JPH09204526A - 画像像域分離装置及びその方法 - Google Patents
画像像域分離装置及びその方法Info
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- JPH09204526A JPH09204526A JP8012623A JP1262396A JPH09204526A JP H09204526 A JPH09204526 A JP H09204526A JP 8012623 A JP8012623 A JP 8012623A JP 1262396 A JP1262396 A JP 1262396A JP H09204526 A JPH09204526 A JP H09204526A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理時間や回路規模の増大を抑制し、かつ原
稿画像に施す像域分離処理の処理精度を向上する画像像
域分離装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域
を像域分離部4によって分離し、分離される領域を抽出
する。抽出される領域に含まれる特徴に基づいて、該領
域の第2の属性を2値/多値判定部8によって判定す
る。
稿画像に施す像域分離処理の処理精度を向上する画像像
域分離装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域
を像域分離部4によって分離し、分離される領域を抽出
する。抽出される領域に含まれる特徴に基づいて、該領
域の第2の属性を2値/多値判定部8によって判定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像に含まれ
る属性毎に領域を分離する画像像域分離装置及びその方
法に関するものである。
る属性毎に領域を分離する画像像域分離装置及びその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿画像を、その原稿画像内に構
成される構成要素で表現する技術が高まりつつある。具
体的には、原稿画像を構成する、「画像」、「図形」、
「文字」、更に「章」、「節」、「段落」、「タイト
ル」、「キャプション」等の構成要素と書式を定義す
る。そして、定義される構成要素と書式の情報を出力
し、出力される構成要素と書式の情報に基づいて、原稿
画像の表示や検索を行うことが実現してる。また、これ
らは、世界的な通信網の整備とともに普及しつつあるイ
ンターネットに代表されるネットワークで交換されるデ
ータや、アメリカで標準化されたSGMLという形で広
がりつつある。
成される構成要素で表現する技術が高まりつつある。具
体的には、原稿画像を構成する、「画像」、「図形」、
「文字」、更に「章」、「節」、「段落」、「タイト
ル」、「キャプション」等の構成要素と書式を定義す
る。そして、定義される構成要素と書式の情報を出力
し、出力される構成要素と書式の情報に基づいて、原稿
画像の表示や検索を行うことが実現してる。また、これ
らは、世界的な通信網の整備とともに普及しつつあるイ
ンターネットに代表されるネットワークで交換されるデ
ータや、アメリカで標準化されたSGMLという形で広
がりつつある。
【0003】一方で、入力された原稿画像を、類似する
特徴を持つ領域毎に分離する像域分離技術も確立されつ
つある。この像域分離技術は原稿画像を入力し、類似す
る特徴を持つ領域、例えば、「画像」、「図形」、「文
字」等の類似する特徴を持つ領域に分割する。これによ
り、上述の構成要素や書式の情報を原稿画像から抽出し
たり、所望の類似する特徴を持つ領域を抽出することが
できる。
特徴を持つ領域毎に分離する像域分離技術も確立されつ
つある。この像域分離技術は原稿画像を入力し、類似す
る特徴を持つ領域、例えば、「画像」、「図形」、「文
字」等の類似する特徴を持つ領域に分割する。これによ
り、上述の構成要素や書式の情報を原稿画像から抽出し
たり、所望の類似する特徴を持つ領域を抽出することが
できる。
【0004】この技術は、例えば、特願平6ー1677
48号には、2値の原稿画像を入力して、類似する特徴
を持つ領域を判定する旨が記載されている。これは、入
力される原稿画像より得られる画像データ中の所定画素
領域から低解像度の1画素を抽出し、低解像度の画素の
連続する広がりから、画像種別の領域を判別するもので
ある。そして、判別された領域情報から、領域の種別と
して、「文字」、「図形」、「写真」、「表」、「セパ
レータ」等の類似する特徴を持つ領域毎に分離すること
が実現される。
48号には、2値の原稿画像を入力して、類似する特徴
を持つ領域を判定する旨が記載されている。これは、入
力される原稿画像より得られる画像データ中の所定画素
領域から低解像度の1画素を抽出し、低解像度の画素の
連続する広がりから、画像種別の領域を判別するもので
ある。そして、判別された領域情報から、領域の種別と
して、「文字」、「図形」、「写真」、「表」、「セパ
レータ」等の類似する特徴を持つ領域毎に分離すること
が実現される。
【0005】また、特願平6ー320955号には、原
稿画像に含まれる画素塊の輪郭線、画素塊の並びに基づ
いて領域を分離する旨が記載されている。これは、原稿
画像より得られる画像データに含まれる結合画素成分を
識別し、識別された画素成分に基づいて、「本文」、
「図形」、「写真」、「表」、「セパレータ」等の類似
する特徴を持つ領域毎に分離するものである。
稿画像に含まれる画素塊の輪郭線、画素塊の並びに基づ
いて領域を分離する旨が記載されている。これは、原稿
画像より得られる画像データに含まれる結合画素成分を
識別し、識別された画素成分に基づいて、「本文」、
「図形」、「写真」、「表」、「セパレータ」等の類似
する特徴を持つ領域毎に分離するものである。
【0006】また、特開平4ー139961号には、原
稿画像に含まれる文字部の持つエッジ成分や高周波成分
によって像域分離する旨が記載されている。これは、多
値画像の原稿画像に対し、DCT変換を施し、その変換
計数の大きさや偏りを利用して文字部を抽出するもので
ある。ここで、従来の原稿画像を像域分離する画像像域
分離装置の一般的な機能構成について、図14を用いて
説明する。
稿画像に含まれる文字部の持つエッジ成分や高周波成分
によって像域分離する旨が記載されている。これは、多
値画像の原稿画像に対し、DCT変換を施し、その変換
計数の大きさや偏りを利用して文字部を抽出するもので
ある。ここで、従来の原稿画像を像域分離する画像像域
分離装置の一般的な機能構成について、図14を用いて
説明する。
【0007】図14は従来の画像像域分離装置の機能構
成を示すブロック図である。図14において、1001
は白黒多値画像の原稿画像を入力する画像入力部であ
る。1002は入力された原稿画像より得られる画像デ
ータを格納するフレームメモリである。1003は画像
データを2値画像データに2値化する2値化部であり、
1004は上述の像域分離技術を用いて、2値画像デー
タから類似する特徴を持つ領域毎に分離する像域分離部
である。1005は像域分離結果を出力する端子であ
る。尚、図15で示される画像像域分離装置の各構成要
素は、不図示のCPUで制御されるものとする。
成を示すブロック図である。図14において、1001
は白黒多値画像の原稿画像を入力する画像入力部であ
る。1002は入力された原稿画像より得られる画像デ
ータを格納するフレームメモリである。1003は画像
データを2値画像データに2値化する2値化部であり、
1004は上述の像域分離技術を用いて、2値画像デー
タから類似する特徴を持つ領域毎に分離する像域分離部
である。1005は像域分離結果を出力する端子であ
る。尚、図15で示される画像像域分離装置の各構成要
素は、不図示のCPUで制御されるものとする。
【0008】図14の構成において、原稿画像を入力し
て処理結果を得るまでの処理の概要を説明すると、ま
ず、CPUは、画像入力部1001を動作させ、原稿画
像より得られる画像データを入力し、フレームメモリ1
002に格納する。すべての画像データが、フレームメ
モリ1002に格納されたら、2値化部1003を動作
させる。2値化部1003は、フレームメモリ1002
から画像データを順次読み出し、予め設定された閾値と
比較することで2値画像データに2値化する。そして、
2値画像データを像域分離部1004へ出力する。像域
分離部1004は、2値化部1003より入力された2
値画像データから類似する特徴を持つ領域毎に分離する
像域分離を行う。この際、像域分離の方法として、例え
ば、上述の特願平6ー167748号に記載される方法
を用いる。そして、端子1005から像域分離部100
4より得られる原稿画像に含まれる類似する特徴を持つ
領域の情報が出力される。
て処理結果を得るまでの処理の概要を説明すると、ま
ず、CPUは、画像入力部1001を動作させ、原稿画
像より得られる画像データを入力し、フレームメモリ1
002に格納する。すべての画像データが、フレームメ
モリ1002に格納されたら、2値化部1003を動作
させる。2値化部1003は、フレームメモリ1002
から画像データを順次読み出し、予め設定された閾値と
比較することで2値画像データに2値化する。そして、
2値画像データを像域分離部1004へ出力する。像域
分離部1004は、2値化部1003より入力された2
値画像データから類似する特徴を持つ領域毎に分離する
像域分離を行う。この際、像域分離の方法として、例え
ば、上述の特願平6ー167748号に記載される方法
を用いる。そして、端子1005から像域分離部100
4より得られる原稿画像に含まれる類似する特徴を持つ
領域の情報が出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像像域分離装置において、原稿画像を2値化して
から判定するために、「図形」と「写真」を分離する精
度が低かった。即ち、記号化しやすい図形と、記号化し
にくい写真を分離しにくく、画像の構成要素の分離とし
ては不十分であるといった問題点もあった。また、強調
を意図して部分的に白抜き文字等が含まれる場合、これ
らは図形や写真等といった属性として判定されてしまう
ため、その白抜き文字の情報が欠落する等の問題点があ
った。
来の画像像域分離装置において、原稿画像を2値化して
から判定するために、「図形」と「写真」を分離する精
度が低かった。即ち、記号化しやすい図形と、記号化し
にくい写真を分離しにくく、画像の構成要素の分離とし
ては不十分であるといった問題点もあった。また、強調
を意図して部分的に白抜き文字等が含まれる場合、これ
らは図形や写真等といった属性として判定されてしまう
ため、その白抜き文字の情報が欠落する等の問題点があ
った。
【0010】また、像域分離処理で用いる画像データを
2値画像データにする2値化は、単一の閾値を用いて2
値化を行うので、例えば、原稿画像の下地に比べて濃度
の高い下地を持つ領域上に文字が存在する文字部分で
は、文字部分の下地濃度と文字の濃度が2値化の結果で
同じになってしまう。その結果、その文字とその文字を
含む文字部分が画素塊となってしまい、像域分離結果が
「図形」や「写真」等といった属性として判定され、必
要な情報が抽出されないという問題点があった。また、
2値化の閾値近辺の濃度のノイズが生じることで、像域
分離結果が誤判定されることがあった。
2値画像データにする2値化は、単一の閾値を用いて2
値化を行うので、例えば、原稿画像の下地に比べて濃度
の高い下地を持つ領域上に文字が存在する文字部分で
は、文字部分の下地濃度と文字の濃度が2値化の結果で
同じになってしまう。その結果、その文字とその文字を
含む文字部分が画素塊となってしまい、像域分離結果が
「図形」や「写真」等といった属性として判定され、必
要な情報が抽出されないという問題点があった。また、
2値化の閾値近辺の濃度のノイズが生じることで、像域
分離結果が誤判定されることがあった。
【0011】また、上述の問題点を解決するために、像
域分離処理を原稿画像の2値画像データではなく、原稿
画像の多値画像データを用いて領域分離処理を行う方法
がある。しかし、この場合は、多値画像データを用いて
像域分離処理を行うので、その処理を実行するための回
路の規模や処理時間が増大したり、コストがかかるとい
う問題点が生じていた。
域分離処理を原稿画像の2値画像データではなく、原稿
画像の多値画像データを用いて領域分離処理を行う方法
がある。しかし、この場合は、多値画像データを用いて
像域分離処理を行うので、その処理を実行するための回
路の規模や処理時間が増大したり、コストがかかるとい
う問題点が生じていた。
【0012】更に、多値画像データを用いて行う像域分
離処理においても、その多値画像データに含まれる高周
波等の局所的な情報のみでは領域の属性を判定するには
不十分な場合があった。例えば、文字と画像を構成する
網点を分離できなかったり、画像に含まれるエッジ部と
文字部を判定する際に誤判定を生じる等の問題点があっ
た。
離処理においても、その多値画像データに含まれる高周
波等の局所的な情報のみでは領域の属性を判定するには
不十分な場合があった。例えば、文字と画像を構成する
網点を分離できなかったり、画像に含まれるエッジ部と
文字部を判定する際に誤判定を生じる等の問題点があっ
た。
【0013】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、処理時間や回路規模の増大を抑制し、かつ原
稿画像に施す像域分離処理の処理精度を向上する画像像
域分離装置及びその方法を提供することを目的としてい
る。特に、量子化によって抽出できない領域の抽出を行
うことを目的としている。
のであり、処理時間や回路規模の増大を抑制し、かつ原
稿画像に施す像域分離処理の処理精度を向上する画像像
域分離装置及びその方法を提供することを目的としてい
る。特に、量子化によって抽出できない領域の抽出を行
うことを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像像域分離装置は、以下の構成を備
える。即ち、原稿画像に含まれる属性毎に領域を分離す
る画像像域分離装置であって、前記原稿画像に含まれる
第1の属性毎に領域を分離する分離手段と、前記分離手
段で分離される領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手
段で抽出される領域に含まれる特徴に基づいて、該領域
の第2の属性を判定する判定手段とを備える。
めの本発明による画像像域分離装置は、以下の構成を備
える。即ち、原稿画像に含まれる属性毎に領域を分離す
る画像像域分離装置であって、前記原稿画像に含まれる
第1の属性毎に領域を分離する分離手段と、前記分離手
段で分離される領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手
段で抽出される領域に含まれる特徴に基づいて、該領域
の第2の属性を判定する判定手段とを備える。
【0015】また、好ましくは、前記第1の属性は、少
なくとも写真、図形、文字、セパレータのいずれかを含
む。また、好ましくは、前記第2の属性は、少なくとも
2値、多値のいずれかを含む。また、好ましくは、前記
第1の属性と、前記第2の属性に基づいて、前記分離手
段で分離される領域の属性を決定する決定手段を更に備
える。第1の属性と第2の属性に基づいて、領域の属性
を決定することで、より像域分離の精度を向上すること
ができるからである。
なくとも写真、図形、文字、セパレータのいずれかを含
む。また、好ましくは、前記第2の属性は、少なくとも
2値、多値のいずれかを含む。また、好ましくは、前記
第1の属性と、前記第2の属性に基づいて、前記分離手
段で分離される領域の属性を決定する決定手段を更に備
える。第1の属性と第2の属性に基づいて、領域の属性
を決定することで、より像域分離の精度を向上すること
ができるからである。
【0016】また、好ましくは、前記決定手段は、第1
の属性が写真で、第2の属性が2値である場合、前記領
域の属性を図形として決定する。また、好ましくは、前
記決定手段は、第1の属性が図形で、第2の属性が多値
である場合、前記領域の属性を写真として決定する。ま
た、好ましくは、前記決定手段は、第1の属性が文字あ
るいはセパレータで、第2の属性が多値である場合、前
記領域の属性を決定不能として決定する。
の属性が写真で、第2の属性が2値である場合、前記領
域の属性を図形として決定する。また、好ましくは、前
記決定手段は、第1の属性が図形で、第2の属性が多値
である場合、前記領域の属性を写真として決定する。ま
た、好ましくは、前記決定手段は、第1の属性が文字あ
るいはセパレータで、第2の属性が多値である場合、前
記領域の属性を決定不能として決定する。
【0017】また、好ましくは、前記分離手段は、前記
原稿画像をn値の画像データに量子化する量子化手段を
備え、前記n値の画像データに含まれる第1の属性毎に
領域を分離する。n値の画像データに量子化して得られ
る画像データに対して、属性毎に領域を分離すること
で、原稿画像に対して、属性毎に領域を分離するのに比
べて、処理速度を向上することができるからである。
原稿画像をn値の画像データに量子化する量子化手段を
備え、前記n値の画像データに含まれる第1の属性毎に
領域を分離する。n値の画像データに量子化して得られ
