JPH09212756A - 難聴者用情報伝達装置 - Google Patents

難聴者用情報伝達装置

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JPH09212756A
JPH09212756A JP1547696A JP1547696A JPH09212756A JP H09212756 A JPH09212756 A JP H09212756A JP 1547696 A JP1547696 A JP 1547696A JP 1547696 A JP1547696 A JP 1547696A JP H09212756 A JPH09212756 A JP H09212756A
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JP
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signal
constant
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JP1547696A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Iyama
明義 猪山
Yoshio Shiina
祥夫 椎名
Masaaki Harayama
正昭 原山
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報伝達の信頼性に優れ、さらには消費電力の
低減も優れた難聴者用情報伝達装置であって、さらに使
い勝手の改良された装置を提供すること。 【解決手段】常に搬送波を送信すると共に、入力端子を
備え、入力信号を検知したときには一定の符号化した信
号を送信する送信機と、その送信された信号を受信し、
前記符号に対応する出力として、一定のモードの出力を
行う受信機であって、前記搬送波もしくは符号化した信
号を受信できなかったときには、前記モードとは別のモ
ードの出力を行い、再度、前記搬送波もしくは符号化し
た信号を受信できたときには、受信できたことの確認の
信号を送信機に送信した後、前記符号に対応する出力と
して、一定のモードの出力を行うことを再開すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報伝達の信頼性
に優れた難聴者用情報伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】聴覚障害で日常生活に支障をきたしてい
る人は、厚生省の調べによると平成3年では、約600
万人おり、中でも身体障害者と認定されている2〜6級
の難聴者は、約34万人いる。この中の老人難聴者は、
介護や看護がなされ、生活に支障はないが、他の身体の
部分が健全な人は、例えば家庭内では、来客によるドア
チャイム、電話・FAXの受信鳴音、幼児の泣き声、あ
るいはキッチンタイマへの対応、湯沸かしのアラーム、
あるいは各種警報機による危険の回避等があり、家庭外
では、ホテル等のノック音、銀行・郵便局・病院・役所
等の呼び出し、団体旅行での集合等への応答等、社会生
活をする上で、音声による情報伝達が困難なことで支障
をきたしている。
【0003】そこで、特開昭48−79515号公報に
も開示されているように、マイクロフォンで音声信号を
検知し、その信号で無線局の免許申請の必要がない微弱
な電波を変調して送信し、その電波を受信者の携帯する
受信機に伝達し、音声信号の発生していることを振動や
ランプ等の表示装置で、難聴者に伝達することが知られ
ている。しかし、この方法では、微弱な電波しか使用で
きないので、家具、遮蔽物等の電波の影になって受信で
きないことがあり、情報伝達の信頼性が低いことから、
次第に使用されなくなってきている。
【0004】また、無線で利用者を呼び出すものとし
て、通常ポケベルと呼ばれるもののように、電話から利
用者のコードと伝達情報を入力すると、電話局からその
信号を無線で送信し、利用者のコードに合致した受信機
の利用者のみが鳴音等で、呼び出しを受けることが知ら
れている。さらに、呼び出しのあったことを、鳴音では
なく、振動によって伝達する方法も開発され、実用化さ
れている。また、双方向の情報交換のために、無線を利
用した携帯電話が、セルラ方式携帯電話器として知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
音声や呼び出し信号を送信する送信機は、無線免許の不
要な装置でなければ、難聴者にとって免許の申請等の負
担をかけるものとなり、普及が困難である。また、呼び
出しの電話の方法は、受信者が電波の届かない不感帯と
呼ばれる場所にいる場合、受信者自身がそのことに気付
かず、呼び出しがあったことが確認できないことがあ
る。携帯電話の場合には、着信したことを、電話局に対
して受信機から特定のコードで発信することになってお
り、連絡した相手からその発信がなければ、呼び出した
方に着信のないことを再度呼び出しを行うことによって
連絡するので、不感帯にいる受信者に対する情報伝達を
補うことはできる。しかし、この方法を、難聴者に対す
る情報伝達に採用した場合には、難聴者にとって重要な
情報、あるいは急ぎの情報が、そのとき受信できなけれ
ば、社会生活上あるいは迅速な情報伝達の上で困難とな
ることがある。また、呼び出しや携帯電話では、いつ連
絡があるかわからない呼び出しに答えるために、常に受
信機の入力部分のみは電源が供給されていなくてはなら
ず、そのために、消費電力を小さくすることが困難であ
る。このような問題を解決するために、本発明者等は、
鋭意検討の結果、常に搬送波を送信すると共に、入力端
子を備え、入力信号を検知したときには一定の符号化し
