JPH09220197A - 体腔内の観察装置 - Google Patents

体腔内の観察装置

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JPH09220197A
JPH09220197A JP8030371A JP3037196A JPH09220197A JP H09220197 A JPH09220197 A JP H09220197A JP 8030371 A JP8030371 A JP 8030371A JP 3037196 A JP3037196 A JP 3037196A JP H09220197 A JPH09220197 A JP H09220197A
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gap
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supply
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徹 黄川田
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00066Proximal part of endoscope body, e.g. handles
    • A61B1/00068Valve switch arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】手術者自らの操作により、体腔内の洗浄を可能
とする。 【解決手段】体腔内を観察する手術者が把持している把
持部材40に、スイッチ43が設けられている。このス
イッチ43を押圧することにより、貯槽60より洗浄液
が供給される。供給された流体は、流体路構成部材30
内を通って体腔内へ運ばれ、対物レンズ13を洗浄する
とともに、粘液類と置換される。粘液類は、汚濁液とな
って貯槽62に集められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬性鏡や内視鏡な
どの体腔内の観察装置に係り、特に、鼻腔、食道、胃、
大腸など、体腔内を観察しながら行う手術の際に用いら
れる体腔内の観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)など
の外科的治療として、鼻孔内に硬性鏡を挿入しながら、
その硬性鏡による観察の下で、膿の排除、炎症部分粘膜
の切除、排泄口の拡大または新設などを行う鼻内手術が
行われている。
【0003】具体的には、たとえば術者が左手で硬性鏡
を把持しながらその先端部を鼻孔に挿入し、右手で鉗子
を把持しながら手術部位の手術を行うものである。
【0004】硬性鏡を用いる観察システムは、光源から
の光をライトガイドを通して手術部位の近傍を照射し、
この照射領域を、硬性鏡の挿入部の先端に設けた対物レ
ンズを通して、前記挿入部内に設けた光ファイバーによ
り受光し、その光ファイバーに伝達された光を、硬性鏡
の基部に設けたファインダーにより観察する、あるいは
前記ファインダーを通して覗くことなく光ファイバーへ
の入光を画像処理して、適宜のCRT表示装置に表示さ
せた画像を観察するものである。
【0005】しかし、体腔、特に慢性副鼻腔炎について
の鼻孔内手術を例に採ると、鼻腔内には粘液、血液ある
いは膿(以下これらを粘液類ともいう)があり、これが
硬性鏡にとって汚濁物として存在し硬性鏡の視野を妨げ
る。この視野が妨げられると、対象の手術部位以外の箇
所を鉗子により損傷させる危険性がある。
【0006】したがって、前記粘液類を排除し、視野内
を清浄化した後に、手術を続行する必要がある。このた
めには、硬性鏡の視野が妨げられた時点ごと、硬性鏡を
引き抜いて、代わりに吸引管の先端部を鼻腔内に挿入
し、その吸引管を通して粘液類を排除する必要がある。
【0007】しかし、その都度、かかる操作を行うこと
は、迅速な手術を行う上で問題である。しかも、吸引管
の挿入・引抜および硬性鏡の挿入・引抜を繰り返すこと
は、鼻腔内組織を損傷させる危険性が大きい。さらに、
対物レンズが汚れる度にこれを拭き取る必要がある。
【0008】内視鏡の処置具挿入チャンネルに光ファイ
バーを挿入し、その光ファイバーの基端にレーザー光を
入射し、その先端から対象部位に対してレーザ光を照射
するレーザ処置方法が行われている。このレーザ処置方
法に際して、特公平6−67387号公報においては、
