JPH09221171A - 密封容器の蓋材 - Google Patents

密封容器の蓋材

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Publication number
JPH09221171A
JPH09221171A JP2646696A JP2646696A JPH09221171A JP H09221171 A JPH09221171 A JP H09221171A JP 2646696 A JP2646696 A JP 2646696A JP 2646696 A JP2646696 A JP 2646696A JP H09221171 A JPH09221171 A JP H09221171A
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JP
Japan
Prior art keywords
embossing
base material
lines
laminate body
cover material
Prior art date
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Pending
Application number
JP2646696A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakajima
祥雄 中島
Rikirou Ishida
力朗 石田
Masafumi Yamamoto
政史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIDA LES BELL KK
ISHIDA LES-BELL KK
METARUKARAA KK
Toyo Aluminum KK
Original Assignee
ISHIDA LES BELL KK
ISHIDA LES-BELL KK
METARUKARAA KK
Toyo Aluminum KK
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Publication date
Application filed by ISHIDA LES BELL KK, ISHIDA LES-BELL KK, METARUKARAA KK, Toyo Aluminum KK filed Critical ISHIDA LES BELL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップにならない手段で、蓋材を構成
する積層体のカール癖を取り除いて、カールの少ない密
封容器の蓋材を提供することである。 【解決手段】 紙、不織布等の繊維質基材に、ヒートシ
ール層を含む少なくとも一層の合成樹脂層が積層されて
いる積層体の表面又は裏面の少なくともいずれかに、線
状のエンボス4を複数本平行に型押しして、積層体自体
が有する上記線状のエンボス4と平行な方向のカール癖
を取り除いたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、密封容器の蓋材、特
に、蓋材を構成する積層体自体が有するカール癖を取り
除いたカールの少ない蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、密封容器の蓋材11として、図4
(b)に示すように、紙又は不織布等の繊維質基材12
に、ヒートシール層を含む少なくとも一層の合成樹脂層
13を積層した積層体が知られている。
【0003】ところで、このような積層体は、積層体を
形成するラミネート原反の有する巻き癖やラミネート工
程で生ずる合成樹脂の収縮等によって、カール癖が付い
ていることが多い。
【0004】したがって、上記の積層体によって密封容
器の蓋材11を形成した場合、図4(b)に示すよう
に、蓋材11が湾曲形状にカールしやすい。
【0005】ところが、密封容器の蓋材11がカールし
ていると、蓋材11を容器本体にヒートシールする際
に、作業性が悪く、またヒートシール不良を招くおそれ
がある。
【0006】このため、従来、紙等を基材とする積層体
の場合には、紙等の基材を中心にして、その両側に同じ
素材及び厚みの合成樹脂層を設ける等のカール対策が講
じられているが、このような方法によれば、使用材料が
多くなってコストアップになると共に、使用材料も限定
されるといった問題がある。
【0007】
【発明の課題】そこで、この発明は、蓋材を構成する積
層体の使用材料が限定されず、しかもコストアップにも
ならない手段を採用することにより、積層体が有するカ
ール癖を除去しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、紙、不織布等の繊維質基材に、ヒートシール層
を含む少なくとも一層の合成樹脂層が積層されている積
層体の表面又は裏面の少なくともいずれかに、線状のエ
ンボスを複数本平行に型押しすることにより、上記線状
のエンボスと平行な方向のカール癖を取り除くようにし
たものである。
【0009】繊維質基材を含む積層体に、線状のエンボ
スを型押しによって付けると、繊維質基材が線状に押し
固められて、型押しされた線状のエンボスの方向に積層
体が湾曲しにくくなる。このため、線状のエンボスの方
向を積層体自体が有するカール癖の方向と平行にするこ
とにより、カール癖を取り除くことができる。
【0010】上記積層体への型押し加工は、紙、不織布
等の繊維質基材と合成樹脂層とを、ドライラミネーショ
ン法やPEラミネーション法等によって積層して積層体
を形成した後に、凹凸を有するロールや平判押し付け加
工等により行えるので、このような加工をラミネート工
程や切断、あるいは打抜き工程に組み込むことにより、
低コストで行うことができる。
【0011】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0012】この発明の蓋材1は、図1(c)及び図2
(c)に示すように、紙、不織布等の繊維質基材2に、
ヒートシール層を構成する少なくとも一層の合成樹脂層
3が積層された積層体からなる。
