JPH09220283A - 静脈内治療における空気除去フィルターの使用の間の液の逆流防止装置 - Google Patents

静脈内治療における空気除去フィルターの使用の間の液の逆流防止装置

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JPH09220283A
JPH09220283A JP9027825A JP2782597A JPH09220283A JP H09220283 A JPH09220283 A JP H09220283A JP 9027825 A JP9027825 A JP 9027825A JP 2782597 A JP2782597 A JP 2782597A JP H09220283 A JPH09220283 A JP H09220283A
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JP9027825A
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Jr James E Rudolph
エモリー ルドルフ,ジュニア ジェームズ
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WL Gore and Associates Inc
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WL Gore and Associates Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静脈内治療における空気除去フィルターの使
用の間に患者からの処方液の逆流を防止するための装置
の提供。 【解決手段】 上記の液の逆流は、液弁を使用すること
によるその逆流の直接的遮断により防止される。さら
に、処方液の逆流は、空気除去フィルターの近位チャン
バー内への空気の移動を防止するために少なくとも1つ
の通気弁アセンブリーを使用することにより防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、静脈内治
療の分野に関する。より特に、本発明は、静脈内治療に
おける空気除去フィルターの使用の間の液の逆流の防止
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、静脈内用液治療プロトコールは、
患者への液の投与の間の空気除去フィルター(air elim
inating filter (AEF)) の使用を提案している。一般的
には、約0.2μm〜約20.0μmのレンジにある細
孔サイズをもつ親水性微多孔質膜を含む首位の濾過媒
体、及び0.02μm〜0.45μmのレンジにある細
孔サイズをもつ疎水性微多孔質膜を含む通気孔を含む。
理想的には、患者への処方液の実際の静脈内投与の間
に、AEFは、そのAEFがその患者の注入部位に等し
いレベルの位置に、配置されるべきである。しかしなが
ら、実際には、AEFは、しばしば、その注入部位より
も高い位置に配位されるであろう。AEFを通る処方液
の流量は、2ミリリッター/時の少量から1リッター/
時超のレンジにある可能性がある。しかしながら、低流
量が、その注入部位よりも高い位置に置かれるAEFを
伴う場合、その患者からの処方液の逆流を許容する環境
を創り出すであろう。
【0003】AEFが、患者の注入部位よりも高い位置
に置かれるとき、そのAEFは、そのAEFが通気され
るために、ヘッド圧を顕出するであろう。このヘッド圧
は、そのAEFの近位チャンバーからの液の自由な流れ
を引き起こし、そしてそれ故、その近位チャンバーが空
になることを引き起こす。近位チャンバーは、AEFが
注入部位よりも高い限り空のまま残るであろう。この空
の近位チャンバーは、患者からの処方液の逆流の要因に
おける主要なものである。静脈内治療を受けるほとんど
の患者は、十分に歩行できるか、又はそれらの病床にお
いて動き廻ることができるかのいずれかであるので、そ
の注入部位に対するAEFの位置は変化する。一般的に
は、このような位置の変化は、その注入部位より高い位
置から、その注入部位よりも低い位置まで、AEFが動
くことをもたらす。この際、患者とAEFの間に形成さ
れた負圧勾配が在る。結果として、AEFの遠位にある
静脈内チューブ内の液と、患者からの体液は、逆流する
やり方で、その静脈内へのチューブを上り、その患者か
ら離れて自由に動く。
【0004】液の逆流は、重大な臨床的状況が生じるこ
とを引き起こす可能性がある。より特に、液の逆流の間
に、患者は、処方された静脈内用液を受容しない。ま
た、体液、特に血液の逆流は、AEFから遠位の静脈内
へのチューブ内、又は注入カテーテル内で血塊が形成す
ることを引き起こす可能性がある。血塊が形成される場