レーザ光の照射により患部から飛散した異物、あるいは
粘液類を対外に排除することにより、レーザ光の出射端
部を清浄化するなどの目的で、前記の挿通チャンネル内
に同心状にチューブを設け、そのチューブ内に前記の光
ファイバーを挿通し、チューブの内部を通して空気を圧
送し、そのチューブと挿通チャンネルとの間隙を通して
排気することにより、前記の異物や粘液類を対外に排除
することが知られている。
【0009】しかし、前記チューブは内視鏡と一体とな
ったものであり、そのチューブを取り外すことはできな
い。したがって、B型肝炎やエイズなどのウイルス感染
を防止するためには、内視鏡を、使用の都度消毒する必
要があり、その洗浄に多大な手間を要する。また、消毒
が不十分の場合には、ウイルス感染の危険性が残されて
いる。
【0010】一方、米国特許第4,517,962号お
よび第4,881,525号には、液を供給するとも
に、体腔内の液を排出することが示されている。この例
においては、液の供給と液の排出との経路が同一である
ために、排液中に混入した粘液や血液が排出経路に残留
し、その後、洗浄液を供給するとき、残留した粘液や血
液が洗浄液に混入し、対象観察部位を汚濁させて視界を
不明瞭とする可能性がある。
【0011】さらに、手術後には、内視鏡全体を消毒す
る必要があり、特に狭い洗浄液および排液の経路を念入
りに消毒する必要がある。もし、この消毒が不十分の場
合には、ウイルス感染の危険性が残されている。
【0012】したがって、前述のいずれの技術において
も、流体を流す経路を構成する部材が使い捨てではない
ために、患者ごと内視鏡を丹念に消毒する必要がある。
さらに、ウイルス感染の危険性が残されている。また、
対物レンズの洗浄効果に乏しく、かつ対象観察部位を明
瞭に見ることが困難である。
【0013】ところが、これらの例においては、液の供
給と排出の経路が同一であるために、排液中に混入した
粘液や血液が洗浄排出経路に残留し、その後、洗浄液を
供給するとき、残留した粘液や血液が洗浄液に混入し、
対象観察部位を汚濁させて視界を不明瞭とする可能性が
あるなどの問題がある。
【0014】そこで、本出願人は、特開平7−2461
87号において、硬性鏡の挿入部の外周囲に使い捨ての
流体路構成部材を設け、その挿入部と流体路構成部材と
の間隙を利用して体腔内に洗浄用流体を供給するための
流体供給間隙と、体腔内の流体を粘液とともに排出する
ための流体排出間隙とを別個に形成し、前記流体供給間
隙を通して洗浄用流体を供給し、対物レンズ部分を巡ら
せて粘液類と共に流体排出間隙を通して外部に排出し、
鼻腔内からの粘液類の排除と対物レンズの洗浄とを同時
に図る観察装置を開示した。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本出願人で先
に提案した観察装置を用いて鼻内手術を行う場合には、
前述のように、術者は右手に鉗子、左手に硬性鏡を把持
して手術を行うので、両手が塞がっており、術中、術者
が流体供給手段や流体排出手段を手で操作することがで
きなかった。
【0016】そのため、体腔内に洗浄用流体の供給およ
び粘液類の排出を行う場合には、たとえば手術補助者に
対して、術者がその旨を口頭で指示し、その補助者が流
体供給手段や排出手段のスイッチを操作する必要があっ
た。
【0017】その結果、術者と補助者との連係が円滑に
行うことができない場合もあり、迅速かつ適確な手術の
妨げとなっていた。
【0018】そこで、本発明の主たる課題は、手術者自
らの操作により、体腔内の洗浄を行うようにすることに
より、迅速かつ適確な手術の実現を図ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のうち、請求項1記載の発明は、体外に位置
される本体部と、体外から生体の体腔内に挿入される挿
入部と、この挿入部の先端部に、前記体腔内に直接臨ん
で体腔からの光を通す透光部材と、この透光部材を通る
前記体腔内の光学的情報を外部に与える光学的伝送路と
を有する観察装置本体を含む体腔内の観察装置におい
て:前記挿入部の外周面を取り囲み、かつ挿入部に対し
て着脱自在である管状の流体路構成部材が設けられ、こ
の流体路構成部材と前記挿入部の外面との間が、流体供
給間隙と流体排出間隙とに区画され、これらの流体供給
間隙および流体排出間隙は、それぞれ体外および体腔内
に連通し、前記流体供給間隙には、体外から流体を供給
し、この流体を前記体腔内に導く流体供給手段が連結さ
