JPH09219710A - Atmセルによって相互にコミュニケートする複数の機能的素子を含む装置 - Google Patents

Atmセルによって相互にコミュニケートする複数の機能的素子を含む装置

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JPH09219710A
JPH09219710A JP8295498A JP29549896A JPH09219710A JP H09219710 A JPH09219710 A JP H09219710A JP 8295498 A JP8295498 A JP 8295498A JP 29549896 A JP29549896 A JP 29549896A JP H09219710 A JPH09219710 A JP H09219710A
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JP
Japan
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brick
atm
data
tower
frame
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JP8295498A
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English (en)
Inventor
Benyon Alain
アラン・ベナイオン
Fieche Jacques
ジャックス・フィエッシェ
Le Penec June-Francois
ジューン−フランソワ・ル・ペネック
Patrick Michel
パトリック・ミチェル
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精巧なテレコミュニケーションの製品を具体化
するために、その製品を形成する種々のエレメントの常
時交換及び容易な更新を許容する可能性とテレコミュニ
ケーション機能とを容易に統合する可能性を与える。 【解決手段】本発明の装置は、精巧なタワー構造体を構
成するために同じタイプの追加の装置の取付及びプラッ
ギングを可能にする機械的及び電気的結合手段を含む。
前記取付は少なくとも左側、右側、上側、及び下側にお
いて可能であり、その装置とそれの隣接装置との間のコ
ミュニケーションはnバイト(nは整数)の経路指定ヘ
ッダを含むフレームによって可能にされ及び前記ヘッダ
には非同期転送モード(ATN)セルが後続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレコミュニケーシ
ョンに関するものであり、更に詳しく云えば、非同期転
送モード(ATM)セルによって相互にコミュニケート
する幾つかの機能的素子を具体化する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】テレコミュニケーション装置は、急速に
進歩するテクノロジ及び技術の使用を伴うものである。
明らかに、この継続的な進歩は、製品をすぐに時代遅れ
にしてしまう傾向があり、従って、製造業者が投資に基
づく期待した見返りから利潤を得る妨げになっている。
【0003】この継続的に進歩する技術を必要とするこ
とに対する部分的な解決策は、より強力な且つより精巧
な製品を具現化するためにアセンブルされる種々なカー
ドを使用することに、製造業者が自らの新製品の設計の
基礎を置くことの可能性において見つけることができ
る。そのような解決法は、新しい製品が多くの異なるサ
ブエレメント及びインターフェース・カードを使用する
ことに基づくパーソナル・コンピュータの分野において
特に使用される。
【0004】テレコミュニケーションの分野では、その
市場が、幾つかのスタック可能製品或いはラック・マウ
ント製品を開示している。
【0005】しかし、この解決法は完全に満足すべきも
のとは云えない。事実、この分野では、種々のテレコミ
ュニケーション機器の製造業者によって供給される種々
のカード及びサブエレメントをアセンブルできる可能性
は限定されるように思える。それは、種々なエレメント
を接続する的確な共通の方法が実際には存在しないため
である。更に、既知の解決法は、装置の設計及び使用を
ずっと容易にするそのスタック上の任意のエレメントの
常時交換、横方向の拡張等の可能性を達成するものでは
ない。
【0006】一般に、ネットワーク設計は複数の製品を
相互接続したものを含んでいるが、顧客は導入及び管理
が容易で且つ拡張が自由である単一製品ラインのプロポ
ーサルを好む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明によっ
て解決されるべき問題は、精巧なテレコミュニケーショ
ンの製品を具体化するために、その製品を形成する種々
のエレメントの常時交換及び容易な更新を許容する可能
性とテレコミュニケーション機能とを容易に統合する可
能性を与えることである。
【0008】本発明の目的は、ネットワークに無関係の
製品とネットワークにおいて使用される複数の小型及び
中型サイズのコンピュータとを統合する画一的な可能性
を与えることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この問題は、特許請求の
範囲の記載において定義される装置によって解決され
る。
【0010】上記本発明の目的に備えて、より精巧なタ
ワー構造体を構成するために、同じタイプの更なる装置
の取付及びプラッギングを可能にするための機械的及び
電気的接続手段を含む装置が与えられる。その取付は、
少なくとも、左側、右側、上側、及び下側において可能
にされ、1つの装置及びそれの隣接装置の間のコミュニ
ケーションは、nバイトの経路指定ヘッダ(nは整数で
ある)を含むフレームによって可能にされる。なお、そ
のヘッダには、非同期転送モード(ATM)セルが後続
する。
【0011】基本的には、その構造体における各装置
は、上側に取り付けられた第1装置からデータ・フロー
を受信するための第1受信手段及びその第1装置にデー
タ・フローを送信するための第1送信手段と、下側に取
り付けられた第2装置からデータ・フローを受信するた
めの第2受信手段及びその第2装置にデータ・フローを
送信するための第2送信手段と、左側に取り付けられた
第3装置からデータ・フローを受信するための第3受信
手段及びその第3装置にデータ・フローを送信するため
の第3送信手段と、右側に取り付けられた第4装置から
データ・フローを受信するための第4受信手段及びその
第4装置にデータ・フローを送信するための第4送信手
段と、前記受信手段から到来したデータ・フロー又は前
記送信手段に送られるべきデータ・フローを記憶するた
めの記憶手段と、前記フレームの最初のnバイトによっ
てロードされたパラメータに従って、前記第1、第2、
第3、及び第4受信手段から来た受信されたデータ・フ
ローにそれぞれ接続される少なくとも4つの入力ポート
及び前記第1、第2、第3、及び第4送信手段にデータ
・フローを送るためにそれぞれ接続される少なくとも4
つの出力ポートを含むスイッチング手段と、フレームが
適当な出力ポートへ経路指定されるように前記切替手段
を制御するための制御手段と、を含む。これは、経路パ
スの無制限の可能性によってその構造体における任意の
エレメント相互間のコミュニケーションを可能にする。
【0012】望ましくは、前記第1、第2、第3、及び
第4受信手段は、前記フレームが前記スイッチング手段
における1つの入力ポートに与えられる前に前記ATM
にロードされたパラメータに従って前記フレームの経路
指定ヘッダを動的に修正するための手段を含む。
【0013】各装置は、前記タワー構造体において必要
とされそうなISDNゲートウェイ、エコー・キャンセ
レーション、或いはデータ圧縮のようなテレコミュニケ
ーション・サービス機能を具体化するための機能的手段
を含む。上記テレコミュニケーション・サービス機能
は、経路パス上に設置された中間の装置を通して動的に
送られる経路指定ヘッダ及びATMデータ・セルを含む
フレームを交換するために、そのタワー構造体における
他の装置と共に非同期転送モード・セッションを設定す
る。
【0014】又、本発明は、垂直方向及び水平方向にパ
ックされた一組の機械的に接続された装置より成るコミ
ュニケーション装置を操作するためのプロセスを提供す
る。各機械的に接続された装置は、エコー消去、データ
圧縮、或いはISDNゲートウェイのようなテレコミュ
ニケーション機能、及びフレームと隣接装置との垂直方
向及び水平方向の交換を可能にする垂直方向及び水平方
向の機械的及び電気的接続を含む。そのコミュニケーシ
ョンは、nバイトの経路指定ヘッダ(nは整数)及び非
同期転送モード(ATM)セルを含むフレームに基づ
く。
【0015】本発明によるプロセスは、前記構造体の第
1装置及び第2装置の間の各コミュニケーションのため
のATMセッションを設定するステップを包含し、それ
によって、前記第1装置は前記第2装置に設けられたテ
レコミュニケーション機能にアクセスすることができ
る。上記ATMセッションは、セッション・パラメータ
(VP/VC)をATMセッションの任意の新しいリク
エストに割り当てるというタワー・マネージャの役割に
当てられるその構造体における1つの特定の装置の制御
の下に設定される。
【0016】望ましくは、2つの装置の間に設定される
各ATMセッションは、そのセッションの所定の不活動
期間の後、そのセッションのチェックを可能にするシグ
ナリングATMセルを自動的に送るためのカウンティン
グ・プロセスの実行を含む。
【0017】好適な実施例では、そのプロセスは、更
に、前記構造体の各垂直方向及び水平方向のセグメント
に対して、特定のセグメント・マネージャを割り当てる
ステップを含む。そのセグメント・マネージャは、新し
い装置が登録手続き時に上記セグメントにプラグされる
ことによって開始される如何なる登録リクエストも前記
タワー・マネージャに送るという役割を有する。その登
録手続きにおいて、新たにプラグされた各装置は、任意
の垂直方向及び水平方向に接続された隣接の装置に特定
の登録リクエストを送る。そこで、このリクエストは、
各垂直方向又は水平方向の隣接の装置によってそれらの
各垂直方向及び水平方向セグメント・マネージャに送ら
れる。結局、そのセグメント・マネージャがそのリクエ
ストをタワー・マネージャに送る。そこで、タワー・マ
ネージャは、新たなVP/VCパラメータを割り当てる
ことによって、その新たにプラグされた装置による新た
なATMセッションを設定する。
【0018】好適な実施例では、各ATMセッションに
割り当てられたVP/VCパラメータは特定のトポグラ
フ的経路パスと関連付けられる。その経路パスはタワー
・マネージャによって定義され、その経路パスに属する
種々の中間装置を通してそのATMセッションのATM
セルを送るために使用される。特定のATMセッション
に属するフレームを受信した各装置は、そのATMセッ
ションの割当て時に前記タワー・マネージャによって定
義された経路パスに従って上記VP/VCに対応した経
路指定ヘッダの適当な値をローカル的に計算する。そこ
で、そのローカル的に計算された経路指定ヘッダは内部
スイッチング機構を制御することができる。
【0019】従って、強化されたテレコミュニケーショ
ン装置は、本発明のプロセスを遂行する一組のモジュラ
装置に基づいて達成される。
【0020】更に詳しく云えば、本発明は、電源の分散
及び少なくとも4つの別個の面(上側、下側、右側、左
側)におけるコミュニケーションを可能にするための電
気的なコミュニケーション接続手段及び機械的ロック手
段に適合したコミュニケーション装置用パッケージを提
供する。各コミュニケーション面は、隣接した装置相互
間のディジタル通信を可能にする光学的送信及び受信手
段と適合する。各パッケージは2つの面をより成り、各
面は、1つの表面に1つの突出部を有する。その突出部
は、前記構造体における次の隣接したパッケージの対応
する表面の仕上げされた溝に入り込むことを意図されて
いる。各突出部が適合したフェースは電源用ロック機構
を含み、そのロック機構は、ピボット回動する時にロッ
ク開口と強制的に係合する末端部を有するカム・フック
より成る。そのフックは、レバー・アームの一端に形成
された細長い開口及びそのフックの細長い開口を通して
延びる1つの軸を介してピボット回動可能に連結され
る。
【0021】そのレバー・アームは、少なくとも1つの
窪みを含む誘電体の不導電性末端を有する。その窪みの
底部は第1圧縮コイル・スプリングの一端と係合する。
そのコイル・スプリングの他端は第1ワッシャに対して
スプリング・バイアスされる。その第1ワッシャの下側
表面は第2圧縮コイル・スプリングを係合し、その第2
圧縮コイル・スプリングの下端は隣接するパッケージの
突出部の下側表面と係合する。第1コイル・スプリング
は第2コイル・スプリングの率よりも高い率を有する。
上記突出部の下側表面の電気的に絶縁された開口を通し
て延びるロッドは下端を第2ワッシャにしっかりと固定
され、それの上端は上記第1ワッシャにしっかりと固定
される。ロッドの下端は電源の電線に接続された電気的
接点に面し、その電気的接点は隣接のパッケージの上側
表面に固定される。上記カム・フックのピボットは上記
パッケージのロック及び電気的接続を並行して生じさせ
る。
【0022】望ましくは、各パッケージの少なくとも1
つのフェースは、そのパッケージの容易な取り外しを可
能にする間隙を与える剛性クリアランス機構より成る。
そのクリアランス機構は、第1及び第2ベベルと適合
し、2つの隣接したパッケージ相互間に自然に存在する
隙間を抑制する少なくとも1つのクリアランス・バー
と、前記少なくとも1つのクリアランス・バーの第1ベ
ベルに面し、その第1ベベルに沿って延びる固定ウェッ
ジと、前記固定ウェッジに関して並進して移動可能であ
り、前記クリアランス・バーの第2ベベルに面した可動
ウェッジと、前記可動ウェッジをバイアスする偏心部材
をピボットするためのハンドルと、を含み、それによっ
て、前記ハンドルの回転は可動ウェッジを固定ウェッジ
から離れさせ、その結果、前記クリアランス・バーの下
方移動が前記パッケージとそれの隣接パッケージとの間
の隙間を回復させる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明による装置は、3つの異な
るセットのデバイス・エレメント、即ち、電源のセッ
ト、インターフェースのセット、及びその製品の論理的
機能を実施するのエレメントのセットより成る構造体の
形式をとる。本発明では、各機能は、その構造体の一部
分を形成する基本的エレメント、いわゆる基本ブリック
に設けられるであろう。この構造体における各ブリック
は、インターフェース・ボックスから機能ボックスへ或
いは2つの異なる機能ボックスの間で回路データ又はL
ANデータを透明に搬送することができる2つの(即
ち、垂直方向の及び水平方向の)コネクタレス光学式高
速度並列ATM LANによって、それの隣接するブリ
ックと相互接続される。既存の製品を低いコストで取り
付けることの可能性を考慮するために、基本的なコネク
タを通した伝統的なバス・インターフェースによって基
本的な相互接続を維持することの可能性が依然として残
っている。しかし、殆どのエレメントは、本発明のAT
M LANの概念によって設計されることが期待され
る。特定の機構によって、各ボックスは何時でも常時交
換可能であり且つ常時取外し可能である。
【0024】その構造体の下部のラインは電源ボックス
より成る。インターフェース・ボックスのロケーション
は、できれば、この第1のラインにあることが推奨さ
れ、機能ボックスは、一般に、インターフェース・ボッ
クスの上に設置されるであろう。
【0025】このような機能の物理的及び論理的分割は
次のような利点を与えるであろう。 − 単一ネットワーク製品のビュー − 冗長度1乃至nの組込み − モジュール性、拡張性、信頼性 − インターフェース及び電源の共用 − EMIデザインを小さくするすべての機能ために必
要な唯一の設計 − テスト及びホモロゲーションの減少 − 装置相互間でのサーバ機能の共用 − すべての新しい製品に対する販売及び開発コストに
対する時間の減少 − セールス及びマーケティングの単純化 − 部品の数及びフィールド・サポートの複雑さの減少 − 上記の利点による収益の増加 − DPセンタにおけるネットワーク装置にとって必要
なサイズのかなりの減少
【0026】この新しい概念は、ネットワーク製品のみ
ならず、小型及び中型のコンピュータにも適用可能であ
り、処理領域において完全に統合化された構造体を顧客
に提供する。他の実行活動に如何なる影響も与えること
なくその構造体から除去することによって、各装置にお
いて修正を行うことが可能である。この新しい概念は、
競争者の現在の製品と競合しないであろうし、オペレー
ション・コストを減少させてシステム全体の可用性を改
善することを可能にするネットワーク中心のデータ/音
声システムのための最新の方法を顧客に提供するであろ
う。最終的には、顧客の利益は次のようになるであろ
う。 − 単一製品の管理 − 信頼性、冗長性 − 投資における拡張性、機密性 − 機能 − パフォーマンス − 総体的なネットワーク・コストの軽減 − 装置の最適化 − 人的資源の最適化
【0027】図1は、本発明に従って、製品の極めて一
般的なアーキテクチャを示す。その図に示されるよう
に、必要な各機能は標準的なパッケージ(以下では、基
本ブリックと呼ぶ)の形式、例えば、エレメント10、
20、30、又は40の形式をとる。
【0028】1つのパッケージの特定の形状の例が図2
に示され、それはそれの隣接ブリックとの4ウェイ接続
