JPH09217288A - スチールコード製電纜入りワイヤロープ - Google Patents

スチールコード製電纜入りワイヤロープ

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JPH09217288A
JPH09217288A JP8046873A JP4687396A JPH09217288A JP H09217288 A JPH09217288 A JP H09217288A JP 8046873 A JP8046873 A JP 8046873A JP 4687396 A JP4687396 A JP 4687396A JP H09217288 A JPH09217288 A JP H09217288A
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JP
Japan
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rope
wire
steel cord
steel
electric
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Pending
Application number
JP8046873A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuji Kanda
育治 神田
Osamu Ogawa
修 小川
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Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09217288A publication Critical patent/JPH09217288A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/14Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable
    • D07B1/147Ropes or cables with incorporated auxiliary elements, e.g. for marking, extending throughout the length of the rope or cable comprising electric conductors or elements for information transfer

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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロープ繊維心内の電纜をスチールコード製と
し、また、このスチールコードを電気良導体でめっきし
たスチール線材製とし、この電纜を色別して複数本埋設
することにより、電纜の引張り耐力とともに耐曲げ疲労
性を高めて、耐久性とともに通信・信号性能、信頼性を
向上しコスト節減を可能にしている。 【解決手段】 ロープ繊維心5の内部に絶縁被覆2の電
纜を埋設して、ロープ繊維心5の周囲に複数のストラン
ド6を撚り合わせして形成した電纜入りワイヤロープに
おいて、ロープ繊維心5の内部に絶縁被覆2したスチー
ルコード1製の電纜3a(〜3d)を埋設したスチール
コード製電纜入りワイヤロープに特徴を有する。また、
前記の電纜3a(〜3d)のスチールコード1は、ブラ
ス、ブロンズ、銅又は亜鉛等の電気良導体でめっきした
スチール線材を撚り合わせて構成したことに特徴を有
し、さらにまた、前記のロープ繊維心5の内部に、異色
の絶縁被覆で色別した複数本の電纜3a〜3dを埋設し
たことに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば超高層ビル
の窓拭きゴンドラ等における電話連絡や機器制御の通信
・信号用等として汎用されるスチールコード製電纜入り
ワイヤロープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電纜入りワイヤロープは、通常、
図2に示すようにロープ繊維心aの内部に絶縁材で被覆
した銅線製等の電纜b(複数本)を埋設し、ロープ繊維
心aの周囲に(1+6)構造等のストランドc(6本)
を撚り合わせて、ストランドc群の高強度と適度の可撓
性及びロープ繊維心aの緩衝等により電纜b群を被覆し
て補強した構造になつており、例えば、超高層ビルの窓
拭きゴンドラ等においてその電話連絡や機器制御等の通
信・信号用等として汎用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電纜入りワイヤ
ロープは、前記のようにロープ繊維心に絶縁被覆の銅線
製等からなる電纜を埋設して、ロープ繊維心にストラン
ドを撚り合わせた構造になつているため、周囲のストラ
ンドに比べ電纜(銅線等)の引張り強さ及び耐曲げ疲労
性が著しく劣り早期に断線して制御信号が送れなくな
る。例えば、超高層ビルの窓拭きゴンドラ等の通信・制
御に使用すると、このワイヤロープはシーブ等で繰り返
し曲げ変形されて、ロープ外観の損傷前に電纜が早期に
疲労断線してゴンドラ等の制御信号が送信不能になるト
ラブルが生じるなどの課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであり、その目的とする処は、繊維