れ、前記流体排出間隙には、前記体腔内の流体を体腔内
の汚濁液とともに体外に排出する流体排出手段が連結さ
れ、前記流体供給間隙の前記流体の流出口は前記透光部
材の近傍に開口しており;前記観察装置本体と流体路構
成部材とを保持した状態で術者が把持する把持部が設け
られ、この把持部において、前記流体供給手段からの流
体供給および流体排出手段による流体排出のうち、少な
くとも前記流体供給手段からの流体供給を停止する術者
の操作用手元スイッチが設けられていることを特徴とす
る体腔内の観察装置である。
【0020】請求項2に記載の発明は、前記把持部の中
心部に貫通孔が形成され、この貫通孔内に前記流体路構
成部材が挿入され、この流体路構成部材内に前記挿入部
が挿入されて、一体的に術者が保持する構造とされ、前
記把持部の貫通孔と流体路構成部材との外面との間隙
は、長手方向に液密に区画されて流体供給路および流体
排出路が形成され、これら流体供給路および流体排出路
が前記流体供給間隙および流体排出間隙に連通している
ものである。
【0021】
【作用】本発明に係る観察装置においては、観察装置本
体と流体路構成部材とを保持した状態で術者が把持する
把持部が設けられ、この把持部において、術者の操作用
手元スイッチが設けられているので、洗浄および視野の
明瞭化の必要の都度、右手で鉗子をもったまま、術者が
左手でその手元スイッチを操作し、粘液類を排除できる
ので、その排除の終了後直ちに次の処置を行うことがで
き、術者が集中力を失うことなく円滑な手術を行うこと
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により具体的に説明する。本発明の体腔内の観察装置
は、観察装置本体から構成される光学的観察手段と、洗
浄液の供給および体腔内の粘液類の排出系とを備える。
【0023】図1は鼻内手術用の観察装置の正面図であ
り、図2はその構成要素の分解状態図である。観察装置
本体を構成する硬性鏡10は、体外に位置される本体部
11と、体外から生体の体腔内に挿入される横断面が略
円形の挿入部12とを有している。挿入部12の先端
は、傾斜しており、ここに対物レンズ13が装着されて
いる。本体部11の側部に形成された挿入口11Aから
は、光ファイバーなどを利用したライトガイド14が挿
入される。このライトガイド14は、前記挿入部12の
内部を通って挿入部12の先端に臨んでいる。ライトガ
イド14に対して、光源装置15からの光が入射され、
ライトガイド14の先端から対象部位に対して出射さ
れ、その対象部位を照明する。
【0024】対象部位における反射光は対物レンズ13
から入射され、たとえば光ファイバーを束ねたイメージ
ガイド16に集光され、このイメージガイド16を通し
て伝播され、接眼レンズ17を透過される。術者は、フ
ァインダー11Bを通して対象部位の状態を観察する。
【0025】前記の硬性鏡10としては、鼻内手術の場
合には、鼻腔鏡として市販されているものをそのまま用
いることができる。この場合における鼻腔鏡としては、
具体的にはオリンパス工業社から「NASALSCOP
E」シリーズとして市販されているA7801〜A78
04を用いることができる。また、術者は手術中におい
てファインダー11Bを通して対象部位を観察しながら
手術を行う。必要により、ファインダー11B部分に、
オリンパス工業社製のアタッチメントを取り付けて対象
部位を画像として映し出して、その画像を見ながら、鼻
内手術を行うこともできる。
【0026】硬性鏡を用いて対象部位を観察する場合に
は、光源装置15からの光をライトガイド14を通して
対象部位の近傍を照射し、この照射領域を、硬性鏡の挿
入部12の先端に設けた対物レンズ13を通して、イメ
ージガイド16により受光し接眼レンズ17を通してフ
ァインダー11Bにより観察する。あるいは前記ファイ
ンダー11Bを通して覗くことなくイメージガイド16
への入光信号を画像処理して、適宜のCRT表示装置に
表示させた画像を観察する。
【0027】前記挿入部12の外周面には、たとえば可
撓性プラスチック製で管状の流体路構成部材30が装着
される。この流体路構成部材30は、把持部材40に保
持されている。したがって、術者は把持部材40を保持
することにより、流体路構成部材30および硬性鏡10
をも保持できるようになっている。
【0028】把持部材40の側部には、供給用ニップル
44および排出用ニップル45が固定されている。供給
用ニップル44は、供給管路61を介して生理食塩水の
貯槽60に連結され、排出用ニップル45は、バキュー
