JPH09215747A - 超音波吸引装置 - Google Patents
超音波吸引装置Info
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- JPH09215747A JPH09215747A JP8025349A JP2534996A JPH09215747A JP H09215747 A JPH09215747 A JP H09215747A JP 8025349 A JP8025349 A JP 8025349A JP 2534996 A JP2534996 A JP 2534996A JP H09215747 A JPH09215747 A JP H09215747A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/32—Surgical cutting instruments
- A61B17/320068—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
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- External Artificial Organs (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
を吸引除去する際の除去効率の向上を図り得る超音波吸
引装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は超音波を出力するための超音波振
動子と、前記超音波振動子に連結され内腔を吸引路6と
なったプローブ4を持つ超音波吸引装置において、前記
プローブ4の先端部近傍の内腔に超音波振動により生体
組織を破砕可能な凸部13を設け、生体組織を吸引除去
する際の除去効率を高める。
Description
砕し吸引して除去するための超音波吸引装置に関する。
いて知られる従来の超音波吸引装置は超音波振動子を内
蔵したハンドピースに管状のプローブを連結し、このプ
ローブ内を吸引路としてある。そして、超音波振動子で
発生させた超音波をプローブに伝達し、プローブの先端
で生体組織を破砕するなどの処置を行うとともに、プロ
ーブ内の吸引路を通じて破砕した組織片を吸引して除去
する。
織を超音波により乳化し、乳化物を吸引除去することも
行われている。この場合には一般的に弾性率の高い、例
えば血管、漿膜、繊維状の組織等は乳化破砕されずに残
せるため、この性質を利用して血管が温存できるという
利点がある。
超音波吸引装置を用いて、特に脂肪腫切除など、脂肪を
対象とした手術の場合には吸引量が多く、手術時間も長
くなる傾向がある。しかも、図8で示すように吸引され
る脂肪粒30がプローブ31の吸引路32内にスッポリ
と入ってしまい、その脂肪粒30は超音波吸引できない
繊維状組織33で生体34と繋がった状態になるため、
脂肪粒30が吸引除去されることなく残存し、脂肪粒3
0の吸引効率が低下するという不具合が生じていた。
のでは超音波プローブの外周部に突起物を設けて切除効
率の向上を図るようにしているが、その外周の突起物は
吸引する脂肪粒の除去には寄与しないし、超音波プロー
ブの外周部に突起物を設けるため、正常組織への侵襲の
可能性もあり、また、プローブの径が大きくなり、腹腔
鏡手術など外径が制限される手術には向いていないなど
の問題がある。
先端に小孔を設けたものが開示されている。この小孔は
吸引開口をただ単に狭め、過剰な吸引の防止を図るため
のものであり、吸引する脂肪粒の除去には全く寄与しな
いばかりか、逆に脂肪粒の吸引除去を阻害する結果を招
くものであった。
で、その目的とするところは超音波で生体組織を吸引除
去する際の除去効率の向上を図り得る超音波吸引装置を
提供することにある。
るための超音波振動子と、前記超音波振動子に連結され
内腔を吸引路となった振動伝達体を持つ超音波吸引装置
において、前記振動伝達体の先端部近傍の内腔に超音波
振動により生体組織を破砕可能な凸部を設け、生体組織
を吸引除去する際の除去効率を高める。
第1の実施形態に係る超音波吸引装置を説明する。
的に示す説明図である。同図中1はハンドピースであ
り、この内部には超音波振動子が内蔵されている。超音
波振動子には例えばランジュバン型振動子などが用いら
れる。ハンドピース1の超音波振動子は駆動信号コード
2を通じて超音波発振器3に接続されている。
プローブ4を覆うシース5が設けられている。プローブ
4とシース5はハンドピース1の中心軸の延長線に対し
て同軸的に設けられている。前記プローブ4はチタン合
金またはアルミなどの音響特性の良好な材質で円筒状の
棒材として作られており、その内腔部を吸引路6として
いる。前記吸引路6はハンドピース1の中心軸上迄に延
長して設けられており、ハンドピースの後端で吸引チュ
ーブ7に接続されている。吸引チューブ7は吸引ビン8
を介して吸引ポンプ9に接続されている。吸引ビン8は
吸引チューブ7を通じて吸引してきた液状または固形物
を取り込んで除去する。
水路10を形成する。この送水路10はハンドピース1
に接続された送水チューブ11に接続され、送水チュー
ブ11は水頭を与えるべく高い位置に設置された送水タ
ンク12に接続されている。送水タンク12には生理食
塩水が収納されている。なお、この送水系に送水ポンプ
を組み込んでもよいものである。
