JPH09200642A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JPH09200642A
JPH09200642A JP415696A JP415696A JPH09200642A JP H09200642 A JPH09200642 A JP H09200642A JP 415696 A JP415696 A JP 415696A JP 415696 A JP415696 A JP 415696A JP H09200642 A JPH09200642 A JP H09200642A
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analog
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screen
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Yoshiya Sengoku
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号がアナログ/ディジタル変換器とデ
ィジタル/アナログ変換器を通過する際の画質劣化を最
小限に止め、また、メモリ回路等の数を減らすことによ
って、コストを下げることを可能とする。 【解決手段】 第一のアナログ映像信号を第一のディジ
タル映像信号に変換する第一のアナログ/ディジタル変
換器23と、第一のディジタル映像信号を倍速信号に変
換する第一のメモリ回路25と、第二のアナログ映像信
号を第二のディジタル映像信号に変換する第二のアナロ
グ/ディジタル変換器24と、第二のディジタル映像信
号を倍速信号に変換する第二のメモリ回路26とを有
し、第一、第二のメモリ回路25,26の読み出しを制
御することで、画面上で圧縮表示するための時間軸圧縮
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受像機若しくはビ
デオカセットレコーダ(VCR)、テレビジョン(T
V)チャーナ、AV(音響映像)スイッチ等の映像機器
に好適な映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、第一の映像信号からなる第一
映像と第二の映像信号からなる第二映像とを、同時に受
像機画面上に表示させる手法には、図5の(A)に示す
ように、受像機画面上に主として第一映像P1を表示
し、この第一映像P1内に第二映像P2を小さく表示する
手法や、図5の(B)に示すように、受像機画面上に主
として第一映像P1を表示し、この第一映像P1外に第二
映像P2を小さく表示する手法や、図5の(C)に示す
ように、受像機画面上を第一映像P1と第二映像P2とで
2分割する手法等が存在する。
【0003】これら受像機画面上に少なくとも2つの映
像を同時に表示させる処理(以下、二画面処理と呼ぶ)
は、第一の映像信号と第二の映像信号の片方若しくは両
方ともを、例えばメモリ回路にて時間軸変換することに
より実現されている。
【0004】図6には、例えば上記図5の(C)に示し
たような、受像機画面上を2分割して第一映像P1と第
二映像P2を同時に表示することを実現する映像信号処
理回路の具体的構成例を示す。
【0005】この図6において、入力端子101に供給
された第一のアナログ映像信号は、アナログ/ディジタ
ル(A/D)変換器103にてディジタル映像信号に変
換され、この第一のディジタル映像信号が例えばフィー
ルドメモリからなるメモリ回路105に一旦記憶された
後読み出される。このメモリ回路105からの読み出し
の際には、既に記憶されている第一のディジタル映像信
号が図5の(C)に示したように受像機画面上の左側半
分に表示されるように時間軸圧縮されて読み出される。
【0006】ここで、上記時間軸圧縮を行うための、上
記メモリ回路105における第一のディジタル映像信号
の書き込み動作と読み出し動作は、図7に示すようにな
されている。
【0007】この図7において、ディジタル映像信号の
メモリ回路105への書き込みの際には、図中の実線L
1,LW2,・・・で示すように、リアルタイムでドッ
ト毎に順番に1ラインを単位にして書き込みがなされ
る。すなわち例えば、第一番目のラインを構成する各ド
