、部品名称は、異なる
集約部品(ピリオドを有しない部品IDで示される部品
クラス)の中にそれぞれ属している同じGUI部品を互
いに区別できるようにするために記述するものである。
【0026】また、図3に示すように、状態遷移仕様フ
ァイルは、GUIに関する入力イベントが起こったとき
に、テスト対象となるソフトウェアのGUI部に関する
状態が、イベント発生前からイベント発生後にどのよう
に遷移するかを示したものである。この状態遷移仕様フ
ァイルは、入力イベントの種類とそのイベント発生前後
の状態とが互いに関係付けられて記述されている。
【0027】例えば、図3の一番上に記述されている状
態遷移について説明すると、(SAMPLE.Meters )は図2
の構造仕様ファイル1からトグルボタンを示しているの
で、状態“0”のときにトグルボタンをクリックすると
状態“1”に遷移することを表している。このように、
本実施形態の状態遷移仕様ファイルは、人がマウスやキ
ーボードを用いてGUI操作する最小単位毎に状態遷移
を記述している。
【0028】図3から明らかなように、本実施形態にお
いては、“0”〜“3”の4つの状態を持ち、8種類の
入力イベントを受け取ることによって、それらの状態間
を遷移する様子がこの状態遷移仕様ファイルにより示さ
れている。
【0029】また、個別状態仕様ファイル2は、テスト
対象となるソフトウェアのGUI部が取りうる各状態
“0”〜“3”において、GUI部を構成する各部品
(図2の構造仕様ファイル1に示される各部品)の属性
値がどのような値になるかを記述したものである。図4
は状態“0”、図5は状態“1”、図6は状態“2”、
図7は状態“3”についての属性値をそれぞれ記述した
ものである。
【0030】本実施形態の個別状態仕様ファイル2で扱
う属性名は、基本的に、Xウィンドウシステムが管理し
ているウィンドウ属性をベースにしたものである。すな
わち、マップ属性( map_state )と、親部品を基準と
したx座標値(x)と、親部品を基準としたy座標値
(y)と、部品幅(width )と、部品高さ(height)
と、ボーダー幅(border_width )との6種類がある。
【0031】以上に述べた3種類の仕様は、GUIベー
スのソフトウェアを定義するために本出願人が今回新た
に考え出したものである。特に、状態遷移仕様を取り込
んだことに特徴がある。これらの仕様を用いることによ
り、従来は記述するのが困難であったGUIベースのソ
フトウェアの仕様を、定められた形式に従って的確に表
現することができる。そして、このように仕様の記述方
式を統一化することによって、後述するようなテストシ
ナリオの自動実行機能およびテスト結果の自動判定機能
を実現することができるようになる。
【0032】再び図1に戻って説明する。3はテストシ
ナリオであり、上記した構造仕様ファイル1および状態
遷移仕様ファイルに従って生成されるファイル情報であ
る。テストシナリオとは、テスト対象となるソフトウェ
アのGUI部に関する仕様を検証する際のGUI操作手
順を定めたものであり、例えば図8のような情報であ
る。
【0033】このテストシナリオ3は、上記した2つの
仕様ファイルに従って、ソフトウェアのGUI部が持つ
全ての状態と全ての状態遷移とを網羅するように生成さ
れたものである。すなわち、図3に示した全ての事象
(入力イベント)を少なくとも1回は必ず実行するよう
なシナリオである。このテストシナリオ3は、利用者が
容易に編集を行えるように、テキストファイル形式にな
っている。
【0034】4はテストシナリオ実行手段であり、上記
テストシナリオ3を読み込み、その読み込んだテストシ
ナリオ3の内容を基に、直接イベントメッセージ(マウ
ス13やキーボード14のような実際の入力デバイスか
ら直接発生したのと同じ形式のイベントメッセージ)を
作成する。そして、作成した直接イベントメッセージを
Xサーバ11に供給することにより、テスト対象のソフ
トウェアのGUI部をテストシナリオ3に従って間接的
に操作する。
【0035】5は実行結果照合手段であり、上記構造仕
様ファイル1および個別状態仕様ファイル2を読み込
み、テストシナリオ実行手段4において実行中の被テス
トプログラムの各状態における各部品属性値が、個別状
