JPH09203371A - 土砂摩耗対応水力機器 - Google Patents

土砂摩耗対応水力機器

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JPH09203371A
JPH09203371A JP8011880A JP1188096A JPH09203371A JP H09203371 A JPH09203371 A JP H09203371A JP 8011880 A JP8011880 A JP 8011880A JP 1188096 A JP1188096 A JP 1188096A JP H09203371 A JPH09203371 A JP H09203371A
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sand
vane
earth
wear
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JP8011880A
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Hitoshi Ichikawa
均 市川
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/28Selecting particular materials; Particular measures relating thereto; Measures against erosion or corrosion
    • F01D5/288Protective coatings for blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧力水に接する部材を土砂による摩耗から充分
保護することができ、信頼性の高い送電系統や電力運営
が可能な土砂摩耗対応水力機器を提供する。 【解決手段】圧力水中に配置され、かつ可動するガイド
ベーン3を備えた土砂摩耗対応水力機器において、前記
ガイドベーン3の羽根先端と、ガイドベーン羽根の流水
部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根部
上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射または溶接するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水車あるい
はポンプ水車などの土砂摩耗対応水力機器の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】水力発電は上下の水の落差を利用した水
エネルギーを水車機器により回転エネルギーに変換し、
回転エネルギーを発電機により電気エネルギーに変換す
るものである。近年は原子力発電や火力発電による発電
割合は80%以上となっているが、これらの発電方法は
需要側の1日の負荷の追従が難しく、即応性が弱点であ
る。これを補う機器として水力発電がある。
【0003】また水力発電の一つである揚水発電は、夜
間の余剰電力を利用し、下池の水を電動機によりポンプ
を介して上池に汲み上げエネルギーを蓄積し、昼の電力
需要期に夜間汲み上げた水を利用し発電するものである
(以下これらの水力機器をポンプ水車と称す)。水エネ
ルギーいわゆる圧力水に混在する土砂は自然水を利用す
るため、水力発電には必ず付いてまわる問題である。圧
力水に混在する土砂は水車の流水部に強い力でぶつか
り、水車部品を摩耗させ水車機器の破損や、しいては運
転不可能となる事態が予想される。したがって、耐土砂
摩耗の水車部品の開発や部品交換の即応性が急がれてい
る。
【0004】従来一般に採用されている水車およびポン
プ水車のガイドベーンの材質は、JIS(日本工業規
格)SC450炭素鋼鋳鋼品、JIS−SCS1ステン
レス鋼鋳鋼品であり、土砂摩耗には弱く、土砂摩耗損傷
の度に水車、発電機全体を分解し、ガイドベーンの新製
交換または土砂損傷部を溶接による補修を行うようにし
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、溶接による
補修では溶接の熱影響等でガイドベーンの軸に曲がりが
生じるため、発電所より機械工場に運搬し、再機械加工
が必要となる。したがって、ガイドベーンの新製交換や
溶接による補修においても、多大の費用と期間を要して
いた。
【0006】従来、水車およびポンプ水車のガイドベー
ン操作機構は、ガイドベーン自重を支え、かつガイドベ