合、費用のかかる処置が、その血塊を溶解させるために
行われなければならず、又はその注入が、中断されなけ
ればならない。このような中断は、注入カテーテルの除
去、新たな注入部位の位置決め、並びに新たなAEFフ
ィルター及び支持アセンブリーを必要とする。理解され
ることができるであろうが、これは、より高い医療費並
びに患者にとっての追加の物理的及び精神的な傷をもた
らす。以上は、現在の静脈内治療技術及びアセンブリー
に存在することが知られている限界について説明してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の1つ以
上の限界を克服することを指向する改良された装置及び
方法を提供することが有利であろうことが理解される。
従って、以下、より十分に開示する特徴を包含する好適
な代わるべき手段を、提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、今日知られた
ものを超えて静脈内治療の技術を前進させる。本発明の
1つの側面においては、患者に処方液を静脈内投与する
ための改良されたアセンブリーを提供する。このアセン
ブリーは、近位液入口と液で連絡されて配置された近位
液チャンバーと、遠位液出口と液で連絡されて配置され
た遠位液チャンバーをもつ空気除去フィルターを含む。
この近位液チャンバーと遠位液チャンバーは、液フィル
ター要素を通して液で連絡されている。処方液の源は、
近位液入口において空気除去フィルターと液で連絡され
ている。一定長の液運搬チューブが、相対する第1及び
第2端により定められる。第1チューブ端は、遠位液出
口において空気除去フィルターと液で連絡されている。
第2チューブ端は所定の注入部位において患者と液で連
絡される。液弁アセンブリーは、第2チューブ端と近位
液チャンバーの間に置かれる。液弁アセンブリーは空気
除去フィルターの遠位液出口から患者の注入部位までの
処方液の流れを許容し、かつ、患者からの処方液の逆流
を防止する。
【0007】本発明の他の側面においては、改良された
空気除去フィルターが、静脈内治療における使用のため
に提供される。この空気除去フィルターは、近位液入口
と液で連絡されて配置された近位液チャンバー、及び遠
位液出口と液で連絡されて配置された遠位液チャンバー
をもつ。この近位液チャンバーと遠位液チャンバーは、
液フィルター要素を通して液で連絡されている。この改
良は、1)近位液チャンバーから通気手段を通ってその
近位液チャンバーの外の雰囲気にガスが抜けることを許
容し;かつ、2)その外の雰囲気から通気手段を通して
近位液チャンバー内へのガスの流れを制限する、ガス弁
アセンブリーを含む通気孔を含んで成る。従って、本発
明の主目的は、液の逆流を直接的に遮断することにより
静脈内治療における空気除去フィルターの使用の間の処
方液の逆流を防止することである。本発明のさらに他の
目的は、空気除去フィルターの近位チャンバー内への空
気の移動を防止することにより静脈内治療における空気
除去フィルターの使用の間の液の逆流を防止することで
ある。
【0008】以上の要約、並びに以下の本発明の好まし
い態様の詳細な説明は、添付図面と一緒に読むとき、よ
りよく理解されるであろう。本発明を説明する目的をも
って、現在のところ好ましい態様を図面中に示す。しか
しながら、本発明は図示された通りの配置及び手段に限
定されないと理解されるべきである。
【0009】これから図面を参照する。ここで、同様の
参照記号は、図面の全体を通して対応部分を表す。本発
明の教示に従う静脈内用液送達システムを、一般に、図
1中10で示す。図示したように、静脈内用液送達シス
テム(10)は、空気除去フィルター(12)(AE
F)、液弁アセンブリー(14)(例えば、チェック
弁)、及び液注入口(16)であって、図示した態様に
おいて、“Y”部位液注入口であるもの、を含んで成
る。一般的には、AEF(12)は、静脈内治療を受け
ている患者(図示せず)の注入部位から約12インチ
(30.5cm)離れて置かれる。このAEF(12)
は、近位AEFチャンバー(20)、近位AEF液入口
(22)、遠位AEFチャンバー(24)及び遠位AE
F液出口(26)を含んで成る。この近位AEF液入口
(22)は、近位AEFチャンバー(20)と液で連絡
されている。一定長のポリマー・チューブ(28)は、
近位AEF入口(22)を通じて、静脈内用液の源(図
示せず)を近位AEFチャンバー(20)に液で連絡す
る。少なくとも1つの通気口(30)が、近位AEFチ
ャンバー(20)に提供されることができる。この通気
口(30)に付着されるのは、好適な疎水性微多孔質
膜、例えば、これに限定されないが、多孔質フルオロポ
リマー材料、例えば、多孔質ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)、又はいずれかの他の好適な材料、例え
