JPH09214968A - 画像符号化方法および装置 - Google Patents

画像符号化方法および装置

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JPH09214968A
JPH09214968A JP1470696A JP1470696A JPH09214968A JP H09214968 A JPH09214968 A JP H09214968A JP 1470696 A JP1470696 A JP 1470696A JP 1470696 A JP1470696 A JP 1470696A JP H09214968 A JPH09214968 A JP H09214968A
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JP1470696A
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Hodaka Mizuguchi
穂高 水口
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号化方法および装置に関し、バッファ
メモリのアンダーフローを防止すること。 【解決手段】 ディジタル画像信号をブロック分割する
ブロック分割器2,12,22と、ブロック分割された
データを直交変換して量子化する2次元DCT変換器2
3,13,23および量子化器4,14,24と、量子
化データを可変長符号として出力する可変長符号化器
6,16,26とを具備し、符号量誤差積算器5,1
5,25,スケールファクタ演算器8により、量子化器
4,14,24が発生する符号量に基づいて所定のスケ
ールファクタを算出してスケールファクタにより量子化
を制御する。閾値判定器34はスケールファクタを所定
の閾値と比較し、ダミーデータ発生器33で発生したダ
ミーデータを比較結果に応じて可変長符号に追加するこ
とで所定量以上のデータを常にマルチプレクサ27から
出力するようにマルチプレクサ制御器35により制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号化方法およ
び装置に関し、特に量子化後に可変長符号化されたデー
タの瞬時データレートの変動を吸収するためのバッファ
メモリの占有量制御を行う画像符号化方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像符号化装置の一例として、入
力画像データを離散コサイン変換(DCT)またはサブ
バンド分割符号化するものが知られている。この画像符
号化装置では、入力画像データを処理した後、続いて量
子化、可変長符号化を行い、バッファメモリにおける占
有量を検出し、この占有量がバッファメモリの容量の1
/2を中心にして変動するように量子化器における量子
化精度を制御している。
【0003】入力画像には情報量の多い絵柄がある一方
で、情報量の少ない絵柄もある。画像符号化装置では平
均データレートを一定にして伝送または記録するので、
情報量の多い絵柄の画像については量子化精度を粗くす
ればよい。すなわち、DCT出力を大きな除数で除算す
れば所定のデータレートに減少させることができる。
【0004】一方、情報量の極端に少ない絵柄の画像、
例えばカラーバー画像(テスト信号の一種)などの場合
には、除数を最小値1にしてもなおかつ所定のデータレ
ートに達しない場合がある。このとき、バッファメモリ
の占有量がゼロ以下となる、いわゆるアンダーフロー状
態が生ずることがある。このような場合の対策として、
画像入力にノイズを加えて情報量を強制的に増加させた
り、または、定常状態とは異なり、平均語長の長いテー
ブルに切り換えることが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の画像符
号化装置のバッファメモリのアンダーフロー対策には、
次のような問題点がある。
【0006】すなわち、前者の対策では、加えたノイズ
がほぼそのまま復号されるので復号画質の低下を招くと
いう問題点がある。また、後者の対策では、定常状態の
可変長符号テーブルと平均語長の長い可変長符号テーブ
ルと、2種類のテーブルを用意する必要があり、さら
に、どちらのテーブルを選択しているかの情報を別に伝
送する必要があるという問題点がある。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みて成されたも
のであって、可変長符号化された画像データとは異なる
データ、すなわち可変長符号テーブルの中には存在しな
い符号語をダミーデータとして伝送することによりバッ
ファメモリのアンダーフローを防止し得る画像符号化方
法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述のような間題点を解
決するために本発明方法では、ディジタル画像信号をブ