を受けるように設計されている。その電気的及び機械的
接続は、各ブリックが相互にプラグ及びアンプラグされ
ることを可能にするように設計され、従って、非常に多
くの顧客の要求及び殆ど無制限の数の組合せを満足させ
る。図1には、その構造体における幾つかのロケーショ
ンにおいて機能的ブリックが欠けているという特定の配
列が示される。これは、ブリック20及び30の間のロ
ケーションの場合である。本発明は、そのような配列を
可能にする。以下で更に詳細に示されるように、隣接の
機能的ブリック10、40、60、及び50へのデータ
・フローの誘導路を作ることによって、或いは空のロケ
ーションを置かれた特定のブリックを使用することによ
って、即ち、2つの直交する方向におけるデータ・フロ
ー、即ちブリック30及び20の間の垂直方向及びブリ
ック40及び50の間の水平方向におけるデータ・フロ
ーを可能にするように設計された、いわゆる、バイパス
・ブリックを使用することによって、これは達成され
る。
【0029】その図に示されるように、各機能的ブリッ
クは、顧客が容易に1つのブリックを他のブリックにプ
ラグすること及び他のブロックからアンプラグすること
を可能にする特定の形状を必要とする。そのような形状
は、間違った位置におけるブリックのプラッギングを防
ぎ且つその構造体の剛性を与える蟻ほぞ形状又は他の任
意の特殊形状の使用によってその図では記号化されてい
る。
【0030】図3は、1つの基本ブリック、例えば、そ
の図におけるブリック10において統合された論理的接
続性の概略表示を示す。各ブリックは、非同期転送モー
ド(ATM)スイッチに基づくスイッチング・システム
11を一体化している。そのATMスイッチは、例え
ば、1995年10月発行の「非同期転送モード;技術
概要(Asynchronous Transfer Mode; technical overvie
w)」と題した参照番号SG24−4625のIBM社の
出版物に開示されているようなATMスイッチであって
もよい。
【0031】しかし、本発明が、可変長フレームを使用
して他の既存のスイッチにより具体化可能であることは
注目すべきでことある。図3に示されるように、基本ブ
リック10は少なくとも5つの全二重コミュニケーショ
ン・リンク、即ち、隣接エレメント(上側、下側、右
側、及び左側)に対する4つの異なるリンク及びそのブ
リック内に設けられた内部の論理的機能によるコミュニ
ケーション・データ・フローに専用の1つの付加的リン
ク(イン)を組み込んでいる。スイッチング・システム
11は、1つの入力リンク、例えば、左側リンクから受
信したそのATMに存在するアドレスをデコードし、そ
して、数値的詳細と共に後述するように、データ・セル
を送るために使用される適当な出力リンクを決定する。
【0032】そのタワーにおいて導入された完全メッシ
ュのATMネットワークは、以下では、タワー・エリア
・ネット(TAN)と呼ばれる。
【0033】この新しい構造体の目的は、基本的な機能
で製品を分ける能力を与えることである。その各機能は
異なるブリックに配置可能である。これを達成するため
に、ATMコミュニケーション・リンクに基づく標準的
なインターフェースがすべての基本的な機能の間で使用
される。
【0034】その目的は、従来の限定された製品に比べ
てより多くの機能及び拡張性を提供するために、種々の
相手によって作成された基本的な機能を再使用し得るこ
とである。
【0035】もう1つの目的は、複数の仮想製品の間で
機能を共用することである。例えば、インターフェース
・ブリックは幾つもの機能に対するインターフェース、
即ち、ルータに対するもの、X.25 ノードに対するも
の、ATMノードに対するもの、フレーム・リレー・ノ
ードに対するもの、ボイス・サーバに対するもの、直接
に機能的関係を持たなくても同じタワー構造体に属する
すべてに対するインターフェースを提供することが可能
である。物理的アクセス・ブリック及び論理的機能ブリ
ックの間、或いは2つの論理的機能ブリックの間の唯一
のチャネルは、タワーの内部タワー・エリア・ネットワ
ーク(TAN)であろう。
【0036】図4は、特定のブリックにおける全機能の
分割を示す。例えば、インターフェース・ブリック(0
3)、ルータ・ブリック(25)、ハブ・ブリック(0
6)、タワー・マネージャ・ブリック(24)、データ
圧縮ブリック(23)等が示される。タワーの下部に設
けられたパワー・ブリックと呼ばれる更なるブリックは
電源及び冷却を上記ブリックに与える。パワー・ブリッ
クを除いて、ATMリンクは、そのタワー構造体に属す
るすべてのブリックのうちの何れの2つのブリック相互
間にも設定される。
【0037】本発明は、特定のデータ、クロック、及び
制御フロー又は信号を通して前に使用された種々の層相
互間の如何なる関係も今やATMセル内にマップされる
という事実に基づいている。現在のネットワーク・トラ
フィックをATMに適用するように定義されたATM標
準、いわゆる、ISO層モデルの層2(リンク・レベ
ル)に対応したATMアダプテーション層(AAL)が
2つのブリック相互間のデータ及び制御コミュニケーシ
ョンを得るために使用される。
【0038】これを得るには、使用可能なATM WA
N又はATM LANの要件が本発明のATMタワー・
エリア・ネットワークを具体化するために特定的に適用
される。その分野において知られているように、4つの
AALサービス・クラス(クラスA乃至クラスD)がI
TU−Tによって定義される。更にもう1つが、制御、
シグナリング、又は他のフローのようなユーザ定義のサ
ービスに対するATMフォーラム・クラスXによって使
用される。
【0039】更に高い層は、それらがタワー構造体にと
って透明であるので、検討しないことにする。
【0040】ATM層及び物理層のような低い層(2つ
ともISO層モデルの層1(物理)に含まれる)は、本
発明のタワー構造体を管理するプロトコルを作成するた
めに特に適用される。そのタワーの2つのブリック(各
々が1つ又は複数のコミュニケーションのサブチャネル
を含む)の間のすべてのデータ伝送に加えて、これら2
つのボックスの間で必要なすべての制御を扱うことがで
きる更なる信号プロトコルが導入される。この信号プロ
トコルは特定のATMセルを使用するであろうし、その
タワーにおいて特定の制御を提供するであろう。
【0041】シグナリング・セルは特定のペイロード・
タイプを有するセルであり、以下では、仮想パス識別子
を表すVPI、セル・ロス優先順位を表すCLP、及び
ヘッダ・エラー・チェックであるHECによって表され
る。
【0042】ペイロード・タイプ(PT)は、次のよう
に53バイトより成るATMセルのヘッダの定義された
3ビット・フィールドである。
【表1】
【0043】信号セルは、特定の仮想チャネル識別子
(VCI)フィールドを有するセルでもある。その唯一
の制限は、VPIとVCIにおける任意選択的な複数の
MSBビットとがそのタワーの2つのブリック相互間の
データ伝送に対して及び関連のシグナリングに対して同
じでなければならないということである。その理由は、
データ伝送が働く場合には働き且つデータ伝送がこれを
得ることができない場合には働かないようにするため
に、そのタワー内の同じスイッチング機構を通すためで
ある。VCIフィールドにおける幾つかのLSBビット
は各ブリックにおいて導入されたスイッチング機構によ
って使用されず、チェックもされない。この結果、シグ
ナリング・チャネルだけが、タワー構造体の好適な実施
例におけるようにコミュニケーション問題を分析するた
めに、そのタワー内で分析される必要がある。各ブリッ
クは、内部リンクが依然として正しく働いていることを
保証する必要がある時、シグナリング・セルを連続的に
送るであろう。それが働く方法を以下で説明する。
【0044】従来のコール及び接続操作は、ITU−T
(E.164)によって定義されるように、コール設定
プロシージャ(セットアップ、コール処理、接続、接続
肯定応答等)、コール・クリーニング・プロシージャ
(開放、解放完了)、ステータス(ステータス照会、ス
テータス)を含む。メッセージはすべて、コールを管理
するためにそのタワーにおいて使用されるが、このメッ
セージに加えて、新しいメッセージがそのタワーを通し
てデータ・リンク制御を保証するために発生される。
【0045】図4を再び参照すると、ブリック03(イ
ンターフェース)及びブリック25(ルータ)の間の1
つのコミュニケーションの開始の例を説明することが可
能である。これは次のようなパス、即ち、ブリック03
−ブリック13−ブリック23−ブリック24−ブリッ
ク25によって得られる。そのプロシージャは、先ず、
セットアップ・メッセージの送信でもって始まる。そこ
で、プロセスはデータ転送を進める。そしてブリック1
3において障害が生じたものと仮定する。
【表2】 ブリック03********13********23********24********ブリック25 セットアップ-------------------------------------------> <-------------------------------------------接続 接続肯定応答-------------------------------------------> データ転送 --------XX------------------------------->
【0046】一旦コール設定が完了すると、データ伝送
が開始できる。タワー内の内部問題及びデータ伝送にお
ける障害が生じるかもしれないことに留意すべきであ
る。何らかの追加の制御がない場合、これはデータ伝送
の失敗を伴う。その場合、完全な接続プロセスがエンド
・ユーザ・アプリケーションによって再試行されなけれ
ばならない。そのようなプロセスが外部リンクにとって
受諾可能に見える場合、ブリックの常時交換性及び冗長
性を得るよう信頼性を強化するために、そのタワー構造
体に存在する別のパスを利用することによって、コミュ
ニケーション装置内のATMリンクの使用は改良可能で
ある。
【0047】これを達成するには、2つのエンド・ブリ
ックの間の連続的なフローを維持するように、タイマ値
の使用に基づく中間のシグナリング・セルが関連する。
データ・セルがこのタイマ値内で送られる場合、リンク
が良好である受信側でのチェックをシグナリング・フレ
ーム又はデータ・フレーム上で行うことができるので、
それはタイマをリセットするであろう。データが伝送さ
れずにタイマが満了した場合、プロセスは自動的にシグ
ナリング・フレームを発生する。その後、そのシグナリ
ングフレームは送られる。装置タイマは受信側でセット
される。発信ブリックからのフレームが受信される時、
受信タイマはリセットされる。リンクにおける障害の発
生を高い確率で見つけて受信タイマが満了する場合、そ
の障害の性質を識別するために及び2つのブリック相互
間の新たなリンクの設定を進めるために、回復プロシー
ジャが開始される。このプロセスが(タイマに与えられ
る値によっては)非常に速いことがあるので、DLC
(データ・リンク制御)制御ポイントによってコール・
ダウンをセットされる前にリンクを再設定することが可
能である。例えば、この種の障害は、ブリック13がタ
ワーからアンプラグされる場合に生じることがある。タ
ワー・マネージャ(この場合、ブリック24)がブリッ
ク25によってその障害を知らされる場合、代わりのパ
スが、例えば、ブリック03−04−05−15−25
を通して直ちに且つ動的に設定されるであろう。
【0048】中間のシグナリング・セルの更なる用途
は、他のブリックにおけるインターフェースの制御を
「追放する」ためには、特に交換環境におけるインター
フェースの制御である。この種のシグナリング・セル
は、コマンド(書込み)又は値(読取り)として次のよ
うなフィールド、即ち、速度、リード、ループ等を持つ
ことが可能である。これらのフィールドは、シグナリン
グ・セルのペイロード・フィールドに含まれるであろ
う。更に、1つのシグナリング・チャネルが、同じイン
ターフェース・ブリックにおける複数のインターフェー
スを処理する。
【0049】タイマが種々の値を持ち且つこの環境にお
いては肯定応答ベースのプロトコルよりも更に適当であ
っても、両サイドにおけるシグナリング・フローは非同
期的である。勿論、タワー管理システムは、関連のデー
タ・リンクに与えられた同じパスをシグナリングリンク
に提供し、両方のセル・タイプの切替は、そのセル・タ
イプがデータであるか或いはシグナリングであるかを識
別できないハードウエア・プロセスと同じハードウエア
・プロセスによって行われるべきである。
【0050】これは、図5乃至図8に関連する次のよう
な説明において多くの細部を述べることにする。
【0051】図5は、タワーの各ブリックにおいて使用
されるスイッチング機構の好適な実施例を表す。
【0052】各基本ブリックは、基本的には、データ圧
縮、リンク・インターフェース等のような所望のテレコ
ミュニケーション機能を得る機能的回路より成る。如何
なる従来技術の回路も本発明の基本ブリックに組込可能
であるので、そのような既知の装置に関する詳細を、こ
れ以上記述しないことにする。その基本的な機能的回路
に加えて、各ブリックは、更に、そのブリックとそれの
隣接ブリックとの間の経路指定及びセルの交換を達成す
るために使用されるデュアル・ポートRAMをインター
フェースする経路指定回路を含む。
【0053】上記経路指定回路は、データ・セルの処理
及び経路指定を行う複数の異なるサブコンポーネントよ
り成り、そのブリックは、データ・セル・コミュニケー
ションに対する末端ポイント或いはタワー構造体におけ
る2つの末端ポイントの間で使用されるその経路パスの
中間ブリックである。
【0054】この共通ロジックは幾つかの主要なサブコ
ンポーネントより成る。第1のものは、このブリックと
そのタワーにおける他のブリックとの間のすべての伝送
を制御するために使用されるIntel 80196の
ようなマイクロコントローラ100である。マイクロコ
ントローラは、3つのバス、即ち、外部アドレス・バ
ス、外部データ・バス、及び外部制御バスを使用して、
デュアル・ポートRAM400及び制御ロジック300
を通して各ブリックの特定の機能とコミュニケートす
る。
【0055】基本ブリックの第2の基本的コンポーネン
トは、前述のIBM社の出版物「非同期転送モード;技
術概要」に開示されたIBMスイッチのようなATMス
イッチ200に基づくスイッチング・システムより成
る。なお、そのIBMスイッチでは、2つのFIFO、
即ち、デュアル・ポートRAM400からスイッチ20
0のポート0インにデータを転送するために使用される
FIFOイン800、及びスイッチ200のポート0ア
ウトからデュアル・ポートRAM400にデータを転送
するために使用されるFIFOアウト900が使用され
る。両方のFIFOとも、制御ロジック300及び制御
バス0"301"を介してマイクロコントローラ100に
よって制御される。
【0056】更に、各ブリックに設けられた装置は、ス
イッチ200の外部入力に接続されたATMレシーバ論
理ブロック1乃至4とそれぞれ呼ばれる4つのデバイス
のセットを含む。ATMレシーバ論理ブロック1乃至4
の各々は、それぞれ、ブロック501乃至504と呼ば
れる。各1つが、図6に示されるように定義されたパス
に従って自己経路指定ヘッダの処理に供される。
【0057】更に、受信インターフェース1(ブロック
601)、受信インターフェース2(ブロック60
2)、受信インターフェース3(ブロック603)、及
び受信インターフェース4(ブロック604)と呼ばれ
る4つの対応したインターフェース・ブロックのセット
がブリック相互間のインターフェースから対応するAT
Mレシーバ論理ブロックにデータ信号、クロック信号
(ck)、及びフレーム同期制御信号(Fsync)を
供給する。そのインターフェースは、データ・バス、及
び分離したクロック及びフレーム同期を持った従来のコ
ネクタ、或いはデータ、クロック、及びフレーム同期を
抽出するための適当なロジックを持った光学的インター
フェースでよい。光学的インターフェースの1つの例を
更に詳細に後述する。
【0058】同様に、送信インターフェース1(ブロッ
ク701)、送信インターフェース2(ブロック70
2)、送信インターフェース3(ブロック703)、及
び送信インターフェース4(ブロック704)と呼ばれ
る4つの送信ブロックのセットが、スイッチ200の各
出力ポートから出るデータ・バス、即ち、ポート出力の
ポート1アウト1乃至ポート4アウトをスイッチ200
上にマップするために設けられる。クロック信号もこれ
らのインターフェース701乃至704の各々に与えら
れる。一般に、クロック信号は各ポート上及び各ブロッ
ク上で同じである。しかし、スイッチ200のテクノロ
ジ及び機械的又は光学的接続は、各インターフェースに
おける異なる速度の処理を可能にする。これは、異なる
クロックでもって同じ実施方法を再使用するためにクロ
ックを各インターフェースから及び各インターフェース
に伝播する理由である。
【0059】図5から明らかなように、このスイッチン
グ・システムによって遂行されるプロセスは次のように
なる。
【0060】ATMフレームが"上側"のインターフェー
スから来るものと仮定する。前述のように、このフレー
ムは経路指定ヘッダ及びATMデータ・セルより成り、
後者は,27/3に等しいと仮定されるVP/VCの特
定の値より成る。VP/VCは、前述のようにATMセ
ルのVPI及びVCIアドレス・フィールドの両方の代
わりである。搬送される経路指定ヘッダはnビット(n
は、好適な実施例では、8に等しい)より成ることに注
目すべきである。その特定な値は、フレームが1つのブ
リックから次のブリックに連続的に搬送される時に変化
