JPH09215447A - 上部は黄色で下方は白色の長いニンニク茎葉野菜 - Google Patents

上部は黄色で下方は白色の長いニンニク茎葉野菜

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JPH09215447A
JPH09215447A JP9049783A JP4978397A JPH09215447A JP H09215447 A JPH09215447 A JP H09215447A JP 9049783 A JP9049783 A JP 9049783A JP 4978397 A JP4978397 A JP 4978397A JP H09215447 A JPH09215447 A JP H09215447A
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JP
Japan
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garlic
bulbs
yellow
bulb
white
Prior art date
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Withdrawn
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JP9049783A
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English (en)
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Toru Tsushima
徹 対馬
Hiromi Watanabe
寛美 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAYOSHI KK
Nissui Corp
Original Assignee
YAMAYOSHI KK
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by YAMAYOSHI KK, Nippon Suisan Kaisha Ltd filed Critical YAMAYOSHI KK
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニンニク球根を栽培させて得られる上部は黄
色で下方は白色のニンニク茎葉野菜の提供。 【構成】 ニンニクの球根を暗室内で栽培させて得ら
れ、15cm以上の長さを有し、ニンニクの香味を有
し、栄養価が高く、やわらかいく上部は黄色で下方は白
色であることを特徴とする上部は黄色で下方は白色の長
いニンニク茎葉野菜。ニンニク球根を土壌栽培又は水耕
栽培に際し、暗黒条件下温度5〜40℃、湿度50〜1
00%で栽培する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上部は黄色で下方は白色
の長いニンニク茎葉野菜に係り、詳しくは、味、香り共
に個性的で栄養価が高く、しかもやわらかい上部は黄色
で下方は白色の長いニンニク茎葉野菜に係る。
【0002】
【従来の技術】昔からニンニクの球根は独特の香味を有
し、食物の味付けに使われ、また、健康の増強に有益な
薬味として使われてきている。近年になっても、食文化
の多様化と共に益々ニンニクの香味などが食物のうまみ
を増すため、需要が拡大する傾向にある。
【0003】ニンニクの球根はりん片を1個ずつバラバ
ラにし、外葉を剥いで利用されているが、その形状から
調理性がよくないので利用しずらい欠点がある。一方、
ニンニクのグリーン系(緑色系)の若い生葉はニンニク
の球根に比べて香味などの刺激が少なく、油いためや煮
食に向くので青物として利用され、利用性は高いが、葉
が硬いという問題があった。
【0004】また、ニンニクの球根又は球根を形づくっ
ているりん片から生育するとう(花茎)には珠芽や花が
つくところから、この珠芽を、気温25℃、関係湿度7
0〜100%の暗室中で7〜15日間程度培養液中で培
養して、ニンニクのもやしを製造する方法が特公平4−
16127号公報によって提案されている。
【0005】この方法によって培養の種子として用いる
のは珠芽である。この珠芽は、ニンニクの球根から生育
されるとうが相当の長期間にわたって生育され、とうの
先端に花をつけるときに得られるものである。すなわ
ち、ニンニクは球根を形づくっている りん片を一個ず
つバラバラにし、これを秋植えすると、ほとんどは年内
に芽をだし、数枚の葉をつけるが、年内の生育はにぶく
あまり進まない。株の生育の進む時期は越冬後で、春か