た信号を送信する送信機と、その送信された信号を受信
し、前記符号に対応する出力として、一定のモードの出
力を行う受信機であって、前記搬送波もしくは符号化し
た信号を受信できなかったときには、前記モードとは別
の出力を行う難聴者用情報伝達装置を開発した。ところ
が、この装置は、受信者が不感帯に入ると、不感帯に入
ったという表示を行いそのままの状態を維持するので、
一旦電源のスイッチを切るか、あるいはリセットしなけ
れば、次の使用ができないという課題があった。
【0006】本発明は、情報伝達の信頼性に優れ、さら
には消費電力の低減も優れた難聴者用情報伝達装置であ
って、さらに使い勝手の改良された装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の難聴者用情報伝
達装置は、常に搬送波を送信すると共に、入力端子を備
え、入力信号を検知したときには一定の符号化した信号
を送信する送信機と、その送信された信号を受信し、前
記符号に対応する出力として、一定のモードの出力を行
う受信機であって、前記搬送波もしくは符号化した信号
を受信できなかったときには、前記モードとは別のモー
ドの出力を行い、再度、前記搬送波もしくは符号化した
信号を受信できたときには、受信できたことの確認の信
号を送信機に送信した後、前記符号に対応する出力とし
て、一定のモードの出力を行うことを再開することを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】また、受信機に、その電源を一定
の時間T1毎に、その繰り返し周期より比較的短い時間
Rだけ供給し、一定の時間Tのうちに前記搬送波もし
くは符号化した信号を受信できなかったときには、前記
モードとは別のモードの出力を行うようにすれば、受信
機の消費電力を小さくでき、常に携帯することができ好
ましい。送信機についても、一定の時間T2毎に、その
繰り返し周期より比較的短い時間tXだけ常に搬送波を
送信するようにすると、携帯形受信機においては搭載電
池の小形化、及び長時間の使用が可能となり好ましい。
このときに、搬送波に代えて、所定の符号化した信号を
用いることもできる。さらには、このような送信機と受
信機を組み合わせることによって、より消費電力を低減
できる。
【0009】また、複数の送信機のそれぞれに、特有の
符号を持たせ、入力信号を検知したときに送信する信号
と同じフィールド(1連の送信信号の組)中に、その符
号を挿入することによって、受信者が、どの送信機から
信号を送信したか判別することができる。この場合、受
信機に、送信機に特有の符号を解析する手段を設け、そ
の解析手段の結果によって、出力モードを変更すること
が必要となる。
【0010】また、送信機に、送信機が送信する前に必
ず、使用する周波数の受信を行い、その周波数が使用さ
れていないことを確認した後、送信することによって、
送信の混信をなくすことができ好ましい。
【0011】さらには、1以上の送信機と、1以上の受
信機とを一つのグループと判別するための符号を用い、
入力を検知したときに送信する信号と同じフィールド中
に、その符号を挿入することによって、複数のグループ
による情報伝達、例えば、難聴者の集会、スポーツ大
会、学校等において、グループ別の招集、散会、その他
の情報伝達が容易となり、好ましい。
【0012】本発明に用いる入力信号としては、送信機
の入力端子にスイッチを設け、該スレイッチのオン/オ
フによって入力信号を発生させることもでき、また、入
力端子にマイクロフォン等の音声センサを設け、音声の
入力によって入力信号を発生させることもできる。この
ときに、音声信号から雑音、必要とする音声以外の帯域
の信号をカットするフィルタ、あるいは過度な入力信号
をカットするクリッパ回路、また、過度な入力信号を遅
延する積分回路等を備えることにより、音声信号による
情報伝達の信頼性をより高めることができ、好ましい。
【0013】受信機の出力としては、モータに偏心した
フライホイールを設けて振動させることによって、入力
信号のあったことを振動で伝達することができ、入力信
号の種類の判別は、その振動の強弱、振動数、振動の周
波数あるいはこれらの組み合わせ等を変更することで、
出力モードを変えて行うことができる。
【0014】さらには、受信機の出力として、送信機の
種別、あるいは入力信号の種別を判別するための表示手
段、例えば、ランプ、LED(ライトエミッティドダイ
オード)やLCD(液晶)表示装置等による表示を行う
ことによって、前記の振動や電気的刺激と共に、入力信
号の判別を行い易くすることができ好ましい。
【0015】本発明に用いる送信機としては、小電力で
使用者に電波使用の許可を必要としないものが好まし
く、例えば、コードレス電話の親機、子機に採用してい
る方式の無線設備、400MHzにおけるRCR−ST
D−16、水位、炉内温度の自動計測データを送信する
無線設備等がある。
【0016】情報の変調方式は、信号の信頼性の上か
ら、符号化できるものを使用することが好ましく、MS
K、FSK、PSK、PWM、PCM等の方式を用い
て、搬送波に重畳することができ、また送信機の構成
も、従来、符号通信に用いられていた構成であれば、ど
のようなものでも用いることができる。好ましい方式と
しては、チャンネルの選択、送信周波数の安定性、小型
化、低消費電力等を備えたものがよく、例えば、マイク
ロプロセッサと内蔵のプログラムによって制御されるP
LL、VCOを備えたものが好ましい。
【0017】その送信された信号を受信する受信機とし
ては、選択性に優れた入力回路と、前記変調信号を復調
する回路を有するものであれば、どのようなものでも使
用できる。好ましい方式としては、送信機と同様に、マ
イクロプロセッサと内蔵のプログラムによって制御され
るPLL,VCOを備えたものがよい。