る画像データに対して、属性毎に領域を分離すること
で、原稿画像に対して、属性毎に領域を分離するのに比
べて、処理速度を向上することができるからである。
【0018】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
抽出手段で抽出された第1の属性を持つ領域に対応する
画像データを、前記原稿画像より獲得する獲得手段と、
前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出手段と
を備え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに含ま
れる第2の属性を判定する。特徴量に基づいて、画像デ
ータの領第2の属性を判定することで、分離手段で分離
できない領域を判定することができるからである。
抽出手段で抽出された第1の属性を持つ領域に対応する
画像データを、前記原稿画像より獲得する獲得手段と、
前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出手段と
を備え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに含ま
れる第2の属性を判定する。特徴量に基づいて、画像デ
ータの領第2の属性を判定することで、分離手段で分離
できない領域を判定することができるからである。
【0019】また、好ましくは、前記分離手段は、前記
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得手段と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化手段
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離する。また、好ましくは、前記判定手
段は、前記抽出手段で抽出された第1の属性を持つ領域
に対応する輝度画像データを、前記輝度画像より獲得す
る第2獲得手段と、前記輝度画像データに含まれる特徴
量を算出する算出手段とを備え、前記特徴量に基づい
て、前記輝度画像データに含まれる第2の属性を判定す
る。
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得手段と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化手段
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離する。また、好ましくは、前記判定手
段は、前記抽出手段で抽出された第1の属性を持つ領域
に対応する輝度画像データを、前記輝度画像より獲得す
る第2獲得手段と、前記輝度画像データに含まれる特徴
量を算出する算出手段とを備え、前記特徴量に基づい
て、前記輝度画像データに含まれる第2の属性を判定す
る。
【0020】また、好ましくは、前記分離手段は、前記
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得手段と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化手段
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離し、前記判定手段は、前記抽出手段で
抽出された第1の属性を持つ領域に対応する画像データ
を、前記原稿画像より獲得する第2獲得手段と、前記画
像データに含まれる特徴量を算出する算出手段とを備
え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる
第2の属性を判定する。画像データに含まれる特徴量に
基づいて、第2の属性を判定することで、輝度画像デー
タでは分離できない領域を判定することができるからで
ある。
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得手段と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化手段
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離し、前記判定手段は、前記抽出手段で
抽出された第1の属性を持つ領域に対応する画像データ
を、前記原稿画像より獲得する第2獲得手段と、前記画
像データに含まれる特徴量を算出する算出手段とを備
え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる
第2の属性を判定する。画像データに含まれる特徴量に
基づいて、第2の属性を判定することで、輝度画像デー
タでは分離できない領域を判定することができるからで
ある。
【0021】上記の目的を達成するための本発明による
画像像域分離方法は以下の構成を備える。即ち、原稿画
像に含まれる属性毎に領域を分離する画像像域分離方法
であって、前記原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域
を分離する分離工程と、前記分離工程で分離される領域
を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出される領域
に含まれる特徴に基づいて、該領域の第2の属性を判定
する判定工程とを備える。
画像像域分離方法は以下の構成を備える。即ち、原稿画
像に含まれる属性毎に領域を分離する画像像域分離方法
であって、前記原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域
を分離する分離工程と、前記分離工程で分離される領域
を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出される領域
に含まれる特徴に基づいて、該領域の第2の属性を判定
する判定工程とを備える。
【0022】また、好ましくは、前記第1の属性は、少
なくとも写真、図形、文字、セパレータのいずれかを含
む。また、好ましくは、前記第2の属性は、少なくとも
2値、多値のいずれかを含む。また、好ましくは、前記
第1の属性と、前記第2の属性に基づいて、前記分離手
段で分離される領域の属性を決定する決定工程を更に備
える。
なくとも写真、図形、文字、セパレータのいずれかを含
む。また、好ましくは、前記第2の属性は、少なくとも
2値、多値のいずれかを含む。また、好ましくは、前記
第1の属性と、前記第2の属性に基づいて、前記分離手
段で分離される領域の属性を決定する決定工程を更に備
える。
【0023】また、好ましくは、前記決定工程は、第1
の属性が写真で、第2の属性が2値である場合、前記領
域の属性を図形として決定する。また、好ましくは、前
記決定工程は、第1の属性が図形で、第2の属性が多値
である場合、前記領域の属性を写真として決定する。ま
た、好ましくは、前記決定工程は、第1の属性が文字あ
るいはセパレータで、第2の属性が多値である場合、前
記領域の属性を決定不能として決定する。
の属性が写真で、第2の属性が2値である場合、前記領
域の属性を図形として決定する。また、好ましくは、前
記決定工程は、第1の属性が図形で、第2の属性が多値
である場合、前記領域の属性を写真として決定する。ま
た、好ましくは、前記決定工程は、第1の属性が文字あ
るいはセパレータで、第2の属性が多値である場合、前
記領域の属性を決定不能として決定する。
【0024】また、好ましくは、前記分離工程は、前記
原稿画像をn値の画像データに量子化する量子化工程を
備え、前記n値の画像データに含まれる第1の属性毎に
領域を分離する。また、好ましくは、前記判定工程は、
前記抽出工程で抽出された第1の属性を持つ領域に対応
する画像データを、前記原稿画像より獲得する獲得工程
と、前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出工
程とを備え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに
含まれる第2の属性を判定する。
原稿画像をn値の画像データに量子化する量子化工程を
備え、前記n値の画像データに含まれる第1の属性毎に
領域を分離する。また、好ましくは、前記判定工程は、
前記抽出工程で抽出された第1の属性を持つ領域に対応
する画像データを、前記原稿画像より獲得する獲得工程
と、前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出工
程とを備え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに
含まれる第2の属性を判定する。
【0025】また、好ましくは、前記分離工程は、前記
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得工程と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化工程
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離する。また、好ましくは、前記判定工
程は、前記抽出工程で抽出された第1の属性を持つ領域
に対応する輝度画像データを、前記輝度画像より獲得す
る第2獲得工程と、前記輝度画像データに含まれる特徴
量を算出する算出工程とを備え、前記特徴量に基づい
て、前記輝度画像データに含まれる第2の属性を判定す
る。
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得工程と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化工程
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離する。また、好ましくは、前記判定工
程は、前記抽出工程で抽出された第1の属性を持つ領域
に対応する輝度画像データを、前記輝度画像より獲得す
る第2獲得工程と、前記輝度画像データに含まれる特徴
量を算出する算出工程とを備え、前記特徴量に基づい
て、前記輝度画像データに含まれる第2の属性を判定す
る。
【0026】また、好ましくは、前記分離工程は、前記
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得工程と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化工程
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離し、前記判定工程は、前記抽出工程で
抽出された第1の属性を持つ領域に対応する画像データ
を、前記原稿画像より獲得する第2獲得工程と、前記画
像データに含まれる特徴量を算出する算出工程とを備
え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる
第2の属性を判定する。
原稿画像の輝度画像を獲得する第1獲得工程と、前記輝
度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子化工程
を備え、前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属
性毎に領域を分離し、前記判定工程は、前記抽出工程で
抽出された第1の属性を持つ領域に対応する画像データ
を、前記原稿画像より獲得する第2獲得工程と、前記画
像データに含まれる特徴量を算出する算出工程とを備
え、前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる
第2の属性を判定する。
【0027】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
画像像域分離のプログラムコードが格納されたコンピュ
ータ可読メモリであって、前記原稿画像に含まれる第1
の属性毎に領域を分離する分離工程のコードと、前記分
離工程で分離される領域を抽出する抽出工程のコード
と、前記抽出工程で抽出される領域に含まれる特徴に基
づいて、該領域の第2の属性を判定する判定工程のコー
ドとを備えることを特徴とするコンピュータ可読メモ
リ。
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
画像像域分離のプログラムコードが格納されたコンピュ
ータ可読メモリであって、前記原稿画像に含まれる第1
の属性毎に領域を分離する分離工程のコードと、前記分
離工程で分離される領域を抽出する抽出工程のコード
と、前記抽出工程で抽出される領域に含まれる特徴に基
づいて、該領域の第2の属性を判定する判定工程のコー
ドとを備えることを特徴とするコンピュータ可読メモ
リ。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を詳細に説明する。 <実施の形態1>図1は実施の形態1の画像像域分離装
置の機能構成を示すブロック図である。図1において、
1は原稿画像を入力する画像入力部であり、スキャナ等
で構成される。ここでは入力する原稿画像を白黒の多値
画像(8ビット/画素)として説明を行う。2は画像入
力部1より得られる原稿画像の画像データを記憶してお
くフレームメモリである。3は画像データ(8ビット/
画素の多値画像データ)を好適に量子化する適応的量子
化部である。尚、実施の形態1では、画像データを2値
化して2値画像データを得る適応的量子化を行うものと
する。
適な実施の形態を詳細に説明する。 <実施の形態1>図1は実施の形態1の画像像域分離装
置の機能構成を示すブロック図である。図1において、
1は原稿画像を入力する画像入力部であり、スキャナ等
で構成される。ここでは入力する原稿画像を白黒の多値
画像(8ビット/画素)として説明を行う。2は画像入
力部1より得られる原稿画像の画像データを記憶してお
くフレームメモリである。3は画像データ(8ビット/
画素の多値画像データ)を好適に量子化する適応的量子
化部である。尚、実施の形態1では、画像データを2値
化して2値画像データを得る適応的量子化を行うものと
する。
【0029】4は適応的量子化部3より得られる2値画
像データを、類似する属性を持つ領域毎に分割し、分割
された領域の属性を判定する像域分離部である。ここで
は、上述の特願平6ー167748号に記載されている
像域分離の方法を用いて、像域分離を行うものとする。
5は像域分離部4の出力として得られる像域分離結果で
ある像域情報を格納する像域情報メモリである。6は分
割された領域の数をカウントする領域カウンタである。
7は像域情報メモリ5に格納される像域情報に従って、
フレームメモリ2から画像データ(8ビット/画素の多
値画像データ)を抽出する領域抽出部である。8は抽出
された領域を表現する画像データ(8ビット/画素の多
値画像データ)に対し、抽出された領域を表現する画像
データが、「文字」や「図形」等の2値画像の領域であ
るか、あるいは「写真」等の多値画像の領域であるかを
判定する2値/多値判定部である。
像データを、類似する属性を持つ領域毎に分割し、分割
された領域の属性を判定する像域分離部である。ここで
は、上述の特願平6ー167748号に記載されている
像域分離の方法を用いて、像域分離を行うものとする。
5は像域分離部4の出力として得られる像域分離結果で
ある像域情報を格納する像域情報メモリである。6は分
割された領域の数をカウントする領域カウンタである。
7は像域情報メモリ5に格納される像域情報に従って、
フレームメモリ2から画像データ(8ビット/画素の多
値画像データ)を抽出する領域抽出部である。8は抽出
された領域を表現する画像データ(8ビット/画素の多
値画像データ)に対し、抽出された領域を表現する画像
データが、「文字」や「図形」等の2値画像の領域であ
るか、あるいは「写真」等の多値画像の領域であるかを
判定する2値/多値判定部である。
【0030】9は像域情報メモリ5に格納されている各
領域の像域情報と2値/多値判定部8の出力に基づい
て、各領域の位置座標、領域サイズ、属性を判定する総
合判定部である。10は総合判定部9で判定された各領
域の像域情報を外部装置に出力する端子である。尚、図
1で示される画像像域分離装置の各構成要素は、不図示
のCPUで制御されるものとする。
領域の像域情報と2値/多値判定部8の出力に基づい
て、各領域の位置座標、領域サイズ、属性を判定する総
合判定部である。10は総合判定部9で判定された各領
域の像域情報を外部装置に出力する端子である。尚、図
1で示される画像像域分離装置の各構成要素は、不図示
のCPUで制御されるものとする。
【0031】次に、図1を用いて、画像像域分離装置に
おいて実行される処理について説明する。まず、処理に
先立ち、不図示のCPUはフレームメモリ2、像域情報
メモリ5、像域領域カウンタ6の内容を0にクリアす
る。続いて、CPUはユーザの指示に従って、画像入力
部1から白黒多値画像(8ビット/画素)である原稿画
像を読み込み、その画像データをフレームメモリ2に格
納する。原稿画像分の画像データがフレームメモリ2に
格納されたら、CPUは、フレームメモリ2から画像デ
ータを読み出し、適応的量子化部3に入力する。適応的
量子化部3では、画像データを2値化して2値画像デー
タを生成する。
おいて実行される処理について説明する。まず、処理に
先立ち、不図示のCPUはフレームメモリ2、像域情報