ロック分割し、前記ブロック分割されたデータを直交変
換して量子化し、可変長符号として出力する画像符号化
方法において、量子化された出力より発生する符号量に
基づいて所定のスケールファクタを算出して該スケール
ファクタにより該量子化を制御する第1の過程と、該ス
ケールファクタを所定の閾値と比較し、比較結果に応じ
て前記可変長符号にダミーデータを追加することで所定
量以上のデータを常に出力する第2の過程と、該第2の
過程において出力されたデータを所定容量のメモリに一
時的に格納してから出力する第3の過程とを含んでなる
構成とした。
【0009】また、本発明方法では、前記第1の過程
は、量子化された出力より発生する符号量を算出する符
号量算出過程と、前記算出した結果と前記ブロック毎の
目標値との差をブロック単位で積算する誤差積算過程
と、前記積算された結果に所定の定数を乗算してスケー
ルファクタを算出するスケールファクタ算出過程と、該
スケールファクタを除数として前記量子化を制御する量
子化制御過程とを含んでなる構成とした。
【0010】また、本発明方法では、前記第2の過程
は、前記スケールファクタを所定の閾値と比較して、比
較結果に応じた値のフラグを出力する比較過程と、該フ
ラグが前記スケールファクタが前記所定の閾値を下回っ
ていないことを示すときには前記可変長符号を、下回っ
ていることを示すときには該可変長符号に前記ダミーデ
ータを追加して前記所定量以上のデータを前記メモリに
出力する出力過程とを含んでなる構成とした。
【0011】また、本発明方法では、前記直交変換は、
2次元離散コサイン変換(2次元DCT)により行われ
る構成とした。
【0012】また、本発明方法では、前記ディジタル画
像信号は輝度信号データと2種類の色差信号データであ
り、該ディジタル画像信号について前記符号量算出過程
を行う構成とした。
【0013】一方、上述のような間題点を解決するため
に本発明装置では、ディジタル画像信号をブロック分割
する分割手段と、前記ブロック分割されたデータを直交
変換して量子化する量子化手段と、量子化データを可変
長符号として出力する可変長符号化手段とを具備した画
像符号化装置において、前記量子化手段の出力より発生
する符号量に基づいて所定のスケールファクタを算出し
て該スケールファクタにより該量子化を制御する第1の
手段と、該スケールファクタを所定の閾値と比較し、比
較結果に応じて前記可変長符号にダミーデータを追加す
ることで所定量以上のデータを常に出力する第2の手段
と、該第2の手段によって出力されたデータを所定容量
のメモリに一時的に格納してから出力する第3の手段と
を含んでなる構成とした。
【0014】また、本発明装置では、前記第1の手段
は、前記量子化手段の出力より発生する符号量を算出す
る符号量算出手段と、前記算出した結果と前記ブロック
毎の目標値との差をブロック単位で積算する誤差積算手
段と、前記積算された結果に所定の定数を乗算してスケ
ールファクタを算出するスケールファクタ算出手段と、
該スケールファクタを除数として前記量子化を制御する
量子化制御手段とを含んでなる構成とした。
【0015】また、本発明装置では、前記第2の手段
は、前記スケールファクタを所定の閾値と比較して、比
較結果に応じた値のフラグを出力する比較手段と、該フ
ラグが前記スケールファクタが前記所定の閾値を下回っ
ていないことを示すときには前記可変長符号を、下回っ
ていることを示すときには該可変長符号に前記ダミーデ
ータを追加して前記所定量以上のデータを前記メモリに
出力する出力手段とを含んでなる構成とした。
【0016】また、本発明装置では、前記直交変換を、
2次元離散コサイン変換(2次元DCT)により行う構
成とした。
【0017】また、本発明装置では、前記ディジタル画
像信号は輝度信号データと2種類の色差信号データであ
り、前記符号量算出手段により該ディジタル画像信号を
処理する構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】ここで、実施の形態の理解のため
に、まず本発明の原理について説明する。
【0019】量子化後の画像データに対して、一般には
まずランレングス符号化を行う。量子化後のデータには
ゼロデータがかなり多く含まれているので、ゼロデータ
はそのまま伝送せず、ゼロデータの連続サンプル数、す
なわちゼロランレングスに変換する。ランレングス符号
化では、ゼロランレングスとこの後に続く非ゼロデータ
のペアデータを生成する。
【0020】ランレングス符号化の後には可変長符号化
が行われる。通常は、その一種である2次元ハフマン符
号化が行われる。非ゼロデータはグループ化され、グル
ープ番号とグループ内での値を示す付加ビットに分けら
れる。付加ビット数は、通常は図1に示すようにグルー
プ番号の数と同一である。
【0021】図2〜図5は、可変長符号テーブルの一例
である2次元ハフマン符号テーブルを示す図である。
【0022】2次元ハフマン符号テーブルは、図2〜図