ムポンプ63を途中に有する排出管路64を介して廃棄
用一時貯槽62に連結されている。また、把持部材40
の上部には操作用手元スイッチ43が設けられている。
【0029】後に詳述するように、供給管路61は、供
給用ニップル44、把持部材40の内部、手元スイッチ
43、流体路構成部材30の壁を通って、これと硬性鏡
10との間に連通し、最終的に鼻腔内に連通している。
【0030】他方、排出管路64は、排出用ニップル4
5、把持部材40の内部、流体路構成部材30の壁を通
って、これと硬性鏡10との間に連通し、最終的に鼻腔
内に連通している。
【0031】その結果、洗浄用液体としての生理食塩水
は、前記経路を通って、流体路構成部材30と硬性鏡1
0との間から鼻腔内に供給され、バキュームポンプ63
による吸引力によって、鼻腔内の粘液類と共に、鼻腔内
から流体路構成部材30と硬性鏡10との間を通って、
前記経路を経て、廃棄用一時貯槽62に排出される。
【0032】把持部材40に対する流体路構成部材30
の装着状態で、図3および図4に示されている。図5
は、さらに流体路構成部材30に硬性鏡10の挿入部1
2を挿入した状態を示したものである。図6および図7
は、図5におけるそれぞれ6−6線および7−7線矢視
断面図である。図8は把持部材40部分の斜視図であ
る。
【0033】把持部材40は、外筒41とその内部の内
筒42とを有し、さらに、流体路構成部材30を止着す
る外面がローレット加工された止付けボルト46を有す
る。
【0034】外筒41に貫通して形成された孔に供給用
ニップル44および排出用ニップル45が螺合され、ワ
ッシャーおよびナット44a,45aによって固定され
ている。内筒42の中心部には、貫通孔42Aが形成さ
れ、この貫通孔42A内に流体路構成部材30が挿入さ
れ、この流体路構成部材30内に挿入部12が挿入され
て、一体的に術者が保持する構造とされている。
【0035】流体路構成部材30は、図9に図示するよ
うに、先端部31が横断面楕円状とされ、基端部32は
円筒形とされている。基端部32にはフランジ部分が形
成され、このフランジ部分が図3および図4に示されて
いるように、止付けボルト46が外筒41に螺合締めつ
けられることにより、内筒42との間において挟着され
て固定されている。また、基端部32には前記挿入部1
2の外径より小さい内径を有する狭窄部32aが形成さ
れ、硬性鏡10の挿入部12を挿入するときにおいて、
液密にシールするようにしてある。
【0036】主に図4に明示されているように、内筒4
2の供給用ニップル44に対応する外周面には環状の凹
溝42Bが形成され、かつ排出用ニップル45に対応す
る位置には、中心に向かう連通孔42Cが形成されてい
る。さらに、内筒42の貫通孔42には、環状のリブが
長手方向に間隔を置いて3か所形成されており、これら
リブが流体路構成部材30の外周面に液密に接触するこ
とにより、長手方向に液密に区画された流体供給仕切り
路42Dおよび流体排出仕切り路42Eが形成されてい
る。
【0037】一方、流体路構成部材30には、貫通孔4
2A内に流体路構成部材30が挿入された状態で、長手
方向に関して、主に図3および図4に示されているよう
に、流体供給仕切り路42Dおよび流体排出仕切り路4
2Eに対応する位置において、供給口31Aおよび排出
口31Bが壁を貫いて形成されている。
【0038】前述のとおり、流体路構成部材30の先端
部31は、楕円管状の横断面を有する。図9に示されて
いるように、この楕円の内面の短径は、硬性鏡10の挿
入部12の外径より小さく、その結果、先端部31内に
これを変形させながら硬性鏡10の挿入部12を挿入し
て場合、先端部31の短径部分が挿入部12の外周面に
密着しこれが区画部分とされて、先端部31と挿入部1
2との間には、一方側に流体供給間隙33、反対側に流
体排出間隙34が形成される。
【0039】この流体供給間隙33および流体排出間隙
34は、図10に示されているように、先端まで間隙を
確保して状態で対物レンズ13の近傍に開口し、鼻腔内
に連通している。
【0040】次に洗浄用流体(生理食塩水)の流入およ
びその停止を図るための手元スイッチ43について主に
図3(スイッチオフの状態)および図5(スイッチオン
の状態)を参照しながら詳述する。
【0041】手元スイッチ43は、外筒41に固定され
たキャップ状の基体部43Aに係合したハット状の押し
ボタン部43Bを有する。他方、外筒41および内筒4
2の両者を貫いて弁座筒43Cが係止されている。弁座