メモリ5、像域領域カウンタ6の内容を0にクリアす
る。続いて、CPUはユーザの指示に従って、画像入力
部1から白黒多値画像(8ビット/画素)である原稿画
像を読み込み、その画像データをフレームメモリ2に格
納する。原稿画像分の画像データがフレームメモリ2に
格納されたら、CPUは、フレームメモリ2から画像デ
ータを読み出し、適応的量子化部3に入力する。適応的
量子化部3では、画像データを2値化して2値画像デー
タを生成する。
【0032】尚、2値化の方法として既知の方法を用い
ても構わない。例えば、「判別および最小2乗基準に基
づく自動しきい値選定法」(電子情報通信学会論文誌D
Vol.J63-D.No.4 pp.349〜356)に記載の2値化の方法を
用いても構わない。2値化された2値画像データは、像
域分離部4に入力され、その2値画像データに含まれる
黒画素に対してラベル付けがなされる。そして、ラベル
付けされた画素塊を含む矩形を形成し、形成された画素
塊の矩形の幅、高さ、面積、画素密度によって「文
字」、「図形」、「写真」、「セパレータ」の類似する
属性を持つ領域毎に分割する。更に、分割された矩形を
統合して類似する属性を持つ領域を決定する。
ても構わない。例えば、「判別および最小2乗基準に基
づく自動しきい値選定法」(電子情報通信学会論文誌D
Vol.J63-D.No.4 pp.349〜356)に記載の2値化の方法を
用いても構わない。2値化された2値画像データは、像
域分離部4に入力され、その2値画像データに含まれる
黒画素に対してラベル付けがなされる。そして、ラベル
付けされた画素塊を含む矩形を形成し、形成された画素
塊の矩形の幅、高さ、面積、画素密度によって「文
字」、「図形」、「写真」、「セパレータ」の類似する
属性を持つ領域毎に分割する。更に、分割された矩形を
統合して類似する属性を持つ領域を決定する。
【0033】像域分離部4はこれらの類似する属性を持
つ領域の位置座標、属性を像域情報として像域情報メモ
リ5へ出力する。この出力結果は像域情報メモリ5に格
納する。領域カウンタ6には、像域分離部4で分割され
た類似する属性を持つ領域領域の個数をカウントし、そ
のカウント値を格納する。尚、像域情報メモリ5には、
類似する属性を持つ領域を表す矩形の左上の座標を位置
座標として格納し、その矩形サイズを領域サイズとして
格納し、その属性をコードとして格納する。
つ領域の位置座標、属性を像域情報として像域情報メモ
リ5へ出力する。この出力結果は像域情報メモリ5に格
納する。領域カウンタ6には、像域分離部4で分割され
た類似する属性を持つ領域領域の個数をカウントし、そ
のカウント値を格納する。尚、像域情報メモリ5には、
類似する属性を持つ領域を表す矩形の左上の座標を位置
座標として格納し、その矩形サイズを領域サイズとして
格納し、その属性をコードとして格納する。
【0034】そして、2値画像データに含まれる全ての
類似する属性を持つ領域の像域情報を像域情報メモリ5
に格納したら、像域情報メモリ5に格納している像域情
報を格納した順から読み出す。そして、読み出した類似
する属性を持つ領域の位置座標、領域サイズである像域
情報に基づいて、フレームメモリ2の該当する画像デー
タ(8ビット/画素の多値画像データ)を領域抽出部7
によって抽出し、2値/多値判定部8に出力する。
類似する属性を持つ領域の像域情報を像域情報メモリ5
に格納したら、像域情報メモリ5に格納している像域情
報を格納した順から読み出す。そして、読み出した類似
する属性を持つ領域の位置座標、領域サイズである像域
情報に基づいて、フレームメモリ2の該当する画像デー
タ(8ビット/画素の多値画像データ)を領域抽出部7
によって抽出し、2値/多値判定部8に出力する。
【0035】ここで、2値/多値判定部8の詳細な機能
構成について、図2を用いて説明する。図2は実施の形
態1の2値/多値判定部8の詳細な機能構成を示すブロ
ック図である。図2において、20は領域抽出部7で抽
出された画像データ(8ビット/画素の多値画像デー
タ)を順次読み込む端子である。21は端子20より読
み込まれた画像データ(8ビット/画素の多値画像デー
タ)の濃度のヒストグラムを作成するヒストグラム作成
部である。
構成について、図2を用いて説明する。図2は実施の形
態1の2値/多値判定部8の詳細な機能構成を示すブロ
ック図である。図2において、20は領域抽出部7で抽
出された画像データ(8ビット/画素の多値画像デー
タ)を順次読み込む端子である。21は端子20より読
み込まれた画像データ(8ビット/画素の多値画像デー
タ)の濃度のヒストグラムを作成するヒストグラム作成
部である。
【0036】尚、ヒストグラム作成部21は、256個
のカウンタで構成され、各カウンタは読み込まれる画像
データ(8ビット/画素の多値画像データ)の濃度の出
力頻度値に対応しており、その出力頻度値に対応するカ
ウンタに1が加えられる。22はヒストグラム作成部2
1で作成されたヒストグラムを平滑化する平滑化部であ
る。23は極大値抽出部であり、ヒストグラムで極大値
をとる出力頻度の濃度を抽出する。24は複数存在する
極大値をもつ濃度が近接している場合、それらの極大値
を統合する極大値統合部であり、25は極大値統合部2
4で統合されて得られる極大値の個数をカウントする極
大値カウンタである。そして、カウント値が2である場
合は「1」を、2でない場合は「0」を出力する。26
は極大値カウンタ25の出力を総合判定部9へ出力する
ための端子である。
のカウンタで構成され、各カウンタは読み込まれる画像
データ(8ビット/画素の多値画像データ)の濃度の出
力頻度値に対応しており、その出力頻度値に対応するカ
ウンタに1が加えられる。22はヒストグラム作成部2
1で作成されたヒストグラムを平滑化する平滑化部であ
る。23は極大値抽出部であり、ヒストグラムで極大値
をとる出力頻度の濃度を抽出する。24は複数存在する
極大値をもつ濃度が近接している場合、それらの極大値
を統合する極大値統合部であり、25は極大値統合部2
4で統合されて得られる極大値の個数をカウントする極
大値カウンタである。そして、カウント値が2である場
合は「1」を、2でない場合は「0」を出力する。26
は極大値カウンタ25の出力を総合判定部9へ出力する
ための端子である。
【0037】次に図2を用いて、2値/多値判定部8で
実行される処理について説明する。CPUは領域抽出部
7で抽出された画像データ(8ビット/画素の多値画像
データ)を入力する前に、ヒストグラム作成部21の各
カウンタを0にリセットする。続いて、画像データ(8
ビット/画素の多値画像データ)を領域抽出部7より抽
出された画素順で読み込む。ヒストグラム作成部21
は、読み込まれた画像データ(8ビット/画素の多値画
像データ)の濃度値に従って、対応するカウンタの内容
に1を加える。
実行される処理について説明する。CPUは領域抽出部
7で抽出された画像データ(8ビット/画素の多値画像
データ)を入力する前に、ヒストグラム作成部21の各
カウンタを0にリセットする。続いて、画像データ(8
ビット/画素の多値画像データ)を領域抽出部7より抽
出された画素順で読み込む。ヒストグラム作成部21
は、読み込まれた画像データ(8ビット/画素の多値画
像データ)の濃度値に従って、対応するカウンタの内容
に1を加える。
【0038】抽出された画像データ(8ビット/画素の
多値画像データ)の全ての画素についてヒストグラムを
生成したら、平滑化部22はヒストグラムの各画素の濃
度の出力頻度値と隣接する画素の濃度の出力頻度値とを
比較する。そして、例えば、所望の濃度の画素に対し、
その出力頻度が隣接する画素の濃度の出力頻度値よりも
大きい、あるいは小さい場合に、その隣接する画素の出
力頻度の平均とを新たな出力頻度値として更新する。こ
のように、全ての画素の濃度の出力頻度値について平滑
化が終了したら、平滑化されたヒストグラムを極大値抽
出部23に入力する。
多値画像データ)の全ての画素についてヒストグラムを
生成したら、平滑化部22はヒストグラムの各画素の濃
度の出力頻度値と隣接する画素の濃度の出力頻度値とを
比較する。そして、例えば、所望の濃度の画素に対し、
その出力頻度が隣接する画素の濃度の出力頻度値よりも
大きい、あるいは小さい場合に、その隣接する画素の出
力頻度の平均とを新たな出力頻度値として更新する。こ
のように、全ての画素の濃度の出力頻度値について平滑
化が終了したら、平滑化されたヒストグラムを極大値抽
出部23に入力する。
【0039】極大値抽出部23で、入力されたヒストグ
ラムの出力頻度値の極大値を抽出する。図3の(a)、
(b)を用いて、その抽出する過程を示す。尚、図3の
(a)、(b)はそれぞれ、ある原稿画像の画像データ
が持つ濃度とその出力頻度の関係を示しており、横軸に
濃度、縦軸に出力頻度で表している。また、横軸の濃度
は、256階調で表現される濃度である。
ラムの出力頻度値の極大値を抽出する。図3の(a)、
(b)を用いて、その抽出する過程を示す。尚、図3の
(a)、(b)はそれぞれ、ある原稿画像の画像データ
が持つ濃度とその出力頻度の関係を示しており、横軸に
濃度、縦軸に出力頻度で表している。また、横軸の濃度
は、256階調で表現される濃度である。
【0040】極大値は所望の濃度の前後の濃度より大き
な出力頻度を持つ濃度が極大値を持つ濃度である。よっ
て、図3の(a)では、e1、e2、図3の(b)で
は、e1〜e5が極大値として抽出される。抽出された
極大値は極大値統合部24へ入力される。極大値統合部
24は、極大値抽出部23より入力された極大値をとる
濃度に関し、近接する極大値をもつ濃度値がある場合、
その近接する極大値のうち低い極大値を高い極大値に統
合する。統合された極大値は極大値カウンタ25へ入力
される。極大値カウンタ25は、極大値統合部24より
入力された極大値の数をカウントする。そして、カウン
トとされた値が2であれば「1」を、2でなければ
「0」を、2値/多値判定結果として端子26を介して
総合判定部9に出力する。 尚、この時、この出力が
「1」であれば2値であることを、「0」であれば多値
であることを表わす。
な出力頻度を持つ濃度が極大値を持つ濃度である。よっ
て、図3の(a)では、e1、e2、図3の(b)で
は、e1〜e5が極大値として抽出される。抽出された
極大値は極大値統合部24へ入力される。極大値統合部
24は、極大値抽出部23より入力された極大値をとる
濃度に関し、近接する極大値をもつ濃度値がある場合、
その近接する極大値のうち低い極大値を高い極大値に統
合する。統合された極大値は極大値カウンタ25へ入力
される。極大値カウンタ25は、極大値統合部24より
入力された極大値の数をカウントする。そして、カウン
トとされた値が2であれば「1」を、2でなければ
「0」を、2値/多値判定結果として端子26を介して
総合判定部9に出力する。 尚、この時、この出力が
「1」であれば2値であることを、「0」であれば多値
であることを表わす。
【0041】再び、図1の画像像域分離装置で実行され
る処理について説明する。総合判定部9は、像域情報メ
モリ5から各類似する属性を持つ領域の位置座標、領域
サイズ、属性である像域情報を、また、2値/多値判定
部8から2値/多値判定結果を入力する。そして、像域
情報メモリ5から入力した像域情報の属性が「文字」、
「セパレータ」のいずれかであり、かつ2値/多値判定
部8から入力した2値/多値判定結果が「1」である場
合は、その像域情報を像域情報メモリ5から端子10を
介して出力する。一方、像域情報メモリ5から入力した
像域情報の属性が「文字」、「セパレータ」のいずれか
であり、かつ2値/多値判定部8から入力した2値/多
値判定結果が「0」である場合は、その像域情報に対応
する領域には、ノイズがあると判定し、出力を中止す
る。
る処理について説明する。総合判定部9は、像域情報メ
モリ5から各類似する属性を持つ領域の位置座標、領域
サイズ、属性である像域情報を、また、2値/多値判定
部8から2値/多値判定結果を入力する。そして、像域
情報メモリ5から入力した像域情報の属性が「文字」、
「セパレータ」のいずれかであり、かつ2値/多値判定
部8から入力した2値/多値判定結果が「1」である場
合は、その像域情報を像域情報メモリ5から端子10を
介して出力する。一方、像域情報メモリ5から入力した
像域情報の属性が「文字」、「セパレータ」のいずれか
であり、かつ2値/多値判定部8から入力した2値/多
値判定結果が「0」である場合は、その像域情報に対応
する領域には、ノイズがあると判定し、出力を中止す
る。
【0042】また、像域情報メモリ5から入力した像域
情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定部8
から入力した2値/多値判定結果が「1」である場合
は、その像域情報を像域情報メモリ5から端子10を介
して出力する。一方、像域情報メモリ5から入力した像
域情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定部
8から入力した2値/多値判定結果が「0」である場合
は、その像域情報を持つ領域は「写真」領域と判定し、
その像域情報の属性を「写真」に変更した上で、その像
域情報を像域情報メモリ5から端子10を介して出力す
る。
情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定部8
から入力した2値/多値判定結果が「1」である場合
は、その像域情報を像域情報メモリ5から端子10を介
して出力する。一方、像域情報メモリ5から入力した像
域情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定部
8から入力した2値/多値判定結果が「0」である場合
は、その像域情報を持つ領域は「写真」領域と判定し、
その像域情報の属性を「写真」に変更した上で、その像
域情報を像域情報メモリ5から端子10を介して出力す
る。
【0043】また、像域情報メモリ5から入力した像域
情報の属性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部8
から入力した2値/多値判定結果が「1」である場合
は、その像域情報を持つ領域は「図形」領域と判定し、
その像域情報の属性を「図形」に変更した上で、その像
域情報を像域情報メモリ5から端子10を介して出力す
る。一方、像域情報メモリ5から入力した像域情報の属
性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部8から入力
した2値/多値判定結果が「0」である場合は、その像
域情報を像域情報メモリ5から端子10を介して出力す
る。
情報の属性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部8
から入力した2値/多値判定結果が「1」である場合
は、その像域情報を持つ領域は「図形」領域と判定し、
その像域情報の属性を「図形」に変更した上で、その像
域情報を像域情報メモリ5から端子10を介して出力す
る。一方、像域情報メモリ5から入力した像域情報の属
性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部8から入力
した2値/多値判定結果が「0」である場合は、その像
域情報を像域情報メモリ5から端子10を介して出力す
る。
【0044】このように、上述の処理を、領域カウンタ
6でカウントされた全ての類似する属性を持つ領域に関
して像域分離を行い、その像域分離結果が端子10から
全て出力されると処理が終了する。次に、実施の形態1
で実行される処理について、図4のフローチャートを用
いて説明する。
6でカウントされた全ての類似する属性を持つ領域に関
して像域分離を行い、その像域分離結果が端子10から
全て出力されると処理が終了する。次に、実施の形態1
で実行される処理について、図4のフローチャートを用
いて説明する。
【0045】図4は実施の形態1で実行される処理フロ
ーを示すフローチャートである。まず、ステップS40
0において、原稿画像(白黒多値画像)を画像入力部1
より入力し、入力された原稿画像の画像データをフレー
ムメモリ2に格納する。ステップS401で、フレーム
メモリ2に格納される画像データを適応的量子化部3に
入力し、入力した画像データを適応的量子化部3で量子
化する。
ーを示すフローチャートである。まず、ステップS40
0において、原稿画像(白黒多値画像)を画像入力部1
より入力し、入力された原稿画像の画像データをフレー
ムメモリ2に格納する。ステップS401で、フレーム
メモリ2に格納される画像データを適応的量子化部3に
入力し、入力した画像データを適応的量子化部3で量子
化する。
【0046】ステップS402で、像域分離部3は、適
応的量子化部3より量子化された画像データが入力され
ると、その量子化された画像データに対し像域分離処理
を行う。像域分離処理結果は、像域情報メモリ5に格納
する。ステップS403で、領域抽出部7が像域分離結
果を持つ領域に対応する画像データをフレームメモリ2
より抽出し、抽出した画像データを2値/多値判定部8
へ入力する。そして、入力された画像データに対し、2
値/多値判定部8は、その画像データが2値であるか多
値であるかを判定する。ステップS404で、その判定
結果が、2値の場合は「1」を出力し、ステップS40
5に進む。多値の場合は「0」を出力し、ステップS4