5に示すように、ゼロランレングスと非ゼロデータのグ
ループ番号(SSSS)のペアデータに対して、その発
生頻度に基づく符号長の可変長符号語が割り当てられ
る。すなわち、発生頻度の大きいペアデータには短い符
号語を割り当て、発生頻度の小さいペアデータには長い
符号語を割り当てる。
【0023】図2〜図5に示す可変長符号テーブル(2
次元ハフマン符号テーブル)において、割り当てられた
各符号語は、語頭位置を揃えたときに互いに他の符号語
との違いを識別できる形に構成されている。
【0024】このような可変長符号テーブルにおいて
は、他の符号語との違いを識別できる形の符号語がすべ
て割り当てられているとは限らない。例えば図2〜図5
において、16ビットすべてが1である符号語は割り当
てられていない。このように他と識別できる形の符号語
の一部を含まずに、自由に可変長符号テーブルを作るこ
とができる。
【0025】本発明は、量子化器の除数が所定の閾値を
下回って符号量が所定量以下になったときに、このよう
な可変長符号テーブルに割り当てられていない符号語を
ダミーデータとして追加することで、伝送するデータレ
ートが必ず所定のデータレートに達するようにして、ア
ンダーフローの発生を未然に防止しようとするものであ
る。このようにして伝送または記録されたダミーデータ
は、復号器側において可変長復号を行ったときに画像デ
ータではないということがわかるので、その時点で復号
しなければ、復号画質の低下を招くことはない。
【0026】実際の量子化は輝度信号と2種類の色差信
号の各データについて別々に行われ、それぞれ異なる量
子化テーブルを持つ。量子化の除数は量子化テーブル値
とスケールファクタ値との積とし、スケールファクタ値
を輝度信号と2種の色差信号とで共通に用いることが多
い。したがって、上記の条件はスケールファクタ値が所
定の閾値を下回ったときと言い換えることができる。
【0027】次に、本発明を適用した画像符号化装置の
一実施の形態について、図6および図7を参照して説明
する。
【0028】図6は送信側(符号化側)のブロック構成
を示す。まず、端子1に輝度信号(Y)データを、端子
11に色差信号(Cb)データを、端子21に色差信号
(Cr)データをそれぞれ入力する。なお、これらの入
力信号はディジタル画像データとする。一般に画像入力
はアナログ信号として与えられることも多いが、ディジ
タルデータへの変換を含むそれ以前の部分、およびディ
ジタルデータからアナログ信号への変換を含むそれ以降
の部分は、本発明には関係しないのでその説明を省略す
る。
【0029】ブロック分割器2、12、22は、輝度信
号Y、色差信号CbおよびCrを、画像符号化を行う領
域である定められたブロックに分割する。2次元DCT
(2次元離散コサイン変換)を行う場合には、ブロック
内におけるデータの配列を変換する必要がある。
【0030】ブロック分割器2の出力は2次元DCT変
換器3に印加され、周知の離散コサイン変換が行われ
る。この2次元DCT変換器3からの出力は、量子化器
4に印加される。また、量子化器4の出力は符号量演算
器5および可変長符号化器6に印加される。符号量演算
器5は、量子化器4の出力を可変長符号化器6によって
可変長符号化したときのブロック毎の発生符号量(ビッ
ト数)を演算する。また、2次元DCT変換器13、量
子化器14、および符号量演算器15、並びに2次元D
CT変換器23、量子化器24、および符号量演算器2
5によっても、ブロック分割された2種類の色差信号デ
ータに対して、2次元DCT変換器3、量子化器4、お
よび符号量演算器5で輝度信号データに行ったのと同様
の処理を行う。
【0031】符号量誤差積算器7は、符号量演算器5、
15、25から得られた輝度信号Y、色差信号Cbおよ
びCrのブロック毎の発生符号量を加算し、ブロック毎
に割り当てられた目標値との差を演算して、さらに、こ
の差をブロック単位で積算する。符号量誤差積算器7の
出力は、スケールファクタ演算器8に印加される。スケ
ールファクタ演算器8では符号量誤差積算器7の出力に
定数を乗じ、定数を加えてスケールファクタ値を算出す
る。
【0032】スケールファクタ演算器8の出力は、量子
化器4、14、24に印加される。量子化器4、14、
24はその内部に固有の量子化テーブルを備えており、
スケールファクタ演算器8から出力されたスケールファ
クタ値を量子化テーブル値に乗じた値を除数として入力
を除算する量子化機能を有する。そして、これらの各ブ
ロック4→5→7→8→4、14→15→7→8→1
4、および24→25→7→8→24で構成される各フ
ィードバックループにより、量子化器4、14、24か
らの符号量の制御が行われる。
【0033】量子化器4、14、24の出力は、それぞ
れ可変長符号化器6、16、26に印加されて可変長符
号化が行われる。可変長符号化器6、16、26の出力
および同期コード発生器9の出力は、マルチプレクサ2
7に印加されて多重化される。同期コード発生器9は一