1及び図3を参照して説明する。前記プローブ4の先端
部4aの内周部には内方へ突き出す凸部13が設けられ
ている。凸部13はプローブ4の先端部4aの全周にわ
たり連続的に形成されている。凸部13はプローブ4の
先端側に位置する面をそのプローブ4の中心軸に直交す
る平坦面として形成され、後端側に位置する面を傾斜さ
せてテーパー状に形成することにより凸部13の内方先
端に比較的鋭的な刃14を形成している。
れを覆うシース5の部分はトラカールなどの器具を利用
して体腔内に挿入する。そして、通常、内視鏡を利用し
て体腔内の術野を観察しながらハンドピース1を操作す
る。送水タンク12より送水チューブ11を通じて送水
路10に供給された生理食塩水はその送水路10を通過
してプローブ4の先端外周付近に沿って放出する。この
とき、プローブ4が冷却される。
破砕された組織をプローブ4の吸引路6から吸引する。
超音波振動による組織の破砕はプローブ4を組織に直接
当て、左右に動かしながら行うと効率よく吸引できる。
子を示す。脂肪粒15をプローブ4の吸引路6より吸引
するも、その脂肪粒15の周囲を覆う繊維状組織16が
切除できず残っている。通常、超音波吸引を行うときの
動作であるプローブ4を左右に振ることにより凸部13
に設けられた刃14により超音波振動との相乗切開作用
により繊維状組織16の切除がなされる。
織16を吸引しても除去できないものはそのプローブ4
を左右に振る動きにより繊維状組織16をカットするこ
とができる。従って、吸引除去効率が良くなり、手術時
間の短縮につながると共に、操作性のよいハンドピース
を提供することができる。
の第2の実施形態に係る超音波吸引装置を説明する。 (構成)この実施形態は前記第1の実施形態に係る超音
波吸引装置の変形例であり、次の点で相違する。つま
り、プローブ4の先端部4aの内周部に形成される凸部
13の刃14は比較的鈍的なものとしたものである。
同じある。 (効果)第1の実施形態と異なり、凸部13の刃14が
鈍的であるため、カット時に超音波振動での摩擦熱でカ
ット部の組織を凝固しながらカットすることができるた
め、出血の心配が少なくなる。これによって、より安全
な手術を行うことができる。
の第3の実施形態に係る超音波吸引装置を説明する。 (構成)この実施形態は前記第1の実施形態に係る超音
波吸引装置の変形例であり、次の点で相違する。つま
り、プローブ4の先端部4aの内周部に形成される凸部
13はその先端部4aの内周上に数カ所に分けて複数設
けたものである。具体的には上下左右の4カ所に凸部1
3を設けている。また、凸部13の周辺、つまり内周方
向の側部にも刃を形成してもよい。
と基本的には同じである。ただし、この実施形態ではプ
ローブ4を左右に振るだけでなくプローブ4を回転させ
ることにより凸部13に組織を引っかけ切除することも
可能である。
良く組織の吸引除去を行える。 <第4実施形態>図7を参照して、本発明の第4の実施
形態に係る超音波吸引装置を説明する。
態に係る超音波吸引装置の変形例であり、次の点で相違
する。つまり、プローブ4の先端部4aの内周部に形成
される凸部13はその先端部4aの内周上の1カ所に設
けたものである。また、その凸部13における内周方向
の側部にも刃を形成してもよい。
が、凸部13がーカ所のみのため、切除したいときには
この凸部13の部分を用いて切除する。
の先端開口の有効径が大きくなるため、一度に多量の組
織を吸引できる。また、繊維状組織など切れにくいとき
には凸部13を用いて選択的に切除することができ、よ
り吸引効率の向上ができる。
波振動子に連結され内腔を吸引路となった振動伝達体を
持つ超音波吸引装置において、前記振動伝達体の先端部
近傍の内腔に超音波振動により生体組織を破砕可能な凸
部を設けたことを特徴とする超音波吸引装置。 2.付記1項において、前記凸部は内周全周に設けられ
ていることを特徴とする。 3.付記1項において、前記凸部の先端は鈍的形状をし
ていることを特徴とする。 4.付記1項において、前記凸部の先端は鋭的形状をし
ていることを特徴とする。 5.付記1項において、前記凸部は内周の一部ないし数
カ所に設けられていることを特徴とする。 6.付記5項において、前記凸部は内周に等間隔に配置
されていることを特徴とする。 7.付記5項において、前記凸部周辺は鋭的形状をして
いることを特徴とする。 付記1項から付記2項の構成により、生体組織を吸引し
ながらプローブの先端部を左右に振ることにより繊維状
組織等超音波で切除しにくい部分を容易に切除する作用
をもつ。付記3項の構成により、付記1,2項の作用に
加えて、組織を凝固しながら切除する作用をもつ。付記
4項の構成により、付記1,2項の作用に加えて、組織
をより簡単に切開しながら切除する作用をもつ。付記5
項から付記7項の構成により、付記1,2項の作用に加
えて、プローブを回転させることによっても組織を切除
する作用をもつ。
織の切除とその吸引効率が向上し、手術時間を短縮する
ことができる。
ブの先端部の断面図。
な構成説明図。
ブの先端部を拡大した断面図。
ブの使用状態の説明図。
ブの先端部の断面図。
ブの先端部の斜視図。
ブの先端部の斜視図。
図。
引路、10…送水路、13…凸部、4a…先端部、14
…刃、15…脂肪粒、16…繊維状組織。
Claims (1)
- 【請求項1】超音波を出力するための超音波振動子と、
前記超音波振動子に連結され内腔を吸引路となった振動
