JPH09210937A - 溶損評価装置 - Google Patents

溶損評価装置

Info

Publication number
JPH09210937A
JPH09210937A JP8046588A JP4658896A JPH09210937A JP H09210937 A JPH09210937 A JP H09210937A JP 8046588 A JP8046588 A JP 8046588A JP 4658896 A JP4658896 A JP 4658896A JP H09210937 A JPH09210937 A JP H09210937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
bore
armature
members
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8046588A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Kitagawa
喜久 北川
Kazuki Shigeyama
和基 茂山
Akifumi Imanishi
顕史 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP8046588A priority Critical patent/JPH09210937A/ja
Publication of JPH09210937A publication Critical patent/JPH09210937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各種の試験を各種電極材料及び絶縁材料にて
実施し、観察することが可能であり、簡易的に耐溶損特
性に優れる電極材の研究開発及び選定作業が行える電極
材溶損評価装置を提供するものである。 【解決手段】 電源8 と、電源8 に一端側が接続されて
アーマチャのボア3 を形成するように相対して隔離され
た一対の電極部材1,2 と、一対の電極部材1,2 を絶縁す
るために一対の電極部材1,2 間に介装される一対の電極
間絶縁部材とを備え、前記一方の電極部材1 はアーマチ
ャのボア3 に沿って延在する一枚の導電レール1 であ
り、前記他方の電極部材2 はアーマチャのボア3 に沿っ
て複数の導電性部材4 が点在する分散型電極部材2 であ
る電極材溶損評価装置。前記電極間絶縁部材には、ボア
3 に面する部分に供試用絶縁材料12が組み込まれてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種試験を各種電
極材料にて実施し、観察することが可能であり、簡易的
に耐溶損特性に優れる電極材の研究開発及び選定作業が
行える電磁加速装置用溶損評価装置に係わり、特に一方
の電極部材として導電レールを、他方の電極部材として
複数の導電性部材が点在する分散型電極部材を有する溶
損評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】秒速数kmの速度に物体(飛翔体)を加
速する方法としては従来より火薬銃やヘリウム・水素な
どを利用した軽ガス銃がよく知られている。これらは燃
焼や爆発により生成されるガスや圧縮ガスの膨張力を利
用して物体を加速するものである。このために、ガスの
圧力変動を伝える速さ、すなわち音速の制限を受けるこ
とになる。火薬銃による加速は高々2,000m/se
cまでが限界である。
【0003】そこで、近年電磁力を利用した加速装置が
注目され、盛んに研究されている。このような電磁加速
装置について、図3及び図4により説明する。まず始め
に、図3により、電磁加速の原理を簡単に説明する。電
磁加速装置は、電源と、二つの電極51,52と、飛翔
体53と、導電性物質であるアーマチャ54とを備えて
いる。電源により、図示矢印方向に電流Iをアーマチャ
54を経由して電極51,52に流すと、電極51と5
2の間には、右ネジの法則に従い紙面の手前から向こう
側に磁場Bが発生する。その時、アーマチャ54を流れ
る電流Iと、この磁場Bとの間には、今度は「フレミン
グの左手の法則」に従い、この磁場Bとアーマチャ54
を流れる電流Iに垂直な方向に電磁力Fが働く。アーマ
チャ54及び飛翔体53は、電磁力Fの方向に加速され
る。そして、電極51,52に沿って飛翔体53が射出
されるのである。
【0004】この時のアーマチャ54としては、金属を
溶融してプラズマ化したものや、飛翔体53が導電性の
ものであれば、アーマチャを兼用したものを用いること
が可能である。しかし、飛翔体の速度を超高速にまで加
速するためには、飛翔体をできるだけ軽くすることが重
要であるので、アーマチャ54も固体金属では無く、ア
ークプラズマが用いられることが一般的である。
【0005】この様な電磁加速の原理を応用した具体的
な装置としてレール型電磁加速装置が、図4に示されて
いる。図4(a)は電磁加速装置の加速管の断面図であ
り、図4(b)は、図4(a)のE−E断面図であり、
ボルト58は省略している。
【0006】レール型電磁加速装置の加速管は、通常、
二つの電極51、52であるー対の電極用導電レール5
1,52と、ー対のレール絶縁材55,56と、絶縁材
59,60と、上下アンビル61,62と、O−リング
63と、及び複数のボルト58とにより構成される。前
記一対の導電レール51,52及び前記ー対のレール絶
縁材55,56はアーマチャのボア(加速通路)57を