ットのデータについては図中実線LW1のように、次の
第二番目のラインを構成する各ドットのデータについて
は図中実線LW2のように、それぞれ各ラインを構成す
る各ドットのデータが1水平走査周期(1H)毎に順番
にメモリ回路105に書き込まれる。これに対し、メモ
リ回路105からの読み出しの際には、図中の点線LR
1,LR2,・・・で示すように、1/2Hのオフセット
を持って、書き込み時の倍の速度でドット毎に順番に読
み出しがなされる。すなわち例えば、第一番目のライン
を構成する各ドットのデータについては図中実線LR1
のように、次の第二番目のラインを構成する各ドットの
データについては図中実線LR2のように、それぞれ各
ラインを構成する各ドットのデータが1/2Hのオフセ
ットをもって、書き込み時の倍の速度でドット毎に順番
にメモリ回路105から読み出される。このような書き
込み/読み出しの結果、画面上の左側半分に対応する時
間軸圧縮された映像信号が得られる。
【0008】また、入力端子102に供給された第二の
アナログ映像信号は、アナログ/ディジタル(A/D)
変換器104にてディジタル映像信号に変換され、この
第二のディジタル映像信号が例えばフィールドメモリか
らなるメモリ回路106に一旦記憶された後読み出され
る。このメモリ回路106からの読み出しの際には、既
に記憶されている第二のディジタル映像信号が、図5の
(C)に示したように受像機画面上の右側半分に表示さ
れるように時間軸圧縮され、かつ第一のディジタル映像
信号に同期して読み出される。
【0009】上記メモリ回路106における第二のディ
ジタル映像信号の書き込み動作と読み出し動作は、前記
図7にて説明した第一のディジタル映像信号の場合と同
様であり、この第二のディジタル映像信号の場合には、
メモリ回路106への書き込み/読み出しの結果、画面
上の右側半分に対応する時間軸圧縮された映像信号が得
られる。
【0010】上記メモリ回路105から読み出されたデ
ィジタル映像信号は、ディジタル/アナログ(D/A)
変換器107にてアナログ映像信号に変換され、上記メ
モリ回路106から読み出されたディジタル映像信号
は、ディジタル/アナログ(D/A)変換器108にて
アナログ映像信号に変換される。これらディジタル/ア
ナログ変換器107,108にてアナログ信号に変換さ
れた第一のアナログ映像信号及び第二のアナログ映像信
号は、加算器109により加算され、前記図5の(C)
にて示したような受像機画面上を第一映像P1と第二映
像P2とで2分割する映像信号として出力端子110か
ら受像機に対して出力される。
【0011】ところで、従来より、受像機に映像を表示
したときのちらつき(いわゆるフリッカ)を無くすこと
を目的として、走査周波数を倍にする処理(以下、倍速
処理と呼ぶ)が行われることがある。この倍速処理に
は、ライン間のちらつきを無くすことを目的として水平
走査周波数を倍にする処理(以下、ライン倍速処理と呼
ぶ)、フィールド間のちらつきを無くすことを目的とし
て垂直走査周波数を倍にする処理(以下、フィールド倍
速処理と呼ぶ)等があり、それぞれの方法とも二重に走
査を行う(映像信号を二度書きする)ことにより実現さ
れている。
【0012】図8には、例えば上記フィールド倍速処理
を実現する映像信号処理回路の具体的構成例を示す。
【0013】この図8において、入力端子120に供給
されたアナログ映像信号はアナログ/ディジタル変換器
121にてディジタル映像信号に変換され、当該ディジ
タル映像信号がメモリ回路122に一旦記憶された後に
読み出される。
【0014】ここで、上記フィールド倍速処理を実現す
るための、上記メモリ回路122におけるディジタル映
像信号の書き込み動作と読み出し動作は、図9に示すよ
うになされている。
【0015】この図9において、ディジタル映像信号の
メモリ回路122への書き込みの際には、図中の実線F
1,FW2,・・・で示すように、リアルタイムでライ
ン毎に順番に書き込みがなされる。すなわち例えば第一
フィールドを構成する各ラインのデータについては図中
実線FW1のように、次の第二フィールドを構成する各
ラインのデータについては図中実線FW2のように、ラ
イン毎に順番に書き込みがなされる。これに対し、メモ
リ回路122からの読み出しの際には、図中の点線FR
11,FR12,FR21,FR22・・・で示すように、それ
