JPH09203348A - 超音速航空エンジンのインテーク制御方法 - Google Patents

超音速航空エンジンのインテーク制御方法

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JPH09203348A
JPH09203348A JP1242396A JP1242396A JPH09203348A JP H09203348 A JPH09203348 A JP H09203348A JP 1242396 A JP1242396 A JP 1242396A JP 1242396 A JP1242396 A JP 1242396A JP H09203348 A JPH09203348 A JP H09203348A
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JP
Japan
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pressure
throat
shock wave
vertical shock
detected
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JP1242396A
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Kazuo Shiraishi
和雄 白石
Junsuke Komi
淳介 小見
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音速飛行時において、「不始動状態」と
「超臨界状態」とを確実に判別でき、かつスロート近傍
の圧力センサによる検出圧力が、垂直衝撃波と境界層の
強い干渉により変動成分が大きい場合でも、アクチュエ
ータの誤動作を防止して垂直衝撃波の位置制御を安定し
て行うことができる超音速航空エンジンのインテーク制
御方法を提供する。 【解決手段】 カウル直後の圧力Pcとディフューザ出
口の圧力Peを検出し、各圧力を機体の飛行条件から設
定される基準最大圧力と比較し、カウル直後圧Pcが基
準最大圧力より大きい場合には、垂直衝撃波がスロート
前方に位置する不始動状態と判別し、ディフューザ出口
圧Peが基準最大圧力より大きい場合には、ディフュー
ザ下流に垂直衝撃波が位置する超臨界状態と判別して可
変通路位置,可変抽気バルブ開度,エンジン回転数の調
整を行う。また、更に、スロート直後の圧力Pthとス
ロート下流の圧力Pdを検出し、圧力変動成分の少ない
方を用いて、垂直衝撃波の位置制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音速航空エンジ
ンのインテーク制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マッハ数2.5〜5で飛行する超
音速航空機用エンジンとして、超音速時のラム圧により
空気を圧縮してターボジェットエンジンに供給するコン
バインドサイクルエンジンが研究されており、かかる超
音速航空エンジンの空気取入口(インテーク)では、超
音速飛行時に発生す衝撃波を利用して、エンジンに取り
入れる空気を効率よく圧縮しかつ亜音速まで減速するよ
うになっている。
【0003】図4は、かかる超音速航空エンジンのイン
テーク構成図である。このインテーク1は、エンジン2
(ターボジェットエンジン)に連通したインテーク通路
3の天井面を構成する前部ランプ4及び後部ランプ6
と、インテーク通路3の底面を構成するカウル7とから
なる。また、前部ランプ4と後部ランプ6との間には、
スロート抽気間隙5が設けられ、インテーク通路3から
空気の一部を抽気するようになっている。
【0004】前部ランプ4は、図4に示す例では、4枚
の平板状可動板4aがインテーク通路3の長手方向に直
交する平行な軸心(揺動軸心)回りに揺動可能に連結さ
れ、その前端が機体8に揺動可能に連結されている。こ
の前部ランプ4は、図示しないアクチュエータによっ
て、全体的に揺動するとともに、各可動板間の傾斜角度
を変化させるようになっている。また、後部ランプ6
