JPH09219650A - データ符号化装置およびデータ復号装置およびその方法 - Google Patents

データ符号化装置およびデータ復号装置およびその方法

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JPH09219650A
JPH09219650A JP8025675A JP2567596A JPH09219650A JP H09219650 A JPH09219650 A JP H09219650A JP 8025675 A JP8025675 A JP 8025675A JP 2567596 A JP2567596 A JP 2567596A JP H09219650 A JPH09219650 A JP H09219650A
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君孝 村下
Shigeru Yoshida
茂 吉田
Yoshiyuki Okada
佳之 岡田
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H03M7/40Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code
    • H03M7/42Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code using table look-up for the coding or decoding process, e.g. using read-only memory

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの符号化および復号が高速に行えるデ
ータ符号化装置およびデータ復号装置を提供する。 【解決手段】 順位が下位になるに従って符号の長さが
長くなるように順位と符号とが対応づけられた符号表1
09をデータ符号化装置内部に設けるとともに、順位保
持部102内に、各文脈に関する文字と順位との対応関
係を記憶させておく。そして、符号化すべき文字が入力
された際には、順位保持部102によって、そのときの
文脈に関する、その文字の順位が出力され、符号表10
9内でのその順位に応じた符号が順位符号化部105に
よって出力されるようにする。そして、その出力と同期
して、順位保持部102内の、出力に用いられた文字の
順位が、より上位のものに変更されるようにデータ符号
化装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、さまざまな形態の
データの符号化や符号化されたデータの復号を行うデー
タ符号化装置およびデータ復号装置およびその方法に関
し、たとえば、データの圧縮・伸張に用いられるデータ
符号化装置とデータ復号装置とその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータの急速な進歩に伴
い、コンピュータ内で、大容量のデータが取り扱われる
ようになっており、伝送時間を短縮するためや、記憶装
置を効率的に利用するために、データを圧縮することが
行われている。
【0003】データを圧縮する際に用いられる符号化方
法としては、さまざまなものが知られている。このう
ち、文字コード、ベクトル情報、画像などといった様々
なデータに適用可能な符号化は、ユニバーサル符号化と
呼ばれている。ユニバーサル符号化としては、文字列の
類似性を利用する辞書型符号化と、文字の出現頻度を利
用する確率統計型符号化が知られている。なお、以下の
説明においては、データの1単位を「文字」と表記し、
「文字」が複数個つながったものを「文字列」と表記す
ることにする。
【0004】辞書型符号化(ジブ=レンペル符号化)で
は、辞書と呼ばれるバッファ内から、符号化する文字列
と同じ文字列が検索され、検索された文字列のバッファ
内での位置と一致長が符号として出力される。すなわ
ち、辞書型符号化では、幾つかの文字からなる文字列単
位で符号化が行われる。
【0005】これに対して、確率統計型符号化では、そ
れまでに現れた文字の出現頻度が計数され、1文字ごと
にその文字の出現頻度に応じた符号が生成される。確率
統計型符号化においては、文字の直前に現れた文字列
(文脈)と対応づけて、各文字の出現頻度を計数する
と、高圧縮率が達成される。この場合、符号化は、図1
2に模式的に示したように、文脈収集部と動的可変長符
号化部とを備える装置によって実現される。文脈収集部
は、図13に示したような木構造を用いて、現れた文字
列の記憶とその出現回数の計数を行い、ある文脈後に各
文字が現れる条件付き確率を求める。動的可変長符号化
部は、文脈収集部によって求められた条件付き確率に応
じた長さを有する符号を生成する。なお、符号を生成す
る際、動的可変長符号化部は、更新される前の条件付き
確率を用いる。
【0006】たとえば、図14に模式的に示したよう
に、“abc”という順で文字が並んだ原データが入力
された場合、文脈収集部は、文脈である“ab”に続い
て、符号化対象文字である“c”が現れる条件付き確率
ρ(c|a,b)を出力した後に、“ab”に続いて
“c”が再度現れたことに基づき、各文字に関する条件
付き確率の再計算を行う。動的可変長符号化部は、条件
付き確率ρ(c|a,b)を可変長符号化することによ
って、文字“c”に対する符号を生成する。
【0007】文脈収集処理における具体的な処理手順と
してはさまざまなものが知られているが、文脈の次数
(文脈の文字数)を固定するものと、固定しないもの
(Blending文脈)に大別される。
【0008】固定次数の文脈収集は、簡単に実現できる
利点を有するものの、得られる圧縮率が入力データの内
容に依存するといった欠点を有する。すなわち、文字間
の相関が大きいデータを対象とする場合には、高次の文
脈を使用した方が、より高い圧縮率が得られるのである
が、文字間の相関が小さいデータに対して同じ次数の文
脈を使用して符号化を行った場合には、逆に圧縮率が悪
くなってしまう。
【0009】このようなことを回避するために考案され
た方法が、文脈のBlending(次数の混合)である。この
方法では、ある文脈が出やすい場合には、その文脈に関
する次数を上げ、出にくい場合には低い次数のままとい
ったように、各文脈の次数を入力データに適応させて変
更する。
【0010】なお、文脈収集に関する詳細は、"Data Co
mpression Using Adaptive Codingand Partial String
Matching" JOHN G.CLEARY et al. IEEE Vol.COM-32 No.