形成するボアコンポーネントである。前記ー対のレール
絶縁材55,56は、前記ー対の導電レール51,52
が短絡しないように区切っている。また、絶縁材59,
60は、導電レール51,52とアンビル61,62間
に挿入され、一対の導電レール51,52が導電性のア
ンビル61、62を通じて短絡しないようにしている。
上下アンビル61,62は、図4(b)に示すように、
アーマチャのボア57の沿って前記ボアコンポーネント
を支持するためにボア57の軸方向に連続した上下のケ
ーシングである。
【0007】そして、導電レール51,52に通電した
とき、一対の導電レール51,52間に作用する相反発
する電磁力やボアコンポ−ネント内に発生する高圧力プ
ラズマによる力によってボアが変形するのを防止するた
め、上下アンビル61,62をアーマチャのボア57の
沿って複数のボルト58によって強力に締めつけてい
る。さらに導電レール51,52とレール絶縁材55,
56の接触面にはそれぞれ0−リング63を配設しプラ
ズマが漏れるのを防止している。なお、導電レール5
1,52は電磁加速管外の電源に接続されている(電源
に接続されている側を以下ブリーチ側という)。電源よ
り大電流が供給されると、金属箔(アルミ箔等)材料が
プラズマ化し、プラズマアーマチャを得る。そして、電
磁加速管において、プラズマ化された材料を加速し、ブ
リーチ側とは反対側の射出口からプラズマ材料を射出す
る。
【0008】このような電磁加速装置は、プラズマ化さ
れた材料の温度が高いため、導電レール51,52やレ
ール絶縁材55,56内面の材質が溶損しプラズマアー
マチャに取り込まれ飛翔体重量の増加が生じるという問
題を有している。この為に、現状では飛翔体をプラズマ
化して重量の軽量化を図ったにもかかわらず、飛翔体速
度が充分上昇せず、およそ5〜6km/secで加速効
率が減少し、10km/secの速度領域までの安定し
た加速は未だ達成されていないというのが実状である。
【0009】上記問題点を解決するために、あらかじめ
ガス銃などで加速しておいた飛翔体を電磁加速管内に挿
入して更に加速する2段式の加速方法等が検討されてい
る。しかし、これは、要求される速度まで飛翔体を加速
するには、水素ガス等を使用した2段式軽ガス銃が必要
であり、設備が大がかりになる上に非常な危険が伴うと
いう問題を有している。そのため、現状は、ボア57を
円形にしてリーマ切削加工でボア径を大きくし、溶損に
よる内面の傷を取り除く手法が最も多く用いられてい
る。しかし、この方法も金属製の導電レールとレール絶
縁材により構成されたボア内面を長手方向で精度良く広
げていくのは、非常に困難な作業である。
【0010】従って、このような電磁加速装置の問題を
根本的に解決するために、導電レールや、レール絶縁材
の溶損の実体を詳しく把握し、溶損の無い若しくは、極
めて小さな導電レール、及びレール絶縁材の開発が最も
望まれるところとなった。溶損の無い若しくは、極めて
小さな電極用導電レール、及びレール絶縁材の開発をす
る為には、溶損の無い若しくは、極めて小さな電極材料
及び絶縁材料を探索することが大変有益である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電レ
ール、及びレール絶縁材の材料探索の為の従来の装置は
無く、今までは2本のレールより構成される実際の電磁
加速装置により飛翔体の加速試験を行い、その後加速管
を分解、解体して目視もしくは顕微鏡等で断面観察を行
なっていた。
【0012】本発明は、上記問題を鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、各種の試験を各種
電極材料及び絶縁材料にて実施し、観察することが可能
であり、簡易的に耐溶損特性に優れる電極材料及び絶縁
材料の研究開発及び選定作業が行える溶損評価装置を提
供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の溶損評価装置は、電源と、該電源に一端側が
接続されてアーマチャのボアを形成するように相対して
隔離された一対の電極部材と、該一対の電極部材を絶縁
するために該一対の電極部材間に介装される一対の電極
間絶縁部材とを備え、前記一方の電極部材は前記アーマ
チャのボアに沿って延在する一枚の導電レールであり、
前記他方の電極部材は前記アーマチャのボアに沿って複
数の導電性部材が点在する分散型電極部材であることを
特徴とする。また、前記電極間絶縁部材にはボアに面す
る部分に供試用絶縁材料が組み込まれている。
【0014】更に、前記分散型電極部材は、前記アーマ
チャのボアに沿って複数点在する導電性電極棒と、該電
極棒間及び前記電源とを電気的に接続しながら該電極棒
を前記アーマチャのボアに対して垂直に露出するように
支持する導電性支持部材と、前記アーマチャのボア側に
露出している前記電極棒間に配設され、前記電極棒間を
絶縁する絶縁部材と、前記電極棒の通電電荷量を測定す
るためのロゴスキーコイル等のコイルとを備えている。
そして、レール形状の電極材料の溶損状況を評価する場
合は、前記電極棒のアーマチャのボア側への露出面は、
球面になっている。
【0015】
【発明の作用及び効果】本発明のように、一枚の導電レ
ールと、分散型電極部材の両方を電極として有する溶損
評価装置は、2本のレールを用いた電磁加速装置若しく
は、分散電極を有する電磁加速装置のどちらの種類の電
磁加速装置に使用するための電極材料であっても試験を
行うことができ、開発に寄与する。また、記電極間絶縁
部材のボアに面する部分に、供試用絶縁材料が組み込ま