【0018】この復調された信号を用いて、前記符号に
対応するモードでの出力を行うためには、偏心したフラ
イホールを設けたモータを用いる場合、予め前記符号に
対応する振動モードをすべて記憶させておき、信号の入
力によって、振動モードを選択するプログラムを設けて
おけば、実現でき、皮膚の電気的刺激や、表示について
も同様にでき好ましい。
【0019】前記搬送波もしくは符号化した信号を受信
できなかったときには、前記符号とは別のモードの出力
を行うためには、受信機の復調信号を監視するプログラ
ムを設け、一定時間内に復調信号が受信できないとき
に、プログラムによって上記音声信号とは別のモードの
出力及び/又は表示を行わせればよい。さらに、再度、
前記搬送波もしくは符号化した信号を受信できたときに
は、前記別のモードの出力及び/又は表示を停止し、前
記符号に対応する出力として、一定のモードの出力を行
う通常の受信モードに切り替えるプログラムを用いるこ
とができる。さらに、受信できたことの確認の信号を送
信機に送信するには、送信機と同じ送信回路を設け、受
信回路と送信回路とを切り替えた後、予め決めた符号
を、送信回路に送ることによって実現でき、この受信回
路と送信回路との切換や符号を送信回路に送るタイミン
グ等をも、プログラムによって行うことができる。この
ように、電波を受信できなかったときの対応も、また、
再開するときの対応も、いずれもプログラムによって行
わせることができ、この場合、装置を小形化することが
でき好ましい。さらに、受信機と送信機とに同じ回路を
用いることができ、送信機と受信機に搭載するプログラ
ムのみを変更して、生産性を高めることもできる。
【0020】同様に、プログラムを用いて、複数の送信
機のそれぞれに、特有の符号を持たせ、入力信号を検知
したときに送信する信号と同じフィールド中に、その符
号を挿入することもでき、この場合、送信機によって、
ドアチャイムであるか、電話のベルであるか等の区別を
行わせれば、受信者により便利である。
【0021】また、この場合、複数の受信機のそれぞれ
に、送信機に特有の符号を解析するプログラムを設け、
その解析の結果によって、出力のモードを変更すること
によって、この区別を実現できる。
【0022】同様に、送信機に、送信機が送信する前に
必ず、予め区分された複数の使用する周波数の受信を行
うためにも同様のプログラムを用いて、その周波数帯と
同じ周波数の電波が使用されていないことを確認するこ
とができる。
【0023】さらに、上記符号及びその解析プログラム
と同様のプログラムによって、1以上の送信機と、1以
上の受信機とを一つのグループと判別するための符号を
用い、音声を検知したときに送信する信号と同じフィー
ルド中に、その符号を挿入することによって、同じ受信
エリアにおいて、複数の情報伝達が同時にでき、例え
ば、聴覚傷害者の集会や、学校での情報伝達に、それぞ
れのグループ毎に確実に情報を伝達することができ、社
会生活をより円滑に行うことができる。
【0024】本発明の、常に搬送波に送信すると共に、
入力信号を検知したときには一定の符号化した信号を送
信する送信機と、その送信された信号を受信し、前記符
号に対応するモードの出力を行う受信機であって、前記
搬送波もしくは符号化した信号を受信できなかったとき
には、前記符号とは別のモードの出力を行うことによっ
て、利用者に、電波不感帯に入ったことを知らせること
ができ、さらに、電波不感帯から離せば、もとの受信モ
ードに戻ることができる。また、送信機や受信機の電源
を周期的に短い時間を供給することによって、消費電力
を押さえることができる。さらには、呼び出しのコード
の種類によって、受信機と送信機との間に複数の関係を
作り出すことができ、混信なく複数のグループにおける
情報交換を行うこともできる。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例に用いた送信機の構成を、
図1(a)に、受信機の構成を、図1(b)に示す。 「共通の仕様」この装置に用いた周波数は、429.2
50MHz〜429.7375MHzとし、チャンネル
間隔12.5kHz、チャンネル数40、中間周波数1
0.7MHz、変調方式をFSKとして、その送信する
信号の1フィールド内の内容は、図2に示すように、デ
ータ送信であることを受信機に知らせるビット同期信
号、呼び出しのコードを受信機に知らせるフレーム同期
信号、伝達情報の内容を示すデータ信号、及び送信の終
了を示すエンプティ信号からなる。
【0026】「送信機と受信機の構成の概要」この送信
機は、図1(a)に示すように、温度補償型水晶発振器
(TCXO1)、フェイズロックループ回路(PLL回
路2)、プログラマブル分周回路31を有する電圧制御
発振器(VCO3)、送信アンプ4、プログラム用RO
M(リードオンリメモリ)とワーク用メモリRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)及びインターフェイス用入出力
ポート並びにカウタタイマを内蔵している4ビットマイ
クロプロセッサ(MPU5)、送信信号によって切り替
わる送受信の切替用RFスイッチ6、LCフィルタ7、
マイクロフォン又はスイッチ8、オーディオアンプ・フ
ィルタ9、LED表示器10、LCD表示器10’、受
信アンプ11、ミキサ12、IF(中間周波)アンプ1
3、アンテナ71、及び、電源回路(DC−DCコンバ
ータ)、電池、(交流電源アダプタ兼用)充電器からな
るものである。受信機は、図1(b)に示すように、送
信機から、マイクロフォン8とオーディオアンプ・フィ
ルタ9を除き、スイッチ、オーディオアンプ14とバイ
ブレータ15を設け、電源を電池のみとしたものであ
る。このように構成することで、ハードウェアの共通部