することを意図されている。このnビットのセットは、
各中間ブリックに、そのブリックに設けられた内部スイ
ッチ200を制御するために使用される経路指定ヘッダ
を形成する対応のnビットのセットを計算させる必要が
ある。本発明の好適な実施例では、それらの経路指定ビ
ットはATMレシーバ論理ブロックによって計算され、
しかる後、その経路指定ヘッダの現在値を置換するため
に使用される。一旦スイッチ200によってスイッチさ
れると、この経路指定ヘッダを含むフレームは次のブリ
ックへ搬送される。しかし、一旦スイッチ200によっ
てスイッチされると、例えば、ローカル・シグナリング
機能及び制御機能に割り当てられた次のブロックにとっ
て有用なものになり得る他の値を搬送するために、その
経路指定ヘッダを使用することができるようになる。
【0061】詳細に後述するように、ATMセッション
が1つのステーション(即ち、1つのブリック)によっ
てタワー・マネージャにリクエストされる時、そのステ
ーションは、特定のVp/Vc及び所定のトポグラフ的
経路パスをこのATMセッションに割り当てる。この結
果、不揮発性RAM記憶装置へのローディングが生じ
る。そのRAM記憶装置は、対応するスイッチ200を
制御するために必要な値の経路指定ビットを含む適当な
経路指定パラメータを、タワー構造体を構成するすべて
のブリックのATMレシーバ論理ブロックに置かれる。
この特定のNVRAMローディング・プロセスについて
は、特に、図8の説明に関連して詳細に述べる。
【0062】フレームは受信インターフェース1"60
1"によって受信され、そしてATMレシーバ論理ブロ
ック1に送られるものと仮定する。従って、タワー・マ
ネージャは、ATMレシーバ論理ブロック1に含まれた
NVRAMにテーブル(そのテーブルに従って、27/
3のVP/VC値が出力時にスイッチ200のポート3
アウトを通して送られる)をロードしなければならない
ものと仮定する。従って、マイクロコントローラ100
は、適当な経路指定ビットを与えるために経路指定ヘッ
ダを動的に修正させるべく、アドレス・バス102、デ
ータ・バス101、及び制御バス1によってATMレシ
ーバ論理ブロック1"501"を適合させる。その結果、
フレームはスイッチ200のポート3に送られるであろ
う。この結果を得るために使用される特定のプロセス
を、図6に関連して詳細に示すことにする。
【0063】そのフレームをポート1インにおいて受け
るスイッチ200は、経路指定ヘッダに含まれた経路指
定ビットを使用し、それに対応して、適当な出力ポー
ト、即ち、ポート3アウトへのフレーム全体の経路指定
を行う。そこで、そのフレームは送信インターフェース
3"703"に送られ、そして同様のプロセスが適用され
るその経路パスにおける次のブロックに送られる。従っ
て、フレームを構成するATMセルは、適当な経路パス
を構成する種々のブリックの間で連続して送られる。そ
の適当な経路パスは種々の経路指定テーブルに従って定
義されたものであり、それら経路指定テーブルは、タワ
ー構造体におけるすべてのブリックの各ATMレシーバ
論理ブロックに配され、タワー・マネージャの制御の下
にロードされる。これは中間ノードによって行われる機
能であり、その中間ノードは、経路指定ヘッダがスイッ
チ200の1つの入力ポートから1つの出力ポートにフ
レームをスイッチする値にセットされる場合に入力フレ
ームを適当な外部出力に送るだけである。
【0064】ブリックはフレームの送信ポイントにもな
り得る。フレームは、経路指定ヘッダが加えられるAT
Mセルより成る。この場合、経路してヘッダは1バイト
を必要とするだけである。しかし、他の実施例におい
て、更なるバイトを考慮することも可能である。更に、
必要な場合には、アドレシング機能を拡張するために、
この経路指定ヘッダとATMの第1バイトとの間にエク
ストラ・アドレス・フィールドを加えることも可能であ
る。1つのフレームが1バイトの経路指定ヘッダを有
し、フレームを構成する53バイトのATMセルがそれ
に続くという例を考察することにする。ATMセルの最
初の2バイトは、その構造体における2つの既存のブリ
ックの間の特定のATMセッションに割り当てられた特
定のVP/VC値を定義する。そのフレームは、ブリッ
クの論理的機能からエクストラ・アドレス・バスを通し
て受信されるか或いはマイクロコントローラ100によ
って作成される。後者は、一般には、制御フレームの場
合である。このフレームはデュアル・ポートRAM40
0に記憶され、アドレス・バス102、データ・バス1
01、及び制御バス0"301"によってFIFOイン8
00の入力に送られる。フレームを送る準備ができてい
ることを知らせるために、割込0信号がマイクロコント
ローラ100へ発生される。マイクロコントローラ10
0は、FIFO800の出力がスイッチ200のポート
0インに接続される。そのスイッチは、ATMセルの上
にセットされたヘッダをデコードし、そのフレームをス
イッチ200の適当な出力に送るであろう。
【0065】コミュニケーション・パスのエンド・ポイ
ントにあるブリックは、ATMセルより成るフレームを
受信しそして記憶しなければならない。これを遂行する
ために、入力ポート1乃至4の何れから来るフレームも
FIFOアウト900の入力に送られる。そこで、制御
ロジック300によってFIFOアウト900からデュ
アル・ポートRAM400へのDMA転送を準備しそし
て活動化するために、マイクロコントローラ100への
割込1信号が発生される。
【0066】図6は、ATMレシーバ論理ブロックの1
つの詳細な設計を示す。ATMレシーバ論理ブロック
は、並列シフト・レジスタとして使用される一組のレジ
スタ、一組のセレクタ、通常のRAMであってもよいN
VRAM530、及びデータのリアルタイム・フロー及
びNVRAM530の初期設定を制御するステート・マ
シン500より成る。これは、そのステート・マシンに
よって遂行される種々の活動を示すために、2つの別個
のステート・マシンを図7及び図8に関連して後述する
ことにする。
【0067】更に、すべてのレジスタ、ラッチ、及びス
テート・マシンが、関連のインターフェースから受信さ
れるCLKと呼ばれるクロックによってクロックされ
る。そのCLKは、フレームの各バイトにおいて現れる
バイト・クロックである。何れのATMレシーバ論理ブ
ロックも、3つの並列8ビット・レジスタ550、56
0、及び570のカスケードより成り、それらのレジス
タは受信したフレームの3つの連続したバイトを連続的
に記憶するように設計されている。又、レジスタ550
及び560の2つの出力は、16ビット・バスである内
部アドレス・バス0−15を形成するように使用され
る。その内部アドレス・バスの15個のMSBビット
(0−14)はセレクタ540の第1入力バスに接続さ
れる。そのセレクタはマイクロコントローラ100のア
ドレス・バス102に接続される。内部アドレス・バス
0−15の最後のLSBビット(15)は、NVRAM
の4つのLSBデータ・ビット又は4つのMSBデータ
・ビットを選択するためにセレクタ*4"510"のSE
L入力に接続される。
【0068】レジスタ570の出力はセレクタ580の
第1の8ビット入力バスに接続され、そのセレクタ58
0はそれの出力バスをレジスタ590に接続される。レ
ジスタ590はそれの出力をスイッチ200(図5)の
ポートXイン入力に直接に接続される。但し、Xは接続
されるポートと関連した数1乃至4である。セレクタ5
80は、ゼロに強制された一組の4ビット(図6におけ
るビット4−7)とセレクタ510の出力において与え
られる更なる一組の4ビット(ビット0−3)より成る
第2入力バスを有する。セレクタ540及び580は、
それぞれ、ステート・マシン500によって発生される
SEL1及びSEL2制御信号によって制御される。セ
レクタ540の出力は不揮発性RAM記憶装置530を
アドレスするために使用され、その記憶装置のデータ・
バスは8ビットの内部データ・バス0−7に接続され
る。その内部データ・バスは3状態双方向性ドライバ5
20に接続され、且つセレクタ510の第1の4ビット
入力バス(図6におけるビット4−7)及び第2の4ビ
ット入力バス(ビット0−3)を形成するために分割さ
れる。双方向性ドライバ520は従来のDIR及びイネ
ーブル(ENA)制御信号によってステート・マシン5
00により制御される。
【0069】本発明の好適な実施例では、NVRAM記
憶装置のアドレスを発生するためには、内部アドレス・
バスの15個のMSBビットだけが使用される。16番
目のビット(ビット15)はセレクタ510を制御する
ために使用される。スイッチ200(16入出力ポー
ト)を制御するために必要な経路指定ビットを形成する
ためには4ビットが必要なだけなので、この特定の実施
例は、8ビット構成のNVRAMの記憶スペース全体か
ら利益を受けることを可能にする。しかし、他と特定の
実施例が考慮可能であることに留意すべきであり、その
ような詳細は、使用される経路指定ヘッダの長さの要件
にその特定の設計をそのまま適合させる当業者には必要
ないであろう。
【0070】レジスタ570は、ATMセルの送信前に
NVRAM530から適当な経路指定ビットを取り出す
に必要な期間だけフレームを遅らせるという特定の目的
を有する。フレームが受信された時、最初の3バイト
は、それぞれ、レジスタ550、560、及び570に
記憶される。更に詳しく云えば、最後のスイッチを制御
するために使用される経路指定ヘッダに対応した第1バ
イトがレジスタ570に記憶される時、レジスタ550
及び560は、ATMフレームのVP/VCの16個の
MSBビットに対応する第2及び第3バイトを記憶する
ように見える。後者は、内部アドレス・バス0−15を
通して搬送されるアドレスを形成するために使用され
る。そのうちの15個のMSBはセレクタ540の第1
入力に送られ、一方、ビット15はセレクタ510を制
御するために使用される。従って、以下で詳細に示され
るように、VP/VCは、考察のブリックに設けられた
スイッチ200を制御するために必要な4ビットを、内
部データ・バスを介して取り出すためにNVRAM記憶
装置のアドレシングを可能にする。NVRAMから取り
出されたこれらの4ビットは、ステート・マシン500
によって制御されるセレクタ580により経路指定ヘッ
ダに組み込まれるであろう。
【0071】Fsync制御信号はステート・マシン5
00の入力に送られ、以下に示されるように、それのプ
ロセスを開始するために使用される。このステート・マ
シンへの更なる入力は、次のような信号、即ち、HAL
T、WR、RD、CS_NVRAMチップ選択信号を含
む制御ロジック300からの制御バスである。
【0072】速度(CLK)値及びNVRAMの出力遅
延次第で、そのラッチ・システムは調整されなければな
らず、セレクタ510のSEL入力におけるラッチ及び
レジスタ570とセレクタ580との間にレジスタが付
加可能である。セレクタ580の入力2はそれの4つの
MSBをゼロに強制され、一方、4つのLSBはセレク
タ510の出力から生じる。
【0073】図7は、図6に示されたステート・マシン
500に関連する第1プロセスを示す。それは、基本ブ
リックによって受信される各フレームを処理するために
使用されるリアル・タイム・プロセスに対応する。
【0074】そのプロセスは、それがFSYNC信号の
発生を待つ状態00で始まる。状態00では、セレクタ
580の第1入力が選択されるように、HALT及びS
EL2制御信号がそれぞれ論理的ゼロにセットされる。
これは、レジスタ570にロードされたデータがレジス
タ590に送られるパススルー・データ・モードを得
る。
【0075】FSYNC信号が発生する時、そのプロセ
スは1クロック時間後に状態01に進む。
【0076】状態2において、SEL及びENA信号が
論理的0にセットされ、一方、HALT信号が論理的1
にセットされる。この結果、NVRAMとマイクロコン
トローラ100との分離が生じ、後者による前者の如何
なるアクセスも阻止される。セレクタ540の第1入力
バスを選択するためにSEL1はゼロにセットされ、従
って、2つのレジスタ550及び560に置かれたVP
/VCアドレスをNVRAM記憶装置530のアドレス
・バスに与える。そこで、プロセスは状態03に進む。
【0077】状態03では、RD_NVRAM信号が活
動化され、SEL2制御信号が1にセットされるので、
アドレス・バスに与えられたアドレスでNVRAMから
取り出された新たな経路指定ヘッダの値(SEL1信号
がゼロにセットされているので、レジスタ550及び5
60に記憶されたVP/VCである)がセレクタ580
によって選択され、レジスタ590に供給可能である。
【0078】次に、プロセスは状態04を進行する。そ
こでは、SEL2信号及びHALT信号がゼロにセット
される。従って、セレクタ580は、それの第1入力を
(入力1)を選択するために、及び経路指定ヘッダに続
くATMセルをスイッチ200へ完全に送らせるために
制御される。HALT信号も、そのプロセスが必要に応
じてNVRAMを更新するためにそれをアクセスできる
ように、論理的ゼロにセットされる。そこで、プロセス
は、次に続くフレームを処理するために、状態00に戻
る。
【0079】図8はマイクロコントローラ100による
NVRAM530のアクセス処理を得るステート・マシ
ン500のプロセスを示す。
【0080】プロセスは状態00で始まり、CS_NV
RAM信号がマイクロコントローラ100によって活動
化されるまでこの状態でループする。この状態では、E
NA及びSEL1制御信号が論理的0にセットされる。
CS_NVRAM制御信号がアクティブであることを検
出すると、プロセスは、SEL1制御信号が論理的1に
セットされる状態01に進む。
【0081】マイクロコントローラ100によって発生
されたRD読取り制御信号(制御バス300における)
を検出すると、プロセスは状態02を進行する。その状
態02では、DIR制御信号がゼロにセットされ、EN
A制御信号が1にセットされて3状態双方向性ドライバ
520を正しくセットするので、内部データ・バスから
来るデータはデータ・バス101に進む。しかる後、プ
ロセスは状態04に進み、そこでは、それは終了するた
めにRD制御信号を待つ。この時間中、DIR及びEN
A制御信号はそれらの前の値に維持される。しかる後、
プロセスは状態00に戻る。
【0082】状態01においてマイクロコントローラか
らのWR制御信号を検出すると、プロセスは状態03に
進み、そこでは、DIR及びENA制御信号が両方とも
論理的1にセットされる。これは、データをNVRAM
530に書込むために、データがデータ・バス101か
ら内部データ・バス0−7に転送されるのを可能にす
る。これは、詳細に後述するように、タワー・マネージ
ャの制御の下にVP/VCの新たな値及び新たな経路指
定ビットを加えることによってNVRAM530にロー
ドされたテーブルをマイクロコントローラが更新しよう
とする時に特に有用である。そこで、プロセスは状態0
5に進み、ステート・マシン500は書込オペレーショ
ンの終了を待つ。WR制御信号が非アクティブであるこ
とを検出すると、プロセスは状態00に戻る。
【0083】図9は、タワー構造体への新たなブリック
の挿入を得るために遂行されるプロセスを示すコミュニ
ケーション・フローを表す。
【0084】1つのブリックがタワー構造体に、例え
ば、そのブリックのテレコミュニケーション機能を表す
ステーションAに挿入される時、そのブリックは、汎用
のタワー管理機能の役割を持った特定のブリックの制御
の下に登録プロシージャを受ける。
【0085】一旦そのブリックが機械的にプラグされ、
図5のテレコミュニケーション送信及び受信インターフ
ェース・ブロック501−504及び701−704が
動作状態になると、登録プロシージャが開始可能にな
る。その登録プロシージャは、登録リクエストを特徴づ
ける特定のVP/VC、例えば、99/0を有するフレ
ームの送信によって始まる。図9のステップ801に示
されるように、このフレームは、4つの送信インターフ
ェース1ブロック701−704に、即ち、4つの可能
な方向に送られる。この登録フレームを受ける如何なる
ステーションもVP/VCをデコードし、それを代行受
信する。新たにプラグされたステーションは1乃至4個
の異なる隣接ステーションを持つので、1乃至4個の対
応するプロセスのセットがその接続された隣接ステーシ
ョンにおいて開始されるであろう。上側又は下側の受信
インターフェース601又は602において登録リクエ
ストを受けるすべてのステーションがそれの関連の垂直
方向のセグメント・マネージャ・ブリックへの送信を進
める。一方、図9のステップ802によって示されるよ
うに、左側又は右側の受信インターフェース603又は
604において登録リクエストを受けるすべてのステー
ションはそれの関連の水平方向のセグメント・マネージ
ャ・ブリックへの送信を進める。
【0086】水平方向又は垂直方向のセグメント・マネ
ージャは、タワー構造体のフル・ライン又はカラムの制
御を行うステーションであると定義される。本発明の好
適な実施例では、セグメント・マネージャは、タワー構
造体における考察のライン又はカラムにおける設置され
た最も古いブリックあると規定により定義される。後述
するように、各セグメント・マネージャは、汎用のタワ
ー・マネージャの完全な監視の下に、そのライン又はカ
ラムに属する各ステーション相互間の中間制御ポイント
として動作する。
【0087】この規定は、新たなステーションをプラグ
接続することによってタワー構造体のパワーを動的に強
化することを可能にさせる。プロセスは、その構造体全
体の電源オンの後の新たな導入を制御するために、タワ