ーンに作用する上向きの水圧力を押さえるスラスト受け
リングが必要であった。これは固定側である上カバーと
下カバーとの間に設けられ、かつその間で可動するガイ
ドベーンは、これらカバーとの間に間隙が必要で、その
間隙を保持するため、強固なるスラスト受けリングが設
けられていた。圧力水は前記ガイドベーン間隙を通過す
るとする時、流速を増し、ガイドベーン羽根上下端面と
上カバーおよび下カバーに設けられた上下フェーシング
プレートに激しくぶつかり、土砂摩耗を発生させる。
【0007】また、前記ガイドベーン間隙より圧力水が
漏れるため、水車運転効率の低下の原因となっていた。
ポンプ水車においては、ポンプ運転時ガイドベーンを全
閉し、ランナ室の水面を圧縮空気により水面押し下げを
行うが、前記ガイドベーン間隙よりケーシング側よりの
圧力水漏れることにより、空気中で回転しているランナ
にぶつかり、ランナを回している電動機に大きな入力が
必要となっていた。
【0008】また、上下フェーシングプレートは前記ガ
イドベーン間隙部に土砂摩耗損傷が発生し易く、交換す
る場合は、発電機および水車の全体の分解が必要となっ
ていた。したがって、全体の分解、上下フェーシングプ
レートの交換、全体組立と多大の期間を要する嫌いがあ
った。
【0009】このように従来技術による圧力水に接する
部材では、土砂混入する圧力水に対する対応が難しく、
ガイドベーンの補修およびフェーシングプレートの交換
で発電機器全体を分解しなければならず、その期間は停
電となり送電系統や電力運営上問題があった。
【0010】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、圧力水に接する部材,すなわちガ
イドベーンやフェーシングプレートなどを土砂による摩
耗から充分保護することができ、信頼性の高い送電系統
や電力運営が可能なこの種の土砂摩耗対応水力機器を提
供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、圧力
水中に配置され、かつ可動するガイドベーンを備えた土
砂摩耗対応水力機器において、前記ガイドベーンの羽根
先端と、ガイドベーン羽根の流水部中心より下側の羽根
部表面と、ガイドベーンの羽根部上下端面とに、耐土砂
摩耗材を溶射または溶接するようになし所期の目的を達
成するようにしたものである。
【0012】また、ガイドベーンの羽根先端と、ガイド
ベーン羽根の流水部中心より下側の羽根部表面と、ガイ
ドベーンの羽根部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射ま
たは溶接するとともに、前記ガイドベーンの羽根部上下
端面に対向している固定側表面に、前記耐土砂摩耗材よ
り軟質の耐土砂摩耗材を溶射または溶接するようにした
ものである。
【0013】また、ガイドベーンの羽根先端と、ガイド
ベーン羽根の流水部中心より下側の羽根部表面と、ガイ
ドベーンの羽根部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射ま
たは溶接するとともに、前記ガイドベーンの羽根部上下
端面に対向している固定側表面に、前記耐土砂摩耗材よ
り軟質の耐土砂摩耗材を溶射または溶接し、かつ前記ガ
イドベーンの羽根部上下端面に施された耐土砂摩耗材
と、前記固定側表面に施された耐土砂摩耗材とが接触摺
動するように形成したものである。
【0014】また、ガイドベーンの羽根先端と、ガイド
ベーン羽根の流水部中心より下側の羽根部表面と、ガイ
ドベーンの羽根部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射ま
たは溶接するとともに、前記フェーシングプレートに、
前記耐土砂摩耗材より軟質の耐土砂摩耗材を溶射または
溶接するようにしたものである。また、前記フェーシン
グプレートを、前記ガイドベーンの回動軸を中心とした
放射線状に分割し、ガイドベーンの回動軸と直角方向に
分解組立て可能なように形成したものである。
【0015】すなわちこのように形成されている土砂摩
耗対応水力機器であると、ガイドベーンの羽根先端と、
ガイドベーン羽根の流水部中心より下側の羽根部表面
と、ガイドベーンの羽根部上下端面とに、耐土砂摩耗材
が溶射または溶接されていることから、耐土砂摩耗材が
必要最小限の部分に施されており、したがってガイドベ
ーンの熱影響による変形が少なく、また耐土砂摩耗材の
単価が高価であることから経済的にしてガイドベーン羽
根を土砂の摩耗から防ぐことができる。
【0016】またガイドベーンの羽根先端と、ガイドベ
ーン羽根の流水部中心より下側の羽根部表面と、ガイド