分を効率よく製造することができ、プログラム用ROM
のみを代えることによって、送信機と受信機に使い分け
ることができる。
【0027】送信部は、TCXO1、PLL回路2、V
CO3、送信アンプ4、MPU5、RFスイッチ6、L
Cフィルタ7、マイクロフォン又はスイッチ8、オーデ
ィオアンプ・フィルタ9、アンテナ71からなるシンセ
サイザ方式の回路である。
【0028】受信部は、TCXO1、PLL回路2、V
CO3、MPU5、RFスイッチ6、LCフィルタ7、
受信アンプ11、ミキサ12、IFアンプ13、アンテ
ナ71からなる、中間周波数が10.7MHzのシンセ
サイザ方式のシングルスーパー受信部である。
【0029】シンセサイザの部分は、VCO3で送信周
波数fX又は受信用局発(局部発振)周波数fRを発振
し、VCO3の内部に組み込まれたプログラマブル分周
回路31によって、発振信号を12.5kHzにまで分
周したものと、TCXO1で発振する信号を同様に1
2.5kHzにまで分周したものとを、PLL回路2で
位相比較し、位相差を直流電圧に変換して、VCO3の
発振周波数を制御するものである。このときに、プログ
ラマブル分周回路31による分周数は、中間周波数1
0.7MHz分送信用周波数を高くしているので、分周
数にして856大きくなっており、 送信分周数(NX) 0チャンネル;34,34010=1000,0110,0010,01002 39チャンネル;34,37910=1000,0110,0100,10112 受信分周数(NR) 0チャンネル;33,48410=1000,0010,1100,11002 39チャンネル;33,52310=1000,0010,1111,00112 であるから、プログラマブル分周回路31の分周数入力
データとして、送信と受信の切替時に10ビット目と7
ビット目をチャンネル切替信号と一緒に切り替え、チャ
ンネルの切り替えに0〜6ビットのデータを与えればよ
いので、実際には7ビットの出力で済むことになるか
ら、4ビットのMPUを使用しているので、多くても2
回の出力で分周数をセットすることができる。
【0030】「送信機の動作」図3に示すフローチャー
トを元に、送信機の動作を説明する。 (初期)スイッチを入れると、プログラムがスタート
し、初期設定に必要なレジスタの確保、データの初期処
理、割込みの禁止等を行う。
【0031】(利用周波数確認)初期処理が終了する
と、受信モードとなり、周波数の0チャンネルの受信周
波数となるようにVCOの分周数NR(=34,34
0)を、MPU5の出力51からVCO3のプログラマ
ブル分周回路31に出力する。このとき、RFスイッチ
は、送信機からの出力がないので、自動的に受信側へ接
続されており、送信しようとする周波数で受信して、ア
ンテナ71,LCフィルタ7、RFスイッチ6、受信アン
プ11を介して、IFアンプ13で選択・増幅し、その
出力をMPU5のA/D入力端子55に入力し、MPU
5は、受信した信号を復調し、その周波数が交信に利用
できるか否かを確認する。信号があれば、分周数を1増
加し、上記と同様に次のチャンネルの受信を行い、信号
のないチャンネルになるまでこれを繰り返す。そして、
全チャンネルを捜索しても利用できる周波数がない場合
は、また0チャンネルに戻って、これを繰り返す。この
ときに、チャンネル内での信号を確実に確保するため
に、PLL回路のキャプチャレシオを広くすることもで
き、この場合には隣接のチャンネルに信号が発生すると
それを受信してしまうことがあるので、これを避けるた
めに、分周数の増加を2つあるいはそれ以上、すなわ
ち、チャンネルをスキップするようにすることもでき
る。そして、初期設定で行った割込み禁止を解除し、こ
の求めた受信分周数NRを格納して、次のプログラムに
移る。
【0032】(送信0モード)送信0モードは、受信機
が電波不感帯にいたり電源スイッチが切れた状態でない
ことを確認するための応答を得るために行う動作であ
る。カウンタtを0にセットし、前記の受信分周数NR
に中間周波数の分(856)を加え、送信分周数NX
して、MPU5の出力51からVCO3のプログラマブ
ル分周回路31に出力する。次に、VCO3の出力を搬
送波とし、変調波を、2値信号の0に相当するのが4.
8kHz、1に相当するのが9.6kHzのFSK信号
とし、MPU5からのシリアル信号52をFSK信号と
して、送信アンプ4で変調・増幅し、送信アンプ4の出
力によって送信に切り替わるRFスイッチ6と、不要な
電波を遮蔽するLCフィルタ7を介して、アンテナ71
から送信する。このときに、送信データとして、FSK
信号の0のみとするか、あるいは音声等の送信機への入
力があったときとは異なるコードを送信する。
【0033】(受信確認)受信機からの受信確認の信号
を、受信装置から受けるために、アンテナ71,LCフィ
ルタ7、RFスイッチ6、受信アンプ11を介して送信
した周波数と同じ周波数を受信し、MPU5からの出力
51に、送信した周波数から、中間周波数分ずらした受
信周波数に対応する分周数NRを、VCO3のプログラ
マブル分周回路31に出力し、VCO3は受信周波信号
を取り出し、IFアンプ13で選択・増幅し、その出力
をMPU5のA/D入力端子55に入力し、MPU5
は、受信した信号を復調し、デジタル化して、その周波
数によって受信装置がデータを受け取ったことを確認す
る。受信確認ができないときは、LED表示10にエラ
ーの表示を行い、受信機が電波不感帯にいたり、電源ス
イッチが切れた状態になっていることを表示する。
【0034】この(送信0モード)と(受信確認)のプ
ログラムは、カウンタtが、予め定めたカウント数tX
になるまで繰返す。確認信号がないときのエラー表示
は、このカウンタがtXより大きくなって、プログラム
が(送信0モード)と(受信確認)のループを抜けたと