筒43Cの上部には、スプリング座43Dが設けられ、
これと弁棒43Eの保持する頭部43Fとの間に反発ス
プリング43Gが介装されている。その結果、弁棒43
Eと共に押しボタン部43Bを常時半径方向外方に付勢
している。弁棒43Eの先端には、たとえばシリコーン
製の円錐状の弁部43Hが一体化されている。その結
果、平常時には、反発スプリング43Gの付勢力によ
り、弁部43Hが弁座筒43Cの内面から突出する環状
弁座43C1に比較的強い力で線接触して、洗浄用流体
の把持部材40内への流入を阻止している。43Iは過
度の押し込み防止用のストッパーである。
【0042】さて、前述のとおり、鼻孔内手術を例に採
ると、鼻腔内には粘液、血液あるいは膿などの粘液類が
汚濁物として存在し、硬性鏡における術者の視野を妨げ
る。
【0043】術者の視野が妨げられると、対象の手術部
位以外の箇所を鉗子により損傷させる危険性があるた
め、対象部位に粘液類がある場合には、この粘液類を取
り除く必要がある。
【0044】そこで、本発明においては、前記構成の観
察装置の下で、適宜の時点で粘液類を取り除くにあた
り、バキュームポンプ63を起動させる。この起動に際
しては、バキュームポンプ63とフットスイッチ(図示
せず)に連結し、これを動作させることにより行うこと
ができる。補助者によって起動させることもできる。
【0045】バキュームポンプ63を起動させると、主
に図7、図5および図10から判るように、負圧が作用
する結果、鼻腔内の粘液類は、流体排出間隙34、排出
口31B、流体排出仕切り路42E、連通孔42Cを順
に通って排出用ニップル45から排出管路64に入り廃
棄用一時貯槽62に排出される。
【0046】他方、粘液類が対物レンズ13を汚損させ
た、あるいは鼻腔内を洗浄する必要がある場合には、洗
浄液(生理食塩水)を貯槽60から供給する。この場
合、バキュームポンプ63により作用する負圧によって
供給するほか、好ましくは、貯槽60からの供給管路6
1内に正圧を作用させる。
【0047】この状態で、図5および図6に代表的に示
されているように、術者が把持部材40の手元スイッチ
43を反発スプリング43Gの付勢力に抗して押圧する
と、閉じられていた弁部43Hと環状弁座43C1とが
離れる。その結果、貯槽60内の洗浄液は、供給管路6
1および供給用ニップル45を通って凹溝42Bに流入
し、これを巡った後、弁部43Hと環状弁座43C1と
の間から供給口31Aおよび流体供給仕切り路42Dへ
と供給され、さらに、流体供給間隙33を通って体腔内
に流入する。流入した洗浄液は、対物レンズ13の近傍
において、排出流れに乗ることにより、対物レンズ13
を洗浄する。また、粘液類が排出された対象部位を洗浄
液で置換させることができる。したがって、術者は明瞭
な視野の下で、対象部位を明確に見ることができる。
【0048】粘液類の除去が完了したならば、スイッチ
43を離す(スイッチオフの状態とする)と、弁部43
は、反発スプリング43Gに付勢されて再び環状弁座4
3C1に線接触して洗浄液の供給が停止される。
【0049】この洗浄操作は、手術過程において、必要
が生じたときにその都度行う。手術が完了したならば、
全体を鼻腔から抜き取り、硬性鏡10を把持部材40お
よび流体路構成部材30から抜き取り消毒する。その
後、流体路構成部材30は、止付けボルト46を外して
把持部材40から抜き取り、廃棄消毒する。次の手術に
おいては、消毒した硬性鏡10を新しい流体路構成部材
30内に挿入する。
【0050】また、上記の手元スイッチ43の代わり
に、その変形例として、図11および図12に示す手元
スイッチ430を用いることができる。この手元スイッ
チ430について、図11にはスイッチオフ(洗浄用流
体供給停止)の状態を示し、図12にはスイッチオン
(洗浄用流体供給)の状態を示し、その構成を説明す
る。
【0051】手元スイッチ430は、外筒41に固定さ
れたキャップ状の基体部431に係合したハット状の押
しボタン部432を有する。他方、外筒41および内筒
42の両者を貫いて、弁座筒433が係止されている。
この弁座筒433と押しボタン432の間には大径の反
発スプリング434が介装されており、押しボタン部4
32は常時半径方向外方に付勢されている。また、弁座
筒433の上部にはスプリング座435が設けられ、こ
れと弁棒436の上端に取り付けられた突出部436A
の間に小径の反発スプリング437が介装されており、
弁棒436は押しボタン部432同様、常時半径方向外