【0013】この蓋材1を形成する積層体自体には、そ
の性質として、図4(b)の蓋材11と同様に、カール
癖によってカールする性質があるため、この発明では、
蓋材1に、カール癖の方向と平行に、即ち、図1(a)
及び図2(a)に示すように、上下方向に、線状のエン
ボス4を複数本平行に型押しすることによって、カール
癖を取り除いて、図1(b)及び図2(b)に示すよう
に、カールのない真直ぐな蓋材1にしている。
【0014】この発明は、40〜400g/m2 の厚み
の繊維質基材2を積層構成として含む蓋材1に適用する
ことができ、特に、80g/m2 以上の厚みの繊維質基
材2を含むものは、型押しによるエンボス加工が行い易
いので、有効である。
【0015】この発明が適用可能な蓋材1の具体例とし
ては、次のような積層構成のものがある。 100g/m2 紙/PE/接着剤/12μPET/接着剤/5
0μEVA 150g/m2 紙/PE/接着剤/12μPET/接着剤/5
0μEVA 110g/m2 紙/接着剤/15μNY/接着剤/50μPE 160g/m2 /接着剤/38μPET/接着剤/38μPE
T/50μPE また、蓋材1の積層構成中に、アルミニウム箔のような
金属箔を含んでいてもよい。
【0016】上記線状のエンボス4は、蓋材1の全面に
設けてもよいし、部分的に設けてもよい。また、線状の
エンボス4は、連続していても不連続でもよく、不連続
の場合には、単位長さ当りのエンボス4の長さが、エン
ボス4の間隔(不連続な部分の長さ)よりも長くなるよ
うにする。
【0017】上記線状のエンボス4の形状は、図1
(a)に示すような直線でも、図2(a)に示すような
波形でもよい。また、上記線状のエンボス4は、図1
(c)及び図2(c)に示すように、蓋材1の表面又は
裏面のいずれか一方の面だけに設けてもよいし、図3に
示すように、両面に設けてもよい。両面に設ける場合、
表面又は裏面のいずれか一方のエンボス4は平行な線状
とすることが必須であるが、他面のエンボス4は例えば
クロス線状とするなど平行な線状でなくてもよい。
【0018】なお、上記線状のエンボス4の本数、左右
の間隔及び深さは、ヒートシールによるシール不良を招
かない範囲で、蓋材1のカール癖の強さに応じて適宜調
整する。
【0019】
【効果】この発明によれば、以上のように、蓋材を形成
する積層体に、線状のエンボスを型押しすることによ
り、積層体自体が有するカール癖を取り除くことができ
るので、カールの少ない密封容器の蓋材を、使用材料に
限定されることなく、低コストで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の蓋材の一例を示す裏面図、
(b)は右側面図、(c)は(a)の拡大横断面図
【図2】(a)はこの発明の蓋材の他例を示す裏面図、
(b)は右側面図、(c)は(a)の拡大横断面図
【図3】この発明の蓋材の他例を示す拡大横断面図
【図4】(a)は従来の蓋材の裏面図、(b)は右側面
【符号の説明】
1 蓋材 2 繊維質基材 3 合成樹脂層 4 エンボス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 祥雄 大阪府東大阪市渋川町1丁目13番22号 株 式会社メタルカラー内 (72)発明者 石田 力朗 奈良県磯城郡田原本町大字味間820番地 石田レーベル株式会社内 (72)発明者 山本 政史 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミニウム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、不織布等の繊維質基材に、ヒートシ
    ール層を含む少なくとも一層の合成樹脂層が積層されて
    いる積層体の表面又は裏面の少なくともいずれかに、線
    状のエンボスを複数本平行に型押しして、積層体自体が
    有する上記線状のエンボスと平行な方向のカール癖を取
    り除いてある密封容器の蓋材。
JP2646696A 1996-02-14 1996-02-14 密封容器の蓋材 Pending JPH09221171A (ja)

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JP2646696A JPH09221171A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 密封容器の蓋材

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000255619A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Toyo Aluminium Kk 熱封緘蓋材
KR100428848B1 (ko) * 2000-07-10 2004-04-28 주식회사 한진피앤씨 발효식품 포장 용기
JP2010168090A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Morinaga Milk Ind Co Ltd 飲食品容器用密封蓋、飲食品容器および飲食品包装体
EP3169611B1 (en) 2014-07-16 2018-05-16 Koninklijke Douwe Egberts B.V. A die-cut lid and associated container and method

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US11142379B2 (en) 2014-07-16 2021-10-12 Koninklijke Douwe Egberts B.V. Die-cut lid and associated container and method
US11325760B2 (en) 2014-07-16 2022-05-10 Koninklijke Douwe Egberts B.V. Die-cut lid and associated container and method

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