ベーンの羽根部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射また
は溶接するとともに、前記ガイドベーンの羽根部上下端
面に対向している固定側表面に、前記耐土砂摩耗材より
軟質の耐土砂摩耗材を溶射または溶接し、かつ前記ガイ
ドベーンの羽根部上下端面に施された耐土砂摩耗材と、
前記固定側表面に施された耐土砂摩耗材とが接触摺動す
るように形成されていることから、ガイドベーンと固定
側部材であるフェーシングプレートとの間は直接接触
し、その間に間隙がないため、水圧力のロスが発生少な
く、したがって、水車運転の効率向上が図られ、かつ信
頼性の高い送電系統や電力運営が可能となるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1にはその土砂摩耗対応水力
機器の一つである水車の要部が断面で示されている。こ
の図に示されているように上池より導水管や水車ケーシ
ング1を通ってきた土砂混入圧力水4(以下圧力水と称
す)は、ステーベーン2よりガイドベーン3に達する。
そしてこのガイドベーン3によりその流量が調整され,
調整された圧力水4は、ランナ5に到達し、ランナ5を
回転させる。
【0018】ガイドベーン3の断面形状は、図2から明
らかとなるように水車性能上の関係から、流水の上流側
(矢印は流通方向を示す)が円形で太く下流側に沿って
細くなる形状をなしている。いわゆる魚形をなしてい
る。またこのガイドベーン3は、円周状に10数個から
20数個配置され、油圧サーボモータ(図示せず)およ
びリンク機構7により同時に可動する機構となってお
り、発電量によりガイドベーン羽根3a間を通過する圧
力水4量が調整されるように形成されている。
【0019】勿論、ガイドベーン3を全閉にすれば、圧
力水はしゃ断され、ランナ5を初めとした発電機(図示
せず)の回転が停止し、発電が行われない。このように
ガイドベーン3は水力発電機器として重要な役割を持っ
ている。
【0020】図1に戻り、このようにガイドベーン3は
圧力水の調整のため作動するわけであるが、ガイドベー
ン3周辺の詳細構成について述べると、ガイドベーン3
の上部には上カバー8が設けられており、ガイドベーン
3を可動可能に支持している。また、ガイドベーン3の
下側には下カバー9が設けられ、上カバー8と同様に、
ガイドベーン3を可動可能に支持している。ガイドベー
ン3の上下,すなわち上カバー8とガイドベーン3の間
およびガイドベーン3と下カバー9との間には、ガイド
ベーン3が可動可能な最小間隙σ1およびσ2が設けら
れている。
【0021】このように構成されている水車のガイドベ
ーンは、さらに、ガイドベーン羽根3aの先端と、ガイ
ドベーン羽根3aの中心より下側の部分、それにガイド
ベーン羽根3aの上下端面3b,3cの各部位には、耐
土砂摩耗材Aが溶射されている。
【0022】この耐土砂摩耗材の硬度は、実験の結果で
は約250HV(ビカース)程度のものが有効である。
この硬度は、一般的に圧力水に混入する土砂約1,00
0HVより低いが、土砂摩耗を施さないガイドベーンよ
り寿命は約3倍のびることが実験の結果で判明してい
る。この場合、重要なことは、この耐土砂摩耗材Aの施
工は、できるだけ少ない部位,すなわち上記した部分に
施工するのが良い。
【0023】このように構成された水車であると、耐土
砂摩耗材Aが必要最小限の部分,すなわち水車のガイド
ベーン羽根3aの先端、ガイドベーン羽根3aの中心よ
り下側の部分それにガイドベーン羽根3aの上下端面3
b,3cの部分であることから、耐土砂摩耗材Aの施工
部分が少なく、したがってガイドベーン3の熱影響によ
る変形が少なく、また耐土砂摩耗材の単価が高価である
ことから経済的にしてガイドベーン羽根3aを土砂の摩
耗から防ぐことができる。
【0024】すなわち、図6に発電運転時の圧力水4の
流速分布が示されているように、一般的に水車ケーシン
グ1よりステイベーン2へ流入する圧力水4の流速は、
水車ケーシング1の断面積とステイベーン2部の断面積
の比に比例となるため、ステイベーン2部の流速は通常
の場合約3倍となる。また、ガイドベーン羽根3aの上
下による流速分布をみるとガイドベーン羽根3aの中心
部より下側の方が2倍から数倍上側より速いのが、最近
のコンピューター解析で判明している。
【0025】このようなことから、前述したガイドベー
ン3の上下間隙σ1,σ2を通る圧力水4の流速は非常
に速く、ガイドベーンの上下端面3b,3cと上カバー
8に設置の上フェーシングプレート10および、下カバ
ー9に設置の下フェーシングプレート11が速い速度で
