JPH0919849A - 工作機械用工具交換時期検出方法 - Google Patents

工作機械用工具交換時期検出方法

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JPH0919849A
JPH0919849A JP16672995A JP16672995A JPH0919849A JP H0919849 A JPH0919849 A JP H0919849A JP 16672995 A JP16672995 A JP 16672995A JP 16672995 A JP16672995 A JP 16672995A JP H0919849 A JPH0919849 A JP H0919849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface roughness
tool
difference
finishing
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP16672995A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kojima
幹男 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP16672995A priority Critical patent/JPH0919849A/ja
Publication of JPH0919849A publication Critical patent/JPH0919849A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】適切な工具交換時期を検出することを可能にす
る工作機械用工具交換時期検出方法を目的とする。 【構成】工具を交換したとき、第1の仕上げ加工を実行
し、表面粗さ測定器を使用して、第1の仕上げ加工品の
表面粗さを測定して、その測定結果を記憶しておき、予
め定められた期間工具を使用した後、第1の仕上げ加工
と同一の第2の仕上げ加工を実行し、表面粗さ測定器を
使用して、第2の仕上げ加工品の表面粗さを測定し、第
2の仕上げ加工品の表面粗さを、さきに記憶されている
第1の仕上げ加工品の表面粗さと比較して、現在の表面
粗さと工具交換当初の表面粗さとの差を演算し、その差
が、予め定められた値より小さいときは、第2の仕上げ
加工工程と表面粗さ測定器を使用して第2の仕上げ加工
品の表面粗さを測定する工程と第2の仕上げ加工品の表
面粗さをさきに記憶されている第1の仕上げ加工品の表
面粗さと比較する工程とを繰り返し実行し、現在の表面
粗さと工具交換当初の表面粗さとの差が予め定められた
値より大きくなったとき、工具交換時期が到来したと判
定する工作機械用工具交換時期検出方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械用工具交
換時期検出方法に関する。特に、早過ぎも遅過ぎもしな
い、最も適切な工具交換時期を検出することを可能にす
る工作機械用工具交換時期検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の工具の交換時期は、工具の摩
耗、工具の破損、仕上がり寸法の変化等によって判定さ
れることができる。そして、前2者の要素に対しては、
顕微鏡を使用して工具の刃先を検査してなすことが望ま
しく、第3の要素に対しては、仕上がり面の粗さを粗さ
標準と目視比較してなすことが望ましい。しかし、これ
らの手法は、現実に実施することが容易ではなく、ま
た、自動工程に組み込むことも容易ではないので、現実
に工作機械を使用するにあたっては、工具の使用許容実
働時間の経過をもって交換時期と判断することが一般で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】安全上の見地から、工
具の使用許容実働時間には、裕度を設けておくことが一
般である関係もあり、上記の判定方法(予め定められた
使用許容実働時間の経過をもって交換時期を判断する判
定方法)では、工具の寿命が尽きる前に工具交換が実施
されることが多いという欠点があり、また、工具の破損
の場合は、その発生が予想困難であるため、破損した工
具をそのまゝ継続して使用することになり、加工不良が
発生するという欠点があった。
【0004】このように、早過ぎも遅過ぎもしない、最
も適切な交換時期を検出する工具交換時期検出方法は、
従来知られておらず、このような工作機械用工具交換時
期検出方法の開発が望まれていた。
【0005】本発明の目的は、この要請に応えることに
あり、早過ぎも遅過ぎもしない、最も適切な交換時期を
検出することができる工作機械用工具交換時期検出方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る工作機械用工具交換時期検出方法に
おいては、仕上がり面の表面粗さを、間欠的に測定する
ことゝし、この粗さが、工具交換当初とどの程度変化し
たかを、例えば実働数千時間毎に間欠的に検査し、その
変化(現在の表面粗さの工具交換当初の表面粗さからの
変化)が、予め定められた値より大きくなったとき、工