方に付勢されている。弁棒436は、弁座筒433を貫
通しており、スプリング座435に対して、液密となる
ように密接している。一方、弁棒436の下端部には、
たとえばシリコーン製のドーナッツ状の弁部438が一
体化されている。その結果、平常時には小径の反発スプ
リング437の付勢力により弁部438が弁座筒433
の内面から突出する環状弁座433Aの下面に比較的強
い力で密接して、洗浄用流体が把持部材40へ流入する
ことを阻止している。また、弁棒436には、過度の押
込防止用にストッパー439が取り付けられている。通
常は、押しボタン部432を最も押し込んだ状態でも押
しボタン部の下端面432aと外筒41とが接触して過
度の押込を防止する。したがって、前記のストッパー4
39は安全対策用として設けられている。
【0052】この手元スイッチ430の場合、押しボタ
ン部の上部内面432bと弁棒の上面436aとの間に
は約5mm程度の空間、いわば遊びがある。このため、ま
ず大径のスプリング434の付勢力に抗して、押しボタ
ン部の上部裏面432bと弁棒の上面436aが接触す
るまで押しボタン部432を押圧し、押しボタン部の上
部内面432bと弁棒の上面436aが接触した後は、
大径のスプリング434の付勢力および小径のスプリン
グ437の付勢力に抗する強い押圧力で押しボタン部4
32を押圧して初めて洗浄用流体が把持部材40に流入
する。
【0053】このように、遊びの存在により押しボタン
部432を2段階に押圧しなければ洗浄用流体が把持部
材40に流入しないので、術者が、無意識に力を加えて
しまった場合など、意図しないときに洗浄用流体が把持
部材40に流入するなどの誤動作を防止することができ
るので、術者は、その分手術に集中することができる。
また、押しボタン部の上部内面432bと弁棒の上面4
36aが接触するまでは、押しボタン部432を押圧し
ても、洗浄用流体が把持部材40に流入しないため、術
者は、ある程度強い力で把持部材40を把持することが
でき、その分内視鏡を容易に操作することができる。さ
らには、弁部438と弁座筒433との接触面積は、手
元スイッチ43における弁部43Hと弁座筒43Cとの
接触面積よりも大きいため、液密性が高くなるととも
に、シリコーン性である弁部438の磨耗が少なくな
る。
【0054】一方、前記の例においては、先端部31が
横断面ほぼ楕円形のものである。この流体路構成部材3
0の代わりに、図13および図14に示すように、当初
から横断面円形の流体路構成材300を用いることもで
きる。この場合、流路を区画させるために、流体路構成
部材300の内面に軸方向に延びる区画用突状35,3
5を形成する。この区画用突状35,35は、流体路構
成部材300を成形するときに同一の材料をもって成型
することができる。また、別の部材として、流体路構成
部材300と一体化させることもできる。区画状突状3
5,35の存在によって、流体供給間隙33および流体
排出間隙34とを区画させることができる。
【0055】図15は、3つの区画用突状35,35,
35によって、間隙を流体供給間隙33および流体排出
間隙34と、気体供給用間隙50を形成したものであ
る。
【0056】腹腔鏡や胸腔鏡を用いる胆のう摘出手術や
心肺手術の場合には、体腔を膨張させる必要があり、こ
のために、気体供給用間隙50から気体、たとえば炭酸
ガスを供給することができる。
【0057】本発明に係る体腔内観察装置は鼻内手術の
ほか、各種の体腔に対する手術について適用できる。し
たがって、上記の例においては、鼻内手術用の硬性鏡に
ついて説明したが、手術の種類によって他の構造の内視
鏡を用いることができ、これに応じて、流体路構成部材
の構造を変えることができる。
【0058】内視鏡の挿入部としては硬性であるほか、
可撓性であるものを用いることができる。挿入部が可撓
性の場合には、当然に流体路構成部材としては可撓性の
ものを用いる。流体路構成部材としては、各種のプラス
チックのほか、アクリル、ポリカーボネートなどの硬性
のものも用いることができる。
【0059】流体路の構成部材を使い捨てとした場合に
は、患者のウイルス感染を防止する上できわめて有効で
ある。
【0060】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、手術者
自らの操作により、体腔内の洗浄を行うようにすること
ができる。したがって、迅速かつ適確な手術の実現を図