定周期毎に同期コードを発生し、発生同期コードはマル
チプレクサ27に印加される。
【0034】一方、スケールファクタ8の出力はさらに
閾値判定器34に印加され、スケールファクタ値が所定
の閾値より小さいとき、すなわち量子化器の除数が所定
の閾値を下回って符号量が所定量以下になったときに、
閾値判定器34から制御フラグが出力されダミーデータ
発生器33に印加される。ダミーデータ発生器33は、
制御フラグが立ったときに可変長符号テーブルに割り当
てられていない符号語のダミーデータを発生する。ダミ
ーデータ33の出力は、マルチプレクサ27に印加され
る。
【0035】マルチプレクサ制御器35は、同期コード
発生器9から印加される同期コードに基づいて、各チャ
ンネルの可変長符号化データ(可変長符号化器6、1
6、26の出力)と同期コードとをバッファメモリ28
に切り換え出力するようにマルチプレクサ27を制御す
る。さらにマルチプレクサ制御器35は、閾値判定器3
4からの出力信号である制御フラグを受けて、制御フラ
グが立っていないとき(スケールファクタが閾値を下回
っていないとき)には可変長符号化データまたは同期コ
ードを、制御フラグが立ったとき(スケールファクタが
閾値を下回っているとき)にはこれらにダミーデータを
追加して出力するようにマルチプレクサ27を制御す
る。
【0036】したがってマルチプレクサ27の出力は常
に所定量以上となり、所定容量のバッファメモリ28に
一旦書き込まれて格納された後、所定のデータレートと
なるように所定のレート制御がなされて読み出される。
ライトアドレス・リードアドレス発生器29は、バッフ
ァメモリ28のライトアドレスおよびリードアドレスを
発生して供給している。バッファメモリ28からの符号
化出力データは端子30から出力され、伝送媒体、また
はVTRやディスク装置などの画像記録再生装置に供給
される。
【0037】以上のような動作の結果、マルチプレクサ
27の出力は、スケールファクタ値が所定の閾値より小
さいとき、すなわち量子化器4,14,24の除数が所
定の閾値を下回ったときにダミーデータとなり、強制的
に情報量を増加させることになる。このため、マルチプ
レクサ27の出力は常に所定量以上を維持し、バッファ
メモリ28の占有量がゼロ以下となることがないように
制御されるので、従来のように2つのテーブルを用意す
ることなくアンダーフローを未然に防止することができ
る。
【0038】次に、図7を参照して受信側(復号側)の
ブロック構成を説明する。
【0039】伝送線路または画像記録再生装置から、端
子71に符号化データが供給される。バッファメモリ7
2は、図6のバッファメモリ28とはライト・リードの
関係が逆となる動作を行う。ライトアドレス・リードア
ドレス発生器73は、バッファメモリのライトアドレス
・リードアドレスを発生する。同期コード分離器74に
より、バッファメモリ72の出力からまず同期コードを
分離する。デマルチプレクサ75は、バッファメモリ7
2からの出力を、輝度信号Y、色差信号CbおよびCr
の各データ列に分割する。分割のタイミングは、同期コ
ードによって決定される。輝度信号Yのデータ列が入力
されると、可変長復号器41は可変長符号器6とは逆の
動作を行う。
【0040】なお、送信側において制御フラグが立った
ときに伝送されたダミーデータは、可変長復号器41で
無視され、可変長復号器41の出力には現れない。
【0041】逆量子化器43は、量子化器4と逆の動作
を行う。符号量演算器42は符号量演算器5と同様に動
作し、可変長復号器41により復号された各ブロック毎
の発生符号量を演算する。符号量誤差積算器47は符号
量誤差積算器7と同様に動作し、符号量演算器42,5
2,62から得られた輝度信号Y、色差信号Cbおよび
Crの各ブロック毎の発生符号量を加算し、ブロック毎
に割り当てられた目標値との差を演算する。さらに、こ
の差をブロック単位で積算する。スケールファクタ演算
器48は、スケールファクタ演算器8と同様に動作し、
符号量誤差積算器47の出力に定数を乗じ、定数を加え
てスケールファクタ値を算出する。算出されたスケール
ファクタ値は、逆量子化器43,53,63に印加され
る。
【0042】逆量子化器43は、スケールファクタ演算
器48から印加されたスケールファクタ値を逆量子化器
43の内部に備えた量子化テーブル値に乗じた値を乗数
として、逆量子化器43の入力を乗算する機能を有す
る。なお、逆量子化器43の内部に備えた量子化テーブ
ル値と、量子化器4の内部に備えた量子化テーブル値は
同一である。この結果、逆量子化器43の出力には、量
子化器4の入力と同一のデータが得られる。
【0043】可変長復号器51、符号量演算器52およ
び逆量子化器53は色差信号Cb用の回路であり、上述
の可変長復号器41、符号量演算器42および逆量子化
器43とそれぞれ同じ動作をする。同様に可変長復号器
61、符号量演算器62および逆量子化器63は色差信
号Cr用の回路であり、上述の可変長復号器41、符号