伝達体を持つ超音波吸引装置において、前記振動伝達体
の先端部近傍の内腔に超音波振動により生体組織を破砕
可能な凸部を設けたことを特徴とする超音波吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02534996A JP3691569B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 超音波吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02534996A JP3691569B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 超音波吸引装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09215747A true JPH09215747A (ja) | 1997-08-19 |
JP3691569B2 JP3691569B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=12163403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02534996A Expired - Fee Related JP3691569B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 超音波吸引装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3691569B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7909850B2 (en) | 1999-10-25 | 2011-03-22 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Forceps for medical use |
US7942896B2 (en) | 2003-11-25 | 2011-05-17 | Scimed Life Systems, Inc. | Forceps and collection assembly and related methods of use and manufacture |
US8083686B2 (en) | 2003-09-10 | 2011-12-27 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Forceps and collection assembly with accompanying mechanisms and related methods of use |
CN106132363A (zh) * | 2014-04-04 | 2016-11-16 | 诺华股份有限公司 | 极小的脉动眼科探针 |
JP2019058497A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 株式会社織田鐵工所 | 医療用吸引管 |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP02534996A patent/JP3691569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7909850B2 (en) | 1999-10-25 | 2011-03-22 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Forceps for medical use |
US8083686B2 (en) | 2003-09-10 | 2011-12-27 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Forceps and collection assembly with accompanying mechanisms and related methods of use |
US8460205B2 (en) | 2003-09-10 | 2013-06-11 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Forceps and collection assembly with accompanying mechanisms and related methods of use |
US7942896B2 (en) | 2003-11-25 | 2011-05-17 | Scimed Life Systems, Inc. | Forceps and collection assembly and related methods of use and manufacture |
CN106132363A (zh) * | 2014-04-04 | 2016-11-16 | 诺华股份有限公司 | 极小的脉动眼科探针 |
JP2019058497A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 株式会社織田鐵工所 | 医療用吸引管 |
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