きに行うこともできる。
【0035】(電力節減モード)送信機の電源回路は、
電池電圧を昇圧するスイッチングレギュレータと、電源
供給をオン/オフするスイッチと、タイマ回路をバック
アップするコンデンサと定電圧ダイオード等からなる充
電・バックアップ出力回路とからなっており、一定の時
間T1毎に、その繰り返し周期より比較的短い時間tX
け電源供給をオンするために、MPUに内蔵したカウン
タタイマにT1、tXをセットし起動するプログラムと、
そのカウンタタイマの値を読み込んで、tXになったと
きとT1になったときに、電源供給をオン/オフするプ
ログラムと、音声入力やスイッチ入力によって割込みが
かかり、その割込みによっても電源供給をオンするプロ
グラムによって制御されている。また、充電器の出力を
MPU5の入力端子に直接接続し、その入力端子の電圧
によって電源の種類を判断し、この(電力節減モード)
のプログラムが、電池のみを用いるときにのみ働くよう
にすることができ、家庭外での呼出しには、電力節減を
行い、家庭内では常に送信して情報伝達の信頼性を高め
ることもできる。また、MPU5とTCXO1のみは、
その電源をバックアップしておき、タイマカウンタとそ
のためのクロックのみを常時働かせている。さらにこの
部分は、電源を停止する前の状態を記憶するためのMP
U5のレジスタ/カウンタの退避、MPU5内のメモリ
のバックアップ等の処理が必要であり、また、音声入力
やスイッチ入力があったときの入力回路は、常に動作さ
せておかなくてはならない。これらの常に動作しておく
回路は、できるだけ消費電流の少ないものが好ましく、
電源の供給を停止しても、その供給中に蓄えられたコン
デンサからの供給によって作動するものが好ましい。ま
た、電源回路は、電池の電圧では作動電圧が低いので、
必要な電圧に昇圧させるDC−DCコンバータ形式のも
のを使用するのが好ましい。
【0036】(データ送信モード)データ送信モード
は、入力検知をしたときに、予め、入力の種類によって
定めたコードを、FSK信号に変えて、変調波とし、送
信アンプ4で変調・増幅し、送信アンプ4の出力によっ
て送信に切り替わるRFスイッチ6と、不要な電波を遮
蔽するLCフィルタ7を介して、アンテナ71から送信
するものである。
【0037】入力信号が入力されると、割込信号を発生
し、データとして入力信号であることを示すコードを準
備し、格納してある送信分周数NXをVCO3に出力
し、VCO3は、送信アンプ4の搬送波入力に出力し、
MPU5は、ビット同期信号、フレーム同期信号に続い
て、データ信号をFSK信号として、MPU5の出力5
2にシリアルに出力して、送信アンプ4の搬送波を変調
する。この入力信号が音声信号のときは、マイクロホン
8によって検知され、その信号を、必要な帯域のみ通過
させ、あるいは雑音や過大な音声を処理すると共に、増
幅するオーディオアンプ・フィルタ9を介し、MPU5
のA/D入力53に入力され、デジタル値に変換され
る。その変換された音声信号によって、送信のための信
号が作られ、また、LED表示器10に表示される。ま
た、このマイクロフォンによる音声信号入力に代えて、
スイッチで直接MPUの入力端子53に、電源電圧の電
圧をオン/オフすることによって、呼び出しの信号とす
ることもできる。
【0038】このプログラムでは、音声等の入力があっ
た場合には、割り込みがかかり、それまでにMPUで使
用していたレジスタ/カウンタの値は、別のメモリに退
避し、ループを抜け出して、送信を行った後、レジスタ
/カウンタの値を元に戻して、ループ内に戻る。この割
込みは、上記に述べたように、初期設定から利用周波数
を決定するまでの間は禁止され、その後、割込み禁止が
解除されてから以降に行うことができるものである。こ
の場合、一連の動作時間は、割り込みがある場合も考慮
し、信号のビット数とMPUのクロックから時間が推定
できるので、部品の精度を考慮して、カウント数tX
一義的に定めることができる。また、電力節減モードに
おける時間T1も、前記カウント数tXと、バックアップ
に用いるコンデンサの容量ならびにバックアップ時の消
費電流から、安全に動作する時間を求めることができ
る。
【0039】また、(送信0モード)に代えて、図3中
Aの部分を用い、割込みによる入力処理をしないように
することができ、マイクロフォン又はスイッチ9からの
入力信号があってから多少の遅延時間(数100mse
c程度)はあるが、プログラムを簡略化することができ
る。この場合には、全てのプログラムがシーケンシャル
になるので、割込み禁止の処理は不要となる。
【0040】(エラー表示)エラー表示は、一端表示さ
れると、リセットされるまで継続されるようにすること
が好ましい。このエラー表示のリセットは、(受信確
認)の「確認信号」があった後から、カウンタの値を1
増加するまでの間は、割込みを禁止しなければならず、
この間に割込みがあると、電波が届いているにもかかわ
らずエラー表示がリセットされるので、割込みを禁止し
なければならない。
【0041】「受信機の動作」図4に示すフローチャー
トを元に、受信機の動作を説明する。 (初期)スイッチを入れると、プログラムがスタート
し、初期設定に必要なレジスタの確保、データの初期処
理、カウンタのリセット等を行う。
【0042】(受信モード)初期処理が終了すると、受
信モードとなり、周波数の0チャンネルの受信周波数と
なるようにVCOの分周数NR(=33,484)を、
MPU5の出力51からVCO3のプログラマブル分周
回路31に出力する。このとき、RFスイッチは、送信
機からの出力がないので、自動的に受信側へ接続されて
おり、アンテナ71,LCフィルタ7、RFスイッチ6、
受信アンプ11を介して、IFアンプ13で選択・増幅
し、その出力をMPU5のA/D入力端子55に入力