08に進む。
応的量子化部3より量子化された画像データが入力され
ると、その量子化された画像データに対し像域分離処理
を行う。像域分離処理結果は、像域情報メモリ5に格納
する。ステップS403で、領域抽出部7が像域分離結
果を持つ領域に対応する画像データをフレームメモリ2
より抽出し、抽出した画像データを2値/多値判定部8
へ入力する。そして、入力された画像データに対し、2
値/多値判定部8は、その画像データが2値であるか多
値であるかを判定する。ステップS404で、その判定
結果が、2値の場合は「1」を出力し、ステップS40
5に進む。多値の場合は「0」を出力し、ステップS4
08に進む。
【0047】ステップS405で、像域分離部3による
像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写真」ある
いは「図形」である場合は、ステップS406に進み、
像域情報の属性を「図形」に変更して出力する。像域分
離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である場合
は、ステップS407に進み、出力を中止する。また、
ステップS408で、像域分離部3による像域分離結果
を判定する。像域分離結果が「写真」あるいは「図形」
である場合は、ステップS409に進み、像域情報の属
性を「図形」に変更して出力する。像域分離結果が「文
字」あるいは「セパレータ」である場合は、ステップS
410に進み、像域情報の属性を「文字」あるいは「セ
パレータ」として出力する。
像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写真」ある
いは「図形」である場合は、ステップS406に進み、
像域情報の属性を「図形」に変更して出力する。像域分
離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である場合
は、ステップS407に進み、出力を中止する。また、
ステップS408で、像域分離部3による像域分離結果
を判定する。像域分離結果が「写真」あるいは「図形」
である場合は、ステップS409に進み、像域情報の属
性を「図形」に変更して出力する。像域分離結果が「文
字」あるいは「セパレータ」である場合は、ステップS
410に進み、像域情報の属性を「文字」あるいは「セ
パレータ」として出力する。
【0048】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、入力される白黒多値画像を2値画像データに変換
し、変換された2値画像データに対する像域分離処理に
よって得られる領域に対し、更に2値と多値の判定を行
い、画像入力部1で原稿画像を入力する際に生じるノイ
ズによる影響を除去することで、2値画像データで判定
できない領域を判定することが可能になる。特に、「写
真」領域に重なった文字等の領域の判定を行うことが可
能になる。
ば、入力される白黒多値画像を2値画像データに変換
し、変換された2値画像データに対する像域分離処理に
よって得られる領域に対し、更に2値と多値の判定を行
い、画像入力部1で原稿画像を入力する際に生じるノイ
ズによる影響を除去することで、2値画像データで判定
できない領域を判定することが可能になる。特に、「写
真」領域に重なった文字等の領域の判定を行うことが可
能になる。
【0049】また、2値画像データで判定できない領域
を判定するための従来の回路よりも、小さい回路規模で
かつ高速に2値画像データで判定できない領域を判定す
ることができる。 <実施の形態2>実施の形態1では、白黒多値画像の原
稿画像における像域分離処理において、特に、「写真」
領域と判定された領域に詳細な像域分離を施す多値判定
部9を備える画像像域分離装置について説明した。実施
の形態2では、カラー多値画像の原稿画像における像域
分離処理において、特に、「写真」領域と判定された領
域に領域に詳細な像域分離を施す際に、そのカラー多値
画像より得られる輝度画像データを用いて詳細な像域分
離を施す多値判定部109(図5参照)を備える画像像
域分離装置について説明する。
を判定するための従来の回路よりも、小さい回路規模で
かつ高速に2値画像データで判定できない領域を判定す
ることができる。 <実施の形態2>実施の形態1では、白黒多値画像の原
稿画像における像域分離処理において、特に、「写真」
領域と判定された領域に詳細な像域分離を施す多値判定
部9を備える画像像域分離装置について説明した。実施
の形態2では、カラー多値画像の原稿画像における像域
分離処理において、特に、「写真」領域と判定された領
域に領域に詳細な像域分離を施す際に、そのカラー多値
画像より得られる輝度画像データを用いて詳細な像域分
離を施す多値判定部109(図5参照)を備える画像像
域分離装置について説明する。
【0050】図5は実施の形態2の画像像域分離装置の
機能構成を示すブロック図である。図5において、10
1は原稿画像を入力する画像入力部であり、スキャナ等
で構成される。ここでは入力する原稿画像をカラー多値
画像として説明を行う。102は画像入力部101より
得られる原稿画像の画像データを記憶しておくフレーム
メモリである。103はフレームメモリ102に格納さ
れる画像データ(カラー多値画像データ)から輝度画像
データを生成する輝度画像生成部である。104は輝度
画像データを好適に量子化する適応的量子化部である。
尚、実施の形態2では、輝度画像データを2値化して2
値画像データを得る適応的量子化を行うものとする。
機能構成を示すブロック図である。図5において、10
1は原稿画像を入力する画像入力部であり、スキャナ等
で構成される。ここでは入力する原稿画像をカラー多値
画像として説明を行う。102は画像入力部101より
得られる原稿画像の画像データを記憶しておくフレーム
メモリである。103はフレームメモリ102に格納さ
れる画像データ(カラー多値画像データ)から輝度画像
データを生成する輝度画像生成部である。104は輝度
画像データを好適に量子化する適応的量子化部である。
尚、実施の形態2では、輝度画像データを2値化して2
値画像データを得る適応的量子化を行うものとする。
【0051】105は適応的量子化部3より得られる2
値画像データを、類似する属性を持つ領域毎に分割し、
分割された領域の属性を判定する像域分離部である。こ
こでは、上述の特願平6ー320955号に記載されて
いる像域分離の方法を用いて、像域分離を行うものとす
る。106は像域分離部105の出力として得られる像
域分離結果である像域情報を格納する像域情報メモリで
ある。107は分割された領域の数をカウントする領域
カウンタである。108は像域情報メモリ106に格納
される像域情報に従って、輝度画像生成部103から輝
度画像データを抽出する領域抽出部である。109は抽
出された領域を表現する輝度画像データに対し、抽出さ
れた領域を表現する輝度画像データが、「文字」や「図
形」等の2値画像の領域であるか、あるいは「写真」等
の多値画像の領域であるかを判定する2値/多値判定部
である。
値画像データを、類似する属性を持つ領域毎に分割し、
分割された領域の属性を判定する像域分離部である。こ
こでは、上述の特願平6ー320955号に記載されて
いる像域分離の方法を用いて、像域分離を行うものとす
る。106は像域分離部105の出力として得られる像
域分離結果である像域情報を格納する像域情報メモリで
ある。107は分割された領域の数をカウントする領域
カウンタである。108は像域情報メモリ106に格納
される像域情報に従って、輝度画像生成部103から輝
度画像データを抽出する領域抽出部である。109は抽
出された領域を表現する輝度画像データに対し、抽出さ
れた領域を表現する輝度画像データが、「文字」や「図
形」等の2値画像の領域であるか、あるいは「写真」等
の多値画像の領域であるかを判定する2値/多値判定部
である。
【0052】尚、2値/多値判定部109では、特に、
輝度画像データが下地と文字あるいは図形等の組み合わ
せ、あるいは写真等の領域を判定する。110は像域情
報メモリ106に格納されている各領域の像域情報と2
値/多値判定部109の出力に基づいて、各領域の位置
座標、領域サイズ、属性を判定する総合判定部である。
111は総合判定部110で判定された各領域の像域情
報を外部装置に出力する端子である。
輝度画像データが下地と文字あるいは図形等の組み合わ
せ、あるいは写真等の領域を判定する。110は像域情
報メモリ106に格納されている各領域の像域情報と2
値/多値判定部109の出力に基づいて、各領域の位置
座標、領域サイズ、属性を判定する総合判定部である。
111は総合判定部110で判定された各領域の像域情
報を外部装置に出力する端子である。
【0053】尚、図5で示される画像像域分離装置の各
構成要素は、不図示のCPUで制御されるものとする。
また、カラー多値画像データはRGBで表現されるカラ
ー値画像データであるとする。次に、図5を用いて、画
像像域分離装置において実行される処理について説明す
る。
構成要素は、不図示のCPUで制御されるものとする。
また、カラー多値画像データはRGBで表現されるカラ
ー値画像データであるとする。次に、図5を用いて、画
像像域分離装置において実行される処理について説明す
る。
【0054】まず、処理に先立ち、不図示のCPUはフ
レームメモリ102、像域情報メモリ106、像域領域
カウンタ107の内容を0にクリアする。続いて、CP
Uはユーザの指示に従って、画像入力部101からRG
Bで構成されるカラー多値画像である原稿画像を読み込
み、その画像データ(カラー多値画像データ)をフレー
ムメモリ102に格納する。原稿画像分の画像データ
(カラー多値画像データ)がフレームメモリ102に格
納されたら、CPUは、フレームメモリ102から画像
データ(カラー多値画像データ)を読み出し、輝度画像
生成部103に入力する。輝度生成部103では、画像
データ(カラー多値画像データ)から均等空間を表すC
IE1976L*a*b*空間のL*画像データを生成し適
応的量子化部104に入力する。適応的量子化部104
では、生成された輝度画像データであるL*画像データ
を2値化し、2値画像データを生成する。
レームメモリ102、像域情報メモリ106、像域領域
カウンタ107の内容を0にクリアする。続いて、CP
Uはユーザの指示に従って、画像入力部101からRG
Bで構成されるカラー多値画像である原稿画像を読み込
み、その画像データ(カラー多値画像データ)をフレー
ムメモリ102に格納する。原稿画像分の画像データ
(カラー多値画像データ)がフレームメモリ102に格
納されたら、CPUは、フレームメモリ102から画像
データ(カラー多値画像データ)を読み出し、輝度画像
生成部103に入力する。輝度生成部103では、画像
データ(カラー多値画像データ)から均等空間を表すC
IE1976L*a*b*空間のL*画像データを生成し適
応的量子化部104に入力する。適応的量子化部104
では、生成された輝度画像データであるL*画像データ
を2値化し、2値画像データを生成する。
【0055】尚、2値化の方法として既知の方法を用い
ても構わない。2値化された2値画像データは、像域分
離部105に入力され、その2値画像データに含まれる
黒画素に対してラベル付けがなされる。そして、ラベル
付けされた画素塊を含む矩形を形成し、形成された画素
塊の矩形の幅、高さ、面積、画素密度によって「文
字」、「図形」、「写真」、「セパレータ」の類似する
属性を持つ領域毎に分割する。更に、分割された矩形を
統合して類似する属性を持つ領域を決定する。
ても構わない。2値化された2値画像データは、像域分
離部105に入力され、その2値画像データに含まれる
黒画素に対してラベル付けがなされる。そして、ラベル
付けされた画素塊を含む矩形を形成し、形成された画素
塊の矩形の幅、高さ、面積、画素密度によって「文
字」、「図形」、「写真」、「セパレータ」の類似する
属性を持つ領域毎に分割する。更に、分割された矩形を
統合して類似する属性を持つ領域を決定する。
【0056】像域分離部105はこれらの類似する属性
を持つ領域の位置座標、属性を像域情報として像域情報
メモリ106へ出力する。この出力結果は像域情報メモ
リ106に格納する。領域カウンタ107には、像域分
離部105で分割された類似する属性を持つ領域領域の
個数をカウントし、そのカウント値を格納する。尚、像
域情報メモリ106には、類似する属性を持つ領域を表
す矩形の左上の座標を位置座標として格納し、その矩形
サイズを領域サイズとして格納し、その属性をコードと
して格納する。
を持つ領域の位置座標、属性を像域情報として像域情報
メモリ106へ出力する。この出力結果は像域情報メモ
リ106に格納する。領域カウンタ107には、像域分
離部105で分割された類似する属性を持つ領域領域の
個数をカウントし、そのカウント値を格納する。尚、像
域情報メモリ106には、類似する属性を持つ領域を表
す矩形の左上の座標を位置座標として格納し、その矩形
サイズを領域サイズとして格納し、その属性をコードと
して格納する。
【0057】そして、2値画像データに含まれる全ての
類似する属性を持つ領域の像域情報を像域情報メモリ1
06に格納したら、像域情報メモリ106に格納してい
る像域情報を格納した順から読み出す。そして、読み出
した類似する属性を持つ領域の位置座標、領域サイズで
ある像域情報に基づいて、フレームメモリ102の該当
する画像データ(カラー多値画像データ)の輝度画像デ
ータを領域抽出部108によって抽出し、2値/多値判
定部109に出力する。
類似する属性を持つ領域の像域情報を像域情報メモリ1
06に格納したら、像域情報メモリ106に格納してい
る像域情報を格納した順から読み出す。そして、読み出
した類似する属性を持つ領域の位置座標、領域サイズで
ある像域情報に基づいて、フレームメモリ102の該当
する画像データ(カラー多値画像データ)の輝度画像デ
ータを領域抽出部108によって抽出し、2値/多値判
定部109に出力する。
【0058】ここで、2値/多値判定部109の詳細な
機能構成について、図6を用いて説明する。図6は実施
の形態1の2値/多値判定部109の詳細な機能構成を
示すブロック図である。図6において、120は領域抽
出部108で抽出された輝度画像データ(を順次読み込
む端子である。121は端子120より読み込まれた輝
度画像データの濃度のヒストグラムを作成するヒストグ
ラム作成部である。
機能構成について、図6を用いて説明する。図6は実施
の形態1の2値/多値判定部109の詳細な機能構成を
示すブロック図である。図6において、120は領域抽
出部108で抽出された輝度画像データ(を順次読み込
む端子である。121は端子120より読み込まれた輝
度画像データの濃度のヒストグラムを作成するヒストグ
ラム作成部である。
【0059】尚、ヒストグラム作成部121は、128
個のカウンタで構成され、各カウンタは読み込まれる輝
度画像データの濃度値を2で割って四捨五入した値(画
素濃度量子化値)に対応しており、その値に対応するカ
ウンタに1が加えられる。122はヒストグラム作成部
121で作成されたヒストグラムを平滑化する平滑化部
である。123は傾き算出部であり、ヒストグラムの傾
き値を算出する。124はヒストグラムの傾きから変曲
点となる濃度を抽出する変曲点抽出部である。125は
比較部であり、変曲点抽出部124からの入力と所定の
閾値Th1を比較し、入力が閾値Th1以上であれば
「1」を、閾値Th1未満であれば「0」を出力する。
126は比較部125の出力を総合判定部110へ出力
するための端子である。
個のカウンタで構成され、各カウンタは読み込まれる輝
度画像データの濃度値を2で割って四捨五入した値(画
素濃度量子化値)に対応しており、その値に対応するカ
ウンタに1が加えられる。122はヒストグラム作成部
121で作成されたヒストグラムを平滑化する平滑化部
である。123は傾き算出部であり、ヒストグラムの傾
き値を算出する。124はヒストグラムの傾きから変曲
点となる濃度を抽出する変曲点抽出部である。125は
比較部であり、変曲点抽出部124からの入力と所定の
閾値Th1を比較し、入力が閾値Th1以上であれば
「1」を、閾値Th1未満であれば「0」を出力する。
126は比較部125の出力を総合判定部110へ出力
するための端子である。
【0060】次に図6を用いて、2値/多値判定部10
9で実行される処理について説明する。CPUは領域抽
出部108で抽出された輝度画像データを入力する前
に、ヒストグラム作成部121の各カウンタを0にリセ
ットする。続いて、輝度画像データを領域抽出部108
より抽出された画素順で読み込む。ヒストグラム作成部
121は、読み込まれた輝度画像データの濃度値を2で
割って四捨五入した値に従って、対応するカウンタの内
容(画素頻度値)に1を加える。
9で実行される処理について説明する。CPUは領域抽
出部108で抽出された輝度画像データを入力する前
に、ヒストグラム作成部121の各カウンタを0にリセ
ットする。続いて、輝度画像データを領域抽出部108
より抽出された画素順で読み込む。ヒストグラム作成部
121は、読み込まれた輝度画像データの濃度値を2で
割って四捨五入した値に従って、対応するカウンタの内
容(画素頻度値)に1を加える。
【0061】抽出された輝度画像データの全ての画素に
ついてヒストグラムを生成したら、平滑化部122はヒ
