JPH09209290A - 抄紙用ニードルフェルト - Google Patents
抄紙用ニードルフェルトInfo
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- JPH09209290A JPH09209290A JP3565796A JP3565796A JPH09209290A JP H09209290 A JPH09209290 A JP H09209290A JP 3565796 A JP3565796 A JP 3565796A JP 3565796 A JP3565796 A JP 3565796A JP H09209290 A JPH09209290 A JP H09209290A
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- sheet
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- needle felt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構造を有しながら要求される機械的強
度が高く、しかも搾水性能や湿紙の表面平滑性の向上に
優れた抄紙用ニードルフェルトを提供する。 【解決手段】 実質的に無撚もしくは甘撚の状態にある
糸条を所定間隔に並べてなる糸条の上下を異なる融点を
有する2種の高分子材料を複合した繊維からなる通気性
を有するシート状物で挟み、該シート状物間を厚み方向
に前記糸状の隙間を通して接着してなる芯地と、該芯地
の上又は上下に繊維ウエッブを重ね、ニードルパンチン
グにより交絡一体化した。
度が高く、しかも搾水性能や湿紙の表面平滑性の向上に
優れた抄紙用ニードルフェルトを提供する。 【解決手段】 実質的に無撚もしくは甘撚の状態にある
糸条を所定間隔に並べてなる糸条の上下を異なる融点を
有する2種の高分子材料を複合した繊維からなる通気性
を有するシート状物で挟み、該シート状物間を厚み方向
に前記糸状の隙間を通して接着してなる芯地と、該芯地
の上又は上下に繊維ウエッブを重ね、ニードルパンチン
グにより交絡一体化した。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は抄紙機械の主にウェ
ットパートで使用される抄紙用ニードルフェルトに関す
るものである。
ットパートで使用される抄紙用ニードルフェルトに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙用ニードルフェルトは湿紙をワイヤ
ーから受け継ぎ、ウェットパートにおいて機械プレスの
作用で湿紙から移行する水分を受容し排出する機能、い
わゆる搾水機能と、次工程のドライパートヘ湿紙を受け
渡すコンベアーとしての働きを有するが、当然、機械プ
レス下での湿紙の表面平滑性には重要な要因となり得る
ので、抄紙用ニードルフェルトの設計には慎重な配慮が
なされる必要がある。
ーから受け継ぎ、ウェットパートにおいて機械プレスの
作用で湿紙から移行する水分を受容し排出する機能、い
わゆる搾水機能と、次工程のドライパートヘ湿紙を受け
渡すコンベアーとしての働きを有するが、当然、機械プ
レス下での湿紙の表面平滑性には重要な要因となり得る
ので、抄紙用ニードルフェルトの設計には慎重な配慮が
なされる必要がある。
【0003】従来、比較的簡易な構造を持つ抄紙用ニー
ドルフェルトとして、特公昭45−712号、特公昭4
6−3315号及び特開昭48−42106号が知られ
ていたが、これらは基布の強度や寸法安定性及び搾水性
能に問題があった。
ドルフェルトとして、特公昭45−712号、特公昭4
6−3315号及び特開昭48−42106号が知られ
ていたが、これらは基布の強度や寸法安定性及び搾水性
能に問題があった。
【0004】また、最近の抄紙機械は高速度・高加圧型
が主流になってきているが、これに用いるフェルトの基
布には機械的強度の面からモノフィラメント単糸又はそ
の撚糸を用いるか、これらに補助的に紡績糸やマルチフ
ィラメントを組み合わせて製織された多重織が主流とな
っている。例えば、特開昭61−194293号、特開
平5−54598号、同5−247875号などが知ら
れている。
が主流になってきているが、これに用いるフェルトの基
布には機械的強度の面からモノフィラメント単糸又はそ
の撚糸を用いるか、これらに補助的に紡績糸やマルチフ
ィラメントを組み合わせて製織された多重織が主流とな
っている。例えば、特開昭61−194293号、特開
平5−54598号、同5−247875号などが知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製織された多重織構造の基布を用いるときは、機械
的強度は高くなる反面、機械プレス下での圧縮性能が低
く、湿紙からの水分移行が抑制され、ドライパートへ受