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る体腔内の観察装置の概要図であ
る。
【図2】その各構成要素の分解図である。
【図3】把持部材に流体路構成部材を挿入した状態の縦
断面図である。
【図4】その水平方向縦断面図である。
【図5】さらに流体路構成部材に硬性鏡を挿入した状態
の縦断面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図5の7−7線断面図である。
【図8】把持部材近傍の斜視図である。
【図9】流体路構成部材の説明図である。
【図10】流体路構成部材における流体の流れを示す縦
断面図である。
【図11】手元スイッチの変形例の縦断面図である。
【図12】その押圧時の縦断面図である。
【図13】その他の流体路構成部材を示す縦断面図であ
る。
【図14】図11の14−14線矢視図である。
【図15】その他の例のガイド部の横断面図である。
【符号の説明】
10…内視鏡(硬性鏡)、11…本体部、12…挿入
部、13…対物レンズ、14…ライトガイド、30,3
00…流体路構成部材、31…先端部、31A…供給
口、32B…排出口、33…流体供給間隙、34…流体
排出間隙、40…把持部材、41…外筒、42…内筒、
42A… 貫通孔、42B…凹溝、42C…連通孔、4
2D…流体供給仕切り路、42E…流体排出仕切り路、
43…スイッチ、43A…基体部、43B…押しボタン
部、43C…弁座筒、43C1…環状弁座、43D…ス
プリング座、43E…弁棒、43F…頭部、43G…反
発スプリング、43H…弁部、43I…ストッパー、4
4…供給用ニップル、45…排出用ニップル、46…止
付けボルト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体外に位置される本体部と、体外から生体
    の体腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の先端部
    に、前記体腔内に直接臨んで体腔からの光を通す透光部
    材と、この透光部材を通る前記体腔内の光学的情報を外
    部に与える光学的伝送路とを有する観察装置本体を含む
    体腔内の観察装置において:前記挿入部の外周面を取り
    囲み、かつ挿入部に対して着脱自在である管状の流体路
    構成部材が設けられ、 この流体路構成部材と前記挿入部の外面との間が、流体
    供給間隙と流体排出間隙とに区画され、これらの流体供
    給間隙および流体排出間隙は、それぞれ体外および体腔
    内に連通し、 前記流体供給間隙には、体外から流体を供給し、この流
    体を前記体腔内に導く流体供給手段が連結され、 前記流体排出間隙には、前記体腔内の流体を体腔内の汚
    濁液とともに体外に排出する流体排出手段が連結され、 前記流体供給間隙の前記流体の流出口は前記透光部材の
    近傍に開口しており;前記観察装置本体と流体路構成部
    材とを保持した状態で術者が把持する把持部が設けら
    れ、この把持部において、前記流体供給手段からの流体
    供給および流体排出手段による流体排出のうち、少なく
    とも前記流体供給手段からの流体供給を停止する術者の
    操作用手元スイッチが設けられていることを特徴とする
    体腔内の観察装置。
  2. 【請求項2】前記把持部の中心部に貫通孔が形成され、
    この貫通孔内に前記流体路構成部材が挿入され、この流
    体路構成部材内に前記挿入部が挿入されて、一体的に術
    者が保持する構造とされ、 前記把持部の貫通孔と流体路構成部材との外面との間隙
    は、長手方向に液密に区画されて流体供給路および流体
    排出路が形成され、これら流体供給路および流体排出路
    が前記流体供給間隙および流体排出間隙に連通している
    請求項1記載の体腔内の観察装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013035192A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 医療法人社団アドベント 鼻炎の症状を外科的に治療するための方法及び装置
CN115178524A (zh) * 2022-07-01 2022-10-14 吉林大学中日联谊医院 一种鼻窦内窥镜术中清洗装置及其清洗方法

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