ーマネージャ及びセグメント・マネージャの存在を使用
する。タワー構造体の導入が事前記憶された構成なしに
複数のエレメントでもって同時に開始する場合、セグメ
ント・マネージャ及びタワー・マネージャの役割はセグ
メント・マネージャ及びタワー・マネージャ割当に関す
る衝突を回避するために、規定によって、左下にあるブ
リックに割り当てられる。何れにしても、幾つかの回復
プロシージャを、図12及び図13に関連して詳細に後
述することにする。
【0088】或セグメント・マネージャはデフォルトに
よって考察のライン又はカラムにおける最も古いブリッ
クであるように見えるけれども、本発明による構造体
は、その考察されるセグメントの任意の異なるブリック
にこの制御機能を再割当てする可能性を与える。これ
は、ブリックがその構造体における他の多くのブリック
により使用される機能を持つことによってそのタワーが
大きなサイズになり易い時に特に有用である。この場
合、セグメント・マネージャとして動作する1つの特定
の機能的ブロックがそれの他の機能的ルーチンによって
過負荷にされるということが起こり得る。過負荷になっ
たセグメント・マネージャからのリクエスト時に、タワ
ー・マネージャは、その考察のセグメントにおける異な
るブリックにセグメント・マネージャの機能を再割当す
る可能性を有する。なお、その考察のセグメントは、利
用可能な幾つかのディジタル計算資源を持つものと仮定
される。
【0089】そこで、各セグメント・マネージャによる
登録リクエストを汎用のタワー・マネージャに送ること
によって登録プロシージャが後続する。従って、そのタ
ワー・マネージャは、新たに設置されたステーションの
特定のトポグラフ的位置を知らされる。タワー構造体に
おける種々のステーション相互間で使用される種々のA
TMセッションに既に割り当てられているVP/VCに
従って、タワー・マネージャは、新たにプラグされたス
テーションに割り当てられる新しいサービスVP/VC
を定義することが可能である。そこで、タワー・マネー
ジャは、ステップ804及び806において、その新し
いステーションに割り当てられたVP/VCの新しい値
を1つ又は2つのセグメント・マネージャに知らせるこ
とができる。
【0090】更に、タワー・マネージャによって2つの
セグメント・マネージャに送られたメッセージは、更
に、新しいステーションによって使用されるべき必要な
アドレス及びパラメータをすべて含んでいる。例えば、
それは、ステーションAに対する2つのセグメント・マ
ネージャに特有のVp/Vcも含んでいる。
【0091】タワー・マネージャは、ステップ912に
おいて、これらの新しいコールをすべて正しく経路指定
するためには経路指定テーブルを更新しなければならな
いすべてのブリックに、適当なATMセルによって制御
サービス・メッセージも送るであろう。そこで、このサ
ービス・メッセージは、ステップ809及び810にお
いて定義されるようにリクエストが扱われたことをその
新しいステーションのすべての隣接ステーションに知ら
せるために、各ラインを通して各セグメント・マネージ
ャによって送られ及び同報通信される。更に、ステップ
807及び808において、各セグメント・マネージャ
は、タワー・マネージャに応答することによってこのサ
ービス・フレームの受信を承認するであろう。
【0092】そこで、各ステーションは新たに挿入され
たステーションの特定のコミュニケーション識別番号を
知らされる。このメッセージも事前定義されたVp/V
c値、例えば、99/99を使用する時、その新しいブ
リックは、99/99が同報通信を意味するので、他の
すべてのステーションと同様にデフォルトによってこの
フレームを記憶するであろう。今や、ステーションA
は、すべての与えられたVp/Vcを直接に使用してセ
グメント・マネージャ及びタワー・マネージャと直接に
接触することができる。そこで、ステーションAは、ス
テップ811を通してプロセスを終了するように両方の
セグメント・マネージャにサービス・フレームの受信を
肯定応答するであろう。そこで、2つのセグメント・マ
ネージャはこの肯定応答を待つ。応答が生じなかった場
合、タイム・アウトにアラート・コールを使用する回復
プロシージャが、図12に開示されるように遂行される
であろう。何れにしても、このプロシージャのすべての
ステップを通して、幾つかのバックアップ又は重複コー
ルが、受入可能な信頼性を保証するために種々な方法を
通して行われる。
【0093】図10は、接続のためのVP/VCを得る
ために、1つのブリックとタワー・マネージャ・ブリッ
クとの間のVp/Vcリクエスト・フローを示す。
【0094】タワーにおけるステーションA及びステー
ションBの間に新たなコールが設定されなければならな
いと仮定すると、この新たなコールに対する新しいVp
/Vcがタワー・マネージャによって割り当てられなけ
ればならない。これを達成するために、ステップ901
において開始するプロセスが遂行される。そのプロセス
は、図9において説明した前のプロセス時にタワー・マ
ネージャによって与えられたサービスVp/Vcを使用
して、Vp/Vcリクエストをタワー・マネージャに送
る。タワー・マネージャからの応答が生じそうもない場
合、可能な回復プロシージャを実行するために、タイマ
が並行して開始される。ステップ902において、タワ
ー・マネージャは、そのリクエストされたコールに対す
る新しいVp/Vcをそれに与えることによって、リク
エスタ(ステーションA)に応える。データ・フローの
送信及び受信に対するVp/Vc値及びパスが異なるこ
とがあることは留意すべきことである。従って、ステッ
プ910において示されるように、必要なステーション
は、すべてこの新しいコールに対して必要な新しい経路
指定パラメータでもって更新されるであろう。又、タワ
ー・マネージャからの応答は上記の回復タイマの停止を
伴う。
【0095】事前定義された時間後にそのステーション
が応答を受信しない場合、ステップ903において、そ
のステーションは垂直方向セグメント・マネージャを通
してリクエストを処理しようとするであろうし、前の失
敗に関してそれを知らせるであろう。ステップ904に
おいて、上記のセグメント・マネージャはタワー・マネ
ージャにコールを送るであろう。ステップ905におい
て、タワー・マネージャはそのリクエストされたVp/
Vcを応答しなければならず、上記失敗に関する検証を
進めなければならない。ステップ906において、リク
エストをタワー・マネージャに送ったセグメント・マネ
ージャは、今や、ステーションAに応答を送る。開始さ
れたタイマにより定義された期間の満了後にステーショ
ンAが応答を受信になかった場合、ステップ907、9
08、909、及び911において、同様のリクエスト
が前述のように水平方向セグメント・マネージャを通し
て発生される。
【0096】応答が全く生じなかった場合、これは、タ
ワー・マネージャとコミュニケートするための使用可能
な方法がないことを表す。この場合、一般的なアラート
・コールがすべての隣接ステーションに発生され、その
結果、図12及び図13に関して更に詳細に説明される
グローバル・ステップ・バイ・ステップ回復プロシージ
ャを生じる。
【0097】図11は、保護データ転送を可能にするた
めの、タワーにおける2つのブリック間のセットアッ
プ、データ転送、及び切断プロシージャを示す。
【0098】タワー・マネージャは使用可能のように見
えるコールに対して1つの決定されたVp/Vcを割り
当てているものと仮定すると、ステップ1001に従っ
て設定プロシージャが作動される。同時に、エラー・チ
ェック及び再試行プロシージャに対してタイマがセット
される。このステップにおいて、セットアップ・フレー
ムがステーションAからステーションBに送られる。ス
テーションBは、ステップ1002において、いわゆる
接続フレームによって応答するであろう。同様に、エラ
ー・チェック・プロシージャのためのタイマがステーシ
ョンBにおいてセットされる。そこで、ステーションA
は、ステップ1003において、接続肯定応答フレーム
をステーションBに返送する。この肯定応答フレーム
は、統計、フロー制御、及びコール管理のために、新た
な着信トラフィックに関して知らせるためにタワー・マ
ネージャにも送られる。これが正しく送られたことを確
認するために、タワー・マネージャは、ステップ100
4において、タワー肯定応答をステーションAに送る。
そのタワー肯定応答の受信時に、ステーションAはエラ
ー回復プロシージャ・タイマの稼働を停止させる。エラ
ーの場合、次の2つの図に示されるように、アラート・
セルを通した回復プロシージャが開始するであろう。
【0099】セットアップ・プロシージャが完了する
時、ステーションAはステーションAとステーションB
との間のデータ転送を開始することができる。送信側及
び受信側のデータ転送管理は、それらが異なる速度で及
び異なる経路で非同期的に動作可能であるので、分離さ
れている。各送信側は各受信側に対するものと同じ制御
プロセスを実行するであろう。このレベルでは、プロセ
スは対称的であるが、セットアップ又は切断プロシージ
ャに対する場合はそうではない。ステーションAからス
テーションBへの転送はステップ1005において開始
する。タイマは、各データ・フレームが送られた時にセ
ットされ、各フレームがステーションA及びBの両方に
ある時にリセットされる。ステーションBのタイマは、
伝送遅延を考慮して、ステーションAのタイマよりも僅
かに長くなるように選定される。ステップ1006に関
して、ステーションAでは、定義された時間内に送信さ
れるべきデータが得られない場合、ステーションBのタ
イマが満了するのを回避するために、ステーションAの
タイマが満了した時にシグナリング・フレームが送られ
る。前述のように、このシグナリング・フレームは、ス
テータス、制御、及び統計に関する何らかの有用な情報
を搬送することも可能である。ステーションBの側で
は、データ・フレームもシグナリング・フレームもタイ
マの遅延内に受信されるようには見えない場合、ステッ
プ1007において、パス・エラー・フレームがタワー
・マネージャに発生される。それはタワー・マネージャ
においてパス・チェックを遂行するであろう。この結
果、コールに対する新たな経路又はパスの定義を生じ
る。そこで、タワー・マネージャは、ステップ1011
において、問題がバックアップ・パス・メッセージによ
って解決されたことを2つのステーションA及びBに知
らせる。
【0100】同様に、データがステーションBからステ
ーションAに送られるコールの部分に対して、ステップ
1008、1009、及び1010が同じプロセスを実
行し、そしてエラーの場合にステップ1011に進む。
【0101】コール・プロシージャが完了する時、ステ
ーションA又はステーションBから開始可能な切断が必
要となる。ステーションAが切断を開始するものと仮定
する。ステップ1012において、切断メッセージがス
テーションBに送られる。両サイドにおいて、エラー回
復プロシージャのためのタイマが開始される。このメッ
セージの検出時、及びエンド・ユーザ・アプリケーショ
ンによるチェック時に、ステップ1013において、解
放フレームがステーションAに返送される。ステーショ
ンAは、ステップ1014において、解放完了フレーム
でもってステーションBに応答する。その解放完了は、
Vp/Vc関連の予約トラフィック・パラメータを自由
にするためにタワー・マネージャにも送られる。ステー
ションBでは、このフレームは、自動エラー回復プロシ
ージャの開始を回避するためにそのタイマを停止させる
であろう。そこで、プロセスは、ステップ1015にお
いて、タワー・マネージャが解放肯定応答をステーショ
ンAに送ることによって完了する。このメッセージは、
ステーションAにおけるエラー回復プロシージャ・タイ
マの停止も生じさせるであろう。応答が受信されずにタ
イム・アウトが生じる場合、エラーがログされ、エラー
・プロシージャがオンにされる。
【0102】図12は、回復プロシージャを含むステー
ション又はブリックからのすべての可能なコールを示す
フロー・チャートである。
【0103】ステップ1101において、或ステーショ
ンが他のステーションをコールしたい時、それは、それ
自身が登録されているかどうかを先ずチェックする。そ
の答えが否定である場合、ステップ1103において、
図9に示されたプロシージャが隣接ステーションのピン
グによって実行開始するであろう。
【0104】ステップ1104において、生じ得るエラ
ーのプロシージャに対してタイマがセットされる。その
プロシージャは、そのタイマが満了した場合にプロセス
をステップ1130に進ませることができる。隣接ステ
ーションをピングした後、ステップ1105において、
そのステーションは、任意の値が可能である事前定義さ
れたVp/Vcの同報通信の応答を待つ。他の目的のた
めにITU又はATMフォーラム予約値が使用されるべ
きではないことは明らかである。フレームが受信される
時、ステップ1106において、プロセスは、そのフレ
ームが水平方向セグメント・マネージャから来たかどう
か及びそれが挿入に対する応答に対応するかどうかを決
定するためのチェック動作を含む。これが肯定される場
合、プロセスはステップ1107に進み、肯定応答が水
平方向セグメント・マネージャに送られる。
【0105】次に、プロセスはステップ1108に進
み、そこでは、両方のセグメント・マネージャを通して
応答が受信されたことを確認するためのチェックが行わ
れる。それが否定される場合、プロセスはステップ11
05に戻る。それが肯定される場合、プロセスは終了す
る。
【0106】ステップ1106において、受信された応
答が水平方向セグメント・マネージャからの応答ではな
い場合、プロセスはステップ1110に進み、そのコー
ルが垂直方向セグメント・マネージャから来た応答であ
ることを確認するためのチェックが行われる。それが肯
定される場合、プロセスはステップ1111に進み、そ
こでは、肯定応答フレームが垂直方向セグメント・マネ
ージャに送られ、しかる後、既述のステップ1108に
進む。それが否定される場合、プロセスは、ステップ1
112に進んだ後、ステップ1105に戻る。
【0107】ステップ1112は、図13におけるステ
ップ1201参照しても説明される一般的な受信コール
処理である。
【0108】ステップ1102において、応答がイエス
であるように見え、従って、そのステーションがそのタ
ワーにおいて定義されていることを示す場合、プロセス
はステップ1120に進む。そこでは、コールがデータ
転送に対するものか或いはアラート・コールに対するも
のかをチェックするためのテストが行われる。正規のシ
グナリング・プロシージャはすべて、このタイプのコー
ルが永続的なものであって、正規のデータ・コールのよ
うにセットアップ及び切断プロセスを通る必要がないも
のであっても、データ転送と見なされる。ステップ11
20において、それが一般的なデータ転送タイプのコー
ルである場合、プロセスはステップ1121に進む。そ
こでは、Vp/Vcがそのコールにとって利用可能であ
ることが検証される。それが肯定される場合、プロセス
はステップ1122に進み、データが送信可能になる。
それは、図11に示されたプロシージャ或いは他の種類
のデータ転送プロトコルに対応し得る。
【0109】逆にそれが否定される場合、プロセスはス
テップ1123に進み、そこでは、図10に示されたプ
ロセスに従って、Vp/Vcがタワー・マネージャにリ
クエストされる。次に、ステップ1124において、エ
ラー回復プロシージャのためにタイマBがセットされ
る。ステップ1125では、そのステーションはタワー
・マネージャからの応答を待つ。ステップ1126で
は、その応答が受信される場合、プロセスは終了する。
逆の場合、プロセスはステップ1127に進み、その受
信されたフレームに関する他の処理が行われるべきかど
うかチェックし、しかる後、その待ち受けていたメッセ
ージを再び待つためにステップ1125に戻る。タイマ
Bが満了することによって何かに障害があったことを表
す場合、プロセスはステップ1130に進む。
【0110】ステップ1130はすべてのアラート・コ
ールに対するエントリ・ポイントである。そのアラート
・コールは、当該ステーションによって発生されたコー
ル又は他のステーションによって受信されたコールでよ
く、タイマの満了により送られるべき或いは警報すべき
コールでよい。3種類のアラートが発生可能であり、以
下でそれを説明することにする。
【0111】アラートが見つかった時、そのアラートが
同報通信されたアラートであるかどうかを識別するため
に、プロセスはステップ1130からステップ1131
に進む。この場合、プロセスはステップ1132に進
み、そこでは、そのステーションの制御プロセスによっ
て形成されたアラート・フレームが垂直方向ライン及び
水平方向ラインの両方を通して送られる。両方の経路と
も、そのブリックの4つの可能な外部接続に対応する。
使用されるVp/Vcが99/99である時、すべての
ブリック及び内蔵のステーションがアラート・メッセー
ジを受信するであろう。99/99は、例えば、そのよ
うな同報通信されたメッセージに対する予約されたVp
/Vcである。各ステーション経路指定テーブルはいつ
もこの種のメッセージを記憶するためにセットされ、プ
ロセッサ100はいつもこの種のメッセージを、そのラ
インを介して次のブリックに送る。このメッセージは、
そのラインにおけるステーションが存在しないか又はダ
ウンする時に失われるか、或いはこのメッセージがその
ネットワークを飽和させないようにするためにループバ
ックされる場合、送信ステーションがこのメッセージを
代行受信する時に失われる。送信ステーションがこの同
報通信されたメッセージを受信する場合、それは、その