け渡される湿紙の水分が高くなり、乾燥熱エネルギーが
増す結果となっていた。
来の製織された多重織構造の基布を用いるときは、機械
的強度は高くなる反面、機械プレス下での圧縮性能が低
く、湿紙からの水分移行が抑制され、ドライパートへ受
け渡される湿紙の水分が高くなり、乾燥熱エネルギーが
増す結果となっていた。
【0006】また、多重織の基布を使用した抄紙用ニー
ドルフェルトにおいては湿紙の表面平滑性に重大な影響
を与え、殊に、機械的強度の高いモノフィラメントやそ
の撚糸を使用した基布にあっては、径糸と緯糸との交差
部分(ナックル)が湿紙に刻印され、織り目のパターン
が湿紙に現れるという欠点があつた。
ドルフェルトにおいては湿紙の表面平滑性に重大な影響
を与え、殊に、機械的強度の高いモノフィラメントやそ
の撚糸を使用した基布にあっては、径糸と緯糸との交差
部分(ナックル)が湿紙に刻印され、織り目のパターン
が湿紙に現れるという欠点があつた。
【0007】こうした状況の中で、本願発明者は、異な
る融点を有する2種の高分子材料を複合した繊維からな
る通水性を有するシート状物を開発し、該シート状物の
特性に糸条の持つ長さ方向の強度を加算すれば、抄紙用
ニードルフェルトの芯地(基布)として好適であること
を見出し、本発明を完成したものである。
る融点を有する2種の高分子材料を複合した繊維からな
る通水性を有するシート状物を開発し、該シート状物の
特性に糸条の持つ長さ方向の強度を加算すれば、抄紙用
ニードルフェルトの芯地(基布)として好適であること
を見出し、本発明を完成したものである。
【0008】なお、前記異なる融点を有する2種の高分
子材料を複合した繊維としては、芯部が高融点材料、鞘
部が低融点材料である芯鞘型繊維、或いは繊維径の半分
が高融点材料、他の半分が低融点材料である並列型繊
維、或いは低融点材料からなる断面中に高融点材料が点
在している海島型繊維その他がある。
子材料を複合した繊維としては、芯部が高融点材料、鞘
部が低融点材料である芯鞘型繊維、或いは繊維径の半分
が高融点材料、他の半分が低融点材料である並列型繊
維、或いは低融点材料からなる断面中に高融点材料が点
在している海島型繊維その他がある。
【0009】本発明は、上記シート状物と糸条とを用い
て高い機械的強度を維持しつつ搾水性能や湿紙の表面平
滑性に優れた抄紙用ニードルフェルトを提供することを
目的としている。
て高い機械的強度を維持しつつ搾水性能や湿紙の表面平
滑性に優れた抄紙用ニードルフェルトを提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、実質的に無撚もしくは甘撚の状態にある
糸条を所定間隔に並べ、その上下を異なる融点を有する
2種の高分子材料を複合した繊維からなる通水性を有す
るシート状物で挟み、該シート状物同士を前記糸条の隙
間を通して接着して芯地を形成し、該芯地と繊維ウエッ
ブとを重ね、ニードルパンチングにより交絡一体化して
なることを特徴とするものである。
め、本発明は、実質的に無撚もしくは甘撚の状態にある
糸条を所定間隔に並べ、その上下を異なる融点を有する
2種の高分子材料を複合した繊維からなる通水性を有す
るシート状物で挟み、該シート状物同士を前記糸条の隙
間を通して接着して芯地を形成し、該芯地と繊維ウエッ
ブとを重ね、ニードルパンチングにより交絡一体化して
なることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、前記糸条
が、シート状物を構成する低融点材料よりも高い融点を
有することを特徴とするものである。
が、シート状物を構成する低融点材料よりも高い融点を
有することを特徴とするものである。
【0012】さらにまた、請求項3に記載の発明は、前
記芯地が、2枚以上重ねて表層間を接着してなることを
特徴とするものである。
記芯地が、2枚以上重ねて表層間を接着してなることを
特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図において、1は本願ニー
ドルフェルトで、該本願ニードルフェルト1は図1〜図
3に示す如く芯地4と繊維ウエッブ5とをニードルパン
チングにより交絡一体化してなるものである。
て図面を参照して説明する。図において、1は本願ニー
ドルフェルトで、該本願ニードルフェルト1は図1〜図
3に示す如く芯地4と繊維ウエッブ5とをニードルパン
チングにより交絡一体化してなるものである。
【0014】前記芯地4は、図5に示す如く、実質的に
無撚もしくは甘撚の状態にある糸条2を所定間隔Lを隔
てて並べ、その糸条2群の上下をシート状物3、3で挟
み、該シート状物3、3を前記糸状2の間隔Lを通して
接着することにより形成されている。
無撚もしくは甘撚の状態にある糸条2を所定間隔Lを隔
てて並べ、その糸条2群の上下をシート状物3、3で挟
み、該シート状物3、3を前記糸状2の間隔Lを通して
接着することにより形成されている。