ば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、又はポリプロ
ピレンにより定められることができる通気材料(図示せ
ず)である。
【0010】近位AEFチャンバー(20)は、液フィ
ルター要素又は濾過媒体(32)により遠位AEFチャ
ンバー(24)から分離される。この濾過媒体(32)
は、好適な親水性微多孔質膜、例えば、これに限定され
ないが、ポリエーテルスルホン(PES)、セルロース
・アセテート、ポリスルホン、又はナイロンにより定め
られることができる。遠位AEFチャンバー(24)
は、遠位AEF液出口(26)に液で連絡されている。
少なくとも1つの通気口(30)、及び通気材料(図示
せず)が、遠位AEFチャンバー(24)に提供される
こともできる。一定長の液運搬静脈内へのチューブ(3
4)、例えば、これに限定されないが、ポリマー・チュ
ーブが、遠位AEF液出口(26)を経由して、遠位A
EFチャンバー(24)に液で連絡されている。液運搬
チューブの長さは、相対する第1端と第2端(35,3
6)をそれぞれ定める。第1チューブ端(35)は、遠
位AEF液出口(26)において遠位AEFチャンバー
(24)に液で連絡されている。このチューブ(34)
の第2又は遠位端(36)に、その遠位端(36)が患
者の注入部位又は注入カテーテル(両者図示せず)に確
実に液で連絡されることを許容する好適な液コネクター
(38)が置かれる。1つのタイプの液コネクター(3
8)は、Becton Dickinson Companyにより得られること
ができるLUER−LOK(登録商標)タイプの液コネ
クターであることができる。(LUER−LOKは、Be
cton Dickinson Companyの登録商標である。)好適なA
EF(12)は、Michigan州 Ann ArborのGelman Scien
ces Inc.から、又はMassachusetts 州 BedfordのMillip
ore Corporation から得られることができる。
【0011】図1中に示すように、“Y”部位液注入口
(16)が、AEF(12)と患者の注入部位の間に位
置する。この“Y”部位液注入口(16)は、入口部分
(17)、出口部分(18)、及び注入部位部分(1
9)を含む。遠位AEFチャンバー(24)から流れる
処方された静脈内用液は、チューブ(34)を経由し
て、“Y”部位注入口(16)の入口部分(17)に達
する。この“Y”部位注入口(16)は、濾過されるが
困難であるとみなされるか、又はAEFと適合性がない
流体が、静脈内用液送達システム(10)内に導入され
ることを許容する。この“Y”部位注入口(16)の正
確な位置は、変化することができるけれども、一般的に
は、好ましい位置は、AEF(12)とポリマー・チュ
ーブ(34)の遠位端(36)の間の中央点位置にあ
る。
【0012】よく知られているように、近位AEFチャ
ンバー(20)内への空気の導入又は移動は、患者から
の処方された静脈内用液の逆流を引き起こすことがあ
り、それにより、有害な臨床的状況が生じることを引き
起こす。一般的には、AEF(12)が注入部位よりも
高い位置に置かれるときに、空気が近位AEFチャンバ
ー内に導入される。本発明の1の態様においては、処方
された静脈内用液の逆流は、近位AEFチャンバー(2
0)とポリマー・チューブ(34)の遠位端(36)の
間に置かれた、液弁アセンブリー又はチェック弁(1
4)の操作により防止されることが発見された。本発明
の好ましい態様においては、液弁アセンブリー又はチェ
ック弁(14)は、遠位AEF液出口(26)とポリマ
ー・チューブ(34)の遠位端(36)の間に置かれ
る。最適には、液チェック弁(14)は、遠位AEF液
出口(26)から約2インチ(5.1cm)に位置する。
この位置において、液チェック弁(14)は、低注入速
度において投与される処方された静脈内用液の逆流を防
止するであろうし;空の近位AEFチャンバー(20)
により引き起こされる処方された静脈内用液の逆流を防
止するであろうし;そして液注入口、“Y”部位注入
口、又はチューブ(34)の遠位端(36)に置かれた
注入口カラーのいずれかにおいて、AEF(12)の遠
位で注入された処方された静脈内用液の逆流を防止する
であろう。
【0013】理解されるべきであるが、注入口(16)
は、チェック弁(14)と遠位AEF液出口(26)の
間の位置で、又はチェック弁(14)とチューブの遠位
端(36)の間の位置で、チューブ(34)と液で連絡
されることができる。本発明の好ましい態様において
は、液注入口(16)は、チェック弁(14)とチュー
ブ(34)の遠位端(36)の間の位置で、チューブ
(34)と液で連絡される。空気除去フィルターの遠位
液出口から患者の注入部位までの処方液の流れを許容