4 APRIL 1984 P396-402を参照されたい。
【0011】また、出現頻度ではなく、出現頻度の順位
を符号化する確率統計型符号化も提案されている。米国
特許4,612,532("DATA COMPRESSION APPARATUS AND METH
OD")に記載の装置では、直前1文字(1次文脈)に続く
ことがある文字の一部、あるいは全部が予め登録されて
おり、登録されている文字が出現したときには、その文
字の順位に対応した符号が出力される。また、符号化し
たのちに、その文字の順位が最上位でないときには、そ
の文字の順位のより上位順位への変更が行われる。ま
た、登録されていない文字が出現した時には、その文字
は、別手順に従って符号化される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したよう
に、確率統計型符号化では、文字の出現頻度から符号が
決定されるので、辞書型符号化に比して高い圧縮率で符
号化を行える。しかしながら、1文字現れるごとに出現
頻度を再計算し、その都度符号を生成する必要があるた
め、高速に符号化を行うことができないという欠点があ
る。
【0013】なお、Splay-Tree符号化では、出現頻度の
計数は行われず、符号木の組み替え処理によって、文字
の出現頻度順位が、符号木の構造として記憶される。こ
のため、Splay-Tree符号化では、従来の確率統計型符号
化よりは、高速な符号化が可能である。しかし、その処
理速度は、辞書型符号化の処理速度よりも遅くなってお
り、実用的ではない。
【0014】そこで、本発明の課題は、実用的な処理速
度が得られるデータ符号化装置およびデータ復号装置お
よびその方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のデー
タ符号化装置は、順位が下位になるに従って符号の長さ
が長くなるように順位と符号とを対応づけた符号表が記
憶された符号表記憶手段と、文字と順位とを対応づける
順位表が記憶された順位表記憶手段と、符号化すべき文
字が入力されたときに、その文字に対応づけて順位表内
に記憶された順位を特定し、特定した順位に対応づけて
符号表内に記憶されている符号を出力する符号出力手段
と、符号出力手段によって符号出力がなされた文字に対
して、符号長が変更前の符号長よりも予め定められたビ
ット数分短くなる順位が与えられるように前記順位表内
における文字の順位を変更する順位変更手段とを備え
る。
【0016】すなわち、本発明による第1のデータ符号
化装置では、符号表および順位表によって、文字と符号
とが対応づけられており、符号出力手段は、符号化すべ
き文字が入力された際には、その時点において、その文
字に対応づけられている符号を出力する。そして、順位
変更手段は、符号化すべき文字として入力された文字に
対して、符号長が変更前の符号長よりも予め定められた
ビット数分短くなる順位が与えられるように前記順位表
内における幾つかの文字の順位を変更する。このような
処理が繰り返される結果、順位表において高い順位に対
応づけられる文字は、出現頻度の高い文字となる。この
ため、符号出力手段は、文字の出現頻度に応じた符号長
を有する符号を出力することになる。
【0017】このように、本発明の第1のデータ符号化
装置では、文字の順位を変更するといった簡単な処理
で、各文字に対して、その出現頻度に応じた短い符号長
の符号が対応づけられていく。このため、本データ符号
化装置によれば、高速にデータの符号化(圧縮)が実現
できることになる。
【0018】また、第1のデータ符号化装置内に、符号
出力手段によって符号出力がなされた文字の順位を、よ
り上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に
対応づけられていた文字の順位を、符号出力がなされた
文字に対応づけられていた順位に変更する順位変更手段
を設けることによって、第2のデータ符号化装置を構成
することができる。
【0019】このように構成された第2のデータ符号化
装置によれば、2つの文字に関する順位を入れ替えるだ
けで符号化が行われるので、著しく高速に符号化が実現
できることになる。
【0020】また、第1のデータ符号化装置内に、符号
出力手段によって符号出力がなされた文字の順位を、よ
り上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位が
対応づけられていた文字から符号化が行われた文字より
も一つ上位の順位が対応づけられていた文字までの各文
字の順位をそれぞれ1つ下位の順位に変更する順位変更
手段を設けることによって、第3のデータ符号化装置を
構成することができる。
【0021】このように構成された第3のデータ符号化
装置では、過去の履歴を残した形で順位の変更が行われ
るので、効率的な符号化が実現できることになる。本発
明の第4のデータ復号装置は、順位が下位になるに従っ
て符号の長さが長くなるように順位と符号とを対応づけ
た符号表が記憶された符号表記憶手段と、所定の複数次
数の文脈のそれぞれに応じて、その文脈の次に出現する
文字および所定記号と順位とを対応づけた順位表が記憶
される順位表記憶手段と、符号化すべき文字が入力され
た際に、順位表記憶手段内から、その直前までに入力さ
れた文字列と一致する、最も次数が高い文脈に対応した
順位表を検索する順位表検索手段と、この順位表検索手
段によって検索された順位表内に符号化すべき文字が記
憶されていた場合には、その順位表において符号化すべ
き文字に対応づけられている順位を特定し、特定した順
位に対応づけて符号表内に記憶されている符号を出力す
る第1符号出力手段と、順位表検索手段によって検索さ
れた順位表内に符号化すべき文字が記憶されていなかっ
た場合に、その順位表において所定記号に対応づけられ
ている順位を特定し、特定した順位に対応づけて符号表
内に記憶されている符号を出力するとともに、符号化す
べき文字を所定の符号化規則に従って符号化した符号を
出力する第2符号出力手段と、第1符号出力手段によっ
て符号の出力が行われた場合に、符号化を行った文字に
対して、それまでに与えられていた符号長よりも予め定
められたビット数分短い符号長の符号が割り当てられる
順位が対応づけられるように、前記検索手段によって検
索された順位表内における文字の順位を変更する第1順
位変更手段と、第2符号出力手段によって符号の出力が
行われた場合に、検索手段によって検索された順位表内
に符号化を行った文字を追加するとともに、この文字に
対して所定の順位決定規則に従った順位が対応づけられ
るように、その順位表内における文字の順位を変更する
第2順位変更手段と、順位表検索手段によって検索され
た順位表に対応する文脈の次数が最高次数でなかった場
合には、その次数より1次次数が高い文脈に関する順位
表を順位表記憶手段内に追加する順位表追加手段とを備
える。
【0022】このように構成された第4のデータ符号化
装置によれば、異なる次数の複数の文脈を用いて符号化
が行われ、文脈の更新がなされていくので、データの性
質に依らず効率的な符号化が実現できる。また、文字の
順位を変更するといった簡単な処理で、各文字に対し
て、その出現頻度に応じた短い符号長の符号が対応づけ
られていくので、高速に符号化が行えることにもなる。
【0023】この第4のデータ符号化装置内に、第1符
号出力手段によって符号出力がなされた文字の順位を、
より上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位
に対応づけられていた文字の順位を、符号出力がなされ
た文字に対応づけられていた順位に変更する第1順位変
更手段を設けることによって、第5のデータ符号化装置
を構成することができる。