れていると、電極材料のみならず、絶縁材料の研究開発
及び選定作業を行うことができる。
【0016】更に、本発明における分散型電極部材を有
すると、電極棒を取り外すだけで、溶損の大小を観察す
ることができ、加速管全体を試験の度に分解、解体する
必要がなく試験の手間を少なくすることが可能となる。
また、ロゴスキーコイル等によって、加速試験(評価試
験)後の電極捧部での通電電荷量の測定をすることが可
能であるので、通電電荷量に対する電極棒の重量変化の
観察が可能となる。そのため、通電電荷量別の重量変
化、位置別の重量変化、通電電荷量や位置が一定の場合
の材料別重量変化等の各種の試験ができる。即ち、重量
変化を測定することで、溶損の大小を定量的に観察する
ことができる。加えて、一枚の導電レールによって、材
料別に導電レール全体の耐久性の観察ができる。このよ
うに、本発明の溶損評価装置は、各種試験を各種電極材
料にて実施し、観察することが可能であり、簡易的に耐
溶損特性に優れる電極材の研究開発及び選定作業が行え
る。
【0017】そして、電極棒のボア側への露出面が球面
になっていると、電荷の集中が生じず、レールを模擬し
た精度の高い評価を実施することができる。ちなみに、
ボア側への露出面に角のある形状であると電荷が集中し
すぎるので断面が角形の電極棒ではレール形状の電極材
料の溶損状況を評価するには問題がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1(b)は本発明の溶損評価装置にお
ける加速管の断面図であり、図1(a)は、図1(b)
のA−A断面図である。図1において、符号1及び2は
一対の電極部材、3はボア、8は電源である。
【0019】前記一対の電極部材1及び2は、アーマチ
ャのボア3を形成するように相対して隔離されており、
その一端側が前記電源8に接続されている(以下、電源
8に接続されている側をブリーチ側という。)。前記一
対の電極部材1及び2の一方1は、前記アーマチャのボ
ア3に沿って延在する一枚の導電レール1であり、他方
2は、前記アーマチャのボア3に沿って複数の導電性部
材4が点在する分散型電極部材2である。
【0020】前記分散型電極部材2において、4は導電
性電極棒、5は導電性支持部材、6はロゴスキーコイ
ル、7及び10は絶縁部材である。導電性電極棒4は、
前記アーマチャのボア3に沿って複数点在する。導電性
支持部材5は、電極棒4を前記アーマチャのボア3に対
して垂直に露出するように、且つ、取り外し可能に支持
しながら電極棒4間及び前記電源8とを電気的に接続し
ている。ロゴスキーコイル6は、前記電極棒4の通電電
荷量を測定するために設けられている。絶縁部材7は、
前記アーマチャのボア3側に露出している前記電極棒4
間を絶縁するために前記電極棒4間に配設されている。
【0021】前記絶縁部材7は、本実施例において、ボ
ア3を形成しつつ電極部材1及び2間を絶縁するための
電極間絶縁部材と一体となっているが、別体であっても
よい。また、前記電極間絶縁部材のボア3に面する部分
には、供試用絶縁材料12が組み込まれている。この供
試用絶縁材料12は、図1(a)に示すように、ボア3
に沿って延在する一枚のレール形状をしている。尚、図
1(b)に示されている絶縁部材10は、電極部材1及
び2をケーシング内に収納する際に、ケーシングと電極
部材2とを絶縁及び固定するためのものである。図1
(a)においては導電性電極棒4の配置を明確にするた
めに絶縁部材10の記載を省略している。
【0022】そして、レール形状の電極材の溶損状況を
評価する場合は、図2(b)及び図2(c)に示すよう
に、前記電極棒4のアーマチャのボア3側への露出面
は、球面になっている。図2(b)は、電極棒4の先端
が絶縁部材7からボア3側に突出している場合であっ
て、飛翔体がアーマチャを兼ねているプラズマアーマチ
ャの場合である。図2(c)は、電極棒4の先端がボア
3側に突出しないように絶縁部材7と面一に並んでいる
場合であって、固体の飛翔体をアーマチャによって加速
し、射出する場合である。
【0023】上記構造の本発明の溶損評価装置は、陽極
側に導電レール1、陰極側に電極棒4を採用し、評価装
置のブリーチ側を金属箔9等で短絡して大電流を放電す
ると、金属箔9はプラズマ化する。そしてプラズマは、
加速管のブリーチ側とは反対側の他端側(以下、射出側
という)に向かって加速する。電極棒4ではロゴスキー
コイルによる通電電荷量を測定する。
【0024】このような溶損評価装置によると、分散型
電極部材2からは、例えば、同種材料間であれば、通電
電荷量及び/又は電極棒の位置別に電極棒の重量変化を
測定できる。異種材料間であれば、通電電荷量及び位置
が同じ場合の材料別変化量を測定できる。即ち、重量変
化を測定することで、溶損の大小を定量的に観察するこ
とができるのである。加えて、一枚の導電レール1によ
って、材料別に導電レール全体の耐久性の観察ができ
る。また、分散型電極部材の電極棒を取り外し可能にし
ておくと、電極棒を取り外すだけで、溶損の大小を観察
することができ、加速管全体を試験の度に分解、解体す
る必要がなく試験の手間を少なくすることが可能とな
る。
【0025】電極棒はー般的に図2(a)に示すように
断面が角型形状のものを用いることが多い。このような
角を有する電極棒の場合、円11内に示されるような角
部に電荷が集中し、その他の箇所に比べ溶損量が著しく
大きくなる。実際の加速装置のレールを考えた場合、加
速前のレール面は非常に滑らかであり電荷の集中は考え