ストグラムの各画素濃度量子化値の出力頻度値と隣接す
る画素濃度量子化値の出力頻度値とを比較する。そし
て、例えば、ある画素濃度量子化値の出力頻度値が隣接
する画素濃度量子化値の出力頻度値よりも大きい、ある
いは小さい場合に、その隣接する画素濃度量子化値の出
力頻度値の平均とをその画素濃度量子化値の出力頻度値
として更新する。また、特に、極大値を持つ画素濃度量
子化値と読み出された画素濃度量子化値が極大値を持
ち、その距離が閾値Th以下であれば、その画素濃度量
子化値の前後の平均値に置換する。このように、全ての
画素濃度量子化値について平滑化が終了したら、平滑化
されたヒストグラムを傾き算出部123に入力する。
ついてヒストグラムを生成したら、平滑化部122はヒ
ストグラムの各画素濃度量子化値の出力頻度値と隣接す
る画素濃度量子化値の出力頻度値とを比較する。そし
て、例えば、ある画素濃度量子化値の出力頻度値が隣接
する画素濃度量子化値の出力頻度値よりも大きい、ある
いは小さい場合に、その隣接する画素濃度量子化値の出
力頻度値の平均とをその画素濃度量子化値の出力頻度値
として更新する。また、特に、極大値を持つ画素濃度量
子化値と読み出された画素濃度量子化値が極大値を持
ち、その距離が閾値Th以下であれば、その画素濃度量
子化値の前後の平均値に置換する。このように、全ての
画素濃度量子化値について平滑化が終了したら、平滑化
されたヒストグラムを傾き算出部123に入力する。
【0062】傾き算出部123で、入力されたヒストグ
ラムの傾きを算出する。図7の(a)、(b)を用い
て、その算出する過程を示す。尚、図7の(a)は、あ
る原稿画像の画像データが持つ出力濃度量子化値の関係
を示しており、横軸に画素濃度量子化値、縦軸に出力頻
度値で表している。また、横軸の濃度は、256階調で
表現される濃度である。また、図7の(b)は図7の
(a)のヒストグラムに対して、算出される傾きを示し
たものである。
ラムの傾きを算出する。図7の(a)、(b)を用い
て、その算出する過程を示す。尚、図7の(a)は、あ
る原稿画像の画像データが持つ出力濃度量子化値の関係
を示しており、横軸に画素濃度量子化値、縦軸に出力頻
度値で表している。また、横軸の濃度は、256階調で
表現される濃度である。また、図7の(b)は図7の
(a)のヒストグラムに対して、算出される傾きを示し
たものである。
【0063】傾きは所望の画素濃度量子化値の出力頻度
値とそれより1つ小さな値の出力頻度値の差分である。
よって、図7の(a)のヒストグラムを微分すること
で、図7の(b)に示されるような傾き曲線が得られ、
図7の(b)では、変曲点1と変曲点2が存在する傾き
曲線が得られる。変曲点抽出部124は、傾き算出部1
23より入力された傾きから、傾きが正(+)から負
(ー)に変化する濃度を変曲点として検出する。そし
て、検出された変曲点数をカウントする。例えば、図7
の(b)では、変曲点が2個カウントされる。そして、
カウントとされた値が2であれば「1」を、2でなけれ
ば「0」を、2値/多値判定結果として端子126を介
して総合判定部110に出力する。
値とそれより1つ小さな値の出力頻度値の差分である。
よって、図7の(a)のヒストグラムを微分すること
で、図7の(b)に示されるような傾き曲線が得られ、
図7の(b)では、変曲点1と変曲点2が存在する傾き
曲線が得られる。変曲点抽出部124は、傾き算出部1
23より入力された傾きから、傾きが正(+)から負
(ー)に変化する濃度を変曲点として検出する。そし
て、検出された変曲点数をカウントする。例えば、図7
の(b)では、変曲点が2個カウントされる。そして、
カウントとされた値が2であれば「1」を、2でなけれ
ば「0」を、2値/多値判定結果として端子126を介
して総合判定部110に出力する。
【0064】尚、この時、この出力が「1」であれば2
値であることを、「0」であれば多値であることを表わ
す。再び、図5の画像像域分離装置で実行される処理に
ついて説明する。総合判定部110は、像域情報メモリ
106から各類似する属性を持つ領域の位置座標、領域
サイズ、属性である像域情報を、また、2値/多値判定
部109から2値/多値判定結果を入力する。
値であることを、「0」であれば多値であることを表わ
す。再び、図5の画像像域分離装置で実行される処理に
ついて説明する。総合判定部110は、像域情報メモリ
106から各類似する属性を持つ領域の位置座標、領域
サイズ、属性である像域情報を、また、2値/多値判定
部109から2値/多値判定結果を入力する。
【0065】そして、像域情報メモリ106から入力し
た像域情報の属性が「文字」、「セパレータ」のいずれ
かであり、かつ2値/多値判定部109から入力した2
値/多値判定結果が「1」である場合は、その像域情報
を像域情報メモリ106から端子111を介して出力す
る。一方、像域情報メモリ106から入力した像域情報
の属性が「文字」、「セパレータ」のいずれかであり、
かつ2値/多値判定部109から入力した2値/多値判
定結果が「0」である場合は、その像域情報に対応する
領域には、ノイズがあると判定し、出力を中止する。
た像域情報の属性が「文字」、「セパレータ」のいずれ
かであり、かつ2値/多値判定部109から入力した2
値/多値判定結果が「1」である場合は、その像域情報
を像域情報メモリ106から端子111を介して出力す
る。一方、像域情報メモリ106から入力した像域情報
の属性が「文字」、「セパレータ」のいずれかであり、
かつ2値/多値判定部109から入力した2値/多値判
定結果が「0」である場合は、その像域情報に対応する
領域には、ノイズがあると判定し、出力を中止する。
【0066】また、像域情報メモリ106から入力した
像域情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定
部109から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を像域情報メモリ106から端
子111を介して出力する。一方、像域情報メモリ10
6から入力した像域情報の属性が「図形」であり、かつ
2値/多値判定部109から入力した2値/多値判定結
果が「0」である場合は、その像域情報を持つ領域は
「写真」領域と判定し、その像域情報の属性を「写真」
に変更した上で、その像域情報を像域情報メモリ106
から端子111を介して出力する。
像域情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定
部109から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を像域情報メモリ106から端
子111を介して出力する。一方、像域情報メモリ10
6から入力した像域情報の属性が「図形」であり、かつ
2値/多値判定部109から入力した2値/多値判定結
果が「0」である場合は、その像域情報を持つ領域は
「写真」領域と判定し、その像域情報の属性を「写真」
に変更した上で、その像域情報を像域情報メモリ106
から端子111を介して出力する。
【0067】また、像域情報メモリ106から入力した
像域情報の属性が「写真」であり、かつ2値/多値判定
部109から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を持つ領域は「図形」領域と判
定し、その像域情報の属性を「図形」に変更した上で、
その像域情報の出力を行う。そして、その像域情報を像
域情報メモリ106から端子111を介して出力する。
一方、像域情報メモリ106から入力した像域情報の属
性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部109から
入力した2値/多値判定結果が「0」である場合は、そ
の像域情報を像域情報メモリ106から端子111を介
して出力する。
像域情報の属性が「写真」であり、かつ2値/多値判定
部109から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を持つ領域は「図形」領域と判
定し、その像域情報の属性を「図形」に変更した上で、
その像域情報の出力を行う。そして、その像域情報を像
域情報メモリ106から端子111を介して出力する。
一方、像域情報メモリ106から入力した像域情報の属
性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部109から
入力した2値/多値判定結果が「0」である場合は、そ
の像域情報を像域情報メモリ106から端子111を介
して出力する。
【0068】このように、上述の処理を、領域カウンタ
107でカウントされた全ての類似する属性を持つ領域
に関して像域分離を行い、その像域分離結果が端子11
1から全て出力されると処理が終了する。次に、実施の
形態2で実行される処理について、図8のフローチャー
トを用いて説明する。
107でカウントされた全ての類似する属性を持つ領域
に関して像域分離を行い、その像域分離結果が端子11
1から全て出力されると処理が終了する。次に、実施の
形態2で実行される処理について、図8のフローチャー
トを用いて説明する。
【0069】図8は実施の形態2で実行される処理フロ
ーを示すフローチャートである。まず、ステップS80
0において、原稿画像(カラー多値画像)を画像入力部
101より入力し、入力された原稿画像の画像データを
フレームメモリ102に格納する。ステップS800a
で、フレームメモリ102に格納される画像データを輝
度画像生成部103に入力し、入力した画像データの輝
度画像データを生成する。ステップS801で、輝度画
像生成部103で生成された輝度画像データを適応的量
子化部104に入力し、入力した輝度画像データを適応
的量子化部104で量子化する。
ーを示すフローチャートである。まず、ステップS80
0において、原稿画像(カラー多値画像)を画像入力部
101より入力し、入力された原稿画像の画像データを
フレームメモリ102に格納する。ステップS800a
で、フレームメモリ102に格納される画像データを輝
度画像生成部103に入力し、入力した画像データの輝
度画像データを生成する。ステップS801で、輝度画
像生成部103で生成された輝度画像データを適応的量
子化部104に入力し、入力した輝度画像データを適応
的量子化部104で量子化する。
【0070】ステップS802で、像域分離部105
は、適応的量子化部104より量子化された輝度画像デ
ータが入力されると、その量子化された輝度画像データ
に対し像域分離処理を行う。像域分離処理結果は、像域
情報メモリ106に格納する。ステップS803で、領
域抽出部108が像域分離結果を持つ領域に対応する輝
度画像データを輝度画像生成部103より抽出し、抽出
した輝度画像データを2値/多値判定部109へ入力す
る。そして、入力された輝度画像データに対し、2値/
多値判定部109は、その輝度画像データが2値である
か多値であるかを判定する。ステップS804で、その
判定結果が、2値の場合は「1」を出力し、ステップS
805に進む。多値の場合は「0」を出力し、ステップ
S808に進む。
は、適応的量子化部104より量子化された輝度画像デ
ータが入力されると、その量子化された輝度画像データ
に対し像域分離処理を行う。像域分離処理結果は、像域
情報メモリ106に格納する。ステップS803で、領
域抽出部108が像域分離結果を持つ領域に対応する輝
度画像データを輝度画像生成部103より抽出し、抽出
した輝度画像データを2値/多値判定部109へ入力す
る。そして、入力された輝度画像データに対し、2値/
多値判定部109は、その輝度画像データが2値である
か多値であるかを判定する。ステップS804で、その
判定結果が、2値の場合は「1」を出力し、ステップS
805に進む。多値の場合は「0」を出力し、ステップ
S808に進む。
【0071】ステップS805で、像域分離部105に
よる像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写真」
あるいは「図形」である場合は、ステップS806に進
み、像域情報の属性を「写真」として出力する。像域分
離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である場合
は、ステップS807に進み、出力を中止する。また、
ステップS808で、像域分離部106による像域分離
結果を判定する。像域分離結果が「写真」あるいは「図
形」である場合は、ステップS809に進み、像域情報
の属性を「図形」に変更して出力する。像域分離結果が
「文字」あるいは「セパレータ」である場合は、ステッ
プS810に進み、像域情報の属性を「文字」あるいは
「セパレータ」として出力する。
よる像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写真」
あるいは「図形」である場合は、ステップS806に進
み、像域情報の属性を「写真」として出力する。像域分
離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である場合
は、ステップS807に進み、出力を中止する。また、
ステップS808で、像域分離部106による像域分離
結果を判定する。像域分離結果が「写真」あるいは「図
形」である場合は、ステップS809に進み、像域情報
の属性を「図形」に変更して出力する。像域分離結果が
「文字」あるいは「セパレータ」である場合は、ステッ
プS810に進み、像域情報の属性を「文字」あるいは
「セパレータ」として出力する。
【0072】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、入力されるカラー多値画像より得られる輝度画像デ
ータを2値画像データに変換し、変換された2値画像デ
ータに対する像域分離処理によって得られる領域に対
し、その領域に対応する輝度画像データを用いて更に2
値と多値の判定を行い、画像入力部101で原稿画像を
入力する際に生じるノイズによる影響を除去すること
で、2値画像データで判定できない領域を判定すること
が可能になる。特に、「写真」領域に重なった文字等の
領域の判定を行うことが可能になる。
ば、入力されるカラー多値画像より得られる輝度画像デ
ータを2値画像データに変換し、変換された2値画像デ
ータに対する像域分離処理によって得られる領域に対
し、その領域に対応する輝度画像データを用いて更に2
値と多値の判定を行い、画像入力部101で原稿画像を
入力する際に生じるノイズによる影響を除去すること
で、2値画像データで判定できない領域を判定すること
が可能になる。特に、「写真」領域に重なった文字等の
領域の判定を行うことが可能になる。
【0073】また、2値画像データで判定できない領域
を判定するための従来の回路よりも、小さい回路規模で
かつ高速に2値画像データで判定できない領域を判定す
ることができる。 <実施の形態3>実施の形態2では、カラー多値画像の
原稿画像における像域分離処理において、特に、「写
真」領域と判定された領域に領域に詳細な像域分離を、
そのカラー多値画像より得られる輝度画像データを用い
て行っていた。実施の形態3では、輝度画像データだけ
では、詳細な像域分離結果を得られない場合を想定し、
特に、「写真」領域と判定された領域に詳細な像域分離
を、カラー多値画像データ用いて行う2値/多値判定部
201(図9参照)を備える画像像域分離装置について
説明する。
を判定するための従来の回路よりも、小さい回路規模で
かつ高速に2値画像データで判定できない領域を判定す
ることができる。 <実施の形態3>実施の形態2では、カラー多値画像の
原稿画像における像域分離処理において、特に、「写
真」領域と判定された領域に領域に詳細な像域分離を、
そのカラー多値画像より得られる輝度画像データを用い
て行っていた。実施の形態3では、輝度画像データだけ
では、詳細な像域分離結果を得られない場合を想定し、
特に、「写真」領域と判定された領域に詳細な像域分離
を、カラー多値画像データ用いて行う2値/多値判定部
201(図9参照)を備える画像像域分離装置について
説明する。
【0074】尚、実施の形態3で説明される画像像域分
離装置は、実施の形態2で図5で説明される画像像域分
離装置とほぼ同様の機能構成を有し、図5の画像像域分
離装置と共通の構成要素には同じ番号を付加し、ここで
の説明は省略する。図9は実施の形態3の画像像域分離
装置の機能構成を示すブロック図である。図9におい
て、200は像域情報メモリ106に格納される像域情
報に従って、フレームメモリ102から画像データ(カ
ラー多値画像データ)を抽出する領域抽出部である。2
01は抽出された領域を表現する輝度画像データに対
し、抽出された領域を表現する輝度画像データが、「文
字」や「図形」等の2値画像の領域であるか、あるいは
「写真」等の多値画像の領域であるかを判定する2値/
多値判定部である。
離装置は、実施の形態2で図5で説明される画像像域分
離装置とほぼ同様の機能構成を有し、図5の画像像域分
離装置と共通の構成要素には同じ番号を付加し、ここで
の説明は省略する。図9は実施の形態3の画像像域分離
装置の機能構成を示すブロック図である。図9におい
て、200は像域情報メモリ106に格納される像域情
報に従って、フレームメモリ102から画像データ(カ
ラー多値画像データ)を抽出する領域抽出部である。2
01は抽出された領域を表現する輝度画像データに対