ラインにおけるすべてのステーションが存在することを
意味する。これは、メッセージが各ブリックのスイッチ
ング機能を通して移動する時に正しく動作していること
を意味するものではない。
【0112】何れにしても、各ステーションはこの種の
メッセージを記憶しなければならず、一般には、それを
それ自身のセグメント・マネージャに送らなければなら
ない。この種のメッセージは、一般に、セグメント・マ
ネージャ又はタワー・マネージャへの直接コミュニケー
ションがダウンした時に使用されるであろう。これが行
われる時、プロセスはステップ1133に進み、そこで
は、前のアラート・コールに対する応答が受信されない
場合に他のタイプのアラート・コールを処理するために
タイマCがセットされる。そこで、ステップ1134に
おいて、プロセスは応答の受信までその応答を待つ。ス
テップ1135において、その応答の受信はアラート・
メッセージに対する応答であるかどうかをチェックされ
る。それが否定される場合、その受信したメッセージを
処理するためにプロセスはステップ1136に進み、し
かる後、応答を待つためにステップ1134に戻る。ス
テップ1135において、期待した応答が受信された場
合、プロセスは終了する。
【0113】他のタイプのアラートに対しても同様のプ
ロセスが続く。ステップ1131において、そのアラー
トが同報通信アラートではないように見える時、プロセ
スは、そのアラートがステップ・アラートのタイプのも
のであるかどうかを決定するためにステップ1140を
進める。この場合、ステップ・バイ・ステップ・アラー
トが適当なVp/Vc、例えば、99/0によって垂直
ライン又は水平ラインを通して発生される。そのライン
における各隣接ステーションはこのコールを代行受信
し、可能な場合には、それをライン・ステーション・マ
ネージャに送るであろう。応答がない場合、そのライン
・ステーション・マネージャはそれの隣接ステーション
にステップ・アラートを発生することもできる。そこ
で、プロセスは、前述したステップ1133に進む。ス
テップ1140において、そのアラートがステップ・ア
ラートではない場合、Vp/Vcは、一般には、セグメ
ント・マネージャ又はタワー・マネージャに対応する上
位層によって与えられるべきである。プロセスはステッ
プ1142において継続し、そこでは、アラート・メッ
セージが所与のVp/Vcによって単一の宛先に送ら
れ、しかる後、ステップ1133から始まる同じプロセ
スが後続する。
【0114】図13は、コールの受信時にステーション
がフォローすべきすべてのプロセスを示す。
【0115】ステップ1201においてコールが受信さ
れる時、そのステーションはステップ1202、121
0、1221、及び1222を通してそのコールのタイ
プをチェックする。
【0116】そのコールがタワー登録のものである場
合、プロセスはステップ1203に進む。そのコールが
送信データである場合、プロセスはステップ1210に
進む。そのコールが受信データである場合、プロセスは
ステップ1220を通してステップ1221に進む。そ
のコールがステップ・コールである場合、プロセスはス
テップ1222を通してステップ1223に進む。ステ
ップ1224では、他のコールに対する更なる機能が実
施可能である。
【0117】登録の場合、ステップ1203において、
プロセスは、現在のステーションがタワー・マネージャ
であるかどうかをチェックする。それが肯定される場
合、ステップ1204において、そのステーションはそ
れのテーブルを更新し、関連するステーションに応答を
送るであろう。それが否定される場合、プロセスはステ
ップ1205に進み、そこでは、メッセージがタワー・
マネージャ又はセグメント・マネージャに送られる。そ
の時には、現在のプロセスは終了する。その詳細なプロ
セスは図9に示される。
【0118】このステーションに対するデータではない
データを受信したことがステップ1210において判っ
た場合、プロセスは、ステップ1211において、その
宛先が知られているかどうかをチェックし、ステップ1
212においてメッセージを送るであろう。何れにして
も、問題点を訂正するために、ステップ1213におい
て、エラー・メッセージが、発信元が判っていればその
発信元に、或いはタワー・マネージャに返送される。そ
こで、プロセスは終了する。
【0119】正規のケースである受信データの場合、プ
ロセスはステップ1220からステップ1221に進
み、そこでは、両方のステーション間の定められた適当
なフロー制御プロセスがオンにされる。
【0120】ステップ・コールの場合、ステップ122
3において、プロセスは、応答がない場合、このメッセ
ージをセグメント・マネージャ又は隣接ステーションに
送る必要があるだけである。
【0121】図14は、簡単な構造体を使用して交換リ
ングを形成するために前述のコンセプトを実施したもの
である。
【0122】各ステーションが種々のロケーションに設
けられ、それらのロケーションがタワー内に存在する同
じタイプのリンクと接続されるというリング・トポロジ
を具体化するために、本発明のタワー・コンセプトを拡
張することは可能である。その場合、機械的なリンクが
必要ないので、機械的ブリック構造体は最早必要ないよ
うに思える。タワー・エリア・ネットワークは単に論理
的に実施されるだけである。更に、各ステーションに対
する5つのインターフェースという複雑なことは必要な
い。半二重リングに対しては、2つのインターフェース
という最小の構成で十分である。即ち、1つのインター
フェースはリングのために使用され、もう1つは内部接
続のために使用される。一般に、3インターフェースの
ボックスは、それが全二重LAN接続を提供し得るの
で、より良いように思われる。1つの例として、図14
におけるタワーに属するハブ・ブリック1310に、6
個のボックス(1320、1330、1340、135
0、1360、1370)が半二重モードで相互接続さ
れる。
【0123】上記のケースでは、垂直方向トポロジ及び
垂直方向セグメント・マネージャのような特定の制御装
置はなくなっているので、制御プロセスは単純化可能で
あり、水平方向セグメント・マネージャを使用するだけ
であろう。上記LAN構造がタワーに接続されたままで
ある場合、タワー・マネージャはこのLANを操作する
ことができる。この種のLANが単独で構成されるか或
いはタワーに接続されない場合、セグメント・マネージ
ャ及びタワー・マネージャの両方の機能を含む簡単なL
ANマネージャが定義可能である。このLANは如何な
る種類のスイッチング・ハブにも接続可能である。
【0124】図15は、本発明によるコミュニケーショ
ン構造体の一般的な利用法を示す。その図において、マ
ルチメディアATMステーションAがATMハブ・ブリ
ック1470を介して本発明の装置に接続される。AT
Mハブ・ブリック1470は、複数のATMステーショ
ンの接続及び多重化を行うものである。構内交換(PB
X)装置Aが、G.703/G.704 CCITT勧告
を実施した専用インターフェース・ブリック1435に
接続される。更に、チャネル番号16において稼働する
プロトコルは、データ通信の分野で知られた、いわゆる
QSIGプロトコルである。その図に示されるように、
PBX装置Aは2つの電話機1A及び2Aに接続され
る。サーバAが、イーサネット、トークン・リング、又
はFDDIのような共用メディアのローカル・エリア・
ネットワーク(LAN)に接続される。又、それは、接
続されたLANの多重化及び物理的制御も行うハブ・ブ
リック1480にも接続される。
【0125】図15に示されたコミュニケーション構造
体は、インターフェース・ブリック1435及び統合サ
ービス・ディジタル・ネットワーク(ISDN)リンク
を介して外部ネットワーク(図示されてない)にも接続
される。これを達成するために、インターフェース・ブ
リック1435は、物理的層要件を定義した1.431
CCITT勧告に適合しなければならない。
【0126】更に、インターフェース・ブリック143
5及びハブ・ブリック1480は、すべての非ATMプ
ロトコルをATMセルにマップするために、ATMアダ
プテーション層(AAL)を含むであろう。種々の可能
なアダプテーションがITU−Tによって定義されてい
る。更に詳しく云えば、インターフェース・ブリック1
435は、少なくとも、各入力フローがATMセルを通
してそのタワー内で搬送されることを可能にするすべて
の組立/分解機能(SAR)を遂行するであろう。その
タワーの各機能は、そのフローをATMセルとして処理
してもよいし、或いはオリジナル・フローを処理するた
めに対称的なSAR機能を遂行してもよい。その選択
は、主として、各ブリックにおいて遂行される機能のタ
イプに依存する。
【0127】OSIレベル2層及びレベル3層(参照の
Q.921及びQ.931の下で知られている)はISD
Nゲートウェイ・ブリック1430によって処理され
る。従って、そのブリック1430は、ISDN又はQ
SIGコールを設定するための及びISDN外部リンク
に対するコールを設定するための必要な機能及びプロシ
ージャを提供するであろう。如何なる装置(例えば、内
部ブリック又はステーションA)もISDNゲートウェ
イ・ブリック1430によってそのようなコールをリク
エスト及び開始することができることは注目すべきこと
である。
【0128】更に、そのコミュニケーション構造体は、
説明の目的で使用される複数ブリックのセットを含む。
LANエミュレーション・サーバ・ブリック1410は
ネイティブATMステーションAを設定するために使用
される。そのLANエミュレーション・サーバ・ブリッ
クは、ステーションAとサーバAとの間のコールを設定
するために、交換ATM環境モードと共用メディアLA
N Aのようなコネクションレス型環境との間の接続を
処理する。従来のシステムでは、この機能が、LAN及
びATMハブの両方に接続された特定のボックスによっ
て具体化されたことに留意すべきである。本発明では、
これらの機能を実施するためにブリックが有益に使用さ
れる。
【0129】ボイス・サーバ・ブリック1420は、P
BX Aに接続された電話機の1つ(電話機1A又は2
A)とステーションAに接続された電話機(電話機3
A)又はLANに接続された電話機(図示されてない)
との間をコミュニケートするために使用される。ボイス
・サーバ・ブリック1420は、通常は、PBX環境に
おいて使用され且つISDNゲートウェイ・ブリックを
通してコールを設定するためにも使用可能であるすべて
のコール・セットアップ機能を達成する。
【0130】そのボイス・サーバの機能は、例えば、
H.261圧縮、MPEG圧縮、又は他の圧縮アルゴリ
ズムを遂行する特定のブリック1425において具体化
される。このビデオ・サーバ・ブリック1425はIS
DNゲートウェイ・ブリック1430によって外部コー
ルを設定することも可能であり、複数のISDN Bチ
ャネルを集合するためにインバース・マルチプレクサ・
ブリック1450の機能を任意選択的に使用することも
可能であり、従って、H.320 CCITT勧告のよう
な64kbps以上のスループットを持ったチャネルを
提供することも可能である。
【0131】一般に、そのコミュニケーション構造体の
音声処理機能は、本発明では特定のブリック1440に
専用化されたエコー・キャンセラの使用を意味する。以
下で更に詳しく説明するように、エコー・キャンセラ
は、電話機セット及びPBXに存在するハイブリッドの
使用によって必然的に導入されるエコーの効果を抽出し
そして消去するために必要な機能を提供する。
【0132】ルータ・ブリック1445は、例えば、8
02.2 LANプロトコルをTCP/IPインターネッ
ト・プロトコルにマップするに必要なブリッジング及び
経路指定の機能を得るために使用される。
【0133】音声圧縮機能は、ボイス・コール圧縮を行
うブリック1460において具体化される。アナログ・
ボイス・コールは、一般に、周知のPCM法を使用して
64kpbsにディジタル化される。使用可能な圧縮率
は2.4kbpsから32kbpsに拡大する。後で示
すように、音声圧縮機能は、PBXから来る電話コール
又は任意のステーション、例えば、その図におけるステ
ーションAから来るコールのためにも使用可能である。
【0134】データ圧縮機能は、MNPのような圧縮ア
ルゴリズム、或いはV.42bis又はZiv−Lem
pelタイプのアルゴリズムを実行する専用のブリック
1465を使用することによって具体化される。そのよ
うなデータ圧縮機能は、ステーション相互間、例えば、
ISDNリンクを通してコミュニケートする他の対応す
るステーション(図示されてない)とステーションAと
の間の直接コールのために、或いは外部ネットワークに
接続されたルータのトランク・サイドにおいて使用可能
である。
【0135】最後に、電源/冷却ブリック1490は、
コミュニケーション構造体のための機械的な基礎を与え
るために、及び本発明のコミュニケーション構造体を構
成する種々のブリックに対して電圧供給を行うために使
用される。更に、電源/冷却ブリック1490の上に存
在する種々のブリックをパルス発生し及び冷却するため
の一組のファンがそのブリック1490に設けられる。
本発明は、その構造体の何処にでも、例えば、その構造
体における空のロケーションに或いは1つのカラムの最
上部に設置可能な特定のブリックの形を取った更なる冷
却装置を操作するように設計されるということも注目す
べきことである。
【0136】以下で、本発明の動作及び種々のATM機
能的ブリックの配列から得られる利点の両方を示す幾つ
かの代表的なコミュニケーション状態を説明する。
【0137】図16は、ATMステーションAに接続さ
れた1つの電話機3Aからのコールの処理を説明する論
理的フロー・チャートを示す。なお、そのコールは、イ
ンターフェース・ブリック1435に接続された外部I
SDN一次ラインに出力されるものである。その分野で
は知られているように、そのような状態は3つの主要な
フェーズ、即ち、最初の接続セットアップ・フェーズ、
データ伝送フェーズ、及び最後の切断フェーズのパフォ
ーマンスに関係する。後で示すように、それらの3つの
フェーズは、本発明のコミュニケーション構造体におけ
る複数のブリック相互間における一組のATMコミュニ
ケーション・セッションの設定を包含する。なお、各コ
ミュニケーション・セッションは少なくとも1つのAT
Mセルの発生及び伝送を包含する。
【0138】第1フェーズは接続セットアップ・フェー
ズである。接続セットアップ・フェーズは、基本的に
は、任意のブリックとタワー管理ブリック24と間で必
要とされる一般的なATMタワー管理セッションに加え
て、一組の特定のATM制御セッションを包含する。そ
のATM制御セッションは、ステーションA1515と
ボイス・サーバ・ブリック1420との間の第1ATM
制御セッション、ボイス・サーバ・ブリック1420と
ISDNゲートウェイ・ブリック1430との間の第2
ATM制御セッション、ISDNゲートウェイ・ブリッ
ク1430とインターフェース・ブリック1435との
間の第3ATM制御セッション、ISDNゲートウェイ
・ブリック1430とエコー・キャンセラ・ブリック1
440との間の第4ATM制御セッション、ISDNゲ
ートウェイ・ブリック1430と音声圧縮ブリック14
60との間の第5ATM制御セッションの各設定を含
む。更なるセッション、例えば、その図には示されてい
ない暗号化サーバ・ブリック、或いはエラー訂正検出ブ
リックに関係する特定のセッションが期待し得ることは
注目すべきことであろう。
【0139】このコールがISDN外部ネットワークを
通してコミュニケートされることは、ATMステーショ
ンに接続された電話機セット(図示されてない)又はP
BXに接続された電話機とのコミュニケーション・セッ
ションの設定に通じる。他のパーティがブリック146
5において具体化されたデータ圧縮機能と同じデータ圧
縮機構を使用することができる場合、そのセッションは
そのような圧縮アルゴリズムを使用することが可能であ
るということは注目すべきことであろう。それとは逆の
場合、セッションは圧縮を使用することなく設定される
であろう。
【0140】第1セッションは、ATMハブ・ブリック
1470を通してステーションAとボイス・サーバ・ブ
リック1420との間に、特に、ステーションAに接続
された電話機によって遂行される受話器取り上げの検出
及びダイアリング・プロシージャ時に設定される。この
第1セッションはコミュニケーションのために使用され
るパラメータ、とりわけ、コールのタイプ(音声、モデ
ム、ファクシミリ等)、圧縮速度(必要、又は、不必
要)、エコー消去(必要、又は、不必要)優先順位等を
特に定義するコールでもって開始する。このATMコー
ルは、ボイス・サーバ機能のアクセスの必要性を認識す
るATMハブ・ブリック1470によって受信及びデコ
ードされ、しかる後、そのATMセルをボイス・サーバ
・ブリック1420へ送らせる。これを達成するため
に、ATMハブ・ブリック1470はステーションAか
ら受信されたATMを上記のATMフレームにカプセル
化する。
【0141】これは、ATMハブ・ブリック1470と
ボイス・サーバ・ブリック1420との間の特定のコミ
ュニケーション・リンクを特徴づけるVP/VCによる
ATMセル・コールの現在のVP/VCを置換すること
によって達成される。そのようなVP/VCが未だ影響
を与えていない場合、ATMハブ・ブリック1470
は、図4のタワー・マネージャ・ブリック24へのその
ようなリクエストを開始する。タワー・マネージャ機能
は、任意のブリックによって処理可能である。例えば、
図4のタワー・マネージャ・ブリック24は、図15に