態仕様に記載されている値と一致するかどうかを照合す
る。そして、その照合結果内容に基づいてテキストファ
イル形式のテスト結果レポート6を作成する。
【0036】例えば、テストシナリオ実行手段4が、図
3に示した状態遷移仕様ファイルの一番上にある入力イ
ベント(状態“0”においてトグルボタンをクリックす
ること)をテストシナリオ3に基づいて実行したとする
と、状態は“1”に遷移するはずである。このとき実行
結果照合手段5は、上記入力イベントの実行の結果、本
当に状態が“1”に遷移したかどうかを、上記入力イベ
ントの実行直後に、起動中のプログラムの属性値と個別
状態仕様ファイル2の属性値とを照合することによって
検証する。
【0037】7はGUIであり、本実施形態によるシス
テムテスト装置10に関する種々の動作を指示するため
のユーザインタフェースである。例えば、利用者からの
マウス13およびキーボード14の操作を受け付け、そ
れを内部コマンドに変換したものをテストシナリオ実行
手段4に供給することにより、テストシナリオ3の自動
実行を指示する処理を行う。
【0038】このように、本実施形態では、上記テスト
シナリオ3が与えられれば、上記テストシナリオ実行手
段4および実行結果照合手段5が、上記テストシナリオ
3に従い、人手に代わってマウスおよびキーボード操作
を行うことによりシステムテストを自動的に実行し、そ
の実行結果であるテスト結果レポートファイル6を自動
的に作成する。
【0039】このため、テストの実行結果が仕様の通り
になっているかどうかの照合を人手によって行っていた
従来に比べて、システムテストを行うための労力を大幅
に削減することができる。
【0040】また、上記テストシナリオ3は、ソフトウ
ェアのGUI部が持つ全ての状態と全ての状態遷移とを
網羅するように生成されたものであるから、上記テスト
シナリオ3を用いたテスト時には、テスト対象のソフト
ウェアについて想定されるGUI部に関する事象が全て
実行されるようになる。
【0041】このため、あらかじめ人手によりマウス1
3やキーボード14を実際に操作してその操作履歴を記
録することによって生じていた事象の抜けをなくすこと
ができ、テスト内容に抜けが生じないようにすることが
できる。これにより、優れたシステムテストの結果を得
ることができる。
【0042】なお、上記テストシナリオ3は、ソフトウ
ェアのGUI部が持つ全ての状態と全ての状態遷移とを
網羅するものであれば、利用者がマウス13やキーボー
ド14を使って人手によって作成したものであるか、コ
ンピュータによって自動生成したものであるかは問わな
い。
【0043】図示しないコンピュータによってテストシ
ナリオ3を自動生成する場合は、あらかじめ人手により
マウス13やキーボード14を実際に操作してその操作
履歴を記録する必要がなくなるので、人手によるマンパ
ワーを大幅に削減することができる。
【0044】なお、以上の実施形態では、GUIを伴う
ソフトウェアについて述べたが、本発明はこれに限られ
るものではなく、GUIが無いソフトウェアのシステム
テストを行う場合にも好適であることは言うまでもな
い。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述したように、ソフトウェア
が持つ全ての状態と全ての状態遷移とを網羅するように
生成されたテストシナリオの内容を基にシステムテスト
を実行するテストシナリオ実行手段と、そのテスト実行
結果が仕様に合致するかどうかを、あらかじめ定義した
仕様情報に基づいて照合する実行結果照合手段とを設け
たので、テスト対象となるソフトウェアの仕様に基づく
事象が常に全て実行されるようにすることができ、テス
ト内容に抜けがない優れたテスト結果を得ることができ
る。また、システムテストの実行とその実行結果の検証
とが自動的に行われるようになるので、システムテスト
を行うための労力を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるソフトウェアのシス
テムテスト装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】構造仕様ファイルの一例を示す図である。
【図3】状態遷移仕様ファイルの一例を示す図である。