【0015】また、前記シート状物3は、異なる融点を
有する2種の高分子材料を複合した繊維からなる。例え
ば、第1のシート状物3は、図4(a)の如く芯部が高
融点材料a、鞘部が低融点材料bからなる芯鞘型繊維3
Aで得た通水性シート(スパンボンド)である。
有する2種の高分子材料を複合した繊維からなる。例え
ば、第1のシート状物3は、図4(a)の如く芯部が高
融点材料a、鞘部が低融点材料bからなる芯鞘型繊維3
Aで得た通水性シート(スパンボンド)である。
【0016】第2のシート状物3は、図4(b)の如く
前記芯鞘型繊維3Aの束を経緯交差(重ねるだけで織っ
ていない)させてその交点を接着して得た網状シート
(交差接着布)である。
前記芯鞘型繊維3Aの束を経緯交差(重ねるだけで織っ
ていない)させてその交点を接着して得た網状シート
(交差接着布)である。
【0017】第3のシート状物3は、図4(c)の如く
繊維径の半分が高融点材料a、他の半分が低融点材料b
からなる並列型繊維3Bを積層してニードルパンチング
して絡合一体化した不織布シート(不織布)である。
繊維径の半分が高融点材料a、他の半分が低融点材料b
からなる並列型繊維3Bを積層してニードルパンチング
して絡合一体化した不織布シート(不織布)である。
【0018】勿論、前記スパンボンド、交差接着布、不
織布は、それぞれ例示した繊維に限定されるものではな
い。即ち、スパンボンドを並列型繊維や海島型繊維で構
成しても、或いは交差接着布を芯鞘型繊維又は並列型繊
維で構成しても、或いは不織布を芯鞘型繊維や海島型繊
維で構成しても良い。
織布は、それぞれ例示した繊維に限定されるものではな
い。即ち、スパンボンドを並列型繊維や海島型繊維で構
成しても、或いは交差接着布を芯鞘型繊維又は並列型繊
維で構成しても、或いは不織布を芯鞘型繊維や海島型繊
維で構成しても良い。
【0019】前記シート状物3、3間に挟持されている
糸条2として、具体的には、芳香族ポリアミド(アラミ
ド)、脂肪族ポリアミド(ナイロン;ナイロン6、6
6、610、612、46)、ポリエステル(PET)
などの繊度が50デニール未満のマルチフィラメント、
或いは繊度が100デニール程度のモノフィラメン束な
どの高融点材料が使用される。
糸条2として、具体的には、芳香族ポリアミド(アラミ
ド)、脂肪族ポリアミド(ナイロン;ナイロン6、6
6、610、612、46)、ポリエステル(PET)
などの繊度が50デニール未満のマルチフィラメント、
或いは繊度が100デニール程度のモノフィラメン束な
どの高融点材料が使用される。
【0020】前記糸条2は、前記シート状物3を構成す
る複合繊維3A、3Bの低融点材料aより高い融点(好
ましくは20°C以上)を有していることが重要であ
る。即ち、糸条2がシート状物3に対して高い融点であ
れば、その融点以下の温度で芯地4を形成する限り、糸
条2が熱的ダメージを受けることがないし、糸条2とシ
ート状物3、3とが融合せず、糸条2は拘束のないフリ
ーな状態に置かれることとなる。このことは、ニードル
パンチングの際の吊れ、弛みを回避し、抄紙用ニードル
フェルトとしての充分かつ均一な強度を確保するために
有効である。
る複合繊維3A、3Bの低融点材料aより高い融点(好
ましくは20°C以上)を有していることが重要であ
る。即ち、糸条2がシート状物3に対して高い融点であ
れば、その融点以下の温度で芯地4を形成する限り、糸
条2が熱的ダメージを受けることがないし、糸条2とシ
ート状物3、3とが融合せず、糸条2は拘束のないフリ
ーな状態に置かれることとなる。このことは、ニードル
パンチングの際の吊れ、弛みを回避し、抄紙用ニードル
フェルトとしての充分かつ均一な強度を確保するために
有効である。
【0021】前記糸条2を所定間隔Lに並べるが、この
糸条の間隔Lは主に抄紙機械で要求される抄紙用ニード
ルフェルトとして使用される機械的強度条件によって決
定されるが、該糸条2群を挟んで接着されるシート状物
3、3の相互の接着スペースを確保する意味もある。
糸条の間隔Lは主に抄紙機械で要求される抄紙用ニード
ルフェルトとして使用される機械的強度条件によって決
定されるが、該糸条2群を挟んで接着されるシート状物
3、3の相互の接着スペースを確保する意味もある。
【0022】前記糸条2を実質的に無撚もしくは甘撚の
状態で用いたのは、芯地4を得るために熱プレスすると
きに、その束が扁平になるようにするためである。も
し、仮に熱プレス直下で糸条が扁平にならないならば、
芯地相互の厚み方向の接着性は悪くなり、芯地の平滑性
が損なわれ、かつ芯地に長手方向に沿った「斑」が出来
る虞れがある。
状態で用いたのは、芯地4を得るために熱プレスすると
きに、その束が扁平になるようにするためである。も
し、仮に熱プレス直下で糸条が扁平にならないならば、
芯地相互の厚み方向の接着性は悪くなり、芯地の平滑性
が損なわれ、かつ芯地に長手方向に沿った「斑」が出来
る虞れがある。