量演算器42および逆量子化器43とそれぞれ同じ動作
をする。
【0044】符号量誤差積算器47およびスケールファ
クタ演算器48は、輝度信号Y、色差信号CbおよびC
rに共通の回路である。2次元IDCT変換器44、5
4および64は、それぞれ2次元IDCT(Inver
se DCT;逆離散コサイン変換)を行うものであ
り、2次元DCT変換器3、13および23とは逆の動
作をする。
【0045】ブロック合成器45はブロック分割器2と
逆の動作をし、分割された各ブロック毎のデータを合成
し出力する。そして、端子46には輝度信号Yのデータ
が出力される。同様に、色差信号Cbの分割された各ブ
ロック毎のデータはブロック合成器55を通じて合成さ
れ、端子56から出力される。また同様に、色差信号C
rの分割された各ブロック毎のデータはブロック合成器
65を通じて合成され、端子66から出力される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、ディジタル画像信号をブロック分割し、ブロック分
割されたデータを直交変換して量子化し、可変長符号と
して出力する画像符号化方法において、量子化された出
力より発生する符号量に基づいて所定のスケールファク
タを算出してスケールファクタにより量子化を制御する
第1の過程と、スケールファクタを所定の閾値と比較
し、比較結果に応じて可変長符号にダミーデータを追加
することで所定量以上のデータを常に出力する第2の過
程と、第2の過程において出力されたデータを所定容量
のメモリに一時的に格納してから出力する第3の過程と
を含んでなる構成としたため、メモリに出力されるデー
タは常に所定量以上に維持される。したがって、メモリ
の占有量がゼロとならないように制御され、2種類のテ
ーブルを用意することなくメモリのアンダーフローを未
然に防止することができる。
【0047】また、本発明装置によれば、ディジタル画
像信号をブロック分割する分割手段と、ブロック分割さ
れたデータを直交変換して量子化する量子化手段と、量
子化データを可変長符号として出力する可変長符号化手
段とを具備した画像符号化装置において、量子化手段の
出力より発生する符号量に基づいて所定のスケールファ
クタを算出してスケールファクタにより量子化を制御す
る第1の手段と、スケールファクタを所定の閾値と比較
し、比較結果に応じて可変長符号にダミーデータを追加
することで所定量以上のデータを常に出力する第2の手
段と、第2の手段によって出力されたデータを所定容量
のメモリに一時的に格納してから出力する第3の手段と
を含んでなる構成としたため、メモリに出力されるデー
タは常に所定量以上に維持される。したがって、メモリ
の占有量がゼロとならないように制御され、2種類のテ
ーブルを用意することなくメモリのアンダーフローを未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非ゼロデータ値と付加ビット数(グループ番
号)との関係の一例を示す図である。
【図2】2次元ハフマン符号テーブルの一例を示す図で
ある。
【図3】2次元ハフマン符号テーブルの一例を示す図で
ある。
【図4】2次元ハフマン符号テーブルの一例を示す図で
ある。
【図5】2次元ハフマン符号テーブルの一例を示す図で
ある。
【図6】送信側(符号化側)におけるブロック構成の一
例を示す図である。
【図7】受信側(復号側)におけるブロック構成の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1,11,21,30,71,46,56,66 端子 2,12,22 ブロック分割器 3,13,23 2次元DCT変換器 4,14,24 量子化器 5,15,25,42,52,62 符号量演算器 6,16,26 可変長符号化器 7,47 符号量誤差積算器 8,48 スケールファクタ演算器 9 同期コード発生器 27 マルチプレクサ 28,72 バッファメモリ 29,73 ライトアドレス・リードアドレス発生器 33 ダミーデータ発生器 34 閾値判定器 35 マルチプレクサ制御器 41,51,61 可変長復号器 43,53,63 逆量子化器 44,54,64 2次元IDCT変換器 45,55,65 ブロック合成器 75 デマルチプレクサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像信号をブロック分割し、
    前記ブロック分割されたデータを直交変換して量子化
    し、可変長符号として出力する画像符号化方法におい
    て、 量子化された出力より発生する符号量に基づいて所定の
    スケールファクタを算出して該スケールファクタにより
    該量子化を制御する第1の過程と、 該スケールファクタを所定の閾値と比較し、比較結果に
    応じて前記可変長符号にダミーデータを追加することで
    所定量以上のデータを常に出力する第2の過程と、 該第2の過程において出力されたデータを所定容量のメ