られない。すなわち、角のある形状は、電荷が集中する
ので、角のある電極棒を用いて、実際の加速装置のレー
ルの溶損状況を評価するには問題がある。そこで、レー
ル状の電極材料の試験の場合には、図2(b)及び図2
(c)に示す滑らかな球面を有する電極棒4を使用し
た。このように球面を有すると電荷の集中が生じず、レ
ール材を模擬した精度の高い評価実験が実施できる。
【0026】このように、本発明の溶損評価装置は、各
種試験を各種電極材料にて実施し、観察することが可能
であり、簡易的に耐溶損特性に優れる電極材の研究開発
及び選定作業が行える。
【0027】更に、前記電極間絶縁部材に、供試用絶縁
材料12が組み込まれているので、電極材料のみなら
ず、絶縁材料の研究開発及び選定作業を行うことができ
る。尚、この供試用絶縁材料12は、図1(a)に示す
ように、ボア3に沿って延在する一枚のレール形状のも
のでもよいし、前記電極間絶縁部材のボア3に面する部
分に、ボア3に沿って複数の溝を設け、溝別に異なる種
類の絶縁材料を組み込み、絶縁材料別、位置別の溶損を
評価するようにしてもよい。また、前記電極棒4のよう
な形状の供試用絶縁材料12を電極間絶縁部材内に取り
外し可能に支持しながら組み込んでもよい。この場合
は、供試用絶縁材料12が電極間絶縁部材から取り外し
可能であるので、供試用絶縁材料12を取り外すだけ
で、溶損の大小を観察することができ、加速管全体を試
験の度に分解、解体する必要がなく試験の手間を少なく
することが可能となる。
【0028】最後に、現在電磁加速装置としては、図4
に示すように一対の電極部材がそれぞれ連続した一枚の
導電レールからなるレール型電磁加速装置の他に、一対
の電極部材がそれぞれ分散電極を有するレールからなる
レールガン型電磁加速装置(平4−3897)がある。
これは、電磁加速の効率に大きな影響を与えるプラズマ
アーマチャの電流分布の制御の容易さと放電後のボア内
面の損傷修復が容易に行えることなどを主目的とした電
磁加速装置である。従って、本発明のように、連続した
1枚の導電レールからなる電極部材1と、複数の導電性
部材が点在する分散型電極部材2の両方を電極として有
する溶損評価装置は、連続した導電レールを用いた電磁
加速装置若しくは、分散電極を有する電磁加速装置のど
ちらの種類の電磁加速装置に使用するための電極材料で
あっても試験を行うことができ、開発に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の溶損評価装置を示す図であり、図
1(b)は断面図であり、図1(a)は図1(b)のA
−A線断面である。
【図2】本発明実施の溶損評価装置における電極棒を示
す図である。
【図3】電磁加速の原理を説明する図である。
【図4】電磁加速装置を示す図であり、図4(a)は断
面図であり、図4(b)は図4(a)のE−E線断面で
ある。
【符号の説明】
1 電極部材 2 電極部材 3 ボア 4 電極棒 5 導電性支持部材 6 コイル 7 絶縁部材 8 電源 12 供試用絶縁材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、該電源に一端側が接続されてア
    ーマチャのボアを形成するようにして相対して隔離され
    た一対の電極部材と、該一対の電極部材を絶縁するため
    に該一対の電極部材間に介装される一対の電極間絶縁部
    材とを備え、 前記一方の電極部材は前記アーマチャのボアに沿って延
    在する一枚の導電レールであり、前記他方の電極部材は
    前記アーマチャのボアに沿って複数の導電性部材が点在
    する分散型電極部材であることを特徴とする溶損評価装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電極間絶縁部材には、ボアに面する
    部分に供試用絶縁材料が組み込まれていることを特徴と
    する請求項1に記載の溶損評価装置。
  3. 【請求項3】 前記分散型電極部材は、前記アーマチャ
    のボアに沿って複数点在する導電性電極棒と、該電極棒
    間及び前記電源とを電気的に接続しながら該電極棒を前
    記アーマチャのボアに対して垂直に露出するように支持
    する導電性支持部材と、前記アーマチャのボア側に露出
    している前記電極棒間に配設され、前記電極棒間を絶縁
    する絶縁部材と、前記電極棒の通電電荷量を測定するた
    めのコイルとを備えていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のいずれかの溶損評価装置。
  4. 【請求項4】 前記電極棒のアーマチャのボア側への露
    出面が、球面になっていることを特徴とする請求項3に
    記載の溶損評価装置。