土砂摩耗が進行する。実際に耐土砂摩耗処理を施さない
ガイドベーンを点検するとコンピューター解析同様、流
速が速いガイドベーン羽根部や流速が速い部位の上,下
フェーシングプレート10,11が顕著に土砂による摩
耗が著しいことが実験の結果判明している。
【0026】また、図2は上部より見た発電運転時の圧
力水4の流水方向を示したものであるが、圧力水4は水
車ケーシング1よりステイベーン2を通りガイドベーン
の羽根3a先端にぶつかり、ガイドベーン羽根3aの両
側へと流れて行く。したがって、ガイドベーン羽根3a
先端にも土砂の摩耗損傷が現れるが、本発明のガイドベ
ーン羽根3aの場合にはこれらは充分に保護される。
【0027】もう一つの例として、さらに次のようにす
ると良い。すなわち、下フェーシングプレート11の流
水面10a、11aにも耐土砂摩耗材Bを溶接するので
ある。すなわち、ガイドベーン羽根上下端面3b、3c
に前記した土砂摩耗材Aを溶射し、さらに下フェーシン
グプレート11の流水面10a、11aに耐土砂摩耗材
Bを溶接するのである。なお、ここで重要なことは、上
下フェーシングプレート流水面10a、11aに施され
る耐土砂摩耗材Bの硬度は約400HVのものが使用さ
れ、ガイドベーン羽根上下端面3b、3cに施される耐
土砂摩耗材Aには250HV程度のものが使用されるの
である。
【0028】すなわち、これらによる硬度差は(400
−250)150HVとなるため、ガイドベーン羽根上
下端面3b、3cと上、下フェーシングプレート流水面
10a,11aと接触摺動しても接触損傷(一般的にガ
ジリと称す)は受けないことがないのである。
【0029】次に、この接触損傷がなく、ガイドベーン
羽根上下端面3b,3cとフェーシングプレート流水面
10a,11aを接触可能とした構造を説明する。図3
には一般的な水車および、ポンプ水車のガイドベーン操
作機構の断面構造が示されている。前述したように、ガ
イドベーン3は発電量調整のため可動するが、ガイドベ
ーン3を支えていることが必要となる。ガイドベーン3
はガイドベーンレバー12とキー13で固定され、ガイ
ドベーンレバー12の回転運動をガイドベーン3に伝達
している。一方、ガイドベーン3の自重やガイドベーン
3に掛かる水圧力4aを支える必要がある。
【0030】ガイドベーン3上部軸部には支え板14が
設けられ、ボルト15により、シム16を介して締結さ
れている。支え板14とガイドベーンレバー12はボル
ト17により締結されている。スラスト受けリング18
は上カバー8にボルト19により固定され、ガイドベー
ンレバー12を挟み込むように設置されている。
【0031】以上の構造によりガイドベーン3の自重や
ガイドベーン3に掛かる水圧力4aは上カバー8,スラ
スト受けリング18,ガイドベーンレバー12,支え板
14の各部品を介して支えている。ガイドベーン3は上
フェーシングプレート10および、下フェーシングプレ
ート11の間に間隙σ1,σ2が設けられ、ガイドベー
ン3を可動する構造となっている。
【0032】これに対し図4は、本発明の水車およびポ
ンプ水車のガイドベーン操作機構の断面構造を示すもの
で、上カバー8および下カバー9に設置される上フェー
シングプレート10,下フェーシングプレート11の流
水面には前述したように、耐土砂摩耗材Bが溶接されて
いる。また、ガイドベーン羽根上下端面3b,3cには
土砂摩耗材Aが溶射されている。フェーシングプレート
に施される耐土砂摩耗材Bの硬度は400HVで、ガイ
ドベーン羽根上下端面3b、3cに施される耐土砂摩耗
材Aは250HVとなる。硬度差150HVとなるた
め、ガイドベーン羽根上下端面3b,3cと上、下フェ
ーシングプレート10,11流水面と接触摺動しても接
触損傷(一般的にガジリと称す)は受けないことになる
のである。
【0033】以上のような耐土砂摩耗材を施したガイド
ベーン3および、下フェーシングプレート11を用いた
ことにより、ガイドベーン3と下フェーシングプレート
11との間は直接接触し、かつ、ガイドベーン3が稼動
しすることが可能となり、従来構造で示した間隙σ2は
ないため、水圧力のロスが発生しない。したがって、水
車運転の効率向上が可能となる。
【0034】また、ガイドベーン下軸3d下端面部には
下軸受け20とガイドベーン下軸3dの間隙を通ってき
た圧力水4が保持され、ガイドベーン6を押し上げる力
4aが発生する。いわゆるガイドベーン3に作用する上
向きの水圧力である。上向きの水圧力が発生し、ガイド
ベーン羽根上端面3bと上フェーシングプレート10が
接触し、ガイドベーン3が可動しても前期耐土砂摩耗材
を使用したことにより接触損傷が発生しない。