【0024】このように構成された第5のデータ符号化
装置によれば、2つの文字に関する順位を入れ替えるだ
けで符号化が行われるので、特に高速に符号化が実現で
きることになる。
【0025】また、第4のデータ符号化装置内に、第1
符号出力手段によって符号出力がなされた文字の順位
を、より上位の順位に変更し、それまでそのより上位の
順位に対応づけられていた文字から、符号化が行われた
文字よりも一つ上位の順位に対応づけられていた文字ま
での順位をそれぞれ1つ下位の順位に変更する第1順位
変更手段を設けることによって、第6のデータ符号化装
置を構成することができる。
【0026】このように構成された第6のデータ符号化
装置では、過去の履歴を残した形で順位の変更が行われ
るので、より効率的な符号化が実現できることになる。
これら第4ないし第6のデータ符号化装置では、符号表
記憶手段に、複数の符号表を記憶させておくとともに、
第1符号出力手段および第2符号出力手段を、それぞ
れ、順位表検索手段によって検索された順位表に対応す
る文脈の次数に応じて、使用する符号表を選択する手段
とすることが望ましい。
【0027】また、第4ないし第6のデータ符号化装置
では、符号表記憶手段に、複数の符号表を記憶させてお
くとともに、第1符号出力手段および第2符号出力手段
を、それぞれ、順位表検索手段によって検索された順位
表内に記憶された文字数に応じて、使用する符号表を選
択する手段とすることもできる。
【0028】このような構成を採用した第4ないし第6
のデータ符号化装置では、各文脈に対する文字の出現頻
度分布をも考慮に入れた形で符号化が行われることにな
るので、効率的な符号化が実現できることになる。
【0029】本発明の第1のデータ復号装置は、順位が
下位になるに従って符号の長さが長くなるように順位と
符号とが対応づけられた復号表が記憶された復号表記憶
手段と、文字と順位とを対応づける順位表が記憶された
順位表記憶手段と、復号すべき符号が入力されたとき
に、その符号に対応づけて符号表内に記憶された順位を
特定し、特定した順位に対応づけて順位表内に記憶され
ている文字を出力する文字出力手段と、文字出力手段に
よって出力された文字に対して、符号長が変更前の符号
長よりも予め定められたビット数分短くなる順位が与え
られるように前記順位表内における文字の順位を変更す
る順位変更手段とを備える。
【0030】この第1のデータ復号装置によって、第1
のデータ符号化装置が符号化したデータが復号される。
第2のデータ符号化装置が符号化したデータを復号する
ためには、第1のデータ復号装置内に、文字出力手段に
よって出力された文字の順位を、より上位の順に変更
し、それまでそのより上位の順位に対応づけられていた
文字の順位を、出力された文字に対応づけられていた順
位に変更する順位変更手段を設けた第2のデータ復号装
置を用いる。
【0031】また、第3のデータ符号化装置が符号化し
たデータを復号するためには、第1のデータ復号装置内
に、文字出力手段によって出力された文字の順位を、よ
り上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に
対応づけられていた文字から、出力された文字よりも一
つ上位の順位に対応づけられていた文字までの各文字の
順位をそれぞれ1つ下位の順位に変更する順位変更手段
を設けた第3のデータ復号装置を用いる。
【0032】本発明の第4のデータ復号装置は、順位が
下位になるに従って符号の長さが長くなるように順位と
符号とを対応づけた復号表が記憶された復号表記憶手段
と、所定の複数次数の文脈のそれぞれに応じて、その文
脈の次に出現する文字および所定記号と順位とを対応づ
けた順位表が記憶される順位表記憶手段と、復号すべき
符号が入力された際に、順位表記憶手段内から、それま
でに復号を終えた文字列と一致する、最も文字数が多い
文脈に関する順位表を検索する順位表検索手段と、入力
された符号に対応づけられて復号表内に記憶されている
順位を特定する順位特定手段と、順位表検索手段によっ
て検索された順位表内に、順位特定手段によって特定さ
れた順位に対応づけて記憶されている文字を特定する文
字特定手段と、この文字特定手段によって特定された文
字が所定記号でなかった場合に、その文字を出力する第
1文字出力手段と、文字特定手段によって特定された文
字が所定記号であった場合に、その後に入力される符号
を所定の復号規則に従って復号した文字を出力する第2
文字出力手段と、第1文字出力手段によって文字の出力
が行われた場合に、出力された文字に対して、それまで
に与えられていた符号長よりも予め定められたビット数
分短い符号長の符号が割り当てられる順位が対応づけら
れるように、前記検索手段によって検索された順位表内
における文字の順位を変更する第1順位変更手段と、第
2文字出力手段によって文字の出力が行われた場合に、
検索手段によって検索された順位表内にその文字を追加
するとともに、その文字に対して、所定の順位決定規則
に従った順位が対応づけられるように、その順位表内に
おける文字の順位を変更する第2順位変更手段と、順位
表検索手段によって検索された順位表に対応する文脈の
次数が最高次数でなかった場合には、その次数より1次
次数が高い文脈に関する順位表を順位表記憶手段内に追
加する順位表追加手段とを備える。
【0033】この第4のデータ復号装置によって、第4
のデータ符号化装置が符号化したデータの復号が行われ
る。第5のデータ符号化装置によって符号化されたデー
タを復号するためには、第4のデータ復号装置内に、第
1文字出力手段によって出力された文字の順位を、より
上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に対
応づけられていた文字の順位を、出力された文字に対応
づけられていた順位に変更する第1順位変更手段を設け
た第5のデータ復号装置を用いる。
【0034】また、第6のデータ符号化装置によって符
号化されたデータを復号するためには、第4のデータ復
号装置内に、第1文字出力手段によって出力された文字
の順位を、より上位の順位に変更し、それまでそのより
上位の順位に対応づけられていた文字から、出力された
文字よりも一つ上位の順位に対応づけられていた文字ま
での各文字の順位をそれぞれ1つ下位の順位に変更する
第1順位変更手段を設けた第6のデータ復号装置を用い
る。
【0035】各文脈に対する文字の出現頻度分布をも考
慮に入れた形で符号化が行われるように構成した第4な
いし第6のデータ符号化装置に対しては、同様の変形を
行った第4ないし第6のデータ復号装置を用いる。
【0036】本発明のデータ符号化方法は、順位が下位
になるに従って符号の長さが長くなるように順位と符号
とを対応づける順位符号対応付過程と、符号化対象とな
ることがあるそれぞれの文字に順位を対応づける文字順
位対応付過程と、符号化すべき文字に対して、文字順位
対応付過程によって対応づけられている順位を特定する
とともに、特定した順位に対して、順位符号対応付過程
によって対応づけられている符号を出力する符号出力過
程と、この符号出力過程によって符号の出力がなされた
文字に対して、符号長が変更前の符号長よりも予め定め
られたビット数分短くなる順位が対応づけられるように
文字と順位との対応関係を変更する順位変更過程とを備
える。
【0037】このように、本発明のデータ符号化方法で
は、符号化毎に、予め定められたビット数分だけ符号長
が短くなるように、符号化が行われた文字に関する順位
が変更される。なお、符号化が行われた文字の符号が、
符号表に与えられている最小符号長の符号であった場合
には、順位の変更を行わない。
【0038】このため、ある程度の数の文字の符号化が
終わった段階で、符号出力過程は、文字の出現頻度に応