し、かつ、患者からの処方液の逆流を防止する任意の好
適な弁アセンブリー(14)を、使用することができ
る。例えば、“ウェーファー(wafer)”又は“フ
ラッパー(flapper)”型及び“カモのくちばし
(duckbill)”型の液弁を、静脈内送達システ
ム(10)において使用することができる。このような
弁は、患者の方に所望の静脈内用液が通過することを許
容することによって作動するが、液の逆流が生じ始める
場合、その液弁は閉じる。この液弁アセンブリー(1
4)は、液の逆流が止むまで閉じたままであり、又はそ
の液流の圧力が逆圧よりも大きくなるまで、閉じたまま
である。液弁アセンブリーの他の好適なタイプは、これ
に限定されないが、“ボール(ball)”型チェック
弁を含む。好適な液弁アセンブリーは、Pennsylvania州
BethlehemのB.Braun Medical Inc.又はOhio州 Hilliar
d のMedex Inc.から得られることができる。
【0014】好適な弁アセンブリー(14)は、図4を
参照して最もよく理解される。図に示されるのは、液入
口(60)と液出口(62)をもつ“カモのくちばし
(duckbill)”型チェック弁である。この弁自
体は、内部液通路を定める円錐くさび形状の部材(6
4)である。通常閉じているスリット(66)は、円錐
くさび形状部材の出口において定められる。このスリッ
トは、十分な力(約0.1ポンド/平方インチ(68
9.5Pa))でその弁に入る液がそのスリットを開き、
そしてそれを通してその液が通過することを許容するま
で、閉じた位置にとどまる。逆流するように、すなわち
液出口を通って、弁(14)に入り込もうとする液は、
そのスリットを閉じさせ、それにより患者からの液の逆
流を防止する。
【0015】上述のような、液弁(14)の使用による
静脈内治療の間の液の逆流防止に加えて、このような液
の逆流が、AEFの内部への空気の侵入を制限する少な
くとも1つの新規の通気弁アセンブリーを含んで成る改
良されたAEF(12)を提供することにより、防止さ
れることができることが、さらに発見された。このよう
な改良されたAEF(12)を、以下、さらに詳細に記
載する。理解されるべきであるが、本発明の新規の通気
弁アセンブリーは、改良されたAEF(12)の外部又
は内部のいずれかにあってよい。図2は、本発明の教示
に従った外部通気弁アセンブリーの1つの態様の側断面
図である。図示するように、一般に(42)で示す外部
弁、例えば、これに限定されないが、例としてのキノコ
又はカサ型の弁が、AEFハウジング内に取り込まれて
いる。外部通気弁(42)は、AEF(12)の使用の
間、近位AEFチャンバー(20)からその近位AEF
チャンバーの外部の雰囲気まで空気又はガスが連続的に
抜けることを許容するが、その外部雰囲気から近位AE
Fチャンバー内に空気又はガスが入ることを許容しない
であろう。作動中、外部弁(42)は、液が近位AEF
チャンバー(20)から遠位AEFチャンバー(24)
内に流れようとするときに作られる負圧によりベント口
(30)を覆ってシールする。
【0016】AEF(12)内への外部通気弁(42)
の取り込みは、例えば、AEF(12)内に通気口ウェ
ル(well) (40)を作ることにより達成されることが
できる。この通気弁アセンブリー(42)は、通気口ウ
ェル(40)内に挿入される。図2中に示すように、1
つの可能性のある外部通気弁アセンブリーは、弁棒(4
4)とシーリング部材(46)から成るキノコ弁(4
2)である。このシーリング部材(46)は、通気口
(30)とAEF(12)の通気材料(図示せず)をシ
ールするようにカバーするのに好適な寸法の直径をもつ
円形形状である。シーリング部材(46)は、約0.1
ポンド/平方インチ(689.5Pa)の最小負圧により
引き下げられ、そしてベント口(30)をシールするの
に十分な弾力性がなければならない。シーリング部材
(46)に好適な材料は、これに限定されないが、ポリ
塩化ビニル(PVC)、ラテックス材料又はシリコーン
材料を含む。また、このシーリング部材(46)は、近
位AEFチャンバー(20)の活発な空気抜けの間、最
小正圧(約0.1ポンド/平方インチ(689.5P
a))により開位置のままでなければならない。弁棒
(44)は、シーリング部材(46)と同一の材料から
成ることができる。弁棒(44)は、止め部材(48)
により外部通気弁(42)をスライド可能な状態で固定
するために通気口ウェル(40)内に挿入されるのに十
分な長さを有するべきである。外部弁(42)の作動の
間、弁棒(44)とシーリング部材(46)は、通気口
(30)を選択的にシールするように、動程“A”に沿
って前後に動く。AEF(12)の外部表面とシーリン
グ部材(46)の間の十分なクリアランス、例えば、約
1/1000インチが、近位AEFチャンバー(20)