は、後端が機体8に揺動自在に連結され、図示しないア
クチュエータによって、その揺動軸心のまわりに揺動さ
せるようになっている。更に、カウル7は、インテーク
通路3に面した凹面部7aと尖鋭部7bとを備えてお
り、ランプ4に生じる衝撃波を尖鋭部7bに集中させる
ようになっている。
【0005】このように構成されたインテーク1の作動
について以下に説明する。離着陸時および低速飛行時に
は、前部ランプ4および後部ランプ6を上方に移動させ
て、カウル7との間に形成されるインテーク通路3の断
面積を最大限に拡大し、大量の空気をエンジン2に取り
入れるようになっている。また、超音速飛行時には、前
部ランプ4および後部ランプ6を下降させ、カウル7と
の間隔を狭めて、インテーク通路3内に発生す衝撃波を
利用して、エンジンに取り入れる空気を効率よく圧縮し
かつ亜音速まで減速するようになっている。
【0006】すなわち、超音速時には、前部ランプ4の
各可動板4aの境界に形成される屈曲部から斜め衝撃波
S1,S2が発生し、これらの斜め衝撃波S1,S2が
カウル7の尖鋭部7bに向けて発生するように、可動板
4aの角度が調整される。また、カウル7の凹面部7a
からは、その後方に位置する前部ランプ4に向けて圧縮
波が発生し、凹面部7aと可動板4aとの間に、無数の
圧縮波が発生する扇形の領域A(等エントロピ的圧縮領
域)が形成される。
【0007】空気が斜め衝撃波S1,S2を通過する
と、その前後で速度,圧力,密度,温度等が急激に変化
することが知られており、インテーク1は、前方から取
り入れられた空気を圧縮しかつその速度を低下させる役
割を果たす。また、等エントロピー的圧縮領域Aのよう
に、無数の圧縮波を配した領域Aでは、全圧損失を抑制
しつつ圧縮が可能であることが知られている。このた
め、カウル7の凹面部7aおよび可動板4aの形状は、
等エントロピー的圧縮領域Aを通過して圧縮された気流
が、その後方に配される後部ランプ6の先端位置手前
で、マッハ数1程度まで減速されるように設計され、後
部ランプ6の先端位置近傍に発生する垂直衝撃波S3に
よって亜音速まで減速される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】垂直衝撃波S3は、イ
ンテーク通路3の断面積が最も狭いスロートB(後部ラ
ンプ6の先端位置近傍)に常に位置することが、上述し
たインテーク1において空気を効率よく圧縮し亜音速ま
で減速するために必要になる。そのため、従来、スロー
ト前後の圧力Pc,Pthを検出し、検出信号とその基準信
号との偏差に基づき、垂直衝撃波S3の位置を判別し、
アクチュエータによりランプ4,6を制御して垂直衝撃
波の位置を制御していたが、スロート近傍の圧力センサ
は、垂直衝撃波と境界層の強い干渉により変動成分が大
きくなるために、圧力信号を認識・判別することが難し
く、アクチュエータの誤動作の原因となる問題点があっ
た。
【0009】すなわち、垂直衝撃波S3がスロート前方
に押し出され、甚だしい場合にはインテーク1の外に位
置する場合には、上述した斜め衝撃波S1,S2及び領
域Aにおける等エントロピー的圧縮が正常に機能せず、
圧力が激しく変動して、エンジン2が始動できない状態
(不始動状態)となり、逆に垂直衝撃波S3がディフュ
ーザ3aの下流に位置する場合には、ディフューザ内の
空気流が超音速になってディフューザ3aが十分に機能
せず、エンジン2への流入圧が激しく振動する状態(超
臨界状態)となるが、これらの状態を従来のインテーク
制御方法では、安定して検出が困難であった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
に創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、
超音速飛行時において、垂直衝撃波がスロート前方に位
置してエンジンが始動できない「不始動状態」と、ディ
フューザ下流に垂直衝撃波が位置してディフューザが十
分に機能しない「超臨界状態」とを確実に判別でき、ア
クチュエータの誤動作を防止して垂直衝撃波の位置制御
を安定して行うことができる超音速航空エンジンのイン