し、MPU5は、受信した信号を復調し、その図2に示
すビット同期と予め登録されたデータとを比較し、一致
すればフレーム同期と予め登録されたデータとを比較
し、一致すれば、そのときの分周数NRを格納し、次の
ステップに進む。このビット同期またはフレーム同期
(IDコード)が一致しないときは、いずれも、分周数
を1増加し、受信を行い、ビット同期とフレーム同期が
一致するチャンネルになるまでこれを繰り返す。そし
て、全チャンネルを捜索しても送信されている周波数が
ない場合は、カウンタt1を読み取り、予め定めたカウ
ント数Tと比較し、Tを超えていなければ、また0チャ
ンネルに戻って、これを繰り返す。カウント数がTを超
えた場合には、送信機からの電波が届いていないので、
電波不感帯にいるという表示を、LED表示器10に表
示し、カウンタt1をリセットして、このプログラムの
先頭に戻る。このときに、チャンネル内での信号を確実
に確保するために、送信機と同様にPLL回路2のキャ
プチャレシオを広くすることもあり、この場合には隣接
のチャンネルに信号が発生するとそれを受信してしまう
ことがあるので、これを避けるために、分周数の増加を
2つあるいはそれ以上、すなわち、チャンネルをスキッ
プするようにすることもできる。このときのスキップす
るチャンネル数は、送信機と一致しなければならない。
ビット同期とフレーム同期(IDコード)とが、一致す
れば、さらに続くデータを解析し、そのデータに応じた
予め定めた出力をLED表示器10に表示する。
【0043】(送信モード)前記(受信モード)におい
て、この受信機のIDコードのデータがあり、さらに続
くデータを解析し、通信内容を表示した後に、受信でき
たという(受信確認)の信号を、送信機へ送るために、
予め定めた、確認のためのコードを、FSK信号に変え
て、変調波とし、送信アンプ4で変調・増幅し、送信ア
ンプ4の出力によって送信に切り替わるRFスイッチ6
と、不要な電波を遮蔽するLCフィルタ7を介して、ア
ンテナ71から送信するものである。
【0044】(電力節減)受信機の電源回路は、電池電
圧を昇圧するスイッチングレギュレータと、電源供給を
オン/オフするスイッチと、タイマ回路をバックアップ
するコンデンサと定電圧ダイオード等からなる充電・バ
ックアップ出力回路とからなっており、一定の時間T2
毎に、その繰り返し周期より比較的短い時間tRだけ電
源供給をオンするために、MPUに内蔵したカウンタタ
イマにT2、tRをセットし起動するプログラムと、その
カウンタタイマの値を読み込んで、tRになったときと
2になったときに、それぞれ電源供給をオン/オフす
るプログラムによって制御されている。また、MPU5
とTCXO1のみは、その電源をバックアップしてお
き、タイマカウンタとそのためのクロックのみを常時働
かせている。さらにこの部分は、電源を停止する前の状
態を記憶するためのMPU5のレジスタ/カウンタの退
避、MPU5内のメモリのバックアップ等の処理が必要
である。これらの常に動作しておく回路は、できるだけ
消費電流の少ないものが好ましく、電源の供給を停止し
ても、その供給中に蓄えられたコンデンサからの供給に
よって作動するものが好ましい。また、電源回路は、電
池の電圧では作動電圧が低いので、必要な電圧に昇圧さ
せるDC−DCコンバータ形式のものを使用するのが好
ましい。
【0045】この場合、一連の動作時間は、信号のビッ
ト数とMPUのクロックから時間が推定できるので、部
品の精度を考慮した上にさらに、送信機のカウント数t
Xとの関係から、少なくとも周期T内に一度は受信でき
るように設定しなければならず、カウント数tRを一義
的に定めることができる。この場合、少なくともtX
R、かつ、T>T2でなければならない。また、電力節
減モードにおける時間T2も、前記カウント数tRと、バ
ックアップに用いるコンデンサの容量ならびにバックア
ップ時の消費電流から、安全に動作する時間を求めるこ
とができる。
【0046】(エラー表示)エラー表示は、送信機と同
様に、一旦表示されるとリセットされるまで継続して行
うようにすることが好ましく、このようにすれば、電源
スイッチを入れた直後にはエラー表示がされるが、動作
を始めて送信機から送信されると、送信機と受信機が正
常な場合には、かなり短い時間でエラー表示がリセット
することができる。
【0047】(使用)以上のようにして作製した装置を
用い、動作試験を行った。図5(a)において、送信機
1に対して受信機を1としたとき、性能は、電波の到達
距離が100〜300m位であり、電波不感帯に入る
と、バイブレータの振動数とLED表示が不感帯に入っ
たことを示す信号に変化し、再び、不感帯から出ると、
電波不感帯に入る前と同様に使用することができた。図
5(b)に示すように、複数の送信機に対して、複数の
受信機を用意し、同じ利用者IDコードを有する受信機
は1とし、それぞれの送信機から送信した結果、その同
じ利用者IDコードを有する受信機以外では、受信でき
なかった。図5(c)に示すように、複数の送信機に対
して、複数の受信機を用意し、同じ利用者IDコードを
有する送信機は1とし、それぞれの送信機から送信した
結果、その同じ利用者IDコードを有する送信機以外か
らの送信は、受信できなかった。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、以下に示すような効果を有する情報伝達の信頼性に
優れた装置を提供することができる。 (1)難聴者が、送信機からの信号がないときに、信号
のないことを確認できると共に、受信者自らが他の装置
や他人に頼らずに信号の届く場所へ移動することができ
る。 (2)信号の届かない状態から、再び、信号のある状態
になったときに自動的に復帰することができる。 (3)難聴者でも、家庭内での来客によるドアチャイ