【0023】前記芯地4は、図1では1枚構成である
が、図2では3枚積層構成した多層芯地4′を、図3で
は予め繊維ウェッブをニードルパンチングしたものを3
枚積層構成した多層芯地4″を示している。図3の多層
芯地4″は湿紙の表面平滑性をより重視する場合に用い
る。
が、図2では3枚積層構成した多層芯地4′を、図3で
は予め繊維ウェッブをニードルパンチングしたものを3
枚積層構成した多層芯地4″を示している。図3の多層
芯地4″は湿紙の表面平滑性をより重視する場合に用い
る。
【0024】前記繊維ウエッブ5は芯地4に近い層5a
では繊度20〜50デニールの繊維を主体とし、フェル
ト表層5bでは繊度1〜20デニールの繊維を主体とし
た原材料を配置することがよい。湿紙の表面平滑性を良
くする上に重要である。
では繊度20〜50デニールの繊維を主体とし、フェル
ト表層5bでは繊度1〜20デニールの繊維を主体とし
た原材料を配置することがよい。湿紙の表面平滑性を良
くする上に重要である。
【0025】
【実施例−1】芯地4として、次の3種を用意した。
【0026】(イ)糸条2には1000デニール(10
デニールの繊維100本)のナイロン66の無撚のマル
チフィラメント(融点250℃)を用い、その上下を芯
部がPET(融点260°C)、鞘部が共重合ポリエス
テル(融点140°C)からなる芯鞘型繊維からなるス
パンポンド(50g/m2 )3、3で挟み、160°C
に加熱された熱プレスロール間を通して芯地4を形成し
て巻取ロール100に巻取る。
デニールの繊維100本)のナイロン66の無撚のマル
チフィラメント(融点250℃)を用い、その上下を芯
部がPET(融点260°C)、鞘部が共重合ポリエス
テル(融点140°C)からなる芯鞘型繊維からなるス
パンポンド(50g/m2 )3、3で挟み、160°C
に加熱された熱プレスロール間を通して芯地4を形成し
て巻取ロール100に巻取る。
【0027】(ロ)糸条2には前記と同じ1000デニ
ールのナイロン66の無撚のマルチフィラメント(融点
250°C)を用い、その上下を芯鞘型繊維を50本を
束ねて500デニールにしたフィラメント糸を、経緯共
に1cm当たり3本の間隔で交差させた後、水溶性バイ
ンダー樹脂、例えばポリビニルアルコール水溶液を塗布
し加熱シリンダー乾燥機で乾燥し、交点を接着した交差
接着布3、3で挟み、160°Cに加熱された熱プレス
ロール間を通して芯地4を形成して巻取ロール100に
巻取る。
ールのナイロン66の無撚のマルチフィラメント(融点
250°C)を用い、その上下を芯鞘型繊維を50本を
束ねて500デニールにしたフィラメント糸を、経緯共
に1cm当たり3本の間隔で交差させた後、水溶性バイ
ンダー樹脂、例えばポリビニルアルコール水溶液を塗布
し加熱シリンダー乾燥機で乾燥し、交点を接着した交差
接着布3、3で挟み、160°Cに加熱された熱プレス
ロール間を通して芯地4を形成して巻取ロール100に
巻取る。
【0028】(ハ)糸条2には前記と同じ1000デニ
ールのナイロン66の無撚のマルチフィラメント(融点
250°C)を用い、その上下を繊維径の半分がナイロ
ン6(融点220°C)、他半分が共重合ナイロン(融
点140°C)からなる並列型繊維を積層してニードル
パンチングして絡合した不織布(50g/m2 )3、3
で挟み、160°Cに加熱された熱プレスロール間を通
して芯地4を形成して巻取ロール100に巻取る。
ールのナイロン66の無撚のマルチフィラメント(融点
250°C)を用い、その上下を繊維径の半分がナイロ
ン6(融点220°C)、他半分が共重合ナイロン(融
点140°C)からなる並列型繊維を積層してニードル
パンチングして絡合した不織布(50g/m2 )3、3
で挟み、160°Cに加熱された熱プレスロール間を通
して芯地4を形成して巻取ロール100に巻取る。
【0029】次に、前記3種(イ)、(ロ)、(ハ)の
芯地4を巻取った巻取ロール100をそれぞれ図6に示
すニードルパンチ機械200に仕掛ける。次に、開繊カ
ード201にて作られた繊維ウエッブ(ナイロン6、繊
度20デニール、200g/m2 )5aをウエッブコン
ベア202を通して供給し、芯地4上に積層し、ニード
ルボード203とベッドプレート204との間でニード
ルパンチングし、ガイドーロル205に沿って周回させ
1周した時点で芯地4の末端部分を切断してエンドレス
状とし、同じ繊維ウエッブ200g/m2 を重ねてニー
ドリングし、更に、その上に繊維ウエッブ(ナイロン
6、繊度6デニール、200g/m2 )5bを重ねなが
ら2回ニードルパンチングを繰り返す。しかる後、表裏
を反転して裏面にも5aと同じ繊維ウエッブ(200g
/m2 )5cを重ねてニードルパンチングする。これに
より繊維ウエッブ5a、5b、5cの合計目付が100
0g/m2 である3種の本願ニードルフェルト(図1参
照)1を得、後記する試験を行い、その結果を図10に
示した。