じた符号長を有する符号が出力することになる。すなわ
ち、本方法によれば、文字の順位を変更するといった簡
単な処理によって、符号化すべき文字の出現頻度に応じ
た符号長を有する符号を出力させることができる。
【0039】本発明のデータ復号方法は、順位が下位に
なるに従って符号の長さが長くなるように順位と符号と
を対応づける順位符号対応付過程と、符号化が行われる
ことがあるそれぞれの文字に順位を対応づける文字順位
対応付過程と、復号すべき符号に対して、順位符号対応
付過程によって対応づけられている順位を特定するとと
もに、特定した順位に対して、文字順位対応付過程によ
って対応づけられている文字を出力する文字出力過程
と、この文字出力過程によって出力された文字に対し
て、符号長が変更前の符号長よりも予め定められたビッ
ト数分短くなる順位が対応づけられるように文字と順位
との対応関係を変更する順位変更過程とを備える。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して具
体的に説明する。第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態によるデータ符号化装置と
データ復号装置を説明する。
【0041】<データ符号化装置>図1に、第1実施形
態のデータ符号化装置のブロック図を示す。符号化すべ
きデータである符号化対象文字は、入力端子150から
入力され、図示してあるように、文字保持部100と順
位保持部102と文字復号部108と新規登録部104
とに供給される。
【0042】文字保持部100内には、所定個数の文字
を記憶できる記憶領域が設けられている。文字保持部1
00は、新たな符号化対象文字が入力された時には、記
憶領域内に記憶されている文字列をその符号化対象文字
によって更新するとともに、次数変更部107からの指
示に応じ、指示された個数の文字からなる文字列(文
脈)を、文脈検索部103に対して出力する。なお、文
字保持部100内の記憶領域は、文脈の最高次数N(文
脈の最大文字数)分の文字ともう1文字が記憶できるよ
うになっており、文字保持部100は、新たに入力され
た符号化対象文字を含まない文字列(文脈)を文脈検索
部103に対して出力する。そして、次の符号化対象文
字が入力されたときに、前回の符号化対象文字を末尾に
含む文字列を出力する。
【0043】次数変更部107は、ある文字に対する符
号化の開始時点では、最高次数であるN次の文脈(N個
の文字からなる文脈)を出力することを文字保持部10
0に指示する。また、次数変更部107は、文脈検索部
103から所定の指示信号の入力を受けた際には、文字
保持部100に対して、次数を1次下げた文脈の出力を
指示する。
【0044】一方、文脈保持部101には、過去に現れ
た、N個以下の文字からなる複数の文脈が記憶(登録)
されている。この文脈保持部101に接続された文脈検
索部103は、文字保持部100から供給される文脈と
同じ文脈が文脈保持部101に登録されているか否かを
判別する。そして、文脈が登録されていた場合には、そ
の文脈に応じた文脈特定情報を順位保持部102に供給
する。文脈特定情報の詳細は後述する。
【0045】これに対し、文字保持部100からの供給
された文脈と一致する文脈が、文脈保持部101内に登
録されていなかった場合、文脈検索部103は、次数変
更部107に所定の指示信号を出力する。この指示信号
の出力により、文脈検索部103は、文字保持部100
から1文字少ない文脈の入力を受けることになり、文脈
検索部103は、新たに入力された文脈を用いて、再
び、文脈保持部101の内容を検索する。文脈検索部1
03は、文脈が登録されていることを検出するまで、上
述のような動作を繰り返し、検出した文脈に応じた文脈
特定情報を出力する。
【0046】順位保持部102内には、文脈保持部10
1内に登録されている各文脈に対する順位表が記憶され
ている。ある文脈に関する順位表には、その文脈に引き
続いて現れたことがある文字と、特殊文字である“ES
C”とが、順位と対応づけて記憶されている。前述の文
脈特定情報は、この順位保持部102内に記憶されてい
る複数の順位表からある文脈に関する1つの順位表を特
定する情報となっている。
【0047】既に説明したように、順位保持部102に
は、符号化対象文字も入力されており、順位保持部10
2は、文脈検索部103から通知された文脈特定情報に
応じた順位表に、符号化対象文字と同じ文字が記憶され
ているか否かを判別する。そして、符号化対象文字と同
じ文字が記憶されていた場合には、その文字の順位を順
位符号化部105に対して出力する。一方、符号化対象
文字と同じ文字が記憶されていなかった場合には、“E
SC”に対応づけられている順位を順位符号化部105
に対して出力する。このとき、次数Nに対して、N>1
が成立していた場合、順位保持部102は、次数変更部
107に次数の変更を指示する指示信号を送出する。順
位保持部102は、N=1となるまで、あるいは、符号
化対象文字が記憶されていると判別されるまで、同様の
処理を繰り返す。そして、順位保持部102は、次数N
が1であるときに符号化対象文字が記憶されていなかっ
た場合に、文字符号化部108に対して所定の指示信号
を供給する。
【0048】順位符号化部105は、符号表109を備
えており、符号表109内に記憶されている各種の符号
のうち、入力された順位に対応した符号を出力する。な
お、本データ符号化装置では、符号表109として、下
位の順位ほど符号長が長くなるように、順位と符号を対
応づけた符号表が用いられている。
【0049】文字符号化部108は、順位保持部102
からの指示信号を受けた際に、入力端子160から受け
た符号化対象文字を符号化して出力する。既に説明した
ように、順位保持部102は、順位符号化部105に対
して“ESC”に対応づけられている順位を出力した後
に、順位保持部102に対して指示信号を出力する。こ
のため、文字符号化部108は、順位符号化部105に
よる符号出力後に、符号出力を行うことになる。
【0050】なお、文字符号化部108としては、符号
化対象となるデータに適した符号化が行えるものを用い
る。また、適当な符号化方法が存在しないデータを符号
化対象とする場合には、文字符号化部108として、入
力された文字をそのまま出力するものを用いる。
【0051】順位更新部106は、順位保持部102に
よって何らかの文字に関する順位の出力が行われた場合
には、使用した文字の順位がより上位の順位、例えば第
1順位となり、第1順位であった文字の順位が、使用し
た文字のそれまでの順位となるように、順位保持部10
2に記憶されている順位表の内容を更新する。
【0052】新規登録部104内には、所定数の文字が
記憶できる記憶領域が設けられており、その記憶領域の
内容は、符号化対象文字が入力された際に、順次更新さ
れていく。新規登録部104は、この記憶領域の内容を
参照することによって以下に記す処理を実行する。
【0053】文字順位保持部102によって“ESC”
に関する順位の出力が行われた場合、新規登録部104
は、符号化対象文字を、文脈特定情報に応じた順位表に
加える。また、新規登録部104は、順位保持部102
が利用した順位表に関する文脈の次数nが最高次数Nと
一致していなかった場合には、文脈保持部101内に、
n+1次の文脈を新規に登録するとともに、登録した文
脈に対応する順位表を順位保持部102内に追加する。
なお、この際、登録されるn+1次の文脈は、符号化対
象文字の前に入力されたn+1個の文字からなる文脈で
あり、追加される順位表は、符号化対象文字と“ES
C”とを含み、前者に第1順位が、後者に第2順位が対
応づけられた順位表である。
【0054】このように動作する各部から構成された本