ム、電話やFAX等の受信鳴音、幼児の泣き声、あるい
はキッチンタイマの鳴音等への対応や、湯沸かしのアラ
ーム音、あるいは各種警報機による危険の回避等、様々
な音声に対し、それぞれ専用の送信機を設けることがで
き、しかもそれぞれの送信機を区別できるので、日常生
活が多様化できる。 (4)難聴者が、家庭外でも、電池による携帯が可能で
あり、ホテル等のノック音にも対応でき、銀行、郵便
局、病院、役所等の呼出し、団体旅行での集合等では、
呼び出す相手に説明書と送信機を渡すことによって、円
滑な社会生活を営める。 (5)送信機と受信機のハードウェアがほぼ同一であ
り、製造を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の送信機を示すブロ
ック図であり、(b)は受信機を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に用いたデータの形式を示す
線図である。
【図3】本発明の一実施例の送信機に用いたプログラム
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例の受信機に用いたプログラム
を示すフローチャートである。
【図5】(a)〜(c)は、それぞれ本発明の一実施例
の使用方法を説明するための概略図である。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常に搬送波を送信すると共に、入力端子を
    備え、入力信号を検知したときには一定の符号化した信
    号を送信する送信機と、その送信された信号を受信し、
    前記符号に対応する出力として、一定のモードの出力を
    行う受信機であって、前記搬送波もしくは符号化した信
    号を受信できなかったときには、前記モードとは別のモ
    ードの出力を行い、再度、前記搬送波もしくは一定の符
    号化した信号を受信できたときには、受信できたことの
    確認の信号を送信機に送信した後、前記一定の符号に対
    応する出力として、一定のモードの出力を行うことを再
    開することを特徴とする難聴者用情報伝達装置。
  2. 【請求項2】常に搬送波を送信すると共に、入力端子を
    備え、入力信号を検知したときには一定の符号化した信
    号を送信する送信機と、その送信された信号を受信し、
    前記符号に対応する出力として、一定のモードの出力を
    行う受信機であって、その電源を一定の時間T1 毎に、
    その繰り返し周期より比較的短い時間tR だけ供給し、
    一定の時間Tのうちに前記搬送波もしくは符号化した信
    号を受信できなかったときには、前記モードとは別のモ
    ードの出力を行い、再度、前記搬送波もしくは一定の符
    号化した信号を受信できたときには、受信できたことの
    確認の信号を送信機に送信した後、前記一定の符号に対
    応する出力として、一定のモードの出力を行うことを再
    開することを特徴とする難聴者用情報伝達装置。
  3. 【請求項3】一定の時間T2毎に、その繰り返し周期よ
    り比較的短い時間tXだけ常に搬送波を送信すると共
    に、入力端子を備え、入力信号を検知したときには一定
    の符号化した信号を送信した送信機と、その送信された
    信号を受信し、前記一定の符号に対応する出力として、
    一定のモードの出力を行う受信機であって、前記搬送波
    もしくは一定の符号化した信号を受信できなかったとき
    には、前記モードとは別のモードの出力を行い、再度、
    前記搬送波もしくは一定の符号化した信号を受信できた
    ときには、受信できたことの確認の信号を送信機に送信
    した後、前記一定の符号に対応する出力として、一定の
    モードの出力を行うことを再開することを特徴とする難
    聴者用情報伝達装置。
  4. 【請求項4】一定の時間T2毎に、その繰り返し周期よ
    り比較的短い時間tXだけ常に所定の符号化した信号を
    送信すると共に、入力端子を備え、入力信号を検知した
    ときには一定の符号化した信号を送信する送信機と、そ
    の送信された信号を受信し、前記一定の符号に対応する
    出力として、一定のモードの出力を行う受信機であっ
    て、前記所定の符号化した信号もしくは入力信号による
    一定の符号化した信号を受信できなかったときには、前
    記モードとは別のモードの出力を行い、再度、前記搬送
    波もしくは一定の符号化した信号を受信できたときに
    は、受信できたことの確認の信号を送信機に送信した
    後、前記一定の符号に対応する出力として、一定のモー
    ドの出力を行うことを再開することを特徴とする難聴者
    用情報伝達装置。
  5. 【請求項5】一定の時間T2毎に、その繰り返し周期よ
    り比較的短い時間tXだけ常に搬送波を送信すると共
    に、入力端子を備え、入力信号を検知したときには一定
    の符号化した信号を送信する送信機と、その送信された
    信号を受信し、前記一定の符号に対応する出力として、
    一定のモードの出力を行う受信機であって、その電源を
    一定の時間T1毎に、その繰り返し周期より比較的短い
    時間tRだけ供給し、一定の時間Tのうちに前記搬送波
    もしくは符号化した信号を受信できなかったときには、
    前記一定の符号とは別のモードの出力を行い、再度、前
    記搬送波もしくは一定の符号化した信号を受信できたと
    きには、受信できたことの確認の信号を送信機に送信し
    た後、前記一定の符号に対応する出力として、一定のモ
    ードの出力を行うことを再開することを特徴とする難聴
    者用情報伝達装置。