芯地4を巻取った巻取ロール100をそれぞれ図6に示
すニードルパンチ機械200に仕掛ける。次に、開繊カ
ード201にて作られた繊維ウエッブ(ナイロン6、繊
度20デニール、200g/m2 )5aをウエッブコン
ベア202を通して供給し、芯地4上に積層し、ニード
ルボード203とベッドプレート204との間でニード
ルパンチングし、ガイドーロル205に沿って周回させ
1周した時点で芯地4の末端部分を切断してエンドレス
状とし、同じ繊維ウエッブ200g/m2 を重ねてニー
ドリングし、更に、その上に繊維ウエッブ(ナイロン
6、繊度6デニール、200g/m2 )5bを重ねなが
ら2回ニードルパンチングを繰り返す。しかる後、表裏
を反転して裏面にも5aと同じ繊維ウエッブ(200g
/m2 )5cを重ねてニードルパンチングする。これに
より繊維ウエッブ5a、5b、5cの合計目付が100
0g/m2 である3種の本願ニードルフェルト(図1参
照)1を得、後記する試験を行い、その結果を図10に
示した。
【0030】
【実施例−2】実施例−1で得られた3種の芯地4を図
7に示す熱接合機械300に仕掛け、該巻取ロール10
0から引き出した芯地4をガイドロール301、302
間に掛け渡しつつ熱プレスロール303及び304とで
熱プレスする。この場合、布速度を5m/min、熱プ
レスロールの温度160°C、プレス圧力10kgf/
cmとする。この条件下で芯地4を3周させると、芯地
4は層間接着し、図2に示す多層芯地4′が得られる。
該多層芯地4′をニードルパンチ機械200のガイドロ
ール205間に仕掛け、実施例−1と同じ繊維、目付の
繊維ウエッブ5a、5b、5cを順次成層し、これらの
繊維ウエッブの合計目付が1000g/m2 である3種
の本願ニードルフェルト(図2参照)1を得、後記する
試験を行い、その結果を図10に示した。
7に示す熱接合機械300に仕掛け、該巻取ロール10
0から引き出した芯地4をガイドロール301、302
間に掛け渡しつつ熱プレスロール303及び304とで
熱プレスする。この場合、布速度を5m/min、熱プ
レスロールの温度160°C、プレス圧力10kgf/
cmとする。この条件下で芯地4を3周させると、芯地
4は層間接着し、図2に示す多層芯地4′が得られる。
該多層芯地4′をニードルパンチ機械200のガイドロ
ール205間に仕掛け、実施例−1と同じ繊維、目付の
繊維ウエッブ5a、5b、5cを順次成層し、これらの
繊維ウエッブの合計目付が1000g/m2 である3種
の本願ニードルフェルト(図2参照)1を得、後記する
試験を行い、その結果を図10に示した。
【0031】
【実施例−3】実施例−1で得られた糸条とスパンボン
ドで構成した芯地4を巻取った巻取ロール100を図6
に示すニードルパンチ機械200に仕掛け、該ロールか
ら引き出した芯地4の先端部分から順次、開繊カード機
械201にて作られた繊維ウエッブ(繊維ウエッブ5a
と同じ繊維、同じ目付)4aをウエッブコンベア202
を通して積層し、ニードルボード203とベッドプレー
ト204との間でニードルパンチングを連続して行い、
図3に示す多層芯地4″を得た。
ドで構成した芯地4を巻取った巻取ロール100を図6
に示すニードルパンチ機械200に仕掛け、該ロールか
ら引き出した芯地4の先端部分から順次、開繊カード機
械201にて作られた繊維ウエッブ(繊維ウエッブ5a
と同じ繊維、同じ目付)4aをウエッブコンベア202
を通して積層し、ニードルボード203とベッドプレー
ト204との間でニードルパンチングを連続して行い、
図3に示す多層芯地4″を得た。
【0032】次に、該多層芯地4″に実施例−1と同繊
維、同目付の繊維ウエッブ5a、5b、5cを順次ニー
ドルパンチングを繰り返して成層し、本願ニードルフェ
ルト1を得た。同様に交差接着布、不織布を使用し、そ
れぞれの多層芯地4″についても同じ繊維ウエッブをニ
ードルパンチングして図3に示す本願ニードルフェルト
に仕上げ、後記する試験を行い、その結果を図10に示
した。
維、同目付の繊維ウエッブ5a、5b、5cを順次ニー
ドルパンチングを繰り返して成層し、本願ニードルフェ
ルト1を得た。同様に交差接着布、不織布を使用し、そ
れぞれの多層芯地4″についても同じ繊維ウエッブをニ
ードルパンチングして図3に示す本願ニードルフェルト
に仕上げ、後記する試験を行い、その結果を図10に示
した。
【0033】
【比較例】ナイロン6モノフィラメント(繊径0.20
mm)を3本撚ったモノフィラメント撚糸を織機上の径
糸とし、一方、同じ撚糸を織機上の緯糸として袋状の継
ぎ目のない二重織組織の織物を形成し、該織物を図8の
如く基布6とし、これをニードルパンチ機械200に仕
掛け、開繊カードから供給される繊維ウェッブ5a、5
bを積層し、ニードルパンチングを行う。裏面にも同様
に、繊維ウェッブ5cをニードルパンチングして繊維ウ
エッブの合計目付1000g/m2 の比較フェルトを得
た。