し、抽出された領域を表現する輝度画像データが、「文
字」や「図形」等の2値画像の領域であるか、あるいは
「写真」等の多値画像の領域であるかを判定する2値/
多値判定部である。
【0075】尚、2値/多値判定部201では、特に、
輝度画像データが下地と文字あるいは図形等の組み合わ
せ、あるいは写真等の領域を判定する。202は像域情
報メモリ106に格納されている各領域の像域情報と2
値/多値判定部201の出力に基づいて、各領域の位置
座標、領域サイズ、属性を判定する総合判定部である。
輝度画像データが下地と文字あるいは図形等の組み合わ
せ、あるいは写真等の領域を判定する。202は像域情
報メモリ106に格納されている各領域の像域情報と2
値/多値判定部201の出力に基づいて、各領域の位置
座標、領域サイズ、属性を判定する総合判定部である。
【0076】尚、図9で示される画像像域分離装置の各
構成要素は、不図示のCPUで制御されるものとする。
また、カラー多値画像データはRGBで表現されるカラ
ー多値画像データであるとする。次に、図9を用いて、
画像像域分離装置において実行される処理について説明
する。
構成要素は、不図示のCPUで制御されるものとする。
また、カラー多値画像データはRGBで表現されるカラ
ー多値画像データであるとする。次に、図9を用いて、
画像像域分離装置において実行される処理について説明
する。
【0077】まず、処理に先立ち、不図示のCPUはフ
レームメモリ102、像域情報メモリ106、像域領域
カウンタ107の内容を0にクリアする。続いて、CP
Uはユーザの指示に従って、画像入力部101からRG
Bで構成されるカラー多値画像である原稿画像を読み込
み、その画像データ(カラー多値画像データ)をフレー
ムメモリ102に格納する。原稿画像分の画像データ
(カラー多値画像データ)がフレームメモリ102に格
納されたら、CPUは、フレームメモリ102から画像
データ(カラー多値画像データ)を読み出し、輝度画像
生成部103に入力する。輝度生成部103では、画像
データ(カラー多値画像データ)から均等色空間を表す
CIE1976L*a*b*空間のL*画像データを生成し
適応的量子化部104に入力する。適応的量子化部10
4では、生成された輝度画像データであるL*画像デー
タを2値化し、2値画像データを生成する。
レームメモリ102、像域情報メモリ106、像域領域
カウンタ107の内容を0にクリアする。続いて、CP
Uはユーザの指示に従って、画像入力部101からRG
Bで構成されるカラー多値画像である原稿画像を読み込
み、その画像データ(カラー多値画像データ)をフレー
ムメモリ102に格納する。原稿画像分の画像データ
(カラー多値画像データ)がフレームメモリ102に格
納されたら、CPUは、フレームメモリ102から画像
データ(カラー多値画像データ)を読み出し、輝度画像
生成部103に入力する。輝度生成部103では、画像
データ(カラー多値画像データ)から均等色空間を表す
CIE1976L*a*b*空間のL*画像データを生成し
適応的量子化部104に入力する。適応的量子化部10
4では、生成された輝度画像データであるL*画像デー
タを2値化し、2値画像データを生成する。
【0078】尚、2値化の方法として既知の方法を用い
ても構わない。2値化された2値画像データは、像域分
離部105に入力され、その2値画像データに含まれる
黒画素に対してラベル付けがなされる。そして、ラベル
付けされた画素塊を含む矩形を形成し、形成された画素
塊の矩形の幅、高さ、面積、画素密度によって「文
字」、「図形」、「写真」、「セパレータ」の類似する
属性を持つ領域毎に分割する。更に、分割された矩形を
統合して類似する属性を持つ領域を決定する。
ても構わない。2値化された2値画像データは、像域分
離部105に入力され、その2値画像データに含まれる
黒画素に対してラベル付けがなされる。そして、ラベル
付けされた画素塊を含む矩形を形成し、形成された画素
塊の矩形の幅、高さ、面積、画素密度によって「文
字」、「図形」、「写真」、「セパレータ」の類似する
属性を持つ領域毎に分割する。更に、分割された矩形を
統合して類似する属性を持つ領域を決定する。
【0079】像域分離部105はこれらの類似する属性
を持つ領域の位置座標、属性を像域情報として像域情報
メモリ106へ出力する。この出力結果は像域情報メモ
リ106に格納する。領域カウンタ107には、像域分
離部105で分割された類似する属性を持つ領域領域の
個数をカウントし、そのカウント値を格納する。尚、像
域情報メモリ106には、類似する属性を持つ領域を表
す矩形の左上の座標を位置座標として格納し、その矩形
サイズを領域サイズとして格納し、その属性をコードと
して格納する。
を持つ領域の位置座標、属性を像域情報として像域情報
メモリ106へ出力する。この出力結果は像域情報メモ
リ106に格納する。領域カウンタ107には、像域分
離部105で分割された類似する属性を持つ領域領域の
個数をカウントし、そのカウント値を格納する。尚、像
域情報メモリ106には、類似する属性を持つ領域を表
す矩形の左上の座標を位置座標として格納し、その矩形
サイズを領域サイズとして格納し、その属性をコードと
して格納する。
【0080】そして、2値画像データに含まれる全ての
類似する属性を持つ領域の像域情報を像域情報メモリ1
06に格納したら、像域情報メモリ106に格納してい
る像域情報を格納した順から読み出す。そして、読み出
した類似する属性を持つ領域の位置座標、領域サイズで
ある像域情報に基づいて、フレームメモリ102の該当
する画像データ(カラー多値画像データ)の輝度画像デ
ータを領域抽出部200によって抽出し、2値/多値判
定部201に出力するここで、2値/多値判定部201
の詳細な機能構成について、図10を用いて説明する。
類似する属性を持つ領域の像域情報を像域情報メモリ1
06に格納したら、像域情報メモリ106に格納してい
る像域情報を格納した順から読み出す。そして、読み出
した類似する属性を持つ領域の位置座標、領域サイズで
ある像域情報に基づいて、フレームメモリ102の該当
する画像データ(カラー多値画像データ)の輝度画像デ
ータを領域抽出部200によって抽出し、2値/多値判
定部201に出力するここで、2値/多値判定部201
の詳細な機能構成について、図10を用いて説明する。
【0081】図10は実施の形態3の2値/多値判定部
201の詳細な機能構成を示すブロック図である。図1
0において、220は領域抽出部200で抽出された領
域に対応する画像データ(カラー多値画像データ)を順
次読み込む端子である。221は入力された画像データ
(カラー多値画像データ)から上述の均等色空間を表わ
すCIE1976L*a*b*のL*画像データ、a*画像
データ、b*画像データを生成し、出力する輝度色度変
換部である。222〜224は2値/多値検出部であ
り、抽出された領域が「文字」や「図形」等の2値画像
の領域であるか、あるいは「写真」等の多値画像の領域
であるかを検出する。2値/多値検出部222はL*画
像データの処理を行い、2値/多値検出部223はa*
画像データの処理を行い、2値/多値検出部224はb
*画像データの処理を行う。225は3入力の論理積を
求めるAND回路である。226はAND回路225の
出力を総合判定部202に出力する端子である。
201の詳細な機能構成を示すブロック図である。図1
0において、220は領域抽出部200で抽出された領
域に対応する画像データ(カラー多値画像データ)を順
次読み込む端子である。221は入力された画像データ
(カラー多値画像データ)から上述の均等色空間を表わ
すCIE1976L*a*b*のL*画像データ、a*画像
データ、b*画像データを生成し、出力する輝度色度変
換部である。222〜224は2値/多値検出部であ
り、抽出された領域が「文字」や「図形」等の2値画像
の領域であるか、あるいは「写真」等の多値画像の領域
であるかを検出する。2値/多値検出部222はL*画
像データの処理を行い、2値/多値検出部223はa*
画像データの処理を行い、2値/多値検出部224はb
*画像データの処理を行う。225は3入力の論理積を
求めるAND回路である。226はAND回路225の
出力を総合判定部202に出力する端子である。
【0082】つぎに、2値/多値検出部222の詳細な
構成について、図11を用いて説明する。図11は実施
の形態3の2値/多値検出部222の詳細な構成を示す
ブロック図である。尚、2値/多値検出部223、22
4も同様の構成を有するので、ここではその説明は省略
する。
構成について、図11を用いて説明する。図11は実施
の形態3の2値/多値検出部222の詳細な構成を示す
ブロック図である。尚、2値/多値検出部223、22
4も同様の構成を有するので、ここではその説明は省略
する。
【0083】図11において、240は輝度色度変換部
221より得られるL*画像データを入力する端子であ
る。242は入力されたL*画像データのヒストグラム
を生成するヒストグラム作成部である。尚、ヒストグラ
ム作成部242は、256個のカウンタで構成され、各
カウンタは、読み込まれるL*画像データの濃度の出力
頻度値に対応しており、その出力頻度値に対応するカウ
ンタに1が加えられる。243は極大値検出部であり、
ヒストグラムで極大値をとる出力頻度の濃度を抽出す
る。244は各極大値で最大出力頻度の濃度値と第2に
高い出力頻度の濃度値を検出する頻度比較部である。
245は頻度比較部244より出力される濃度値から領
域抽出部200から抽出された領域が2値画像であると
判断される場合、その2値画像用のヒストグラムのモデ
ルを生成する2値モデル化部である。246は画像入力
部101に関するパラメータを格納しておく変数設定部
である。
221より得られるL*画像データを入力する端子であ
る。242は入力されたL*画像データのヒストグラム
を生成するヒストグラム作成部である。尚、ヒストグラ
ム作成部242は、256個のカウンタで構成され、各
カウンタは、読み込まれるL*画像データの濃度の出力
頻度値に対応しており、その出力頻度値に対応するカウ
ンタに1が加えられる。243は極大値検出部であり、
ヒストグラムで極大値をとる出力頻度の濃度を抽出す
る。244は各極大値で最大出力頻度の濃度値と第2に
高い出力頻度の濃度値を検出する頻度比較部である。
245は頻度比較部244より出力される濃度値から領
域抽出部200から抽出された領域が2値画像であると
判断される場合、その2値画像用のヒストグラムのモデ
ルを生成する2値モデル化部である。246は画像入力
部101に関するパラメータを格納しておく変数設定部
である。
【0084】247はヒストグラム作成部241で作成
されたヒストグラムと2値モデル化部245で生成され
たヒストグラムのモデルとの相違を算出する頻度差分部
である。248は比較部であり、頻度差分部247から
の入力値と所定の閾値Th2を比較し、入力値が閾値T
h2以下であれば「1」、そうでなければ「0」を出力
する。249は比較部248の出力を総合判定部110
へ出力するための端子である。
されたヒストグラムと2値モデル化部245で生成され
たヒストグラムのモデルとの相違を算出する頻度差分部
である。248は比較部であり、頻度差分部247から
の入力値と所定の閾値Th2を比較し、入力値が閾値T
h2以下であれば「1」、そうでなければ「0」を出力
する。249は比較部248の出力を総合判定部110
へ出力するための端子である。
【0085】次に図11で実行される処理の概要を説明
する。尚、CPUは画像像域分離装置の立ち上げ時に、
画像入力部101から入力する原稿画像の特性を読み込
む。ここでは、標準白紙と標準黒紙を読み込んだときの
値のばらつきを示す標準偏差をそれぞれσw、σbとし
て入力する。CPUは領域抽出部108で抽出された画
像データ(カラー多値画像データ)を入力する前に、ヒ
ストグラム作成部241の各カウンタを0にリセットす
る。続いて、L*画像データを輝度色度変換部部231
より抽出された画素順で読み込む。ヒストグラム作成部
241は、読み込まれたL*画像データの濃度の出力頻
度値に従って、対応するカウンタの内容に1を加える。
する。尚、CPUは画像像域分離装置の立ち上げ時に、
画像入力部101から入力する原稿画像の特性を読み込
む。ここでは、標準白紙と標準黒紙を読み込んだときの
値のばらつきを示す標準偏差をそれぞれσw、σbとし
て入力する。CPUは領域抽出部108で抽出された画
像データ(カラー多値画像データ)を入力する前に、ヒ
ストグラム作成部241の各カウンタを0にリセットす
る。続いて、L*画像データを輝度色度変換部部231
より抽出された画素順で読み込む。ヒストグラム作成部
241は、読み込まれたL*画像データの濃度の出力頻
度値に従って、対応するカウンタの内容に1を加える。
【0086】抽出されたL*画像データの全ての画素に
ついてヒストグラムを生成したら、平滑化部242はヒ
ストグラムのデータを順に読み出し、読み出された濃度
値の出力頻度値で閾値Th3以下の極大値に関しては、
その濃度値の前後の出力頻度の平均値に置換する。この
ように、全ての画素の濃度値について平滑化が終了した
ら、平滑化されたヒストグラムを極大値検出部243に
入力する。
ついてヒストグラムを生成したら、平滑化部242はヒ
ストグラムのデータを順に読み出し、読み出された濃度
値の出力頻度値で閾値Th3以下の極大値に関しては、
その濃度値の前後の出力頻度の平均値に置換する。この
ように、全ての画素の濃度値について平滑化が終了した
ら、平滑化されたヒストグラムを極大値検出部243に
入力する。
【0087】極大値検出部243で、入力されたヒスト
グラムの出力頻度値の極大値を抽出する。頻度比較部2
44は抽出された極大値をとる濃度の出力頻度値に関し
て、出力頻度値の最も高い濃度値bとその出力頻度値h
bと、次に出力頻度値の高い濃度値fとその出力頻度値
hfを検出する。2値モデル化部245は変数設定部2
46から画像入力部101のスキャナに関するパラメー
タとして標準偏差σw、σbを、頻度比較部244から
濃度値b、fと出力頻度値hb、hfを入力する。そし
て、2値モデル化部245はスキャナ固有のバラツキの
発生確率を正規分布と仮定し、ヒストグラムのモデルを
形成する。更に、出力頻度値hb、hfとノイズの分散
から、濃度値b、fのうち濃度の高いほうには標準白紙
を読み込んだときの標準偏差σwを、低い方に標準黒紙
を読み込んだ時の標準偏差σbを用いて、ヒストグラム
上に2つの正規分布の曲線を生成する。図12の
(a)、(b)を用いて、その生成する過程を示す。
尚、図12の(a)、(b)はそれぞれ、ある原稿画像
の画像データが持つ濃度とその出力頻度の関係を示して
おり、横軸に濃度、縦軸に出力頻度で表している。ま
た、横軸の濃度は、256階調で表現される濃度であ
る。また、bf0、bf1は標準偏差σbを3倍した値
を基準に、bb0、bb1は標準偏差σwを3倍した値
を基準に設定される。このように設定されたbf0、b
f1、bb0、bb1によって、図12の(a)、
(b)ではそれぞれ図中の斜線部がその曲線として生成
される。
グラムの出力頻度値の極大値を抽出する。頻度比較部2
44は抽出された極大値をとる濃度の出力頻度値に関し
て、出力頻度値の最も高い濃度値bとその出力頻度値h
bと、次に出力頻度値の高い濃度値fとその出力頻度値
hfを検出する。2値モデル化部245は変数設定部2
46から画像入力部101のスキャナに関するパラメー
タとして標準偏差σw、σbを、頻度比較部244から
濃度値b、fと出力頻度値hb、hfを入力する。そし
て、2値モデル化部245はスキャナ固有のバラツキの
発生確率を正規分布と仮定し、ヒストグラムのモデルを
形成する。更に、出力頻度値hb、hfとノイズの分散
から、濃度値b、fのうち濃度の高いほうには標準白紙
を読み込んだときの標準偏差σwを、低い方に標準黒紙
を読み込んだ時の標準偏差σbを用いて、ヒストグラム
上に2つの正規分布の曲線を生成する。図12の
(a)、(b)を用いて、その生成する過程を示す。
尚、図12の(a)、(b)はそれぞれ、ある原稿画像
の画像データが持つ濃度とその出力頻度の関係を示して
おり、横軸に濃度、縦軸に出力頻度で表している。ま
た、横軸の濃度は、256階調で表現される濃度であ
る。また、bf0、bf1は標準偏差σbを3倍した値
を基準に、bb0、bb1は標準偏差σwを3倍した値
を基準に設定される。このように設定されたbf0、b
f1、bb0、bb1によって、図12の(a)、
(b)ではそれぞれ図中の斜線部がその曲線として生成
される。
【0088】頻度差分部247はこれらの曲線に含まれ
ない頻度の総和を求める。すなわち、図12の(a)、
(b)では、それぞれ画素の総数から斜線部の濃度を差
し引いた部分の面積を求め、それを画素総数で割った値
を出力する。この値は比較部248で所定の閾値Th4
と比較され、値が閾値Th4以下であれば「1」を、そ
うでなければ「0」を端子249を介してAND回路2
25に出力する。
ない頻度の総和を求める。すなわち、図12の(a)、
(b)では、それぞれ画素の総数から斜線部の濃度を差
し引いた部分の面積を求め、それを画素総数で割った値
を出力する。この値は比較部248で所定の閾値Th4
と比較され、値が閾値Th4以下であれば「1」を、そ
うでなければ「0」を端子249を介してAND回路2
25に出力する。
【0089】尚、この時、この出力が「1」であれば2