【0035】また、図4に示されている構成からわかる
ように、従来必要であったガイドベーン自重および水圧
力を支えるガイドベーン操作機構であるスラスト受けラ
イナ、支え板が省略が可能となり、大幅な原価低減とメ
インテナンスが大幅に簡略できるのである。
【0036】次に、このように形成された上下フェーシ
ングプレートをガイドベーン軸中心線上に分割し、上カ
バーおよびガイドベーンを分解せずにフェーシングプレ
ートを交換可能とした構造を説明する。
【0037】従来採用されている上、下フェーシングプ
レート10,11の分割位置は水車中心方向に向かっ
て、かつガイドベーン3と隣合わせのガイドベーン3と
の間であり、また上、下フェージングプレート10,1
1は、上カバー8または下カバー9に特殊ボルト30に
より締結されているのが普通であるが、この構造では
上、下フェーシングプレート10,11のガイドベーン
軸挿入穴C(図5参照)にガイドベーン6の軸が挿入さ
れている構造となっているため、上カバー8,ガイドベ
ーン6を分解せずに上、下フェーシングプレート10,
11の交換は不可能であった。この場合、上カバー8を
分解するためには水車(およびポンプ水車)の上部に設
置の発電機(および発電電動機)および水車部品の殆ど
の分解が必要であり、通常の工事期間で120日が必要
であった。
【0038】これに対し、図5が本発明のフェーシング
プレートの取付図である。分割方向はガイドベーン軸挿
入穴Cの中心に向かって分割するように形成されてい
る。すなわちガイドベーン軸挿入穴Cの中心から放射方
向に分割線が設けられている。上、下フェーシングプレ
ート10,11は上カバー8または下カバー9に特殊ボ
ルト30により締結されている。
【0039】次に、このフェージングプレート10,1
1の交換についてその手順について説明する。ガイドベ
ーン3−1および、3−2をα位置に開き、フェージン
グプレート10−2a,10−2bおよび10−3a,
10−3bを締め付けている特殊ボルト30をゆるめ、
フェージングプレート10−2a,10−2bおよび1
0−3a,10−3bを分解する。
【0040】次にガイドベーン3−2をβ位置に固定
し、フェージングプレート10−1bを締め付けている
特殊ボルト30をゆるめ、フェージングプレート10−
1bを分解する。ガイドベーン3−2をαの位置で固定
し、ガイドベーン3−1をβの位置で固定する。フェー
ジングプレート10−4aを締め付けている特殊ボルト
30をゆるめ、フェージングプレート10−4aを分解
する。
【0041】以上のような要領で隣合わせのフェージン
グプレートを分解して全てが完了するようにするのであ
る。勿論、フェージングプレートの組立はこの反対手順
で行うことで完了する。フェージングプレート10,1
1の交換時期は、特に土砂摩耗の進行が早い場合は1年
から数年である。
【0042】以上種々述べてきたように、このように形
成された水車であると、耐土砂摩耗材を表面処理するこ
とにより、効果的な分解点検周期とすることができ、大
幅な原価低減が可能となる。また、ガイドベーン操作機
構が簡略化でき、保守性向上と原価低減が可能となる効
果がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、圧力水に接する部材,すなわちガイドベーンやフェ
ーシングプレートなどを土砂による摩耗から充分保護す
ることができ、信頼性の高い送電系統や電力運営が可能
なこの種の土砂摩耗対応水力機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土砂摩耗対応水力機器の一実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】従来の水車あるいはポンプ水車の縦断側面図で
ある。
【図4】本発明の土砂摩耗対応水力機器のガイドベーン
操作機構の一実施例を示す縦断側面図である。
【図5】本発明のフェージングプレートの平面図であ
る。
【図6】ガイドベーン周囲における水流分布図である。
【符号の説明】
1…水車ケーシング、2…ステイベーン、3…ガイドベ
ーン、3a…ガイドベーン羽根、3b…ガイドベーン羽
根上端面、3c…ガイドベーン羽根下端面、3d…ガイ
ドベーン下軸、4…土砂の混入した圧力水、5…ラン
ナ、6…ガイドベーン取付円周、7…リンク機構、8…
上カバー、9…下カバー、10…上フェージングプレー
ト、11…下フェージングプレート、12…ガイドベー
ンレバー、13…キー、14…支え板、15…取付ボル
ト、16…シム、17…取付ボルト、18…スラスト受