    モリに一時的に格納してから出力する第3の過程とを含
    んでなることを特徴とする画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の過程は、 量子化された出力より発生する符号量を算出する符号量
    算出過程と、 前記算出した結果と前記ブロック毎の目標値との差をブ
    ロック単位で積算する誤差積算過程と、 前記積算された結果に所定の定数を乗算してスケールフ
    ァクタを算出するスケールファクタ算出過程と、 該スケールファクタを除数として前記量子化を制御する
    量子化制御過程とを含んでなることを特徴とする請求項
    1に記載の画像符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の過程は、 前記スケールファクタを所定の閾値と比較して、比較結
    果に応じた値のフラグを出力する比較過程と、 該フラグが前記スケールファクタが前記所定の閾値を下
    回っていないことを示すときには前記可変長符号を、下
    回っていることを示すときには該可変長符号に前記ダミ
    ーデータを追加して前記所定量以上のデータを前記メモ
    リに出力する出力過程とを含んでなることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記直交変換は、2次元離散コサイン変
    換(2次元DCT)により行われることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル画像信号は輝度信号デー
    タと2種類の色差信号データであり、該ディジタル画像
    信号について前記符号量算出過程を行うことを特徴とす
    る請求項2に記載の画像符号化方法。
  6. 【請求項6】 ディジタル画像信号をブロック分割する
    分割手段と、前記ブロック分割されたデータを直交変換
    して量子化する量子化手段と、量子化データを可変長符
    号として出力する可変長符号化手段とを具備した画像符
    号化装置において、 前記量子化手段の出力より発生する符号量に基づいて所
    定のスケールファクタを算出して該スケールファクタに
    より該量子化を制御する第1の手段と、 該スケールファクタを所定の閾値と比較し、比較結果に
    応じて前記可変長符号にダミーデータを追加することで
    所定量以上のデータを常に出力する第2の手段と、 該第2の手段によって出力されたデータを所定容量のメ
    モリに一時的に格納してから出力する第3の手段とを含
    んでなることを特徴とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の手段は、 前記量子化手段の出力より発生する符号量を算出する符
    号量算出手段と、 前記算出した結果と前記ブロック毎の目標値との差をブ
    ロック単位で積算する誤差積算手段と、 前記積算された結果に所定の定数を乗算してスケールフ
    ァクタを算出するスケールファクタ算出手段と、 該スケールファクタを除数として前記量子化を制御する
    量子化制御手段とを含んでなることを特徴とする請求項
    6に記載の画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の手段は、 前記スケールファクタを所定の閾値と比較して、比較結
    果に応じた値のフラグを出力する比較手段と、 該フラグが前記スケールファクタが前記所定の閾値を下
    回っていないことを示すときには前記可変長符号を、下
    回っていることを示すときには該可変長符号に前記ダミ
    ーデータを追加して前記所定量以上のデータを前記メモ
    リに出力する出力手段とを含んでなることを特徴とする
    請求項6または7に記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記直交変換を、2次元離散コサイン変
    換(2次元DCT)により行うことを特徴とする請求項
    6ないし8のいずれかに記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記ディジタル画像信号は輝度信号デ
    ータと2種類の色差信号データであり、前記符号量算出
    手段により該ディジタル画像信号を処理することを特徴
    とする請求項7に記載の画像符号化装置。
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GB2361132A (en) * 2000-04-07 2001-10-10 Snell & Wilcox Ltd Multiplexing compressed signals
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