  6. 【請求項6】一定の時間T2毎に、その繰り返し周期よ
    り比較的短い時間tXだけ常に所定の符号化した信号を
    送信すると共に、入力端子を備え、入力信号を検知した
    ときには一定の符号化した信号を送信する送信機と、そ
    の送信された信号を受信し、前記一定の符号に対応する
    出力として、一定のモードの出力を行う受信機であっ
    て、その電源を一定の時間T1毎に、その繰り返し周期
    より比較的短い時間tRだけ供給し、一定の時間Tのう
    ちに前記所定の符号化した信号もしくは入力信号による
    一定の符号化した信号を受信できなかったときには、前
    記一定の符号とは別のモードの出力を行い、再度、前記
    搬送波もしくは一定の符号化した信号を受信できたとき
    には、受信できたことの確認の信号を送信機に送信した
    後、前記一定の符号に対応する出力として、一定のモー
    ドの出力を行うことを再開することを特徴とする難聴者
    用情報伝達装置。
  7. 【請求項7】複数の送信機のそれぞれに、特有の符号を
    持たせ、入力信号を検知したときに送信する信号と同じ
    フィールド中に、その符号を挿入することを特徴とする
    請求項1〜6のうちいずれかに記載の難聴者用情報伝達
    装置。
  8. 【請求項8】受信機に、送信機に特有の符号を解析する
    手段を設け、その解析手段の結果によって、出力モード
    を変更することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれ
    かに記載の難聴者用情報伝達装置。
  9. 【請求項9】送信機に、送信機が送信する前に必ず、使
    用する周波数の受信を行い、その周波数が使用されてい
    ないことを確認した後、送信することを特徴とする請求
    項1〜8のうちいずれかに記載の難聴者用情報伝達装
    置。
  10. 【請求項10】1以上の送信機と、1以上の受信機とを
    一つのグループと判別するための符号を用い、入力を検
    知したときに送信する信号と同じフィールド中に、その
    符号を挿入することを特徴とする請求項1〜9のうちい
    ずれかに記載の難聴者用情報伝達装置。
  11. 【請求項11】入力端子にスイッチを設け、該スイッチ
    のオン/オフによって、入力信号を発生させことを特徴
    とする請求項1〜10のうちいずれかに記載の難聴者用
    情報伝達装置。
  12. 【請求項12】入力端子にマイクロフォン等の音声セン
    サを設け、音声の入力によって入力信号を発生させるこ
    とを特徴とする請求項1〜10のうちいずれかに記載の
    難聴者用情報伝達装置。
  13. 【請求項13】音声信号から雑音、必要とする音声以外
    の帯域の信号をカットするフィルタ、あるいは過大な入
    力信号をカットするクリッパ回路等を備えたことを特徴
    とする請求項12記載の難聴者用情報伝達装置。
  14. 【請求項14】受信機の出力が、振動で行われ、その振
    動の強弱、振動数、振動の周波数あるいはこれらの組み
    合わせ等を変更することで、出力のモードを変えること
    を特徴とする請求項1〜13のうちいずれかに記載の難
    聴者用情報伝達装置。
  15. 【請求項15】受信機の出力が、2つの皮膚に接触する
    導電性端子からなり、その2つの端子間に発生する交流
    電圧であり、その交流電圧の強弱、信号数、周波数ある
    いはこれらの組み合わせ等を変更することで、出力のモ
    ードを変えることを特徴とする請求項1〜13のうちい
    ずれかに記載の難聴者用情報伝達装置。
  16. 【請求項16】受信機の出力が、送信機の種別、あるい
    は入力信号の種別を判別するための表示手段を行うもの
    であることを特徴とする請求項1〜15のうちいずれか
    に記載の難聴者用情報伝達装置。
  17. 【請求項17】送信機の送信周波数、入力信号の符号
    化、電源の供給、グループ判別の符号、送信のタイミン
    グ、変調のタイミング、あるいは変調のためのシリアル
    出力等の少なくともいずれかを、マイクロプロセッサと
    それを用いるためのプログラムによって制御することを
    特徴とする請求項1〜16のうちいずれかに記載の難聴
    者用情報伝達装置。
  18. 【請求項18】受信機の受信機周波数、受信信号の解
    析、電源の供給、グループ符号の判別、受信のタイミン
    グ、変調のタイミング、あるいは出力モードの変更等の
    少なくともいずれかを、マイクロプロセッサとそれを用
    いるためのプログラムによって制御することを特徴とす
    る請求項1〜17のうちいずれかに記載の難聴者用情報
    伝達装置。
  19. 【請求項19】少なくとも送信機の送信周波数、または
    受信機の受信周波数を制御するために、シンセサイザ方
    式を用いることを特徴とする請求項17または18に記
    載の難聴者用情報伝達装置。
JP1547696A 1996-01-31 1996-01-31 難聴者用情報伝達装置 Pending JPH09212756A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102143957B1 (ko) * 2019-03-21 2020-08-12 박주연 청각 장애인을 위한 정보 제공 방법 및 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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