の正常な通気を容易にするために存在する。
【0017】あるいは、そして図3中に最もよく示すよ
うに、内部通気弁アセンブリー(49)は、AEF(1
2)の本体内に取り込まれることができる。このような
弁は、通気口ウェル(40)の側壁部分に動くことがで
きるように取り付けられた弁部材を含んで成る。より特
に、弁部材(56)は、取り付け部材(54)により側
壁部分(57)に取り付けられる。肩部分(50)は、
通気口ウェル(40)内に形成される。肩部分(50)
は、弁部材(56)によりシールを形成するように好適
な寸法をもつ。外部通気弁(42)と同様に、この内部
弁は、近位AEFチャンバー(20)を去ろうとする液
により引き起こされる負圧により作用されるときに閉じ
るであろう。液は、近位AEFチャンバー(20)から
空になることを防止されるので、液の逆流は、防止され
る。
【0018】理解されるべきであるが、外部通気弁(4
2)と内部通気弁(49)は、そのベント材料(図示せ
ず)と近位AEFチャンバー(20)の外部の環境との
間に置かれなければならない。また、使用される通気弁
(42)の数は、通気口(30)の数に少なくとも等し
くなければならない。本発明のいくつかの例示的態様
を、以上詳細に説明してきたけれども、当業者は、多く
の修正が、本明細書中に記載した新規の教示及び利点か
ら実質的に逸脱せずに可能であることを容易に理解す
る。従って、全てのこのような修正は、先のクレームに
より定められるように、本発明の範囲内に包含されるこ
とを意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の1つの態様に従う静脈内用液
送達システムの一部の周囲図である。
【図2】図2は、本発明の教示に従う外部空気除去フィ
ルター通気弁アセンブリーの側断面図である。
【図3】図3は、本発明の教示に従う内部空気除去フィ
ルター通気弁アセンブリーの側断面図である。
【図4】図4は、本発明の教示に従う使用のための液弁
アセンブリーの側断面図である。
【符号の説明】
10…静脈内用液送達システム 12…空気除去フィルター(AEF) 14…液弁アセンブリー、チェック弁 16…液注入口 17…入口部分 18…出口部分 19…注入部分 20…近位AEFチャンバー 22…近位AEF液入口 24…遠位AEFチャンバー 26…遠位AEF液出口 28…一定長のポリマー・チューブ 30…通気口 32…濾過媒体 34…一定長の液運搬静脈内へのチューブ 35…第1端 36…第2端、遠位端 40…通気口ウェル 42…外部弁、キノコ弁、通気弁 44…弁棒 46…シーリング部材 48…止め部材 49…内部通気弁アセンブリー 50…肩部分 54…取り付け部材 56…弁部材 57…側壁部分 60…液入口 62…液出口 64…円錐くさび形状部材 66…スリット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に処方液を静脈内投与するためのア
    センブリーであって、そのアセンブリーが:近位液入口
    と液で連絡されて配置された近位液チャンバー及び遠位
    液出口と液で連絡されて配置された遠位液チャンバーを
    もつ空気除去フィルターであって、その近位液チャンバ
    ーとその遠位液チャンバーが液フィルター要素を通して
    液で連絡されているようなフィルター;その近位液入口
    においてその空気除去フィルターと液で連絡されている
    処方液の源;相対する第1端と第2端をもつ一定長の液
    体運搬チューブであって、その第1チューブ端が上記遠
    位液出口において上記空気除去フィルターと液で連絡さ
    れており、そしてその第2チューブ端が所定の注入部位
    において上記患者と液で連絡されているようなチュー
    ブ;並びに上記第2チューブ端と上記近位液チャンバー
    の間に配置された液弁アセンブリーであって、その液弁
    アセンブリーが上記空気除去フィルターの上記遠位液出
    口から上記患者の上記注入部位への処方液の流れを許容
    し、かつ、上記患者からの処方液の逆流を防止するよう
    な液弁アセンブリー、を含んで成るアセンブリー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアセンブリーであっ
    て、その液弁アセンブリーが、カモのくちばし型(duck
    bill type )の弁であるアセンブリー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアセンブリーであっ
    て、その液弁アセンブリーが、フラッパー型(flapper
    type)の弁であるアセンブリー。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のアセンブリーであっ