mm)を3本撚ったモノフィラメント撚糸を織機上の径
糸とし、一方、同じ撚糸を織機上の緯糸として袋状の継
ぎ目のない二重織組織の織物を形成し、該織物を図8の
如く基布6とし、これをニードルパンチ機械200に仕
掛け、開繊カードから供給される繊維ウェッブ5a、5
bを積層し、ニードルパンチングを行う。裏面にも同様
に、繊維ウェッブ5cをニードルパンチングして繊維ウ
エッブの合計目付1000g/m2 の比較フェルトを得
た。
【0034】次に、上記実施例−1〜実施例−3と、比
較例のニードルフェルトとを次のような湿紙を用いて下
記の要領で機能性評価を行なった。 (I)手漉き方法による湿紙の作成 (a)叩解条件(TAPPIスタンダードT200 O
S−70) パルプ原料LBKPを、TAPPIスタンダード式ナイ
アガラ型試験ピーターにて、パルプのフリーネスが40
0CSF(TAPPIスタンダードT227m−58で
規格するフリーネス)になるまで叩解した。
較例のニードルフェルトとを次のような湿紙を用いて下
記の要領で機能性評価を行なった。 (I)手漉き方法による湿紙の作成 (a)叩解条件(TAPPIスタンダードT200 O
S−70) パルプ原料LBKPを、TAPPIスタンダード式ナイ
アガラ型試験ピーターにて、パルプのフリーネスが40
0CSF(TAPPIスタンダードT227m−58で
規格するフリーネス)になるまで叩解した。
【0035】(b)湿紙 上記叩解パルプをパルプ濃度0.4%に希釈し、実験用
配向性抄紙機(熊谷理機工業株式会社製)を用い、含水
率60%(乾燥重量200g/m2 )の湿紙を作成し
た。この実験用配向性抄紙機は回転する抄紙金網に、希
釈したパルプスラリーを上下するノズルを通して一定圧
力で吹き付け、紙層を形成させ、遠心力によって脱水
し、湿紙を作るものである。
配向性抄紙機(熊谷理機工業株式会社製)を用い、含水
率60%(乾燥重量200g/m2 )の湿紙を作成し
た。この実験用配向性抄紙機は回転する抄紙金網に、希
釈したパルプスラリーを上下するノズルを通して一定圧
力で吹き付け、紙層を形成させ、遠心力によって脱水
し、湿紙を作るものである。
【0036】(II)湿紙のプレス搾水方法 実施例−1〜実施例−3及び比較例の抄紙用ニードルフ
ェルトを、図9に示す湿紙プレス機械400に掛け入れ
た。該機械400は数本のガイドロール401間に張設
した抄紙用ニードルフェルト402と、該ニードルフェ
ルト402の頂面の上下にプレスロール403、404
とを備えてなる。そして上記I(b)で得た湿紙Pを入
口から投じると、プレスロール403、404の圧によ
り湿紙Pの水分はニードルフェルト402に搾水され
る。該搾水紙P′を出口で回収し、含水率を測定した。
ェルトを、図9に示す湿紙プレス機械400に掛け入れ
た。該機械400は数本のガイドロール401間に張設
した抄紙用ニードルフェルト402と、該ニードルフェ
ルト402の頂面の上下にプレスロール403、404
とを備えてなる。そして上記I(b)で得た湿紙Pを入
口から投じると、プレスロール403、404の圧によ
り湿紙Pの水分はニードルフェルト402に搾水され
る。該搾水紙P′を出口で回収し、含水率を測定した。
【0037】(III)湿紙の表面平滑性(JIS B
0601−1982) 上記IIで得たプレス後の湿紙(搾水紙)を乾燥させた
後、触針式表面粗さ形状測定機(東京精密製サーフコム
570A)で表面粗さを検出、計算されたパラメーター
Rz(10点平均粗さ)を求め、図10に示した。
0601−1982) 上記IIで得たプレス後の湿紙(搾水紙)を乾燥させた
後、触針式表面粗さ形状測定機(東京精密製サーフコム
570A)で表面粗さを検出、計算されたパラメーター
Rz(10点平均粗さ)を求め、図10に示した。
【0038】図10から明らかなように、本発明の抄紙
用ニードルフェルトは、従来の製織された基布(比較例
のもの)を用いたものに比べ、機械的強度を十分保ちな
がら湿紙の搾水性や表面平滑性に優れていることが判
る。
用ニードルフェルトは、従来の製織された基布(比較例
のもの)を用いたものに比べ、機械的強度を十分保ちな
がら湿紙の搾水性や表面平滑性に優れていることが判
る。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、実質的に無撚も
しくは甘撚の状態にある糸条を所定間隔に並べ、その上
下を異なる融点を有する2種の高分子材料を複合した繊
維からなる通水性を有するシート状物で挟み、該シート
状物同士を前記糸条の隙間を通して接着して芯地を形成
し、該芯地と繊維ウエッブとを重ね、ニードルパンチン
グにより交絡一体化してなることを特徴としているか
ら、シート状物は自身がもつ通水性と、糸条がもつ長さ
方向の機械的強度とが合致して極めて高い強度を保持す
る。また、糸条は実質的に無撚もしくは甘撚であり、該
糸条を薄いシート状物で挟持して得た芯地及び多層芯地
は、製織された基布と異なり、織り目のパターン、即