ぞれ書き込み時の倍の速度でライン毎に順番に読み出さ
れる。すなわち、図中実線FW1のように書き込まれた
第一フィールドのデータは図中点線FR11,FR12で示
すように、また実線FW2で書き込まれた第二フィール
ドのデータは図中点線FR21,FR2 2で示すように、そ
れぞれ書き込み時の倍の速度でライン毎に順番に2回読
み出される。このような書き込みと読み出しを行うこと
により、メモリ回路122からは、1フィールドに対し
て2フィールド分の映像信号が出力されることになる。
なお、図9の図中1Vは1垂直走査周期である。
【0016】上記メモリ回路122から出力されたディ
ジタル映像信号は、ディジタル/アナログ変換器123
によってアナログ映像信号に変換された後、出力端子1
24から倍速処理を実現する倍速映像信号として出力さ
れる。
【0017】以上、図6には前記図5の(C)に示した
ような受像機画面上に2つの映像を同時に表示する二画
面処理を実現するための映像信号処理回路の構成例を示
し、図8には前記フィールド倍速処理を実現するための
映像信号処理回路の構成例を示したが、上記受像機画面
上に2つの映像を同時に表示する機能とフィールド倍速
処理を行う機能の両方の機能を備えた映像信号処理回路
も存在する。
【0018】このような両方の機能を備えた映像信号処
理回路は、例えば図10に示すような構成により実現さ
れている。すなわち図10に示す映像信号処理回路は、
図6に示した二画面処理のための回路構成の後に、図8
に示した倍速処理のための回路構成を、単純に接続した
ものである。
【0019】この図10において、入力端子101に供
給された第一のアナログ映像信号は、アナログ/ディジ
タル変換器103にてディジタル映像信号に変換され、
この第一のディジタル映像信号が例えばフィールドメモ
リからなるメモリ回路105に一旦記憶された後読み出
される。このメモリ回路105からの読み出しの際に
は、前記図5の(C)に示した受像機画面上の左側半分
に表示されるように、前記図7で説明した方法にてディ
ジタル映像信号が時間軸圧縮されて読み出される。当該
メモリ回路105から読み出されたディジタル映像信号
は、ディジタル/アナログ変換器107にてアナログ映
像信号に変換される。このメモリ回路105における第
一のディジタル映像信号の書き込み動作と読み出し動作
は、前記図7にて説明したのと同様である。
【0020】また、入力端子102に供給された第二の
アナログ映像信号は、アナログ/ディジタル変換器10
4にてディジタル映像信号に変換され、この第二のディ
ジタル映像信号が例えばフィールドメモリからなるメモ
リ回路106に一旦記憶された後読み出される。このメ
モリ回路106からの読み出しの際には、前記図5の
(C)に示した受像機画面上の右側半分に表示されるよ
うに、前記図7で説明した方法にてディジタル映像信号
が時間軸圧縮され、かつ第一のディジタル映像信号に同
期して読み出される。上記メモリ回路106から読み出
されたディジタル映像信号は、ディジタル/アナログ変
換器108にてアナログ映像信号に変換される。
【0021】上述したようにしてディジタル/アナログ
変換器107,108にてアナログ信号に変換された第
一のアナログ映像信号及び第二のアナログ映像信号は、
加算器109により加算され、前記図5の(C)にて示
したような受像機画面上を第一映像P1と第二映像P2
で2分割する映像信号として、アナログ/ディジタル変
換器121に送られる。
【0022】当該アナログ/ディジタル変換器121に
てディジタル映像信号に変換された信号は、メモリ回路
122に一旦記憶された後に読み出される。このメモリ
回路122において、前記図9にて説明したように書き
込み時の倍の速度でライン毎に順番にディジタル映像信
号が2回読み出されることで、当該メモリ回路122か
らは、1フィールドに対して2フィールド分の映像信号
が出力される。メモリ回路122から出力されたディジ
タル映像信号は、ディジタル/アナログ変換器123に
よってアナログ映像信号に変換された後、出力端子12
4から倍速処理を実現する倍速映像信号として出力され
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述した図1
0の構成の映像信号処理回路の問題点としては、以下の
2点が挙げられる。
【0024】その1つは、二画面処理用の回路と倍速処