具交換時期が到来したものと判定することゝしたもので
あり、(1)工具を交換したとき、第1の仕上げ加工を
実行し、表面粗さ測定器を使用して、第1の仕上げ加工
品の表面粗さを測定して、その測定結果を記憶してお
き、(2)予め定められた期間工具を使用し、(3)第
1の仕上げ加工と同一の第2の仕上げ加工を実行し、表
面粗さ測定器を使用して、第2の仕上げ加工品の表面粗
さを測定し、(4)第2の仕上げ加工品の表面粗さを、
さきに記憶されている第1の仕上げ加工品の表面粗さと
比較して、現在の表面粗さと工具交換当初の表面粗さと
の差を演算し、(5)その差が、予め定められた値より
小さいときは、第2の仕上げ加工工程と表面粗さ測定器
を使用して第2の仕上げ加工品の表面粗さを測定する工
程と第2の仕上げ加工品の表面粗さをさきに記憶されて
いる第1の仕上げ加工品の表面粗さと比較する工程とを
繰り返し実行し、(6)現在の表面粗さと工具交換当初
の表面粗さとの差が予め定められた値より大きくなった
とき、工具交換時期が到来したと判定する工程よりな
る。
【0007】また、検査間隔を、予め定められた一定の
期間とせず、次第に短くすることゝすれば、合理的であ
る。
【0008】なお、本発明に係る方法は、マイクロコン
ピュータを使用すると、その実施が容易であるから、演
算手段と記憶手段とを本来所有している数値制御工作機
械に利用すると、好都合である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態の1例に係る工作機械用工具交換時期検出方
法について、さらに、説明する。 図1参照 図は、本発明の実施の形態の1例に係る工作機械用工具
交換時期検出方法の各工程を示すフローチャートであ
る。
【0010】工具を交換したとき、第1の仕上げ加工を
実行し、表面粗さ測定器を使用して、第1の仕上げ加工
品の表面粗さを測定して、その測定結果を記憶しておく
(第1工程)。
【0011】予め定められた期間、例えば、実働数千時
間、前記した工具を使用する(第2工程)。
【0012】その後、第1の仕上げ加工と同一の第2の
仕上げ加工(材料の材質も材料の寸法も、仕上がり寸法
も、工程も、全く同一な加工)を実行し、表面粗さ測定
器を使用して、第2の仕上げ加工品の表面粗さを測定す
る(第3工程)。
【0013】第2の仕上げ加工品の表面粗さを、さきに
記憶されている第1の仕上げ加工品の表面粗さと比較し
て、その差(現在の表面粗さと工具交換当初の表面粗さ
との差)を求める(第4工程)。
【0014】その差(現在の表面粗さと工具交換当初の
表面粗さとの差)を、予め定められた値と比較し、越え
ていなければ、第2工程に戻る(第5工程)。そして、
第2工程・第3工程・第4工程・第5工程を繰り返し実
行する。
【0015】もし、現在の表面粗さと工具交換当初の表
面粗さとの差が、予め定められた値より大きくなったと
きは、工具交換時期が到来したものと判定する(第6工
程)。
【0016】以上の工程においては、仕上がり表面粗さ
を現に測定し、その値を工具交換当初の値と比較し、仕
上がり表面粗さの変化が予め定められた値より大きくな
ったとき、工具交換時期が到来したと判定することゝさ
れているので、早過ぎも遅過ぎもしない、最も適切な交
換時期を検出することができる。
【0017】工具交換時期が到来しないと判定されたと
きは、その工具は、所定期間、継続して使用されること
になるが、この継続して使用される期間を、次第に短く
することは、安全上からも合理的である。
【0018】また、演算手段と記憶手段とが本来設けら
れている数値制御装置においては、上記の工程を自動的
に継続実行させることが、極めて容易である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る工作
機械用工具交換時期検出方法は、工具を交換したとき、
第1の仕上げ加工を実行し、表面粗さ測定器を使用し
て、第1の仕上げ加工品の表面粗さを測定して、その測
定結果を記憶しておき、予め定められた期間工具を使用
した後、第1の仕上げ加工と同一の第2の仕上げ加工を
実行し、表面粗さ測定器を使用して、第2の仕上げ加工
品の表面粗さを測定し、第2の仕上げ加工品の表面粗さ
を、さきに記憶されている第1の仕上げ加工品の表面粗
さと比較して、現在の表面粗さと工具交換当初の表面粗
さとの差を演算し、その差(現在の表面粗さと工具交換
当初の表面粗さとの差)が、予め定められた値より小さ
いときは、第2の仕上げ加工工程と、表面粗さ測定器を
使用して第2の仕上げ加工品の表面粗さを測定する工程
と、第2の仕上げ加工品の表面粗さをさきに記憶されて
いる第1の仕上げ加工品の表面粗さと比較する工程とを
繰り返し実行し、現在の表面粗さと工具交換当初の表面
粗さとの差が予め定められた値より大きいとき、工具交
換時期が到来したと判定する工程よりなるので、早過ぎ
も遅過ぎもしない、最も適切な工具交換時期を検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例に係る工作機械用工
具交換時期検出方法の各工程を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 第1工程 2 第2工程 3 第3工程 4 第4工程 5 第5工程 6 第6工程