ち、径糸と緯糸との浮き沈みを持たず、湿紙の搾水性や
表面平滑性を害することがないという効果を奏する。
しくは甘撚の状態にある糸条を所定間隔に並べ、その上
下を異なる融点を有する2種の高分子材料を複合した繊
維からなる通水性を有するシート状物で挟み、該シート
状物同士を前記糸条の隙間を通して接着して芯地を形成
し、該芯地と繊維ウエッブとを重ね、ニードルパンチン
グにより交絡一体化してなることを特徴としているか
ら、シート状物は自身がもつ通水性と、糸条がもつ長さ
方向の機械的強度とが合致して極めて高い強度を保持す
る。また、糸条は実質的に無撚もしくは甘撚であり、該
糸条を薄いシート状物で挟持して得た芯地及び多層芯地
は、製織された基布と異なり、織り目のパターン、即
ち、径糸と緯糸との浮き沈みを持たず、湿紙の搾水性や
表面平滑性を害することがないという効果を奏する。
【0040】また、請求項2に記載の発明は、前記糸条
が、シート状物を構成する低融点材料よりも高い融点を
有するから、糸条を挟んでシート状物相互間を接着する
ときに、糸条が熱的ダメージを受けず、しかも糸条はシ
ート状物に接着性を有せず、フリーな状態に置かれるの
で、ニードルパンチングの際の吊れ、弛みを回避でき、
抄紙用ニードルフェルトとしての強度を充分に確保する
ことができる効果を奏する。
が、シート状物を構成する低融点材料よりも高い融点を
有するから、糸条を挟んでシート状物相互間を接着する
ときに、糸条が熱的ダメージを受けず、しかも糸条はシ
ート状物に接着性を有せず、フリーな状態に置かれるの
で、ニードルパンチングの際の吊れ、弛みを回避でき、
抄紙用ニードルフェルトとしての強度を充分に確保する
ことができる効果を奏する。
【0041】さらにまた、請求項3に記載の発明は、前
記芯地が、2枚以上重ねて表層間を接着してなるから、
機械的強度は更に向上する。しかも、シート状物自身が
薄いため、2枚以上重ねても湿紙の搾水性や表面平滑性
を阻害させることがないという効果を奏するものであ
る。
記芯地が、2枚以上重ねて表層間を接着してなるから、
機械的強度は更に向上する。しかも、シート状物自身が
薄いため、2枚以上重ねても湿紙の搾水性や表面平滑性
を阻害させることがないという効果を奏するものであ
る。
【図1】本願ニードルフェルトの第1例の部分を示す略
示的断面斜視図である。
示的断面斜視図である。
【図2】本願ニードルフェルトの第2例の部分を示す略
示的断面斜視図である。
示的断面斜視図である。
【図3】本願ニードルフェルトの第3例の部分を示す略
示的断面斜視図である。
示的断面斜視図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は3種のシート状物の
部分を示す略示的拡大斜視図である。
部分を示す略示的拡大斜視図である。
【図5】芯地の部分を示す略示的分解斜視図である。
【図6】ニードルパンチ機械の略示的側面図である。
【図7】熱接合機械の略示的側面図である。
【図8】比較ニードルフェルトの部分を示す略示的拡大
断面図である。
断面図である。
【図9】湿紙プレス機械の略示的側面図である。
【図10】本願ニードルフェルトと比較ニードルフェル
トの機能性比較結果表である。
トの機能性比較結果表である。
1 本願ニードルフェルト 2 糸条 3 シート状物 3A 芯鞘型繊維 3B 並列型繊維 a 低融点材料 b 高融点材料 4 芯地 4′、4″ 多層芯地 4a、5、5a、5b、5c 繊維ウエッブ 100 巻取ロール 200 ニードルパンチ機械 300 熱接合機械 400 湿紙プレス機械 L 間隔 P 湿紙 P′搾水紙
Claims (3)
- 【請求項1】 実質的に無撚もしくは甘撚の状態にある
糸条を所定間隔に並べ、その上下を異なる融点を有する
2種の高分子材料を複合した繊維からなる通水性を有す
るシート状物で挟み、該シート状物同士を前記糸条の隙
間を通して接着して芯地を形成し、該芯地と繊維ウエッ
ブとを重ね、ニードルパンチングにより交絡一体化して
なることを特徴とする抄紙用ニードルフェルト。 - 【請求項2】 前記糸条が、シート状物を構成する低融
点材料よりも高い融点を有することを特徴とする請求項
1に記載の抄紙用ニードルフェルト。 - 【請求項3】 前記芯地が、2枚以上重ねて表層間を接
着してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の抄
紙用ニードルフェルト。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03565796A JP3269601B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 抄紙用ニードルフェルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03565796A JP3269601B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 抄紙用ニードルフェルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209290A true JPH09209290A (ja) | 1997-08-12 |