理用の回路の両方共に、アナログ/ディジタル変換器と
ディジタル/アナログ変換器が設けられており、これら
を映像信号が通ることになるため、当該映像信号の劣化
が問題となる。すなわち、アナログ/ディジタル変換
器、ディジタル/アナログ変換器はともに、サンプリン
グによる折り返り対策として低域通過フィルタを備えて
おり、この周波数帯域制限のためにリンギングやスメア
等の画質劣化がもたらされる。
【0025】もう1つは、二画面処理用の回路と倍速処
理用の回路の二つの回路ブロックの合計で、三つのメモ
リ回路が使用されており、したがってコストが高くなる
ことである。
【0026】そこで、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、二画面処理と倍速処理の両方の機
能を持つ映像信号処理回路において、映像信号がアナロ
グ/ディジタル変換器とディジタル/アナログ変換器を
通過する際の画質劣化を最小限に止めることができ、ま
た、メモリ回路を有効に用いて、その数を減らすことに
よって、コストを下げることを可能とする映像信号処理
回路を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理回
路は、第一、第二のアナログ映像信号をそれぞれアナロ
グ/ディジタル変換する第一、第二のアナログ/ディジ
タル変換手段と、これらアナログ/ディジタル変換され
た第一、第二のディジタル映像信号をそれぞれ倍速信号
に変換する第一、第二のメモリ手段とを有し、第一、第
二のメモリ手段の読み出しを制御することで、画面上で
圧縮表示するための時間軸圧縮処理を行うようにするこ
とにより、上述した課題を解決する。
【0028】すなわち本発明では、二画面処理と倍速処
理の両方で使用するメモリ手段を共用することにより、
アナログ/ディジタル変換器とディジタル/アナログ変
換器を通過する際の画質劣化を最小限にとどめると共
に、メモリ手段の数を減らすようにしている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】図1には本発明の映像信号処理回路が適用
される一構成例としてのテレビジョン受像機の構成を示
す。
【0031】この図1において、アンテナ1にて受信し
た第一映像信号の放送波は、チューナ21にて映像中間
周波信号に変換され、映像検波回路31に送られる。当
該映像検波回路31では、上記映像中間周波信号を復調
し、得られたコンポジットビデオ信号を切り換え回路4
に送る。一方、アンテナ1にて受信した第二映像信号の
放送波は、チューナ22にて映像中間周波信号に変換さ
れ、映像検波回路32に送られる。当該映像検波回路32
では、上記映像中間周波信号を復調し、得られたコンポ
ジットビデオ信号を切り換え回路4に送る。
【0032】当該切り換え回路4は、上記映像検波回路
1からの第一映像のコンポジットビデオ信号と上記映
像検波回路32からの第二映像のコンポジットビデオ信
号、或いはビデオデッキ等の外部機器から端子19を介
して供給される外部ビデオ信号のいずれかを選択的に切
り換えて出力する。
【0033】上記切り換え回路4から出力された第一映
像のコンポジットビデオ信号は、Y/C分離回路51
て輝度信号Y1とクロマ信号C1とに分離される。上記色
差信号C1は色差復調回路61にて色差信号B−Y1及び
色差信号R−Y1に復調され、上記輝度信号Y1は、上記
色差信号B−Y1及び色差信号R−Y1と共に、二画面処
理・倍速処理回路7に送られる。
【0034】同様に、上記切り換え回路4から出力され
た第二映像のコンポジットビデオ信号は、Y/C分離回
路52にて輝度信号Y2とクロマ信号C2とに分離され
る。上記色差信号C2は、色差復調回路62にて色差信号
B−Y2及び色差信号R−Y2に復調され、上記輝度信号
2は、上記色差信号B−Y2及び色差信号R−Y2と共
に、二画面処理・倍速処理回路7に送られる。
【0035】当該二画面処理・倍速処理回路7では、本
発明のポイントとなる二画面処理と倍速処理を行ってい
るブロックであり、その詳細については後述する。
【0036】マトリクス回路8は、二画面処理・倍速処
理回路7にて後述するように二画面処理と倍速処理の両
方の処理が行われて得られた輝度信号Y、色差信号B−
Y及び色差信号R−Yを、R(赤),G(緑),B
(青)の三原色信号に変換する。