示されたタワーのブリック1410に設置される。その
ようなリクエストについては、特に、図10、図12、
及び図13のフローチャートを参照して詳しく説明し
た。ATMコール・セルにおけるVP/VCの置換に加
えて、ATMフレームを構成するために、ATMハブ・
ブリック1470は経路指定ヘッダを導入する。これ
は、すべてのブリックに存在する経路指定テーブルの内
容に従って達成され、そして図10に関連して上記した
ようにタワー・マネージャ・ブリック24の制御の下に
ある。
【0142】ATMハブ・ブリック1470によって処
理されるATMコール・セルは、タワー・マネージャ・
ブリック24によって決定された適当なパスを通してボ
イス・サーバ・ブリック1420へ送られ、そして対応
する中間のブリックの経路指定テーブルに記憶される。
このパスは、一連のブリック1470、1445、14
30、1425、及び1420によって定義されると仮
定する。詳しく上述したように、ATMセルが1つの中
間のブリックの1つのエントリ、例えば、ISDNゲー
トウェイ・ブリック1430の右側のエントリに与えら
れる時、次のような処理が行われる。ATMフレームは
図5の右側の受信インターフェース604において検出
され、ATMレシーバ論理ブロック4に与えられる。図
6に詳しく示し且つ対応する明細書部分で説明したよう
に、ATMレシーバ論理ブロック4"504"は、そのフ
レームによって搬送されたVP/VCの値を読み取り、
経路指定ヘッダの適当な値を取り出すためにVP/VC
でもってそれの経路指定テーブル(NVRAM530に
ロードされた)をアドレスし、最後に、現在の経路指定
ヘッダをその新たに定義された経路指定ヘッダでもって
置換する。このことは、新たに定義されたATMフレー
ムがレジスタ590に記憶される前にそれらの経路指定
ヘッダをスワップするためにセレクタ580を使用する
ことを、図6に関連して詳しく説明した。
【0143】そこで、ATMフレームは、その新たに定
義された経路指定ヘッダの値に従って、スイッチ200
において切り換えられる。この例では、ATMフレーム
がポート1アウトに与えられそして上側送信インターフ
ェース701に与えられるということは注目すべきこと
である。
【0144】ATMフレームは、それがボイス・サーバ
・ブリック1420に与えられそしてそのブリック14
20によって受信されるまで、連続して切り換え可能で
あるように見える。ボイス・サーバ・ブリック1420
は受信されるATMフレームをチェックし、そのATM
フレームが実際の接続セットアップATMセルであるか
どうかをチェックしてそのコールの宛先を決定する。
【0145】コールの宛先が外部ISDNネットワーク
になる場合、ボイス・サーバ・ブリック1420及びI
SDNゲートウェイ・ブリック1430の間の第2セッ
ションは図16に示されるように設定可能である。この
セッションは、リクエストがISDNゲートウェイ・ブ
リック1430に送られることを可能にする。詳しく上
述したように、第2セッションは、経路パスを構成する
それら種々のブリックのNVRAM530にロードされ
た経路指定テーブルにおいて定義されるように、一組の
中間ブリックを介してボイス・サーバ・ブリック142
0からISDNゲートウェイ・ブリック1430に経路
指定されるATMセルの送信を包含することは注目すべ
きことである。同様に、コール・セットアップ・リクエ
ストが第3ATMタワー・セッションによってインター
フェース・ブリック1435に送られるので、標準的な
ISDNセットアップ・コールを公衆ネットワークに送
ることが可能である。当業者には知られているように、
そのようなコールの結果、外部のISDNネットワーク
を介して相互にコミュニケートすることを望んでいる2
つのエンド・エンティティの間にセットアップ折衝が生
じる。その折衝は、エコー消去機構及び圧縮率がある場
合のそのエコー消去機構及び圧縮率の利用の決定を含
む。
【0146】これらのパラメータが得られる時、エコー
消去及び音声圧縮の両方が必要とされるものと仮定する
と、プロセスは、ISDNゲートウェイ・ブリック14
30とエコー・キャンセラ・ブリック1440との間及
びISDNゲートウェイ・ブリック1430と音声圧縮
ブリック1460との間にそれぞれ第4及び第5ATM
タワー・セッションを進める。エコー消去及び音声圧縮
を実際に行うための処理資源が利用可能であることを確
認するために、これらの2つのブリックにおいて、幾つ
かの内部テストを行うことが可能である。上記5つの制
御ATMセッションに加えて、接続及びセットアップ・
フェーズは、図16に示されるように、ISDNゲート
ウェイ・ブリック1430によってタワー・マネージャ
・ブリック24にリクエストされた更なるデータATM
セッションの設定によって完了する。これらの更なるA
TMセッションは、ボイス・サーバ・ブリック1420
と音声圧縮ブリック1460との間のセッション、音声
圧縮ブリック1460とエコー・キャンセラ・ブリック
1440との間のセッション、及びエコー・キャンセラ
・ブリック1440とインターフェース・ブリック14
35との間のセッションを含む。そのリクエストが成功
する時、タワー・マネージャ・ブリック24はATMセ
ッションを設定し、図10に関連して上述したプロシー
ジャに従って割り当てられたVP/VCと共に4つの宛
先ブリック及び経路パスを構成する中間のブリックを与
える。そこで、ISDNゲートウェイ・ブリック143
0はデータATMセッションの設定の成功を肯定応答さ
れる。
【0147】そこで、第1フェーズは、ステーションA
に送られたセットアップ・プロシージャの終了の肯定応
答でもって終了する。その分野では知られているよう
に、ステーションAは、外部ISDNネットワークを介
した2つのコミュニケーション装置のISDNゲートウ
ェイ間の相互検査に関係する。
【0148】そこで、その第1接続及びセットアップ・
フェーズに続いて、第2フェーズ、いわゆる、データ伝
送フェーズが生じる。このフェーズは、第1接続及びセ
ットアップ時に定義されたパスを介して、即ち、ATM
ハブ・ブリック1470、ボイス・サーバ・ブリック1
420、音声圧縮ブリック1460、エコー・キャンセ
ラ・ブリック1440、及びインターフェース・ブリッ
ク1435のシーケンスを通して、ディジタル化された
音声を含むATMデータ・セルの伝送を包含する。この
データ・パスは、図16では、そのデータ・パスを特徴
づける文字"D"によって示される。(なお、文字"C"は
上記制御パスを表す)。ATMセルのこの直列的伝送は
上記の説明に適応する。更に詳しく云えば、ディジタル
化された音声を含む1つのATMセルがステーションA
によって発生され、ATMハブ・ブリック1470に送
られるものと仮定する。上述したように、ATMセルは
一連のブリック1470、1445、1430、及び1
425によってボイス・サーバ・ブリック1420に送
られる。ボイス・サーバ・ブリック1420がATMセ
ルを受信する時、それは、ボイス・サーバ・ブリック1
420と音声圧縮ブリック1460との間のATMセッ
ションを特徴づけるVP/VCの既存値を置換すること
によってそのATMセルを処理する。
【0149】タワー・マネージャ・ブリック24はボイ
ス・サーバ・ブリック1420及び音声圧縮ブリック1
460の間の経路パスを、中間のブリック1440を構
成するものとして定義したと仮定すると、ボイス・サー
バ・ブリック1420及び音声圧縮ブリック1460か
ら送られるATMセルは次のようになるように見える。
ATMフレームがエコー・キャンセラ・ブリック144
0の左側の入力(図5の受信インターフェース3回路6
03)に与えられる時、ATMレシーバ論理ブロック
3"503"は、そのフレームによって搬送されるVP/
VCの値を読み取り、そして経路指定ヘッダの適当な値
を抽出するためにVP/VCでもってそれの経路指定テ
ーブル(NVRAM530にロードされた)をアドレス
し、最後に、図6に関連して上述したように、新たに定
義された経路指定ヘッダでもって現在の経路指定ヘッダ
を置換する。
【0150】そこで、データ伝送に続いて、第3フェー
ズ、即ち、切断フェーズが生じる。その第3切断フェー
ズはセットアップ・フェーズと同様に動作するが、その
結果、設定されたタワー・セッションすべての解放を生
じるであろう。
【0151】図17は、図15におけるPBX A15
30に接続された電話機2A"1520"からの電話コー
ルの処理を表す第2のコミュニケーション状態を示す。
この状態では、このコールはインターフェース・ブリッ
ク1435に接続された外部の主要なISDNラインに
送られるであろう。上記と同様に、その状態は3つの主
要なフェーズ、即ち、最初の接続セットアップ・フェー
ズ、データ伝送フェーズ、及びそのプロセスを完了させ
る切断フェーズに関係する。更に、これは、コミュニケ
ーション・タワーの複数のブリックの間の一組のATM
コミュニケーション・セッションの設定に関係する。
【0152】第1フェーズは接続セットアップ・フェー
ズである。このフェーズは、PBXA1530とインタ
ーフェース・ブリック1435との間の第1制御セッシ
ョンの設定を含む一組の特定の制御セッションを包含す
る。この第1制御セッションはATMセッション或い
は、代替えとして、QSIG又はISDNセッションの
ような非ATNセッションであってもよいということは
注目すべきことであろう。更に、その第1フェーズは、
インターフェース・ブリック1435とISDNゲート
ウェイ・ブリック1430との間の第2ATMセッショ
ンを含む。そのシステムは、CCITT勧告又は同様の
プロトコルにおいて定義されたQ.931/Q.921プ
ロトコルのようなシグナリング・プロトコルを処理する
ようにPBX A1530とISDNゲートウェイ・ブ
リック1430との間により高いレベルのセッションを
設定するために、前記2つの第1及び第2セッションを
関連付けるであろうと云うことは注目すべきことであ
る。そのコールが音声圧縮及びエコー消去機構の使用に
関係するものであると仮定すると、第1フェーズは、更
に、ISDNゲートウェイ・ブリック1430及び音声
圧縮ブリック1460の間(エコー・キャンセラ・ブリ
ック1440及びISDNゲートウェイ・ブリック14
30の間)の第3ATMセッション(第4ATMセッシ
ョン)を包含する。
【0153】第1、第2、第3、及び第4セッション
は、タワーの操作のために設定される必要がある制御A
TMセッションである。その制御セッションに加えて、
データのコミュニケーションに専用の次に続くセッショ
ンが与えられる。インターフェース・ブリック1435
と音声圧縮ブリック1460との間には第5ATMセッ
ションが設定される。更に、音声圧縮ブリック1460
とエコー・キャンセラ・ブリック1440との間には第
6ATMセッションが設定される。更に、エコー・キャ
ンセラ・ブリック1440とインターフェース・ブリッ
ク1435との間には第7セッションが開始される。
【0154】次に、これら7つのATMセッションを第
1フェーズにおいて設定しそして使用する方法を更に詳
しく説明することにする。
【0155】電話機2A 1520によってリクエスト
された外部コールの検出時に、PBX A1430は対
応するリクエストをISDNゲートウェイ・ブリック1
430に送る。ISDNゲートウェイ・ブリック143
0とインターフェース・ブリック1435との間のセッ
ションは、PBXが何れのATMプロトコルも実行しな
い時、永続的なセッションになり得ることは注目すべき
ことである。このリクエストが検出される時、ISDN
ゲートウェイ・ブリック1430は、2つのコミュニケ
ートするエンティティの間のコミュニケーションのため
に使用されるパラメータを交換するために、S2外部I
SDNライン上にコールを設定する。又、必要な場合に
は、ISDNゲートウェイ・ブリック1430は2つの
ATMセッションを、それぞれ、音声圧縮ブリック14
60及びエコー・キャンセラ・ブリック1440によっ
て設定する。上述のように、この設定は、ISDNゲー
トウェイ・ブリック1430のリクエストを含むATM
セルの検出時に、必要なATMセッションすべてを設定
するタワー・マネージャ・ブリック24の使用によって
達成される。
【0156】エコー・キャンセラ・ブリック1440及
び音声圧縮ブリック1460による2つのATM制御セ
ッションは、対応するタスクを遂行するためにその必要
な計算資源が利用し得ることを、ISDNゲートウェイ
・ブリック1430がチェックすることを可能にする。
それらの資源が依然として利用し得る場合、ISDNゲ
ートウェイ・ブリック1430はその設定されたATM
セッションを介して音声圧縮ブリック1460及びエコ
ー・キャンセラ・ブリック1440の2つの構成を行
う。従って、ISDNゲートウェイ・ブリック1430
は、タワー・マネージャ・ブリック24によって与えら
れる適当なVP/VCを経路指定し及び使用するため
に、インターフェース・ブリック1435を構成する。
最後に、ISDNゲートウェイ・ブリック1430は遠
隔通信の相手に対するコールの設定を確認するであろ
う。その相手からの肯定応答の検出時に、ISDNゲー
トウェイ・ブリック1430はPBX A1530に対
する初期設定セットアップ・フェーズの完全な成功を確
認する。そこで、それは第2データ伝送フェーズを進め
ることができる。
【0157】第2データ伝送フェーズは次のようなパス
を使用する。データ・フローはPBX A1530を通
してインターフェース・ブリック1435に、更に、音
声圧縮ブリック1460に、更に、エコー・キャンセラ
・ブリック1440に伝播される。そこで、データフロ
ーはインターフェース・ブリック1435に戻り、しか
る後、S2外部ISDNラインへ経路指定される。詳し
く説明したように、データの伝播は、経路パスを完全に
構成するように中間のブリック相互間におけるATMセ
ルの連続伝送によって達成されるということは注目すべ
きことであろう。
【0158】そこで、プロセスは、セットアップ・フェ
ーズと同様に、同じ制御ATMセッションを使用する第
3の切断セッションを進める。PBX A1530から
の切断メッセージがISDNゲートウェイ・ブリック1
430によって受信される時、そのISDNゲートウェ
イはこのコールによって使用された資源、特に、エコー
・キャンセラ・ブリック1440及び音声圧縮ブリック
1460における資源を解放する。設定されたままにな
っている他のコールがない場合、ISDNゲートウェイ
・ブリック1430は、PBX A1530が本来AT
MではないためにISDNゲートウェイ・ブリック14
30とインターフェース・ブリック1435との間のA
TMセッションを除いて、すべての制御及びデータAT
Mセッションの解放を進める。
【0159】図18及び図19は、図15のステーショ
ンAから図15に示されたものと同じ遠隔通信構造体に
設けられたサーバBへのデータ・コールの処理を示す論
理的フローチャートを表す。図18はステーションAの
接続機構及び制御を詳細に示し、一方、図19はサーバ
Bの接続に関係するそのセッションの配列を示す。
【0160】図18に示されるように、このコミュニケ
ーションは次のような制御セッション、即ち、ルータ・
ブリック1445及びLANエミュレーション・サーバ
・ブリック1410の間の第1制御セッション、LAN
エミュレーション・サーバ・ブリック1410及びAT
Mハブ・ブリック1470との間の第2制御セッショ
ン、ルータ・ブリック1445及びISDNゲートウェ
イ・ブリック1430の間の第3制御セッション、IS
DNゲートウェイ・ブリック1430及びインターフェ
ース・ブリック1435の間の第4制御セッション、I
SDNゲートウェイ・ブリック1430及びデータ圧縮
ブリック1465の間の第5制御セッション、ISDN
ゲートウェイ・ブリック1430及びインバース・マル
チプレクサ・ブリック1450の間の第6制御セッショ
ンの設定を包含する。
【0161】更に、そのコミュニケーションは、次のよ
うな2つのデータ伝送セッション、即ち、ルータ・ブリ
ック1445及びデータ圧縮ブリック1465の間の第
1のセッション及びデータ圧縮ブリック1465及びイ
ンバース・マルチプレクサ・ブリック1450の間の第
2セッションを包含する。
【0162】最後に、そのコミュニケーションは、2つ
の更なるデータ及び制御ATMセッションのセット、即
ち、ステーションA1610及びATMハブ・ブリック
1470の間の第1データ・セッション及びATMハブ
・ブリック1470及びルータ・ブリック1445の間
の第2制御セッションを包含する。
【0163】ロケーションAのステーション及びロケー
ションBのサーバからのデータ・コールは次のようなパ
スを使用するであろう。そのステーションがATMステ
ーションであり、そのサーバが共用メディアLAN上に
設けられる時、そのコールを設定するためにLANエミ
ュレータ・サーバ・ブリック1410が使用されるであ
ろう。LANエミュレータ・サーバ・ブリック1410
及びステーションAは、ATMハブ・ブリック1470
を介して及びローカル・ルータ・ブリック1445を通
してそれらのデータを送り、インターネット・プロトコ
ル(IP)において経路指定させる。ローカル・ルータ
・ブリック1445は、外部S2 ISDNライン上に
コールを設定するためにISDNゲートウェイ・ブリッ
ク1430に与えられる機能、及びインバース・マルチ
プレクサ・ブリック1450及びデータ圧縮ブリック1
465のようなセットアップ・ローカル機能を利用す
る。2つのコミュニケートするパーティのルータ相互間
のIPフローはデータ圧縮機能を使用して圧縮及び圧縮
解除されるであろう。即ち、ブリック1465におい