JP3269601B2 JP3269601B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=12447953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03565796A Expired - Fee Related JP3269601B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 抄紙用ニードルフェルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3269601B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007137993A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Nippon Felt Co Ltd | 耐熱性搬送ベルト及びその製造方法 |
JP2007277784A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Ichikawa Co Ltd | 抄紙用シームフェルト |
WO2008004622A1 (fr) * | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Ichikawa Co., Ltd. | Feutre servant à fabriquer du papier |
WO2009037934A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Ichikawa Co., Ltd. | 抄紙用フェルト |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP03565796A patent/JP3269601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007137993A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Nippon Felt Co Ltd | 耐熱性搬送ベルト及びその製造方法 |
JP2007277784A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Ichikawa Co Ltd | 抄紙用シームフェルト |
WO2007119856A1 (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Ichikawa Co., Ltd. | 抄紙用シームフェルト |
WO2008004622A1 (fr) * | 2006-07-06 | 2008-01-10 | Ichikawa Co., Ltd. | Feutre servant à fabriquer du papier |
WO2009037934A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Ichikawa Co., Ltd. | 抄紙用フェルト |
JP2009068153A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Ichikawa Co Ltd | 抄紙用フェルト |
EP2204492A1 (en) * | 2007-09-18 | 2010-07-07 | Ichikawa Co., Ltd. | Felt for papermaking |
EP2204492A4 (en) * | 2007-09-18 | 2013-10-02 | Ichikawa Co Ltd | FELT FOR PAPER MANUFACTURE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3269601B2 (ja) | 2002-03-25 |
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Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S533 | Written request for registration of change of name |
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