【0037】このマトリクス回路8からのR,G,Bの
三原色信号は、ブランキング回路9に送られる。当該ブ
ランキング回路9では、水平ブランキングパルス及び垂
直ブランキングパルスに応じて、上記R,G,Bの三原
色信号にブランキング処理を施す。
【0038】当該ブランキング回路9の出力は、増幅器
10にて増幅され、CRT(陰極線管)14に送られ
る。
【0039】一方、同期分離回路11では、前記切り換
え回路4から供給されるビデオ信号から水平同期信号S
h及び垂直同期信号Svを分離して二画面処理・倍速処理
回路7に送る。当該二画面処理・倍速処理回路7からの
後述する二画面処理・倍速処理後の映像に対応する水平
同期信号SHは水平ドライブ回路12に送られ、この水
平ドライブ回路12は上記水平同期信号SHに応じて上
記CRT14の水平偏向ヨークをドライブする。また、
二画面処理・倍速処理回路7からの後述する二画面処理
・倍速処理後の映像に対応する垂直同期信号SVは垂直
ドライブ回路13に送られ、この垂直ドライブ回路13
は上記垂直同期信号SVに応じて上記CRT14の垂直
偏向ヨークをドライブする。これらドライブ回路12,
13により、CRT14の電子銃から発生された電子ビ
ームが偏向される。
【0040】次に、図2を参照して、図1の二画面処理
・倍速処理回路7における二画面処理と倍速処理につい
て説明する。
【0041】入力端子21には、第一のアナログ映像信
号として、前記輝度信号Y1と色差信号B−Y1及び色差
信号R−Y1が供給され、当該第一のアナログ映像信号
がアナログ/ディジタル(A/D)変換器23にてディ
ジタル映像信号に変換される。この第一のディジタル映
像信号はメモリ回路25に一旦記憶された後読み出され
る。このメモリ回路25からの読み出しの際には、既に
記憶されている第一のディジタル映像信号が前述した図
5の(C)に示したように例えば受像機画面上の左側半
分に表示されるように時間軸圧縮されると共に、これを
さらに倍速で読み出すようにする。すなわち、当該メモ
リ回路25では、二画面処理の際の時間軸圧縮のための
読み出しスピードと倍速処理のための読み出しスピード
とを合計して、書き込み時の4倍のスピードで読み出し
が行われる。
【0042】ここで、上記メモリ回路25において二画
面処理及び倍速処理を行うための第一のディジタル映像
信号の書き込み動作と読み出し動作は、図3に示すよう
になされている。
【0043】この図3において、第一のディジタル映像
信号のメモリ回路25への書き込みの際には、図中の実
線fw1,fw2,・・・で示すように、リアルタイムで
ライン毎に順番に書き込みがなされる。すなわち例えば
第一フィールドを構成する各ラインのデータについては
図中実線fw1のように、次の第二フィールドを構成す
る各ラインのデータについては図中実線fw2のよう
に、ライン毎に順番に書き込みがなされる。これに対
し、メモリ回路25からの読み出しの際には、図中の点
線fr11,fr12,fr21,fr22・・・で示すよう
に、それぞれ書き込み時の倍の速度でライン毎に順番に
2回で、かつ1ライン毎ではそのまた倍の速度で読み出
される。すなわち、例えば図中実線fw1のように書き
込まれた第一フィールドのデータは図中点線fr11,f
12で示すように、また実線fw2で書き込まれた第二
フィールドのデータは図中点線fr21,fr22で示すよ
うに、それぞれ書き込み時の倍の速度でライン毎に順番
に、かつ1ライン毎ではその倍の速度で読み出される。
【0044】同様に、入力端子22には、第二のアナロ
グ映像信号として、前記輝度信号Y2と色差信号B−Y2
及び色差信号R−Y2が供給され、当該第二のアナログ
映像信号がアナログ/ディジタル(A/D)変換器24
にてディジタル映像信号に変換される。この第二のディ
ジタル映像信号はメモリ回路26に一旦記憶された後読
み出される。このメモリ回路26からの読み出しの際に
は、既に記憶されている第二のディジタル映像信号が前
述した図5の(C)に示したように例えば受像機画面上
の右側半分に表示されるように時間軸圧縮されると共
に、これをさらに倍速で、かつ第一のディジタル映像信
号に同期して読み出すようにする。すなわち、当該メモ
リ回路26でも、二画面処理の際の時間軸圧縮のための
読み出しスピードと倍速処理のための読み出しスピード
とを合計して、書き込み時の4倍のスピードで読み出し