テーク制御方法を提供することにある。また、本発明の
別の目的は、スロート近傍の圧力センサによる検出圧力
が、垂直衝撃波と境界層の強い干渉により変動成分が大
きい場合でも、アクチュエータの誤動作を防止して垂直
衝撃波の位置制御を安定して行うことができる超音速航
空エンジンのインテーク制御方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、カウル
直後の圧力Pcとディフューザ出口の圧力Peを検出
し、前記各圧力を機体の飛行条件から設定される基準最
大圧力と比較し、カウル直後圧Pcが基準最大圧力より
大きい場合には、垂直衝撃波がスロート前方に位置する
不始動状態と判別し、ディフューザ出口圧Peが基準最
大圧力より大きい場合には、ディフューザ下流に垂直衝
撃波が位置する超臨界状態と判別し、不始動状態又は超
臨界状態において、可変通路位置,可変抽気バルブ開
度,エンジン回転数の調整を行う、ことを特徴とする超
音速航空エンジンのインテーク制御方法が提供される。
【0012】また、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、更に、スロート直後の圧力Pthとスロート下流の
圧力Pdを検出し、スロート直後圧Pthとスロート下
流圧Pdのうち圧力変動成分の少ない方を用いて、垂直
衝撃波の位置制御を行う。また、前記垂直衝撃波の位置
制御は、バイパス抽気バルブの制御による。
【0013】上述した本発明の方法によれば、カウル直
後圧Pcが基準最大圧力より大きい場合には、カウル直
後圧の計測点より前方に垂直衝撃波が位置しているた
め、スロート前方に位置する不始動状態と判別すること
ができ、可変通路位置,可変抽気バルブ開度,エンジン
回転数の調整して、垂直衝撃波を後方に移動させること
ができる。また、ディフューザ出口圧Peが基準最大圧
力より大きい場合には、ディフューザ下流に垂直衝撃波
が位置する超臨界状態と判別でき、可変通路位置,可変
抽気バルブ開度,エンジン回転数を逆に調整して、垂直
衝撃波を前方に移動させることができる。従って、不始
動状態又は超臨界状態を確実に判別でき、アクチュエー
タの誤動作を防止して垂直衝撃波の位置をスロート近傍
に戻すことができ、垂直衝撃波の位置制御を安定して行
うことができる。
【0014】また、更に、スロート直後の圧力Pthと
スロート下流の圧力Pdを検出し、スロート直後圧Pt
hとスロート下流圧Pdのうち圧力変動成分の少ない方
を用いて、垂直衝撃波の位置制御を行うことにより、垂
直衝撃波と境界層の強い干渉により変動成分が大きい場
合でも、アクチュエータの誤動作を防止して垂直衝撃波
の位置制御を安定して行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。図1は、本発明による制御方法を適用する超音速航
空エンジンのインテークの全体構成図である。この図に
おいて、1はインテーク、2はターボジェットエンジ
ン、3はインテーク通路、4は前部ランプ、5はスロー
ト抽気間隙、6は後部ランプ、7はカウル、7bは尖鋭
部である。後部ランプ6の先端部が断面積が最も狭いイ
ンテーク通路3のスロートBであり、スロートBの下流
が断面積が漸増するディフューザ3aである。かかる構
成は、図4に示した従来の超音速航空エンジンと同様で
ある。
【0016】図1のインテーク1には、更に、前部ラン
プ4と後部ランプ6を昇降させてインテーク通路3の可
変通路位置を調節するアクチュエータ10a,10b、
スロートB(スロート抽気間隙5)から抽気された空気
の流量を調節するスロート抽気バルブ11a,及びディ
フューザ3aの下流部から抽気された空気をエンジン2
の後方にバイパスさせるバイパス抽気バルブ11bを備
えている。
【0017】また、インテーク1には、カウル直後の圧
力Pc,ディフューザ出口の圧力Pe,スロート直後の
圧力Pth及びスロート下流の圧力Pdを検出する圧力
センサ12a,12b,12c,12dと、インテーク
入口の静圧P0 を検出する圧力センサ13と、インテー
クを制御するインテーク制御装置14とが設けられてい
る。各圧力センサー12a,12b,12c,12d及