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を交換したとき、第1の仕上げ加工
    を実行し、表面粗さ測定器を使用して、前記第1の仕上
    げ加工品の表面粗さを測定して、その測定結果を記憶し
    ておき、 予め定められた期間前記工具を使用した後、前記第1の
    仕上げ加工と同一の第2の仕上げ加工を実行し、表面粗
    さ測定器を使用して、前記第2の仕上げ加工品の表面粗
    さを測定し、前記第2の仕上げ加工品の表面粗さを、さ
    きに記憶されている前記第1の仕上げ加工品の表面粗さ
    と比較して、現在の表面粗さと工具交換当初の表面粗さ
    との差を演算し、その差が、予め定められた値より小さ
    いときは、前記第2の仕上げ加工工程と前記表面粗さ測
    定器を使用して前記第2の仕上げ加工品の表面粗さを測
    定する工程と前記第2の仕上げ加工品の表面粗さをさき
    に記憶されている前記第1の仕上げ加工品の表面粗さと
    比較する工程とを繰り返し実行し、現在の表面粗さと工
    具交換当初の表面粗さとの差が予め定められた値より大
    きくなったとき、工具交換時期が到来したと判定するこ
    とを特徴とする工作機械用工具交換時期検出方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の仕上げ加工品の表面粗さを測
    定した結果、工具交換時期が未だ到来していないと判定
    されたとき、前記第1の仕上げ加工と同一の仕上げ加工
    をなし表面粗さの測定をなす工程を、次第に短くされる
    時間間隔をもって繰り返し実行することを特徴とする請
    求項1記載の工作機械用工具交換時期検出方法。
JP16672995A 1995-07-03 1995-07-03 工作機械用工具交換時期検出方法 Pending JPH0919849A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16672995A JPH0919849A (ja) 1995-07-03 1995-07-03 工作機械用工具交換時期検出方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526925A (ja) * 2007-05-16 2010-08-05 クラリアント・インターナシヨナル・リミテツド 高い隠ぺい力、高められた引っかき耐性、及び洗浄容易性を有するカラー顔料着色された塗料組成物
JP2016049608A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 村田機械株式会社 工具管理装置及び工具管理方法
JP2020114615A (ja) * 2019-01-18 2020-07-30 株式会社ジェイテクト 工作機械のメンテナンス支援装置および工作機械システム

Cited By (3)

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JP2010526925A (ja) * 2007-05-16 2010-08-05 クラリアント・インターナシヨナル・リミテツド 高い隠ぺい力、高められた引っかき耐性、及び洗浄容易性を有するカラー顔料着色された塗料組成物
JP2016049608A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 村田機械株式会社 工具管理装置及び工具管理方法
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