値であることを、「0」であれば多値であることを表わ
す。次に、図10と図11を用いて、2値/多値判定部
201で実行される処理について説明する。端子220
から領域抽出部200で抽出された領域に対応する画像
データ(カラー多値画像データ)を輝度色度変換部22
1に順次読み込む。輝度色度変換部221は、入力され
た画像データ(カラー多値画像データ)から上述の均等
色空間を表わすCIE1976L*a*b*のL*画像デー
タ、a*画像データ、b*画像データを生成し、それぞれ
対応する2値/多値検出部222〜224へ出力する。
2値/多値検出部222〜224は、図11で説明され
た処理によって、各2値/多値検出部222〜224の
出力結果が端子249からAND回路255に出力され
る。AND回路225は、各2値/多値検出部222〜
224より出力された出力結果の3入力の論理積を算出
する。算出された値を端子226を介して総合判定部2
02に出力する。
値であることを、「0」であれば多値であることを表わ
す。次に、図10と図11を用いて、2値/多値判定部
201で実行される処理について説明する。端子220
から領域抽出部200で抽出された領域に対応する画像
データ(カラー多値画像データ)を輝度色度変換部22
1に順次読み込む。輝度色度変換部221は、入力され
た画像データ(カラー多値画像データ)から上述の均等
色空間を表わすCIE1976L*a*b*のL*画像デー
タ、a*画像データ、b*画像データを生成し、それぞれ
対応する2値/多値検出部222〜224へ出力する。
2値/多値検出部222〜224は、図11で説明され
た処理によって、各2値/多値検出部222〜224の
出力結果が端子249からAND回路255に出力され
る。AND回路225は、各2値/多値検出部222〜
224より出力された出力結果の3入力の論理積を算出
する。算出された値を端子226を介して総合判定部2
02に出力する。
【0090】尚、AND回路225において、L*画像
データ、a*画像データ、b*画像データのいずれも無地
の下地を含む可能性が高い場合は、「1」が出力され
る。AND回路255は、2値/多値検出部222〜2
24の出力の1ビットずつを入力する。そして、2値/
多値検出部222〜224の出力の1つでも「0」であ
れば、その領域は多値画像領域であり、AND回路22
5は端子226を介して「0」を総合判定部202に出
力する。一方、2値/多値検出部222〜224の出力
が全て「1」であれば、その領域は2値画像領域であ
り、AND回路225は端子226を介して「1」を総
合判定部202に出力する。
データ、a*画像データ、b*画像データのいずれも無地
の下地を含む可能性が高い場合は、「1」が出力され
る。AND回路255は、2値/多値検出部222〜2
24の出力の1ビットずつを入力する。そして、2値/
多値検出部222〜224の出力の1つでも「0」であ
れば、その領域は多値画像領域であり、AND回路22
5は端子226を介して「0」を総合判定部202に出
力する。一方、2値/多値検出部222〜224の出力
が全て「1」であれば、その領域は2値画像領域であ
り、AND回路225は端子226を介して「1」を総
合判定部202に出力する。
【0091】再び、図9の画像像域分離装置で実行され
る処理について説明する。総合判定部202は、像域情
報メモリ106から各類似する属性を持つ領域の位置座
標、領域サイズ、属性である像域情報を、また、2値/
多値判定部201から2値/多値判定結果を入力する。
そして、像域情報メモリ106から入力した像域情報の
属性が「文字」、「セパレータ」のいずれかであり、か
つ2値/多値判定部201から入力した2値/多値判定
結果が「1」である場合は、その像域情報を像域情報メ
モリ106から端子111を介して出力する。一方、像
域情報メモリ106から入力した像域情報の属性が「文
字」、「セパレータ」のいずれかであり、かつ2値/多
値判定部201から入力した2値/多値判定結果が
「0」である場合は、その像域情報に対応する領域に
は、ノイズがあると判定し、出力を中止する。
る処理について説明する。総合判定部202は、像域情
報メモリ106から各類似する属性を持つ領域の位置座
標、領域サイズ、属性である像域情報を、また、2値/
多値判定部201から2値/多値判定結果を入力する。
そして、像域情報メモリ106から入力した像域情報の
属性が「文字」、「セパレータ」のいずれかであり、か
つ2値/多値判定部201から入力した2値/多値判定
結果が「1」である場合は、その像域情報を像域情報メ
モリ106から端子111を介して出力する。一方、像
域情報メモリ106から入力した像域情報の属性が「文
字」、「セパレータ」のいずれかであり、かつ2値/多
値判定部201から入力した2値/多値判定結果が
「0」である場合は、その像域情報に対応する領域に
は、ノイズがあると判定し、出力を中止する。
【0092】また、像域情報メモリ106から入力した
像域情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定
部201から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を像域情報メモリ106から端
子111を介して出力する。一方、像域情報メモリ10
6から入力した像域情報の属性が「図形」であり、かつ
2値/多値判定部201から入力した2値/多値判定結
果が「0」である場合は、その像域情報を持つ領域は
「写真」領域と判定し、その像域情報の属性を「写真」
に変更した上で、その像域情報を像域情報メモリ106
から端子111を介して出力する。
像域情報の属性が「図形」であり、かつ2値/多値判定
部201から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を像域情報メモリ106から端
子111を介して出力する。一方、像域情報メモリ10
6から入力した像域情報の属性が「図形」であり、かつ
2値/多値判定部201から入力した2値/多値判定結
果が「0」である場合は、その像域情報を持つ領域は
「写真」領域と判定し、その像域情報の属性を「写真」
に変更した上で、その像域情報を像域情報メモリ106
から端子111を介して出力する。
【0093】また、像域情報メモリ106から入力した
像域情報の属性が「写真」であり、かつ2値/多値判定
部201から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を持つ領域は「図形」領域と判
定し、その像域情報の属性を「図形」に変更した上で、
その像域情報の出力を行う。そして、その像域情報を像
域情報メモリ106から端子111を介して出力する。
一方、像域情報メモリ106から入力した像域情報の属
性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部201から
入力した2値/多値判定結果が「0」である場合は、そ
の像域情報を像域情報メモリ106から端子111を介
して出力する。
像域情報の属性が「写真」であり、かつ2値/多値判定
部201から入力した2値/多値判定結果が「1」であ
る場合は、その像域情報を持つ領域は「図形」領域と判
定し、その像域情報の属性を「図形」に変更した上で、
その像域情報の出力を行う。そして、その像域情報を像
域情報メモリ106から端子111を介して出力する。
一方、像域情報メモリ106から入力した像域情報の属
性が「写真」であり、かつ2値/多値判定部201から
入力した2値/多値判定結果が「0」である場合は、そ
の像域情報を像域情報メモリ106から端子111を介
して出力する。
【0094】このように、上述の処理を、領域カウンタ
107でカウントされた全ての類似する属性を持つ領域
に関して像域分離を行い、その像域分離結果が端子11
1から全て出力されると処理が終了する。次に、実施の
形態3で実行される処理について、図13のフローチャ
ートを用いて説明する。
107でカウントされた全ての類似する属性を持つ領域
に関して像域分離を行い、その像域分離結果が端子11
1から全て出力されると処理が終了する。次に、実施の
形態3で実行される処理について、図13のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0095】図13は実施の形態3で実行される処理フ
ローを示すフローチャートである。まず、ステップS1
300において、原稿画像(カラー多値画像)を画像入
力部101より入力し、入力された原稿画像の画像デー
タをフレームメモリ102に格納する。ステップS13
00aで、フレームメモリ102に格納される画像デー
タを輝度画像生成部103に入力し、入力した画像デー
タの輝度画像データを生成する。ステップS1301
で、輝度画像生成部103で生成された輝度画像データ
を適応的量子化部104に入力し、入力した輝度画像デ
ータを適応的量子化部104で量子化する。
ローを示すフローチャートである。まず、ステップS1
300において、原稿画像(カラー多値画像)を画像入
力部101より入力し、入力された原稿画像の画像デー
タをフレームメモリ102に格納する。ステップS13
00aで、フレームメモリ102に格納される画像デー
タを輝度画像生成部103に入力し、入力した画像デー
タの輝度画像データを生成する。ステップS1301
で、輝度画像生成部103で生成された輝度画像データ
を適応的量子化部104に入力し、入力した輝度画像デ
ータを適応的量子化部104で量子化する。
【0096】ステップS1302で、像域分離部105
は、適応的量子化部104より量子化された輝度画像デ
ータが入力されると、その量子化された輝度画像データ
に対し像域分離処理を行う。像域分離処理結果は、像域
情報メモリ106に格納する。ステップS1303で、
領域抽出部200が像域分離結果を持つ領域に対応する
画像データ(カラー多値画像)をフレームメモリ102
より抽出し、抽出した画像データ(カラー多値画像)を
2値/多値判定部201へ入力する。そして、入力され
た画像データ(カラー多値画像)に対し、2値/多値判
定部201は、その画像データ(カラー多値画像)が2
値であるか多値であるかを判定する。ステップ1304
で、その判定結果が、2値の場合は「1」を出力し、ス
テップS1305に進む。多値の場合は「0」を出力
し、ステップS1308に進む。
は、適応的量子化部104より量子化された輝度画像デ
ータが入力されると、その量子化された輝度画像データ
に対し像域分離処理を行う。像域分離処理結果は、像域
情報メモリ106に格納する。ステップS1303で、
領域抽出部200が像域分離結果を持つ領域に対応する
画像データ(カラー多値画像)をフレームメモリ102
より抽出し、抽出した画像データ(カラー多値画像)を
2値/多値判定部201へ入力する。そして、入力され
た画像データ(カラー多値画像)に対し、2値/多値判
定部201は、その画像データ(カラー多値画像)が2
値であるか多値であるかを判定する。ステップ1304
で、その判定結果が、2値の場合は「1」を出力し、ス
テップS1305に進む。多値の場合は「0」を出力
し、ステップS1308に進む。
【0097】ステップS1305で、像域分離部105
による像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写
真」あるいは「図形」である場合は、ステップS130
6に進み、像域情報の属性を「写真」として出力する。
像域分離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である
場合は、ステップS1307に進み、出力を中止する。
また、ステップS1308で、像域分離部106による
像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写真」ある
いは「図形」である場合は、ステップS1309に進
み、像域情報の属性を「図形」として出力する。像域分
離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である場合
は、ステップS1310に進み、像域情報の属性を「文
字」あるいは「セパレータ」として出力する。
による像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写
真」あるいは「図形」である場合は、ステップS130
6に進み、像域情報の属性を「写真」として出力する。
像域分離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である
場合は、ステップS1307に進み、出力を中止する。
また、ステップS1308で、像域分離部106による
像域分離結果を判定する。像域分離結果が「写真」ある
いは「図形」である場合は、ステップS1309に進
み、像域情報の属性を「図形」として出力する。像域分
離結果が「文字」あるいは「セパレータ」である場合
は、ステップS1310に進み、像域情報の属性を「文
字」あるいは「セパレータ」として出力する。
【0098】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、入力されるカラー多値画像より得られる輝度画像デ
ータを2値画像データに変換し、変換された2値画像デ
ータに対する像域分離処理によって得られる領域に対
し、その領域に対応する画像データ(カラー多値画像)
を用いて更に2値と多値の判定を行い、画像入力部10
1で原稿画像を入力する際に生じるノイズによる影響を
除去することで、2値画像データで判定できない領域を
判定することが可能になる。特に、「写真」領域に重な
った文字等の領域の判定を行うことが可能になる。
ば、入力されるカラー多値画像より得られる輝度画像デ
ータを2値画像データに変換し、変換された2値画像デ
ータに対する像域分離処理によって得られる領域に対
し、その領域に対応する画像データ(カラー多値画像)
を用いて更に2値と多値の判定を行い、画像入力部10
1で原稿画像を入力する際に生じるノイズによる影響を
除去することで、2値画像データで判定できない領域を
判定することが可能になる。特に、「写真」領域に重な
った文字等の領域の判定を行うことが可能になる。
【0099】また、更に2値と多値の判定において、処
理対象の領域おける処理をその領域に対応する輝度画像
データを用いるのではなくカラー画像データを用いて行
うことで、実施の形態2よりも、より精度良く「写真」
領域に重なった文字等の領域の判定を行うことが可能に
なる。また、2値画像データで判定できない領域を判定
するための従来の回路よりも、小さい回路規模でかつ高
速に2値画像データで判定できない領域を判定すること
ができる。
理対象の領域おける処理をその領域に対応する輝度画像
データを用いるのではなくカラー画像データを用いて行
うことで、実施の形態2よりも、より精度良く「写真」
領域に重なった文字等の領域の判定を行うことが可能に
なる。また、2値画像データで判定できない領域を判定
するための従来の回路よりも、小さい回路規模でかつ高
速に2値画像データで判定できない領域を判定すること
ができる。
【0100】また、量子化後の画像塊の形状によって領
域を分割し、その属性を判定した後、さらに領域内で多
値を用いて詳細な領域情報を抽出することによって、量
子化によって検出できない領域を抽出・分類することで
判定精度を向上させることができる。尚、実施の形態1
〜3において、適応的量子下部で実行した量子化は、2
値化する場合を例に挙げて説明したが、これに限定され
ない。例えば、多値画像データで、近接する値にある多
値画像データを、同じラベルに割り当てて量子化する方
法(例えば、「初期画像が輪郭画像である順次再生符号
化の検討」、王ほか、1988年度画像符号化シンポジ
ウム(PCSJ88)4−10)においても、それぞれ
のラベル毎に本発明で説明される処理を実行することに
よって同様な効果が得られる。
域を分割し、その属性を判定した後、さらに領域内で多
値を用いて詳細な領域情報を抽出することによって、量
子化によって検出できない領域を抽出・分類することで
判定精度を向上させることができる。尚、実施の形態1
〜3において、適応的量子下部で実行した量子化は、2
値化する場合を例に挙げて説明したが、これに限定され
ない。例えば、多値画像データで、近接する値にある多
値画像データを、同じラベルに割り当てて量子化する方
法(例えば、「初期画像が輪郭画像である順次再生符号
化の検討」、王ほか、1988年度画像符号化シンポジ
ウム(PCSJ88)4−10)においても、それぞれ
のラベル毎に本発明で説明される処理を実行することに
よって同様な効果が得られる。
【0101】また、カラー多値画像データとして、均等
色空間であるCIE1976L*a*b*空間を利用して
本発明で説明される処理を実行したが、もちろんこれに
限定されず、RGB表色系でもよいし、YCbCr表色
系を利用してもよい。更に入力ビット数、それに伴うヒ
ストグラムの生成はこれに限定されず、量子化した結果
の頻度分布であっても構わない。
色空間であるCIE1976L*a*b*空間を利用して
本発明で説明される処理を実行したが、もちろんこれに
限定されず、RGB表色系でもよいし、YCbCr表色
系を利用してもよい。更に入力ビット数、それに伴うヒ
ストグラムの生成はこれに限定されず、量子化した結果
の頻度分布であっても構わない。