【図4】個別状態仕様ファイルの一例を示す図である。
【図5】個別状態仕様ファイルの続きを示す図である。
【図6】個別状態仕様ファイルの続きを示す図である。
【図7】個別状態仕様ファイルの続きを示す図である。
【図8】テストシナリオの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 構造仕様ファイル 2 個別状態仕様ファイル 3 テストシナリオファイル 4 テストシナリオ実行手段 5 実行結果照合手段 6 テスト結果レポートファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GUIを伴うソフトウェアのシステムテ
    ストを行うためのソフトウェアのシステムテスト装置に
    おいて、 上記GUIを伴うソフトウェアの仕様を表すためにあら
    かじめ定義した上記ソフトウェアのGUI部に関する仕
    様情報に従って上記ソフトウェアが持つ全ての状態と全
    ての状態遷移とを網羅するように生成されたテストシナ
    リオに従って、上記ソフトウェアの被テストプログラム
    を操作するテストシナリオ実行手段と、 上記テストシナリオ実行手段において実行中の上記被テ
    ストプログラムの各状態における属性値が、上記定義さ
    れた仕様情報に記載されている値と一致するかどうかを
    照合する実行結果照合手段とを設けたことを特徴とする
    ソフトウェアのシステムテスト装置。
  2. 【請求項2】 上記ソフトウェアのGUI部に関する仕
    様情報は、上記ソフトウェアのGUI部に関する構造を
    表す構造仕様情報と、上記ソフトウェアのGUI部に関
    する状態遷移を表す状態遷移仕様情報と、上記ソフトウ
    ェアのGUI部に関する各個別状態における属性値を表
    す個別状態仕様情報との3種類から成り、 上記実行結果照合手段は、上記構造仕様情報および個別
    状態仕様情報に基づいて、上記テストシナリオ実行手段
    において実行中の上記被テストプログラムの各状態にお
    ける属性値が、上記個別状態仕様情報に記載されている
    値と一致するかどうかを照合することを特徴とする請求
    項1に記載のソフトウェアのシステムテスト装置。
  3. 【請求項3】 上記ソフトウェアのGUI部に関する仕
    様情報は、上記ソフトウェアのGUI部に関する構造を
    表す構造仕様情報と、上記ソフトウェアのGUI部に関
    する状態遷移を表す状態遷移仕様情報と、上記ソフトウ
    ェアのGUI部に関する各個別状態における属性値を表
    す個別状態仕様情報との3種類から成り、 上記テストシナリオ実行手段で用いられるテストシナリ
    オは、上記構造仕様情報および状態遷移仕様情報に基づ
    いて上記ソフトウェアが持つ全ての状態と全ての状態遷
    移とを網羅するように生成されたものであることを特徴
    とする請求項1に記載のソフトウェアのシステムテスト
    装置。
  4. 【請求項4】 ソフトウェアのシステムテストを行うた
    めのソフトウェアのシステムテスト装置において、 上記ソフトウェアの仕様を表すためにあらかじめ定義し
    た上記ソフトウェアの仕様情報に従って上記ソフトウェ
    アが持つ全ての状態と全ての状態遷移とを網羅するよう
    に生成されたテストシナリオに従って、上記ソフトウェ
    アの被テストプログラムを操作するテストシナリオ実行
    手段と、 上記テストシナリオ実行手段において実行中の上記被テ
    ストプログラムの各状態における属性値が、上記定義さ
    れた仕様情報に記載されている値と一致するかどうかを
    照合する実行結果照合手段とを設けたことを特徴とする
    ソフトウェアのシステムテスト装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100369252B1 (ko) * 2000-05-09 2003-01-24 삼성에스디에스 주식회사 소프트웨어 테스트 시스템 및 그 방법
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