が行われる。上記メモリ回路26における第二のディジ
タル映像信号の書き込み動作と読み出し動作は、前記図
3にて説明したように第一のディジタル映像信号の場合
と同様である。
【0045】ここで、図4には、図3の図中円Mにて囲
む部分を拡大して示す。この図4のMAには例えば第一
映像の場合を、MBには第二の映像の場合を示してい
る。すなわちこの図4において、メモリ回路25及び2
6に記憶された第一映像と第二映像の各ラインのデータ
は、それぞれ交互に1/2Hのタイミングで読み出され
るようになされている。
【0046】上述したようにしてメモリ25及び26か
ら読み出された第一のディジタル映像信号及び第二のデ
ィジタル映像信号は、ディジタル加算器27により加算
され、前記図5の(C)にて示したような受像機画面上
を第一映像P1と第二映像P2とで2分割するディジタル
映像信号となされる。このディジタル映像信号はディジ
タル/アナログ変換器28にてアナログ映像信号に変換
され、出力端子29から受像機に対して出力される。
【0047】以上のように、二画面処理と倍速処理を行
う二画面処理・倍速処理回路7においては、アナログ/
ディジタル変換器とディジタル/アナログ変換器を通過
する回数を、従来の2回から1回に減らすことができ、
したがって画質劣化を最小限にとどめることが可能とな
っている。
【0048】さらに、メモリ回路を二画面処理と倍速処
理とで共有することにより、従来の構成よりもメモリ回
路を一つ節約することができると共に、アナログ/ディ
ジタル変換器やディジタル/アナログ変換器をも節約で
き、したがって、コストを下げることが可能となってい
る。ここで、例えば入力映像信号の8MHzの帯域を維
持しようとしたとき、前述した図10のメモリ回路10
5,106でも、また本発明に係る図2のメモリ回路2
5,26でも、書き込み用のサンプリングクロックは、
16MHzが必要となる。これに必要なメモリ容量は、
1ラインの有効映像区間を約60μsecとすると、6
0μsec/(1/16MHz)=960となり、また
これを8ビットとし、さらに1フィールドの有効映像区
間を約250本とすると、960×8×250=192
0000となって、約2Mビットが必要となる。このと
き、書き込みの2倍の周波数で読み出される従来の図1
0の構成におけるサンプリングクロック(32MHz)
の場合でも、これが4倍の周波数で読み出さなければな
らない本発明の図2の構成におけるサンプリングクロッ
ク(64MHz)の場合でも、メモリ回路自体に入って
いる情報量は同じと言うことになる。要するに書き込み
クロックの周波数によりメモリ容量は決定され、したが
って、図10のメモリ回路105,106,122も図
2のメモリ回路25,26もそれぞれ同じ容量のものと
なる。このようなことから、本発明構成例のように、従
来の構成よりもメモリ回路を一つ節約することで、コス
トを下げることが可能となる。ただし、本発明の実際の
構成では、二画面表示にしたときも、また二画面表示を
やめて例えば第一映像のみを表示するようにしたとき
も、読み出し側クロック(32MHz)の周波数を変え
ないように、書き込み側のクロック(二画面表示のとき
は8MHz、二画面表示しないときは6MHzとなる)
を、二画面表示のときのみ従来の1/2(したがって本
発明の構成に係るサンプリングクロックは従来構成のサ
ンプリングクロックの4倍である)にして構成してお
り、その意味では第二映像用のメモリ回路26は従来の
メモリ回路106よりも半分とすることができる。
【0049】なお、上述の例では、二画面処理として、
図5の(C)に示したような受像機画面上を第一映像P
1と第二映像P2とで2分割する場合を挙げて説明してい
るが、前記図5の(A)に示したような受像機画面上に
主として第一映像P1を表示し、この第一映像P1内に第
二映像P2を小さく表示する手法や、図5の(B)に示
したような受像機画面上に主として第一映像P1を表示
し、この第一映像P1外に第二映像P2を小さく表示する
手法、その他の各種手法にも本発明は適用可能であるこ
とは言うまでもない。また、上述の例では、倍速処理を
フィールド倍速処理としているが、前記ライン倍速処理
やその他の倍速処理とすることも可能である。したがっ
て、これら各二画面処理と倍速処理の組み合わせも、他
の組み合わせとすることができ、これら他の組み合わせ