心内の電纜を銅線等に代えてスチールコード製とし、ま
た、このスチールコードを電気良導体でめっきしたスチ
ール線材製とし、この電纜を色別して複数本埋設するこ
とにより、電纜の引張り耐力とともに耐曲げ疲労性を高
めて、耐久性とともに通信・信号の信頼性を向上しコス
ト節減したスチールコード製電纜入りワイヤロープを提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロープ繊維心
の内部に電纜を埋設して、ロープ繊維心の周囲に複数の
ストランドを撚り合わせた電纜入りワイヤロープにおい
て、ロープ繊維心の内部に絶縁被覆したスチールコード
製の電纜を埋設したことにより、このスチールコード
は、通信・信号線として機能を発揮し、電纜の引張り強
さ及び耐曲げ疲労性を著しく高め、電纜の損傷、切断等
を効果的に防止して耐久性とともに通信・信号の信頼性
を高めている。
【0006】また、電纜のスチールコードは、ブラス、
ブロンズ、銅又は亜鉛等の電気良導体でめっきした複数
本のスチール線材を撚り合わせて構成したことにより、
スチールコードの導電性を高め通信・信号の信頼性をさ
らに高めている。さらに、ロープ繊維心の内部に、異色
の絶縁被覆で色別した複数本の電纜を埋設したことによ
り、通信・信号性能、信頼性をさらに高めている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1Aに本発明の一実施例の拡大
横断面図、図1Bにその中心部をさらに拡大した模式横
断面図を示している。図中1は複数本のスチール線材を
撚り合わせて構成したスチールコード、2はスチールコ
ードを被覆した絶縁材又は絶縁被覆、3a〜3dはロー
プ繊維心の内部に埋設したスチールコード製の電纜、4
は電纜のシース、5はロープ繊維心、6はロープ繊維心
の周囲に撚り合わせたストランドである。
【0008】図1に示す実施例は、ロープ繊維心5の内
部に電纜を埋設して、ロープ繊維心5の周囲に複数のス
トランド6を撚り合わせた電纜入りワイヤロープにおい
て、ロープ繊維心5の内部に絶縁被覆2したスチールコ
ード1製の電纜3a(3b、3c、3d)を埋設したこ
とを特徴とするスチールコード製電纜入りワイヤロープ
になつている。
【0009】また、前記のスチールコード製電纜入りワ
イヤロープにおいて、電纜3a(3b、3c、3d)の
スチールコード1は、ブラス、ブロンズ、銅又は亜鉛等
の電気良導体でめっきしたスチール線材で構成したこと
を特徴とするスチールコード製電纜入りワイヤロープに
なつている。
【0010】さらに、前記のスチールコード製電纜入り
ワイヤロープにおいて、ロープ繊維心5の内部に、異色
の絶縁被覆2で色別した複数本の電纜3a〜3dを埋設
したことを特徴とするスチールコード製電纜入りワイヤ
ロープになつている。
【0011】さらに詳述すると、電纜3a〜3dのスチ
ールコード1は、用途に対応させて裸鋼線のスチール線
材(各種の鋼線,ステンレス鋼線等)を複数本撚り合わ
せて構成し、又は、ブラス、ブロンズ、銅や亜鉛等の電
気良導体でめっきしたスチール線材を複数本撚り合わせ
たコードになつている。また、その周囲をビニール等の
絶縁材で絶縁被覆2した構造になつている。
【0012】また、電纜3a〜3dは、前記のような構
成のスチールコード1と、その周囲を被覆した耐熱ビニ
ール等の絶縁材、即ち絶縁被覆2によつて構成したスチ
ールコード製になつており、用途に対応させてロープ繊
維心5の内部に1本又は複数本(図示は4本)を埋設す
る。複数本を埋設する場合は、図1Bに示す模式図のよ
うに各スチールコード1の周囲を被覆した絶縁材2で異
色(例えば白、赤、緑や黒等)に形成し、さらに、耐熱
・耐油性ビニール等で全体を被覆して、各電纜3a〜3
dを色別可能にしている。
【0013】また、ロープ繊維心5は、各種の天然繊維
や合成樹脂繊維等により、必要に応じ撚り合わせてロー
プ状に構成され、さらに、ロープ油を含浸させて外側ス
トランドへ給油する役目を果たしている。
【0014】さらに、ストランド6は、図示例では1本
の素線の周囲に、6本の素線と小径の6本の素線さらに
12本の素線を撚り合わせて複層に形成したFi(フイ
ラー形)[1+6+(6)+12]構造になつており、
8本のストランド6をロープ繊維心5の周囲にラングZ
又はS撚りや普通Z又はS撚りで撚り合わせてワイヤロ
ープに構成している。
【0015】また、必要に応じ前記のストランド6に代
えて1本の素線の周囲に、9本の細い素線さらに9本の
素線を撚り合わせたS(シール形)[1+9+9]構
造、WS(ウオーリントン形)[1+6+(6+6)]
構造、図2のような(1+6)構造等のストランドを適
用し撚り合わせ本数も選択して、用途に対応した所要の
ロープ引張り耐力を有する各種のワイヤロープも適用さ
れる(図示省略)。
【0016】図1の実施例は、ロープ繊維心5内に、絶
縁被覆2したスチールコード1製の電纜3a〜3dを配
置しシース4で被覆して埋設するとともに、このロープ
繊維心5の周囲にFi[1+6+(6)+12]構造の
ストランド6(8本)を撚り合わせた構造になつてい
る。また、電纜3a〜3dのスチールコード1は、用途
等に対応させてスチール線材(裸鋼線)、又は、ブラ
ス、ブロンズ、銅又は亜鉛などの電気良導体でめっきし
たスチール線材で構成し、各電纜3a〜3dは、異色
(白や赤、緑、黒等)の絶縁被覆2で色別したスチール
コード製電纜入りワイヤロープになつており、各電纜3
a〜3dを電話連絡や機器制御の通話・信号用等として