データ符号化装置では、図2に示した手順で、入力デー
タの符号化が行われることになる。すなわち、まず、文
脈と符号化対象文字との組み合わせが登録されているか
否かが判断される(ステップS101)。そして、組み
合わせが登録されていた場合(Y)には、その文脈に関
して、符号化対象文字と対応づけられている順位が特定
(ステップS102)され、その順位に対応する符号が
出力(ステップS103)される。その後、符号出力に
用いた文字の順位が、所定の規則に従って上位順位に変
更(ステップS104)され、符号化すべき文字が残っ
ていたとき(ステップS107;N)には、次の符号化
対象文字に対してステップS101からの処理が実行さ
れる。一方、文脈と符号化対象文字との組み合わせが登
録されていなかった場合(ステップS101;N)に
は、以降に出力される符号が別方法により符号化された
符号であることを示す特殊符号と符号化対象文字に応じ
た符号が出力(ステップS105)される。その後、装
置内に、その文脈と符号化対象文字との組み合わせに関
する情報が登録(ステップS106)され、ステップS
107が実行される。
【0055】以下、本データ符号化装置の動作をさらに
具体的に説明する。ここでは、文脈の最高次数は“2”
であり、符号表109として、図3に示した表が用いら
れているものとする。また、文脈保持部101には、文
脈“富士”が登録されており、文脈“富士”に関する順
位表の内容は、図4(A)に模式的に示したものとなっ
ているものとする。
【0056】このような状況下で、文字列“富士山”内
の文字“山”が符号化対象となった場合、文脈検索部1
03は、文脈“富士”が登録されていることを検出する
ことになるので、その旨を順位保持部102に通知す
る。順位保持部102は、文脈“富士”に関する順位表
に、符号化対象文字である“山”が登録されているか否
かを判断する。“富士山”という文字列がそれまでに現
れていなかった場合には、図4に示してあるように、符
号表内に“山”は登録されていないので、順位保持部1
02は、“ESC”の順位である第2順位を表す信号を
順位符号化部105に対して出力する。第2順位を表す
信号を受けた順位符号化部105は、符号表109(図
2)内に第2順位と対応づけられて記憶されている符号
“10”を出力する。その結果、“ESC”の順位が第
1順位に変更され、符号表の内容は、図4(B)に示し
たものとなる。
【0057】その後、次数が1次下げられ、1次文脈に
おいて文脈“士”に続く“山”が登録されているか否か
が判別される。“山”が登録されていた場合には、
“山”の順位に対する符号が出力される。“山”が登録
されていない場合には、2次のときと同様に“ESC”
の順位の符号が出力され、その後、文字符号化部108
によって、“山”を符号化した符号が出力される。
【0058】また、このような符号化と同期した形で、
新規登録部104は、文脈“富士”に関する順位表内
の、最下位に“山”を追加登録する。この結果、文脈
“富士”に関する順位表と符号表109によって定めら
れる各文字、順位及び符号の対応関係は、図5に示した
ものに変更されることになる。
【0059】この後、文字列“富士通”が入力データ中
に現れ、“通”が符号化対象文字となった場合には、文
脈“富士”に関する“通”と順位および符号との対応関
係が図4に示したものとなっていることから、順位符号
化部105は、“通”に対する符号として、“110”
を出力する。そして、順位更新部106は、文脈“富
士”に関する文字“通”の順位を第1順位に変更し、第
1順位であった“ESC”の順位を“通”の順位であっ
た第3順位に変更する。この結果、文脈“富士”に関す
る順位表と符号表109が定める文字と符号との対応関
係は、図6に示したものに変更され、再び、“富士通”
中の“通”が符号化される際には、符号“0”が出力さ
れることになる。
【0060】このように、第1実施形態のデータ符号化
装置では、異なる次数の複数の文脈を用いて符号化が行
われ、文脈の更新がなされていくため、データの性質に
依らず効率的な符号化が実現できる。また、2つの文字
の順位を入れ替えるといった簡単な処理で、各文字に対
して、その出現頻度に応じた短い符号長の符号が対応づ
けられていくので、高速に符号化が行えることにもな
る。
【0061】なお、第1実施形態のデータ符号化装置で
は、2つの文字の順位を入れ替えることによって、各文
字の順位が出現頻度に応じたものとなるようにしている
が、第1順位であった文字から符号化が行われた文字に
対して一つ上位順位が与えられている文字までの各文字
の順位をそれぞれ1つ下位の順位に変更しても良い。こ
のように構成した場合には、過去の履歴を残したままで
順位の変更が行われることになるので、処理速度が若干
低下することにはなるが、より効率的に符号化が行われ
ることになる。
【0062】また、符号化が行われた文字を、第1順位
の文字と入れ替えるのではなく、m順位上の文字と入れ
替えるようにしても良く、m順位上に挿入するようにし
ても良い。さらに、出力された符号に対して、符号長が
一定ビット分小さくなる順位あるいは、符号長が1/2
となる順位の文字と入れ替えても良い。また、当然、そ
のような順位に挿入することも可能である。このように
符号長に直接関連づけた形で順位を変更するようにした
場合には、処理手順自体は若干複雑になるものの、さら
に、効率的な符号化が可能となる。
【0063】また、第1実施形態のデータ符号化装置
は、文脈の新規登録を行う際に、符号化に使用された文
脈がn次であった場合、n+1の文脈だけを登録してい
るが、n+1、n+2、…Nと、n次より上位の複数の
次数の文脈が一括して登録されるように、装置を構成す
ることもできる。このように構成した場合には、メモリ
をより多く必要とすることになるが、早く高次の符号化
が行われるようになる。
【0064】<データ復号装置>第1実施形態のデータ
符号化装置によって符号化されたデータは、図7に構成
を示した第1実施形態のデータ復号装置によって復号さ
れる。
【0065】復号すべきデータは、入力端子250から
入力され、通常、スイッチ212を介して、復号表21
1を備えた順位復号部205に供給される。復号表21
1には、データ符号化装置に設けられている符号表10
9に記憶されている符号と順位との対応関係が、符号に
基づいて順位を検索できる形態で記憶されている。順位
復号部205は、復号表211を参照することによっ
て、入力された符号に応じた順位を順位保持部202に
供給する。
【0066】これらの処理と同期した形で、文脈検索部
203による文脈検索も行われ、文脈検索部203は、
検索結果を順位保持部202に通知する。具体的には、
文脈検索部203は、文字保持部200から供給される
文字列(文脈)が、文脈保持部201に登録されている
か否かの判断を行い、登録されていた場合には、その文
脈に応じた文脈特定情報を順位保持部202に供給す
る。また、文字保持部200から供給される文字列が文
脈として登録されていなかった場合、文脈検索部203
は、次数変更部209に所定の指示信号を出力すること
によって、復号文字保持部200に、1文字分少ない文
字列を出力させる。そして、復号文字保持部200から
新たに供給された文字列に対して、その文字列と同じ文
脈が文脈保持部201に登録されているか否かを判断す
る。
【0067】順位保持部202内には、文脈保持部20
1に登録されている各文脈に対して、その文脈後に現れ
たことのある文字および“ESC”と、順位との対応関
係を示す順位表が記憶されている。順位保持部202
は、文脈特定情報に基づき1つの順位表を特定し、特定
した順位表において、順位復号部205から供給されて
いる順位に対応づけられている文字を、ESC判定部2
07に出力する。