び13は、例えばピエゾ型の圧電素子からなり、検出圧
力に比例した電気信号を出力するようになっている。
【0018】インテーク制御装置14には、上述した各
センサー12a,12b,12c,12d及び13の出
力信号の他に、機体8の飛行条件(マッハ数M,迎角θ
a,横揺れ角θb,エンジン2の回転数N,等)が入力
され、このインテーク制御装置14により、インテーク
通路3の可変通路位置,スロート抽気バルブ11aの開
度、バイパス抽気バルブ11bの開度、及びエンジン2
の回転数Nを調整するようになっている。
【0019】図2は、インテーク制御装置14における
制御ブロック図である。この図において、14aは基準
圧力算出ロジックであり、機体の飛行条件(マッハ数
M,迎角θa,横揺れ角θb,エンジン2の回転数N,
等)から、カウル直後の圧力Pcとディフューザ出口の
圧力Peの基準最大圧力Pc′,Pe′を設定するよう
になっている。この基準最大圧力は、垂直衝撃波S3が
所定の位置(スロート位置)にある場合に発生得る最大
値であり、この最大値を越える場合には、垂直衝撃波S
3がスロートの前後に移動していると判断できる。
【0020】14bは、圧力比較ロジックであり、カウ
ル直後圧Pcがその基準最大圧力Pc′より大きい場合
には、垂直衝撃波S3がスロート前方に位置する不始動
状態と判別し、ディフューザ出口圧Peがその基準最大
圧力Pe′より大きい場合には、ディフューザ下流に垂
直衝撃波S3が位置する超臨界状態と判別する。14c
は、可変通路位置,可変抽気バルブ開度,エンジン回転
数の調整を行うシーケンス制御ロジックであり、不始動
状態の場合には、可変通路位置を開き,可変抽気バルブ
開度を開き,エンジン回転数を高めて、垂直衝撃波S3
の位置を後方に移動させ、超臨界状態の場合には、逆
に、可変通路位置を閉じ,可変抽気バルブ開度を閉じ,
エンジン回転数を下げて、垂直衝撃波S3の位置を前方
に移動させる。
【0021】従って、比較ロジック14bとシーケンス
制御ロジック14cにより、不始動状態又は超臨界状態
を確実に判別でき、アクチュエータの誤動作を防止して
垂直衝撃波の位置をスロート近傍に戻すことができ、垂
直衝撃波の位置制御を安定して行うことができる。
【0022】図2において、14dは、変動成分比較ロ
ジックであり、スロート直後圧Pthとスロート下流圧
Pdのうち圧力変動成分の少ない方を選別するようにな
っている。また、14eは、選択した圧力(Pth又は
Pd)を用いて、垂直衝撃波の位置制御を行うフィード
バック制御ロジックであり、バイパス抽気バルブを制御
して、垂直衝撃波をスロート位置に保持するようになっ
ている。
【0023】この方法により、スロート直後圧Pthと
スロート下流圧Pdのうち圧力変動成分の少ない方を用
いて、垂直衝撃波の位置制御が行え、垂直衝撃波と境界
層の強い干渉により変動成分が大きい場合でも、アクチ
ュエータの誤動作を防止して垂直衝撃波の位置制御を安
定して行うことができる。
【0024】
【実施例】図3は、本発明の方法の効果を確認した実験
データである。この図において、(A)(B)(C)
(D)は、それぞれ、カウル直後の圧力Pc,スロート
直後の圧力Pth,スロート下流の圧力Pd,ディフュ
ーザ出口の圧力Peのインテーク入口静圧P0 に対する
圧力比である。この結果から、(A)(B)では高周波
変動成分が大きく、安定な閉ループ作動が難しいが、
(C)では臨界状態で急激な圧力上昇が得られ、信頼性
の高い閉ループ制御信号とすることができることがわか
る。また、(D)では、臨界状態におけるピーク値から
超臨界状態の検知ができることがわかる。
【0025】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。また、各圧力は、そのまま基準最大
圧力と比較してもよく、或いは図3に示したように、イ
ンテーク入口静圧P0 を用いて無次元化してもよいこと
は勿論である。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明の超音速航空エン
ジンのインテーク制御方法は、超音速飛行時において、