    て、その液弁アセンブリーが、ボール型(ball type )
    の弁であるアセンブリー。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアセンブリーであっ
    て、そのチューブに液で連絡された液注入口をさらに含
    み、その液注入口が、その液弁アセンブリーとそのチュ
    ーブ材料の第2端の間に配置されているアセンブリー。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のアセンブリーであっ
    て、その空気除去フィルターが、その近位液チャンバー
    の通気のための少なくとも1つの通気手段をもち、その
    通気手段が、その通気手段を通してその近位液チャンバ
    ーからその近位液チャンバーの外の雰囲気へガスが抜け
    ることを許容し、かつ、その通気手段を通してその外の
    雰囲気からその近位液チャンバー内へのガスの流れを制
    限するガス弁アセンブリーを含むような、アセンブリ
    ー。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のアセンブリーであっ
    て、そのガス弁アセンブリーが、きのこ型(mushroom t
    ype )の弁であるアセンブリー。
  8. 【請求項8】 静脈内治療における使用のための改良さ
    れた空気除去フィルターであって、その空気除去フィル
    ターが、近位液入口と液で連絡されて配置された近位液
    チャンバー及び遠位液出口と液で連絡されて配置された
    遠位液チャンバーをもち、その近位液チャンバーとその
    遠位液チャンバーが、液フィルター要素を通して液で連
    絡されており、その改良が:上記近位液チャンバーの通
    気のための少なくとも1つの通気手段であって、その通
    気手段を通してその近位液チャンバーからその近位液チ
    ャンバーの外の雰囲気へガスが抜けることを許容し、か
    つ、その通気手段を通してその外の雰囲気からその近位
    液チャンバー内へのガスの流れを制限するガス弁アセン
    ブリーを含むような通気手段、を含むことを特徴とする
    フィルター。
  9. 【請求項9】 患者に処方液を静脈内投与するためのア
    センブリーであって、そのアセンブリーが:近位液入口
    と液で連絡されて配置された近位液チャンバー及び遠位
    液出口と液で連絡されて配置された遠位液チャンバーを
    もつ空気除去フィルターであって、その近位液チャンバ
    ーとその遠位液チャンバーが液フィルター要素を通して
    液で連絡されているようなフィルター;上記近位液チャ
    ンバーの通気のための少なくとも1つの通気手段であっ
    て、その通気手段を通してその近位液チャンバーからそ
    の近位液チャンバーの外の雰囲気へガスが抜けることを
    許容し、かつ、その通気手段を通してその外の雰囲気か
    らその近位液チャンバー内へのガスの流れを制限するガ
    ス弁アセンブリーを含むような換気手段;上記近位液入
    口において上記空気除去フィルターと液で連絡されてい
    る処方液の源;相対する第1端と第2端をもつ一定長の
    液体運搬チューブであって、その第1チューブ端が上記
    遠位液出口において上記空気除去フィルターと液で連絡
    されており、そしてその第2チューブ端が所定の注入部
    位において上記患者と液で連絡されているようなチュー
    ブ;並びに上記第2チューブ端と上記近位液チャンバー
    の間に配置された液弁アセンブリーであって、その液弁
    アセンブリーが上記空気除去フィルターの上記遠位液出
    口から上記患者の上記注入部位への処方液の流れを許容
    し、かつ、上記患者からの処方液の逆流を防止するよう
    な液弁アセンブリー、を含んで成るアセンブリー。
JP9027825A 1996-02-14 1997-02-12 静脈内治療における空気除去フィルターの使用の間の液の逆流防止装置 Pending JPH09220283A (ja)

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US08/599881 1996-02-14
US08/599,881 US5634905A (en) 1996-02-14 1996-02-14 Apparatus for the prevention of retrograde movement of fluids during the use of air eliminating filters in intravenous therapy

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