ら初夏にかけて盛んに生育してとう立ちする。このとう
立ちはじめのころ(暖地では四月ごろ、寒地では五月末
ごろ)になると、株の根元に結球しはじめているのが見
られ、とう立ちして茎葉の生育がにぶるころに球は急速
に肥大する。
【0006】したがって、球根から珠芽を得るのには相
当の期間がかかり、珠芽を発芽させたものは稚苗であ
り、芽の部分、珠芽および根からなる“もやし”であっ
て、4〜15日でその長さが5〜7cm程度になるに過
ぎない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の稚苗は、も
やしであるが長い茎葉野菜ではない。もやしの種子とし
ても長い茎葉野菜の種としても、珠芽と球根とでは代替
性は全くない。たとえ、この珠芽の代わりにりん片の種
子を用いても、同一条件下で3〜5cm程度の長さのも
のしか得られない。
【0008】また、たとえこの珠芽や球根のりん片を用
いていられるもやしは1回取り切りで終わり、もやしの
生産性は余り良くない。従って、上記のようなニンニク
珠芽もやしの栽培方法では経済性が劣るため、その改善
が必要である。
【0009】本発明はニンニク球根を種子として培養す
るものであるが、上記のようにもやしを製造するもので
なく、ニンニク球根を種子としてやわらかくて長い茎葉
野菜を生育し、とくに、香味を有し、栄養価が高く、所
望の長さに成長し、調理用、生食用として手軽に用いら
れる上部は黄色で下方は白色のニンニク茎葉野菜を安価
に効率よく、少なくとも同一球根から1回以上継続して
得ることを目的とする上部は黄色で下方は白色の長いニ
ンニク茎葉の野菜を提案する。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はニン
ニクの球根を暗室内で栽培させて得られ、15cm以上
の長さを有し、ニンニクの香味を有し、栄養価が高く、
やわらかく、上部は黄色で下方は白色であることを特徴
とする。
【0011】これを製造するのには、暗黒条件下温度5
〜40℃、関係湿度50〜100%でニンニクの球根
を、1週間以上、土壌栽培または水耕栽培して、上部は
黄色で下方は白色の長さ15cm以上のニンニク茎葉野
菜を得て採集し、その後、水耕栽培に供する水または土
壌栽培に供する土を、所望に応じて、補給して、上部は
黄色で下方は白色の長さ15cm以上のニンニク茎葉野
菜を、くり返して得て採集することを特徴とする。
【0012】以下、本発明の手段たる構成ならびにその
作用について詳しく説明する。
【0013】まず、上部は黄色で下方は白色のニンニク
茎葉野菜の土壌栽培方法について説明すると、この上部
は黄色で下方は白色のニンニク茎葉野菜は、ニンニクの
球根を黒土と牛ふんや活性汚泥等の培養土からなる栽培
用土壌に密植するように配置し、これを暗室内で暗黒条
件下温度5〜40℃、好ましくは15〜30℃、湿度5
0〜100%で栽培する。このように栽培すると、1週
間から2週間上部は黄色で下方は白色のニンニク茎葉野
菜が15cm〜40cm程度に生育する。
【0014】すなわち、ニンニクの球根から培養され
る。このため、珠芽を培養する場合と異なって、主とし
てとうの部分が培養されることから、早く生育し、1〜
2週間の培養で15〜40cm程度まで長く生育する。
しかしながら、このように生育が早い反面、どうしても
品質的には硬くなり易く、色は青くなる。これに対し、
とうの部分であっても、周囲の環境をもやしのときと同
様に光をさえぎって暗黒条件とし、関係湿度は50〜1
00%、なかでも、70%、温度が5〜40℃程度、な
かでも室温25℃程度にすると、品質的に軟らかくな
り、色も上部は黄色で下方は白色になる。
【0015】なお、このようにニンニクの球根を土壌中
などで栽培する際、茎葉が密生し立生するが、中には倒
れる場合もあるので、立生するように工夫する必要があ
る。
【0016】例えば、周囲に囲いのある容器を用意し、
茎葉が囲壁により倒れを防ぐ。暗室で10日間位経過す
ると、上部は黄色で下方は白色とした茎葉は20cm〜
40cm前後に立生して成長させることができる。この
とき所望の長さで、例えば30cm位の時に球根近くの
茎のもとで切断し、上部は黄色で下方は白色のニンニク
茎葉野菜を刈り取ることができる。
【0017】1回収穫した後は、収穫後の球根の上に軽
く黒土をやり、水を散布しておく。そうすると、10日
位経過すると、初回と同様の2回目の上部は黄色で下方
は白色のニンニク茎葉野菜が得られる。更に2回目と同
様に栽培すると3回目の上部は黄色で下方は白色のニン
ニク茎葉野菜が得られる。このように繰り返し使用でき
るので、栽培効率は良く又密植できるので面積生産性が
高い。
【0018】このように得られた上部は黄色で下方は白