使用する。
【0017】前記のスチールコード製電纜入りワイヤロ
ープは、特に電纜3a〜3dを従来の銅線等に代えてス
チールコード1製とした構成に特徴を有する。例えば、
このロープ全長を200m、スチールコード1の断面積
を0.30mm2 とすると、スチールコード1の抵抗値
は約93Ω[(0.14/0.30mm2 )×200
m]となり、電圧降下は約1.0v[24v×93/2
000](24v回路の挿入抵抗2kg)で5%以下と
なり、電話連絡用として又は機器をON−OFF作動す
るための制御信号用としても十分に機能される。また、
発熱量は約0.0014w/m(=0.00033ca
l/m)[(24v/2000)×24v/200m]
と十分に小さく実用に格別な支障がなく、図示のように
耐熱、耐油性のシース4を充填して耐久性をさらに高め
ている。
【0018】即ち、スチールコード1の電気抵抗は、従
来の銅線コードに比べほぼ8.2倍になるが、ロープ長
200m程度、断面積0.30mm2 の場合で抵抗93
Ωとなり、電圧低下は約1.0と5%以下であつて、電
話連絡用として十分に適用され、機器をON−OFF動
作するため制御信号用としても格別に影響がなく十分に
適用される。また、電気良導体のめつきでさらにその機
能が高められる。
【0019】また、電纜3a〜3dを形成したスチール
コード1の引張り強さは、従来の銅線コードに比べ6倍
以上となり周囲のストランド6とほぼ同等のレベル程
度、さらに同等以上のレベルに高められるため、図1に
示すような強力なストランド6の適用が可能となり、用
途に対応させてワイヤロープ全体の引張り耐力や耐久性
を著しく著しく高めることができる。
【0020】また、このスチールコード1の耐曲げ疲労
性は、従来の銅線コードに比べ4倍以上(許容曲げ歪み
比=4.1)となり、この電纜3a〜3dがロープ全体
とともに繰り返し曲げ変形されても、その早期曲げ疲労
断線(通信不能)が効果的に防止されて電話連絡や機器
制御等の通信・信号の信頼性が著しく高められる。
【0021】また、このスチールコード1は、従来の銅
線コード製に比べ著しく安価であつて電纜コストが大幅
に節減される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、前述のように構成され、ロー
プ繊維心の内部に電纜を埋設して、ロープ繊維心の周囲
に複数のストランドを撚り合わせた電纜入りワイヤロー
プにおいて、ロープ繊維心の内部に絶縁被覆したスチー
ルコード製の電纜を埋設したことにより、このスチール
コードは、通信・信号用線として十分な機能を発揮し、
電纜の引張り強さ及び耐曲げ疲労性を著しく高め、ロー
プ耐力を増加し電纜の損傷、切断等を効果的に防止する
など、耐久性とともに通信・信号の信頼性を著しく向上
している。
【0023】また、電纜のスチールコードは、ブラス、
ブロンズ、銅又は亜鉛等の電気良導体でめっきしたスチ
ール線材を複数本撚り合わせて構成したことにより、ス
チールコードの導電性を高め、さらに、ロープ繊維心の
内部に、異色の絶縁被覆で色別した複数本の電纜を埋設
したことにより、通信・信号性能、信頼性をさらに高め
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロープ横断面図(A)
及びその中心部を拡大した模式横断機構図(B)
【図2】従来例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 スチールコード 2 絶縁被覆 3a〜3d 電纜(スチールコード製) 5 ロープ繊維心 6 ストランド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープ繊維心の内部に電纜を埋設して、
    ロープ繊維心の周囲に複数のストランドを撚り合わせた
    電纜入りワイヤロープにおいて、ロープ繊維心の内部に
    絶縁被覆したスチールコード製の電纜を埋設したことを
    特徴とするスチールコード製電纜入りワイヤロープ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスチールコード製電纜入
    りワイヤロープにおいて、電纜のスチールコードは、ブ
    ラス、ブロンズ、銅又は亜鉛等の電気良導体でめっきし
    た複数本のスチール線材を撚り合わせて構成したことを
    特徴とするスチールコード製電纜入りワイヤロープ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のスチールコ
    ード製電纜入りワイヤロープにおいて、ロープ繊維心の
    内部に、異色の絶縁被覆で色別した複数本の電纜を埋設
    したことを特徴とするスチールコード製電纜入りワイヤ
    ロープ。
JP8046873A 1996-02-09 1996-02-09 スチールコード製電纜入りワイヤロープ Pending JPH09217288A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103469655A (zh) * 2013-09-16 2013-12-25 江苏法尔胜技术开发中心有限公司 一种煤矿救援用钢丝绳
CN103824644A (zh) * 2014-03-12 2014-05-28 万岚特种线缆(上海)有限公司 电缆芯钢丝绳

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