でも上述同様の効果を得ることが可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明の映像信号処理回路によれば、第
一、第二のアナログ映像信号をそれぞれアナログ/ディ
ジタル変換する第一、第二のアナログ/ディジタル変換
手段と、これらアナログ/ディジタル変換された第一、
第二のディジタル映像信号をそれぞれ倍速信号に変換す
る第一、第二のメモリ手段とを有し、第一、第二のメモ
リ手段の読み出しを制御することで、画面上で圧縮表示
するための時間軸圧縮処理を行うようにすることによ
り、二画面処理と倍速処理の両方の機能を持つ映像信号
処理回路において、映像信号がアナログ/ディジタル変
換手段とディジタル/アナログ変換手段を通過する際の
画質劣化を最小限に止めることができ、また、メモリ手
段を有効に用いて、アナログ/ディジタル変換手段、デ
ィジタル/アナログ変換手段、メモリ手段等の節約も可
能とし、コストを抑えることを実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理回路が適用されるテレビ
ジョン受像機の全体構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の映像信号処理回路である二画面処理・
倍速処理回路の具体的構成を示すブロック回路図であ
る。
【図3】本発明に係わる二画面処理と倍速処理の動作を
説明するための図である。
【図4】図3の一部を拡大する図である。
【図5】二画面処理の画面上の形式例を説明するための
図である。
【図6】二画面処理の一例として受像機画面上を第一映
像と第二映像とで2分割する従来の映像信号処理回路の
構成例を示すブロック回路図である。
【図7】二画面処理の一例として受像機画面上を第一映
像と第二映像とで2分割する従来の映像信号処理回路の
動作を説明するための図である。
【図8】倍速処理の一例としてフィールド倍速処理を行
う従来の映像信号処理回路の構成例を示すブロック回路
図である。
【図9】倍速処理の一例としてフィールド倍速処理を行
う従来の映像信号処理回路の動作を説明するための図で
ある。
【図10】二画面処理と倍速処理の両方を実現する従来
の映像信号処理回路の構成例を示すブロック回路図であ
る。
【符号の説明】 7 二画面処理・倍速処理回路 23,24 アナログ/ディジタル変換器 25,26 メモリ回路 27 ディジタル加算器 28 ディジタル/アナログ変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のアナログ映像信号を第一のディジ
    タル映像信号に変換する第一のアナログ/ディジタル変
    換手段と、 上記第一のディジタル映像信号を倍速信号に変換する第
    一のメモリ手段と、 第二のアナログ映像信号を第二のディジタル映像信号に
    変換する第二のアナログ/ディジタル変換手段と、 上記第二のディジタル映像信号を倍速信号に変換する第
    二のメモリ手段とを有し、 上記第一、第二のメモリ手段の読み出しを制御すること
    で、画面上で圧縮表示するための時間軸圧縮処理を行う
    ことを特徴とする映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 上記第一、第二のメモリ手段の出力を合
    成する合成手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の映像信号処理回路。
  3. 【請求項3】 上記第一のメモリ手段は、水平走査周波
    数を倍にして上記第一のディジタル映像信号を倍速信号
    に変換することを特徴とする請求項1記載の映像信号処
    理回路。
  4. 【請求項4】 上記第一のメモリ手段は、垂直走査周波
    数を倍にして上記第一のディジタル映像信号を倍速信号
    に変換することを特徴とする請求項1記載の映像信号処
    理回路。
  5. 【請求項5】 上記第一のディジタル映像信号と第二の
    ディジタル映像信号の片方若しくは両方に対して時間軸
    圧縮処理を行うことを特徴とする請求項1記載の映像信
    号処理回路。
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