「不始動状態」と「超臨界状態」とを確実に判別でき、
アクチュエータの誤動作を防止して垂直衝撃波の位置制
御を安定して行うことができ、かつスロート近傍の圧力
センサによる検出圧力が、垂直衝撃波と境界層の強い干
渉により変動成分が大きい場合でも、アクチュエータの
誤動作を防止して垂直衝撃波の位置制御を安定して行う
ことができる、等の優れた効果を有する。
【0027】従って、アクチュエータの誤動作によるイ
ンテークの性能劣化に基づくエンジンの推力低減を防止
することができ、超音速機の安全性の向上が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御方法を適用する超音速航空エ
ンジンのインテークの全体構成図である。
【図2】インテーク制御装置14における制御ブロック
図である。
【図3】本発明の方法の効果を確認した実験データであ
る。
【図4】超音速航空エンジンのインテーク構成図であ
る。
【符号の説明】
A 等エントロピ的圧縮領域 B スロート S3 垂直衝撃波 Pc カウル直後の圧力 Pe ディフューザ出口の圧力 Pth スロート直後の圧力 Pd スロート下流の圧力 P0 インテーク入口の静圧 1 インテーク 2 ターボジェットエンジン 3 インテーク通路 3a ディフューザ 4 前部ランプ 4a 可動板 5 スロート抽気間隙 6 後部ランプ 7 カウル 7a 凹面部 7b 尖鋭部 8 機体 10a,10b アクチュエータ 11a スロート抽気バルブ 11b バイパス抽気バルブ 12a,12b,12c,12d 圧力センサ 13 圧力センサ 14 インテーク制御装置 14a 基準圧力算出ロジック 14b 比較ロジック 14c シーケンス制御ロジック 14d 変動成分比較ロジック 14e フィードバック制御ロジック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウル直後の圧力Pcとディフューザ出
    口の圧力Peを検出し、 前記各圧力を機体の飛行条件から設定される基準最大圧
    力と比較し、 カウル直後圧Pcが基準最大圧力より大きい場合には、
    垂直衝撃波がスロート前方に位置する不始動状態と判別
    し、 ディフューザ出口圧Peが基準最大圧力より大きい場合
    には、ディフューザ下流に垂直衝撃波が位置する超臨界
    状態と判別し、 不始動状態又は超臨界状態において、可変通路位置,可
    変抽気バルブ開度,エンジン回転数の調整を行う、こと
    を特徴とする超音速航空エンジンのインテーク制御方
    法。
  2. 【請求項2】 更に、スロート直後の圧力Pthとスロ
    ート下流の圧力Pdを検出し、 スロート直後圧Pthとスロート下流圧Pdのうち圧力
    変動成分の少ない方を用いて、垂直衝撃波の位置制御を
    行う、ことを特徴とする請求項1に記載の超音速航空エ
    ンジンのインテーク制御方法。
  3. 【請求項3】 前記垂直衝撃波の位置制御は、バイパス
    抽気バルブの制御による、ことを特徴とする請求項2に
    記載の超音速航空エンジンのインテーク制御方法。
JP1242396A 1996-01-29 1996-01-29 超音速航空エンジンのインテーク制御方法 Pending JPH09203348A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526418A (ja) * 2004-02-19 2007-09-13 アエロジェット ジェネラル コーポレイション 多重推進航空エンジンのための一体化空気取入れシステム
KR102165872B1 (ko) * 2019-04-25 2020-10-14 국방과학연구소 초음속 비행체 엔진 흡입구 유동제어를 위한 다중 측정센서 시스템 및 그의 고장판단방법
KR102459628B1 (ko) * 2022-04-15 2022-10-28 국방과학연구소 비행체 흡입구의 불시동 방지 장치, 그것을 구비한 비행체 및 그것의 제어 방법

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