【0068】順位更新部208は、順位保持部202が
文字の出力を行った場合には、使用した文字の順位を第
1順位に変更し、第1順位であった文字に、使用した文
字の元の順位を与える。
【0069】ESC判定部207は、入力された文字が
“ESC”であるか否かの判定を行い、入力された文字
が“ESC”でなかった場合には、その文字を出力端子
260に出力する。ESC判定部207が文字の出力を
行った際には、1文字分の復号が完了したことになり、
復号された文字によって文字保持部200内に記憶され
ている文字列が更新される。一方、入力された文字が
“ESC”であった場合、ESC判定部207は、その
文字を出力せずに、スイッチ(SW)212に対して切
換指示を出力する。切換指示を受けたスイッチ212
は、以後に入力端子250から入力される1文字分のデ
ータを文字復号部210に供給し、文字復号部210は
入力されたデータを復号して出力する。文字復号部21
0が文字の出力を行った際に、1文字分の復号が完了し
たことになり、復号された文字によって文字保持部20
0内に記憶されている文字列が更新される。
【0070】新規登録部204は、文字復号部210に
よって文字が復号された場合、順位保持部202内の、
文脈特定情報によって指定されている順位表に、復号さ
れた文字を登録する。なお、この登録は、その文字の順
位が第1順位になるように行われている。また、新規登
録部204は、文字復号部210が文字を出力した場合
及び順位復号部207が文字を出力した場合のいずれに
おいても、文字の復号に用いられた文脈の次数が最高次
数でなかった場合、そのときの文脈よりも1次次数が高
い文脈を、文字保持部201に登録する。そして、順位
保持部202内に、文脈保持部201に登録を行った文
脈に対応する順位表を作成する。
【0071】このように動作する各部から構成された本
データ復号装置では、図8に示した手順で、入力データ
の復号が行われることになる。すなわち、まず、入力さ
れた符号に応じた順位の特定と、文脈の特定が行われ
(ステップS201)、特定した文脈に関して、特定し
た順位に対応づけられている登録されている文字が取得
される(ステップS202)。次いで、その文字が“E
SC”であるか否かが判断され、“ESC”でなかった
場合(ステップS203;N)には、ステップS202
で取得された文字が出力される(ステップS204)。
そして、その文字に関する順位を上位順位に変更する処
理が行われ(ステップS205)、復号すべきデータが
残っていた場合(ステップS208;N)には、次の符
号の復号が開始される。
【0072】また、ステップS202で取得された文字
が“ESC”であった場合(ステップS203;Y)に
は、以後に入力される符号が順位を利用しない形で復号
され、出力される(ステップS206)。そして、その
文字によって順位表の更新あるいは新規作成といった、
文脈に関する登録内容の変更(ステップS207)が行
われる。
【0073】このように、第1実施形態のデータ復号装
置では、2つの文字の順位を入れ替えるといった簡単な
処理で、順位と文字との対応関係が変更され、その対応
関係に基づき、符号が復号されるので、高速に復号が行
われることになる。
【0074】また、第1実施形態のデータ復号装置で
は、文字を入れ替えることによって、順位が変更されて
いる。しかし、データ符号化装置として、第1順位であ
った文字から、符号化が行われた文字に対して一つ上位
順位が与えられている文字までの各文字の順位をそれぞ
れ1つ下位の順位に変更する装置が用いられている場合
には、データ復号装置の順位更新部208は、復号に用
いられた文字の順位を第1順位とする際に、第1順位で
あった文字から復号に用いられた文字に比して一つ上位
の順位が与えられている文字までの各文字の順位がそれ
ぞれ1つ下位の順位に変更する。
【0075】第2実施形態 以下、本発明の第2実施形態によるデータ符号化装置と
データ復号装置の構成・動作を説明する。
【0076】<データ符号化装置>図9に、本発明の第
2実施形態によるデータ符号化装置のブロック図を示
す。第2実施形態のデータ符号化装置は、第1実施形態
のデータ符号化装置を基にして構成されており、各部の
基本的な動作は、第1実施形態における動作と同じもの
となっている。このため、構成・動作が違っている部分
に関する説明だけを行うことにする。
【0077】図示してあるように、第2実施形態のデー
タ復号化装置では、複数の符号表1091〜109Nが、
スイッチ110を介して、順位符号化部105に接続さ
れている。スイッチ110は、いずれか1つの符号表1
09を順位復号部105に接続する回路であり、文脈検
索部103からの指示信号に応じて動作する。また、文
脈検索部103は、文字保持部100から供給された文
脈と同じ文脈を文脈保持部101内に見いだした場合、
その文脈の次数をスイッチ110に通知するように構成
されている。
【0078】符号表1091〜109Nとしては、それぞ
れ、順位の順に符号長が長くなるように順位と符号とが
対応づけられた符号表が用いられる。ただし、各符号表
109における順位と符号との具体的な対応関係は互い
に異なっており、低い次数が通知された際に、図10に
示したような平衡的な符号表が用いられ、高い次数が通
知された際に、図2に示したような隔たりのある符号表
が用いられるようになっている。
【0079】すなわち、第2のデータ符号化装置は、低
次の文脈に対する各文字の出現確率の分布は、高次の文
脈に対する各文字の出現確率の分布よりも一般的になだ
らかであることをも利用して、より効率的な符号化を行
う。
【0080】また、文脈の次数ではなく、各文脈に対し
て記憶されている文字数に応じて符号表が選択されるよ
うに、データ符号化装置を構成することもできる。な
お、この場合は、多くの文字が登録された段階における
各文字の出現確率分布は、少ない文字しか登録されてい
ない段階における各文字の出現確率分布よりも通常なだ
らかであることをも利用することになるので、記憶され
ている文字数が多い文脈に対して、平衡的な符号表を用
い、文字数が少ない文脈に対して、隔たりのある符号表
を用いる。
【0081】<データ復号装置>図11に、本発明の第
2実施形態におけるデータ復号装置のブロック図を示
す。このデータ復号装置は、図9に示したデータ符号化
装置と組み合わされて使用される。
【0082】図示したように、データ復号装置は、複数
の復号表2111〜211Nを備えている。文脈検索部2
03は、文字保持部201から供給された文脈と同じ文
脈を文脈保持部201内に見いだした場合、その文脈の
次数をスイッチ213に通知する。そして、スイッチ2
13は、通知された次数に応じた1つの復号表211を
順位復号部205に接続する。
【0083】なお、文脈の次数ではなく、各文脈に対し
て記憶されている文字数に応じて符号表が選択されるよ
うに、データ符号化装置を構成した場合には、データ復
号装置も、各文脈に対して記憶されている文字数に応じ
て符号表が選択されるように構成する。
【0084】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
データ符号化装置およびデータ復号装置では、文字に対
応づけられている順位の変更といった簡単な処理で、符
号化および復号が行われる。このため、本発明のデータ
符号化装置とデータ復号装置によれば、データの符号化
および復号が高速に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるデータ符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態のデータ符号化装置の動作手順を
示す流れ図である。