けリング、19…取付ボルト、20…軸受。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力水中に配置され、かつ可動するガイ
    ドベーンを備えた土砂摩耗対応水力機器において、 前記ガイドベーンの羽根先端と、ガイドベーン羽根の流
    水部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根
    部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射または溶接するよ
    うにしたことを特徴とする土砂摩耗対応水力機器。
  2. 【請求項2】 圧力水中に配置され、かつ可動するガイ
    ドベーンを備えた土砂摩耗対応水力機器において、 前記ガイドベーンの羽根先端と、ガイドベーン羽根の流
    水部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根
    部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射または溶接すると
    ともに、前記ガイドベーンの羽根部上下端面に対向して
    いる固定側表面に、前記耐土砂摩耗材より軟質の耐土砂
    摩耗材を溶射または溶接するようにしたことを特徴とす
    る土砂摩耗対応水力機器。
  3. 【請求項3】 圧力水中に配置され、かつ可動するガイ
    ドベーンを備えた土砂摩耗対応水力機器において、 前記ガイドベーンの羽根先端と、ガイドベーン羽根の流
    水部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根
    部上下端面とに、その硬度が約400HVの耐土砂摩耗
    材を溶射または溶接するとともに、前記ガイドベーンの
    羽根部上下端面に対向している固定側表面に、その硬度
    が約250HV耐土砂摩耗材を溶射または溶接するよう
    にしたことを特徴とする土砂摩耗対応水力機器。
  4. 【請求項4】 圧力水中に配置され、かつ可動するガイ
    ドベーンを備えた土砂摩耗対応水力機器において、 前記ガイドベーンの羽根先端と、ガイドベーン羽根の流
    水部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根
    部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射または溶接すると
    ともに、前記ガイドベーンの羽根部上下端面に対向して
    いる固定側表面に、前記耐土砂摩耗材よりその硬度が約
    150HV低い軟質の耐土砂摩耗材を溶射または溶接す
    るようにしたことを特徴とする土砂摩耗対応水力機器。
  5. 【請求項5】 圧力水中に配置され、かつ可動するガイ
    ドベーンを備えた土砂摩耗対応水力機器において、 前記ガイドベーンの羽根先端と、ガイドベーン羽根の流
    水部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根
    部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射または溶接すると
    ともに、前記ガイドベーンの羽根部上下端面に対向して
    いる固定側表面に、前記耐土砂摩耗材より軟質の耐土砂
    摩耗材を溶射または溶接し、かつ前記ガイドベーンの羽
    根部上下端面に施された耐土砂摩耗材と、前記固定側表
    面に施された耐土砂摩耗材とが接触摺動するように形成
    したことを特徴とする土砂摩耗対応水力機器。
  6. 【請求項6】 圧力水中に配置され、かつ固定フェーシ
    ングプレートの間で可動するガイドベーンを備えた土砂
    摩耗対応水力機器において、 前記ガイドベーンの羽根先端と、ガイドベーン羽根の流
    水部中心より下側の羽根部表面と、ガイドベーンの羽根
    部上下端面とに、耐土砂摩耗材を溶射または溶接すると
    ともに、前記フェーシングプレートに、前記耐土砂摩耗
    材より軟質の耐土砂摩耗材を溶射または溶接するように
    したことを特徴とする土砂摩耗対応水力機器。
  7. 【請求項7】 前記フェーシングプレートを、前記ガイ
    ドベーンの回動軸を中心とした放射線状に分割し、ガイ
    ドベーンの回動軸と直角方向に分解組立て可能なように
    形成した請求項6記載の土砂摩耗対応水力機器。
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