て、データは、256kbpsの集合リンクを得るべく
マージされる4つの64kbpsを得るために、ブリッ
ク1450におけるインバース・マルチプレキシング機
能に進むであろう。このコールは永続的であるので、デ
ータは,ISDNゲートウェイによって始動時に設定さ
れた256個の永続的チャネルを使用する。
【0164】図19は、先行のコールをサーバB166
0に接続するために必要な種々のセッションを示す。そ
の図に示されるように、これは次のような制御セッショ
ン、即ち、インターフェース・ブリック1435及びI
SDNゲートウェイ・ブリック1430の間の第1セッ
ション、ISDNゲートウェイ・ブリック1430及び
インバース・マルチプレクサ・ブリック1450の間の
第2セッション、ISDNゲートウェイ・ブリック14
30及びデータ圧縮ブリック1465の間の第3セッシ
ョン、ISDNゲートウェイ・ブリック1430及びル
ータ・ブリック1445の間の第4セッションのセット
アップを包含する。更に、次のようなブリック相互間に
は一組のデータ・セッションが設定される。即ち、イン
ターフェース・ブリック1435及びインバース・マル
チプレクサ・ブリック1450の間のセッション、イン
バース・マルチプレクサ・ブリック1450及びデータ
圧縮ブリック1465の間の第2セッション、データ圧
縮ブリック1465及びルータ・ブリック1445の間
の第3セッションが設定される。最後に、2つのデータ
及び制御セッションがハブ・ブリック1480とルータ
・ブリック1445及びサーバB1660との間にも設
定される。
【0165】初期設定はインターフェース・ブリック1
435からISDNゲートウェイ・ブリック1430へ
の第1メッセージ(他のエンティティによって送られた
メッセージである)に関係する。そこで、ISDNゲー
トウェイ・ブリック1430は、コミュニケーションの
相手方から受信したパラメータをルータ・ブリック14
45に知らせ、それらのパラメータでもってインバース
・マルチプレクサ・ブリック1450及びデータ圧縮ブ
リック1465をセットアップする。そこで、制御フェ
ーズは終了する。次に、データが次のようなパス、即
ち、インターフェース・ブリック1435、インバース
・マルチプレクサ・ブリック1450、データ圧縮ブリ
ック1465、ルータ・ブリック1445、ハブ・ブリ
ック1480、最後に、サーバB1660によって経路
指定される。詳しく上述したように、このコミュニケー
ションは、ATMコミュニケーション・セッションの設
定時にタワー・マネージャ・ブリック24によって定義
された経路指定テーブルに従って、そのコミュニケーシ
ョンタワーのブリック相互間のATMセルの連続的伝送
によって物理的に達成される。データ伝送フェーズは、
そのコールのために使用されたフィーチャを解放するた
めにセットアップ・フェーズにおいて定義された制御A
TMセッションと同じ制御ATMセッションを使用する
切断フェーズでもって終わる。依然として実行中のコー
ル又は処理されるべきコールがない場合、プロセスはす
べてのATMセッションの解放によって終了する。
【0166】図20は、図15のステーションAと遠隔
地における同様のステーションBとの間のビデオ会議交
換の処理を説明する論理的フローチャートを示す。
【0167】この状態は、次のような制御セッション、
即ち、インターフェース・ブリック1435及びISD
Nゲートウェイ・ブリック1430の間の第1制御セッ
ション、ISDNゲートウェイ・ブリック1430及び
インバース・マルチプレクサ・ブリック1450の間の
第2制御セッション、ISDNゲートウェイ・ブリック
1430及びエコー・キャンセラ・ブリック1440の
間の第3制御セッション、ISDNゲートウェイ・ブリ
ック1430及び音声圧縮ブリック1460の間の第4
制御セッション、ISDNゲートウェイ・ブリック14
30及びボイス・サーバ・ブリック1420の間の第5
制御セッションの設定を包含する。
【0168】更に、次のようなデータ・セッション、即
ち、インバース・マルチプレクサ・ブリック1450及
びエコー・キャンセラ・ブリック1440の間の第1デ
ータ・セッション、エコー・キャンセラ・ブリック14
40及び音声圧縮ブリック1460の間の第2データ・
セッション、ボイス・サーバ・ブリック1420及び音
声圧縮ブリック1460の間の第3データ・セッション
を設定する必要がある。
【0169】更に1つのデータ及び制御の混合セッショ
ンがボイス・サーバ・ブリック1420及びATMハブ
・ブリック1470の間に設定される。一方、ビデオ及
び制御の混合セッションがATMハブ・ブリック147
0及びビデオ・サーバ・ブリック1425の間で行われ
る。ビデオ・サーバ・ブリック1425は、それ自身と
インバース・マルチプレクサ・ブリック1450との間
に更なるビデオ・セッションを設定されるであろう。特
定のデータ及びビデオ・セッションも、インターフェー
ス・ブリック1435とインバース・マルチプレクサ・
ブリック1450との間に設定されるであろう。
【0170】最後に、そのプロセスは、ステーションA
とATMハブ・ブリック1470との間のデータ/ビデ
オ/制御セッションを包含する。
【0171】ビデオ会議がステーションAのリクエスト
によって設定される。これは、第1の接続及びセットア
ップ・フェーズに進むようにするであろう。このリクエ
ストは、先ず、ボイス・サーバ・ブリック1420に送
られる。そのボイス・サーバ・ブリックは図16におい
て使用し且つ説明したプロセスと同じプロセスでもって
それを処理するであろう。唯一の違いは、コールを要求
したBチャネルの数のような幾つかのパラメータが変更
されることである。ボイス・サーバ・ブリック1420
のリクエスト時に、ISDNゲートウェイ・ブリック1
430は、外部S2 ISDNライン上へのこの複数の
リクエスト処理するであろう。例えば、2つの64Kチ
ャネルがISDNゲートウェイ・ブリックによってリク
エストされるであろう。上記のリクエストが成功裏に応
答されるものと仮定すると、ISDNゲートウェイ・ブ
リック1430は残りの制御、データ、ビデオ、及びコ
ンプレックス・セッションをすべて設定する(未だ設定
されていない場合)であろうし、ビデオ会議を進めるよ
うにボイス・サーバ・ブリック1420を通してステー
ションA1610に応答するであろう。ステーションA
は、必要なパラメータ(そのうちの或ものはISDNゲ
ートウェイ・ブリック1430によって与えられる)で
もって、ATMハブ・ブリック1470を介してビデオ
・サーバ・ブリック1425を初期設定し、データ/ビ
デオ・フェーズを進めるであろう。
【0172】このデータ/ビデオ・フェーズのデータ部
分はATMハブ・ブリック1470、ボイス・サーバ・
ブリック1420を通り、音声圧縮ブリック1460及
びインバース・マルチプレクサ・ブリック1450を使
用すること(データ及びビデオが、例えば、このCCI
TT勧告のH.320マッピング・フォーマットを使用
してマージされる)によって継続し、しかる後、インタ
ーフェース・ブリック1435を通して外部S2 IS
DNラインに、及び任意選択的にビデオ・サーバ・ブリ
ックに送られる。
【0173】上記フェーズの音声部分は、図20に示さ
れるように、ATMハブ・ブリック1470内の異なる
経路パスを使用してビデオ・サーバ・ブリック1425
に送られ、そして進行する。そのATMハブ・ブリック
1470は、例えば、CCITTのH.261ビデオ圧
縮、或いはMPEGのような等価物を実行する。そこ
で、その圧縮されたビデオは、ビデオ・サーバ・ブリッ
ク1425からインバース・マルチプレクサ・ブリック
1450に送られ、上述のように処理される。
【0174】最後のフェーズは、第1フェーズにおいて
設定された制御セッションと同じ制御セッションを使用
する切断フェーズであろう。これは、幾つかの最早使用
されないセッションの抑止、又は、永続的に設定された
ままでなければならないインターフェース・ブリック1
435とISDNゲートウェイ・ブリック1430との
間の制御セッションを除いたすべてのセッションの抑止
に通じ得る。
【0175】図21は、タワー構造体の一部分を形成す
る各基本ブリックに対する本発明の特定の機械的実施例
を示すものである。その図は、ブリック1801、18
02、1803、及び1804として参照される4つの
同じ機械的コンポーネントのセットを示す。各ブリッ
ク、例えば、ブリック1804は、それの下面に突出部
1851を有する。その突出部は、ブリック1804の
下に置かれた次の隣接ブリック1803の上面における
仕上げされた対応する溝1852に入り込むように意図
されている。同様に、ブリック1804は突出部185
3を有する右側面を含む。その突出部は、ブリック18
04の右側の位置に置かれる次の隣接ブリック(図示さ
れてない)の左側面に形成された対応する溝に入り込む
ように意図されている。各ブリックの上面は、2つの別
個のクリアランス・バー1820を、そのブリックの表
面に形成された対応する突出部に設けられる。更なるク
リアランス・バーがそのブリックの右側面の上部に設け
られる。ハンドル1830は、後述のように、それらク
リアランス・バーの動きを制御するために設けられる。
各ブリックに形成された突出部の寸法が溝の寸法よりも
小さく、従って、ブリック相互間に間隙を生じさせるこ
とは注目すべきことであろう。
【0176】本発明では、2つの対向面の組合せ、即
ち、一方のブリックの突出部が対面のブリックの対応す
る溝に対向するということは、次のような5つの機能を
与えるように意図されている。
【0177】第1の機能は、明らかに、2つの隣接した
ブリックの間の機械的連結である。これは、特に、固定
ネジ1810及びロック機構1850によって得られ、
それらは適当な接触及び物理的安定性を与える。
【0178】第2の機能は、本発明の機械的連結及びロ
ック装置によって与えられる電気的接続である。これ
は、図25及び図26に関連して詳細に後述する電気的
接点又はコネクタの係合を制御するネジ1810によっ
て得られる。その電気的接続は、データ及び制御信号
が、基本的には、光学的LANネットワークに基づいて
本発明のタワー・エリア・ネットワークを通して送信及
び受信されるので、実質的には、接続されたブリックに
対して専ら電源を提供する。しかし、上述のように、従
来の電気的コネクタを使用することによって既存のカー
ド及びコミュニケーション回路を統合することも可能で
ある。この特定なケースでは、電源の接続及びデータ及
び制御線の電気的接続の両方を確実にするために、ネジ
1810が使用される。
【0179】第3の機能は、機械的クリアランス機構で
ある。後述するように、これは、2つの隣接したブリッ
クの間の機械的接続を容易にすることを可能にし、従っ
て、それらのブリックの容易なプラグ及びアンプラグを
可能にする。これは、図27乃至図29に関連して詳細
に説明することにし、クリアランス・バー1820及び
ハンドル1830の両方の使用を包含するであろう。
【0180】第4の機能は、ATMデータ・セルの送信
及び受信に貢献することである。これは、2つの隣接す
るブリックの間に設定される光学的伝送によって与えら
れる。この光学的伝送は、2つの隣接した当該ブロック
の対向した溝及び突出部に設けられた発光ダイオード
(LED)及び対応する光検出器の使用に基づいてい
る。更に詳しく云えば、ブリック1804は、2つのL
ED及び2つの光検出器のセットを備えた突出部部を有
する。そのセットは、次のブリックの対面する溝に設け
られた対応する光検出器及びLEDと連携する時、それ
ら2つの対面したブリックの間に双方向の光学的コネク
タレス・コミュニケーションを与える。図22乃至図2
4に関連して更に詳細に後述するように、保護ブレード
が光学的クロストークを回避するために使用される。
【0181】第5の機能は、タワー構造体を形成する種
々のブリックの効果的な冷却を可能にする冷却機能であ
る。図21に示されるように、この冷却は、各ブリック
の4つの面に設けられた一組の開口1825によって得
られる。
【0182】その冷却機能を与えるために使用される開
口1825は、そのブリックの4つの側面の各々に設け
られる。それらは、電源/冷却ブリックから上側又は横
のブリックにその冷却を伝播するために使用される。幾
つかの内部実施法が使用可能である。この実施法を行う
ための主な要件は、この冷却のソースが十分でないよう
に見える場合を除いて、底部から上部への冷却の伝搬を
可能にすることである。この場合、横方向の冷却は、そ
の冷却を横に導くように各入力開口に設けられた一組の
バルブによって使用可能である。ブリックは電源/冷却
ブリックのファンを使用することが可能であり、或いは
冷却機能を強化するためにそれら自身のファンを設ける
こともできる。
【0183】図22及び図23は1つの基本ブリックの
側面及び上面を詳細に示す。図22は、横のクリアラン
ス・バー1910、底部に設けられた冷却開口194
0、及び突出部に設けられたロック機構1920を示
す。そのロック機構1920に関しては、3つの別個の
電力用コネクタ1930、二組のLED素子1960、
フォトカップラ1970、及びブレード素子1950と
関連して以下で更に詳細に説明することにする。
【0184】同様に、図23は1つの基本ブリックの上
面を示す。2つのクリアランス・バー1911及び19
12、2つの冷却開口1941及び1942、及び突出
部上に設けられ、3つの電力用コネクタ1931と関連
したロック機構1921、二組のLED素子1961、
フォトカップラ1971、及びブレード素子1951の
詳細が示される。又、図23は側面から延びるロック機
構1920のカム・フック一部分、LED、及びフォト
カップラも示す。
【0185】図24は2つのブリック1902及び19
03の2つの隣接した面の間の光学的カップリングの詳
細を示す。
【0186】図25は、各ブリックの内側にピボット可
能に装着され且つ各突出部と関連付けられたカム・フッ
ク2200の細部を更に詳しく示す。カム・フック22
00は、レバー・アーム2300の一端に形成された細
長い開口2301及びフック2200の細長い開口23
02を通して延びる軸2101を介してピボット可能に
連結される。
【0187】図26はロック機構の更なる詳細を示す。
カム・フック2200はレバー・アーム2300と連結
され、手動でピボットさせることが可能である。
【0188】レバー・アーム2300の誘電体非導電性
末端部は少なくとも1つの窪み2411を含み、その窪
みの底部は圧縮コイル・スプリング2405の一端と係
合する。そのスプリングの他端は導電性ワッシャ240
3に抗してスプリング・バイアスされ、そのワッシャの
下面は第2の圧縮コイル・スプリング2410と係合す
る。そのスプリング2410の下端は上側のブリック2
001の突出部の下面と係合する。その突出部の上記下
面における電気的に絶縁された開口を通して、ロッド2
406が延びている(図示の実施例では断面図が円形で
はない)。そのロッドの下端は第2ワッシャ2407に
しっかりと固定され、そのロッドの上端はワッシャ24
03にしっかりと固定される。ロッド2406は、下側
のブリック2002の上面に固定された電気的接点24
02に面する下端を有する。接点2402は、下側のブ
リックAの電源ケーブル2401に電気的に接続され
る。接点2422は上側のブリックBの電源ケーブル2
404に接続される。
【0189】コイル・スプリング2405はスプリング
2410の率よりも高い率を有することは注目すべきこ
とであろう。
【0190】軸2101が制御用の頭部2100によっ
て手操作で又は別の方法で時計方向(図25において)
にピボットされる時、カム・フック2200の先端は、
下側のブリック2002の上部の溝に形成されたロック
開口2210と強制的に係合し、レバー・アーム230
0はカム・フック2200と一緒にピボットする。その
レバー・アーム2300の先端端は下方へ移動し、従っ
て、第1スプリング2410を圧縮する。ロッド240
6の下端が接点2402と係合する時、ロッド2406
の下方移動は止まる。レバー・アーム2300のそれ以
上のピボット運動は、カム・フック2200がロック開
口2210において完全に係合するまでスプリング24
05を圧縮する。スプリング2405及び2410の未
圧縮時の長さ及びカム・フック2200の形状は、スプ
リング2405がそれの完全に圧縮された状態に達する
前にフック2200がロック開口2210との摩擦接触
によって停止するように選択される。そのような詳細は
当業者にはよく知られており、これ以上それを説明しな
いことにする。
【0191】図27は、接続される種々の基本ブリック
の剛性を与えるために、或いは1つの基本ブリックのア
ンプラグを可能にする必要な間隙を与えるために使用さ
れる特定の機構を示す。上述のように、その間隙は、ハ
ンドル2110によって制御可能なクリアランス・バー
2120によって得られる。クリアランス・バー212
0は、その図に示されるようにそれの2つの底部コーナ
において第1及び第2ベベルとフィットする。更に、そ
の機構は、クリアランス・バー2120の第1ベベルに
面し且つその第1ベベルに沿って延びるウェッジ214
1を含む。ロッド2140がそのウェッジから延び且つ
それにしっかりと固定される。ウェッジ2141及びロ
ッド2140が各ブリックの上面に関して所定位置に固
定されることは注目すべきことである。ロッド2140
の自由端は、そのロッドに沿って並進移動可能な第2ウ
ェッジ2130に形成された開口(参照番号なし)を通
して延びる。第2ウェッジ2130とロッド2140に
しっかりと固定されたワッシャ2151との間には、圧
縮コイル・スプリング2150が装着される。ウェッジ