【図3】第1実施形態のデータ符号化装置で使用できる
符号表の一例を示した図である。
【図4】第1実施形態のデータ符号化装置内に用意され
る順位表の一例を示した図である。
【図5】第1実施形態のデータ符号化装置における文字
と符号との対応関係を示した説明図である。
【図6】第1実施形態のデータ符号化装置における文字
と符号との対応関係を示した説明図である。
【図7】本発明の第1実施形態によるデータ復号装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】第1実施形態のデータ復号装置の動作手順を示
す流れ図である。
【図9】本発明の第2実施形態のデータ符号化装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】第2実施形態のデータ符号化装置で用いられ
る符号表の一例を示した図である。
【図11】本発明の第2実施形態のデータ復号装置の構
成を示すブロック図である。
【図12】文脈収集を行う確率統計型符号化の原理図で
ある。
【図13】文脈収集時に使用される木構造の一例を示し
た図である。
【図14】文脈と符号化対象文字の関係を示した図であ
る。
【符号の説明】
100、200 文字保持部 101、201 文脈保持部 102、202 順位保持部 103、203 文脈検索部 104、204 新規登録部 105 順位符号化部 106、208 順位更新部 107、209 次数変更部 108 文字符号化部 109 符号表 110、212、213 スイッチ 205 順位復号部 210 文字復号部 211 復号表

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順位が下位になるに従って符号の長さが
    長くなるように順位と符号とを対応づけた符号表が記憶
    された符号表記憶手段と、 文字と順位とを対応づける順位表が記憶された順位表記
    憶手段と、 符号化すべき文字が入力されたときに、その文字に対応
    づけて前記順位表内に記憶された順位を特定し、特定し
    た順位に対応づけて前記符号表内に記憶されている符号
    を出力する符号出力手段と、 前記符号出力手段によって符号出力がなされた文字に対
    して、符号長が変更前の符号長よりも予め定められたビ
    ット数分短くなる順位が与えられるように前記順位表内
    における文字の順位を変更する順位変更手段とを備える
    ことを特徴とするデータ符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記順位変更手段は、前記符号出力手段
    によって符号出力がなされた文字の順位を、より上位の
    順位に変更し、それまでそのより上位の順位に対応づけ
    られていた文字の順位を、符号出力がなされた文字に対
    応づけられていた順位に変更することを特徴とする請求
    項1記載のデータ符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記順位変更手段は、前記符号出力手段
    によって符号出力がなされた文字の順位を、より上位の
    順位に変更し、それまでそのより上位の順位に対応づけ
    られていた文字から符号化が行われた文字よりも一つ上
    位の順位が対応づけられていた文字までの各文字の順位
    を、それぞれ1つ下位の順位に変更することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ符号化装置。
  4. 【請求項4】 順位が下位になるに従って符号の長さが
    長くなるように順位と符号とを対応づけた符号表が記憶
    された符号表記憶手段と、 所定の複数次数の文脈のそれぞれに応じて、その文脈の
    次に出現する文字および所定記号と順位とを対応づけた
    順位表が記憶される順位表記憶手段と、 符号化すべき文字が入力された際に、前記順位表記憶手
    段内から、その直前までに入力された文字列と一致す
    る、最も次数が高い文脈に対応した順位表を検索する順
    位表検索手段と、 この順位表検索手段によって検索された順位表内に符号
    化すべき文字が記憶されていた場合には、その順位表に
    おいて符号化すべき文字に対応づけられている順位を特
    定し、特定した順位に対応づけて前記符号表内に記憶さ
    れている符号を出力する第1符号出力手段と、 前記順位表検索手段によって検索された順位表内に符号
    化すべき文字が記憶されていなかった場合に、その順位
    表において所定記号に対応づけられている順位を特定
    し、特定した順位に対応づけて前記符号表内に記憶され
    ている符号を出力するとともに、符号化すべき文字を所
    定の符号化規則に従って符号化した符号を出力する第2
    符号出力手段と、 前記第1符号出力手段によって符号の出力が行われた場
    合に、符号化を行った文字に対して、それまでに与えら
    れていた符号長よりも予め定められたビット数分短い符
    号長の符号が割り当てられる順位が与えられるように、
    前記検索手段によって検索された順位表内における文字
    の順位を変更する第1順位変更手段と、 第2符号出力手段によって符号の出力が行われた場合
    に、前記検索手段によって検索された順位表内に符号化
    を行った文字を追加するとともに、この文字に対して所
    定の順位決定規則に従った順位が対応づけられるよう
    に、その順位表内における文字の順位を変更する第2順
    位変更手段と、 前記順位表検索手段によって検索された順位表に対応す
    る文脈の次数が最高次数でなかった場合には、その次数
    より1次次数が高い文脈に関する順位表を前記順位表記
    憶手段内に追加する順位表追加手段とを備えることを特
    徴とするデータ符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記第1順位変更手段は、前記第1符号
    出力手段によって符号出力がなされた文字の順位を、よ
    り上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に
    対応づけられていた文字の順位を、符号出力がなされた
    文字に対応づけられていた順位に変更することを特徴と
    する請求項4記載のデータ符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記第1順位変更手段は、前記第1符号
    出力手段によって符号出力がなされた文字の順位を、よ
    り上位の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に
    対応づけられていた文字から、符号化が行われた文字よ
    りも一つ上位の順位が対応づけられていた文字までの順
    位をそれぞれ1つ下位の順位に変更することを特徴とす
    る請求項4記載のデータ符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記符号表記憶手段は、複数の符号表を
    記憶し、 前記第1符号出力手段および第2符号出力手段は、それ
    ぞれ、前記順位表検索手段によって検索された順位表に
    対応する文脈の次数に応じて、使用する符号表を選択す
    ることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか
    に記載のデータ符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記符号表記憶手段は、複数の符号表を