色のニンニクの茎葉野菜は背丈は長く、やわらかであ
り、栄養分が高く、適度な辛味もあり、ニンニク球根に
比べてニンニク臭は緩和されたものであり、これを調理
用、生食用など各種用途に用いることができる。
【0019】上記の通り土壌栽培するのに代って水耕栽
培方法によって栽培することもできる。
【実施例】
【0020】次に、本発明を実施例により詳しく説明す
る。
【0021】実施例1 タテ40cmヨコ60cmタカサ50cmで側壁が取り
外しできる容器内に、黒土と堆肥からなる栽培用土壌を
入れた。その上に規則的にニンニク球根を密植するよう
に、おいて、これら球根が隠れる程度に覆土し、水をや
り、温度25℃、湿度70%の暗室内で栽培した。
【0022】その結果、1週間程度の培養によって15
cm前後まで、10日で25〜30cmまで2週間で3
5〜40cm位までとうの部分が茎葉野菜が生長し、軟
らかい上部は黄色で下方は白色のニンニク茎葉野菜が得
られた。
【0023】これを刈り取った後、水をやり2回目の栽
培をした。その結果、同様に、1週間で15cm以上、
10日目で25〜30cm、2週間目で35〜40cm
と成長した。得られた1回目、2回目何れのニンニク茎
葉野菜は、ニンニクの香味などの刺激臭がニンニクの球
根に比べて強くなく、しかも、茎葉が長さ15cm以上
に成長したもので、しかも、やわらかであった。
【0024】また、2回目を刈り取った後、栽培土壌を
補給することがなく、水をやり、3回目の栽培を実施し
た。その結果は1回目、2回目と同様であった。ここで
得られた1回目〜3回目の茎葉野菜を野菜炒めして、調
理したところ、ニンニクの香味などの刺激臭がニンニク
球根に比べてソフトであり、使いやすさ、使用量、味等
で有効であることがわかった。
【0025】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明に係
る茎葉野菜は、ニンニクの球根から得られ、この球根を
暗室内で発芽させて栽培されるもので長さ15cm以上
まで生育したものである。この野菜は、ニンニクのとう
の部分であるため、ねぎなどと同様に利用でき、とく
に、色が上部は黄色で下方は白色で軟らかく、味がやや
辛味があって、一種の調味料としても用いることができ
る。
【0026】また、栽培に当っても、他の栽培野菜に較
べると、土壌栽培または水耕栽培のときに、ニンニク球
根であるため、密植でき、面積生産性がよく、また、繰
り返し栽培ができ、球根管理も容易で、周年栽培ができ
るので生産効率が高く経済的である。
【0027】要するに、このように得られる上部は黄色
で下方は白色のニンニク茎葉野菜はニンニク特有の香味
と栄養価を有したソフトな野菜として、洋風、和風、中
華風料理の各種の調理の香味量に使われ、また、食感が
良いので野菜サラダ、薬味等の生食用に手軽に利用でき
る。更に、保存性が良く、日持ちが良く、変色しにく
く、野菜としても価値がきわめて高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニンニクの球根を暗室内で栽培させて得
    られ、15cm以上の長さを有し、ニンニクの香味を有
    し、栄養価が高く、やわらかいく上部は黄色で下方は白
    色であることを特徴とする上部は黄色で下方は白色の長
    いニンニク茎葉野菜。
JP9049783A 1997-02-17 1997-02-17 上部は黄色で下方は白色の長いニンニク茎葉野菜 Withdrawn JPH09215447A (ja)

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JP5044610A Division JP2711975B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 上部は黄色で下方は白色の長いニンニク茎葉野菜の栽培方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08252028A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd 黄ニラの周年連続栽培方法およびその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08252028A (ja) * 1995-03-17 1996-10-01 Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd 黄ニラの周年連続栽培方法およびその装置

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