【0102】更に、像域分離や量子化の方法は本発明で
説明される方法に限定されず、他の方法でも構わない。
また、領域の形状を矩形として説明したが、これに限定
されず、輪郭線等のあらゆる自由形状であってももちろ
ん構わない。また、更に、本発明では像域分離部を複数
用いたが、共用することによって省略することも可能で
ある。また、メモり構成をフレームメモリとしたが、こ
れに限定されず、ラインバッファ等で構成してももちろ
ん構わない。
説明される方法に限定されず、他の方法でも構わない。
また、領域の形状を矩形として説明したが、これに限定
されず、輪郭線等のあらゆる自由形状であってももちろ
ん構わない。また、更に、本発明では像域分離部を複数
用いたが、共用することによって省略することも可能で
ある。また、メモり構成をフレームメモリとしたが、こ
れに限定されず、ラインバッファ等で構成してももちろ
ん構わない。
【0103】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)
に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述した実
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)
に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述した実
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0104】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0105】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0107】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図15のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「分離モジュール」、「抽出モジュール」および「判
定モジュール」の各モジュールのプログラムコードを記
憶媒体に格納すればよい。
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図15のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「分離モジュール」、「抽出モジュール」および「判
定モジュール」の各モジュールのプログラムコードを記
憶媒体に格納すればよい。
【0108】尚、「分離モジュール」は、原稿画像に含
まれる第1の属性毎に領域を分離する。「抽出モジュー
ル」は、分離される領域を抽出する。「判定モジュー
ル」は、抽出される領域に含まれる特徴に基づいて、該
領域の第2の属性を判定する。
まれる第1の属性毎に領域を分離する。「抽出モジュー
ル」は、分離される領域を抽出する。「判定モジュー
ル」は、抽出される領域に含まれる特徴に基づいて、該
領域の第2の属性を判定する。
【0109】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、処理時間や回路規模の増大を抑制し、かつ
原稿画像に施す像域分離処理の処理精度を向上する画像
像域分離装置及びその方法を提供できる。特に、量子化
によって抽出できない領域の抽出を行うことができる。
明によれば、処理時間や回路規模の増大を抑制し、かつ
原稿画像に施す像域分離処理の処理精度を向上する画像
像域分離装置及びその方法を提供できる。特に、量子化
によって抽出できない領域の抽出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像像域分離装置の機能構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】実施の形態1の2値/多値判定部8の詳細な機
能構成を示すブロック図である。
能構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1の極大値を検出する過程を説明す
るための図である。
るための図である。
【図4】実施の形態1で実行される処理フローを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】実施の形態2の画像像域分離装置の機能構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図6】実施の形態2の2値/多値判定部109の詳細
な機能構成を示すブロック図である。
な機能構成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態2の変曲点検出の過程を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図8】実施の形態2で実行される処理フローを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図9】実施の形態3の画像像域分離装置の機能構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図10】実施の形態3の2値/多値判定部201の詳
細な機能構成を示すブロック図である。
細な機能構成を示すブロック図である。
【図11】実施の形態3の2値/多値検出部222の詳
細な機能構成を示すブロック図である。
細な機能構成を示すブロック図である。
【図12】実施の形態3の頻度差分算出の過程を説明す
るための図である。
るための図である。
【図13】実施の形態3で実行される処理フローを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】従来の画像像域分離装置の機能構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図15】本発明で実行される処理フローのプログラム
を記憶させたFDのメモリマップの構造を示す図であ
る。
を記憶させたFDのメモリマップの構造を示す図であ
る。
1 画像入力部 2 フレームメモリ 3 適応的量子化部 4 像域分離部 5 像域情報メモリ 6 領域カウンタ 7 領域抽出部 8 2値/多値判定部 9 総合判定部 10 端子 21 ヒストグラム作成部 22 平滑化部 23 極大値抽出部 24 極大値統合部 25 極大値カウンタ
Claims (25)
- 【請求項1】 原稿画像に含まれる属性毎に領域を分離
する画像像域分離装置であって、 前記原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域を分離する
分離手段と、 前記分離手段で分離される領域を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出される領域に含まれる特徴に基づい
て、該領域の第2の属性を判定する判定手段とを備える
ことを特徴とする画像像域分離装置。 - 【請求項2】 前記第1の属性は、少なくとも写真、図
形、文字、セパレータのいずれかを含むことを特徴とす
る請求項1に記載の画像像域分離装置。 - 【請求項3】 前記第2の属性は、少なくとも2値、多
値のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の
画像像域分離装置。 - 【請求項4】 前記第1の属性と、前記第2の属性に基
づいて、前記分離手段で分離される領域の属性を決定す
る決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記
載の画像像域分離装置。 - 【請求項5】 前記決定手段は、第1の属性が写真で、
第2の属性が2値である場合、前記領域の属性を図形と
して決定することを特徴とする請求項4に記載の画像像
域分離装置。 - 【請求項6】 前記決定手段は、第1の属性が図形で、
第2の属性が多値である場合、前記領域の属性を写真と
して決定することを特徴とする請求項4に記載の画像像
域分離装置。 - 【請求項7】 前記決定手段は、第1の属性が文字ある
いはセパレータで、第2の属性が多値である場合、前記
領域の属性を決定不能として決定することを特徴とする
請求項4に記載の画像像域分離装置。 - 【請求項8】 前記分離手段は、前記原稿画像をn値の
画像データに量子化する量子化手段を備え、 前記n値の画像データに含まれる第1の属性毎に領域を
分離することを特徴とする請求項1に記載の画像像域分
離装置。 - 【請求項9】 前記判定手段は、前記抽出手段で抽出さ
れた第1の属性を持つ領域に対応する画像データを、前
記原稿画像より獲得する獲得手段と、 前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出手段と
を備え、 前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる第2
の属性を判定することを特徴とする請求項1に記載の画
像像域分離装置。 - 【請求項10】 前記分離手段は、前記原稿画像の輝度
画像を獲得する第1獲得手段と、 前記輝度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子
化手段を備え、 前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属性毎に領
域を分離することを特徴とする請求項1に記載の画像像
域分離装置。 - 【請求項11】 前記判定手段は、前記抽出手段で抽出
された第1の属性を持つ領域に対応する輝度画像データ
を、前記輝度画像より獲得する第2獲得手段と、 前記輝度画像データに含まれる特徴量を算出する算出手
段とを備え、 前記特徴量に基づいて、前記輝度画像データに含まれる
第2の属性を判定することを特徴とする請求項10に記
載の画像像域分離装置。 - 【請求項12】 前記分離手段は、前記原稿画像の輝度
画像を獲得する第1獲得手段と、 前記輝度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子
化手段を備え、 前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属性毎に領
域を分離し、 前記判定手段は、前記抽出手段で抽出された第1の属性
を持つ領域に対応する画像データを、前記原稿画像より
獲得する第2獲得手段と、 前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出手段と
を備え、 前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる第2
の属性を判定することを特徴とする請求項1に記載の画
像像域分離装置。 - 【請求項13】 原稿画像に含まれる属性毎に領域を分
離する画像像域分離方法であって、 前記原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域を分離する
分離工程と、 前記分離工程で分離される領域を抽出する抽出工程と、 前記抽出工程で抽出される領域に含まれる特徴に基づい
て、該領域の第2の属性を判定する判定工程とを備える
ことを特徴とする画像像域分離方法。 - 【請求項14】 前記第1の属性は、少なくとも写真、
図形、文字、セパレータのいずれかを含むことを特徴と
する請求項13に記載の画像像域分離方法。 - 【請求項15】 前記第2の属性は、少なくとも2値、
多値のいずれかを含むことを特徴とする請求項13に記
載の画像像域分離方法。 - 【請求項16】 前記第1の属性と、前記第2の属性に
基づいて、前記分離手段で分離される領域の属性を決定
する決定工程を更に備えることを特徴とする請求項13
に記載の画像像域分離方法。 - 【請求項17】 前記決定工程は、第1の属性が写真
で、第2の属性が2値である場合、前記領域の属性を図
形として決定することを特徴とする請求項16に記載の
画像像域分離方法。 - 【請求項18】 前記決定工程は、第1の属性が図形
で、第2の属性が多値である場合、前記領域の属性を写
真として決定することを特徴とする請求項16に記載の
画像像域分離方法。 - 【請求項19】 前記決定工程は、第1の属性が文字あ
るいはセパレータで、第2の属性が多値である場合、前
記領域の属性を決定不能として決定することを特徴とす
る請求項16に記載の画像像域分離方法。 - 【請求項20】 前記分離工程は、前記原稿画像をn値
の画像データに量子化する量子化工程を備え、 前記n値の画像データに含まれる第1の属性毎に領域を
分離することを特徴とする請求項13に記載の画像像域
分離方法。 - 【請求項21】 前記判定工程は、前記抽出工程で抽出
された第1の属性を持つ領域に対応する画像データを、
前記原稿画像より獲得する獲得工程と、 前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出工程と
を備え、 前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる第2
の属性を判定することを特徴とする請求項13に記載の
画像像域分離方法。 - 【請求項22】 前記分離工程は、前記原稿画像の輝度
画像を獲得する第1獲得工程と、 前記輝度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子
化工程を備え、 前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属性毎に領
域を分離することを特徴とする請求項13に記載の画像
像域分離方法。 - 【請求項23】 前記判定工程は、前記抽出工程で抽出
された第1の属性を持つ領域に対応する輝度画像データ
を、前記輝度画像より獲得する第2獲得工程と、 前記輝度画像データに含まれる特徴量を算出する算出工
程とを備え、 前記特徴量に基づいて、前記輝度画像データに含まれる
第2の属性を判定することを特徴とする請求項22に記
載の画像像域分離方法。 - 【請求項24】 前記分離工程は、前記原稿画像の輝度
画像を獲得する第1獲得工程と、 前記輝度画像をn値の輝度画像データに量子化する量子
化工程を備え、 前記n値の輝度画像データに含まれる第1の属性毎に領
域を分離し、 前記判定工程は、前記抽出工程で抽出された第1の属性
を持つ領域に対応する画像データを、前記原稿画像より
獲得する第2獲得工程と、 前記画像データに含まれる特徴量を算出する算出工程と
を備え、 前記特徴量に基づいて、前記画像データに含まれる第2
の属性を判定することを特徴とする請求項13に記載の
画像像域分離方法。 - 【請求項25】 画像像域分離のプログラムコードが格
納されたコンピュータ可読メモリであって、 前記原稿画像に含まれる第1の属性毎に領域を分離する
分離工程のコードと、 前記分離工程で分離される領域を抽出する抽出工程のコ
ードと、 前記抽出工程で抽出される領域に含まれる特徴に基づい
て、該領域の第2の属性を判定する判定工程のコードと
を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012623A JPH09204526A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 画像像域分離装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012623A JPH09204526A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 画像像域分離装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204526A true JPH09204526A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11810513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8012623A Withdrawn JPH09204526A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 画像像域分離装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09204526A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077048A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Canon Inc | 画像処理装置、および画像処理方法 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8012623A patent/JPH09204526A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077048A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Canon Inc | 画像処理装置、および画像処理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |