JPH09200235A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH09200235A
JPH09200235A JP8005124A JP512496A JPH09200235A JP H09200235 A JPH09200235 A JP H09200235A JP 8005124 A JP8005124 A JP 8005124A JP 512496 A JP512496 A JP 512496A JP H09200235 A JPH09200235 A JP H09200235A
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洋一 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関連性のある情報を異なる通信チャネルを用
いて送信する場合、それぞれの通信チャネルの通信帯域
量を同時に制御することが可能な通信システムを提供す
ることである。 【解決手段】 通信チャネル監視部13は、周期的に一
般ノード2が使用する通信チャネルの使用状況を監視す
る。一般ノードチャネル構成情報退避部12は、各一般
ノード2が使用する通信チャネルの優先度情報と他の通
信チャネルの連動性を示す情報を退避する。帯域管理パ
ケット作成部14は、通信チャネルの使用状況と、優先
度情報と、連動性を示す情報とに基づいて、周期的に各
一般ノード2に割り当てる通信帯域を決定し、帯域管理
パケットを作成しすべての一般ノード2に同報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、割り当てた通信帯
域を動的に変更できる通信システムに関し、より特定的
には、異なる通信チャネルを使用して送信されるそれぞ
れのデータが関連性を有していた場合、当該関連性を考
慮に入れて通信帯域を動的に変更できる通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に通信システムには、この通信シ
ステムの通信状況を管理する管理ノードと、この通信シ
ステムに存在する他の一般ノードとデータ通信を実行す
る一般ノードとが存在する。ここで、各一般ノードが、
それぞれの通信能力を管理ノードに通知する機能と、管
理ノードから通知される管理パケットに含まれる通信帯
域情報に基づくデータ通信を実行する機能とを有してお
り、また、管理ノードが、各一般ノードの通信能力およ
び通信システム内の通信状態に基づき各一般ノードの通
信帯域を算出する機能と、各一般ノードに算出結果を同
報する機能とを有していれば、複数の一般ノードが同一
の通信システムを共有する場合において通信帯域を割り
当てを動的に制御することが可能である。
【0003】例えば、「特開平05−153154」号
公報に記載されたチャネル帯域管理処理方式では、以下
に記すようにして通信チャネルに割り当てる帯域を動的
に制御している。通信システムは、通信チャネル毎に使
用していた通信帯域量を監視する監視機能とこの通信チ
ャネルの通信帯域量を制御する制御機能とを備えてい
る。監視機能は、通信チャネルに割り当て可能な通信帯
域量が存在する場合、この通信チャネルに現在割り当て
られている通信帯域量が所定使用率以上使用されている
か否かを判断する。制御機能は、この通信チャネルが所
定使用率以上の通信帯域量を使用していれば、所定帯域
量を新たに割り当てるようにしていた。
【0004】ところで、いわゆるTV会議システムにお
いては、「特開平02−192387」号公報に記載さ
れたものがある。この公報に記載されたTV会議システ
ムでは、予め会議に出席する各出席者に発言要求用スイ
ッチを割り当てておき、会議中に発言する出席者はこの
発言要求スイッチを操作する。この操作に応じて、TV
カメラが発言者の映像を入力可能なように移動し、入力
した映像をこの会議に参加している他の局に配信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のチャネル帯域管
理処理方式では、通信チャネル毎の通信帯域量の使用率
に応じて、通信帯域量を増加させるか否かを判断してい
る。しかしながら、それぞれ独立した通信チャネルを用
いて関連性のあるデータを送信する場合(例えば、画像
情報と音声情報など)においては、これらの通信チャネ
ルに割り当てる通信帯域を同時に制御することができな
いため、一方の通信チャネルについては通信帯域を増加
させることができるが、他方については通信帯域を増加
させることができないという問題点があった。
【0006】また、上記のようなTV会議システムは、
発言者による発言要求スイッチの操作を必須要件として
いる。そのため、発言者による発言要求スイッチの操作
のタイミングによっては、音声データは配信されるが映
像データを所望するタイミングで他の局に配信すること
ができないという問題点があった。
【0007】それゆえに、本発明の目的は、関連性のあ
る情報を異なる通信チャネルを用いて送信する場合、そ
れぞれの通信チャネルの通信帯域量を同時に制御するこ
とが可能な通信システムを提供することである。本発明
の他の目的は、音声データと映像データとを同じタイミ
ングで他の局に配信することが可能な通信システムを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】以下に
は上記目的を達成するための本発明の構成を示すが、後
述する発明の実施形態との対応関係を明確にするため
に、本発明で採用される各構成要素には、対応する部分
の参照番号を付しておく。ただし、この参照番号は、あ
くまでも理解を容易にするためおよび参考のために付さ
れるのであって、本発明の特許請求の範囲を限定的に解
釈するものではないことを予め指摘しておく。
【0009】第1の発明は、単一の管理ノードと複数の
一般ノードとが伝送路を介して接続されている通信シス
テムにおいて、各一般ノードは、当該一般ノードが送信
データを伝送するために使用する通信チャネル数情報
と、当該通信チャネルの優先度情報と、当該通信チャネ
ル間の連動性の有無情報とを退避する情報退避手段と、
第1退避手段に退避した各情報を管理ノードに通知する
情報通知手段とを備え、管理ノードは、各一般ノードか
ら通知された情報を受信し退避する管理ノード退避手段
と、各一般ノードが通信チャネルを用いて送信データを
送信しているか否かを監視し、さらに当該監視の結果を
退避する監視手段と、管理ノード退避手段に退避されて
いる通信チャネルの優先度情報と、通信チャネル間の連
動性の有無情報と、監視手段の監視結果とに基づいて、
各一般ノードに対して割り当てる通信帯域を一定周期毎
に決定し、さらに決定した通信帯域を含む帯域管理パケ
ットを作成しすべての一般ノードに通知するパケット作
成/通知手段とを備え、各一般ノードは、さらに帯域管
理パケットに含まれる自ノードの通信帯域を退避する帯
域退避手段と、帯域退避手段が退避した通信帯域を送信
データの伝送のために使用する通信チャネルに割り当て
る割当手段とを備える。上記の構成を有する通信システ
ムは、通信チャネル毎の通信帯域量の使用状況に応じて
一般ノードに割り当てる通信帯域を増加させている。こ
のとき、一般ノードは、通信チャネル間の関連性の有無
情報を予め管理ノードに通知するようにしているので、
それぞれ独立した通信チャネルを用いて関連性のあるデ
ータを送信する場合であっても、これらの通信チャネル
に割り当てる通信帯域を同時に増加させることができ
る。
【0010】第2の発明は、送信データが映像データお
よび当該映像データに関連ある音声データであったと
き、情報退避手段は、映像データおよび音声データを送
信するために用いる通信チャネルの優先度情報と、当該
通信チャネル間に連動性をもたせた有無情報とを退避
し、パケット作成/通知手段は、通信チャネル監視手段
の監視結果によって音声データを送信するために用いる
通信チャネルが使用されていると判断した場合には、映
像データおよび音声データを送信するために用いる通信
チャネル間の連動性を考慮して通信帯域を決定し、通信
チャネル監視手段の監視結果によって音声データを送信
するために用いる通信チャネルが使用されていないと判
断した場合には、映像データおよび音声データを送信す
るために用いる通信チャネル間の連動性を考慮せずに通
信帯域を決定することを特徴とする。上記の構成によ
り、一般ノードが音声データを送信するために用いる通
信チャネルを実際に使用せずに映像データを送信してい
た場合には、この一般ノードに通信帯域を割り当てる優
先度を低くし、一般ノードが音声データおよび映像デー
タを送信するために用いる通信チャネルをそれぞれ使用
していた場合には、この一般ノードに通信帯域を割り当
てる優先度を高くすることが可能となる。これによっ
て、TV会議システムなどにおいては、発言中(音声チ
ャネル使用中)の会議参加者の映像データを送信するた
めに用いる通信チャネルに多くの通信帯域を割り当てる
ことにより、この映像データを高解像度で送信すること
が可能となる。さらに、これらを送信するために用いる
通信チャネルには連動性が設定されているため、音声デ
ータと映像データとをほぼ同じタイミングで送信するこ
とが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る通信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、通信システムには、管理ノード1と、複数の一般ノ
ード2(図示は2つ)とが伝送路を介して接続されてい
る。
【0013】管理ノード1は、管理ノード送受信ユニッ
ト11と、通信ノードチャネル構成情報退避部12と、
通信チャネル監視部13と、帯域管理パケット作成部1
4と、帯域管理パケット通知部15とを備える。以下、
管理ノード1の構成について説明する。管理ノード送受
信ユニット11は、この通信システム立ち上げ時にすべ
ての一般ノード2から送信されてくる帯域要求パケット
(詳細は後述)を受信する。または、管理ノード1内部
で作成された帯域管理パケット(詳細は後述)をすべて
の一般ノード2に同報する。一般ノードチャネル構成情
報退避部12は、管理ノード送受信ユニット11が受信
したすべての帯域要求パケットを退避させる。通信チャ
ネル監視部13は、常時一般ノード2が使用している通
信チャネルを監視する。ここで、各一般ノード2は、後
述する方法により割り当てられた通信帯域に対して通信
チャネルを割り当てて、この通信チャネルを用いて送信
データを他の一般ノードに送信する。このとき、送信デ
ータを含む送信データパケットには、この送信データパ
ケット送信のために使用されている通信チャネルの情報
(以下、通信チャネル情報と称する)が含まれている。
通信チャネル監視部13では、通信チャネルを監視しこ
のチャネル情報を抽出し退避させる。帯域管理パケット
作成部14は、通信ノードチャネル構成情報退避部12
に退避されている各帯域要求パケットと通信チャネル監
視部13に退避されているチャネル情報とに基づいて、
各一般ノード2の通信帯域を算出する。帯域管理パケッ
ト作成部14は、すべての一般ノードの通信帯域を算出
すると、これらを一括的に含む帯域管理パケットを作成
する。帯域管理パケット作成部14は、内部に一定周期
を計時するタイマを有しており、この一定周期毎に帯域
管理パケットを作成する処理に移行する。この作成され
た帯域管理パケットは、帯域管理パケット通知部15に
出力される。帯域管理パケット通知部15は、帯域管理
パケットを管理ノード送受信ユニット11を介して、す
べての一般ノード2に同報する。
【0014】各一般ノード2は、自ノードチャネル構成
退避部22と、自ノードチャネル構成情報通知部23
と、自ノードチャネル帯域退避部24と、チャネル生成
部25と、一般ノード送受信ユニット26とを備える。
自ノードチャネル構成退避部22は、各一般ノード2で
使用する総チャネル数情報、通信チャネル毎の優先度情
報、チャネル毎の連動チャネル情報を退避する。ここ
で、総チャネル数情報とは、以後の送信データパケット
の送信においてそれぞれの一般ノード2が必要とする通
信チャネルの総数である。優先度情報とは、一般ノード
2が必要とする通信チャネルの優先度である。より具体
的には、優先度情報とは、通信チャネルを用いて伝送さ
れる送信データパケットが必要とする通信帯域を規定す
る情報である。連動チャネル情報とは、一般ノード2が
設定した通信チャネルにおいて、それぞれ異なる通信チ
ャネルを用いて伝送される送信データパケット間に関連
性があるか否かを示す情報である。例えば、TV会議シ
ステムなどにおいて、動画像を伝送する場合の映像デー
タと音声データとは、それぞれ異なる通信チャネルを用
いて伝送されるが、映像データと音声データとは、互い
に関連性を有するデータである。このような関連性を示
す情報を連動チャネル情報という。自ノードチャネル構
成情報通知部23は、自ノードチャネル構成退避部22
に退避した上記の情報に基づいて、自ノードチャネル構
成情報を含む通信要求パケット(図2参照)を作成す
る。この通信要求パケットは、通信システム立ち上げ時
にのみ作成される。
【0015】ここで、帯域要求パケットについて説明す
る。図2は、自ノードチャネル構成退避部22に退避さ
れる情報の内容例を示す図である。図2において、自ノ
ードチャネル構成退避部22には、一般ノード2が以後
の送信データパケットの送信において必要となる総チャ
ネル情報、優先度情報および連動チャネル情報を管理ノ
ード1に通知するために通信チャネルの識別子Cと優先
度情報P(C)とが関連付けられて格納されている。図
2に示す内容例において、一般ノード2の識別子として
N1を有する一般ノード2は、通信チャネルの識別子C
としてC11とC12とを設定する。さらに一般ノード
2は、C11に対応する優先度情報P(C)として
「1」を。C12に対応する優先度情報P(C)として
「P(C11)+1」を設定する。ここで、C12に対
応する優先度情報P(C)には、通信チャネルC11と
の連動チャネル情報を示すために「P(C11)」とい
う項が加算されている。
【0016】再度、図1を参照し、一般ノード2につい
て説明する。一般ノード送受信ユニット24は、作成さ
れた帯域要求パケットを管理ノード1に対して送信す
る。または、管理ノード1から送信されてくる帯域管理
パケットを受信し、自ノードチャネル帯域退避部25に
出力する。さらに、送信データ21を含む送信データパ
ケットを他の通信ノードに対して送信する。自ノードチ
ャネル帯域退避部25は、入力した帯域管理パケットに
含まれている自ノードに関する通信帯域を、次の周期に
自ノードが使用可能な通信帯域として退避する。チャネ
ル生成部26は、帯域管理パケットに基づいて、次の周
期に自ノード使用可能な通信帯域を通信チャネルに割り
当て送信データ21を含む送信データパケットを生成す
る。
【0017】図3は、一般ノードチャネル構成情報退避
部12に退避される情報の内容例を示す図である。一般
ノードチャネル構成退避部12には、各一般ノード2か
ら送信されてくる情報(図2参照)が退避される。図3
においては、識別子N1およびN2を有する一般ノード
2から送信されてきたそれぞれの情報が格納されてい
る。
【0018】図4は、通信チャネル監視部13が通信チ
ャネルの使用状況を監視し、その監視結果を退避した情
報の内容例を示す図である。図4においては、通信チャ
ネル監視部13の監視の結果、チャネルC11と、C1
2と、C21とが実際に使用されている。
【0019】図5は、帯域管理パケット作成部14が作
成する帯域管理パケットの内容例を示す図である。帯域
管理パケットは、各一般ノード2の識別子と、各一般ノ
ード2に割り当てられた通信帯域の占有率とを含む。図
5に示す帯域管理パケットは、図4に示す情報に基づい
て作成されたものである。図4におけるチャネルC1
1、C12およびC21の優先度P(C)は、それぞれ
「1」、「P(C11)+1」および「1」である。し
たがって、識別子N1およびN2を有する一般ノードに
割り当てられる通信帯域は、優先度を比例配分されたも
のである。そのため、識別子N1を有する一般ノードに
は、{P(C11)+P(C12)}/{P(C11)
+P(C12)+P(C21)+P(C22)}=0.
75が割り当てられ、識別子N2を有する一般ノードに
は、{P(C21)+P(C22)}/{P(C11)
+P(C12)+P(C21)+P(C22)}=0.
25が割り当てられる。ここで、識別子N2を有する一
般ノード2は、通信チャネルC22を使用していないた
め、上記した2つの式におけるP(C22)=「0」で
ある。またP(C11)=1、P(C12)=P(C1
1)+1=2、P(C21)=1、P(C22)=0で
ある。
【0020】図6は、本通信システムにおける帯域制御
の手順を示すフローチャートである。図7は、図6に示
す「帯域管理パケット(ステップS66)の作成」の詳
細な手順を示すフローチャートである。
【0021】以下、図1〜図7を参照して本通信システ
ムの動作を説明する。
【0022】まず最初に、本通信システムのシステムリ
セットを実行し(ステップS61)、管理ノード1と各
一般ノード2とを起動させる。このとき、管理ノード1
は、予め設定されている通信帯域を各一般ノード2に割
り当てる。この通信帯域は、各一般ノード2が次のステ
ップS62において帯域要求パケットを送信可能にする
ためである。
【0023】システムリセットに応じて起動した各一般
ノード2において、自ノードチャネル構成情報通知部2
3は、自ノードチャネル構成退避部22により退避した
情報(図2参照)に基づいて帯域要求パケットを作成す
る。一般ノード送受信ユニット24は、この帯域要求パ
ケットを管理ノード1へ送信する。これによって、自ノ
ードチャネル構成情報が管理ノード1へ通知される(ス
テップS62)。
【0024】管理ノード送受信ユニット11は、すべて
の一般ノード2から受信した帯域要求パケットを一般ノ
ードチャネル構成情報退避部12へと出力する。一般ノ
ードチャネル構成情報退避部12は、すべての帯域要求
パケットを退避する(ステップS63)。例えば、通信
システムには一般ノード2が2つ存在しており、そのい
ずれか一方に識別子N1が付与されており、いずれか他
方に識別子N2が付与されているとする。識別子N1を
付与された一般ノード2は、図2に示す帯域要求パケッ
トをステップS62での処理で管理ノード1に通知し、
識別子N2を付与された一般ノード2は、図2に示すも
のと同様に、チャネルC21とC22とにそれぞれ優先
度「1」と「P(C21)+1」とが含まれた帯域要求
パケットをステップS62での処理で管理ノード1に通
知した場合、一般ノードチャネル構成情報退避部12は
図3に示すような情報を退避することとなる。
【0025】管理ノード1は、ステップS66での処理
に移行し、帯域管理パケットを作成する(ステップS6
6)。帯域管理パケット作成部14は、第1回目の「帯
域管理パケットの作成」においては、一般ノードチャネ
ル構成退避部12に退避された情報(図3参照)のみに
基づいて帯域管理パケットを作成する。このとき、帯域
管理パケット作成部14は、図3に示す優先度情報P
(C)の数値に基づいて通信帯域を比例配分する。管理
ノード1は、次式(1)により帯域占有率「0.5」を
識別子N1を有する一般ノード2に割り当てる。 {1+P(C11)+1}/{1+(P(C11)+1)+1+(P(C21) +1)}=0.5…(1) 管理ノード1の帯域管理パケット作成部14は、次式
(2)により帯域占有率「0.5」を識別子N2を有す
る一般ノード2に割り当てる。 {1+P(C21)+1}/{1+(P(C11)+1)+1+(P(C21) +1)}=0.5…(2) 帯域管理パケット作成部14は、上式(1)および
(2)のような演算を実行し、この演算結果に基づく帯
域管理パケットを作成し、帯域管理パケット通知部15
に出力する。帯域管理パケット通知部15は、帯域管理
パケットを管理ノード送受信ユニット11を介して、す
べての一般ノード2に同報する。
【0026】この帯域管理パケットは、すべての一般ノ
ード2の一般ノード送受信ユニット26によって受信さ
れる。一般ノード送受信ユニット26は、自ノードチャ
ネル帯域退避部24に帯域管理パケットを出力する。自
ノードチャネル帯域退避部24は、帯域管理パケットに
含まれている自ノードの通信帯域の占有率を退避する
(ステップS68)。これに応じて、チャネル生成部2
5は、他の一般ノード2に送信する送信データ21を含
む送信データパケットを作成し、通信帯域の占有率に基
づく通信チャネルを割り当て一般ノード送受信ユニット
26に出力する。この送信データパケットは、一般ノー
ド送受信ユニット26から他の一般ノード2に送信され
る(ステップS69)。なお、上述したように、この送
信データパケットには、通信チャネルCを示す通信チャ
ネル情報が格納されている。
【0027】一般ノード2から送信データパケットが送
信され始めると、管理ノード1は、通信システムを停止
させるか否かを図1では図示しない判断部によって判断
する(ステップS70)。この判断部が通信システムを
停止させないと判断すると、ステップS64での処理に
移行する。通信チャネル監視部13は、管理ノード送受
信ユニット11を介して伝送路上を伝送する送信データ
パケットから通信チャネル情報を抽出し退避させる。例
えば、識別子N1を有する一般ノード2は、通信チャネ
ルC11とC12を用いて送信データパケットを送信
し、識別子N2を有する一般ノード2は、通信チャネル
C21を用いて送信データパケットを送信しているとす
ると、通信チャネル監視部13には、図4に示すような
通信チャネル情報が退避される。
【0028】帯域管理パケット作成部14は、内部のタ
イマによって所定周期が経過したか否かを判断する(ス
テップS65)。このとき、所定周期が経過していない
ときには、ステップS70での処理に移行する。管理ノ
ード1は、通信システムを停止させるか否かを図1では
図示しない判断部によって判断する(ステップS7
0)。この判断部が通信システムを停止させないと判断
すると、ステップS64での処理に移行する。一方、所
定周期が経過した場合、ステップS66での処理に移行
する。
【0029】帯域管理パケット作成部14は、第2回目
以降の帯域管理パケットを作成するとき、図7に示す手
順により帯域管理パケットを作成する。以下、図7を参
照して、帯域管理パケットの作成手順について説明す
る。
【0030】帯域管理パケット作成部14は、通信ノー
ドチャネル構成情報退避部12に退避されている一般ノ
ード2の識別子に基づいて一般ノード2を指定する(ス
テップS71)。帯域管理パケット作成部14は、この
指定された一般ノード2の識別子が通信チャネル監視部
13に退避されているか否かを検索する。帯域管理パケ
ット作成部14は、この検索において一般ノード2の識
別子が退避されていれば、この一般ノード2は通信チャ
ネルを使用していると判断し、ステップS73での処理
に移行する。一方、一般ノード2の識別子が退避されて
いなければ、この一般ノード2は通信チャネルを使用し
ていないと判断し、ステップS81での処理に移行す
る。帯域管理パケット作成部14は、この一般ノード2
が通信チャネルを使用していないと判断したときには、
この一般ノード2に対して予め定められている必要最低
限の通信帯域のみを割り当てるために一般ノードの優先
度係数としてデフォールト値を設定する(ステップS8
1)。
【0031】帯域管理パケット作成部14は、ステップ
S73での処理において、通信チャネル監視部13に退
避された通信チャネル情報に基づいて通信チャネルを指
定し(ステップS73)、この通信チャネルに連動チャ
ネル情報が設定されているか否かを通信ノードチャネル
構成情報退避部12を参照して判断する(ステップS7
4)。このとき、帯域管理パケット作成部14は、指定
した通信チャネルに連動チャネル情報が設定されていな
い場合、この通信チャネルを優先度情報をこの通信チャ
ネルの優先度係数としてステップS77(後述)での処
理に移行する。一方、帯域管理パケット作成部14は、
指定した通信チャネルに連動チャネル情報が設定されて
いればステップS75での処理に移行する。
【0032】帯域管理パケット作成部14は、指定した
通信チャネルに連動する通信チャネルが現在使用されて
いるか否かを通信チャネル監視部13を参照して判断す
る(ステップS75)。このとき、帯域管理パケット作
成部14は、指定した通信チャネルに連動する通信チャ
ネルが現在使用されていない場合、この通信チャネルを
優先度情報をこの通信チャネルの優先度係数としてステ
ップS77(後述)での処理に移行する。一方、帯域管
理パケット作成部14は、指定した通信チャネルに連動
する通信チャネルが現在使用されていればステップS7
6での処理に移行する。
【0033】帯域管理パケット作成部14は、指定した
通信チャネルの優先度情報に連動チャネルの優先度情報
を加算し(ステップS77)、この加算結果を通信チャ
ネルの優先度係数として内部に退避させる。
【0034】次に、帯域管理パケット作成部14は、前
回の加算した一般ノード2の優先度係数にステップS7
7での処理で得られた優先度係数を加算する(ステップ
S77)。
【0035】帯域管理パケット作成部14は、ステップ
S77での処理が終了すると、ステップS71での処理
で指定した一般ノード2の全通信チャネルについてステ
ップS73〜ステップS77の処理を実行したか否かを
判断する(ステップS78)。このとき、全通信チャネ
ルについて上記の処理を実行していなければ、新たにス
テップS73〜ステップS77までの処理を実行する。
一方、全通信チャネルについて上記の処理を実行してい
れば、ステップS77での処理で得られた加算結果を一
般ノード2の優先度係数として内部に退避させ、ステッ
プS79での処理に移行する。
【0036】帯域管理パケット作成部14は、ステップ
S78での処理が終了すると、すべての一般ノード2に
ついてステップS71〜ステップS78の処理を実行し
たか否かを判断する(ステップS79)。このとき、す
べての一般ノード2について上記の処理を実行していな
ければ、新たにステップS71〜ステップS78までの
処理を実行する。一方、すべての一般ノード2について
上記の処理を実行していればステップS80での処理に
移行する。
【0037】帯域管理パケット作成部14は、内部に退
避されたすべての一般ノード2の優先度係数に基づい
て、各一般ノード2に通信帯域を比例配分し帯域管理パ
ケット(図5参照)を作成し(ステップS80)、帯域
管理パケット通知部15に出力する。
【0038】再度、図6を参照して本通信システムにつ
いて説明する。帯域管理パケット作成部14は、ステッ
プS66での処理において作成した帯域管理パケットを
帯域管理パケット通知部15に出力する。帯域管理パケ
ットを管理ノード送受信ユニット11を介して、すべて
の一般ノード2に同報する(ステップS67)。この帯
域管理パケットは、すべての一般ノード2の一般ノード
送受信ユニット26によって受信される。一般ノード送
受信ユニット26は、自ノードチャネル帯域退避部24
に帯域管理パケットを出力する。自ノードチャネル帯域
退避部24は、帯域管理パケットに含まれている自ノー
ドに割り当てられた通信帯域情報を退避する(ステップ
S68)。これに応じて、チャネル生成部25は、他の
一般ノード2に送信する送信データ21を含む送信デー
タパケットを作成し、これに自ノードチャネル帯域退避
部24に退避されている通信帯域情報に基づく通信チャ
ネルを割り当て一般ノード送受信ユニット26に出力す
る。この送信データパケットは、一般ノード送受信ユニ
ット26から他の一般ノード2に送信される(ステップ
S69)。
【0039】一般ノード2から送信データパケットが送
信され始めると、管理ノード1は、通信システムを停止
させるか否かを図1では図示しない判断部によって判断
する(ステップS70)。この判断部が通信システムを
停止させないと判断すると、ステップS64での処理に
移行する。以降、本通信システムにおいては、ステップ
S64〜ステップS70での処理を繰り返し実行し、ス
テップS70での処理において、判断部が通信システム
を停止させると判断すると本通信システムにおける通信
は終了する。
【0040】上述したように、本通信システムにおいて
は、一定周期毎に通信チャネルの使用状況を監視し、前
回割り当てた通信帯域を一般ノードが使用していない場
合には、この一般ノードには最低限必要な通信帯域(デ
フォールト値)を割り当て、残余の通信帯域を通信チャ
ネルを使用している一般ノードに割り当て通信帯域を動
的に変更する。
【0041】なお、上記の実施例においては、連動チャ
ネル情報は同一の一般ノード2で用いられる2つの通信
チャネル間に設定したが、ある一般ノード2で用いられ
る通信チャネルと他の一般ノード2で用いられる通信チ
ャネルとの間に設定しても良いし、3つ以上の通信チャ
ネル間に設定しても良い。また、それぞれの一般ノード
2が連動チャネルを設定するようにしていたが、管理ノ
ード1が一括的に設定しても良い。また、上記の実施例
においては、通信チャネルの優先度情報として単純に他
の通信チャネルの優先度情報を加算したが、加算以外の
任意の関係式を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】自ノードチャネル構成退避部22に退避される
情報の内容例を示す図である。
【図3】一般ノードチャネル構成情報退避部12に退避
される情報の内容例を示す図である。
【図4】通信チャネル監視部13が通信チャネルの使用
状況を監視し、その監視結果を退避した情報の内容例を
示す図である。
【図5】帯域管理パケット作成部14が作成する帯域管
理パケットの内容例を示す図である。
【図6】本通信システムにおける帯域制御の手順を示す
フローチャートである。
【図7】図6に示す「帯域管理パケット(ステップS6
6)の作成」の詳細な手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…管理ノード 11…管理ノード送受信ユニット 12…一般ノードチャネル構成情報退避部 13…通信チャネル監視部 14…帯域管理パケット作成部 15…帯域管理パケット通知部 2…一般ノード 21…送信データ 22…自ノードチャネル構成退避部 23…自ノードチャネル構成情報通知部 24…自ノードチャネル帯域退避部 25…チャネル生成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の管理ノードと複数の一般ノードと
    が伝送路を介して接続されている通信システムにおい
    て、 各前記一般ノードは、 当該一般ノードが送信データを伝送するために使用する
    通信チャネル数情報と、当該通信チャネルの優先度情報
    と、当該通信チャネル間の連動性の有無情報とを退避す
    る情報退避手段と、 前記第1退避手段に退避した各情報を前記管理ノードに
    通知する情報通知手段とを備え、 前記管理ノードは、 各前記一般ノードから通知された情報を受信し退避する
    管理ノード退避手段と、 各前記一般ノードが通信チャネルを用いて送信データを
    送信しているか否かを監視し、さらに当該監視の結果を
    退避する監視手段と、 前記管理ノード退避手段に退避されている通信チャネル
    の優先度情報と、通信チャネル間の連動性の有無情報
    と、前記監視手段の監視結果とに基づいて、各前記一般
    ノードに対して割り当てる通信帯域を一定周期毎に決定
    し、さらに決定した通信帯域を含む帯域管理パケットを
    作成しすべての一般ノードに通知するパケット作成/通
    知手段とを備え、 各前記一般ノードは、さらに前記帯域管理パケットに含
    まれる自ノードの通信帯域を退避する帯域退避手段と、 前記帯域退避手段が退避した通信帯域を送信データの伝
    送のために使用する通信チャネルに割り当てる割当手段
    とを備える、通信システム。
  2. 【請求項2】 前記送信データが映像データおよび当該
    映像データに関連ある音声データであったとき、 前記情報退避手段は、前記映像データおよび前記音声デ
    ータを送信するために用いる通信チャネルの優先度情報
    と、当該通信チャネル間に連動性をもたせた有無情報と
    を退避し、 前記パケット作成/通知手段は、 前記通信チャネル監視手段の監視結果によって前記音声
    データを送信するために用いる通信チャネルが使用され
    ていると判断した場合には、前記映像データおよび前記
    音声データを送信するために用いる通信チャネル間の連
    動性を考慮して通信帯域を決定し、 前記通信チャネル監視手段の監視結果によって前記音声
    データを送信するために用いる通信チャネルが使用され
    ていないと判断した場合には、前記映像データおよび前
    記音声データを送信するために用いる通信チャネル間の
    連動性を考慮せずに通信帯域を決定することを特徴とす
    る、請求項1に記載の通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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