2130の外側面には偏心部材2111が押し当てられ
る。その偏心部材は、それの軸に固定されたハンドル2
110を介して手動で時計方向又は反時計方向に回転可
能である。
【0192】その構造体から1つの特定のブリックを取
り除くには、そのブリックとそれの隣接ブリックとの間
の個々の連結をアンロックすることが必要である。これ
は、対応するロック・カム・フックにピボット可能に固
定された多くとも4つの軸2101を反時計方向に移動
させることによって得られる。しかる後、図28のハン
ドル2110を回転することは、クリアランス・バー2
120、2121、及び2122によってそのブリック
をそれの隣接ブリックとの接触を緩めることになる。
【0193】事実、ハンドル2110が反時計方向にピ
ボットされる時、偏心部材2111も同様にピボットさ
れる。偏心部材2111の形状は、ウェッジ2130が
スプリング2150によって図示のように右方向にバイ
アスされるのを可能にする。ウェッジ2130はウェッ
ジ2141から離れるように間隔をあけられるので、ク
リアランス・バー2120は重力(即ち、それ自身の重
さ及び上側のブリックの重さ)によって下方に移動す
る。この結果、ブリック相互間の間隙が広がり、そのピ
ボットしたハンドルを有するブリックを容易に取り除く
ことが可能になる。
【0194】逆に、ブリックがその構造体に挿入された
時、ハンドル2110の時計方向の回転は偏心部材21
11の同じ時計方向の回転を生じさせる。その偏心部材
の形状の結果、可動ウェッジ2130の左方向の移動及
びスプリング2151の圧縮が生じる。固定ウェッジ2
141と可動ウェッジ2130の間の距離は減少し、そ
れらウェッジによりクリアランス・バー2120を押し
上げ、従って、ブリック相互間の間隙を小さくする。
【0195】従って、ハンドルの回転はその構造体にお
ける新たに設置されたブリックの正しい位置付けを達成
する。そこで、ネジ2100を回転してカム・フック2
200を対応する開口2210に係合させることによっ
てロックを行うことができる。
【0196】図29に示されるように、稼働ウェッジ2
130が2つの傾斜した面に適合する場合、各面は対応
するクリアランス・バー(2121及び2122のよう
な)と関連付けられ、従って、単一の稼働ウェッジが2
つの別個のクリアランス・バーを作動することを可能に
する。
【0197】図27の図面は概略的なものに過ぎず、当
業者がその図示されていない細部を簡単に設計すること
がでいることは留意すべきことである。例えば、当業者
は、ロッド2140がスプリング2150によってバイ
アスされる時、ウェッジ2130がそのロッドから外れ
ないようにそれの自由端に迫持台を備えるというような
ことを簡単に実現するであろう。
【0198】説明は、53バイトを有するATMセルの
使用を詳しく述べたが、本発明が53バイト長のセルの
使用に限定されないこと及び種々の長さのセルによっ
て、更に一般的には、如何なるケースの非同期転送モー
ドにおいても具体化可能であることことは当業者には明
らかであろう。
【0199】又、本発明が、3つの異なる方向にタワー
構造体を構成することを可能にするために容易に適合し
得ることも注目すべきことである。従って、これは、多
数の異なるブリックをアセンブルする可能性を許すもの
である。この場合、スイッチ200は、少なくとも7つ
の入力ポート及び7つの出力ポートに適合しなければな
らない。
【0200】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0201】(1)タワー構造体を構成するように追加
の装置の取付及び接続を可能にするための機械的及び電
気的結合手段を含み、前記取付は当該装置の少なくとも
左側、右側、上側、及び下側において可能である装置に
して、前記装置はnバイト(nは整数)の経路指定ヘッ
ダを含むフレームによって隣接の装置とコミュニケート
すること及び前記ヘッダに非同期転送モード(ATN)
セルが後続することを特徴とし、上側に取り付けられた
第1装置からデータ・フローを受信するための第1受信
手段(601)及び前記第1装置にデータ・フローを送
信するための第1送信手段(701)と、下側に取り付
けられた第2装置からデータ・フローを受信するための
第2受信手段(602)及び前記第2装置にデータ・フ
ローを送信するための第2送信手段(702)と、左側
に取り付けられた第3装置からデータ・フローを受信す
るための第3受信手段(603)及び前記第3装置にデ
ータ・フローを送信するための第3送信手段(703)
と、右側に取り付けられた第4装置からデータ・フロー
を受信するための第4受信手段(604)及び前記第4
装置にデータ・フローを送信するための第4送信手段
(704)と、前記受信手段(601、602、60
3、604)から来たデータ・フロー及び前記送信手段
(701、702、703、704)に送られるべきデ
ータ・フローを記憶するための記憶手段(400)と、
前記フレームの最初のnバイトによってロードされたパ
ラメータに従って、前記第1受信手段、前記第2受信手
段、前記第3受信手段、及び前記第4受信手段から来た
受信されたデータ・フローにそれぞれ接続された少なく
とも4つの入力ポート、及び前記第1送信手段、前記第
2送信手段、前記第3送信手段、及び前記第4送信手段
への送信データ・フローにそれぞれ接続された少なくと
も4つの出力ポートを含むスイッチング手段(200)
と、前記フレームが適正な出力ポートに経路指定される
ように前記スイッチング手段(200)を制御し、それ
によって前記構造体の任意のエレメント相互間のコミュ
ニケーションを可能にするための制御手段(100、3
00)と、を含む装置。 (2)前記第1受信手段、前記第2受信手段、前記第3
受信手段、及び前記第4受信手段の各々は、前記フレー
ムが前記スイッチング手段(200)の入力ポートの1
つに与えられる前に前記ATMセルにロードされたパラ
メータ(VPI/VCI)に従って前記フレームの経路
指定ヘッダを動的に修正するための手段を含むことを特
徴とする上記(1)に記載の装置。 (3)前記制御手段は、前記経路指定ヘッダの新しい値
を決定するために、前記第1受信手段、前記第2受信手
段、前記第3受信手段、及び前記第4受信手段のうちの
1つによって受信されたフレームにおける経路指定ヘッ
ダを処理すること特徴とする上記(2)に記載の装置。 (4)前記タワー構造体において必要とされるテレコミ
ュニケーション・サービス機能を具体化するための機能
的手段を含み、前記テレコミュニケーション・サービス
は、経路パス上に設けられた中間の装置を通して動的に
送られる経路指定ヘッダ及びATMデータを含むフレー
ムを交換するために前記タワー構造体における他の装置
との非同期転送モード・セッションを設定することを特
徴とする上記(1乃至上記(3の1つ)に記載の装置。 (5)前記タワー構造体において潜在的に使用可能なデ
ータ圧縮機能を遂行するための機能的手段を含むことを
特徴とする上記(4)に記載の装置。 (6)前記タワー構造体において潜在的に使用可能なエ
コー消去機能を遂行するための機能的手段を含むことを
特徴とする上記(4)に記載の装置。 (7)前記タワー構造体において使用可能な統合サービ
ス・データ・ネットワーク(ISDN)機能を遂行する
ための機能的手段を含むことを特徴とする上記(4)に
記載の装置。 (8)前記タワー構造体において使用可能なハブ機能を
遂行するための機能的手段を含むことを特徴とする上記
(4)に記載の装置。 (9)音声を圧縮するための機能的手段を含むことを特
徴とする上記(4)に記載の装置。 (10)上記(1乃至9の1つ)に記載の装置から作ら
れた構造体を含み、前記装置の1つは前記構造体のうち
の2つの特定の装置の間の所定のセッションに関係する
種々のATMセルの経路指定ヘッダの値の割当を制御す
ることによって専ら前記構造体全体の総合管理を行うこ
とを特徴とするコミュニケーション装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタワー構造体の一般的なアーキテ
クチャを示す。
【図2】本発明による1つの基本ブリックの概略図を示
す。
【図3】本発明に従って各基本ブリック内に統合された
論理的接続の概略図である。
【図4】本発明に従ってテレコミュニケーション機能を
幾つかの異なる基本ブリックに分離する説明上の例を示
す。
【図5】本発明に従ってすべての基本ブリックにおいて
使用されるスイッチング機構の好適な実施例を示す。
【図6】ATMレシーバ論理ブロック501−504の
詳細を示す。
【図7】ステート・マシン500の第1プロセスを示す
フローチャートである。
【図8】ステート・マシン500の第2プロセスを示す
フローチャートである。
【図9】本発明に従ってタワー構造体への新しいブリッ
クの挿入を達成することに関係したプロシージャを説明
するコミュニケーション・フローチャートである。
【図10】タワー・マネージャによるVp/Vcリクエ
ストの管理を示すコミュニケーション・フローチャート
である。
【図11】2つのブリック間の安全なデータ転送を可能
にするためのタワー構造体におけるセットアップ、デー
タ転送、及び切断プロシージャを示す。
【図12】ステーション又はブリックから生じ得るすべ
ての可能なコールを説明する一般的なフローチャートで
ある。
【図13】1つのステーションがコールの受信時に行わ
なければならないプロセスを説明するフローチャートで
ある。
【図14】スイッチ・リングを与えるために本発明の特
定の実施法を示す。
【図15】本発明に従ってコミュニケーション・タワー
構造体の代表的な利用法を示す。
【図16】ATMステーションに接続された1つの電話
機からのコールの処理を説明するフローチャートを示
す。
【図17】PBXに接続された電話機2Aからの電話コ
ールの処理を説明するフローチャートである。
【図18】ステーションAから遠隔のコミュニケーショ
ン構造体に設けられたサーバBへのデータ・コールの処
理の論理的フローチャートを示す。
【図19】ステーションAから遠隔のコミュニケーショ
ン構造体に設けられたサーバBへのデータ・コールの処
理の論理的フローチャートを示す。
【図20】タワー構造体におけるステーションAと第2
ステーションBとの間のビデオ会議の処理を示す論理的
フローチャートである。
【図21】タワー構造体の各基本ブリックの物理的構造
を示す概略図である。
【図22】1つの基本ブリック又はステーションの右側
面の細部を示す。
【図23】1つの基本ブリック又はステーションの上面
の細部を示す。
【図24】2つのブリックの隣接した面の間の光学的素
子の結合関係を示す。
【図25】カム・フックの細部を示す。
【図26】機械的ロック機構の細部を示す。
【図27】クリアランス機構を示す。
【図28】クリアランス・バーを持った1つのブリック
の側面を示す。
【図29】ピラミッドの4分の1切頭体の形をした可動
ウェッジの投影図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャックス・フィエッシェ フランス国サン−ローラン・デュ・ヴァ ル、アベニュー・ポール・セザンヌ 66 ル・ローズ・ガーデン−パティ・ベー (72)発明者 ジューン−フランソワ・ル・ペネック フランス国ニース、ルート・ドゥ・ゲロ ー、シュマン・ドゥ・ラ・セレナ 11 (72)発明者 パトリック・ミチェル フランス国ラ・ゴード、シュマン・フォ ン・ドゥ・リーベ 621

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精巧なタワー構造体を構成するために同じ
    タイプの追加の装置の取付及びプラッギングを可能にす
    るための機械的及び電気的結合手段を含み、前記取付は
    当該装置の少なくとも左側、右側、上側、及び下側にお
    いて可能である装置にして、 前記装置はnバイト(nは整数)の経路指定ヘッダを含
    むフレームによって隣接の装置とコミュニケートするこ
    と及び前記ヘッダには非同期転送モード(ATN)セル
    が後続することを特徴とし、 上側に取り付けられた第1装置からデータ・フローを受
    信するための第1受信手段(601)及び前記第1装置
    にデータ・フローを送信するための第1送信手段(70
    1)と、 下側に取り付けられた第2装置からデータ・フローを受
    信するための第2受信手段(602)及び前記第2装置
    にデータ・フローを送信するための第2送信手段(70
    2)と、 左側に取り付けられた第3装置からデータ・フローを受
    信するための第3受信手段(603)及び前記第3装置
    にデータ・フローを送信するための第3送信手段(70
    3)と、 右側に取り付けられた第4装置からデータ・フローを受
    信するための第4受信手段(604)及び前記第4装置
    にデータ・フローを送信するための第4送信手段(70
    4)と、 前記受信手段(601、602、603、604)から
    来たデータ・フロー及び前記送信手段(701、70
    2、703、704)に送られるべきデータ・フローを
    記憶するための記憶手段(400)と、 前記フレームの最初のnバイトによってロードされたパ
    ラメータに従って、前記第1受信手段、前記第2受信手
    段、前記第3受信手段、及び前記第4受信手段から来た
    受信されたデータ・フローにそれぞれ接続された少なく
    とも4つの入力ポート、及び前記第1送信手段、前記第
    2送信手段、前記第3送信手段、及び前記第4送信手段
    への送信データ・フローにそれぞれ接続された少なくと
    も4つの出力ポートを含むスイッチング手段(200)
    と、 前記フレームが適正な出力ポートに経路指定されるよう
    に前記スイッチング手段(200)を制御し、それによ
    って前記構造体の任意のエレメント相互間のコミュニケ
    ーションを可能にするための制御手段(100、30
    0)と、 を含む装置。
  2. 【請求項2】前記第1受信手段、前記第2受信手段、前
    記第3受信手段、及び前記第4受信手段の各々は、前記
    フレームが前記スイッチング手段(200)の入力ポー
    トの1つに与えられる前に前記ATMセルにロードされ
    たパラメータ(VPI/VCI)に従って前記フレーム
    の経路指定ヘッダを動的に修正するための手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記経路指定ヘッダの新
    しい値を決定するために、前記第1受信手段、前記第2
    受信手段、前記第3受信手段、及び前記第4受信手段の
    うちの1つによって受信されたフレームにおける経路指
    定ヘッダを処理することを特徴とする請求項2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】前記タワー構造体において必要とされるテ
    レコミュニケーション・サービス機能を具体化するため
    の機能的手段を含み、 前記テレコミュニケーション・サービスは、経路パス上
    に設けられた中間の装置を通して動的に送られる経路指
    定ヘッダ及びATMデータを含むフレームを交換するた
    めに前記タワー構造体における他の装置との非同期転送
    モード・セッションを設定することを特徴とする請求項
    1乃至請求項3の1つに記載の装置。
  5. 【請求項5】前記タワー構造体において潜在的に使用可
    能なデータ圧縮機能を遂行するための機能的手段を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記タワー構造体において潜在的に使用可
    能なエコー消去機能を遂行するための機能的手段を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記タワー構造体において使用可能な統合
    サービス・データ・ネットワーク(ISDN)機能を遂
    行するための機能的手段を含むことを特徴とする請求項
    4に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記タワー構造体において使用可能なハブ
    機能を遂行するための機能的手段を含むことを特徴とす
    る請求項4に記載の装置。
  9. 【請求項9】音声を圧縮するための機能的手段を含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9の1つに記載の装置から
    作られた構造体を含み、前記装置の1つは前記構造体の
    うちの2つの特定の装置の間の所定のセッションに関係
    する種々のATMセルの経路指定ヘッダの値の割当を制
    御することによって専ら前記構造体全体の総合管理を行
    うことを特徴とするコミュニケーション装置。
JP8295498A 1995-12-20 1996-11-07 Atmセルによって相互にコミュニケートする複数の機能的素子を含む装置 Pending JPH09219710A (ja)

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Cited By (1)

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JP2002094330A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Dx Antenna Co Ltd 増幅器

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