JP8046588A 1996-02-07 1996-02-07 溶損評価装置 Pending JPH09210937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046588A JPH09210937A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 溶損評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046588A JPH09210937A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 溶損評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09210937A true JPH09210937A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12751462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8046588A Pending JPH09210937A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 溶損評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09210937A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100712015B1 (ko) * 2001-10-31 2007-04-27 신젠타 리미티드 농약 제제

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100712015B1 (ko) * 2001-10-31 2007-04-27 신젠타 리미티드 농약 제제

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Katsuki et al. Parallel streamer discharges between wire and plane electrodes in water
Butcher et al. Conduction and breakdown mechanismsin transformer oil
JPH09210937A (ja) 溶損評価装置
Tang et al. An improved technique of expanding metal ring experiment under high explosive loading
Ou et al. Design and experimental results of a laser-ignited solid-propellant-fed magnetoplasmadynamic thruster
MYERS Applied-field MPD thruster geometry effects
EP0882237A2 (en) Laser-induced metallic plasma for con-contact inspection
JP2017106896A (ja) 航空機燃料タンクのための密封剤試験
McCluskey et al. The behavior of small bubbles generated by electrical current impulses over a wide range of applied pressures
Li et al. Effects of atmospheric-pressure discharge type on ionic wind velocity for needle-to-cylinder electrode
Corbella et al. Reverse battery model for anodic arc discharges near atmospheric pressure
Kiwamoto Small barium rail gun for plasma injection
CN109441746B (zh) 一种应用于真空弧推进器的自触发方法
Moschella et al. An inverse pinch plasma source for plasma opening switches
Strachan High-current graphite cathode free-burning arcs
Klingenberg et al. Investigation of liquid gun propellants: electrical ignition of LGP 1846
YORK et al. Diagnostics and performance of a 1/4-scale MPD thruster
JPH0593791A (ja) 核融合ペレツト入射装置のレールガン
BURTON et al. Thrust and efficiency of a self-field MPD thruster
Sledge et al. Arc initiation for the electromagnetic powder deposition gun
Cook et al. Propagation Characteristics of Detonation‐Generated Plasmas
Baranov et al. Influence of the thermal action of artificially-initiated lightning current on specimens of the metal skin of an aircraft
Marcuccio et al. Characterization of linear slit FEEP using a ionic liquid propellant
Sigman et al. Parametric study of ion heating in a burnout device (HIP-1)
JPH043896A (ja) レールガン型電磁加速装置のプラズマ電機子形成方法および装置