    記憶し、 前記第1符号出力手段および第2符号出力手段は、それ
    ぞれ、前記順位表検索手段によって検索された順位表内
    に記憶された文字数に応じて、使用する符号表を選択す
    ることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか
    に記載のデータ符号化装置。
  9. 【請求項9】 順位が下位になるに従って符号の長さが
    長くなるように順位と符号とが対応づけられた復号表が
    記憶された復号表記憶手段と、 文字と順位とを対応づける順位表が記憶された順位表記
    憶手段と、 復号すべき符号が入力されたときに、その符号に対応づ
    けて前記符号表内に記憶された順位を特定し、特定した
    順位に対応づけて前記順位表内に記憶されている文字を
    出力する文字出力手段と、 前記文字出力手段によって出力された文字に対して、符
    号長が変更前の符号長よりも予め定められたビット数分
    短くなる順位が与えられるように前記順位表内における
    文字の順位を変更する順位変更手段とを備えることを特
    徴とするデータ復号装置。
  10. 【請求項10】 前記順位変更手段は、前記文字出力手
    段によって出力された文字の順位を、より上位の順位に
    変更し、それまでそのより上位の順位に対応づけられて
    いた文字の順位を、出力された文字に与えられていた順
    位に変更することを特徴とする請求項9記載のデータ復
    号装置。
  11. 【請求項11】 前記順位変更手段は、前記文字出力手
    段によって出力された文字の順位を、より上位の順位に
    変更し、それまでそのより上位の順位に対応づけられて
    いた文字から、出力された文字よりも一つ上位の順位が
    対応づけられていた文字までの順位をそれぞれ1つ下位
    の順位に変更することを特徴とする請求項9記載のデー
    タ復号装置。
  12. 【請求項12】 順位が下位になるに従って符号の長さ
    が長くなるように順位と符号とを対応づけた復号表が記
    憶された復号表記憶手段と、 所定の複数次数の文脈のそれぞれに応じて、その文脈の
    次に出現する文字および所定記号と順位とを対応づけた
    順位表が記憶される順位表記憶手段と、 復号すべき符号が入力された際に、前記順位表記憶手段
    内から、それまでに復号を終えた文字列と一致する、最
    も文字数が多い文脈に関する順位表を検索する順位表検
    索手段と、 入力された符号に対応づけられて前記復号表内に記憶さ
    れている順位を特定する順位特定手段と、 前記順位表検索手段によって検索された順位表内に、順
    位特定手段によって特定された順位に対応づけて記憶さ
    れている文字を特定する文字特定手段と、 この文字特定手段によって特定された文字が前記所定記
    号でなかった場合に、その文字を出力する第1文字出力
    手段と、 前記文字特定手段によって特定された文字が前記所定記
    号であった場合に、その後に入力される符号を所定の復
    号規則に従って復号した文字を出力する第2文字出力手
    段と、 前記第1文字出力手段によって文字の出力が行われた場
    合に、出力された文字に対して、それまでに与えられて
    いた符号長よりも予め定められたビット数分短い符号長
    の符号が割り当てられる順位が対応づけられるように、
    前記検索手段によって検索された順位表内における文字
    の順位を変更する第1順位変更手段と、 前記第2文字出力手段によって文字の出力が行われた場
    合に、前記検索手段によって検索された順位表内にその
    文字を追加するとともに、その文字に対して、所定の順
    位決定規則に従った順位が対応づけられるように、その
    順位表内における文字の順位を変更する第2順位変更手
    段と、 前記順位表検索手段によって検索された順位表に対応す
    る文脈の次数が最高次数でなかった場合には、その次数
    より1次次数が高い文脈に関する順位表を前記順位表記
    憶手段内に追加する順位表追加手段とを備えることを特
    徴とするデータ復号装置。
  13. 【請求項13】 前記第1順位変更手段は、前記第1文
    字出力手段によって出力された文字の順位を、より上位
    の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に対応づ
    けられていた文字の順位を、出力された文字に対応づけ
    られていた順位に変更することを特徴とする請求項12
    記載のデータ復号装置。
  14. 【請求項14】 前記第1順位変更手段は、前記第1文
    字出力手段によって出力された文字の順位を、より上位
    の順位に変更し、それまでそのより上位の順位に対応づ
    けられていた文字から、出力された文字よりも一つ上位
    の順位に対応づけられていた文字までの順位をそれぞれ
    1つ下位の順位に変更することを特徴とする請求項12
    記載のデータ復号装置。
  15. 【請求項15】 前記復号表記憶手段は、複数の復号表
    を記憶し、 前記第1文字出力手段および第2文字出力手段は、それ
    ぞれ、前記順位表検索手段によって検索された順位表に
    対応する文脈の次数に応じて、使用する復号表を選択す
    ることを特徴とする請求項12ないし請求項14のいず
    れかに記載のデータ符号化装置。
  16. 【請求項16】 前記復号表記憶手段は、複数の復号表
    を記憶し、 前記第1符号出力手段および第2符号出力手段は、それ
    ぞれ、前記順位表検索手段によって検索された順位表内
    に記憶された文字数に応じて、使用する復号表を選択す
    ることを特徴とする請求項12ないし請求項14のいず
    れかに記載のデータ符号化装置。
  17. 【請求項17】 順位が下位になるに従って符号の長さ
    が長くなるように順位と符号とを対応づける順位符号対
    応付過程と、 符号化対象となることがあるそれぞれの文字に順位を対
    応づける文字順位対応付過程と、 符号化すべき文字に対して、前記文字順位対応付過程に
    よって対応づけられている順位を特定するとともに、特
    定した順位に対して、前記順位符号対応付過程によって
    対応づけられている符号を出力する符号出力過程と、 この符号出力過程によって符号の出力がなされた文字に
    対して、符号長が変更前の符号長よりも予め定められた
    ビット数分短くなる順位が対応づけられるように文字と
    順位との対応関係を変更する順位変更過程とを備えるこ
    とを特徴とするデータ符号化方法。
  18. 【請求項18】 順位が下位になるに従って符号の長さ
    が長くなるように順位と符号とを対応づける順位符号対
    応付過程と、 符号化が行われることがあるそれぞれの文字に順位を対
    応づける文字順位対応付過程と、 復号すべき符号に対して、前記順位符号対応付過程によ
    って対応づけられている順位を特定するとともに、特定
    した順位に対して、前記文字順位対応付過程によって対
    応づけられている文字を出力する文字出力過程と、 この文字出力過程によって出力された文字に対して、符
    号長が変更前の符号長よりも予め定められたビット数分
    短くなる順位が対応づけられるように文字と順位との対
    応関係を変更する順位変更過程とを備えることを特徴と
    するデータ復号方法。
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